JP6195533B2 - 炊飯器の補助具 - Google Patents
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Description
このようなしゃもじは、米を入れた内釜の内底面にしゃもじを立てて、内鍋に水を入れたときの水位が米の量に見合う適正水量に一致するように、水位表示を利用して水加減を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
以下、図1〜図6を参照して、実施の形態1を説明する。
図1はしゃもじの斜視図を示す。図2は(a)しゃもじの正面図、(b)しゃもじの側面図、(c)しゃもじの背面図、(d)しゃもじの底面図、を示す。図3(a)はしゃもじの断面図(図2のA−A断面)、(b)はX部分拡大図を示す。図4はしゃもじの水位目盛り取り付け部の拡大図を示す。図5はしゃもじの脚部の斜視図を示す。図6はしゃもじの使用形態を示す斜視図を示す。
掬い板部11は、周縁から内側に凹む凹形状とるすことで、ご飯を載せる掬い面11aが形成されている。
この溝部12aは、把持部12が掬い板部11から伸びる方向(長手方向)に対して、直交する方向に伸びており、把持部12の表面に連続的に形成されることで、把持部12を埋めている。
つまり、凹部をなす複数の溝部12aが、隣り合う溝部12aが互いに平行に、それぞれ把持部11の表面を一周しており、しゃもじ10を自立させた状態で、溝部12aは水平となる。
尚、隣り合う溝部12aのピッチは、使用者が1つ1つの溝を触って感じ取れる程度の間隔となっている。例えば、最低でも1mm以上の間隔を開けて各溝部12aを設けることで、使用者が1つ1つの溝を触って確認しやすくなる。
また、水位目盛り体13は、リング形状をなしており、シリコンゴムなど弾性を有する材料により構成されている。この水位目盛り体13のリング開口13aの内周長は、伸ばされていない通常の状態において、把持部12の外周長より小さく構成されている。
尚、水位目盛り体13は、リング形状に限らず、リングの一部を切り欠いた形状であるC字形状のリング131であってもよい。
脚部14の下面には、前側と後ろ側にそれぞれ下方向に突出して支持部となる前側支持部14aと後側支持部14bが形成され、側面からみて、上方向に凹んだ形状を成している。
つまり、しゃもじ10は、支持部により支えられることにより、接地位置Gとの間に、トンネル状の空間となる隙間dが形成される、脚部14は、アーチ形状となっている。尚、前側支持部14aと後側支持部14bは、左右方向に幅がある形状となっている。
尚、隙間dの大きさは、米の幅より大きくなるように脚部14は構成されている。この隙間dの大きさは、例えば、炊飯して食される米の一般的な大きさは、長さ約5mm、幅約3mm,厚み約2mmであるので、隙間dの最も大きい位置は、2mmより大きく構成するとよい。
尚、前側支持部14aと後側支持部14bの左右幅Wは、把持部12の左右幅と同じかこの幅より大きい。
このように脚部14は、下面から上面に至る部位の形状が半径3mm以上の曲面形状に構成されている。
この他、脚部14に複数の支持部を設けることで、接地位置Gと脚部14との間に隙間dを形成する形態としてもよい。
図1を参照すると、水位目盛り体13を水位目盛り取り付け部12bに取り付ける場合、まず、リング開口13aを広げ、リング開口13aの内部に自立脚部14を通し、溝部12aが形成されている把持部12に至る。そして、水位目盛り体13は、任意の溝部12aの位置で、加えたリング開口13aを広げる力を解除して、縮ませることで、溝部12aにはまり取り付けられる。
従って、内釜30の形状に合わせて、水位目盛り体13の位置を変更することで、炊飯する米の量(合数)に応じた水量を計量する際の目安となる水位目盛り取り付け部12を構成することが可能である。
図6を参照すると、使用する内釜30の内部にしゃもじ10を立てる。内釜30のしゃもじ10を立てる位置は、炊飯準備の際に、しゃもじ10を用いて水の量を計量する位置である。そして、しゃもじ10が立てられた内釜30の内部に、1合の量の米と、この量の米を炊くのに適切な量の水(約180cc)を入れる。
以上、2合、2.5合、3合・・・の量の米を炊く場合の水位目盛りも、同様な手順により形成することができる。尚、使用者の好みに応じて、水の量を変えて水位目盛り体13の位置を設定することで、炊き上がりの硬さを調整することができる。
また、水位目盛り体13は、ある溝部12aに取り付けても、再度はずして異なる溝部12aに取り付けることができる。
そして、内釜30の種類ごとに、米の炊飯量(炊飯合数)に対応する指定水位に応じて、これらのしるしで、水位目盛り体13の取り付け位置を指示するようにしてもよい。
この取り付け位置の指示の例として、炊飯器に付属する取扱説明書や、炊飯器本体に記載しておくとよい。
図6を参照すると、内釜30は、炊飯器本体内部に保持された状態で、炊飯器本体(図示せず)に設けられた加熱手段(図示せず)で加熱されることで、内部に水と共に保持した米を炊き上げるものである。
そして、水位目盛り体13を触れている手の位置が、水に触れたとき、水の投入を中止することで、正確な水量を内釜30内部に投入することができる。
特に、脚部14の下面は、接地位置Gとの間に、トンネル状の空間となる隙間dが形成されるので、脚部14で米をよける際に、脚部14の下側から、横側に移動させやすく、下面から米を排除しやすい。
また、少量の米が脚部14の下側に残されても、隙間dの大きさがコメ粒より大きく設定されているので、残された米を跨いで、しゃもじ10を自立させることができる。
特に、上記の曲面の半径を3mm以上にすることにより、脚部14で米をよける際に、米に引っかかりにくくなり、より米を排除しやすくなり、米をかき分けやすい。
これにより、内釜30に米がすでに投入されていても、補助具であるしゃもじ10と内釜30内部に立てやすく構成できる。
以下、図7を参照して、実施の形態2を説明する。実施の形態2は、実施の形態1の水位目盛り体13の変形例であり、実施の形態1と同じ構成については、同じ符号を付し説明を省略する。
図7(a)は、実施の形態2示す断面斜視図であり、内釜30の内部底面にしゃもじを立てる位置が形成された形態を示している。図7(b)は、(a)で示す内釜30を使用する形態を示す断面斜視図である。
Claims (6)
- 炊飯器内部に保持されて米を炊飯調理する内釜から、炊飯調理済みの米であるご飯を掬う炊飯器の補助具において、
前記補助具は、ご飯を掬う部位となる掬い板部と、使用者が握る把持部を有し、
前記把持部には、炊飯準備の際に内釜内に投入する米の量に対応する水量を計量する水位目盛りが形成され、
前記把持部の下側には、自立するための脚部が設けられ、
前記脚部の下面は、下方向に突出する前側支持部と後側支持部とを有し、前記前側支持部及び前記後側支持部に支持されて自立した状態において、接地位置との間に隙間が形成されることを特徴とする炊飯器の補助具。 - 前記前側支持部及び前記後側支持部は、表面が曲面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器の補助具。
- 前記前側支持部及び前記後側支持部の表面は、半径が3mm以上の曲面であることを特徴とする請求項2に記載の炊飯器の補助具。
- 前記前側支持部は、前記脚部の下面において、前記掬い板部のご飯を載せる掬い面が向く側に設けられ、前記後側支持部は、前記脚部の下面において、前記掬い面が向く側と反対側に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の炊飯器の補助具。
- 前記水位目盛りは、リング状の水位目盛り体が着脱自在に取り付けられる複数の溝部であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の炊飯器の補助具。
- 前記複数の溝部は、隣り合う溝部が互いに平行に、それぞれ前記把持部の表面を一周しており、前記補助具を自立させた状態で水平となるよう形成されている請求項5に記載の炊飯器の補助具。
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