JP6203030B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関するものである。
前後方向にスライドして貯蔵室から出し入れするスライド容器を備えた冷蔵庫が従来より提案されているが、当該スライド容器が貯蔵室内の所定位置まで完全に戻されていない状態では、冷蔵庫扉と干渉して冷蔵庫扉を閉扉することができない。もし、使用者が閉扉できていないことに気付かない場合、いわゆる半ドア状態が継続して冷気洩れにより、庫内温度に著しい悪影響を与えることになる。そのため、スライド容器の出し入れを繰り返しても簡単な操作で確実に貯蔵室内の所定位置に戻って、スライド容器が冷蔵庫扉の閉扉を干渉しないことが求められている。
ところで、冷蔵庫に貯蔵される食品などの貯蔵品の劣化要因として、空気中に存在する酸素による酸化があることから、食品を貯蔵する空間の酸素を低減させることで、貯蔵品の酸化を抑えて貯蔵品の鮮度を維持することができる冷蔵庫が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
このような冷蔵庫は、貯蔵室内に収納された前面に開口部を有する外容器と、外容器の内部に出し入れ可能に設けられたスライド容器と、外容器内の酸素を減少させる減酸素装置とを備え、スライド容器に貯蔵品を収納した後、外容器内の所定位置まで押し戻すことで外容器の前面の開口部をスライド容器の前板を兼ねた扉によって閉塞し外容器内を密閉する。そして、外容器内を密閉した状態で減酸素装置を作動させて外容器内の酸素を減少させる。
上記のような冷蔵庫では、効率的に外容器内の酸素を減少させるために外容器と扉との間にシール部材を設けて外容器の密閉性が高められているが、外容器に貯蔵品を出し入れする毎に扉が開閉されることから、扉の開閉を繰り返してもスライド容器を外容器内の所定位置まで確実に押し戻して安定して外容器と扉との間をシールすることが求められている。
特開2004−218924号公報 特開平9−287869号公報
そこで、前後方向にスライドして貯蔵室から出し入れするスライド容器を備えた冷蔵庫において、簡易な操作でスライド容器の出し入れを繰り返しても確実に貯蔵室内の所定位置に戻る冷蔵庫を提供することを目的とする。
本実施形態は、貯蔵室と、前後方向にスライドして前記貯蔵室から出し入れするスライド容器と、前記スライド容器を前記貯蔵室に収納した状態で保持する保持機構とを備えた冷蔵庫において、前記保持機構は、前記スライド容器に設けられたアームと、前記貯蔵室内に設けられたアーム保持部とを備え、前記アームは、底部に行くほど扉の開放方向へ傾斜するテーパ面を有する凹部を備え、前記アーム保持部は、前記凹部に挿入されるロッドと、前記凹部に挿入された前記ロッドを前記アームに向けて付勢する付勢手段とを備え、前記スライド容器を前記貯蔵室内に収納する際に、前記付勢手段に付勢された前記ロッドが前記テーパ面を摺動しながら前記凹部に挿入されることを特徴とする。
一実施形態に係る冷蔵庫の断面図である。 冷蔵室の要部を示す正面図である。 図2のA−A断面図である。 スライド容器を引き出した状態を示す外容器及びスライド容器の要部を拡大した部分断面図である。 スライド容器を引き出した状態を示す外容器及びスライド容器の要部を拡大した平面図である。 スライド容器を外容器内に収納する動作を示す外容器及びスライド容器の要部を拡大し部分断面図である。 スライド容器が外容器内に収納された状態を示す外容器及びスライド容器の要部を拡大した部分断面図である。 スライド容器を外容器から引き出す動作を示す外容器及びスライド容器の要部を拡大した部分断面図である。 スライド容器を外容器から引き出す動作を示す外容器及びスライド容器の要部を拡大した部分断面図である。
以下、本発明の1実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る冷蔵庫10は、図1に示すように、外郭を形成する外箱と貯蔵空間を形成する内箱との間に断熱材を配設した前面に開口するキャビネット12を備える。このキャビネット12内部は、断熱仕切壁14によって上方の冷蔵空間20と下方の冷凍空間40とに区画されている。
冷蔵空間20は、冷蔵温度(例えば、2〜3℃)に冷却される空間であって、内部がさらに仕切板21によって上下に区画され、仕切板21の上方に複数段の載置棚23を設けた冷蔵室22が設けられ、仕切板21の下方に引き出し式の収納容器25を配置する野菜室24が設けられている。
冷蔵室22は、仕切板21と最下段の載置棚23とで上下に仕切られた空間が、2つの縦仕切壁26、27によって冷蔵庫幅方向に3つの空間に区画されている(図2参照)。
具体的には、縦仕切壁26が冷蔵室22の一方側壁(左側壁)に寄せて配設され、縦仕切壁27が冷蔵庫幅方向中央部付近に配設されている。冷蔵室22の一方側壁と縦仕切壁26に挟まれた空間には、製氷用水を貯水する給水タンク28が配設されている。
縦仕切壁26と縦仕切壁27に挟まれた空間には、引き出し式の収納容器29が上下2段に重ねて配設され、縦仕切壁26と縦仕切壁27の対向面に設けられたレール(不図示)によって収納容器29の側面を摺動可能に支持している。
縦仕切壁27と冷蔵室22の他側壁(右側壁)に挟まれた空間には、貯蔵室60及び減酸素装置70が設けられている。
野菜室24の下方に配置した冷凍空間40は、冷凍温度(例えば、−18℃以下)に冷却される空間であって、比較的小容積の自動製氷機を備えた製氷室42と小型冷凍室とが左右に併設され、その下方に冷凍室46が設けられている。
冷蔵室22の開口部は、キャビネット12の一側部の上下に設けられたヒンジにより回動自在に枢支された冷蔵室扉22aにより閉塞されている。
野菜室24、製氷室42、小型冷凍室および冷凍室46の開口部は、引き出し式扉24a,42a,46aにより閉塞されている。各引き出し式扉24a,42a,46aの裏面側に固着した左右一対の支持枠には、収納容器25,43,47が保持されており、開扉動作とともに庫外に引き出されるように構成されている。
キャビネット12の背面底部には、機械室50が設けられ、冷凍サイクルを構成する圧縮機51などが載置されている。この機械室50の背面上部には、冷蔵庫10の動作を制御する不図示の制御基板が設けられている。
冷蔵空間20の背面には、蒸発器カバー16とキャビネット12の背面との間に蒸発器室18が区画形成されており、蒸発器室18の内に冷蔵用蒸発器52と蒸発器樋30と冷蔵用ファン53が配設されている。
蒸発器室18に設けられた冷蔵用蒸発器52は、蒸発器室18内の空気と熱交換してこれを冷却し、冷蔵用ファン53の回転駆動によって冷蔵用蒸発器52で生成された冷気を吹出口より冷蔵室22及び野菜室24に導入することで、冷蔵空間20を所定温度に冷却する。冷蔵空間20を冷却し終えた冷気は、吸込口から再び蒸発器室18に戻され冷蔵用蒸発器52と熱交換して冷却される。
蒸発器樋30は、除霜運転時に冷蔵用蒸発器52から生じる結露水を受け、その一部を給水ポンプ36が給水ホース37を介して給水装置80へ給水し、残りを排水ホース34を介して機械室50内に設けられた蒸発皿56へ供給する。
冷凍空間40の背面には、蒸発器カバー17とキャビネット12の背面との間に蒸発器室19が区画形成されており、蒸発器室19の内に冷凍用蒸発器54と冷凍用ファン55が配設されている。冷凍用蒸発器54は蒸発器室19内の空気と熱交換して冷却し、冷凍用ファン55の回転駆動によって冷凍用蒸発器54で生成された冷気を吹出口より製氷室42、小型冷凍室、および冷凍室46に導入することで、冷凍空間40を所定温度に冷却する。冷凍空間40を冷却し終えた冷気は、吸込口から再び蒸発器室19に戻され冷凍用蒸発器54と熱交換して冷却される。
冷蔵用蒸発器52及び冷凍用蒸発器54は、機械室50に設けられた圧縮機51や凝縮器(不図示)や切替弁(不図示)とともに冷凍サイクルを構成し、圧縮機51から吐出された冷媒によって冷却される。
このような構成の冷蔵庫10において、縦仕切壁27と冷蔵室22の右側壁に挟まれた空間に設けられた貯蔵室60は、図1及び図3に示すように、仕切板21の上面に固定される外容器62と、外容器62内に収納されるスライド容器64とを備える。外容器62は、前面が開口する直方体状の箱体からなり、前面の開口部がスライド容器64の前板を兼ねた扉66によって閉塞されると外容器62の内部に密閉された空間が形成される。
外容器62の左右の内側面には、前後方向に沿って延びる固定レール67が設けられている。また、外容器62の背面には、外容器62内の酸素を減少させる減酸素装置70が設けられている。
減酸素装置70は、高分子電解質膜法を利用して外容器62内の酸素を低減するものであり、減酸素ユニット72と、減酸素ユニット72の下方に配置された給水装置80とを備え、冷蔵用蒸発器52で発生した除霜水が、蒸発器樋30から給水装置80を介して減酸素ユニット72に供給される。
そして、減酸素ユニット72に供給された水は、減酸素ユニット72内で気化して水蒸気となりアノード層で水素イオンに分解される。アノード層で生成した水素イオンは、カソード層において貯蔵室60内の酸素と反応して水を生成することで、貯蔵室60内の酸素を減少させる。
スライド容器64は、上面に開口する箱体であり、その内部に食品等の貯蔵品を収納する空間が設けられている。
スライド容器64は、左右両側面の後部に設けられたローラ65が、外容器62の内側に設けられた固定レール67を摺動することで、外容器62に対して前後方向に引出し可能となっている。
スライド容器64の前面を構成する扉66は、外容器62の前面の開口部を全て覆う形状に設けられている。この扉66の後面周囲にはガスケット69が設けられており、扉66を閉扉した場合に、ガスケット69が外容器62の前面開口部の周縁部から外方へ突出するフランジ部63に当接する。これにより、ガスケット69が外容器62と扉66との間をシールして、外容器62の内部を密閉する。このように閉扉された扉66は、外容器62及びスライド容器64に設けられた保持機構100により閉扉状態が保持される。
保持機構100は、図3〜図5に示すように、スライド容器64の扉66に設けられたアーム102と、外容器62に固定されたアーム保持部104とを備え、外容器62の前面開口部を扉66で閉塞する状態(閉扉状態)においてアーム保持部104がアーム102を保持することで、スライド容器64を外容器62内に収納した状態で保持する。
なお、本実施形態では、図3に示すように、保持機構100を外容器62の左右側部に設ける場合について説明するが、外容器62の左右側部に換えて、あるいは、外容器62の左右側部に加えて保持機構100を外容器62の上下部に設けてもよい。また、外容器62の左右側部に設ける保持機構100の構造は同一であるため、ここでは、外容器62の右側部に設けた保持機構100について説明し、左側部の扉保持機構100の構成の説明を省略する。
アーム102は、扉66に設けられたガスケット69の外側から後方に向けて突出し、外容器62の外側面に沿って配設されている。アーム102の上面には、下方に陥没する凹部106と、上方へ突出する第1突起108及び第2突起110とが設けられている。
凹部106は、後側の壁面が底部に行くほど前方へ傾斜する傾斜面106aをなしており、この例では、前後方向に対する傾斜面106aの傾斜角度が、45度より小さい角度(例えば、30度)に設定されている。
凹部106の左右両側部には、アーム102の上面から上方に突出する第1突起108が設けられ、凹部106の後方には、アーム102の上面から上方に突出する第2突起110が設けられている。第2突起110の前壁の少なくとも一部が、アーム102に設けられた凹部106の傾斜面106aと同一の平面上に位置する傾斜面110aをなしている。
アーム102において第2突起110の後方に位置するアーム先端部102aは、先端に行くほど上下方向及び左右方向の寸法が小さくなるような先細形状をなしており、これによりアーム先端部102の上面が、第2突起110より低くなるように凹んだ形状をなしている。
アーム保持部104は、アーム102の上面に設けられた凹部106に挿入されるロッド112と、外容器62の外側面の前部に取り付けられるホルダ114及び付勢手段116と、ストッパ118とを備える。
ホルダ114は、前後方向に貫通して扉66に設けられたアーム102が挿入されるアーム挿入部120と、前後方向に延びて下端部がアーム挿入部120に連通するロッドガイド122とを備え、ロッドガイド122にロッド112が上下動可能な状態で配設されている。
付勢手段116は、外容器62の外側面に固定されるスプリングケース124と、スプリングケース124内に収納されたスプリング126とを備える。スプリングケース124は、ホルダ114のロッドガイド122と連通しており、ロッドガイド122に配設されたロッド112の上面をスプリングケース124内に収納されたスプリング126が下方に付勢する。
ロッド112は、アーム102に設けられた凹部106及び第2突起110が冷蔵庫幅方向に重なるようにこれらの後方位置に配置されている。このロッド112の下面は、下方に行くほど前方へ傾斜しており、アーム102に設けられた凹部106の傾斜面106aと平行な傾斜面112aをなしている。ロッド112は、付勢手段116のスプリング126から下方への付勢力を受けてロッドガイド122に案内されて下方へ摺動して上方からアーム挿入部120に挿入される。
また、ロッド112における冷蔵庫前側には、前方へ突出するロッド係止部128が設けられ、アーム挿入部120の上方にロッド112が位置する状態において、ロッド係止部128の下面にストッパ118が当接するように係止することで、スプリング126による下方への付勢力に抗してロッド112がアーム挿入部120の上方位置に保持される。
ストッパ118は、ロッド112より冷蔵庫前方においてホルダ114に固定された回動軸130と、回動軸130に対して回動可能に取り付けられた係止棒132と、係止棒132を付勢する押圧手段134とを備える。
係止棒132は、回動軸130を挟んで上下に延びる棒状の部材であり、上下の両端部がロッド112に近接離間するように回動軸130の周りを回動する。回動軸130より上方に位置する係止棒132の上端部には、ロッド112に向けて突出するストッパ係止部136が設けられている。このストッパ係止部136は、その上面がロッド112に設けられたロッド係止部128の下面に当接する。
回動軸130より下方に位置する係止棒132の下端部132aは、冷蔵庫幅方向に2つに分かれており、アーム102において凹部106の左右両側部に設けられた第1突起108が冷蔵庫幅方向に重なるように第1突起108の後方位置に配置されている。また、係止棒132の下端部132aは、押圧手段136によってロッド112から離れる方向(つまり、冷蔵庫前方)へ押圧され、これにより、係止棒132の上端部に設けられたストッパ係止部136が、ロッド112に押さえ付けられている。
このような構成の保持機構100では、図4及び図5に示すようなスライド容器64を外容器62から引き出した状態では、ロッド係止部128にストッパ118のストッパ係止部136が係止してスプリング126による下方への付勢力に抗してロッド112がアーム挿入部120の上方位置に保持されている。
このようなスライド容器64を外容器62から引き出した状態からスライド容器64を冷蔵庫後方にスライドさせて外容器62内に収納すると、スライド容器64の後方への移動に伴って、スライド容器64の扉66から後方に突出するアーム102がホルダ114のアーム挿入部120に挿入されるとともに、アーム102に設けられた第1突起108が、ストッパ118の係止棒132の下端部132aを押圧手段134の押圧力に抗して後方へ移動させる(図6参照)。
これにより、係止棒132のストッパ係止部136は、ロッド112から離れるように冷蔵庫前方へ移動してロッド係止部128との係止が解除され、付勢手段116のスプリング126より下向きの付勢力を受けるロッド112がロッドガイド122を下方に摺動する。ロッドガイド122を下方に摺動したロッド112は、ロッド112に設けられた傾斜面112aが凹部106の傾斜面106aに当接するようにアーム102の凹部106に挿入される。
なお、扉66が外容器62の前面開口部を閉塞する位置より20mm〜40mm前方において第1突起108がストッパ118の係止棒132の下端部132aに当接して、係止棒132のストッパ係止部136とロッド112のロッド係止部128との係止が解除されロッド112がアーム102の凹部106に挿入されることが好ましい。
そして、ロッド112は、付勢手段116から下向きの付勢力を受けているため、凹部106の傾斜面106aを摺動しながら凹部106に挿入され、スライド容器64が冷蔵庫後方へ引き込まれ、外容器62の前面開口部を扉66で閉塞する(図7参照)。
このように外容器62の前面開口部をスライド容器64の扉66で閉塞した状態において、ロッド112の傾斜面112aは、付勢手段116から下向きの付勢力を受けてアーム102に設けられた凹部106の傾斜面106aに押し付けられ、外容器62の前面開口部を扉66で閉塞する状態(スライド容器64が外容器62内に収納された状態)においてもスライド容器64が冷蔵庫後方に付勢されており、スライド容器64が不用意に前方へ引き出されるのを防ぐことができる。
図7に示すようにスライド容器64が外容器62内に収納され外容器62の前面開口部を扉66で閉塞する状態からスライド容器64を冷蔵庫前方に引き出すと、ロッド112の傾斜面112aがアーム102の凹部106に設けられた傾斜面106aをアーム先端部102a側へ摺動することで、ロッド112が付勢手段116による下向きの付勢力に抗して上方へ移動する(図8参照)。
そして、図8より更にスライド容器64を冷蔵庫前方へ引き出すと、アーム102に設けられた第1突起108が、ストッパ118の係止棒132の下端部132aと接触しなくなり、押圧手段134の付勢力によってストッパ118の係止棒132の下端部132aが前方へ移動することで、係止棒132のストッパ係止部136がロッド112の冷蔵庫前側に当接する。
この状態から更にスライド容器64を冷蔵庫前方へ引き出すと、図9に示すように、凹部106の傾斜面106aをアーム先端部102a側へ摺動するロッド112は、凹部106の後方に設けられた第2突起110の傾斜面110aを摺動して第2突起110により上方へ押し上げられる。これにより、ロッド112に設けられたロッド係止部128の下面にストッパ118のストッパ係止部136の上面が当接するように係止し、スプリング126による下方への付勢力に抗してロッド112がアーム挿入部120の上方位置に保持されアーム102に当接しなくなり、スライド容器64を前方へスムーズに引き出すことができるようになる。
以上の構成を備えた本実施形態によれば、スライド容器64を外容器62に収納する際に、付勢手段116により下向きに付勢されたロッド112が凹部106の傾斜面106aを摺動しながら凹部106に挿入され、付勢手段116の付勢力によってスライド容器64が冷蔵庫後方へ引き込まれるため、簡易な操作でも確実にスライド容器64を外容器62内に収納することができる。
また、本実施形態では、スライド容器64を外容器62から引き出す際にロッド112に係止して付勢手段116の下向きの付勢力に抗してロッド112を保持するストッパ118を備えるため、スライド容器64を外容器62から引き出した状態では、スライド容器64が外容器62側に引き込まれず、スライド容器64への貯蔵品の出し入れがしやすい。
更に、本実施形態では、アーム先端部102aの上面が、第2突起110より低くなるように凹んだ形状をなしているため、第2突起110によりロッド112が上方へ押し上げられロッド112に設けられたロッド係止部128にストッパ118のストッパ係止部136が係止した後、アーム102をアーム挿入部120から引き抜く際にロッド112の下端がアーム102の上面に接触しにくくなり、より一層スムーズにスライド容器64を前方へ引き出すことができる。
また、本実施形態では、凹部106の傾斜面106aの前後方向に対する傾斜角度が45度より小さい角度に設定されているため、付勢手段116によって下向きに付勢されたロッド112がスライド容器64を冷蔵庫後方へ引き込む移動量に対してロッド112の移動量を小さくすることができ、アーム保持部104を小型化することができる。
なお、本実施形態では、冷蔵庫内に区画された貯蔵室60に密閉された空間を形成する外容器を設け、当該外容器62内にスライド容器64を収納する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、貯蔵室60を区画する側壁にアーム保持部104を設けて、スライド容器64が貯蔵室60内を前後にスライドするように構成してもよい。
また、貯蔵室60を冷蔵室22に設ける場合について説明したが、例えば野菜室24等の冷蔵室22以外の貯蔵空間に設けてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…冷蔵庫、20…冷蔵空間、22…冷蔵室、22a…冷蔵室扉、40…冷凍空間、60…貯蔵室、62…外容器、63…フランジ部、64…スライド容器、66…扉、67…固定レール、69…ガスケット、70…減酸素装置、100…保持機構、102…アーム、102a…アーム先端部、104…アーム保持部、106…凹部、106a…傾斜面、108…第1突起、110…第2突起、110a…傾斜面、112…ロッド、112a…傾斜面、114…ホルダ、116…付勢手段、118…ストッパ、120…アーム挿入部、122…ロッドガイド、124…スプリングケース、126…スプリング、128…ロッド係止部、130…回動軸、132…係止棒、132a…下端部、134…押圧手段、136…ストッパ係止部

Claims (9)

  1. 貯蔵室と、前後方向にスライドして前記貯蔵室から出し入れするスライド容器と、前記スライド容器を前記貯蔵室に収納した状態で保持する保持機構とを備えた冷蔵庫において、
    前記保持機構は、前記スライド容器に設けられたアームと、前記貯蔵室内に設けられたアーム保持部とを備え、
    前記アームは、底部に行くほど前方へ傾斜する傾斜面を有する凹部を備え、
    前記アーム保持部は、前記凹部に挿入されるロッドと、前記凹部に挿入された前記ロッドを前記アームに向けて付勢する付勢手段とを備え、前記スライド容器を前記貯蔵室内に収納する際に、前記付勢手段に付勢された前記ロッドが前記傾斜面を摺動しながら前記凹部に挿入される冷蔵庫。
  2. 前記スライド容器を前記貯蔵室から引き出す際に前記ロッドに係止して前記付勢手段に抗して前記ロッドを保持し、前記スライド容器を前記貯蔵室内に収納する際に前記ロッドとの係合を解除するストッパを備える請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記ストッパは、回動軸の周りを回動して前記ロッドに近接離隔する係止棒と、前記係止棒の一端部を前記ロッドから離隔する方向へ押圧する押圧手段とを備え、
    前記係止棒は、前記回動軸を挟んで前記一端部の反対側に設けられたストッパ係止部が、前記ロッドに設けられたロッド係止部に係止して前記ロッドを保持する請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記アームに設けられた第1突起を備え、
    前記スライド容器を前記貯蔵室内に収納する際に、前記第1突起が、前記係止棒の一端部を前記ロッドに近接する方向へ押圧して前記係止棒を回動させて前記ストッパ係止部と前記ロッド係止部との係止を解除する請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記アームに設けられ、前記付勢手段の付勢方向の反対方向へ突出する第2突起を備え、
    前記スライド容器を前記貯蔵室から引き出す際に、前記第2突起が、前記反対方向へ前記ロッドを押して前記ロッド係止部に前記ストッパ係止部を係止させる請求項3又は4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記アームは前記第2突起の後方が、前記第2突起より凹んでいる請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記スライド容器を前記貯蔵室に収納した状態で前記付勢手段が前記ロッドを前記傾斜面に押し付けて前記スライド容器を後方に付勢する請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記傾斜面の前後方向に対する前記傾斜面の傾斜角度が、45度より小さい請求項1〜7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  9. 前記貯蔵室内に固定された前面に開口部を有する外容器を備え、
    前記外容器は、内部に前記スライド容器が収納され、前記スライド容器の前板が前記開口部を閉塞する請求項1〜8のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
JP2013259389A 2013-12-16 2013-12-16 冷蔵庫 Active JP6203030B2 (ja)

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