JP6203031B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫に貯蔵される食品などの貯蔵品の劣化要因として、空気中に存在する酸素による酸化がある。そこで、食品を貯蔵する空間の酸素を低減させることで、貯蔵品の酸化を抑えて貯蔵品の鮮度を維持することができる冷蔵庫が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
このような冷蔵庫は、貯蔵室内に収納された貯蔵容器と、貯蔵容器内の酸素を減少させる減酸素装置とを備え、貯蔵容器に設けられた開口部から貯蔵品を収納した後、当該開口部を扉で閉塞した状態で減酸素装置を作動させて貯蔵容器内の酸素を減少させる。
特開2004−218924号公報 特開平9−287869号公報
上記のような冷蔵庫では、効率的に貯蔵容器内の酸素を減少させるために貯蔵容器と扉との間にシール部材を設けて貯蔵容器の密閉性が高められているが、貯蔵容器に貯蔵品を出し入れする毎に扉が開閉されることから、扉の開閉を繰り返しても安定して貯蔵容器と扉との間をシールすることが求められている。
そこで、貯蔵室内に貯蔵容器が設けられた冷蔵庫において、貯蔵容器の前面開口部を閉塞する扉の開閉を繰り返しても安定して貯蔵容器と扉との間をシールすることができ、しかも、使い勝手のよい冷蔵庫を提供することを目的とする。
本実施形態は、貯蔵室と、前記貯蔵室内に収納された前面に開口部を有する容器と、前後方向に移動可能に設けられ前記容器の開口部を閉塞する扉と、前記容器の開口部を閉塞する状態に前記扉を保持する扉保持機構と、前記扉に弾性部材を係止して前記扉を後方へ引き込み前記容器の開口部を閉塞する引き込み機構とを備え、前記扉保持機構が前記扉の保持を解除する位置より前方において前記引き込み機構が、前記扉と前記弾性部材との係止を解除する。
一実施形態に係る冷蔵庫の断面図である。 冷蔵室の要部を示す正面図である。 図2のA−A断面図である。 図2の要部拡大図である。 扉保持機構の正面図である。 図5のB−B線断面図である。 扉保持機構の動きを示す図である。 (a)はスライド容器を引き出した状態における貯蔵容器及びスライド容器の要部を拡大した側面図、(b)はその上面図、(c)は(a)のC−C断面図である。 (a)は弾性部材が扉に係止する位置における貯蔵容器及びスライド容器の要部を拡大した側面図、(b)はその上面図、(c)は(a)のD−D断面図である。 (a)はスライド容器を貯蔵容器内に収納する動作を示す貯蔵容器及びスライド容器の要部を拡大した側面図、(b)はその上面図、(c)は(a)のE−E断面図である。 (a)は扉保持機構が扉を保持する位置における貯蔵容器及びスライド容器の要部を拡大した側面図、(b)はその上面図、(c)は(a)のF−F断面図である。 扉と弾性部材との連結が解除される位置における貯蔵容器及びスライド容器の要部を拡大した側面図である。
以下、本発明の1実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る冷蔵庫10は、図1に示すように、外郭を形成する外箱と貯蔵空間を形成する内箱との間に断熱材を配設した前面に開口するキャビネット12を備える。このキャビネット12内部は、断熱仕切壁14によって上方の冷蔵空間20と下方の冷凍空間40とに区画されている。
冷蔵空間20は、冷蔵温度(例えば、2〜3℃)に冷却される空間であって、内部がさらに仕切板21によって上下に区画され、仕切板21の上方に複数段の載置棚23を設けた冷蔵室22が設けられ、仕切板21の下方に引き出し式の収納容器25を配置する野菜室24が設けられている。
冷蔵室22は、仕切板21と最下段の載置棚23とで上下に仕切られた空間が、2つの縦仕切壁26、27によって冷蔵庫幅方向に3つの空間に区画されている(図2参照)。
具体的には、縦仕切壁26が冷蔵室22の一方側壁(左側壁)に寄せて配設され、縦仕切壁27が冷蔵庫幅方向中央部付近に配設されている。冷蔵室22の一方側壁と縦仕切壁26に挟まれた空間には、製氷用水を貯水する給水タンク28が配設されている。
縦仕切壁26と縦仕切壁27に挟まれた空間には、引き出し式の収納容器29が上下2段に重ねて配設され、縦仕切壁26と縦仕切壁27の対向面に設けられたレール(不図示)によって収納容器29の側面を摺動可能に支持している。
縦仕切壁27と冷蔵室22の他側壁(右側壁)に挟まれた空間には、貯蔵容器60及び減酸素装置70が設けられている。
野菜室24の下方に配置した冷凍空間40は、冷凍温度(例えば、−18℃以下)に冷却される空間であって、比較的小容積の自動製氷機を備えた製氷室42と小型冷凍室とが左右に併設され、その下方に冷凍室46が設けられている。
冷蔵室22の開口部は、キャビネット12の一側部の上下に設けられたヒンジにより回動自在に枢支された冷蔵室扉22aにより閉塞されている。
野菜室24、製氷室42、小型冷凍室および冷凍室46の開口部は、引き出し式扉24a,42a,46aにより閉塞されている。各引き出し式扉24a,42a,46aの裏面側に固着した左右一対の支持枠には、収納容器25,43,47が保持されており、開扉動作とともに庫外に引き出されるように構成されている。
キャビネット12の背面底部には、機械室50が設けられ、冷凍サイクルを構成する圧縮機51などが載置されている。この機械室50の背面上部には、冷蔵庫10の動作を制御する不図示の制御基板が設けられている。
冷蔵空間20の背面には、蒸発器カバー16とキャビネット12の背面との間に蒸発器室18が区画形成されており、蒸発器室18の内に冷蔵用蒸発器52と蒸発器樋30と冷蔵用ファン53が配設されている。
蒸発器室18に設けられた冷蔵用蒸発器52は、蒸発器室18内の空気と熱交換してこれを冷却し、冷蔵用ファン53の回転駆動によって冷蔵用蒸発器52で生成された冷気を吹出口より冷蔵室22及び野菜室24に導入することで、冷蔵空間20を所定温度に冷却する。冷蔵空間20を冷却し終えた冷気は、吸込口から再び蒸発器室18に戻され冷蔵用蒸発器52と熱交換して冷却される。
蒸発器樋30は、除霜運転時に冷蔵用蒸発器52から生じる結露水を受け、その一部を給水ポンプ36が給水ホース37を介して給水装置80へ給水し、残りを排水ホース34を介して機械室50内に設けられた蒸発皿56へ供給する。
冷凍空間40の背面には、蒸発器カバー17とキャビネット12の背面との間に蒸発器室19が区画形成されており、蒸発器室19の内に冷凍用蒸発器54と冷凍用ファン55が配設されている。冷凍用蒸発器54は蒸発器室19内の空気と熱交換して冷却し、冷凍用ファン55の回転駆動によって冷凍用蒸発器54で生成された冷気を吹出口より製氷室42、小型冷凍室、および冷凍室46に導入することで、冷凍空間40を所定温度に冷却する。冷凍空間40を冷却し終えた冷気は、吸込口から再び蒸発器室19に戻され冷凍用蒸発器54と熱交換して冷却される。
冷蔵用蒸発器52及び冷凍用蒸発器54は、機械室50に設けられた圧縮機51や凝縮器(不図示)や切替弁(不図示)とともに冷凍サイクルを構成し、圧縮機51から吐出された冷媒によって冷却される。
このような構成の冷蔵庫10において、縦仕切壁27と冷蔵室22の右側壁に挟まれた空間に設けられた貯蔵容器60は、図1及び図3に示すように、前面が開口する直方体状の箱体からなり、内部に前後方向に引き出し可能に設けられたスライド容器64が収納されている。貯蔵容器60は、前面に設けられた開口部が、スライド容器64の前板を兼ねた扉66によって閉塞されると貯蔵容器60の内部に密閉された空間が形成される。
貯蔵容器60の左右の内側面には、前後方向に沿って延びる固定レール67が設けられている。また、貯蔵容器60の背面には、貯蔵容器60内の酸素を減少させる減酸素装置70が設けられている。
減酸素装置70は、高分子電解質膜法を利用して貯蔵容器60内の酸素を低減するものであり、減酸素ユニット72と、減酸素ユニット72の下方に配置された給水装置80とを備え、冷蔵用蒸発器52で発生した除霜水が、蒸発器樋30から給水装置80を介して減酸素ユニット72に供給される。
そして、減酸素ユニット72に供給された水は、減酸素ユニット72内で気化して水蒸気となりアノード層で水素イオンに分解される。アノード層で生成した水素イオンは、カソード層において貯蔵容器60内の酸素と反応して水を生成することで、貯蔵容器60内の酸素を減少させる。
スライド容器64は、上面に開口する箱体であり、その内部に食品等の貯蔵品を収納する空間が設けられている。
スライド容器64は、左右両側面の後部に設けられたローラ65が、貯蔵容器60の内側に設けられた固定レール67を摺動することで、貯蔵容器60に対して前後方向に引出し可能となっている。
スライド容器64の前面を構成する扉66は、貯蔵容器60の前面の開口部を全て覆う形状に設けられている。この扉66の後面周囲にはガスケット69が設けられており、扉66を閉扉した場合に、ガスケット69が貯蔵容器60の前面開口部の周縁部から外方へ突出するフランジ部に当接する。これにより、ガスケット69が貯蔵容器60と扉66との間をシールして、貯蔵容器60の内部を密閉する。
貯蔵容器60及びスライド容器64には、引き込み機構130及び扉保持機構100が上下に設けられており、引き込み機構130が扉66を後方へ引き込んで閉扉した後、扉保持機構100により閉扉状態が保持される。
扉保持機構100は、図5〜図7に示すように、貯蔵容器60及び扉66の一方に設けられた保持部材101と、貯蔵容器60及び扉66の他方に設けられ挿入体102とを備え、扉66の閉扉時に挿入体102が保持部材101に挟持されることで扉66を保持する。
本実施形態では、貯蔵容器60の外側に保持部材101を設け、扉66に挿入体102を設ける場合について説明するが、扉66に保持部材101を設け、貯蔵容器60の外側に挿入体102を設けてもよい。また、本実施形態では、貯蔵容器60の左右側部に扉保持機構100を設ける場合について説明するが、貯蔵容器60の上面部や底面部に設けてもよい。
なお、貯蔵容器60の左右側部に設ける扉保持機構100の構造は同一であるため、ここでは、貯蔵容器60の右側部に設けた扉保持機構100について説明し、左側部の扉保持機構100の構成の説明を省略する。
保持部材101は、貯蔵容器60の右側面の前側上部に取り付けられる本体103と、本体103より扉66へ向けて前方に突出する一対の支持部104と、一対の支持部104の先端に取り付けられた挟持片105とを備える。
本体103は、図6に示すように、筒状の挿通部107を備え、この挿通部107に貯蔵容器60の右側面から外方へ突出する取付ボス106が挿通される。取付ボス106は、貯蔵容器60の右側面からの突出高さが挿通部107の軸方向の長さより大きく設けられており、挿通部107に取付ボス106を挿通すると取付ボス106が挿通部107より突出する。本体103の挿通部107に挿通された取付ボス106にはネジ108が螺合しており、これにより、ネジ108の頭部と貯蔵容器60の右側面との間で本体103が取付ボス106の軸回りに回動可能に支持される。
一対の支持部104は、本体103の前面から貯蔵容器60の右側面に沿って扉66に向けて(つまり、前方に向けて)一体に突出している。一対の支持部104は、本体103側が前方に行くほど上下方向に離れるように広がり、先端側が互いにほぼ平行に前方へ突出する形状をなしており、上下方向の間隔が広がるように弾性変形可能に設けられている。一対の支持部104は、先端に挟持片105を取り付ける取付部104aが設けられ、取付部104aに取り付けられた挟持片105を弾性支持する。
一対の挟持片105は、取付部104aに軸支されるローラからなり、貯蔵容器60の右側面に沿って上下方向に間隔Sをあけつつ、貯蔵容器60の右側面に垂直な回転軸105aの周りに回転自在に一対の支持部104に設けられている。このローラからなる一対の挟持片105は、扉66の開閉時に、一対の挟持片105の対向間隙105bに抜き差しされる挿入体102を案内する。
このような保持部材101は、付勢手段109によって挟持片105の対向方向(つまり、上下方向)の両側から弾性的に支持され、上下方向への移動が制限されている。
詳細には、付勢手段109は、本体103の上下面と間隔をあけて上下面に沿って延びる上下一対の弾性片110と、一対の弾性片110の外側に設けられた枠体111とから構成されている。
枠体111は、保持部材101の本体103の上方、下方、及び後方を取り囲むコの字状をなしており、本体103の前面から延びる一対の支持部104が、枠体111に設けられた前方の開口部111aより扉66へ向けて突出している。
一対の弾性片110は、一端が保持部材101の本体103に連結され、他端が膨らんだ球状の当接部110aをなしている。一対の弾性片110は、内側(つまり、保持部材101の本体103側)に弾性変形し撓んだ状態で枠体111の内側に配置され、先端に設けられた当接部110aが枠体111に当接することで、上下方向両側から保持部材101を付勢しながら弾性支持する。
これにより、保持部材101が付勢手段109以外から外力を受けていない状態では、図5に示すような一対の挟持片105の対向間隙105bが前方を向いて扉66に設けられた挿入体102と対向する所定位置に保持される。また、保持部材101に付勢手段109以外の外力を受けて、保持部材101の本体103が取付ボス106の周りに回動することで、図7に示すように一対の挟持片105が上下方向に移動すると、弾性片110の付勢力が本体103を上記の所定位置に戻す力として作用する。
なお、保持部材101を上下方向両側から弾性支持する付勢手段109は、一対の挟持片105を弾性支持する一対の支持部104より弾性変形しやすく設けられており、一対の挟持片105に挿入体102が接触すると、一対の支持部104が弾性変形する前に付勢手段109の弾性片110が弾性変形して、一対の挟持片105の対向間隙105bが挿入体102に対向するように保持部材101の本体103が取付ボス106の周りに回動する。
挿入体102は、扉66の側部から貯蔵容器60に設けられた保持部材101に向けて後方へ突出し、扉66の閉扉時に一対の挟持片105の対向間隙105bに挿入される。挿入体102は、先端側(後端側)に一対の挟持片105の間隔Sより幅広に設けられた幅広部112と、幅広部112の基端側(前端側)に幅広部112より幅狭の幅狭部113とを備える。
幅広部112の先端側には、先端に向かうほど細くなる先細部114が形成されている。幅狭部113は、幅広部112から基端側に向かうほど漸次幅狭になる傾斜部115と傾斜部115の基端側から一定の幅で延びる等幅部116とを備える。等幅部116は、一対の挟持片105の間隔Sとほぼ等しい幅に設けられ、等幅部116と幅広部112の間に設けられた傾斜部115は、一対の挟持片105の間隔Sより幅広に設けられている。等幅部116の基端側には、扉66に向かうほど漸次幅広になる補強部117が形成されており、この補強部117に扉66が連結されている。
このような構成の扉保持機構100では、付勢手段109からの付勢力を受けて一対の挟持片105の対向間隙105bが前方を向き挿入体102と対向しているため、扉66が開いた状態から閉扉されると、挿入体102の先細部114が、一対の挟持片105の対向間隙105bに挿入され対向間隙105bを押し広げるように一対の支持部104を弾性変形させることで、幅広部112を対向間隙105bに通過させて、挿入体102を一対の挟持片105の間に挿入する。
この時、ローラから構成された一対の挟持片105が、先細部114を摺動することで後方へ挿入体102を案内する。そして、一対の挟持片105は、幅広部112を乗り越えて、幅狭部113の傾斜部115を挟持する。
なお、本実施形態では、保持部材101の一対の挟持片105が上下方向に移動可能に設けられているため、閉扉時に挿入体102の位置が一対の挟持片105の対向間隙105bに対して上下方向にずれていても、挿入体102の先端の先細部114が、一対の挟持片105に接触して保持部材101の本体103を取付ボス106の周りに回動させて、一対の挟持片105の対向間隙105bに対向する。そのため、挿入体102を保持部材101の対向間隙105bにスムーズに挿入することができる。
傾斜部115は、上記のように幅広部112から基端側に向かうほど(つまり、前方に向かうほど)漸次幅狭に設けられているため、一対の挟持片105が傾斜部115を挟持すると、挿入体102を保持部材101側(後方)へ引き込む力が発生し、扉66を後方へ引き込む。
引き込み機構130は、図8に示すように、スライド容器64の扉66に設けられたアーム132と、貯蔵容器60に左右側面の下部に固定されたアーム保持部134とを備え、貯蔵容器60の前面開口部を扉66で閉塞する状態(閉扉状態)においてアーム保持部134に設けられた弾性部材142がアーム132後方へ引っ張ることで、スライド容器64を貯蔵容器60内に収納した状態で保持する。
なお、本実施形態では、図3及び図4に示すように、引き込み機構130を貯蔵容器60の左右側部に設ける場合について説明するが、貯蔵容器60の左右側部に換えて、あるいは、貯蔵容器60の左右側部に加えて引き込み機構130を貯蔵容器60の上下部に設けてもよい。また、貯蔵容器60の左右側部に設ける引き込み機構130の構造は同一であるため、ここでは、貯蔵容器60の右側部に設けた引き込み機構130について説明し、左側部の引き込み機構130の構成の説明を省略する。
アーム132は、扉66に設けられたガスケット69の外側から後方に向けて突出し、貯蔵容器60の外側面に沿って配設されている。アーム132の後部には、下方に向けて陥没する凹部136が設けられている。この凹部136は、アーム132の後端及びアーム132の内側(つまり、アーム保持部134に対向する面)に開口している。凹部136の底面には、後方に行くほど低く傾斜した導入部137と、導入部137の前側に設けられた水平部138と、水平部138の前側に設けられた前方に行くほど上方へ傾斜したガイド部139とが連続して設けられている。ガイド部139の上方に後述する係止突起143が係止する係止凹部140が設けられている。
また、アーム132の下面には、内方に向かって突出するフランジ133が設けられており、扉66の閉扉状態において、このフランジ133が、所定間隔をあけてアーム保持部134の下面に対向する。
アーム保持部134は、貯蔵容器60の外側面に固定される直方体状のケース141と、ケース141内に収納され後端がケース141に固定されたつる巻バネからなる弾性部材142と、弾性部材142の前端部に取り付けられた係止突起143とを備える。
扉66の閉扉状態においてアーム132と対向するケース141の外側面には、前後方向に沿って延びるガイド溝144が設けられており、係止突起143がガイド溝144を通ってケース141の外方へ突出している。
ケース141に設けられたガイド溝144は、前後方向に水平に延びる水平溝145と、水平溝145の前端に連続して設けられた前方に行くほど下方に傾斜する傾斜溝146と、傾斜溝146から下方に延びる保持溝147とから構成されており、保持溝147の下端面が、アーム132に設けられた凹部136の水平部138と上下方向の位置がほぼ等しい位置に設定されている。
このような構成において、図8に示すようなスライド容器64を貯蔵容器60から引き出した時には、引き込み機構130のアーム132及びアーム保持部134が前後方向に離隔し、扉保持機構100の挿入体102及び保持部材101も前後方向に離隔している。また、引き込み機構130は、弾性部材142が前方に引き延ばされた状態で、弾性部材142の前端部に設けられた係止突起143が、ガイド溝144の保持溝147に係止している。
図8のようなスライド容器64を貯蔵容器60から引き出した状態から使用者がスライド容器64を冷蔵庫後方にスライドさせて貯蔵容器60内に収納すると、スライド容器64の後方移動の途中で、例えば、扉66が貯蔵容器60の開口部を閉塞する位置より30mm程度前方において、貯蔵容器60に設けられたケース141から外方へ突出する係止突起143が、アーム132に設けられた凹部136に挿入され、凹部136の導入部137、水平部138及びガイド部139を順次摺動し、ガイド部139において係止突起143が上方へ押し上げられて係止凹部140に挿入される(図9参照)。係止突起143は、ガイド部139を摺動して上方へ押し上げられると、貯蔵容器60のケース141に設けられたガイド溝144の保持溝147から傾斜溝146を摺動して水平溝145へ移動する。これにより、弾性部材142の前端部に取り付けられた係止突起143が、貯蔵容器60のケース141に設けられたガイド溝144の保持溝147から外れて、アーム132に設けられた係止凹部140に係止し、扉66と弾性部材142とを連結する。
扉66と弾性部材142とが連結されると、弾性部材142の収縮力によって扉66が後方へ引き込まれて後方へ移動する。
そして、扉66が後方に移動すると、図10に示すように、扉66に設けられた挿入体102の先細部114が、貯蔵容器60に設けられた保持部材101の一対の挟持片105の対向間隙105bに挿入され一対の挟持片105に当接する。
本実施形態では、弾性部材142の収縮力による扉66を後方へ引き込む力が、一対の支持部104を弾性変形させて一対の挟持片105の間に挿入体102を挿入するのに必要な力より大きな力に設定されている。そのため、使用者がスライド容器64を後方へ押し込むことなく、引き込み機構130の引き込み力だけで、図11に示すように、挿入体102が一対の挟持片105の間に挿入され、幅狭部113の傾斜部115が一対の挟持片105で挟持される。
このように貯蔵容器60の前面開口部をスライド容器64の扉66で閉塞した状態では、引き込み機構130の弾性部材142が扉66を後方へ付勢しており、また、扉保持部機構100の一対の挟持片105が挿入体102の傾斜部115を挟持して扉66を後方へ引き込んでいるため、スライド容器64が不用意に前方へ引き出されるのを防ぐことができる。
図11に示すようなスライド容器64が貯蔵容器60内に収納され貯蔵容器60の前面開口部を扉66で閉塞する状態から、使用者がスライド容器64を冷蔵庫前方に引き出すと、図10に示すように、扉66に設けられた挿入体102が一対の挟持片105の間から前方へ引き抜かれ、扉保持機構100による扉66の保持が解除される。
このように扉保持機構100による扉66の保持が解除されて状態では、アーム保持部134の係止突起143がケース141に設けられたガイド溝144の保持溝147に係止しており、弾性部材142が扉66に連結されている。
そして、図10より更にスライド容器64を冷蔵庫前方へ引き出すと、アーム132に設けられた係止凹部140に係止する係止突起143が、弾性部材142を引き延ばしながらケース141に設けられたガイド溝144の水平溝145に案内され、スライド容器64とともに前方へ引き出される。ガイド溝144により前方へ案内された係止突起143は、ケース141に設けられたガイド溝144によって下方へ案内され保持溝147に挿入されるとともに、扉66のアーム132に設けられた凹部136の係止凹部140から外れて凹部136のガイド部139を通って水平部138へ移動する(図12参照)。これにより、扉66と弾性部材142との連結が解除され、貯蔵容器60のケース141に設けられたガイド溝144の保持溝147に係止突起143が係止し、弾性部材142が引き延ばされた状態で保持され、引き込み機構130によるスライド容器64の保持が解除され、スライド容器64を前方へスムーズに引き出すことができるようになる。
以上の構成を備えた本実施形態の冷蔵庫10では、扉66を後方へ引き込み貯蔵容器60の前面開口部を閉塞する引き込み機構130と、閉扉状態に扉66を保持する扉保持機構100とが設けられているため、簡易な操作で確実に貯蔵容器60の前面開口部を安定して閉塞することができる。
しかも、扉66を閉扉状態に保持する扉保持機構100が扉66の保持を解除する位置より冷蔵庫前方において、引き込み機構130が弾性部材142と扉66との連結を解除するため、スライド容器64を前方へ引き出し開扉する際に、扉保持機構100が扉66を後方へ引き込む力と、引き込み機構130が扉66を後方へ引き込む力とが、一度に解放されず異なるタイミングで解放され、使用者に違和感を与えることなくスライド容器64の前方へ引き出す開扉動作をスムーズに行うことができ、使い勝手を向上することができる。
また、引き込む機構130は、スライド容器64の後方移動の途中で、弾性部材142の前端部に取り付けられた係止突起143が、アーム132に設けられた係止凹部140に係止し、扉66と弾性部材142とを連結する。そのため、スライド容器64は、前方に引き出した状態で弾性部材142に連結されておらず、前方に引き出された状態に維持され使い勝手がよい。
なお、本実施形態では、貯蔵容器60を冷蔵室22に設ける場合について説明したが、例えば、野菜室24等のその他の貯蔵室に貯蔵容器60を設けても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…冷蔵庫、22…冷蔵室、60…貯蔵容器、63…フランジ部、64…スライド容器、65…ローラ、66…扉、67…固定レール、69…ガスケット、100…扉保持機構、101…保持部材、102…挿入体、103…本体、104…支持部、104a…取付部、105…挟持片、105a…回転軸、105b…対向間隙、106…取付ボス、107…挿通部、108…ネジ、109…付勢手段、110…弾性片、110a…当接部、111…枠体、111a…開口部、112…幅広部、113…幅狭部、114…先細部、115…傾斜部、116…等幅部、117…補強部、130…引き込み機構、132…アーム、133…フランジ、134…アーム保持部、136…凹部、137…導入部、138…水平部、139…ガイド部、140…係止凹部、141…ケース、142…弾性部材、143…係止突起、144…ガイド溝、145…水平溝、146…傾斜溝、147…保持溝

Claims (7)

  1. 貯蔵室と、
    前記貯蔵室内に収納された前面に開口部を有する容器と、
    前後方向に移動可能に設けられ前記容器の開口部を閉塞する扉と、
    前記容器の開口部を閉塞する状態に前記扉を保持する扉保持機構と、
    前記扉に弾性部材を連結して前記扉を後方へ引き込み前記容器の開口部を閉塞する引き込み機構とを備え、
    前記扉保持機構が前記扉の保持を解除する位置より前方において前記引き込み機構が、前記扉と前記弾性部材との連結を解除する冷蔵庫。
  2. 前記引き込み機構は、前記扉の後方移動の途中で前記弾性部材が前記扉と連結する請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記扉保持機構は、前記容器及び前記扉の一方に設けられた保持部材と、前記容器及び前記扉の他方に設けられ挿入体とを備え、
    前記保持部材は、間隔をあけて配置された一対の挟持片と、一対の前記挟持片を弾性支持する一対の支持部とを備え、
    前記扉の閉扉時に前記挿入体が一対の前記挟持片の間に挿入され、一対の前記挟持片が前記挿入体を挟持する請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記弾性部材は、前記挿入体が一対の前記挟持片に当接する前に前記扉と連結して、前記挿入体を一対の前記挟持片の間に挿入するのに必要な力より大きな力で前記扉を後方へ引き込む請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記弾性部材がバネである請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記引き込み機構は、前記容器の左右側面に配設されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記引き込み機構は、前記容器の底面に配設されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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