JP6201561B2 - 走行軌道生成装置、および走行軌道生成プログラム - Google Patents

走行軌道生成装置、および走行軌道生成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6201561B2
JP6201561B2 JP2013195490A JP2013195490A JP6201561B2 JP 6201561 B2 JP6201561 B2 JP 6201561B2 JP 2013195490 A JP2013195490 A JP 2013195490A JP 2013195490 A JP2013195490 A JP 2013195490A JP 6201561 B2 JP6201561 B2 JP 6201561B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
track
traveling track
trajectory
travel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013195490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015058890A (ja
Inventor
ホセイン テヘラニニ
ホセイン テヘラニニ
小川 高志
高志 小川
幹郎 清水
幹郎 清水
徳也 稲垣
徳也 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013195490A priority Critical patent/JP6201561B2/ja
Publication of JP2015058890A publication Critical patent/JP2015058890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6201561B2 publication Critical patent/JP6201561B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、自車両の走行軌道を生成する走行軌道生成装置、および走行軌道生成プログラムに関する。
上記の走行軌道生成装置として、現在の周囲物体の位置に基づいて繰り返し自車両の走行軌道を生成するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開US2012/0109610号明細書
しかしながら、上記走行軌道生成装置では、周囲物体の移動に伴って生成した走行軌道が利用できなくなると、新たな走行軌道を生成することとなり、新たな走行軌道では、急な加減速や急な旋回が必要なることが想定される。この結果、自車両の挙動が不安定になる虞があった。
そこで、このような問題点を鑑み、自車両の走行軌道を生成する走行軌道生成装置において、自車両の挙動が安定した走行軌道を生成できるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された本発明の走行軌道生成装置において、情報取得手段は、自車両の速度を含む自車両情報を取得し、複数軌道生成手段は、自車両情報を加味して、自車両がある開始位置から終了位置まで移動するための複数の走行軌道を生成する。そして、相対速度取得手段は、自車両と周囲の障害物との相対速度を取得し走行軌道選択手段は、相対速度を加味して複数の走行軌道から1つの走行軌道を選択する。
このような構成において、複数軌道生成手段は、自車両が開始位置から終了位置まで移動する際の、所要時間、自車両の加減速の程度、および自車両の左右方向および進行方向の移動の程度、のうちの少なくとも1つが異なる走行軌道を、予め設定された軌道生成条件に従って複数生成する。そして、走行軌道選択手段は、複数の走行軌道から、相対速度を加味して得られる障害物との衝突の可能性が低い走行軌道であって、かつ自車両の前後方向および左右方向のそれぞれにおいて求めた車両挙動のスムーズさを示すパラメータの和が最小となる走行軌道を、1つの走行軌道として選択する。
このような走行軌道生成装置によれば、障害物との相対速度を加味して走行軌道を生成するので、障害物の移動によって走行軌道を設定し直す必要性を低減させることができる。よって、走行軌道を設定し直すことによって自車両の挙動が不安定になる事象を抑制することができる。
また、複数の走行軌道を予め設定された軌道生成条件に従って生成し、この中から採用する走行軌道を選択する構成であるため、複数の走行軌道を障害物の位置等に従って走行軌道を生成し、障害物の移動に起因して走行軌道を再生成する構成(特許文献1記載の構成)と比較して、走行軌道を再生成する確率を低減できるため処理負荷を軽減できる。
なお、上記目的を達成するためには、コンピュータを、走行軌道生成装置を構成する各手段として実現するための走行軌道生成プログラムとしてもよい。また、各請求項の記載は、可能な限りにおいて任意に組み合わせることができる。この際、発明の目的を達成できる範囲内において一部構成を除外してもよい。
本発明が適用された運転支援システム1の概略構成を示すブロック図である。 走行軌道生成装置10の機能を示すブロック図である。 走行軌道生成装置10(CPU11)が横方向走行軌道生成部44の機能として実行する横方向軌道生成処理を示すフローチャートである。 走行環境の一例を示す平面図である。 レーンチェンジの態様を示す平面図である。 走行軌道集合を示す説明図である。 走行軌道生成装置10(CPU11)が進行方向走行軌道生成部45の機能として実行する進行方向軌道生成処理を示すフローチャートである。 走行軌道生成装置10(CPU11)が走行軌道集合生成部46の機能として実行する軌道集合生成処理を示すフローチャートである。 走行軌道生成装置10(CPU11)が安全性検証部47の機能として実行する安全性検証処理を示すフローチャートである。 安全走行軌道集合を示す説明図である。 走行軌道生成装置10(CPU11)が走行軌道最適化部48の機能として実行する軌道最適化処理を示すフローチャートである。 横方向において最適な走行軌道を選択する際の考え方を示すモデル図である。 レーンチェンジにおいて最適な走行軌道の一例を示す平面図である。 追い越しの際の走行軌道の一例を示す平面図である。 追い越し時において横方向の加速度変化の一例を示すグラフである。 追い越し時において進行方向の加速度変化の一例を示すグラフである。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
[本実施形態の構成]
本発明が適用された運転支援システム1は、乗用車等の車両(自車両)に搭載されたシステムであり、ドライバによる指示を受けたときや、自動運転中等において、自車両がこれから走行すべき走行軌道(走行経路)を生成し、この走行軌道に従って自車両を制御する機能を有する。詳細には、運転支援システム1は、図1に示すように、走行軌道生成装置10と、車載ネットワーク15と、カメラ20と、LIDAR(ライダ)25と、レーンチェンジスイッチ30と、車両制御装置35と、を備えている。
車載ネットワーク15は、自車両におけるネットワーク(通信線)を示し、この車載ネットワーク15には、走行軌道生成装置10や、周知の車速センサ、加速度センサ、或いは位置検出センサ等の各種センサ等が接続されている。カメラ20は、自車両の前方の走行路を撮像し、撮像画像を走行軌道生成装置10に送る。
LIDAR25は、比較的波長が短い電磁波(光波等)を自車両の前方に照射し、この反射波を受信することで物標の位置を得る周知のライダとしての構成を備えている。LIDAR25は、物標の点群(相対位置、方位、反射強度、照射時刻)情報を走行軌道生成装置10に送る。
レーンチェンジスイッチ30は、ドライバが操作可能な物理スイッチであって、本実施形態では自車両をレーンチェンジ(車線変更)させたいときに操作される。
車両制御装置35は、走行軌道生成装置10から出力された走行軌道を受信し、この走行軌道に沿って自車両を制御するために、自車両の動力や操舵力を制御する。
走行軌道生成装置10は、CPU11と、ROMやRAM等のメモリ12とを備えたコンピュータとして構成されている。CPU11は、メモリに格納されたプログラム(走行軌道生成プログラムを含む)に基づく各種処理を実行する。また、走行軌道生成装置10は、車載ネットワーク15を介して各種センサからの情報を取得する。
走行軌道生成装置10は、プログラムに従って、図2に示すように、走行路検出部41、加速度制約・ジャーク制約生成部42、障害物検出部43、横方向走行軌道生成部44、進行方向軌道生成部45、走行軌道集合生成部46、安全性検証部47、および走行軌道最適化部48としての機能を実行する。
上記の各機能は、走行軌道生成装置10以外の装置が実行してもよい。例えば、走行路検出部41としての機能は、カメラ20に備えられていてもよい。また、障害物検出部43としての機能はLIDAR25に備えられていてもよい。
[本実施形態の処理]
以下の記載においては、記載を簡素化するために、走行軌道生成装置10が実行する各機能について、個別に処理を行う部位として取り扱うことがある。例えば、横方向走行軌道生成部44としての機能を用いてAという処理を実行する場合、横方向走行軌道生成部44が処理Aを実行する、と記載し、横方向走行軌道生成部44としての機能で生成されたBというデータを取得する場合、横方向走行軌道生成部44が生成したデータBを取得する、等と記載することがある。
走行路検出部41は、カメラ20からの撮像画像を取得し、この撮像画像から白線を認識する周知の処理を実施することで、走行路(自車線や隣接車線)の幅、走行路の形状(走行路の位置毎の曲率)や起伏(地形)等の情報を走行路情報として得る。
加速度制約・ジャーク制約生成部42は、車両ダイナミクス(車両の特性)、自車両や障害物(他車両、歩行者、自転車、路側物等)の挙動(位置、速度、加速度)、或いは実行するアプリケーションの種別(レーンチェンジ、追い越し等)に応じて加速度やジャーク(加速度の変化率)の制約(軌道生成条件)を生成する処理を行う。この処理は、レーンチェンジ30が操作されたときや、横方向走行軌道生成部44または進行方向軌道生成部45による処理が開始されたとき等に実施され、生成された値は横方向走行軌道生成部44または進行方向軌道生成部45による処理にて利用される。
障害物検出部43は、LIDAR25によって得られた物標の点群情報(最新および過去のもの)を利用して、障害物の位置、サイズを特定し、時系列に従って障害物の位置を監視することで、障害物の速度および加速度の情報を得る。なお、本実施形態においては、走行路の形状を認識するためにカメラ20を用い、障害物を検出するためにLIDAR25を用いたが、それぞれカメラ、レーダ、ソナー等、任意の検出手段を採用しうる。例えば走行路の形状認識には、衛星等を用いた自車位置推定と地図情報に含まれる道路形状から自車両周辺の道路形状を認識してもよい。
横方向走行軌道生成部44は、図3に示す横方向軌道生成処理を実行する。横方向軌道生成処理は、レーンチェンジスイッチ30が操作されたとき等、走行軌道を生成する指令が入力されると開始される処理であり、一連の作動が終了するまで(レーンチェンジの場合、自車両が開始位置から終了位置まで移動してレーンチェンジが終了するまで)繰り返し実施される。
また、横方向軌道生成処理では、横方向の軌道を生成する。この際、次式に示す5次の多項式を用いる。ここで、tは動作時間、y(t)は車両横方向への変位である。
横方向軌道生成処理の詳細は、図3に示すように、車載ネットワーク15を介して、自車両の位置、横方向の移動速度、横方向の加速度を取得する(S110)。
そして、これらの取得値を用いて、下記のように定義を行う。
続いて、加速度制約・ジャーク制約生成部42から車両制御制約(横方向最小加速度、横方向最大加速度、横方向最小ジャーク、横方向最大ジャーク)を取得する(S115)。
そして、動作時間Δt(開始時刻から終了時刻までの時間)をtmin 〜tmaxにおいてランダムサンプリングしてΔti(i=1,…,M)を複数決定する(S120〜S135)。tminおよびtmaxは、それぞれ走行軌道を車両が走行する時間の最小時間、最大時間であり、アプリケーション毎にあらかじめ設定されている固定値である。
ここで、動作時間Δtを複数設定するのは、複数の他車両が存在する状況であっても安全かつスムーズにレーンチェンジ等を実施できるようにするためである。例えば、図4に示すように、自車両Aの右側の車線に他車両BおよびCが位置する状況において、この右側の車線にレーンチェンジしようとする場合、図5(a)に示すように、減速してレーンチェンジしたり、図5(b)に示すように車速を変更することなくレーンチェンジしたり、図5(c)に示すように、加速してレーンチェンジしたりすること考えられる。
この際、それぞれのパターンでレーンチェンジに要する時間が異なるため、動作時間Δtが1つであると、何れか1つのパターン(速度)しか採用できない。そこで、本実施形態では、様々なパターンでのレーンチェンジの可能性を考慮できるように、複数の動作時間Δtを設定する。
詳細には、iを1にセットし(S120)、iと所定値Mとを比較する(S125)。所定値Mは、選択するΔtiの個数を示し、後述する図6に示す例ではM=3とされている。
iがM以下であれば(S125:YES)、tmin 〜tmaxにおいてランダムに選択された値を選択し、Δtiに対応付ける(S130)。そして、iをインクリメントし(S135)、S125の処理に戻る。
iがMよりも大きければ(S125:NO)、動作時間集合を進行方向起動生成部に送信する(S137)。次に、各Δtiに対応した横方向走行軌道を次の手順をK回繰り返してK通り作成する(S140〜S225)。すなわち、iおよびkを初期状態の1にそれぞれセットし(S140)、横方向における走行軌道の終了位置、速度、加速度を設定する(S155)。
走行軌道の終了位置y(t+Δti) は、最小値ymin、最大値ymaxの間の値として、ランダムにサンプリングして決定する。これら走行軌道の終了位置の最小値、最大値は、運転支援アプリケーション(例えば、レーンチェンジ、追い越し、自動駐車等)、道路幅等に応じて設定される。
ここでは、レーンチェンジアプリを想定し、国内道路幅3.5m、誤差マージン0.5mとして、ymin=y(t)−4.0、ymax=y(t)−3.0と設定する。つまり、本実施形態においてこれらの値は固定値とされる。なお、走行路の幅や曲率の情報を取得して、これらの値に従って終了位置に関する値(最小値ymin、最大値ymax等)を設定してもよい。
走行軌道の終了位置における車速は、最小値vmin、最大値vmaxの間の値として、ランダムにサンプリングして決定する。これら走行軌道終了時点の車速の最小値、最大値は、運転支援アプリケーションや交通規則によってあらかじめ設定されている。ここでは、高速道路のレーンチェンジアプリを想定し、vmin=15.28[m/s](時速55km/h)、vmax=27.78 [m/s](時速100km/h)と設定される。
次に、走行軌道終了時点の車両加速度は、最小値a min、最大値a maxの間の値として、ランダムにサンプリングして算出する。a maxおよびa maxは、車両の駆動力、走行抵抗、車両重量等から定まる横方向の加速度の最大値、最小値である。
続いて、初期状態および終了状態における各値から、上記式(1)の係数a〜aを算出する(S160)。つまり、初期状態および終了状態における各値を上記式(1)に代入して得られる連立方程式を解くことで、係数a〜aを得る。
続いて、走行軌道y(t)における最小加速度、最大加速度、最小ジャーク、最大ジャークを算出する(S165)。そして、この走行軌道が車両制御制約を満足するか否かを判定する(S170)。この処理では、走行軌道y(t)における最小加速度、最大加速度、最小ジャーク、最大ジャークの全てが、加速度制約・ジャーク制約生成部42にて設定された車両制御制約を満足するか否かを判定する。
走行軌道が車両制御制約を満足していなければ(S170:NO)、S155の処理に戻る。また、走行軌道が車両制御制約を満足していれば(S170:YES)、横方向の走行軌道(閉区間[Δt,t+Δti]における式(1)の連続値(車両制御に必要な分解能r[s]で)サンプリングした点集合)を算出し、下記のように横方向の走行軌道を得る(S175)。ただし、Δt+nr=Δtiである。
続いて、kをインクリメントし(S210)、kと予め設定された走行軌道の生成数Kとを比較する(S215)。kが生成数K未満であれば(S215:YES)、S155の処理に戻る。
また、kが生成数K以上であれば(S215:NO)、iをインクリメントするとともにkを1にセットし(S220)、iと前述のMとを比較する(S225)。iがM以下であれば(S225:YES)、S155の処理に戻る。
また、iがMよりも大きければ(S225:NO)、横方向の走行軌道集合(Latset)を得る。
そして、この横方向の走行軌道集合(Latset)を走行軌道集合生成部46に送信する(S230)。このようにすることで、例えば、図6(a)に示すように、多数の走行軌道の集合が得られる。このような処理が終了すると横方向軌道生成処理を終了する。
進行方向走行軌道生成部45は、図7に示す進行方向軌道生成処理を実行する。進行方向軌道生成処理は、横方向軌道生成処理と並行して、または横方向軌道生成処理の前後、後述する軌道集合生成処理の前に実施される。
また、進行方向軌道生成処理では、進行方向(前後方向)の軌道を生成する。この際、 4次の多項式を用いる。ここで、tは動作時間、x(t)は車両進行方向への変位である。
進行方向軌道生成処理の詳細は、図7に示すように、車載ネットワーク15を介して、自車両の位置、進行方向の移動速度、進行方向の加速度を取得する(S310)。
これらの取得値を用いて、下記のように定義を行う。なお、x(t)は、走行軌道における車両進行方向への変位であるから、x(t)=x(0)=b=0である。
続いて、加速度制約・ジャーク制約生成部42から車両制御制約(進行方向最小加速度、進行方向最大加速度、進行方向最小ジャーク、進行方向最大ジャーク)を取得する(S315)。
そして、横方向走行軌道生成部44の機能で採用した動作時間集合Δti(i=1,…,M)を受信する(S330)。このように進行方向および横方向において同一の動作時間Δtiを採用することにより、後述する走行軌道集合生成部46の機能にて、横方向走行軌道と進行方向走行軌道を統合可能とすることができるとともに、後述する走行軌道最適化部48にて横方向走行軌道と進行方向走行軌道の両面から最適な走行経路を選択することが可能になる。
なお、本実施例では、横方向走行軌道生成部で動作時間集合を生成しているが、逆に縦方向走行軌道生成部で動作時間集合を生成し、横方向走行軌道生成部に送信しても良い。もしくは、動作時間集合生成部を別処理にて生成し、横方向走行軌道生成部と縦方向走行軌道生成部で利用してもよい。このように構成し、横方向走行軌道生成部と縦方向走行軌道生成部が同時実行し、並列処理による処理時間短縮を図ってもよい。
続いて、各Δtiに対応した進行方向走行軌道を次の手順をL回繰り返してL通り作成する(S340〜S425)。すなわち、iとlを初期状態の1にそれぞれセットし(S340)、進行方向における走行軌道の終了位置、速度、加速度を設定する(S355)。走行軌道の終了位置における車速および加速度については、横方向の走行軌道生成時と同様にランダムにサンプリングして算出する。
続いて、初期状態および終了状態における各値から、上記数式(2)の係数b〜bを算出する(S360)。そして、進行方向の走行軌道x(t)における最小加速度、最大加速度、最小ジャーク、最大ジャークを算出する(S365)。
さらに、この走行軌道が車両制御制約を満足するか否かを判定する(S370)。この処理では、走行軌道x(t)における最小加速度、最大加速度、最小ジャーク、最大ジャークの全てが、加速度制約・ジャーク制約生成部42にて設定された車両制御制約を満足するか否かを判定する。
走行軌道が車両制御制約を満足していなければ(S370:NO)、S355の処理に戻る。また、走行軌道が車両制御制約を満足していれば(S370:YES)、進行方向の走行軌道(閉区間[Δt,t+Δti]における式(1)の連続値(車両制御に必要な分解能r[s]で)サンプリングした点集合)を算出し、下記のように進行方向の走行軌道を得る(S375)。
続いて、lをインクリメントし(S380)、lと予め設定された走行軌道の生成数Lとを比較する(S415)。lが生成数L未満であれば(S415:YES)、S355の処理に戻る。
また、lが生成数L以上であれば(S415:NO)、iをインクリメントするとともにlを1にセットし(S420)、iと前述のLとを比較する(S425)。iがM以下であれば(S425:YES)、S355の処理に戻る。
また、iがMよりも大きければ(S425:NO)、進行方向の走行軌道集合(Lonset)を得る。
そして、この横方向の走行軌道集合(Lonset)を走行軌道集合生成部46に送信する(S430)。このようにすることで、例えば、図6(b)に示すように、多数の走行軌道の集合が得られる。このような処理が終了すると進行方向軌道生成処理を終了する。
次に、走行軌道集合生成部46は、図8に示す軌道集合生成処理を実行する。軌道集合生成処理は、進行方向軌道生成処理と後述する安全性検証処理との間で実行される処理である。また、軌道集合生成処理は、複数の横方向走行軌道と縦方向走行軌道を結合して、横方向と進行方向を合わせた走行軌道集合を生成する処理である。
この軌道集合生成処理では、図8に示すように、変数p、iを1に設定し(S510、S515)、前述の変数kを1に設定する(S520)。変数pは生成した走行軌道の総数を示す値であり、変数iは設定したΔtiに対応する値である。
続いて、横方向走行軌道生成部44の機能で得られた横方向走行軌道集合
を受信し、現在のi、kに対応する横方向軌道を選択する(S525)。そして、前述の変数lを1にセットする(S530)。
続いて、進行方向走行軌道集合生成部44の機能で得られた進行方向軌道集合
を受信し、現在のi、lに対応する進行方向軌道を選択する(S535)。つまり、S525、S535の処理では、各軌道集合から、同一の動作時間で生成された要素を組み合わせるために選択する。そして、これらの組み合わせた走行軌道を生成する(S540)。
続いて、pをインクリメントし(S555)、lと走行軌道の生成数Lとを比較する(S560)。lが生成数L以下であれば(S560:YES)、lをインクリメントし(S565)、S535の処理に戻る。
また、lが生成数Lよりも大きければ(S560:NO)、kと走行軌道の生成数Kとを比較する(S570)。kが生成数K以下であれば(S570:YES)、kをインクリメントし(S575)、S525の処理に戻る。
kが生成数Kよりも大きければ(S570:NO)、iと前述のMとを比較する(S580)。iがM以下であれば(S580:YES)、iをインクリメントし(S585)、S520の処理に戻る。
iがMよりも大きければ(S580:NO)、生成された走行軌道の集合である走行軌道集合
を安全性検証部47に送信し(S590)、軌道集合生成処理を終了する。
次に、安全性検証部47は、図9に示す安全性検証処理を実行する。安全性検証処理は、軌道集合生成処理と後述する軌道最適化処理との間で実行される処理である。また、安全性検証処理は、走行軌道集合から障害物と衝突する確率が規定値以上となる走行軌道を除外した安全走行軌道集合を得るための処理である。
本実施形態の安全性検証処理では、図9に示すように、まず、障害物検出部43から障害物の位置、速度、加速度、障害物のサイズに関する障害物情報を取得する(S710)。そして、走行路検出部41から走行路情報を取得する(S715)。
続いて、iとpを1に設定し(S720、S725)、設定したiとpに対応する走行軌道を選択する(S730)。続いて、ICS(Inevitable Collision States)手法([参考文献1]. T. Fraichard and H. Asama “Inevitable Collision States. A step towards safer robots?”. Advanced Robotics, 18:1001-1024, 2004.[参考文献2] Daniel Althoff, Martin Buss, Andreas Lawitzky, Moritz Werling, Dirk Wollherr “On-line Trajectory Generation for Safe and Optimal Vehicle Motion Planning”, AMS 2012: 99-107)を用いて、全ての障害物との安全性を評価する(S735)。
ICS手法では、走行軌道集合生成部46の機能で得た走行軌道集合Sに示す各走行軌道のうち、障害物検出部から受信した障害物と重なる軌道および障害物との距離が安全マージン(相対速度を考慮して決定される距離)[m]未満の軌道の安全性が低いものと評価される。
続いて、この評価に基づいて走行軌道が安全であるか否かを判定する(S740)。この処理では、ICS手法で得られた評価値が予め設定された基準値以上であれば、走行軌道が安全であると判断する。
走行軌道が安全であれば(S740:YES)、この走行軌道を安全走行軌道集合 Ssafeに追加し(S745)、S755の処理に移行する。走行軌道が安全でなければ(S740:NO)、変数pとPとを比較する(S755)。
変数pがP以下であれば(S755:YES)、pをインクリメントし(S760)、S730の処理に戻る。また、変数pがPよりも大きければ(S755:NO)、変数iと走行軌道の総数Mとを比較する(S765)。
変数pが総数P以下であれば(S765:YES)、pをインクリメントし(S770)、S725の処理に戻る。また、変数pが総数Pよりも大きければ(S765:NO)、安全走行軌道集合Ssafeをを走行軌道最適化部48に送信する(S775)。
なお、図9中のQは、安全走行軌道集合の総数を示す。このような処理が終了すると、安全性検証処理を終了する。
ここで、安全走行軌道集合Ssafeをグラフにて表現すると、例えば図10(a)および図10(b)に示すようになる。すなわち、左右方向の変位を示す図7(a)のグラフにおいては、安全走行軌道集合Ssafeの走行軌道の数が図6(a)に示す走行軌道の総数Pよりも減少していることが分かる。また、進行方向の変位を示す図10(b)のグラフおいても、安全走行軌道集合Ssafeの走行軌道の数が図6(b)に示す走行軌道の総数Pよりも減少していることが分かる。
次に、走行軌道最適化部48は、図11に示すように、走行軌道最適化処理を実行する。走行軌道最適化処理は、安全性検証処理の後に実行される処理であって、この処理では最適な走行軌道を選択する。すなわち、安全走行軌道集合Ssafeを構成する各走行軌道をコスト関数Cで評価し、最もコストが低い走行軌道を最適と判断し、その最適な走行軌道を車両制御装置35に送信する。
ここで、コスト関数Cは、安全性と車両挙動の滑らかさを定量化したものであり、横方向の走行軌道のコスト関数Clatと進行方向のコスト関数Clonの和として算出される。
詳細には、図11に示すように、まず、アプリケーションの種別に応じて後述するコスト関数を構成する各項の係数を設定する(S805)。すなわち、レーンチェンジや追い越し等、実行するアプリケーションに応じて最適な挙動は異なるため、最適な挙動に対応した条件(重み付け)を設定できるよう構成している。
続いて、最小コストmin-costを予め設定された充分大きな値に設定し(S810)、変数qを1に設定する(S815)。そして、変数qが対応する安全走行軌道集合Ssafeを構成する走行軌道を選択する(S820)。
続いて、選択した安全走行軌道Sqの横方向のコストを算出する(S825)。横方向の走行軌道のコスト関数Clatには、例えば、下記のような項を用いる。
上記式において、第1項は走行軌道におけるジャーク(加速度の変化量)の合計を示し、第2項は走行軌道を走行する際の所要時間、第3項は走行軌道における最終位置と目標位置lとの差を示す。lは、現在の横位置を基準としたときの、目標とする車線変更後の左右方向中心位置までの横方向の距離である(図12のError)。
また、第4項は走行軌道の最終位置における走行軌道の曲率(図12のκ(t))と、走行路(図12のBase Line)の曲率(図12のκd)との差分である。そして、第5項は走行軌道を走行する際において単位時間当たりの曲率変化量の累積値であり、第6項はスリップを抑制するための制御式である。
なお、各項におけるkの値は、アプリケーションに応じてS805の処理で設定される係数を示しており、これらの係数kの値を変更することで各項の重み付けを変更することができる。また、上記関数の第6項では、スリップの虞があるときに0でない数値が出力されるよう設定される。また、関数κ(t)は、曲率を示す関数であり、一般的に次式で定義される。
なお、lはアプリケーションによって異なるが、ここでは車線変更アプリを想定し、下記のように定める。
続いて、選択した安全走行軌道Sqの進行方向のコストを算出する(S830)。進行方向のコスト関数Clonには、例えば、下記のような項を用いる。
上記式において、第1項は走行軌道におけるジャーク(加速度の変化量)の合計を示し、第2項は走行軌道を走行する際の所要時間、第3項は目標車速と走行軌道最終位置での目標車速との差分を示す。
続いて、進行方向および横方向のコストの和であるコストCを、安全走行軌道Sqのコストcost(sq)として算出し(S835)、コストcost(sq)と最小コストmin-costとを比較する(S840)。コストcost(Sq)が最小コストmin-cost未満であれば(S840:YES)、最小コストmin-costをコストcost(sq)に更新するとともに、この走行軌道qをmin indexとして記録(更新)する(S845)。
コストcost(sq)が最小コストmin-cost以上であれば(S840:NO)、変数qと安全走行軌道Sqの総数Qとを比較する(S850)。変数qが総数Q以下であれば(S850:YES)、変数qをインクリメントし(S855)、S820の処理に戻る。
また、変数qが総数Qよりも大きければ(S850:NO)、min indexとして最終的に記録された安全走行軌道Sqを車両制御装置35に送信し(S860)、軌道最適化処理を終了する。
このようにして生成された走行軌道は、例えば図13に示すように、隣接車線に多数の障害物(他車両)が存在したとしても、それらの速度を考慮して安全に車線変更するための走行軌道とすることができる。
[本実施形態による効果]
以上のように詳述した運転支援システム1において走行軌道生成装置10は、自車両の速度を含む自車両情報を取得し、自車両情報を加味して、自車両がある開始位置から終了位置まで移動するための複数の走行軌道を生成する。そして、自車両と周囲の障害物との相対速度を加味して複数の走行軌道から1つの走行軌道を選択する。
このような構成において、走行軌道生成装置10は、複数の走行軌道を生成する際に、自車両が開始位置から終了位置まで移動する際の、所要時間、自車両の加減速の程度、および自車両の左右方向の移動の程度、のうちの少なくとも1つが異なる走行軌道を、予め設定された軌道生成条件に従って複数生成する。そして、走行軌道生成装置10は、1つの走行軌道を選択する際に、複数の走行軌道から、相対速度を加味して得られる障害物との衝突の可能性が低い走行軌道であって、かつ自車両の進行方向および左右方向のそれぞれにおいて求めた車両挙動の安全性とスムーズさを示すパラメータの和が最小となる走行軌道を選択する。
このような走行軌道生成装置10によれば、障害物との相対速度を加味して走行軌道を生成するので、障害物の移動によって走行軌道を設定し直す必要性を低減させることができる。よって、走行軌道を設定し直すことによって自車両の挙動が不安定になる事象を抑制することができる。
また、複数の走行軌道を予め設定された軌道生成条件に従って生成し、この中から採用する走行軌道を選択する構成であるため、複数の走行軌道を障害物の位置等に従って走行軌道を生成し、障害物の移動に起因して走行軌道を再生成する構成(特許文献1記載の構成)と比較して、走行軌道を再生成する確率を低減できるため処理負荷を軽減できる。
また、上記運転支援システム1において走行軌道生成装置10は、走行路情報として、終了位置における走行路の曲率を取得し、終了位置における各走行軌道の曲率と走行路の曲率との差異を前述のパラメータに含めて演算を行う。
すなわち、終了位置における各走行軌道の曲率と走行路の曲率との差異が大きくなると、終了位置において舵角を大きく修正する必要性が生じるため、これらの曲率の差異が小さくなるような走行軌道を選択しやすくする。
このような走行軌道生成装置10によれば、終了位置において自車両の挙動が不安定になる事象を抑制することができる。
さらに、上記運転支援システム1において走行軌道生成装置10は、複数の走行軌道から障害物との衝突の可能性が高い走行軌道を除去し、その後、除去されなかった複数の走行軌道からパラメータ(コスト関数における各項)の和が最小となる走行軌道を選択する。
このような走行軌道生成装置10によれば、パラメータの和の演算を行う前に、障害物との衝突の可能性が高い走行軌道を除去しておくので、パラメータの和の演算を行う走行軌道の数を少なくすることができる。よって、走行軌道を生成する際の処理負荷を軽減することができる。
また、上記運転支援システム1においては、自車両が実施する作動内容の入力を受け付け、作動内容に応じて軌道生成条件を設定する加速度制約・ジャーク制約生成部42としての機能を備えている。
このような走行軌道生成装置10によれば、作動内容に応じて走行軌道の形状や走行軌道を選択する際の条件を変更することができるので、複数のアプリケーションに対応して車両を複数の異なる挙動で制御することができる。
さらに、上記運転支援システム1において走行軌道生成装置10は、パラメータに、終了位置における各走行軌道の曲率と走行路の曲率との差異、自車両の進行方向および左右方向のジャーク、走行軌道の距離、目標となる終了位置と走行軌道の終了位置との距離、走行軌道の曲率変化の累積値、のうちの複数を含めて演算を行う。
このような走行軌道生成装置10によれば、複数のパラメータを総合的に鑑みて安全かつよりスムーズな走行軌道を選択することができる。
また、上記運転支援システム1において走行軌道生成装置10は、自車両が実施する作動内容の入力を受け付け、作動内容に応じて複数のパラメータの重み付けを設定する。
このような走行軌道生成装置10によれば、複数のパラメータのうち重視すべきものとそうでないものとを区別することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記の実施形態によって何ら限定して解釈されない。また、上記の実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記の複数の実施形態を適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。また、上記の実施形態の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、各請求項に係る発明の理解を容易にする目的で使用しており、各請求項に係る発明の技術的範囲を限定する意図ではない。
例えば、上記実施形態の運転支援システム1においては、レーンチェンジスイッチ30が操作された際にレーンチェンジのための走行軌道(車線変更走行軌道)を生成したが、自動運転による車両制御が実施されている場合等においては、図14に示すように、自車両の走行路内に自転車等の低速移動物体や停止車両等の障害物が存在する場合、これらの障害物を避けて走行するための走行軌道(追い越し用走行軌道)を生成してもよい。
この場合、走行軌道の開始位置、終了位置、経由位置等を設定し、また、各パラメータ値を追い越し用走行軌道に合わせて最適化することで、例えば、図15や図16に示す挙動を得ることができる。
ここで、図15は、生成した追い越し用走行軌道によって発生する横方向の加速度の時間変化を示しており、図16は同様に、進行方向の加速度の時間変化を示している。この例では、対向車をやり過ごすため、緩やかに減速し(時間5まで)、その後、速度一定で障害物を避け(時間5〜11)、加速しながら元の車線に戻る(時間11〜16)作動を行っていることが分かる。
また、速度が速くなると、車線変更に要する時間が速度に対応して短くなるよう設定されていることも分かる。つまり、速度と横方向の変位とを同時かつ一体に制御することができるといえる。
[実施形態の構成と本発明の手段との対応関係]
上記実施形態において、走行軌道生成装置10が実行する処理のうち、S110の処理は本発明でいう情報取得手段に相当し、上記実施形態のS120〜S230、S320〜S430の処理は本発明でいう複数軌道生成手段に相当する。また、上記実施形態のS710、S735の処理は本発明でいう相対速度取得手段に相当し、上記実施形態のS720〜S775、S810〜S860の処理は本発明でいう走行軌道選択手段に相当する。
さらに、上記実施形態のS805の処理は本発明でいう重み付け設定手段に相当し、上記実施形態の加速度制約・ジャーク制約生成部42の処理は本発明でいう作動条件設定手段に相当する。
1…運転支援システム、10…走行軌道生成装置、11…CPU、12…メモリ、15…車載ネットワーク、20…カメラ、25…LIDAR、30…レーンチェンジスイッチ、35…車両制御装置、41…走行路検出部、42…加速度制約・ジャーク制約生成部、43…障害物検出部、44…横方向走行軌道生成部、45…進行方向軌道生成部、45…進行方向走行軌道生成部、46…走行軌道集合生成部、47…安全性検証部、48…走行軌道最適化部。

Claims (6)

  1. 自車両に搭載され、自車両の走行軌道を生成する走行軌道生成装置(10)であって、
    自車両の速度を含む自車両情報を取得する情報取得手段(S110)と、
    前記自車両情報を加味して、自車両がある開始位置から終了位置まで移動するための複数の走行軌道を生成する複数軌道生成手段(S120〜S230、S320〜S430)と、
    自車両と周囲の障害物との相対速度を取得する相対速度取得手段(S710、S735)と、
    前記相対速度を加味して前記複数の走行軌道から1つの走行軌道を選択する走行軌道選択手段(S720〜S775、S810〜S860)と、
    を備え、
    前記複数軌道生成手段は、自車両が前記開始位置から前記終了位置まで移動する際の、所要時間、自車両の加減速の程度、および自車両の左右方向の移動の程度、のうちの少なくとも1つが異なる走行軌道を、予め設定された軌道生成条件に従って複数生成し、
    前記情報取得手段は、前記終了位置における走行路の曲率を含む、自車両が走行する走行路の形状を含む走行路情報も取得し、
    前記走行軌道選択手段は、前記複数の走行軌道から、前記相対速度を加味して得られる前記障害物との衝突の可能性が低い走行軌道であって、かつ自車両の前後方向および左右方向のそれぞれにおいて求めた車両挙動のスムーズさを示すパラメータとして、前記終了位置における各走行軌道の曲率と前記走行路の曲率との差異を含むパラメータの和が最小となる走行軌道を、前記1つの走行軌道として選択すること
    を特徴とする走行軌道生成装置。
  2. 請求項1に記載の走行軌道生成装置において、
    前記走行軌道選択手段は、前記複数の走行軌道から前記障害物との衝突の可能性が高い走行軌道を除去し、その後、除去されなかった複数の走行軌道から前記パラメータの和が最小となる走行軌道を選択すること
    を特徴とする走行軌道生成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の走行軌道生成装置において、
    自車両が実施する作動内容の入力を受け付け、前記作動内容に応じて前記軌道生成条件を設定する作動条件設定手段(42)、
    を備えたことを特徴とする走行軌道生成装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の走行軌道生成装置において、
    前記走行軌道選択手段は、前記パラメータとして、
    前記終了位置における各走行軌道の曲率と前記走行路の曲率との差異、自車両の前後方向および左右方向のジャーク、走行軌道の距離、目標となる終了位置と走行軌道の終了位置との距離、走行軌道の曲率変化の累積値、のうちの複数を含めること
    を特徴とする走行軌道生成装置。
  5. 請求項4に記載の走行軌道生成装置において、
    自車両が実施する作動内容の入力を受け付け、前記作動内容に応じて前記複数のパラメータの重み付けを設定する重み付け設定手段(S805)、
    を備えたことを特徴とする走行軌道生成装置。
  6. コンピュータを、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の走行軌道生成装置を構成する各手段として機能させるための走行軌道生成プログラム。
JP2013195490A 2013-09-20 2013-09-20 走行軌道生成装置、および走行軌道生成プログラム Active JP6201561B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013195490A JP6201561B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 走行軌道生成装置、および走行軌道生成プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013195490A JP6201561B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 走行軌道生成装置、および走行軌道生成プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015058890A JP2015058890A (ja) 2015-03-30
JP6201561B2 true JP6201561B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=52816740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013195490A Active JP6201561B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 走行軌道生成装置、および走行軌道生成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6201561B2 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6376055B2 (ja) 2015-06-26 2018-08-22 株式会社デンソー 車線逸脱抑制システム
JP6803657B2 (ja) * 2015-08-31 2020-12-23 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両制御装置および車両制御システム
WO2017056454A1 (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 ソニー株式会社 被害低減装置、被害低減方法及びプログラム
DE102015220360A1 (de) * 2015-10-20 2017-04-20 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Auswahl einer optimierten Trajektorie
JP2017081432A (ja) * 2015-10-28 2017-05-18 本田技研工業株式会社 車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラム
JP6311889B2 (ja) * 2015-10-28 2018-04-18 本田技研工業株式会社 車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラム
US9857795B2 (en) * 2016-03-24 2018-01-02 Honda Motor Co., Ltd. System and method for trajectory planning for unexpected pedestrians
JP6461042B2 (ja) * 2016-05-18 2019-01-30 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
JP6658414B2 (ja) 2016-09-08 2020-03-04 株式会社デンソー 加減速制御システム、加減速制御方法
JP6597528B2 (ja) * 2016-09-08 2019-10-30 株式会社デンソー 加減速制御システム、加減速制御方法
US10289121B2 (en) * 2016-11-14 2019-05-14 Qualcomm Incorporated Vehicle collision avoidance
US10150474B2 (en) * 2017-01-04 2018-12-11 Robert Bosch Gmbh Reducing lateral position deviation during an automated lane change
JP6763344B2 (ja) * 2017-04-12 2020-09-30 トヨタ自動車株式会社 車線変更支援装置
DE102018108572B4 (de) 2017-04-12 2023-05-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Spurwechselunterstützungsvorrichtung für ein fahrzeug
JP6801585B2 (ja) * 2017-04-12 2020-12-16 トヨタ自動車株式会社 車線変更支援装置
KR102287316B1 (ko) * 2017-04-14 2021-08-09 현대자동차주식회사 자율주행 제어 장치 및 방법, 그리고 차량 시스템
JP6982405B2 (ja) * 2017-05-22 2021-12-17 本田技研工業株式会社 車両制御装置
JP6976142B2 (ja) * 2017-11-09 2021-12-08 日立Astemo株式会社 車両運動制御装置、その方法、そのプログラム、及びそのシステム、並びに、目標軌道生成装置、その方法、そのプログラム、及びそのシステム
SG11201811674WA (en) * 2017-12-29 2019-08-27 Beijing Didi Infinity Technology & Development Co Ltd Systems and methods for path determination
US10782699B2 (en) * 2018-03-10 2020-09-22 Baidu Usa Llc Real-time perception adjustment and driving adaption based on surrounding vehicles' behavior for autonomous driving vehicles
DE112018007128B4 (de) * 2018-03-26 2022-04-07 Mitsubishi Electric Corporation Routenerzeugungsvorrichtung, routenerzeugungsverfahren und fahrsteuerungsvorrichtung
JP2021167986A (ja) * 2018-07-18 2021-10-21 住友電気工業株式会社 センサ共有システム、センサ共有装置、センサ共有方法、及びコンピュータプログラム
DE102018215509A1 (de) * 2018-09-12 2020-03-12 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Betrieb eines zumindest teilweise automatisiert betriebenen ersten Fahrzeugs
CN109739246B (zh) 2019-02-19 2022-10-11 阿波罗智能技术(北京)有限公司 一种变换车道过程中的决策方法、装置、设备及存储介质
CN109814568B (zh) * 2019-02-19 2022-05-03 阿波罗智能技术(北京)有限公司 无人车速度轨迹的生成方法、装置和存储介质
EP3953195A1 (en) * 2019-04-12 2022-02-16 Continental Automotive Systems, Inc. Autonomous vehicle-trailer maneuvering and parking
JP7187521B2 (ja) * 2020-11-27 2022-12-12 日立Astemo株式会社 車両制御装置および車両制御システム
CN113071520B (zh) * 2021-04-16 2024-01-16 阿波罗智联(北京)科技有限公司 车辆行驶控制方法及装置
CN113715845A (zh) * 2021-09-07 2021-11-30 北京百度网讯科技有限公司 一种自动驾驶方法、装置及电子设备

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5029329B2 (ja) * 2007-12-05 2012-09-19 トヨタ自動車株式会社 走行軌跡生成方法及び走行軌跡生成装置
WO2010101749A1 (en) * 2009-03-05 2010-09-10 Massachusetts Institute Of Technology Predictive semi-autonomous vehicle navigation system
JP2011016418A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Toyota Motor Corp 車両制御装置
WO2013046299A1 (ja) * 2011-09-26 2013-04-04 トヨタ自動車株式会社 車両の運転支援システム
DE102013001228A1 (de) * 2013-01-25 2014-07-31 Wabco Gmbh Verfahren zum Ermitteln eines Auslösekriteriums für eine Bremsung und Notbremssystem für ein Fahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015058890A (ja) 2015-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6201561B2 (ja) 走行軌道生成装置、および走行軌道生成プログラム
EP2741270B1 (en) Driving assistance apparatus and driving assistance method
JP6064946B2 (ja) 退避走行支援装置
JP6308032B2 (ja) 運転操作を生成するシステムおよび方法
CN110244713A (zh) 一种基于人工势场法的智能车辆换道轨迹规划系统及方法
CN108216225A (zh) 碰撞回避辅助装置
JP7295012B2 (ja) 車両制御システム、および、車両制御方法
JP6589895B2 (ja) 物体認識装置及び衝突回避装置
JP6409744B2 (ja) 車両の走行支援装置
CN111712414A (zh) 车辆控制装置
JP3982456B2 (ja) 車両用リスクポテンシャル算出装置、車両用運転操作補助装置、車両用運転操作補助装置を備える車両およびリスクポテンシャル算出方法
JP2017114431A (ja) 車両制御装置
CN103661399A (zh) 用于确定用于机动车的避让轨迹的方法以及安全装置或安全系统
CN111661055A (zh) 一种自动驾驶车辆的换道控制方法和系统
JP2009115465A (ja) 走行軌跡生成方法及び走行軌跡生成装置
CN114074681A (zh) 基于概率的车道变更决策和运动规划系统及其方法
JP7133337B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム
JP7194640B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP2007269312A (ja) 車両用運転操作補助装置
US20230021000A1 (en) Vehicle Control Device, Vehicle Control Method, and Vehicle Control System
CN113859240A (zh) 车道变换辅助系统和使用该系统的车道变换方法
JP4985388B2 (ja) 運転支援装置及び運転支援システム
JP4852851B2 (ja) 運転意図推定装置、車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両
JP4114682B2 (ja) 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両
JP2017056783A (ja) 車両制御装置、及び車両制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170814

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6201561

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250