JP6200296B2 - 水冷構造 - Google Patents

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本発明は、水冷構造に関するものである。
一般的に、車両用のエンジンの冷却系では、冷却水の循環経路にサーモスタットが設けられており、冷間始動時における冷却水の温度が低い時には、サーモスタットの作動によりエンジンとラジエータとの間で冷却水を循環する水路が閉じ且つエンジンからの冷却水をラジエータを経由させずにエンジンに戻す水路が開くことにより、冷却水をラジエータを経由させずに循環させてエンジンの暖機を優先するようになっている。
即ち、図2に示す如く、通常の運転状態においては、エンジン1を経由して昇温した冷却水2が水路3を介しサーモスタット4に導かれ、該サーモスタット4により水路5を介しラジエータ6に振り分けられるようになっており、該ラジエータ6にて空冷された冷却水2が水路7を介しウォータポンプ8に導かれ、該ウォータポンプ8により水路9を介し再びエンジン1に戻されるようになっている。
ただし、エンジン1の始動直後等における冷却水2の温度が低い時には、図3に示す如く、サーモスタット4の作動でエンジン1からラジエータ6に向かう水路5が閉じ且つエンジン1からの冷却水2をウォータポンプ8へ導く水路10が開くことにより、冷却水2をラジエータ6を経由させずにウォータポンプ8へ直接送り込んでエンジン1の暖機を優先するようになっている。
図4に示す如く、この種のサーモスタット4は、従来より周知である通り、冷却水2の温度が高くなった時に本体11内に封入したワックスが溶け、このワックスが溶ける時の膨張によりシャフト12が本体11から上方へ押し出される結果、相対的に本体11が主弁体13及び副弁体14と一緒に下降し、前記主弁体13が主弁座15から離間することで水出口16が開いて水路5が開通し且つ副弁体14が副弁座17に着座することで水出口18が閉じて水路10が閉塞するようになっている。
逆に冷却水2の温度が下降してくると、本体11内のワックスが固体に戻って収縮し、外部のリターンスプリング19の力により相対的に本体11が主弁体13及び副弁体14と一緒に上昇してシャフト12を本体11内に引き込み、前記主弁体13が主弁座15に着座することで水出口16が閉じて水路5が閉塞し且つ副弁体14が副弁座17から離間することで水出口18が開いて水路10が開通するようになっている。
また、斯かる従来の水冷構造においては、図示しないEGRクーラやターボチャージャの水冷領域の天井部から空気抜きのために冷却水2の一部を抜き出す別系統の水路20が前記水路10の途中に接続されており、冷却水2の温度が低い時にサーモスタット4により水路10が開通すると、前記別系統の水路20の冷却水2もウォータポンプ8へ吸引されるようになっている。
尚、この種の水冷構造に関連する先行技術文献情報としては、例えば、下記の特許文献1等がある。
特開2005−330863号公報
しかしながら、斯かる従来の水冷構造においては、エンジン1からの冷却水2が流れる水路10の方が前記別系統の水路20よりも圧力が大きくなるため、ウォータポンプ8の負荷を高めて強く吸引しないと、前記別系統の水路20の冷却水2が逆流してしまう虞れがあり、前記ウォータポンプ8に無駄な負荷が生じて燃費の悪化を招くという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、ウォータポンプを効率良く使用して燃費の大幅な向上を図り得る水冷構造を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンから第一水路を通して導いた冷却水の温度が低い時にサーモスタットの作動によりラジエータを経由する第二水路を閉じ且つエンジンからの冷却水を前記ラジエータを経由させずに前記サーモスタットからウォータポンプへ直接戻す第三水路を開ける一方、エンジンから前記第一水路を通して導いた冷却水の温度が高い時に前記第二水路を開け且つ前記第三水路を閉じるようにした水冷構造において、前記第三水路へ通じるサーモスタットの水出口の直後に、別系統で冷却水を導く第四水路の下流側端を開口せしめ、該第四水路の下流側端から合流してくる冷却水を前記サーモスタットの水出口の直後に生じる圧力降下を利用して引き込み得るように構成したことを特徴とするものである。
而して、冷却水の温度が低い時にサーモスタットにより第二水路が閉じ且つ第三水路が開けられると、該第三水路へ通じるサーモスタットの水出口に第一水路の冷却水が流れ込み、この水出口を通過する際に流路断面積を絞り込まれて流速が高められる結果、前記水出口の直後で圧力降下が生じ、第四水路の下流側端から合流してくる冷却水の引き込みが前記圧力降下により助勢されるので、第四水路の圧力が第三水路の圧力と比べて相対的に小さくてもウォータポンプにより無理なく吸引して第四水路から冷却水を引き込むことが可能となる。
また、本発明においては、第四水路の少なくとも下流側端が第一水路に沿って該第一水路と一体的に形成されていることが好ましく、このようにすれば、第三水路へ通じるサーモスタットの水出口の直後に第四水路の下流側端が開口した構造が極めて容易に実現され、しかも、サーモスタット周辺の配管構造の大幅なコンパクト化が図られる。
上記した本発明の水冷構造によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)本発明の請求項1に記載の発明によれば、第三水路へ通じるサーモスタットの水出口の直後で生じる圧力降下を利用することによって、ウォータポンプに無理な負荷をかけることなく第四水路から冷却水をスムーズに引き込んで第三水路の冷却水の流れに合流させることができるので、ウォータポンプを効率良く使用することができて燃費の大幅な向上を図ることができる。
(II)本発明の請求項2に記載の発明によれば、第三水路へ通じるサーモスタットの水出口の直後に第四水路の下流側端が開口した構造を極めて容易に実現することができると共に、サーモスタット周辺の配管構造のコンパクト化を図ることもできる。
本発明を実施する形態の一例を示す断面図である。 従来の水冷構造の一例を示す系統図である。 図2の暖機時の作動状態を示す系統図である。 従来の水冷構造の要部を拡大して示す断面図である。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図2〜図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、エンジン1(図2及び図3参照)から水路3(第一水路)を通して導いた冷却水2の温度が低い時にサーモスタット4の作動によりラジエータ6(図2及び図3参照)を経由する水路5(第二水路)を閉じ且つエンジン1からの冷却水2を前記ラジエータ6を経由させずに前記サーモスタット4からウォータポンプ8へ直接戻す水路10(第三水路)を開けるようにしてあるが、図示しないEGRクーラやターボチャージャの水冷領域の天井部から空気抜きのために冷却水2の一部を抜き出す別系統の水路21(第四水路)の下流側端が、前記水路10へ通じるサーモスタット4の水出口18の直後に開口されており、この水路21の下流側端から合流してくる冷却水2を前記サーモスタット4の水出口18の直後に生じる圧力降下を利用して引き込み得るようにしている。
特に本形態例においては、水路21の下流側の所要範囲が水路3に沿って該水路3と一体的に形成されており、水路21と水路3とを隔てている隔壁部分21’の下流側端が、そのままサーモスタット4の副弁座17に連続するように形成されていて、水路21の下流側端が前記副弁座17に隣接して水出口18の直後に開口されるようになっている。
而して、冷却水2の温度が低い時にサーモスタット4により水路5が閉じ且つ水路10が開けられると、該水路10へ通じるサーモスタット4の水出口18に水路3の冷却水2が流れ込み、この水出口18を通過する際に流路断面積を絞り込まれて流速が高められる結果、前記水出口18の直後で圧力降下が生じ、水路21の下流側端における開口付近に渦流が形成されて乱流状態となり、水路21の下流側端から合流してくる冷却水2の引き込みが前記圧力降下により助勢されるので、水路21の圧力が水路10の圧力と比べて相対的に小さくてもウォータポンプ8により無理なく吸引して水路21から冷却水2を引き込むことが可能となる。
従って、上記形態例によれば、水路10へ通じるサーモスタット4の水出口18の直後で生じる圧力降下を利用することによって、ウォータポンプ8に無理な負荷をかけることなく水路21から冷却水2をスムーズに引き込んで水路10の冷却水2の流れに合流させることができるので、ウォータポンプ8を効率良く使用することができて燃費の大幅な向上を図ることができ、また、特に本形態例のように、水路21の下流側の所要範囲を水路3に沿って該水路3と一体的に形成しておけば、水路10へ通じるサーモスタット4の水出口18の直後に水路21の下流側端が開口した構造を極めて容易に実現することができ、サーモスタット4周辺の配管構造のコンパクト化を図ることもできる。
尚、本発明の水冷構造は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 エンジン
2 冷却水
3 水路(第一水路)
4 サーモスタット
5 水路(第二水路)
6 ラジエータ
8 ウォータポンプ
10 水路(第三水路)
18 水出口
21 水路(第四水路)

Claims (2)

  1. エンジンから第一水路を通して導いた冷却水の温度が低い時にサーモスタットの作動によりラジエータを経由する第二水路を閉じ且つエンジンからの冷却水を前記ラジエータを経由させずに前記サーモスタットからウォータポンプへ直接戻す第三水路を開ける一方、エンジンから前記第一水路を通して導いた冷却水の温度が高い時に冷却水の温度が高い時に前記第二水路を開け且つ前記第三水路を閉じるようにした水冷構造において、前記第三水路へ通じるサーモスタットの水出口の直後に、別系統で冷却水を導く第四水路の下流側端を開口せしめ、該第四水路の下流側端から合流してくる冷却水を前記サーモスタットの水出口の直後に生じる圧力降下を利用して引き込み得るように構成したことを特徴とする水冷構造。
  2. 第四水路の少なくとも下流側端が第一水路に沿って該第一水路と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の水冷構造。
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