JP6200291B2 - 部品の養生体及び部品の養生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部品を保護する部品の養生体及び部品を保護する部品の養生方法に関する。
外箱と、外箱に複数収容された内箱とを備えた梱包用具が提案されている。この梱包用具は、内箱の底板上面に支持部材(ウレタンや隙間充填材)が設置され、内箱に収容された部品の底部が支持される。一方、内箱に収容された部品の頂部に頂部固定具が嵌め込まれ、内箱に収容された部品の頂部が支持される。そして、運搬に際して部品に傷が極力つかないようにする場合には、さらに、部品全体が気泡緩衝材等で養生され、内箱に収容される(例えば、特許文献1参照)。
ところで、気泡緩衝材等で全体が養生された部品は、そのままほかの部品に組み付けることができないので、組立現場で気泡緩衝材等の養生が解かれ、その後、部品の組み付けに際して養生が必要な場合には、気泡緩衝材等で再養生されていた。
特開2011−162207号公報
しかしながら、組立現場で気泡緩衝材等の養生を解き、その後、気泡緩衝材等で再養生するのでは作業効率が悪く、気泡緩衝材等を大量に消費するので効率的でない。
本発明は、上記実情に鑑みて、気泡緩衝材等を大量に消費することがなく、作業効率の向上が可能となる部品の養生体及び部品の養生方法を提供することを目的とする。
本発明は、長尺な本体部と、前記本体部の長手方向一端又は両端に設けられ、被組付け体に組み付けられる組付け部と、を有する部品の養生体であって、シート状に形成され、前記組付け部が露出する態様で前記本体部に巻き付けられ、かつ、一端と他端とが分離可能に接合される第1の養生体と、袋状に形成され、前記本体部に前記第1の養生体が巻き付けられた部品が収容される第2の養生体と、を備え、前記部品は、回転機械用の翼であり、前記回転機械用の翼の翼部は、前記本体部を構成することを特徴とする。
本発明によれば、気泡緩衝材等を大量に消費することがなく、作業効率の向上が可能となる。
本発明の一態様では、前記第1の養生体は、前記一端の表面に面ファスナーを構成するループ又はフックの何れか一方を備えるとともに、前記他端の裏面に前記ループ又はフックの何れか他方を備えることが好ましい。
このようにすれば、第1の養生体の一端と他端とが簡単に分離可能に接合されるので、作業効率の向上が可能となる。
本発明の一態様では、前記第1の養生体及び前記第2の養生体は、発泡合成樹脂材料で形成されることが好ましい。
このようにすれば、第1の養生体及び第2の養生体が緩衝材として機能するとともに、折り畳みが可能となり、取り扱いが容易になる。これにより、作業効率の向上が可能となる。
本発明の一態様では、前記回転機械用の翼の一端又は両端に設けられた組付け軸は、前記組付け部を構成することが好ましい。
このようにすれば、第1の養生体で可変翼の翼部を養生でき、第2の養生体で可変翼全体を養生できる。また、第1の養生体で可変翼の翼部を養生した状態で、組付け体(ガスタービンの外側ケーシングに組み付けることができる。
本発明は、長尺な本体部と、前記本体部の長手方向一端又は両端に設けられ、被組付け体に組み付けられる組付け部と、を有する部品の養生方法であって、前記部品が搬入元から搬入先に搬入されるときに、袋状に形成された第2の養生体に前記部品が収容され、前記部品が被組付け体に組み付けられるときに、前記組付け部を露出した状態で、シート状に形成された第1の養生体が前記本体部に巻き付けられ、かつ、前記第1の養生体の一端と他端とが分離可能に接合されることを特徴とする。
本発明によれば、気泡緩衝材等を大量に消費することがなく、作業効率の向上が可能となる。
本発明の一態様では、長尺な本体部と、前記本体部の長手方向一端又は両端に設けられ、被組付け体に組み付けられる組付け部と、を有する部品の養生方法であって、前記部品が搬入元から搬入先に搬入されるときに、シート状に形成された第1の養生体が前記組付け部を露出する態様で前記本体部に巻き付けられるとともに、前記第1の養生体の一端と他端とが分離可能に接合された後に、前記第2の養生体に前記部品が収容される。
このようにすれば、第1の養生体で本体部が養生され、組付け部を含む部品全体は第2の養生体で養生される。
以上説明したように、本発明によれば、気泡緩衝材等を大量に消費することがなく、作業効率の向上が可能となる。
本発明の実施の形態である可変翼の養生体を示す概念図である。 本発明の実施の形態1である可変翼の養生方法の内容を示すフローチャートである。 図2に示した可変翼の養生方法の内容を示す模式図である。 本発明の実施の形態2である可変翼の養生方法の内容を示すフローチャートである。 図4に示した可変翼の養生方法の内容を示す模式図である。 本発明の実施の形態3である可変翼の養生体を示す概念図である。 本発明の実施の形態3である可変翼の養生方法の内容を示すフローチャートである。 図7に示した可変翼の養生方法の内容を示す模式図である。 本発明の実施の形態4である可変翼の養生方法の内容を示すフローチャートである。 図9に示した可変翼の養生方法の内容を示す模式図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る部品の養生体及び部品の養生方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、ガスタービン用の可変翼を養生する養生体を例に説明するが、この例によりこの発明が限定されるものではない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1である可変翼の養生体を示す概念図である。本発明の実施の形態1である養生体は、ガスタービン用の可変翼を養生するためのものである。ガスタービン用の可変翼には、入口案内翼、可変静翼の別がある。入口案内翼は翼部の長手方向一端に組付け部を有し、可変静翼は翼部の長手方向一端と他端とに組付け部を有する点で相違するが、養生の対象として同一視できる。これにより、以下、可変静翼を可変翼として説明するが、可変翼は可変静翼に限られるものではなく、入口案内翼を含むものである。
図1に示すように、可変翼1は、長尺な本体部11と、本体部11の長手方向一端に設けられた第1の組付け部12と、本体部11の長手方向他端に設けられた第2の組付け部13と、を有している。本体部11は、可変翼1の大部分を占める翼本体を構成する部分で、その断面は翼形(流線形)に形成され、その表面11aにはサーメテルコーティング(耐酸化コーティング)が施されている。第1の組付け部12は、被組付け体(ガスタービンに設けられた外側ケーシング)21(図3参照)に組み付けられる部分で、フランジ121と軸122とを有し、フランジ121の本体部側の面121aには、サーメテルコーティングが施されている。第2の組付け部13は、被組付け体(ガスタービンに設けられた内側ケーシング)22(図3参照)に組み付けられる部分で、軸131を有している。
図1に示すように、本発明の実施の形態1である養生体は、Aカバー(第1の養生体)3とBカバー(第2の養生体)4とを備えている。
Aカバー3は、可変翼1の本体部11を養生するためのもので、ポリウレタン等の柔軟な発泡合成樹脂材料で形成される。Aカバー3は、緩衝材として機能するとともに、折り畳み可能であって、シート状に形成される。Aカバー3は、第1の組付け部12と第2の組付け部13とが露出する態様で本体部11に巻き付け可能であって、本体部11に巻き付けられた場合に一端3aと他端3bとが重なる大きさを有する。具体的には、図1に示すように、矩形状であって、一辺の長さは本体部11の長さと略同一に形成され、一辺と直交する他辺の長さは本体部11の全周よりも長めに形成されている。これにより、Aカバー3は、本体部11に巻き付け可能であって、本体部11に巻き付けられた場合に一端3aと他端3bとが重なることができる。また、Aカバー3の一端(本体部の長さと同じ長さ有する一辺)3aの表側(図1(a)において裏側)には、面ファスナーを構成するループ31又はフック32の何れか一方が設けられ、一端3aと対向する他端(一辺と対向する他辺)3bの裏側(図1(a)において表側)には、上述した面ファスナーを構成するループ31又はフック32の何れか他方が設けられる。具体的には、Aカバー3の一端3aの表側に面ファスナーを構成するループ31が設けられ、一端3aと対向する他端3bの裏側に面ファスナーを構成するフック32が設けられる。より詳しくは、Aカバー3の一端表側において全体にループ31が設けられ、他端裏側において両端と中央の三カ所にフック32が設けられる。これにより、図1(b)に示すように、本体部11に巻き付けられたAカバー3は、一端3aと他端3bとが分離可能に接合される。
Bカバー4は、本体部11をAカバー3で養生した可変翼1を養生するためのもので、Aカバー3と同一の材料、すなわち、ポリウレタン等の柔軟な発泡合成樹脂材料で形成される。Bカバー4は、緩衝材として機能するとともに、折り畳み可能であって、袋状に形成される。Bカバー4は、本体部11をAカバー3で養生した可変翼1を収容可能であって、本体部11をAカバー3で養生した可変翼1を収容するのに適した大きさを有している。これにより、図1(c)に示すように、本体部11をAカバー3で養生した可変翼1がBカバー4にスムースに収容される。
図2は、本発明の実施の形態1である可変翼の養生方法の内容を示すフローチャートであり、図3は、図2に示した可変翼の養生方法の内容を示す模式図である。
ここでは、製造現場が搬入元(出荷元)となり、組立現場が搬入先(出荷先)となる可変翼1の養生方法を例に説明する。
図2に示すように、製造現場から組立現場に可変翼1を搬入する場合には、まず、可変翼1の本体部11にAカバー3を装着する(ステップS1)。具体的には、図3(2)に示すように、第1の組付け部12と第2の組付け部13とが露出する態様で、本体部11にAカバー3を巻き付け、一端3aと他端3bとを分離可能に接合する。より詳しくは、本体部11にAカバー3を巻き付けた状態で、Aカバー3の一端3aの表側に設けられたループ31と他端3bの裏側に設けたフック32とを接合する。次に、図2に示すように、本体部11をAカバー3で養生した可変翼1をBカバー4に収容する(ステップS2)。これにより、可変翼1の本体部11はAカバー3で養生され、本体部11がAカバー3で養生された可変翼1はBカバー4で養生される(図3(3)参照)。この結果、可変翼1の本体部11はAカバー3とBカバー4とにより二重に保護される。
そして、Aカバー3及びBカバー4で養生された可変翼1は箱詰めされる(ステップS3)。具体的には、境界壁が格子状に形成され、上面が開口し、底面にスポンジ51が貼られた箱5に箱詰めされる(図3(4)参照)。そして、箱詰めされた可変翼1は、製造現場から組立現場に搬入される(搬送)(ステップS4)。
製造現場から組立現場に箱詰めされた可変翼1が搬入されると(ステップS11)、組立現場では、まず、箱5を開封し、箱5から可変翼1を取り出す(ステップS12)。次に、可変翼1からBカバー4とAカバー3とを取り外し、可変翼1の外観を検査する(ステップS13〜S15)(図3(5)参照)。可変翼1の外観に欠点や傷が認められない場合には、可変翼1の本体部11にAカバー3を再装着する(ステップS16)(図3(6)参照)。次に、本体部11にAカバー3を装着した状態で可変翼1を被組付け体21,22に組み付ける(ステップS17)(図3(7)参照)。そして、全ての可変翼1を被組付け体21,22に組み付けると(ステップS18:Yes)、Aカバー3を取り外し(ステップS19)、可変翼1の組付け状態を検査する(ステップS20)。これにより、可変翼1の養生が終了する。組立現場において可変翼1から取り外されたAカバー3とBカバー4とは製造現場に搬送され、再び、可変翼1の養生に供される。
本発明の実施の形態1である可変翼1の養生体は、可変翼1の本体部11をAカバー3が養生し、Aカバー3が本体部11を養生した可変翼1をBカバー4が養生する。これにより、可変翼1の本体部11の表面11aはカバーAにより保護され、可変翼1の本体部11の角部はカバーBにより保護される。この結果、可変翼1を製造現場から組立現場に搬送する際に可変翼1が傷つくことを極力回避できる。また、Aカバー3とBカバー4とは製造現場に戻され、再び可変翼1の養生に供されるので、気泡緩衝材等を大量に消費することがない。
また、Aカバー3は、一端3aの表面に面ファスナーを構成するループ31を備えるとともに、一端3aと重なる他端3bの裏面に面ファスナーを構成するフック32を備えるので、Aカバー3の一端3aと他端3bとが簡単に分離可能に接合される。これにより、作業効率の向上が可能となる。
また、Aカバー3とBカバー4とは、ポリウレタン等の柔軟な発泡合成樹脂材料で形成されるので、Aカバー3とBカバー4が緩衝材として機能するとともに、折り畳みが可能となり、取り扱いが容易になる。これにより、作業効率の向上が可能となる。
また、組立現場で取り外されたAカバー3は、可変翼1の外観を検査した後に本体部11に再装着されるので、可変翼1の組み付けの際に本体部11が傷つくことを極力回避できる。これにより、可変翼1の組み付けの際に本体部11を養生する養生体を別途用意する必要がない。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の形態2である可変翼の養生方法の内容を示すフローチャートであり、図5は、図4に示した可変翼の養生方法の内容を示す模式図である。
本発明の実施の形態2である可変翼の養生方法では、上述した本発明の実施の形態1である養生体を用いる。これにより、図示及び説明を省略し、必要に応じて上述した本発明の実施の形態1で説明した名称及び符号を用いて説明する。
本発明の実施の形態2である可変翼1の養生方法は、本発明の実施の形態1で説明した養生体を用いることにより、可変翼1の搬入元から搬入先に搬送される際に可変翼1が傷つくことが極力回避できることに基づくものである。これにより、本発明の実施の形態2である可変翼1の養生方法は、図4に示すように、上述した本発明の実施の形態1である可変翼1の養生方法において、組立現場に入荷した可変翼1の外観の検査を可変翼1の組み付け後に行うものである。これにより、製造現場の養生方法に異なる点はないので、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の実施の形態2である可変翼の養生方法では、製造現場から組立現場に箱詰めされた可変翼1が搬入されると(ステップS11)、組立現場では、まず、箱5を開封し、箱5から可変翼1を取り出す(ステップS12)。次に、Bカバー4を取り外す(ステップS13)(図5(6)参照)。次に、本体部11にAカバー3を装着したまま可変翼1を被組付け体21,22に組み付ける(ステップS17)(図5(7)参照)。そして、全ての可変翼1を被組付け体21,22に組み付けると(ステップS18:Yes)、Aカバー3を取り外し(ステップS19)、可変翼1の組付け状態を検査する(ステップS20)(図5(8)参照)。このとき、可変翼1の外観も検査する。これにより、可変翼1の養生が終了する。可変翼1から取り外されたAカバー3とBカバー4は製造現場に搬送され、再び、可変翼1の養生に供される。
本発明の実施の形態2である可変翼の養生方法は、可変翼1の組付け状態を検査するときに、可変翼1の外観を検査するので、可変翼1が組立現場に搬入されたときに、可変翼1の外観を検査する必要がない。これにより、可変翼1が組立現場に入荷したときに可変翼1の本体部11からAカバー3を取り外し、再装着する必要がなくなるので、作業効率の向上が可能となる。
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3である可変翼の養生体を示す概念図である。本発明の実施の形態3である養生体は、本発明の実施の形態1である養生体と同様、ガスタービン用の可変翼を養生するためのものである。ガスタービン用の可変翼1は本発明の実施の形態1で説明したガスタービン用の可変翼1と異なる点はないので、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、本発明の実施の形態3である養生体は、可変翼1の本体部11にAカバー(第1の養生体)3を装着することなく、可変翼1をBカバー(第2の養生体)4Aに収容する点で、上述した本発明の実施の形態1である養生体と異なる。したがって、本発明の実施の形態3に係るAカバー3は、上述した本発明の実施の形態1に係るAカバー3と同一であり、本発明の実施の形態3に係るBカバー4Aは、上述した本発明の実施の形態1に係るBカバー4よりもわずかに幅狭な点を除いて異なる点はない。これにより、本発明の実施の形態3である養生体は、Aカバー(第1の養生体)に対応する符号3、Bカバー(第2の養生体)に対応する符号4Aを付して説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態3である可変翼の養生方法の内容を示すフローチャートであり、図8は、図7に示した可変翼の養生方法の内容を示す模式図である。
ここでは、製造現場が搬入元となり、組立現場が搬入先となる可変翼の養生方法を説明する。
図7に示すように、製造現場から組立現場に可変翼1を搬入する場合には、まず、可変翼をBカバー4Aに収容する(ステップS2)。これにより、可変翼1はBカバー4Aで養生される(図8(3)参照)。次に、Bカバー4Aで養生された可変翼1は箱詰めされる(ステップS3)。具体的には、境界壁が格子状に形成され、上面が開口し、底面にスポンジ51が貼られた箱5に箱詰めされる(図8(4)参照)。そして、箱詰めされた可変翼1は、製造現場から組立現場に搬入される(搬送)(ステップS4)。
製造現場から組立現場に箱詰めされた可変翼1が搬入されると、組立現場では、まず、箱を開封し、箱5から可変翼1を取り出す(ステップS12)。次に、可変翼1からBカバー4Aを取り外し(ステップS13)、可変翼1の外観を検査する(ステップS15)。可変翼1の外観に欠点や傷が認められない場合には、可変翼1の本体部11にAカバー3を装着する(ステップS16)。具体的には、第1の組付け部12と第2の組付け部13とが露出する態様で、本体部11にAカバー3を巻き付け、一端3aと他端3bとを分離可能に接合する(図8(6)参照)。より詳しくは、本体部11にAカバー3を巻き付けた状態で、Aカバー3の一端3aの表側に設けたループ31と他端3bの裏側に設けたフック32とを接合する。
次に、本体部11にAカバー3を装着した状態で可変翼1を被組付け体21,22に組み付ける(ステップS17)(図8(7)参照)。そして、全ての可変翼1を被組付け体21,22に組み付けると(ステップS18:Yes)、Aカバー3を取り外し(ステップS19)、可変翼1の組付け状態を検査する(ステップS20)(図8(8)参照)。これにより、可変翼1の養生が終了する。組立現場において可変翼1から取り外されたBカバー4Aは製造現場に搬送され、再び、可変翼1の養生に供される。一方、本体部11から取り外されたAカバー3は、組立現場において再び可変翼1の本体部11の養生に供される。
本発明の実施の形態3である可変翼1の養生方法は、製造現場において可変翼1をBカバー4Aで養生するので、製造現場において可変翼1の本体部11にAカバー3を装着する必要がなく、可変翼1が組立現場に搬入された際に可変翼1の本体部11からAカバー3を取り外す必要がない。これにより、作業効率の向上が可能となる。
また、Aカバー3は、組立現場で可変翼1の本体部11の養生に繰り返し利用されるので、Aカバー3を組立現場から製造現場に搬送する必要がない。
[実施の形態4]
図9は、本発明の実施の形態4である可変翼の養生方法の内容を示すフローチャートであり、図10は、図9に示した可変翼の養生方法の内容を示す模式図である。
本発明の実施の形態4である可変翼の養生方法では、上述した本発明の実施の形態3である養生体を用いる。これにより、図示及び説明を省略し、必要に応じて上述した本発明の実施の形態3で説明した名称及び符号を用いて説明する。
図9に示すように、本発明の実施の形態4である可変翼1の養生方法は、上述した本発明の実施の形態3である可変翼1の養生方法において、組立現場に入荷した可変翼1の外観の検査を可変翼1の組み付け後に行うものである。これにより、製造現場の養生方法に異なる点はないので、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の実施の形態3である可変翼1の養生方法では、製造現場から組立現場に箱詰めされた可変翼1が入荷すると、組立現場では、まず、箱5を開封し、箱5から可変翼1を取り出す(ステップS12)。次に、Bカバー4Aを取り外す(ステップS13)(図10(5)参照)。次に、可変翼1の外観を検査することなく、可変翼1の本体部11にAカバー3を装着する(ステップS16)。具体的には、第1の組付け部12と第2の組付け部13とが露出する態様で、本体部11にAカバー3を巻き付け、一端3aと他端3bとを分離可能に接合する(図10(6)参照)。より詳しくは、本体部11にAカバー3を巻き付けた状態で、Aカバー3の一端3aの表側に設けたループ31と他端3bの裏側に設けたフック32とを接合する。
次に、本体部にAカバー3を装着した状態で可変翼1を被組付け体21,22に組み付ける(ステップS17)。そして、全ての可変翼1を被組付け体21,22に組み付けると(ステップS18:Yes)、Aカバー3を取り外し(ステップS19)、可変翼1の組付け状態を検査する(ステップS20)(図10(8)参照)。このとき、可変翼1の外観も検査する。これにより、可変翼1の養生が終了する。組立現場において、可変翼1から取り外されたBカバー4Aは製造現場に搬送され、再び、可変翼1の養生に供される。一方、本体部11から取り外されたAカバー3は、組立現場において再び可変翼1の本体部11の養生に供される。
本発明の実施の形態4である可変翼1の養生方法は、可変翼1が組立現場に入荷した際に可変翼1の外観を検査しない。これにより、可変翼1の外観を検査することなく、可変翼1の本体部11がAカバー3で養生されることになり、作業効率を向上できる。
以上説明したように、本発明は、気泡緩衝材等を大量に消費することなく、作業効率の向上が可能となるので、本体部の長手方向一端又は他端に組付け部を有する部品を養生する養生体及び養生方法に好適である。
1 可変翼
11 本体部
11a 表面
12 第1の組付け部
121 フランジ
122 軸
13 第2の組付け部
131 軸
21 被組付け体(外側ケーシング)
22 被組付け体(内側ケーシング)
3 Aカバー(第1の養生体)
3a 一端
3b 他端
31 ループ
32 フック
4 Bカバー(第2の養生体)
4A Bカバー(第2の養生体)
5 箱
51 スポンジ

Claims (6)

  1. 長尺な本体部と、前記本体部の長手方向一端又は両端に設けられ、被組付け体に組み付けられる組付け部と、を有する部品の養生体であって、
    シート状に形成され、前記組付け部が露出する態様で前記本体部に巻き付けられ、かつ、一端と他端とが分離可能に接合される第1の養生体と、
    袋状に形成され、前記本体部に前記第1の養生体が巻き付けられた部品が収容される第2の養生体と、
    を備え
    前記部品は、回転機械用の翼であり、前記回転機械用の翼の翼部は、前記本体部を構成することを特徴とする部品の養生体。
  2. 前記第1の養生体は、
    前記一端の表面に面ファスナーを構成するループ又はフックの何れか一方を備えるとともに、前記他端の裏面に前記ループ又はフックの何れか他方を備えることを特徴とする請求項1に記載の部品の養生体。
  3. 前記第1の養生体及び前記第2の養生体は、発泡合成樹脂材料で形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の部品の養生体。
  4. 前記回転機械用の翼の一端又は両端に設けられた組付け軸は、前記組付け部を構成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の部品の養生体。
  5. 長尺な本体部と、前記本体部の長手方向一端又は両端に設けられ、被組付け体に組み付けられる組付け部と、を有する部品の養生方法であって、
    前記部品が搬入元から搬入先に搬入されるときに、袋状に形成された第2の養生体に前記部品が収容され、
    前記部品が被組付け体に組み付けられるときに、前記組付け部を露出した状態で、シート状に形成された第1の養生体が前記本体部に巻き付けられ、かつ、前記第1の養生体の一端と他端とが分離可能に接合されることを特徴とする部品の養生方法。
  6. 長尺な本体部と、前記本体部の長手方向一端又は両端に設けられ、被組付け体に組み付けられる組付け部と、を有する部品の養生方法であって、
    前記部品が搬入元から搬入先に搬入されるときに、シート状に形成された第1の養生体が前記組付け部を露出する態様で前記本体部に巻き付けられるとともに、前記第1の養生体の一端と他端とが分離可能に接合された後に、前記第2の養生体に前記部品が収容されることを特徴とする部品の養生方法。
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