JP6202728B2 - 地下部形成方法 - Google Patents
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Description
また、免震装置を設置する免震ピットにおいて、地下外壁の内側に間隔をあけて免震装置設置部を形成し、その地下外壁と免震装置設置部との上部にわたって床版を配置する方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。
土留め壁の内側にPCa製の地下外壁を設置し、前記地下外壁の内側に間隔をあけて免震装置設置部を形成し、前記地下外壁と前記免震装置設置部との上部にわたってPCa製の床版を配置する地下部形成方法において、
前記地下外壁を前記土留め壁に隣り合う状態で配置し、前記地下外壁の上部を前記土留め壁の上部に支持するものである。
また、本発明の第2発明による地下部形成方法は、
土留め壁の内側にPCa製の地下外壁を設置し、前記地下外壁の内側に間隔をあけて免震装置設置部を形成し、前記地下外壁と前記免震装置設置部との上部にわたってPCa製の床版を配置する地下部形成方法において、
前記床版は、一端側を前記免震装置設置部における側部型枠上に載置するとともに、他端側を前記地下外壁の上端部に載置するものである。
特に、床版に関しては、PCa製にすることで、型枠を組む必要がなく、その型枠を支持するための支保工を地下外壁と免震装置設置部との間隔内に設置する必要もない。
したがって、例えば、地下外壁と免震装置設置部との間の空間を各種の作業用の空間として有効に利用することができ、全体として施工効率の向上を図ることができる。
さらに、本発明の第2発明によれば、床版の一端側を免震装置設置部における側部型枠上、つまり、施工に必要な側部型枠上に載置し、他端側を地下外壁の上端部に載置するので、床版を載置するための特別な専用の支持部材を必要とせず、その結果、材料コストの低減と設置作業コストの低減を図りながら、床版を所望の位置に配置することができる。
この地下部形成方法は、例えば、地下に多数の免震装置を設置し、その免震装置の上方に免震建物を構築する際の地下部形成方法に関し、まず、図1に示すように、免震装置1(図2、図3参照)を設置する免震装置設置部2の周囲の地盤G中に土留め壁3を構築する。この土留め壁3は、例えば、SMW(ソイルセメント柱列壁)であるが、その他、鋼矢板などを打ち込んで構築するなど、種々の構成の土留め壁を採用することができる。
土留め壁3を構築した後、必要に応じて、土留め壁3の内側の地盤Gに現場打ちによる基礎杭4を打設し、その後、その地盤Gを所定の深さまで掘削して土壌を取り除く。
地下外壁5は、雨水や地下水の免震ピット内への侵入を防ぐため、各地下外壁5の間にゴムや合成樹脂製のシール材(図示せず)を挟み込んだ状態で設置し、必要に応じて、土留め壁3と地下外壁5の間に裏込めコンクリート6を打設する。
その後、地下外壁5から突設の鉄筋5aを連結用の鉄筋として鉄筋コンクリート製の耐圧板7を構築すると同時に、地下外壁5の内側に間隔Sをあけて鉄筋コンクリート製の免震装置1用の下部基礎8を構築し、かつ、隣接する下部基礎8どうしを接続する基礎梁9を構築する。
なお、図示はしないが、地下外壁5と耐圧板7との間には、雨水や地下水の免震ピット内への侵入を防ぐため、ゴムや合成樹脂製の止水板を介在させるのが好ましい。
そのPCa製の下部型枠を下部基礎8上に設置した支保工12に支持させた状態で、上部基礎10用の鉄筋(図示せず)を配筋し、側部型枠11を組み付ける。
なお、支保工12は、パイプ材により枠状に構成され、そのパイプ材の一部12aが地下外壁5側へ延出されて、その延出パイプ12a上に足場用の板材などを載置できるように構成されている。
床版13の一端側には連結用の鉄筋13aが突設されていて、図3に示すように、コンクリートを打設して上部基礎10を構築した状態では、床版13から突設の鉄筋13aを連結用の鉄筋として、床版13の一端側が免震装置設置部2の上部基礎10と剛接合され、床版13の他端側は、地下外壁5上に載置されて、地下外壁5上に張り出した犬走り14として形成される。
そして、上部基礎10の上に免震建物(図示せず)用の柱15やPCa製の1階用の小梁16などを順次構築し、最終的に、免震建物を構築するのである。
(1)先の実施形態では、床版13の一端側を免震装置設置部2における上部基礎10用の側部型枠11上に載置し、他端側を地下外壁5の上端部に載置した例を示したが、例えば、免震装置設置部2と地下外壁5との上部にそれぞれ床版13を載置するための専用の支持部材を設けて、その支持部材間にわたって床版13を載置することもできる。
更に、床版13の一端側、つまり、免震装置設置部2側の端部に関しては、例えば、上部基礎10をPCa製にして、そのPCa製上部基礎10の上に床版13の一端側を載置することも可能であり、必要な場合には、例えば、コンクリートの打設によって床版13の一端側とPCa製上部基礎10を剛接合することもできる。
2 免震装置設置部
3 土留め壁
5 PCa製の地下外壁
11 側部型枠
13 PCa製の床版
14 犬走り
S 間隔
Claims (3)
- 土留め壁の内側にPCa製の地下外壁を設置し、前記地下外壁の内側に間隔をあけて免震装置設置部を形成し、前記地下外壁と前記免震装置設置部との上部にわたってPCa製の床版を配置する地下部形成方法において、
前記地下外壁を前記土留め壁に隣り合う状態で配置し、前記地下外壁の上部を前記土留め壁の上部に支持する地下部形成方法。 - 土留め壁の内側にPCa製の地下外壁を設置し、前記地下外壁の内側に間隔をあけて免震装置設置部を形成し、前記地下外壁と前記免震装置設置部との上部にわたってPCa製の床版を配置する地下部形成方法において、
前記床版は、一端側を前記免震装置設置部における側部型枠上に載置するとともに、他端側を前記地下外壁の上端部に載置する地下部形成方法。 - 前記床版は、一端側を前記免震装置設置部と剛接合し、他端側を前記地下外壁上に張り出した犬走りとして形成する請求項1または2に記載の地下部形成方法。
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