JP6202285B2 - 印刷物処理方法及び印刷物処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷物処理方法及び印刷物処理装置に関し、特に、印刷物が有効であるか否かを適切に管理する技術に関する。
有料チケット等、印刷物そのものが高い貨幣価値を持つ印刷物の場合、印刷物の管理を厳重に行う必要がある。また、チケットの副次的価値を高めるためにチケット面印刷の美しさも重要となっている。
電子写真方式をはじめとするカラー画像形成装置は、印刷面の美しさでは十分な要件を満たしている。しかし、汚れ、摺れ、抜け、等の画像不良が一定の割合で発生することが避けられず、印刷結果の検品が必須である。
このような高い価値を持つ印刷物の場合、検品で画像不良とされた不良印刷物が誤って流出しないよう、仕組みが必要となる。
たとえば、不良印刷物が無効であることを明示するマークや塗り潰しを行い、また、後の工程で不良印刷物を排除しやすいよう、欄外に不良であることを示すマークを印字する手法が知られている(以下、特許文献1参照)。
また、有効な印刷物の真贋を判別するための仕組みも必要となる。たとえば、印刷物に印字されたマークの画像情報をサーバに保管し、印刷物の真贋を知りたい場合は、印刷物の所定箇所の画像情報を真贋判定センターに送信して、サーバに保存してある画像情報との合致具合を評価する手法が知られている(以下、特許文献2参照)。
特開平9-240120号公報 特開2012-61840号公報
以上の特許文献1の手法では、不良であることを示すマークを付与することができる。しかし、良品チケットの所有者が誤って汚損してしまった場合と、厳格な区別は困難な場合がある。このため、不良印刷物が何らかの要因で外部に流出した場合、利用可能となってしまう可能性がある。また、印刷物の美しさを求めると、検品時に、より小さな欠陥まで不良として排除することになるから、不良印刷が多く発生し、ロスやコストの増加につながり、問題がある。
また、不良印刷物の外部流出を解消するため、印刷不良を検知した印刷物を即座にシュレッダーにかけるようなシステムも考えられるが、ロール紙でラベル印刷する場合や、1枚の用紙に複数のチケットを割り付け印刷する場合は、印刷ロスが多くなってしまい、問題がある。
また、不良印刷物を再利用できないよう、そのチケットの全面を完全に塗り潰してしまうことも考えられる。しかし、この塗りつぶしにより、周辺の正常印刷物を汚染したり、塗りつぶしの素材(インクやトナー)が余計に必要となる、等の課題がある。従って、不良印刷物の流出防止の解決策としての課題がある。
一方、以上の特許文献2の手法では、良品の真贋判別においては、印刷物の所定箇所から得られる特徴情報をもとに判断しようとする。このため、類似の特性が生じやすく、これらを確実に識別可能とするために、十分な情報量を照合情報サーバに保存し、これらと対比可能な、十分な精度の画像情報を、真贋判定(有効性判定)時に取得する必要がある。この結果、印刷物であるチケットや、判定装置、照合情報サーバ、など関連のシステムを扱うユーザーの負担が大きかった。また、照合情報サーバと接続するネットワーク環境が存在しない場合には、真贋判定(有効性判定)ができない問題もあった。
本発明は、印刷不良の判定を厳しくする必要がなく、照合情報サーバ等の通信環境を必要とせず、印刷物の有効性判定を行うことが可能な印刷物処理方法及び印刷物処理装置を実現することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決する本発明は、以下の通りである。
(1)本発明の一側面が反映された印刷物処理方法又は印刷物処理装置では、印刷物を読み取って得られた印刷物読取画像情報と前記印刷物を適正に画像形成した状態で得られる印刷物適正画像情報(元画像データ又は適正印刷物読み取り結果)とを比較して、両者の差異に該当する少なくとも一つの大きな部分を特徴情報として抽出し、前記印刷物の前記特徴情報の所在箇所近傍に読み取り可能なマークを追い刷りし、前記マークと前記特徴情報との位置関係を第一情報として定め、前記特徴情報の抽出方法と前記特徴情報から抽出される特徴量とを第二情報として定め、前記第一情報と前記第二情報とを含む符号情報を前記印刷物のいずれかの位置に追い刷りする、ことを特徴とする。
(2)上記(1)において、前記マークは、前記特徴情報を包含するように配置される。
(3)上記(1)〜(2)において、前記マークは、前記印刷物が有効であることが視認可能な状態で前記印刷物に表示される。
(4)上記(1)〜(3)において、前記差異が許容範囲よりも大きい場合には、前記マークは、前記印刷物が無効であることを視認可能な状態で前記印刷物に表示され、前記符号情報は、前記印刷物が無効であることを示す第三情報を含む。
(5)上記(1)〜(4)において、前記特徴量を抽出する前記抽出方法は、閉領域面積を抽出する閉領域抽出、端点を抽出する端点抽出、エッジ強度又はエッジ形態を抽出するエッジ抽出、又は、領域テクスチャ強度を抽出するテクスチャ情報抽出、のうちの少なくとも一つを含む。
(6)上記(1)〜(5)において、前記マークは、前記印刷物が有効であるか無効であるかで、異なるように視認可能な状態で前記印刷物に表示される。
(7)上記(1)〜(6)において、前記印刷物に追い刷りされた前記マークと前記符号情報とを検出し、前記マークと前記符号情報との少なくとも一方を検出できない場合には、前記印刷物を無効化する付加処理を実行する。
(8)本発明の一側面が反映された印刷物処理方法又は印刷物処理装置では、印刷物を読み取って得られた印刷物読取画像情報と前記印刷物を適正に画像形成した状態で得られる印刷物適正画像情報との差異に該当する部分が特徴情報とした場合に、前記印刷物の前記特徴情報の所在箇所近傍に追い刷りされたマークと、前記マークと前記特徴情報との位置関係である第一情報、及び、前記特徴情報の抽出方法と前記特徴情報から抽出される特徴量との第二情報を含み、前記印刷物のいずれかの位置に追い刷りされた符号情報と、を有するように構成された前記印刷物を処理する印刷物処理方法又は印刷物処理方法において、前記符号情報中の前記第一情報に含まれる前記位置関係を参照して前記印刷物の前記特徴情報を特定し、前記符号情報中の前記第二情報に含まれる前記抽出方法を参照して前記印刷物に含まれる前記特徴情報の前記特徴量を抽出し、前記印刷物の前記特徴情報から抽出された前記特徴量と前記第二情報に含まれる前記特徴量とを比較して前記印刷物の有効性を判定する、ことを特徴とする。
(9)上記(8)において、前記印刷物の前記特徴情報から抽出された前記特徴量と前記第二情報に含まれる前記特徴量とを比較し、比較結果が一致する場合には前記印刷物を有効と判定し、比較結果が一致しない場合には前記印刷物を無効と判定する。
(10)上記(8)〜(9)において、前記符号情報として前記印刷物が無効であることを示す第三情報を含むように構成された前記印刷物について、前記符号情報中の前記第三情報を参照し、当該印刷物が無効であると判定する。
本発明によると以下のような効果を奏することができる。
(1)本発明の一側面が反映された印刷物処理方法又は印刷物処理装置では、印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報とを比較して差異部分を特徴情報として定め、特徴情報の所在箇所近傍に読み取り可能なマークを追い刷りし、第一情報(マークと特徴情報との位置関係)と第二情報(特徴情報の抽出方法と特徴情報から抽出される特徴量)とを含む符号情報を印刷物のいずれかの位置に追い刷りすることにより、符号情報中の第一情報に含まれる位置関係を参照して印刷物の特徴情報を特定し、符号情報中の第二情報に含まれる抽出方法を参照して印刷物に含まれる特徴情報の特徴量を抽出し、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に含まれる特徴量とを比較して印刷物の有効性を判定することが可能になる。
この場合、印刷物作成時に照合情報サーバに照合情報を蓄積する必要はない。また、印刷物有効性判定時において、照合情報を保持する照合情報サーバと通信する必要はなく、印刷物の特徴情報と印刷物に追い刷りされた符号情報とから当該印刷物の有効性が明らかになる。また、印刷物作成時において、印刷物の適正状態からの差異を特徴情報として利用しているため、不良印刷を減らすことが可能になる。
(2)上記(1)において、マークは、特徴情報を包含するように配置されるため、印刷物の適正状態からの差異を特徴情報として利用することが可能になると共に、印刷物の適正状態からの差異(すなわち画像不良)を目立たなくすることが可能になる。この結果、不良印刷を減らすことが可能になる。
(3)上記(1)〜(2)において、マークは、印刷物が有効であることが視認可能な状態で印刷物に表示されるため、印刷物の有効性が視認状態でも明らかになる。
(4)上記(1)〜(3)において、差異が許容範囲よりも大きい場合には、印刷物が無効であることを視認可能なマークと、印刷物が無効であることを示す第三情報を含む符号情報とを、追い刷りすることになり、印刷物が無効であることが視認によっても明らかになるだけでなく、印刷物が無効であることが符号情報からも確認できる。従って、有効な印刷物が汚損したものと、無効な印刷物とについて、符号情報から判定して識別することが可能になる。
(5)上記(1)〜(4)において、特徴量を抽出する抽出方法として、閉領域面積を抽出する閉領域抽出、端点を抽出する端点抽出、エッジ強度又はエッジ形態を抽出するエッジ抽出、又は、領域テクスチャ強度を抽出するテクスチャ情報抽出、のうちの少なくとも一つが指定されることで、印刷物に含まれる特徴情報の特徴量を正確に抽出することが可能になり、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に含まれる特徴量とを比較して印刷物の有効性を判定することが可能になる。
(6)上記(1)〜(5)において、マークは、印刷物が有効であるか無効であるかで異なる視認状態で印刷物に表示されるため、印刷物が有効であるか無効であるかが視認状態でも明らかになる。
(7)上記(1)〜(6)において、印刷物に追い刷りされたマークと符号情報とを検出し、マークと符号情報との少なくとも一方を検出できない場合には、印刷物を無効化する付加処理を実行することにより、有効性判定が行えない印刷物が流通することが無くなり、流通している印刷物に関しては有効性判定を確実に実行できるようになる。
(8)本発明の一側面が反映された印刷物処理方法又は印刷物処理装置では、印刷物作成時には、印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報とを比較して差異部分を特徴情報として定め、特徴情報の所在箇所近傍に読み取り可能なマークを追い刷りし、第一情報(マークと特徴情報との位置関係)と第二情報(特徴情報の抽出方法と特徴情報から抽出される特徴量)とを含む符号情報を印刷物のいずれかの位置に追い刷りしておき、印刷物有効性判定時には、符号情報中の第一情報に含まれる位置関係を参照して印刷物の特徴情報を特定し、符号情報中の第二情報に含まれる抽出方法を参照して印刷物に含まれる特徴情報の特徴量を抽出し、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に含まれる特徴量とを比較することで、印刷物の有効性を判定することが可能になる。
この場合、印刷物有効性判定時において、照合情報を保持する照合情報サーバと通信する必要はなく、印刷物の特徴情報と印刷物に追い刷りされた符号情報とから当該印刷物の有効性が明らかになる。また、印刷物作成時において、印刷物の適正状態からの差異を特徴情報として利用しているため、不良印刷を減らすことが可能になる。
(9)上記(8)において、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に含まれる特徴量とを比較し、比較結果が一致する場合には印刷物を有効と判定し、比較結果が一致しない場合には印刷物を無効と判定することで、印刷物の有効/無効を確実に判定することが可能になる。
(10)上記(8)〜(9)において、符号情報として印刷物が無効であることを示す第三情報を含むように構成された印刷物について、符号情報中の第三情報を参照し、当該印刷物が無効であると判定するため、印刷物が無効であることが符号情報から確認できる。従って、有効な印刷物が汚損したものと、無効な印刷物とについて、符号情報から判定して識別することが可能になる。
本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す構成図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す構成図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す構成図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す構成図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す構成図である。 本発明の実施形態の印刷物の様子を示す構成図である。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、
印刷不良の判定を厳しくする必要がなく、照合情報サーバ等の通信環境を必要とせず、印刷物の有効性判定を行える印刷物処理方法及び印刷物処理装置の実施形態を詳細に説明する。
〔印刷物処理装置の構成(1)〕
ここで、図1を参照して、印刷物を検査(検品)して検査結果を埋め込む印刷物処理装置100の構成を説明する。なお、ここでは、記憶部10、画像形成部50、印刷物処理装置100の構成を示している。
記憶部10は、各種記憶媒体で構成されており、印刷物作成用の各種方式の画像データを記憶している。なお、この記憶部10に記憶されている画像データを、元画像データと呼ぶ。なお、各種方式の画像データとしては、RIP済み画像データ、JPG形式画像データ、PDF画像データ、ビットマップ画像データなど、画像形成により印刷物作成が可能なものであれば良い。
画像形成部50は、元画像データを用いて画像形成することで印刷物を作成する電子写真方式や他の各種方式の装置である。なお、ここでは、画像形成部50と印刷物処理装置100とを分離して示しているが、画像形成部50と印刷物処理装置100内の画像形成部とを共用することも可能である。
印刷物処理装置100は、印刷不良の判定を厳しくする必要がなく、照合情報サーバ等の通信環境を必要とせず、印刷物の有効性判定を行える印刷物を作成する装置である。
この印刷物処理装置100は、適正画像情報入力部110、読み取り部120、特徴情報抽出部130、画像生成部140、画像形成部150、読み取り部160、情報検出部170、付加処理部180、を備えて構成されている。
なお、この印刷物処理装置100は、図示されない制御部や操作表示部を備えていても良い。また、印刷物を循環させることで、画像形成部50と画像形成部150とを兼用することが可能である。同様に、印刷物を循環させることで、読み取り部120と読み取り部160とを兼用することが可能である。
また、通常は、画像形成部50は印刷物を作成する印刷所などに配置されている。また、印刷物処理装置100は、画像形成部50と同様に、印刷所などに配置されていても良いし、配布する直前の印刷物の有効性を判定するため、印刷物配布場所に配置されていても良い。
ここで、適正画像情報入力部110は、画像形成部50で生成された画像欠陥の無い適正状態の印刷物(適正印刷物)を読み取り部120で読み取って得られた印刷物適正画像情報、又は、記憶部10に記憶されている元画像データのいずれかが、印刷物適正画像情報として入力される。
例えば、図5(a)が、「全国共通○×▽引換券」なる印刷物における印刷物適正画像情報の一例である。
読み取り部120は、上述した適正印刷物を読み取るほか、有効性判定対象となる検品前の印刷物を読み取って、印刷物読取画像情報を生成するスキャナである。なお、この読み取り部120は、画像形成部50と画像形成部150とが兼用である場合には、画像形成部50の用紙搬送下流側に配置されていても良い。
特徴情報抽出部130は、適正画像情報入力部110からの印刷物適正画像情報と、読み取り部120からの印刷物読取画像情報とを受けて、印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報とを比較して、両者の差異に該当する部分を特徴情報として抽出する。なお、特徴情報抽出部130は、印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報とを比較して、両者の差異に該当する部分が複数存在する場合には、少なくとも一つの大きな部分を、特徴情報として抽出する。
例えば、図5(b)が、検品前の「全国共通○×▽引換券」なる印刷物における印刷物適正読取画像情報の一例であり、印刷物の左下空白部分に汚れ(図5(b)中のER1)が付着した様子を示している。そして、特徴情報抽出部130において、図5(a)の印刷物適正画像情報と図5(b)の印刷物読取画像情報とが比較され、図5(b)中の汚れER1が特徴情報として抽出される。
なお、特徴情報は、印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報との差異に該当する部分であり、画像に付着した汚れ以外に、例えば、画像の部分的な欠け、文字の部分的なかすれ、画像や文字や枠の部分的な濃淡の変化、画像や文字や枠の部分的な長さや太さや大きさの変化、などが該当する。なお、ここに示した以外のものであって、印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報との差異を特徴情報とすることを妨げない。
また、特徴情報抽出部130は、抽出された特徴量の大きさ、抽出された特徴量の位置、抽出された特徴量の特性(色又は濃度)、抽出された特徴量の形状、抽出された特徴量の印刷物適正画像情報への影響(文字消滅、画像消滅)、などから、印刷物が良品(有効)であるか不良品(無効)であるかを判断する。
例えば、図5(b)のように空白部分における所定面積未満の汚れであって、他の画像や文字への影響が無ければ、印刷物を良品と判断する。
一方、図5(d)のER2やER3のように他の画像や文字への影響(文字消滅)が有る画像欠陥、図5(d)のER4のように空白部分であっても一定面積以上の汚れ、であれば、印刷物を不良品と判断する。
なお、特徴情報抽出部130において、以上の特徴量を抽出する抽出方法は、閉領域面積を抽出する閉領域抽出、端点を抽出する端点抽出、エッジ強度又はエッジ形態を抽出するエッジ抽出、又は、領域テクスチャ強度を抽出するテクスチャ情報抽出、のうちの少なくとも一つを用いることが望ましい。
なお、特徴情報抽出部130で特徴情報を抽出する際に使用された抽出方法、及び、抽出された特徴量については、以下の画像形成部140に通知する。
画像生成部140は、印刷物に追い刷りする予定のマークと符号情報の画像を生成する。ここで、マークとは、印刷物の特徴情報の所在箇所近傍に追い刷りする予定の所定形状の画像である。図5(c)中のMK1で示される「検査済」のスタンプ画像がマークの一例である。なお、マークとしては、印刷物に印刷されている文字と区別が付くことが望ましく、「検査済(良品)」、「検査済(不良品)」、「検査済(有効)」、「検査済(無効)」、「検査済(合格)」、「検査済(不合格)」のようにしても良い。また、「◎」や「×」のような1文字の記号であっても良い。
また、このマークは、印刷物が有効であるか無効であるかで、異なるように視認可能な状態で印刷物に表示されることが望ましい。例えば、色、濃度、透過具合、光沢度などを変えて、良品であれば低濃度又は光沢により表現し、不良品であれば高濃度・非透過状態で表現し、異なる視認状態にすることが望ましい。
また、符号情報とは、印刷物のいずれかの位置に追い刷りする予定の文字、数値、バーコードなどによる情報の画像であり、第一情報と第二情報、又は、第一情報と第二情報と第三情報、を含んで生成される。
ここで、マークと特徴情報との相対位置を示す位置情報を第一情報、特徴情報の抽出方法と特徴情報から抽出される特徴量(検品時における特徴量)とを第二情報、として定める。
図5(c)中のC1で示される「141421356」の数字画像、図5(d)中のC1’で示される「987654321999」の数字画像、が符号情報の一例である。ここで、符号情報C1’は、第一情報と第二情報に加えて第三情報を含むため、第一情報と第二情報による符号情報C1よりも桁数が増加している。なお、この符号情報は、数字による以外にバーコードで表示されていても良い。
また、この符号情報は、マークの基準点と特徴情報との位置関係を第一情報、特徴情報の抽出方法と特徴情報から抽出される特徴量とを第二情報、として定め、第一情報と第二情報とを含むものである。
また、画像生成部140は、差異が許容範囲よりも大きくて不良品であると特徴情報抽出部130により判断された場合には、印刷物が無効であることを視認可能な状態のマーク(図5(d)中のMK2の「×」印)の画像を生成し、印刷物が無効であることを示す第三情報を含む符号情報の画像を生成する。
画像形成部150は、画像生成部140で生成されたマークと符号情報とを、画像形成することによって印刷物に追い刷りする。なお、この追い刷りとして、画像が有効である場合のマークについては、印刷物の下地が透過するような薄色の追い刷りが望ましい。また、この追い刷りとして、画像が無効である場合のマークについては、印刷物の下地を気にせずに、明瞭に識別できる状態の追い刷りが望ましい。また、符号情報の追い刷りとしては、所定位置、例えば、図5の印刷物の検査欄のような特定の位置に明瞭に追い刷りすることが望ましい。
読み取り部160は、マークと符号情報とが画像形成部150により印刷物に確実に追い刷りされているかを確認するための読み取りを行う読み取り部である。
情報検出部170は、読み取り部160の読み取り結果を参照して、マークと符号情報とが画像形成部150により印刷物に追い刷りされているかを確認する。
付加処理部180は、マークと符号情報とが画像形成部150により印刷物に追い刷りされていない場合に、該当する印刷物を使用不可能な状態にするための付加処理を実行する処理部である。なお、付加処理としては、印刷物への特定色の塗り潰し、印刷物の断裁処理などが該当する。
〔印刷物処理装置の構成(2)〕
ここで、図2を参照して、検査結果(検品結果)が埋め込まれた印刷物(検品後の印刷物)を再び検査して、当該印刷物の有効性を判定する印刷物処理装置200の構成を説明する。
この印刷物処理装置200は、読み取り部210、特徴情報抽出部220、判定部230、表示部240、を備えて構成されている。なお、この印刷物処理装置200は、図示されない制御部や操作表示部を備えていても良い。
なお、この印刷物処理装置200は、印刷物の有効性の判断を印刷物に埋め込まれた情報のみから行うため、照合情報サーバ等に接続される必要がない。すなわち、この印刷物処理装置200は、照合情報サーバ等の通信環境を必要とせず、印刷物の有効性判定を行える装置である。
この印刷物処理装置200は、検品後に配布された印刷物の有効性を判定するため、印刷物を使用する各地(店舗、各種会場の出入り口、各種車両の出入り口など)に配置されていることが望ましい。また、印刷物の購入者が、検品後の印刷物の有効性を、自宅において、使用前に確認する用途にも使用することができる。
読み取り部210は、有効性判定対象となる印刷物を読み取って、印刷物読取画像情報を生成するスキャナである。
特徴情報処理部220は、読み取り部210からの印刷物読取画像情報を受けて、特徴情報とマークと符号情報とを抽出する。そして特徴情報処理部220は、符号情報に含まれる第一情報と第二情報、又は、符号情報に含まれる第一情報と第二情報と第三情報、を抽出する。更に、特徴情報処理部220は、符号情報中の第一情報に含まれる位置関係を参照して、印刷物の特徴情報を特定し、符号情報中の第二情報に含まれる抽出方法を参照して印刷物に含まれる特徴情報の特徴量を抽出する。
また、特徴情報処理部220は、マークの有無、符号情報の有無、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量、第二情報に含まれる特徴量、を判定部230に転送する。
判定部230は、マークの有無、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量、第二情報に含まれる特徴量、を参照し、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に含まれる特徴量との比較結果が一致する場合には印刷物を有効と判定し、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に含まれる特徴量との比較結果が一致しない場合には印刷物を無効と判定する。表示部240は、判定部230による判定結果(有効又は無効)を表示する。
なお、この印刷物処理装置200は、スキャナとコンピュータとにより構成することもできるが、ハンディスキャナに特徴情報抽出部220と判定部230と表示部240を内蔵させて構成することもできる。
〔印刷物処理装置の動作(1)〕
ここで、図3のフローチャートを参照して、印刷物を検査(検品)して検査結果を埋め込む印刷物処理装置100の処理手順を説明する。
記憶部10に記憶されている元画像データを指定し(図3中のステップS101)、この元画像データに基づいて画像形成部50において画像形成を実行して印刷物を作成する
(図3中のステップS102)。
適正画像情報入力部110は、画像形成部50で生成された印刷物の中でオペレータによって画像欠陥が無いと確認された適正状態の印刷物(適正印刷物)を読み取り部120で読み取って得られた印刷物適正画像情報、又は、記憶部10に記憶されている元画像データのいずれかが入力され、印刷物適正画像情報を生成する(図3中のステップS103)。
画像形成部50で作成された印刷物は、検品のために読み取り部120において読み取られ、印刷物読取画像情報が生成される(図3中のステップS104)。
特徴情報抽出部130は、適正画像情報入力部110からの印刷物適正画像情報と、読み取り部120からの印刷物読取画像情報とを受けて、印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報とを比較する(図3中のステップS105)。
なお、前述の印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報との比較(図3中のステップS105)は、特定の方式に限定されるものではない。例えば、印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報との比較について、公知の画像解析手法を適宜用いて実施すればよい。
たとえば、印刷物読取画像情報及び印刷物適正画像情報について、特性が異なっているため、両者を直接比較しても差異に該当する部分が直接得られない場合もある(図11中のステップS1051でNO)。
このような場合には、印刷物読取画像情報及び印刷物適正画像情報の両者のうち、少なくとも一つについて、階調特性を揃えるための色変換処理と、空間周波数特性を揃えるための空間フィルタ処理と、画像特徴の位置関係を揃えるための画像変形処理との少なくとも一つの処理を施す(図11中のステップS1052)。
そして、両者を直接比較できるように、双方の画像情報の特性が整えられた状態になってから(図11中のステップS1051でYES)、比較を実行する(図11中のステップS1053)。そして、図3のフローチャートに戻って、それ以降の処理に進めば良い。
ここで、特徴情報抽出部130は、印刷物適正画像情報と印刷物読取画像情報との差異に該当する部分を、特徴情報として抽出する(図3中のステップS106)。例えば、図5(b)中のER1や図5(d)中のER2〜ER4が、特徴情報に該当する。なお、特徴情報抽出部130は、印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報とを比較して、両者の差異に該当する部分が複数存在する場合には、少なくとも一つの大きな部分を、特徴情報として抽出すれば良い。例えば、特徴情報抽出部130において、図5(a)の印刷物適正画像情報と図5(b)の印刷物読取画像情報とが比較され、図5(b)中の汚れER1が特徴情報として抽出される。
画像生成部140は、以上の特徴情報の所在箇所近傍に、追い刷りする予定のマークの画像を生成する(図3中のステップS107)。
なお、画像生成部140は、特徴情報抽出部130により印刷物が良品であると判断された場合には、印刷物が良品であるマークの画像(図5(c)MK1参照)を生成する。一方、画像生成部140は、印刷物が不良品であると特徴情報抽出部130により判断された場合には、印刷物が不良品であることを視認可能な状態のマークの画像(図5(d)MK2参照)を生成する。
また、画像生成部140は、以上のマークと、近傍にマークが付される特徴情報との位置関係を、第一情報として生成する(図3中のステップS108)。
ここで、マークは、検査済印を意味した画像である。従って、マークの色調は特定されないが、下地が透けて見える、あるいはカバレッジを低く抑えてある方が、元の印刷画像がよく見えて好ましい。また、欠陥を隠すようにマークを追い刷りすることが望ましい。
特徴情報と、特徴情報の所在箇所近傍に付されるマーク、第一情報に含まれる位置情報について、図6を参照して説明する。
図6のように、検査済(有効/良品)を示すマークの追い刷りは、特徴情報の存在箇所を包含するように配置する。「検査済」のマークには、特徴情報についてマークからの相対位置を特定可能なように、座標位置を参照可能な位置指標を有することが望ましい。
この図6では、検査済の前後に2つのカギ括弧を設け、このカギ括弧のエッジを指標として用いている。
例えば、特徴情報の相対座標を、Xadr、Yadrとする。なお、X,Yについては、マーク内の左右方向をX方向、マークの上下方向をY方向と、相対アドレスに設定している。従って、印刷物上のマークが回転した状態であっても、X,Yについては変更が生じない。
ここで、特徴情報のマーク内の相対アドレスを(Xadr,Yadr),始端側カギ括弧の左端部から特徴情報までのX方向長をX1,特徴情報から末端側カギ括弧の右端部までのX方向長をX2,始端側カギ括弧の上端部から特徴情報までのY方向長をY1,特徴情報から末端側カギ括弧の下端部までのY方向長をY2,特徴情報のX方向サイズをXs,特徴情報のY方向サイズをYs,とする。
特徴情報の位置(X1,Y1)は、Xadr = X1/(X1+X2),Yadr = Y1/(Y1+Y2),と特定できる。そこで、この場合のXadrとYadrとを第一情報として符号情報に含めるようにする。
なお、(Xadr,Yadr)の情報量は、位置特定の必要精度にもよるが、各々、3bit〜8bit程度あればよい。たとえば8bitであれば、マークの両端距離の1/256の精度で位置が特定できることになる。符号ビットを拡張して、マークで包含される領域外を指定できるようにしてもよい。たとえば上記の例で9bitに拡張すれば、相対座標として、マークが包含する領域を、XY各々に、前後合わせてマークのサイズ分、拡張することができる。
また図示の通り、さらに、特徴情報の領域サイズXs,Ysを設定するようにしてもよい。例えば、Xadrを8bit精度で設定している場合にXsが16であったとすると、X方向のマークのサイズの16/256=1/16のサイズを特徴領域として抽出できることになる。
また、画像生成部140は、特徴情報抽出部130から通知された特徴情報の抽出方法と、特徴情報抽出部130において特徴量から抽出された検品時における特徴量とを文字又は数値に変換して、第二情報を生成する(図3中のステップS109)。
そして、画像生成部140は、以上の第一情報と第二情報とから、一連の文字又は数値による符号情報を生成する(図3中のステップS110)。
そして、画像生成部140は、特徴情報抽出部130により印刷物が良品であると判断された場合には、以上の第一情報と第二情報とから、一連の文字又は数値による符号情報を生成する(図3中のステップS110)。また、画像生成部140は、特徴情報抽出部130により印刷物が不良品であると判断された場合には、以上の第一情報と第二情報に加え、印刷物が無効であることを示す第三情報を生成し、第一情報と第二情報と第三情報とから、一連の文字又は数値による符号情報を生成する(図3中のステップS110)。
画像形成部150は、画像生成部140で生成されたマークと符号情報の画像を、画像形成することによって印刷物に追い刷りする(図3中のステップS111)。
読み取り部160は、マークと符号情報とが画像形成部150により印刷物に確実に追い刷りされているかを確認するため、画像形成部150において追い刷りが実行された直後に印刷物の読み取りを行う(図3中のステップS112)。
情報検出部170は、読み取り部160の読み取り結果と、画像形成部140で生成された追い刷り用の画像データとを比較して、マークと符号情報とが画像形成部150により印刷物に追い刷りされているかを確認する(図3中のステップS113)。
情報検出部170により、画像形成部150による追い刷りがなされていると確認できれば(図3中のステップS114でYES)、検品済みの印刷物として、印刷物処理装置100から出力される(図3中のステップS115)。
一方、情報検出部170により、画像形成部150による追い刷りがなされていると確認できなければ(図3中のステップS114でNO)、付加処理部180は、該当する印刷物を使用不可能な状態にするための付加処理を実行する(図2中のステップS116)。なお、付加処理部180による付加処理としては、印刷物への特定色の塗り潰し、印刷物の断裁処理などが該当する。
以上の印刷物処理の様子を図7以降を参照して説明する。図5では印刷物として1枚の引換券(「全国共通○×▽引換券」)についての検品前後の様子を説明したが、実際には、図7に示されるように、1枚のシートに複数の引換券がプリントされた状態で出力される。このように複数の引換券が1枚の用紙上に形成されている場合には、各引換券1枚毎に検品を実行する。
図7は、画像形成部50から出力された、検品前の印刷物を示している。この図7では、各引換券において許容範囲の汚れによる画像欠陥の他に、許容範囲外である文字抜けの画像欠陥ER1とER2とが存在している。
図8は、印刷物処理装置100から出力された、検品後の印刷物を示している。このため、ER1とER2が含まれない引換券については、「検査済」マークと、第一情報と第二情報を含む符号情報が追い刷りされている。一方、ER1とER2が含まれる引換券については、大きな「×」印マークと、第一情報と第二情報と第三情報を含む符号情報が追い刷りされている。
なお、「検査済」マークは、各々の割り付け印刷された引換券において、もっとも特徴的な箇所近傍に追い刷りされる。従って、各々の印刷面でマークの追い刷り位置が異なるようになっている。
図9は、印刷物処理装置100内の画像形成部150で追い刷りされて、読み取り部160で読み取られる際の、検品中の印刷物を示している。
ここで、図7のER1とER2が含まれない引換券については、「検査済」マークと、第一情報と第二情報を含む符号情報が追い刷りされている。一方、ER1とER2が含まれる引換券については、大きな「×」印マークと、第一情報と第二情報と第三情報を含む符号情報が追い刷りされている。
但し、図9中の右上端については、「検査済」のマークと符号情報との追い刷りが欠落しており、追い刷りエラーERRとして情報検出部170により検出される。この結果、付加処理部180により、右上端については塗りつぶしの付加処理が実行されて、使用できない状態にされた上で、印刷物処理装置100から出力される。
また、図示していないが、図9の追い刷りエラーERRが複数発生しているのであれば、情報検出部170の決定により、付加処理部180がシート全体を塗りつぶす、シート全体を断裁処理する、といった処理を実行することも可能である。
〔印刷物処理装置の動作(2)〕
ここで、図4のフローチャートを参照して、印刷物の検査(検品)により検査結果が印刷物処理装置100により埋め込まれた印刷物について、印刷物処理装置200により印刷物の有効性を判定する処理手順を説明する。
検品後に配布された印刷物の有効性を判定するため、印刷物を使用する各地(店舗、各種会場の出入り口、各種車両の出入り口、印刷物購入者の自宅など)で、印刷物処理装置200は以下の印刷物処理を実行する。
スキャナなどの読み取り部210により、有効性判定対象となる印刷物を読み取って、印刷物読取画像情報が生成され(図4中のステップS201)、この印刷物読取画像情報は特徴情報処理部220に通知される。
読み取り部210からの印刷物読取画像情報を受けた特徴情報処理部220は、印刷物読取画像情報から、マークと符号情報とを抽出する(図4中のステップS202)。
特徴情報処理部220は、符号情報に含まれる第一情報と第二情報、又は、符号情報に含まれる第一情報と第二情報と第三情報を分離抽出し解析する(図4中のステップS203)。ここで、特徴情報処理部220は、予め定められたアルゴリズムに従って文字又は数値の符号情報の中から、位置情報を有する第一情報、特徴情報の抽出方法と検品時の特徴量とを含む第二情報を抽出して解析する。なお、符号情報が第三情報を含む場合には、同様にして、第三情報についても抽出して解析する。
ここで、特徴情報処理部220は、符号情報中の第一情報に含まれる位置関係(マークと特徴情報との相対位置を示す関係)を参照して、マークを基準にして印刷物中の特徴情報を特定する(図4中のステップS204)。すなわち、特徴情報処理部220は、第一情報に含まれるマークの特定の位置からの相対座標により、特徴情報を特定する。
また、特徴情報処理部220は、符号情報中の第二情報に含まれる抽出方法を参照して、印刷物に含まれる特徴情報について、現時点での特徴量を抽出し(図4中のステップS205)、抽出した特徴量を判定部230に転送する。更に、特徴情報処理部220は、第二情報に保存された検品時の特徴量を取得して(図4中のステップS206)、判定部230に転送する。なお、特徴情報処理部220は、読み取り部210で読み取った印刷物におけるマークの有無、符号情報の有無についても、判定部230に転送する。
判定部230は、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に含まれる特徴量などを参照し(図4中のステップS208)、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に保存されていた特徴量との比較結果が一致する場合には(図4中のステップS208でYES)、印刷物を有効と判定する(図4中のステップS209)。
また、判定部230は、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に保存されていた特徴量との比較結果が一致しない場合には(図4中のステップS208でNO)、印刷物を無効と判定する(図4中のステップS210)。なお、特徴情報処理部220において符号情報を抽出できなかったり、特徴情報を特定できない場合には、判定部230は印刷物を無効と判定しても良い。そして、この判定部230による有効又は無効の判定結果は、表示部240に表示される。
〔その他の実施形態〕
なお、符号情報は、図5に示されるように追い刷りする位置が予め特定されていてもよいし、また、前記マークと同一箇所(マークに付属、または、マークと所定の位置関係に配置)に追い刷りされていてもよい。
また、符号情報については、印刷物の汚損等への耐性を確保するために、予め定められた複数個所に配置されていてもよい。
また、特徴量を抽出するための画像処理は特定のものに限定されるものではなく、閉領域抽出、端点抽出、エッジ抽出、テクスチャ情報抽出、など、公知の手法から、少なくとも一つを選択し、用いるように構成すればよい。また、これらから得られる特徴量は、抽出された閉領域の面積や形態、数、抽出された端点の特徴量や数、抽出されたエッジの強度や長さ、形態や数、抽出された領域内のテクスチャ強度、構成する空間周波数等のテクスチャ特性、など、公知のさまざまな手法を用いることができる。
また、不良印刷物が無効であることを示すマークを追い刷りし、第一から第三の符号情報によって、印刷物が無効であることが確認できるとともに、不良個所を抽出、識別する手法を含む。これによって、印刷物の所有者が誤って汚損した場合と、不良印刷物が何らかの原因で外部に流出し、検査済み印が何らかの方法で偽造された場合とを区別することが可能になる。
また、印刷物が汚損された箇所が、特徴箇所と重なると、特徴箇所の特徴量検出が難しくなる可能性がある。このような状況を想定し、特徴箇所を構成する画像媒体の特性、たとえば色調や分光特性を符号として記録しておくと、汚損の影響をより受けにくい色光で特徴量を算出する等、より確実に特徴量を検出でき、汚損への耐性を向上させることができる。
〔実施形態により得られる効果〕
(1)以上の実施形態で説明した印刷物処理方法又は印刷物処理装置では、印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報とを比較して差異部分を特徴情報として定め、特徴情報の所在箇所近傍に読み取り可能なマークを追い刷りし、第一情報(マークと特徴情報との位置関係)と第二情報(特徴情報の抽出方法と特徴情報から抽出される特徴量)とを含む符号情報を印刷物のいずれかの位置に追い刷りすることにより、符号情報中の第一情報に含まれる位置関係を参照して印刷物の特徴情報を特定し、符号情報中の第二情報に含まれる抽出方法を参照して印刷物に含まれる特徴情報の特徴量を抽出し、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に含まれる特徴量とを比較して印刷物の有効性を判定することが可能になる。この場合、印刷物作成時に照合情報サーバに照合情報を蓄積する必要はない。また、印刷物有効性判定時において、照合情報を保持する照合情報サーバと通信する必要はなく、印刷物の特徴情報と印刷物に追い刷りされた符号情報とから当該印刷物の有効性が明らかになる。また、印刷物作成時において、印刷物の適正状態からの差異を特徴情報として利用しているため、不良印刷を減らすことが可能になる。
(2)上記(1)において、マークは、特徴情報を包含するように配置されるため、印刷物の適正状態からの差異を特徴情報として利用することが可能になると共に、印刷物の適正状態からの差異(すなわち画像不良)を目立たなくすることが可能になる。この結果、不良印刷を減らすことが可能になる。
(3)上記(1)〜(2)において、マークは、印刷物が有効であることが視認可能な状態で印刷物に表示されるため、印刷物の有効性が視認状態でも明らかになる。
(4)上記(1)〜(3)において、差異が許容範囲よりも大きい場合には、印刷物が無効であることを視認可能なマークと、印刷物が無効であることを示す第三情報を含む符号情報とを、追い刷りすることになり、印刷物が無効であることが視認によっても明らかになるだけでなく、印刷物が無効であることが符号情報からも確認できる。従って、有効な印刷物が汚損したものと、無効な印刷物とについて、符号情報から判定して識別することが可能になる。
(5)上記(1)〜(4)において、特徴量を抽出する抽出方法として、閉領域面積を抽出する閉領域抽出、端点を抽出する端点抽出、エッジ強度又はエッジ形態を抽出するエッジ抽出、又は、領域テクスチャ強度を抽出するテクスチャ情報抽出、のうちの少なくとも一つが指定されることで、印刷物に含まれる特徴情報の特徴量を正確に抽出することが可能になり、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に含まれる特徴量とを比較して印刷物の有効性を判定することが可能になる。
(6)上記(1)〜(5)において、マークは、印刷物が有効であるか無効であるかで異なる視認状態で印刷物に表示されるため、印刷物が有効であるか無効であるかが視認状態でも明らかになる。
(7)上記(1)〜(6)において、印刷物に追い刷りされたマークと符号情報とを検出し、マークと符号情報との少なくとも一方を検出できない場合には、印刷物を無効化する付加処理を実行することにより、有効性判定が行えない印刷物が流通することが無くなり、流通している印刷物に関しては有効性判定を確実に実行できるようになる。
(8)本発明の一側面が反映された印刷物処理方法又は印刷物処理装置では、印刷物作成時には、印刷物読取画像情報と印刷物適正画像情報とを比較して差異部分を特徴情報として定め、特徴情報の所在箇所近傍に読み取り可能なマークを追い刷りし、第一情報(マークと特徴情報との位置関係)と第二情報(特徴情報の抽出方法と特徴情報から抽出される特徴量)とを含む符号情報を印刷物のいずれかの位置に追い刷りしておき、印刷物有効性判定時には、符号情報中の第一情報に含まれる位置関係を参照して印刷物の特徴情報を特定し、符号情報中の第二情報に含まれる抽出方法を参照して印刷物に含まれる特徴情報の特徴量を抽出し、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に含まれる特徴量とを比較することで、印刷物の有効性を判定することが可能になる。この場合、印刷物有効性判定時において、照合情報を保持する照合情報サーバと通信する必要はなく、印刷物の特徴情報と印刷物に追い刷りされた符号情報とから当該印刷物の有効性が明らかになる。また、印刷物作成時において、印刷物の適正状態からの差異を特徴情報として利用しているため、不良印刷を減らすことが可能になる。
(9)上記(8)において、印刷物の特徴情報から抽出された特徴量と第二情報に含まれる特徴量とを比較し、比較結果が一致する場合には印刷物を有効と判定し、比較結果が一致しない場合には印刷物を無効と判定することで、印刷物の有効/無効を確実に判定することが可能になる。
(10)上記(8)〜(9)において、符号情報として印刷物が無効であることを示す第三情報を含むように構成された印刷物について、符号情報中の第三情報を参照し、当該印刷物が無効であると判定するため、印刷物が無効であることが符号情報から確認できる。従って、有効な印刷物が汚損したものと、無効な印刷物とについて、符号情報から判定して識別することが可能になる。
10 記憶部
50 画像形成部
100 印刷物処理装置
110 適正画像情報入力部
120 読み取り部
130 特徴情報抽出部
140 画像生成部
150 画像形成部
200 印刷物処理装置
210 読み取り部
220 特徴情報処理部
230 判定部
240 表示部

Claims (16)

  1. 印刷物を読み取って得られた印刷物読取画像情報と前記印刷物を適正に画像形成した状態で得られる印刷物適正画像情報とを比較して、両者の差異に該当する部分を特徴情報として抽出し、
    前記印刷物の前記特徴情報の所在箇所近傍にマークを追い刷りし、
    前記マークと前記特徴情報との位置関係を第一情報として定め、前記特徴情報の抽出方法と前記特徴情報から抽出される特徴量とを第二情報として定め、前記第一情報と前記第二情報とを含む符号情報を前記印刷物のいずれかの位置に追い刷りする、
    ことを特徴とする印刷物処理方法。
  2. 前記マークは、前記特徴情報を包含するように配置される、
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷物処理方法。
  3. 前記マークは、前記印刷物が有効であることが視認可能な状態で前記印刷物に表示される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の印刷物処理方法。
  4. 前記差異が許容範囲よりも大きい場合には、
    前記マークは、前記印刷物が無効であることを視認可能な状態で前記印刷物に表示され、
    前記符号情報は、前記印刷物が無効であることを示す第三情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の印刷物処理方法。
  5. 前記特徴量を抽出する前記抽出方法は、閉領域面積を抽出する閉領域抽出、端点を抽出する端点抽出、エッジ強度又はエッジ形態を抽出するエッジ抽出、又は、領域テクスチャ強度を抽出するテクスチャ情報抽出、のうちの少なくとも一つを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の印刷物処理方法。
  6. 前記マークは、前記印刷物が有効であるか無効であるかで、異なるように視認可能な状態で前記印刷物に表示される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の印刷物処理方法。
  7. 前記印刷物に追い刷りされた前記マークと前記符号情報とを検出し、
    前記マークと前記符号情報との少なくとも一方を検出できない場合には、前記印刷物を無効化する付加処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の印刷物処理方法。
  8. 印刷物を読み取って得られた印刷物読取画像情報と前記印刷物を適正に画像形成した状態で得られる印刷物適正画像情報との差異に該当する部分が特徴情報とした場合に、
    前記印刷物の前記特徴情報の所在箇所近傍に追い刷りされたマークと、
    前記マークと前記特徴情報との位置関係である第一情報、及び、前記特徴情報の抽出方法と前記特徴情報から抽出される特徴量との第二情報を含み、前記印刷物のいずれかの位置に追い刷りされた符号情報と、
    を有するように構成された前記印刷物を処理する印刷物処理方法であって、
    前記符号情報中の前記第一情報に含まれる前記位置関係を参照して前記印刷物の前記特徴情報を特定し、
    前記符号情報中の前記第二情報に含まれる前記抽出方法を参照して前記印刷物に含まれる前記特徴情報の前記特徴量を抽出し、
    前記印刷物の前記特徴情報から抽出された前記特徴量と前記第二情報に含まれる前記特徴量とを比較して前記印刷物の有効性を判定する、
    ことを特徴とする印刷物処理方法。
  9. 前記印刷物の前記特徴情報から抽出された前記特徴量と前記第二情報に含まれる前記特徴量とを比較し、比較結果が一致する場合には前記印刷物を有効と判定し、比較結果が一致しない場合には前記印刷物を無効と判定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の印刷物処理方法。
  10. 前記符号情報として前記印刷物が無効であることを示す第三情報を含むように構成された前記印刷物について、前記符号情報中の前記第三情報を参照し、当該印刷物が無効であると判定する、
    ことを特徴とする請求項8乃至請求項9のいずれか一項に記載の印刷物処理方法。
  11. 印刷物を読み取って得られた印刷物読取画像情報と前記印刷物を適正に画像形成した状態で得られる印刷物適正画像情報とを比較して、両者の差異に該当する部分を特徴情報として抽出する特徴情報抽出部と、
    前記印刷物の前記特徴情報の所在箇所近傍に追い刷りする予定のマークの画像を生成すると共に、前記印刷物の前記特徴情報の所在箇所近傍に追い刷りする予定のマークと前記特徴情報との位置関係を第一情報として定め、前記特徴情報の抽出方法と前記特徴情報から抽出される特徴量とを第二情報として定め、前記第一情報と前記第二情報とを含み、前記印刷物のいずれかの位置に追い刷りする予定の符号情報の画像を生成する画像生成部と、
    前記マークと前記符号情報とを前記印刷物に追い刷りする画像形成部と、
    を有することを特徴とする印刷物処理装置。
  12. 前記画像形成部は、前記印刷物が有効であることが視認可能な状態に前記画像生成部により生成された前記マークを前記印刷物に追い刷りする、
    ことを特徴とする請求項11に記載の印刷物処理装置。
  13. 前記画像生成部は、前記差異が許容範囲よりも大きい場合に、前記印刷物が無効であることを視認可能な状態の前記マークの画像を生成し、前記印刷物が無効であることを示す第三情報を含む前記符号情報の画像を生成する、
    ことを特徴とする請求項11乃至請求項12のいずれか一項に記載の印刷物処理装置。
  14. 印刷物を読み取って得られた印刷物読取画像情報と前記印刷物を適正に画像形成した状態で得られる印刷物適正画像情報との差異に該当する部分が特徴情報とした場合に、
    前記印刷物の前記特徴情報の所在箇所近傍に追い刷りされたマークと、
    前記マークと前記特徴情報との位置関係である第一情報、及び、前記特徴情報の抽出方法と前記特徴情報から抽出される特徴量との第二情報を含み、前記印刷物のいずれかの位置に追い刷りされた符号情報と、
    を有するように構成された前記印刷物を処理する印刷物処理装置であって、
    前記符号情報中の前記第一情報に含まれる前記位置関係を参照して前記印刷物の前記特徴情報を特定し、前記符号情報中の前記第二情報に含まれる前記抽出方法を参照して前記印刷物に含まれる前記特徴情報の前記特徴量を抽出する特徴情報処理部と、
    前記印刷物の前記特徴情報から抽出された前記特徴量と前記第二情報に含まれる前記特徴量とを比較して前記印刷物の有効性を判定する判定部と、
    ことを特徴とする印刷物処理装置。
  15. 前記判定部は、前記印刷物の前記特徴情報から抽出された前記特徴量と前記第二情報に含まれる前記特徴量とを比較し、比較結果が一致する場合には前記印刷物を有効と判定し、比較結果が一致しない場合には前記印刷物を無効と判定する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の印刷物処理装置。
  16. 前記符号情報として前記印刷物が無効であることを示す第三情報を含むように構成された前記印刷物について、前記符号情報中の前記第三情報を参照し、当該印刷物が無効であると判定する、
    ことを特徴とする請求項14乃至請求項15のいずれか一項に記載の印刷物処理装置。
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