JP6195410B2 - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents
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Description
このブレーキシステムは、非常ブレーキ指令を受信して、該非常ブレーキ指令に応じた大きさのブレーキ空気圧を発生させるブレーキ制御装置と、該ブレーキ空気圧とは別の空気源から供給された非常用空気圧を予め定められた既定の大きさに調整する圧力調整弁、及び該非常ブレーキ指令のみに応じて非常用空気圧を出力するか否かを選択する電磁弁(開閉弁)を有する非常用の圧力発生部と、を有する。
また、非常用の圧力発生部から複式逆止弁(切替弁)に至る管路が短く設定される構成であるとは言え、該圧力発生部は車体上のブレーキ作動系内に付加的に設けられる構成であるので、依然として長い経路を有しており、このため、該圧力発生部からの非常用空気圧が、複式逆止弁を経由して増圧シリンダに作用するまでに時間がかかり、非常時のブレーキ動作が遅くなるという問題が未だ解決されていない。
本発明は、台車に設けられた車輪へ制動力を作用させるブレーキシリンダを操作するブレーキ作動系に、前記台車上の車体に設けられた第1タンクから空気圧を供給することにより制動力を作用させるブレーキ装置であって、前記台車に前記第1タンクから独立した第2タンクを設け、非常ブレーキの操作に際して、前記第1タンクからの空気圧の供給に先だって前記第2タンクから前記ブレーキ作動系に非常用ブレーキ空気圧を供給する機構を具備することを特徴とする。
また、ブレーキ作動系内ではない車両の台車上に設けた第2タンク内の非常用ブレーキ空気圧を、ブレーキシリンダに直接供給することで、従来のブレーキシステムに付加的に具備されている空気源と圧力調整弁及びその制御装置の設置を省略することができ、これによって車両用ブレーキ装置の全体構成を簡素化することができる。
そして、この切替弁にて、第1タンク、第2タンクのいずれか高い方の圧力を前記ブレーキ作動系に供給することにより、第1タンクから供給される空気圧が未だ低い場合に、第2タンクからの非常用ブレーキ空気圧を優先してブレーキ作動系のブレーキシリンダに至らせることができる。これにより該ブレーキシリンダに供給する空気圧を速やかに上昇させることができ、車輪に緊急停止のためのブレーキ力を有効に作用させることが可能となる。
また、非常用清掃空気圧の供給源として、台車と車体との間の空気ばねに空気を供給する補助空気タンク(第2タンク)を利用することにより、該第2タンクと踏面清掃システム系内の踏面清掃用シリンダとの管路を短くすることができる。その結果、第2タンク内の非常用清掃空気圧を、短い管路を通じて踏面清掃システム系内の踏面清掃用シリンダに直ぐに至らせることができ、これによって踏面清掃エアーの圧力を既定の圧力に速やかに上昇させることができる。
また、ブレーキ作動系内ではない車両の台車上に設けた第2タンク内の非常用ブレーキ空気圧を、ブレーキシリンダに直接供給することで、従来のブレーキシステムに付加的に具備されている空気源と圧力調整弁及びその制御装置の設置を省略することができ、これによって車両用ブレーキ装置の全体構成を簡素化することができる。
本発明の第1実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1(A)は本発明に係る車両用ブレーキ装置100が適用された新幹線用の車両B、図1(B)は車両用ブレーキ装置100を具体的に示す配管図であって、該車両用ブレーキ装置100が搭載される車両Bには、車輪Wへ制動力を作用させるブレーキシリンダAを操作するブレーキ作動系1が設けられている。
そして、このブレーキ制御装置10は、ノッチに基づき回生ブレーキ13を動作させる通常ブレーキ制御信号S1及び電空変換弁11を動作させるブレーキ制御信号S2を出力し、また、非常ブレーキ指令NAに基づき非常時圧力制御装置30(後述する)の非常用ブレーキ追加電磁弁31を開弁させる非常ブレーキ制御信号S3を出力する。
非常用ブレーキ追加電磁弁31は、車両Bが運用されている通電時に閉状態を維持する常閉弁であって、ブレーキ制御装置10から非常ブレーキ制御信号S3が出力される以外に、非常時において車両Bへの通電が断たれた場合(例えば、地震により停電が発生した場合、脱線した場合、架線からパンタグラフがずれた場合)にも、開弁される。
また、中継弁13は、電空変換弁11を経由した空気タンク21・22からのブレーキ制御エアーを、管路13Aを経由して非常時圧力制御装置30(後述する)の複式逆止弁32に供給するものである。
この非常時圧力制御装置30は、非常用ブレーキ追加電磁弁31と複式逆止弁32とから構成され、かつブレーキ作動系1の系外の台車B2上に設けられるものであって、車両Bを早急に停止させる必要がある非常時に、ブレーキ圧を即座に高める非常用ブレーキ空気圧を供給する。
なお、補助空気タンク33・33´である空気ばねへは、コンプレッサ20で加圧された圧縮空気の一部が供給される。
また、これら補助空気タンク33・33´間の管路33Aの途中には差圧弁34が設置されており、該差圧弁34によって2つの補助空気タンク33・33´内の圧力は均等に保たれている。
そして、補助空気タンク33・33´内の空気は、非常時に非常用ブレーキ追加電磁弁31が開状態となった場合に、複式逆止弁32を経由して台車B2の左右両側に設けられた増圧シリンダ40に供給され、該増圧シリンダ40からの油圧配管41を通じて車輪WのディスクブレーキDを動作させる。
なお、補助空気タンク33は供給空気タンク21とほぼ同じ容量を有しており、一方の補助空気タンク33から増圧シリンダ40に空気を供給したとしても、差圧弁34が動作するほど他方の補助空気タンク22との圧力差が生じず、空気ばねの特性に影響が及ぼさないように設定されている。
なお、ブレーキ制御装置1からの制御信号S3による非常用ブレーキ追加電磁弁31の開弁は、図2に符号Cで示すカプラを通じて行うようにする。
この設定BC圧は、ブレーキ制御装置10の制御信号(図示略)にて定められるものであって、速度及び乗客数に応じて台車に加わる荷重(空車時〜満車時の範囲で示される)をAS圧から計算している。このとき、AS圧は、設定BC圧に対して常に同等又は低圧に貯気されている。
この車両用ブレーキ装置では、台車B2から離れた位置にある元空気タンク21及び供給空気タンク22からBC圧のブレーキ制御エアーが供給されることから、増圧シリンダ40に作用するブレーキシリンダ圧力(符号Pで示す)が有効に作用する設定圧力(整定圧P´の63.2%)になるまでに一定の時間を要する。
すなわち、ブレーキ指令が出力された後、増圧シリンダ40のブレーキシリンダ圧力Pが上昇を始めるまでにt0の「むだ時間」が発生し、t0の後に整定圧P´の63.2%になるまでt1の時間(ブレーキ時定数)を要し、ブレーキが有効に作用するまでに合計で『t0+t1』の時間が必要となる。
このときの空走距離を図6に示す。空走距離とはブレーキの初速度に空走時間を掛けたものであり、図6にはそれぞれの初速度における空走距離が示されている。
上述した既存の車両用ブレーキ装置に対して、第1実施形態に係る車両用ブレーキ装置100では、非常ブレーキ指令NAに基づきブレーキ制御装置10から非常ブレーキ制御信号S3が出力されると、非常時圧力制御装置30の非常用ブレーキ追加電磁弁31が開弁される。
これにより、元空気タンク21及び供給空気タンク22からはBC圧(ブレーキシリンダ圧)のブレーキ制御エアーが供給され、かつ補助空気タンク33・33´からはAS圧(エアースプリング圧)が複式逆止弁32にそれぞれ供給されることになる。
すなわち、図7に示されるように、第1実施形態に係る車両用ブレーキ装置100では、既存の車両用ブレーキ装置のように、t0の「むだ時間」を発生させることなく、補助空気タンク33・33´からのAS圧が先行して増圧シリンダ40に供給される。
その後、元空気タンク21及び供給空気タンク22からのブレーキ制御エアーのBC圧が徐々に上昇し(符号Pで示す)、元々の設定圧はBC圧の方がAS圧と同等又はAS圧より高いことから、複式逆止弁32がBC圧側の管路13Aに切り替わり、その結果、BC圧のブレーキ制御エアーが増圧シリンダ40に供給されることになる。
なお、このような動作は、ブレーキ制御装置10から非常ブレーキ制御信号S3が出力されることに代えて、架線からの電力供給が断たれることにより、非常時圧力制御装置30の非常用ブレーキ追加電磁弁31が開弁された場合も全く同じである。
その結果、補助空気タンク33・33´内の非常用ブレーキ空気圧を、短い管路を通じて増圧シリンダ40に直ぐに至らせることができ、これによって非常時のブレーキシリンダ圧を既定の圧力に速やかに上昇させることができる。
また、車両Bの台車B2上に設けた補助空気タンク33・33´内の非常用ブレーキ空気圧(AS圧)を、非常時のブレーキ操作を条件として開放する非常時圧力制御装置30の非常用ブレーキ追加電磁弁31に直接供給することで、従来のブレーキシステムに付加的に具備されている空気源と圧力調整弁及びその制御装置の設置を省略することができ、これによって車両用ブレーキ装置100の全体構成を簡素化することができる。
そして、この複式逆止弁32にて、空気タンク21・22、補助空気タンク33・33´のいずれか高い方の圧力をブレーキ作動系1の増圧シリンダ40に供給するようにしたので、空気タンク21・22から供給される空気圧が未だ低い場合に、補助空気タンク33・33´からの非常用ブレーキ空気圧を優先して該増圧シリンダ40に至らせるようにした。これにより該増圧シリンダ40に供給する圧力を速やかに上昇させることができ、車輪Wにブレーキ力を有効に作用させることが可能となる。
本発明の第2実施形態に係る車両用ブレーキ装置101について、図9〜図15を参照して説明する。第2実施形態号に係る車両用ブレーキ装置101は、第1実施形態に係る車両用ブレーキ装置100と構成を共通とする部分について、同一符号を付して重複した説明を省略する。
図9及び図10に示される踏面清掃装置60は、レール(図示略)に対する車輪Wの踏面に接触又は離間自在に設けられて接触時に該車輪Wの踏面を掃除する樹脂製の研摩子61と、該研摩子61を動作させる踏面清掃用シリンダ62と、踏面清掃用シリンダ62を作動させる踏面清掃エアーを供給するための清掃エアー制御装置63と、を具備する。
具体的には、踏面清掃電磁弁64は、ブレーキ制御エアー(BC)にも一部利用される車両間の共通配管90からのエアーを、踏面清掃装置シリンダ圧力(TC圧)として取り込むためのものである。
また、この清掃用追加電磁弁65は、車両Bが運用されている通電時に閉状態を維持する常閉弁であって、ブレーキ制御装置10から非常ブレーキ制御信号S3が出力される以外に、非常用ブレーキ追加電磁弁31と同様、非常時において車両Bへの通電が断たれた場合(例えば、地震により停電が発生した場合、脱線した場合、架線からパンタグラフがずれた場合)にも開弁される。
なお、補助空気タンク33・33´のエアースプリング圧(AS)は、踏面清掃装置60シリンダ圧力(TC圧)と同等又は低く設定されている。
そして、管路72を通じて、この踏面清掃用シリンダ62に供給した圧力により研摩子61を動作させ、これにより車輪Wの踏面を清掃する。
そして、非常ブレーキ指令NAに基づきブレーキ制御装置10から非常ブレーキ制御信号S3Aが出力されると、踏面清掃装置60の清掃用追加電磁弁65、及び踏面清掃電磁弁64が同時に開弁される。
ここで、複式逆止弁66はいずれか高い圧力のエアーを踏面清掃用シリンダ62に供給することになるが、補助空気タンク33・33´及び複式逆止弁66は、同じ台車B2上に管路70を介して連結されており、それぞれが至近距離にあることから、踏面清掃装置シリンダ圧力(TC圧)の踏面清掃エアーが到達する前に、至近距離にあるAS圧が、管路70及び複式逆止弁66を通じて踏面清掃用シリンダ62に速やかに供給されることになる。
すなわち、第2実施形態に係る車両用ブレーキ装置101では、既存の車両用ブレーキ装置のように、「むだ時間」を発生させることなく、補助空気タンク33・33´からのAS圧が先行して踏面清掃用シリンダ62に供給され、速やかに踏面清掃用シリンダ62を作動させて車輪Wの踏面の清掃を行うことができる。
これにより、元空気タンク21及び供給空気タンク22からはBC圧(ブレーキシリンダ圧)のブレーキ制御エアーが供給され(「BCin」〜「BCout」で示す間に供給される)、かつ補助空気タンク33・33´からはAS圧(エアースプリング圧)が複式逆止弁32にそれぞれ供給されることになる(「AS1in」で示す以降に供給される)。
すなわち、図7に示されるように、第1実施形態に係る車両用ブレーキ装置100では、既存の車両用ブレーキ装置のように、t0の「むだ時間」を発生させることなく、補助空気タンク33・33´からのAS圧が先行して増圧シリンダ40に供給され、速やかに車両Bの緊急停止を行うことができる。
そして、これら図13及び図14では、空気補助タンク33、33´からAS圧を先行して供給した「空車(四角プロットで示す)」、「積車(菱形プロットで示す)」、「満車(着色丸プロットで示す)」の場合の範囲E3、E5が示されるとともに、AS圧の供給がない『白丸プロット:○』場合及び現車相当『黒丸プロット:●』の範囲E4、E6が示されている。
なお、図13及び図14において、(1)は補助空気タンク33と補助空気タンク33’のAS圧がともに設定値で等しい場合、(2)は補助空気タンク33のAS圧が設定値よりも60kPa低く、なおかつ補助空気タンク33’のAS圧が設定値よりも60kPa高い場合、(3)は補助空気タンク33のAS圧が設定値よりも60kPa高く、なおかつ補助空気タンク33’のAS圧が設定値よりも60kPa低い場合、をそれぞれ示している。
具体的には、図13の場合では圧力比(供給AS圧/設定TC圧)が0.66以上で空走時間は0.8秒から0.3秒まで減少すること、図14の場合では圧力比(供給AS圧/設定BC圧)が0.66以上で空走時間は0.95秒から0.2秒まで減少することが確認されている。また、図13及び図14の圧力比が0.66未満の場合においても、少なくとも設定TC圧の50%、設定BC圧の40%の圧力が先行して供給されており、一定の効果を発揮している。
すなわち、車両Bの台車B2上に、非常ブレーキの操作時に通常の踏面清掃エアー(TC圧)の供給に先だって非常用清掃空気圧(AS圧)を供給するようにしたので、非常ブレーキの操作から極めて短時間で、踏面清掃用シリンダ62を動作させて研摩子61による車輪踏面の清掃を行うことができ、これによりその後の非常ブレーキ動作を効果的に行うことができる。
また、非常用清掃空気圧(AS圧)の供給源として、車体B1と台車B2との間の空気ばねに空気を供給する補助空気タンク33、33´(第2タンク)を利用することにより、該第2タンクと踏面清掃装置60内の踏面清掃用シリンダ62との管路を短くすることができる。その結果、第2タンク内の非常用清掃空気圧(AS圧)を、短い管路を通じて踏面清掃用シリンダ62に直ぐに至らせることができ、これによって踏面清掃エアー(TC圧)の圧力を既定の圧力に速やかに上昇させることができる。
10 ブレーキ制御装置
20 元空気タンク(第1タンク)
21 供給空気タンク(第1タンク)
30 非常時圧力制御装置
31 非常用ブレーキ追加電磁弁(第1開閉弁)
32 複式逆止弁(切替弁)
33 補助空気タンク(第2タンク)
33´ 補助空気タンク(第2タンク)
40 増圧シリンダ(ブレーキシリンダ)
60 踏面清掃装置
61 研摩子
62 踏面清掃用シリンダ
63 清掃エアー制御装置
64 踏面清掃電磁弁
65 清掃用追加電磁弁(第2開閉弁)
66 複式逆止弁
100 車両用ブレーキ装置
101 車両用ブレーキ装置
B 車両
B1 車体
B2 台車
W 車輪
Claims (7)
- 台車に設けられた車輪へ制動力を作用させるブレーキシリンダを操作するブレーキ作動系に、前記台車上の車体に設けられた第1タンクから空気圧を供給することにより制動力を作用させるブレーキ装置であって、
前記台車に前記第1タンクから独立した第2タンクを設け、
非常ブレーキの操作に際して、前記第1タンクからの空気圧の供給に先だって前記第2タンクから前記ブレーキ作動系に非常用ブレーキ空気圧を供給する圧力制御装置を具備し、
前記第2タンクは、前記台車と車体との間の空気ばねに空気を供給する補助空気タンクであることを特徴とする車両用ブレーキ装置。 - 前記圧力制御装置は、前記第1タンク、第2タンクのいずれか高い方の圧力を前記ブレーキ作動系に供給する切替弁と、
非常ブレーキの操作を条件として、前記切替弁に対して前記第2タンクの非常用ブレーキ空気圧を供給する流路を開放する開閉弁と、を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ装置。 - 前記第2タンクからの非常用ブレーキ空気圧は、前記第1タンクからの空気圧と同等又は低圧に貯気されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ装置。
- 前記第2タンクは台車の両側左右にそれぞれ設けられた補助空気タンクからなり、これら補助空気タンクは差圧弁を介して連結されるとともに、該補助空気タンク内の圧力が接続管路を通じて前記圧力制御装置の切替弁に供給されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ブレーキ装置。
- 研摩子を動作させる踏面清掃用シリンダに、踏面清掃エアーを供給することにより該研摩子を動作させる踏面清掃装置を具備し、
該踏面清掃装置は、非常ブレーキの操作に際して、前記踏面清掃エアーの供給に先だって、該踏面清掃エアーと同等又は低圧の非常用清掃空気圧を前記踏面清掃用シリンダに供給することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ装置。 - 踏面清掃のための前記非常用清掃空気圧は、前記第2タンクから供給されることを特徴とする請求項5に記載の車両用ブレーキ装置。
- 前記第2タンクは台車の両側左右にそれぞれ設けられた第1及び第2補助空気タンクからなり、これら補助空気タンクは差圧弁を介して連結され、
前記第1補助空気タンクは、前記ブレーキシリンダに前記非常用ブレーキ空気圧を供給し、前記第2補助空気タンクは、前記踏面清掃用シリンダに前記非常用清掃空気圧を供給し、
前記第1及び第2補助空気タンクは、それぞれに設置された第1及び第2開閉弁により前記非常用ブレーキ空気圧、前記非常用清掃空気圧を供給することを特徴とする請求項6に記載の車両用ブレーキ装置。
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