JP6195829B2 - 電流調整器 - Google Patents

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Description

本発明は、電流調整装置に関する。詳細には、本発明は、発光ダイオード(LED)及び電流の変動を感知する他の装置のようなデバイスに駆動電流を供給するのに好適な電流調整器に関する。
LEDのコストの低下及び継続的な性能の向上によって、ここ数年でLEDの用途の増加がもたらされた。LEDは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)のバックライト内など、背面照明用途における照明素子として広く使用されている。このタイプの背面照明は、ディスプレイを構成するLCD素子のアレイの均一且つ連続した照明を可能にするのに使用される。LEDはまた、様々な設備及び設置物上の照明組立体、状態表示器、及びディスプレイ内など、他の応用において一般的に利用されている。これらの用途全ての内部では、LEDが典型的には直列接続で配列され、定電流駆動回路を介して実質的に一定の電流が供給される。従って、このような駆動回路は、電流調整手段を含む。
照明システムの一部を形成するLED又は一連のLEDに供給される駆動電流のばらつきが、システムの性能に悪影響を及ぼす可能性があることはよく知られている。例えば、大型照明又は標識用途では、駆動電流が安定していないことにより、これに対応して消費電力の不安定性につながる可能性がある。このような不安定性は一般に、省エネルギーを基準として販売されている照明技術の状況においては歓迎されることではない。これと同様に、電流のばらつきは、例えば赤−緑−青(RGB)の色混合を必要とする特定の用途においては、信号などの照明プラットフォームの色度特性のばらつきをもたらす可能性がある。更に、LED又は直列接続された一連のLEDの耐用寿命は、LED/各LEDの接合部温度に関連性があり、この接合部温度は、1つには、LED/各LEDを流れる電流に関連性がある。従って、LED電流を精密に制御することにより、LED寿命の予測性の向上をもたらすことができる。更に、LEDドライバによって供給される電流のばらつきは、製造ばらつきによる構成要素の特性のばらつき又は温度のばらつきの結果として生じる可能性がある。照明システムにおけるLEDドライバの他の性能要件は、ドライバの信頼性に関連性がある。典型的には、これは、平均故障間隔(MTBF)と呼ばれる評価基準を使用することにより表される。十分に確立された構成要素を用いた所与の電子組立体において、作動中に各構成要素に加わる電気的及び熱的ストレスが既知であるという条件下では、この評価基準は容易に算出することができる。スイッチング金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)及び電解コンデンサ(これらは共に、長期信頼性の点で限界があることが知られている)を含む、いわゆる従来のスイッチモードLEDドライブで通常使用される構成要素が混在することに起因して、これに対応した制限がこのようなドライバのMTBFに課せられる。逆に、スイッチモード手段の代わりに線形的な電流調整手段を使用したドライバは、上記で示されたように通常は電流のばらつきを生じやすい。
従って、LED又は一連のLEDに実質的に一定の駆動電流が供給されることが極めて望ましい。特に、バイポーラトランジスタのような高信頼性の構成要素を使用し、電解コンデンサの必要性を排除又は少なくとも制限した高いMTBFの電子組立体を使用することによって、実質的に一定の駆動電流が生成されることが望ましい。スイッチモードLEDドライバの場合、インダクタのような回路素子を成功裏に充放電するスイッチング電圧波形によって電流調整機能が提供され、このような放電は一連のLEDを通じて行われ、実質的に一定の電流を一連のLED内に生成することができる。このようなスイッチモードドライバによって一連のLEDに供給される電流は、スイッチング電圧が「ON」状態にあり、この間一連のLEDが充電されている時間の割合(この割合は、スイッチング波形のデューティサイクルと呼ばれる)を含む、複数の要因に依存する。しかしながら、このスイッチングプロセスは、EMI波形の発生につながり、電磁干渉(EMI)フィルタ構造の使用が必要となり、該EMIフィルタ構造は電解コンデンサを使用している。従って、ドライバのMTBFを最大にすることを目指す観点からすると、温度に対して一定の電流であることを含め、電流精度を維持できる限り、どのようなスイッチモード素子も使用しない電流調整回路に基づいて、一定電流のLEDドライバを構築することが有利とすることができる。本発明は、電流変動により悪影響を受けるか又は電流変動の影響を受けやすいLED又は他のデバイスなどの照明デバイスに対して、安定した又は実質的に一定の駆動電流を供給するために入力電圧からの安定化電流を提供することを目的としている。本発明の好ましい実施形態は、好ましくは電流調整器内でスイッチモード電気回路を使用することなくこの目的を達成し、これにより調整器の長期信頼性を高めるようにすると共に、調整器をベースとしたLEDドライバ内での電解コンデンサの必要性を低減又は排除して、LEDドライバの長期信頼性を更に高めるように努める。
供給電圧に対して安定化され又は実質的に一定である電流をLED又は一連のLEDに提供するようにする電流調整装置又は回路は公知である。いわゆる「定電流調整器」は、2端子又は3端子接続形態で実現することができる。図1aは、2端子調整器の事例を示し、図1bは、3端子電流調整器を示している。
しかしながら、電流調整装置を使用した場合でも、幾つかの理由から、一連のLEDに供給される駆動電流のばらつきが依然として生じる場合がある。製造上の広がり、すなわち、電流決定回路素子の製造公差のばらつきは、LED駆動/供給電流において生じるばらつきの主要因の1つである。このばらつきはまた、電圧調整回路の「温度係数」、すなわち換言すると、周囲温度又は接合部温度に対する調整器性能の依存性に起因して生じる。
上記で検討した定電流調整器に関する以下の考察から明らかになるように、従来技術に伴う複数の欠点がある。
図2は、一連のLEDを駆動する目的で使用される典型的な3端子電流調整器の概略図を示している(米国特許2011/0277091(Brieda他)にも記載されている)。図2に示す設計による電流調整器の両端の最小の「電圧降下」は、約1.3Vであり、これは、2つのベース−エミッタ電圧(vbe)降下(トランジスタQ1及びQ2の両端)に相当する。これらの「vbe降下」のうちの1つ、すなわちQ1のベース−エミッタ接合部両端のvbe降下はR1の両端で発生し、R1を通る電流(vbe1/R1)をもたらす。Q2が、無視できるほどのベース電流を引き込むと仮定すると、LEDを通る電流もまたvbe1/R1に等しく、ここでvbe1は、トランジスタQ1のベース−エミッタ電圧である。そのため、vbeに本来的に温度依存性があることに起因して、LED電流の温度に関連するばらつきは、公称LED電流の数分の一として表され、以下で与えられる。
TC = (δILED/δT)/ILED = (δvbe1/δT)/vbe1nom (式1)
ここでvbe1nomは、標準温度(300K)でのvbe1の公称値である。図2の設計において、vbe1nomは約0.6Vであり、δvbe1/δTは、極めて良好なエンジニアリング近似に対して−2mV/Kである。そのため、この設計における温度係数TCの達成可能な最小値は、−0.0033K-1(−0.33%/ケルビン、又は−3,300ppm/ケルビン)である。Brieda他の表1においてこの「標準的解決策」で示した電流は、−0.35%/ケルビンのばらつきを示している。このTC値は、一連のLEDに提供される電流が+/−55ケルビンの温度範囲にわたって−/+0.25%だけ変動する結果となる。
Brieda他により提案された解決策は、−0.065%/ケルビン(−650ppm/K)の温度係数TCを生じてしまう。これにより、+/−55ケルビンにわたって−/+3.6%のLED電流のばらつきを生じる結果となる。このばらつきにより、周囲温度の変動が予想され、また、光束及び/又は色指数の観点でLED組立体の光学出力が実質的に一定に維持される必要がある多くの用途において、Briedaの解決策は不適当なものになる。
従って、要約すると、Brieda設計は、コスト効率の点では幾つかの利点を提供するが、この設計は、大きさが約650ppm/Kの最小値の温度係数TCを提供する可能性がある。このTCの大きさは、依然として有意であるが、−30℃〜+80℃の特定の温度範囲にわたってLED電流のばらつきが約−/+4%となる。
また、当業者であれば、バイポーラトランジスタの電流及び電圧処理能力によって制限される、実質的に一定の電流を提供できる汎用の2端子回路接続形態も公知である。この汎用接続形態が図3に示されている。
この接続形態内では、電圧調整装置(VRD)を用いて、ベース−エミッタ電圧vbeと電流プログラム抵抗器Rの直列結合にわたって電圧を調整する。VRDの両端の安定化電圧をVregとした場合、抵抗器Rを通る電流は、次式で与えられる。
R = (Vreg − vbe)/R (式2)
2つのこのような電流が、図3に示す2つのバイポーラトランジスタのベース−エミッタ接合部に相互バイアスをかけることを可能にすることによって、調整器を通る総安定化電流は、次式で与えられる。
T = 2・IR = 2・(Vreg − vbe)/R (式3)
(上述のように)温度に対してITの分数変化として定義されるこの電流の温度係数は、次式で与えられる。
TC = (δIT/δT)/IT = (δVreg/δT − δvbe/δT)/(Vreg − vbe) (式4)
シリコンバイポーラトランジスタにおいて、δvbe1/δTの値は約−2mV/Kであり、順方向バイアスシリコンpn接合部の電圧であるvbeが約0.7Vであることは、当業者には公知である。
従って、安定化電流の熱挙動は、VRDの性質及び熱挙動に依存する。この点を踏まえて、この汎用接続形態に基づく特定の設計が開示されており、ここではVRDが、順方向バイアスPN接合ダイオードと「バンドギャップ基準」ダイオードの直列結合を含む。この設計は図4に示される。この設計において、調整電圧Vregは次式で与えられる。
Vreg = Vdiode + Vbg (式5)
バンドギャップ基準ダイオードの特性として、ダイオードの両端の電圧Vbg(典型的には1.23V)は温度に対して実質的に不変であり、順方向バイアスPN接合ダイオードの両端の電圧Vdiodeは、ベース−エミッタ接合部(順方向バイアスPN接合部でもあり、ダイオードと実質的に同じ電流を流す)と同様に温度と共に変化することになる。従って、Vregの熱挙動は、vbeの熱挙動と同一となり、これにより調整電流に対してゼロの温度係数TCを生じる。
しかしながら、この設計の調整器の性能及びコストに課せられる制限が存在する。詳細には、両端に1.23Vの温度安定化された電圧が維持されるシリコンバンドギャップ基準ダイオードは、最大で20mAの標準最大電流まで作動する。これにより、総調整電流ITに40mAの上限が加わる。
更に、バンドギャップダイオードの極めて低い差動インピーダンス(通常は1Ω未満)により、このタイプのデバイスを確実に並列接続するのを可能にしながら、デバイス間で電流を共用することが困難になる。図5は、この問題を例示している。図5は、Vbgの製造上の広がりの各端にある(最悪ケースの例図の)2つのバンドギャップダイオードのI/V特性を描いており、典型的なシリコンバンドギャップダイオードにおいては、この広がり(Vbg2−Vbg1)は約8mVである。2つのこのようなダイオードが並列に配置された場合、最低値のVbg(Vbg1)を有するダイオードは、他のダイオードが何らかの電流を取り込み始める前に一定量の電流(Ibg1として示す)を取り込むことになることは、容易に理解することができる。そのため、ある範囲のVRD電流が存在することになり、この範囲にわたって電流の分配は起こらず、従って、VRD及び電流調整器の電流処理能力は全体として、単一のバンドギャップ基準ダイオードの電流処理能力によって依然として制限される。
20mAの最大電流処理能力を有する(LT1004−1.2のような)バンドギャップダイオードのI/V特性を検査することにより、図5のバンドギャップダイオード1の両端の電圧は、その公称(低電流)値よりも高い実質的に8mVの値を有し、これによりバンドギャップダイオード1を通る電流が約14mAの値に達したときに、バンドギャップダイオード2がターンオンすることが分かる。このことは、バンドギャップダイオード1を通る電流がその最大定格値に数ミリアンペアだけ足りない値に達するまで、バンドギャップダイオード1及びバンドギャップダイオード2が電流を分配しないことを意味する。更に、バンドギャップダイオードのI/V特性の非線形的性質、すなわち、差動インピーダンス(電流に対する電圧の変化率)が高電流時よりも低電流時で有意に高いことに起因して、バンドギャップダイオード1を通る電流が6mAだけ増大して20mAの定格最大電流になると、バンドギャップダイオード2を通る電流は、これよりも有意に少なく(約3mA)増大することになる。
そのため、図4による回路の各VRDにおけるバンドギャップダイオードを、Vbgの製造ばらつきを許容するこのような2つのバンドギャップダイオードの並列結合と置き換えることにより、所要の20mAと比較して、各VRDの電流処理能力を9mAだけ向上することが容易に期待できる。従って、全体として確実に期待される電流調整器の電流処理能力の向上は、所要の40mAではなく、約18mAに過ぎないことになる。これは、単価当たりの電流処理の観点で収益漸減のプロセスである。バンドギャップ基準ダイオードが簡素なダイオード構造ではなく、複数の回路素子を含むかなり複雑な集積回路であることを鑑みると、上記のことはかなり重要である。典型的な1.23ボルトのバンドギャップ基準ダイオードは、約13個のバイポーラトランジスタ及び8個の抵抗を含み、電流調整器の全体コストの主要因となる。
図4の設計による回路の事例における代替の手法は、低電流VRD全体(ここでは、図示のこのような各低電流VRDは、順方向バイアスPN接合ダイオードとバンドギャップ基準ダイオードの直列結合)の並列結合を形成して高電流VRDを形成するものとなる。しかしながら、これは、バンドギャップダイオード及びPN接合ダイオード両方を複製し、これによりこの場合も調整器のコストが有意に増大することを意味する。
従って、図4に示す汎用接続形態の実現は、広範囲の一定電流にわたってプログラム可能な低温度係数の電流調整器を提供する課題に対するコスト効果のある解決策をもたらすものではない。
米国特許2011/0277091明細書
本発明の実施形態は、上記で考察した電流調整装置に伴う問題及び欠点を軽減することを目的とする。ある範囲の異なる用途のLEDドライバ要件に関して考慮することにより、熱性能の改善と共に、正確な電流設定能力を有し、好ましくは広範囲のプログラム可能な電流値にわたって動作可能である電流調整装置に対する要求があることの観察が得られる。更に、これらの用途の大部分のコスト感受性の観点で、これらの要求に対処することを目的としたLEDドライバは、理想的にはコスト効果が高くあるべきである。回路設計の観点では、これは、簡単な電流接続形態及び簡単な構成要素を用いた解決策の実現を意味する。例えば、コスト効果の高い解決策は、トランジスタ数を低く維持するものとなる。これにより、電流調整器、及び従ってこれに組み込まれたLEDドライバのMTBFを最大化する利点が付加されることになる。また、これまで考慮された解決策に比べて、電流決定回路素子の製造公差に対してより低い感受性を示す電流調整装置を提供することが望ましい。
本発明の第1の態様によれば、抵抗器及びトランジスタを含む駆動回路と、駆動回路に安定化電圧を提供するよう動作可能な電圧調整回路と、を備え、電圧調整回路が並列接続された複数のツエナーダイオードを含む、入力電圧から安定化電流を提供する電流調整器が提供される。
好ましくは、駆動回路及び電圧調整回路は、第1の電流調整回路を形成する。好ましくは、第1の電流調整回路が、第2の電流調整回路にクロス結合される。好ましくは、この場合、第2の電流調整回路は、抵抗器及びトランジスタを含む第2の駆動回路と、第2の駆動回路に安定化基準電圧を提供するよう動作可能な第2の電圧調整回路と、を含み、電圧調整回路は並列接続された複数のツエナーダイオードを含む。
代替として、駆動回路及び電圧調整回路は、抵抗加算回路に接続される第1の電流調整回路を形成する。
本発明の第2の態様によれば、第1の電流調整回路及び第2の電流調整回路を備え、第1の電流調整回路の出力が、第2の電流調整回路にクロス結合され、第1及び第2の電流調整回路の各々が、抵抗器及びトランジスタを含む駆動回路と、それぞれの駆動回路に安定化電圧を提供するよう動作可能な電圧調整回路と、を含み、電圧調整回路が並列接続された複数のツエナーダイオードを含む、入力電圧から安定化電流を提供する電流調整器が提供される。
本発明の第2の態様の実施形態によれば、第1の電流調整回路の出力は、第1の電流調整回路のトランジスタのコレクタが第2の電流調整回路の電圧調整回路の正端子に接続されるように第2の電流調整回路にクロス結合される。
好ましくは、電圧調整回路及び各電圧調整回路のツエナーダイオードは、シリコンツエナーダイオードを含む。このタイプのクロス結合された電流調整回路で使用されるトランジスタは、好ましくは「相補的ペア」を形成し、1つのトランジスタがPNP型のシリコンバイポーラトランジスタであり、他方のトランジスタが、NPN型のシリコンバイポーラトランジスタである。
本発明の第3の態様によれば、並列接続された複数のツエナーダイオードを含む電流調整回路で使用するための電圧調整回路が提供される。
本発明の実施形態は、有利には、所与の負荷に供給するための安定化電流を生成するために、電流調整回路の駆動回路に供給される電圧を調整する手段として、十分に確立された絶縁破壊電圧のツエナーダイオードを有効に利用する。
並列接続されて本発明の実施形態による電圧調整回路を形成する複数のツエナーダイオードを設けることは、広い範囲の安定化電流値(IT)の生成を容易にできる点で有利である。具体的には、本発明を利用する電流調整器の電流プログラム範囲は、有利には、各電圧調整回路又は電圧調整装置(VRD)で使用されるツエナーダイオードの数に応じて選択することができる。従って、本発明の実施形態によれば、ある範囲の定電流値を達成するために回路全体を並列化又は複製する必要はない。よって、本発明に従って複製される部品(すなわち、ツエナーダイオード)は、簡単で比較的安価な回路素子である。このことは、有利には、ある範囲の安定化電流値を提供する問題に対する極めてコスト効果の高い解決策を提供し、これにより本発明の実施形態を、様々な範囲の用途における駆動電流を安定化するのに有用にすることができる。
約5.5V未満のツエナー電圧Vzを有するシリコンツエナーダイオードでは、温度に対するツエナー電圧の変化率がシリコンバイポーラトランジスタのベース−エミッタ電圧vbeの変化率(実質的に−2mV/K)に実質的に等しい、ツエナーダイオードを通る電流Iz,opt値が存在する。しかしながら、これらのツエナー電圧を有するツエナーダイオードは、この熱平衡条件に適合するIz,optの値、及び何れかの所与の電流でのツエナーインピーダンスZzの値の両方によって異なる。本発明の好ましい実施形態は、クロス結合回路において、温度に対するツエナー電圧の変化率が、温度に対するシリコンバイポーラトランジスタのベース−エミッタ電圧vbeの変化率に実質的に等しい電流Iz,optを有することに基づいて選ばれた低電圧ツエナーダイオードを用いてVRDを構築できることを利用する。
更に、特に好ましい実施形態によれば、ツエナーダイオードは、温度に対するツエナー電圧の変化率δVz/δTは、Iz,opt前後のツエナー電流の値において電流に対して最小のばらつきを示すように選択され、これにより、本発明を利用する調整器を通る広範囲のプログラム可能電流を可能にし、この範囲にわたってこのプログラム可能な範囲内にある各電流の温度依存性が有利に小さくなる。
従って、本発明の好ましい実施形態によれば、ツエナーダイオードは、低いツエナー電圧、すなわち、5.5V未満を示す。好ましくは、ツエナーダイオードは、2.0V〜3.0Vの間のツエナー電圧を示す。所与のツエナーダイオードのツエナー電圧は、公称ツエナー電圧の定義に従って、定められたダイオード電流でのダイオードの両端の電圧として定義される点は、当業者には理解されるであろう。ツエナー電圧が測定される典型的なツエナーダイオード電流は、5mAである。
本発明の好ましい実施形態は、低い値のツエナー電圧を有するシリコンツエナーダイオードは、高い電圧のツエナーダイオード及びバンドギャップダイオードの両方と比べてツエナー作動インピーダンスZzの値がより高くなる傾向があることを利用する。これらの高い値のZzは、有利には、ツエナー電圧の製造公差によって定められる限界内で、このようなツエナーダイオードを並列接続し、並列結合を通る電流をほぼ均等に確実に分配することができる。これにより、好都合には、複数の調整電流範囲を確実に選ぶことができ、この範囲にわたる温度依存性が小さく、該範囲内でゼロ値を有する。各範囲は、VRD当たりのツエナーダイオードの所与の数に関連性がある。
好ましくは、本発明の実施形態は、何れかの所与のツエナーダイオードのツエナー電圧の製造ばらつき、又は従来技術の図2で用いたような整流ダイオードの実際の製造ばらつき、すなわち、プログラム調整電流ITの対応するばらつきの結果として通常生じることになる問題を軽減することを目的とする。このことは、本発明による調整器を通る電流が、各並列ツエナーダイオードスタック内の平均ツエナー電圧に応じて変わることにより確実に達成され、ここでこの平均値のばらつきは、統計の中心極限定理によって制御される統計分布に従い、これにより各VRD内の平均ツエナー電圧の標準偏差は、単一のツエナーダイオードのツエナー電圧における標準偏差と比べて、VRD当たりのツエナーダイオードの数の平方根分の一に低下する。これは、VRD内の平均ツエナー電圧のばらつきの低減につながり、従って、本発明による電流調整回路の高い電流変量において安定化電流の部分的ばらつきが低減される。
本明細書でより詳細に検討するように、本発明の実施形態による電圧調整装置(VRD)は、ツエナーダイオードの並列結合が電圧調整機能を提供するよう機能するだけでなく、好ましい実施形態では、幾つかの部分範囲を含み、各部分範囲がVRD当たりの並列ツエナーダイオードの特定数に対応するような広い範囲の電流にわたって熱平衡機能を達成するために駆動トランジスタの温度依存性を補償するよう機能することができる点で、極めて有利である。本発明による電流調整回路は、有利には、安定化電流の温度依存性が、ケルビン当たりppm単位で測定された値まで好都合に低減される安定化電流を提供する。実際に、本発明の特に好ましい実施形態によれば、温度係数TCの値は、各部分範囲にわたって特定の好ましい電流にて実質的にゼロであると認められる。
更に、この性能は、本発明の実施形態による、バイポーラトランジスタ、ツエナーダイオード、及び抵抗器だけを含む回路を用いて達成できるので、本発明の実施形態は、特にコスト効果の高い電流調整器を提供する点は理解されるであろう。従って、本発明の実施形態は、特に、調整器電流の熱ドリフトに対する追加の補正手段に頼ることなく、LED照明、大型の公共ディスプレイ用のものを含むLCDバックライトにおいて適用され、並びにLEDディスプレイ、建築照明、及びチャンネルレタリング用途で適用される。
要約すると、本発明の好ましい実施形態は、有利には、ある範囲のプログラム可能電流値にわたって動作可能であり、また正確に設定される熱性能が改善された(すなわち、上記で考察された解決策に関連するものよりも低い温度係数値)コスト効果の高い調整器回路を提供する。
本発明の第4の態様によれば、1つ又はそれ以上のLEDを含み、第1又は第2の態様の実施形態による電流調整器を含む照明装置が提供される。
照明装置は、例えば、1つ又はそれ以上のLEDドライバと共にLEDを含む照明器具を備え、LEDドライバの各々が1つ又はそれ以上の電流調整器を含む。
本発明を十分に理解するため、及び本発明をどのようにして実施することができるかを示すために、ここで例証として添付図面に関して説明する。
従来技術による汎用電流調整回路の接続形態を示す図である。 従来技術による3端子電流調整回路の汎用接続形態を示す図である。 従来技術による2端子電流調整回路の汎用接続形態を示す図である。 従来技術による電流調整回路設計を示す図である。 2つのバンドギャップダイオードの電流/電圧(I/V)特性のグラフである。 本発明の1つの実施形態による電流調整回路を示す図である。 本発明の第2の実施形態による電流調整回路を示す図である。 2つのツエナーダイオードの電流/電圧(I/V)特性のグラフである。
図6は、本発明の第1の実施形態による、第2の電流調整回路C2にクロスカップルされた第1の電流調整回路C1を有する2端子電流調整回路を示す。第1の電流調整回路C1は、抵抗器R1及びバイポーラトランジスタT1を有する駆動回路を含む。第1の電流調整回路C1はまた、並列接続された複数のツエナーダイオードZ11、Z12、・・Z1nを有する電流調整回路VRC1を含む。第2の電流調整回路C2は、抵抗器R2及びバイポーラトランジスタT2を有する駆動回路を含む。第2の電流調整回路はまた、並列接続された複数のツエナーダイオードZ21、Z22、・・Z2nを有する電流調整回路VRC2を含む。
電圧源は、電流ITが抵抗器R1とVRC1との間で分割されるように第1の電流調整回路C1の抵抗器R1及び電圧調整回路VRC1の正端子を接続するノードWに電流ITを駆動する。抵抗器R1は、トランジスタT1のエミッタeに接続される。R1の値、VRC1により生成される電圧、及びトランジスタT1のベース−エミッタ電圧Vbeによって決定されるバイポーラトランジスタT1のコレクタ電流は、ノードYにて第2の電流調整回路C2の電圧調整回路VRC2の正端子及びトランジスタT2のベースに供給される。ノードXは、VRC1の負端子、T1のベース、及びT2のコレクタを接続する。抵抗器Rnは、単に回路を「キックスタート」するのに使用される熱雑音の発生源である。
T2において無視できるベース電流IVRD1がT2のコレクタ電流に等しいと仮定する。更に、T2のコレクタ電流は、R2の値、VRC2によって生成される電圧、及びトランジスタT2のベース−エミッタ電圧vbeによって決定される。VRC2の負端子は、R2に接続され、目的とする負荷に電流が流れる出力ノードZを形成する。
この回路のクロスカップリングのお陰で、2つのトランジスタは、有利には、ベースバイアス電流が供給される。
上記の実施形態によれば、トランジスタの1つは、一定の値で保持することができ、他方のトランジスタは、電流プログラム抵抗器として使用される。或いは、トランジスタの両方は、共に電流プログラム抵抗器として機能するように可変とすることができる。
図7に示す本発明の第2の実施形態によれば、電流調整回路C1は、抵抗加算回路RSCに接続される。当業者であれば、抵抗加算回路についての種々の設計が可能であることは理解されるであろう。例えば、図7に示す特定の実施例において、抵抗加算回路は、並列に接続された複数の抵抗器を含む。
以下では、本発明の好ましい実施形態の特性及び原理を説明する。
(設定精度):本発明の実施形態による電流調整器の「設定精度」は、本明細書では、回路素子の特性の不規則なばらつきによって生じるこのような調整器によってもたらされる電流のばらつきの観点で考察される。確率的誤差及び確定的誤差の両方があらゆる回路において発生することは、本明細書を読めば理解されるはずであるが、回路性能の広がりを生じるのは確率的誤差である。確定的誤差は、指定性能と実性能との間の定常偏差を生じる。何れかの定電流回路の設定精度は、安定化電流の部分的変化として適切に表される。従って、図3の汎用接続形態による回路において、次式となる。
T/IT = (ΔVreg + Δvbe)/(Vreg − vbe) (式6)
ここで、ΔVregは、Vregの製造上の広がりであり、Δvbeは、vbeの製造上の広がりである。本発明において、安定化電圧Vregは、低電圧ツエナーダイオードにより提供され、従って、ΔVreg = ΔVzである。このVregの広がりは、vbeの広がりよりも遙かに大きい(約10倍)。従って、次式となる。
ΔIT/IT ≒ΔVz/(Vreg − vbe) (式7)
通常は、低電圧(<5.5ボルト)のツエナーダイオードにおいて、ツエナー電圧の東経的広がりΔVzは、約10%であり、Vzの+/−5%の広がりに等しいと見なされる。式6は、低電圧のツエナーダイオードを使用すると、どのような是正措置も存在しない場合には、Vzの製造公差に対してITの大きなばらつきを生じ、換言すると電流設定精度が悪くなることを示している。従って、本発明の実施形態によれば、この作用を改善するようにツエナーダイオードを組み合わせることが望ましいことになる。
本発明の実施形態によれば、中心極限定理として知られる統計理論を使用する。この理論の1つの論理的帰結は、変数xが正規分布に従って分布されている場合、平均μ及び標準偏差をσとすると、サイズNの標本の平均は、正規分布に従って分布され、同じ平均μ及び標準偏差がσ/√Nとなる。
公称ツエナー電圧Vz及び製造公差ΔVzを有するツエナーダイオードの事例を考察する。ΔVzの値は、Vzのウェーハ間統計の標準偏差σ(Vz)に相関される。典型的には、Vzの製造上の広がりに付けられる値は、約+/−3.σ(Vz)、すなわち「シックスシグマ広がり」となる。
N個のツエナーダイオードの標本がこの「包括的」分布から取られて各並列ダイオードスタックを形成する場合には、各標本内のツエナー電圧の平均値<Vz>は、公称ツエナー電圧Vzに等しい平均値<(<Vz>)>と、標準偏差σ(Vz)/√Nを有することになる。
電圧調整回路VRCを使用する本発明の実施形態によれば、ツエナーダイオードの並列スタックを含むVRC/各VRCが提供され、各々が同じ公称ツエナー電圧Vzを有する。
2つのダイオードスタックを有し、電流Is1及びIs2を流す調整器は、次式で与えられる総安定化電流ITを有する。
T = Is1 + Is2 (式8)
従って、
T = [(<Vz2> − vbe) + (<Vz1> − vbe)]/R (式9)
この総電流の分散は、次式で与えられる。
Var(IT) = (Var(<Vz2>) + Var(<Vz1>)/R2 (式10)
中心極限定理から、
Var(<Vz2>) = Var(<Vz1>) = Var(VZ)/N (式11)
従って、
Var(IT) = 2・Var(Vz)/(N・R2) (式12)
調整器を通る公称安定化電流ITnomは、次式で与えられることを示すことができる。
Tnom = 2・(Vz − vbe)/R (式13)
ここでVzは、製造者らのデータシートにおいて記載された公称値をとる。
Tの標準偏差は、次式で与えられる。
σ(IT) = SqrtVar(IT) = Sqrt(2/N・R2)・σ(Vz) (式14)
Tの「設定精度」は、ITnomの関数としてITの広がり(ΔIT)によって与えられ、ここで広がりは6.σ(IT)である。同様に、Vzの製造上の広がり(ΔVz)は、6.σ(Vz)に等しい。
従って、
Δ(IT) = Sqrt(2/NR2)・Δ(Vz) (式15)
Δ(IT)/ITnom = Sqrt(2/NR2)・Δ(Vz)/IT,nom (式16)
Δ(IT)/ITnom = Δ(Vz)/[Sqrt(2・N)・(Vz − vbe)] (式17)
ここで、Nは各スタックにおけるツエナーダイオードの数である。従って、この調整器回路における部分誤差は、本発明の調整器においてはSqrt(2・N)によってスタック当たりのツエナーダイオードの数と共に減少する。
(温度係数及び電流プログラム範囲):本発明を利用する調整器における電流の温度係数は、次式で与えられる。
TC = (δVz/δT − δvbe/δT)/(Vz − vbe) (式18)
この温度係数は、各ツエナーダイオードを通る電流がIz,opt(δVz/δT = δvbe/δTであるときのツエナー電流の値)に等しいときに実質的にゼロである。そのため、TCが実質的にゼロであるときの調整器電流ITの値が幾つか存在する。従って、最適な熱的性能にとってこれらのITの値は、本発明を利用する調整器に「好ましい」作動電流となる。
ツエナー電流Izがこの最適値から逸脱すると、TCの値が変化する。本発明の好ましい実施形態は、TCがゼロから少量だけ逸脱した電流プログラム範囲を提供することを目的とする。例証の目的で、TCの値が+/−75ppm/ケルビンの範囲内に境界付けられるものとしてこの電流プログラム範囲をとることにする。従って、温度係数TCの上限及び下限境界値を
TCU = 7.5x10-5 /K
及び、
TCL = −7.5x10-5 /K
として定義すると、電流プログラム範囲の2つの端に相当するδVz/δTの上限値及び下限値は、
(δVz/δT)L = TCL・(VzU − vbe) + δvbe/δT (式19)
及び、
(δVz/δT)U = TCU・(VzL − vbe) + δvbe/δT (式20)
TCUは、TCの上限境界値であり、ツエナー電流の下限境界値に対応し、TCLは、TCの下限境界値であり、ツエナー電流の上限境界値に対応する。VzU及びVzLは、ツエナー電流のそれぞれ上限及び下限でのツエナー電圧の値を表す。Vzのこれらの値は、各スタック内の平均ツエナーダイオードを通る電流範囲が約10mA〜20mAであると推測的に仮定することによって正確に近似することができる。この電流範囲は、2.4VツエナーダイオードにおけるIz,optの値に相当するツエナー電流の値を中心とし、これが選ばれた理由は後述する。次いで、δVz/δTの下限値及び上限値それぞれに対応するIz(Iz,U及びIz,L)の正確な値は、通常、ツエナーダイオードの製造者データシートから得ることができる。次に、ITの対応する値は、
T,U = 2・N・IZ,U
及び、
T,L = 2・N・IZ,L (式21)
である。
バイポーラトランジスタがβ(Ic/Ib)の高い値を有すると仮定すると、プログラム範囲の中心にて調整器を通る総電流は、所与のN値に対して次式で与えられる。
T,cen = 2・N・Iz,opt (式22)
式9から、この電流の中心値に相当するプログラム抵抗器の値は、次式で与えられる。
R =2・(<Vz> − vbe)/IT,cen (式23)
ここで、<Vz>は、Iz,optで公称ツエナー電圧の値をとる。プログラム範囲内での他の総調整器電流の値では、
R =2・(<Vz> − vbe)/IT (式24)
となる。
(電流分配):ツエナーダイオードの並列接続において問題が生じることは当該技術分野で周知である。これらの問題は、図4に示した従来技術で使用されるバンドギャップ基準ダイオードの場合と同様に、ツエナーダイオードが電流を分配する範囲に関連している。ツエナーダイオード当たりの作動電流(Iz,opt)前後でのツエナー差動インピーダンス(電流に対するツエナー電圧Vzの変化率)が十分に高くない場合、又はVzにおける製造上の広がりが大きすぎる場合には、スタック内で最も低いツエナー電圧を有するツエナーダイオードが電流の全て(又はほとんど)を受け取ることになる。各スタック内の全てのツエナーが確実にターンオンするようにして、この問題に対処するために、ツエナー電圧及び公称ツエナー電圧の製造上に広がりが小さく、Iz,optでのツエナーインピーダンスが数Ωよりも大きいツエナーダイオードを用いることが望ましい。従って、好ましい実施形態によれば、ツエナーダイオードのツエナー電圧間には小さなばらつきが存在する。ツエナー差動インピーダンスは通常、「寄生」又は無用のインピーダンスと認められる。しかしながら、本発明の関連においては、これは、電流分配の改善に役立つ。
このことは、2つのツエナーダイオードZ1、Z2のI/V特性を描いた図8を参照することによって示され、ツエナー電圧は、所与の公称ツエナー電圧に対する製造公差範囲の極値に位置する。各ツエナーダイオードのツエナー電圧は、公称ツエナー電圧の定義に従って、通常は5mAの定められたダイオード電流でのダイオードの両端の電圧として定義される。更に、公称ツエナー電圧がIz,optであるような、このようなツエナーダイオードを用いた調整器の設計に照らして、図6におけるツエナーZ1及びZ2を通る電流は、この値の両側に位置する。従って、この解釈に基づき、(Iz1 − Iz2)と(Vz2 − Vz1)の間の関係は、次式で与えられる。
(Iz1 − Iz2) = (Vz2 − Vz1)/Rz (式24)
ここで、RzはIz,optでのツエナー抵抗(ツエナーインピーダンスZzの実部)である。典型的な2.4ボルトのシリコンツエナーダイオード(記載理由について以下で示す)では、Rzは約35Ωであり、Iz,optは実質的に14.5mAである。Vz(Vz2−Vz1)の製造上の広がりは通常0.24Vである。従って、ツエナーZ1及びZ2を通る電流の最悪ケースの差違は約7mAである。これは、ツエナーZ1がIz,opt+3.5mA(Iz1=18mA)の電流を通電し、ツエナーZ2がIz,opt−3.5mA(Iz2=11mA)の電流を通電することを意味する。典型的な2.4ボルトのシリコンツエナーダイオードの熱挙動を検査することによって、温度に対するVz1及びVz2の典型的な変化率は、(18mA及び11mAそれぞれにおいて)実質的に−2.1mV/Kと−1.9mV/Kである。従って、温度に対するツエナー電圧の平均変化率は、Iz,optのツエナーダイオード当たりの公称電流にて最適熱挙動(δVz/δT = δvbe/δT)に対して望ましいものとして実質的に−2.0mV/Kである。
従って、順方向ベースPN接合ダイオード及びバンドギャップ基準ダイオードの組み合わせを用いた回路とは対照的に、本発明を利用した回路は、各VRD内で電流分配電圧基準(低電圧ツエナーダイオード)を有利に使用する。バンドギャップダイオードとは対照的に、このような低電圧ツエナーダイオードが簡単なPN接合構造であることを鑑みて、このことは、各VRDで使用されるこのような低電圧ツエナーダイオードの数に応じて電流処理能力及び従って電流調整器の電流プログラム範囲を選択できる、コスト効果の高い手段を提供する。
この手法の実用性は、VRD当たりのツエナーダイオードの数の点で各々が相違する一連の異なる実施形態を参照することにより示される。
本発明の好ましい実施形態で使用されるツエナーダイオードの好ましい選択基準は、上述の点に照らして、以下のことである。
1.ΔVz(Vzの製造上の広がり、すなわち、所与のVRDに含まれる複数のツエナーダイオードのツエナー電圧間に生じるばらつき)が小さくあるべきである。このことは、有利には、良好な設定精度を確保し、電流分配を向上させる。
2.ツエナーインピーダンスZzは、有利には電流分配を可能にするために、ダイオード当たりの作動電流Iz,optにおいて高くあるべきである。
3.Iz,optにおけるVzは、2×Vzに等しい低い「ドロップアウト電圧」を達成するために、低くあるべきである。
4.電流に対するδVz/δTの変化率(δVz/δT.δIz)は、有利には広いプログラム可能電流範囲を達成するために、Iz,opt前後の電流に対して低くあるべきである。
Iz,optの値は、これにより調整器電流の何れかの所与の値に対してNが大きくなるので、プログラム電流の設定精度が特に重要である場合には小さくあるべきである。
幾つかの商業的に入手可能なシリコンツエナーダイオードの熱性能データを検査すること、低いツエナー電圧又は利用可能な最も低いツエナー電圧(ツエナー電圧基準電流5mAにおいて典型的には2.4V)を有するツエナーダイオードを選択することにより、これらの基準の最初の4つが実質的に適合することを示す。プログラム電流の設定精度が特に重要である用途では、より低い値のIz,optと一致し、好ましい選択基準5と一致するよう、僅かに高いツエナー電圧を選択することができる。
(例示的な実施形態):
典型的な2.4Vシリコンツエナーダイオードにおいて、ツエナー電圧は5mAのツエナー電流にて測定され、Iz,opt(実質的に14.5mAである)でのツエナー電圧は2.9Vである。また、大きなエミッタ電流を通電する典型的なNPN又はPNPシリコントランジスタにおいては、vbe≒0.7Vである。
ΔVz = 0.24V
Iz,opt = 14.5mA
Z @ Iz,opt = 35Ω
Vz @ Iz,opt = 2.9V
Vz @ 10mA (VzLで得た値) = 2.75V
Vz @ 20mA (VzUで得た値) = 3.1V
(δVz/δT)U = − 1.85mV/K
(δVz/δT)L = − 2.18mV/K
Z,L = 9.5mA, IZ,U = 23.5mA
抵抗器(R)がゼロの温度係数を有すると仮定すると、これらの数値から性能評価基準を計算することができる。実際には、超低温度係数の抵抗器は、相当なコストアップとなる。しかしながら、現在では、低価格の厚膜チップ抵抗器が利用可能であり、所要の抵抗範囲にわたって+/−25ppm/Kの温度係数と、+/−0.1%の抵抗精度を有する。Nが1〜6の範囲の性能評価基準が表1で与えられる。
表1
Figure 0006195829
これは、本発明の実施形態が、有利には電流調整器の接続形態を提供し、これに基づいて、約20mA〜約280mAのプログラム電流範囲を提供する調整器を設計することができ、これにわたって−75ppm/ケルビンと+75ppm/ケルビン(−0.0075%/ケルビンと+0.0075%/ケルビン)の間にある電流係数が維持される。本発明の各実施形態は、2つのシリコンバイポーラトランジスタと複数の低電圧シリコンツエナーダイオードとを備え、好都合には低コストの解決策を提供する。
Iz,optの値の製造ばらつきは、より狭いプログラム電流範囲にわたって本発明の特定の実施形態に従って設計された製品を指定することにより、高感度に対処されることになる。+/−75ppm/ケルビンを指定できる実際的な電流範囲は、約25mA〜220mAとなる。低ドロップアウト電圧及び従って低ツエナー電圧が設定精度よりも重要ではない環境において、高ツエナーインピーダンスを維持する必要性と一致する僅かに高いツエナー電圧を有するツエナーダイオードを使用することが有利となる。このような僅かに高い電圧(例えば、3.0V)のツエナーダイオードは、より低い値のIz,optを有する。このことは、何れかの所与の調整器電流において、各スタックに多数のツエナーが必要となり、中心極限定理に照らして、当該調整器電流に対しより優れた設定精度をもたらすことを意味する。特定電流Ispecにて又はIspecを中心としたプログラム電流の小範囲にわたりTCの値が実質的にゼロである環境では、シリコンツエナーダイオードが次式で与えられるIz,optの値を有するツエナー電圧の値を選択することができる。
Iz,opt = Ispec/2・N (式25)
ここでNは整数であり、このような調整器回路におけるVRD当たりのツエナーダイオードの数に相当する。
例えば、Vz=2.7Vにおいては、シリコンツエナーダイオードのIz,optの対応する値が通常5mAであることを示すことができる。従って、VRD当たりに2つのこのようなツエナーダイオードを使用し、20mAの総調整器電流ITにおいて実質的にゼロに等しい電流温度係数TCを有する、本発明を利用した電流調整回路を構築することが可能である。
更に、電流プログラムを容易にするために、本発明を利用した調整器を用いることができ、ここでプログラム抵抗器の1つが(所与のNに対して中央電流値にて)一定に保持され、他方の抵抗器がプログラム抵抗器として使用される。
C1 第1の電流調整回路
C2 第2の電流調整回路
R1 抵抗器
R2 抵抗器
T1 バイポーラトランジスタ
T2 バイポーラトランジスタ
VRC1 電流調整回路
VRC2 電流調整回路
Z11、Z12、・・Z1n 複数のツエナーダイオード
Z21、Z22、・・Z2n 複数のツエナーダイオード

Claims (20)

  1. 入力電圧から安定化電流を提供する電流調整回路を含む電流調整器であって、前記電流調整回路は、
    抵抗器及びトランジスタを含む駆動回路と、
    前記駆動回路に安定化電圧を提供するよう動作可能な電圧調整回路と、
    を備え、前記電圧調整回路が、並列接続された複数のツエナーダイオードを含み、該各ツエナーダイオードが5.5Vよりも小さいツエナー電圧を有し、前記複数のツエナーダイオードに含まれるツエナーダイオードのツエナー電圧の間に0.1V〜0.3Vのばらつきが存在する、電流調整
  2. 前記電圧調整回路の複数のツエナーダイオードは、シリコンのツエナーダイオードである、請求項1に記載の電流調整器。
  3. 前記電圧調整回路の複数のツエナーダイオードは、そのツエナー電圧が2.0V〜3.0Vである、請求項1又は2に記載の電流調整器。
  4. 前記電流調整回路の電圧調整回路に含まれる前記複数のツエナーダイオードのツエナー電圧が、
    Iz,opt = I spec /(2・N)
    であるように選択され、ここでIz,optは、温度に対する前記ツエナー電圧の変化率が前記電流調整回路のトランジスタのベース−エミッタ電圧vbeの変化率に実質的に等しい電流であり、Nは、電圧調整回路当たりのツエナーダイオードの数であり、I spec は、温度係数が実質的にゼロである電流調整器の電流である、請求項1〜3の何れかに記載の電流調整器。
  5. 前記トランジスタはシリコンバイポーラトランジスタである、請求項1〜4の何れかに記載の電流調整器。
  6. 前記電流調整回路は、第1の電流調整回路を形成し、前記第1の電流調整回路が、第2の電流調整回路にクロス結合される、請求項1〜5の何れかに記載の電流調整
  7. 前記第2の電流調整回路が、
    抵抗器及びトランジスタを含む第2の駆動回路と、
    前記第2の駆動回路に安定化基準電圧を提供するよう動作可能な第2の電圧調整回路と、
    を含み、前記第2の電圧調整回路が、並列接続され且つ各々が5.5Vよりも小さいツエナー電圧を有する複数のツエナーダイオードを含み、前記複数のツエナーダイオードに含まれるツエナーダイオードのツエナー電圧の間に0.1V〜0.3Vのばらつきが存在する、請求項6に記載の電流調整
  8. 前記電流調整回路は、第1の電流調整回路を形成し、前記第1の電流調整回路が、抵抗加算回路に接続される、請求項1〜7の何れかに記載の電流調整
  9. 入力電圧から安定化電流を提供する電流調整器であって、
    第1の電流調整回路及び第2の電流調整回路を備え、前記第1の電流調整回路の出力が、前記第2の電流調整回路にクロス結合され、
    前記第1及び第2の電流調整回路の各々が、
    抵抗器及びトランジスタを含む駆動回路と、
    前記それぞれの駆動回路に安定化電圧を提供するよう動作可能な電圧調整回路と、
    を含み、前記電圧調整回路は、並列接続され且つ各々が5.5Vよりも小さいツエナー電圧を有する複数のツエナーダイオードを含み、前記複数のツエナーダイオードに含まれるツエナーダイオードのツエナー電圧の間に0.1V〜0.3Vのばらつきが存在する、電流調整器。
  10. 2端子回路を含む、請求項1〜の何れかに記載の電流調整器。
  11. 前記第2の電圧調整回路の複数のツエナーダイオードが、シリコンツエナーダイオードを含む、請求項7の何れかに記載の電流調整器。
  12. 前記第2の電圧調整回路の複数のツエナーダイオードが、2.0V〜3.0Vの間のツエナー電圧を示す、請求項7又は11に記載の電流調整器。
  13. 25mA〜220mAのプログラムされた安定化電流を提供するよう動作可能である、請求項1〜12の何れかに記載の電流調整器。
  14. 前記第2の電流調整回路の電圧調整回路に含まれる複数のツエナーダイオードのツエナー電圧が、
    Iz,opt = Ispec/(2・N)
    であるように選択され、ここでIz,optは、温度に対する前記ツエナー電圧の変化率が前記電流調整回路のトランジスタのベース−エミッタ電圧vbeの変化率に実質的に等しい電流であり、Nは、電圧調整回路当たりのツエナーダイオードの数であり、Ispecは、温度係数が実質的にゼロである電流調整器の電流である、請求項7、11又は12の何れかに記載の電流調整器。
  15. 前記第2の駆動回路のトランジスタがシリコンバイポーラトランジスタである請求項7、11、12又は14の何れかに記載の電流調整器。
  16. 前記シリコンバイポーラトランジスタが、NPN型又はPNP型のものである、請求項5又は15に記載の電流調整器。
  17. 前記第1及び第2の電流調整回路の一方の電流調整回路のトランジスタがPNP型のものであり、前記第1及び第2の電流調整回路の他方の電流調整回路のトランジスタがNPN型のものであり、前記両方のトランジスタが相補的ペアを形成するようにする、請求項15に従属するときの請求項16に記載の電流調整器。
  18. 前記第1及び第2の駆動回路の抵抗器が、電流プログラム抵抗器として機能するために変化するように動作可能である、請求項7、11〜15又は17の何れかに記載の電流調整器。
  19. 並列接続され且つ各々が5.5Vよりも小さいツエナー電圧を有する複数のツエナーダイオードを含み、前記複数のツエナーダイオードに含まれるツエナーダイオードのツエナー電圧の間に0.1V〜0.3Vのばらつきが存在する、電流調整回路で使用する電圧調整回路。
  20. 1つ又はそれ以上のLEDと、請求項1〜18の何れかに記載の電流調整器とを備えた照明装置。
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