JP6194833B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッドを搭載したキャリッジを有する画像形成装置に関する。
画像形成装置として、液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)を記録ヘッドに使用した液体吐出方式の画像形成装置として、例えばインクジェット記録装置などが知られている。
このような液体吐出方式の画像形成装置にあっては、記録ヘッドのノズルの吐出安定性を維持回復するための維持回復機構を備えている。維持回復機構は、例えばノズル面をキャッピングしてノズルから液体を吸引排出させるための吸引キャップ、ノズル内のインク乾燥、ノズル内への埃混入防止のための保湿キャップ、記録ヘッドのノズル面を払拭して清浄化するワイパ部材(ワイパブレード、ワイピングブレード、ブレードなどとも称される。)などを含む維持回復機構を備え、例えばノズルから増粘インクを吸引キャップ内に排出した後、ノズル面をワイパ部材で払拭してノズルメニスカスを形成する回復動作などを行なう。
従来、副走査方向に位置をずらして配置された記録ヘッドを有するキャリッジと、副走査方向に移動可能に配置された保湿キャップを兼ねる吸引キャップ及び吸引キャップと副走査方向位置をずらして配置された保湿キャップとを有する維持回復機構とを備えるものが知られている(特許文献1)。
特開2013−39723号公報
ところで、複数の記録ヘッドの主走査方向の配置間隔が同じであれば、記録ヘッドの数より少ない吸引キャップを使用し、吸引キャップを相対的に主走査方向に移動して吸引を行うようにした場合、吸引キャップがいずれの記録ヘッドに対向していても、他の保湿キャップは他の記録ヘッドに対向するか記録ヘッドから外れる位置になる。
したがって、このような構成であれば、吸引キャップと保湿キャップとを同じキャップ移動機構を使用して同時に記録ヘッドに対して進退移動させることができる。
しかしながら、上記特許文献1に開示されているような構成にあっては、複数の記録ヘッドの配置間隔が異なっている。そのため、吸引キャップと保湿キャップとを同じキャップ移動機構を使用して同時に記録ヘッドに対して進退移動させると、吸引キャップが対向する記録ヘッドをキャッピングしたとき、他の保湿キャップが他の記録ヘッドのノズルに接触してメニスカスを破壊するなどキャッピングに不完全な位置になることがある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、同一の駆動源を使用しつつ、一部のキャップの移動と全部のキャップの移動を行えるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出するノズルを有する複数の記録ヘッドを搭載し、主走査方向に移動されるキャリッジと、
前記記録ヘッドの維持回復を行う維持回復機構と、を備え、
前記複数の記録ヘッドのうち、少なくとも1つの第1記録ヘッドは他の複数の第2記録ヘッドに対して、主走査方向と直交する副走査方向に位置をずらして配置され、
前記維持回復機構は、
装置本体に固定保持された第1維持回復部と、
前記第1記録ヘッドに対向可能な第1位置と前記第2記録ヘッドに対向可能な第2位置との間で、副走査方向に往復移動可能な第2維持回復部と、を有し、
前記第1維持回復部及び前記第2維持回復部には、
前記記録ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、
前記キャップを前記記録ヘッドに対して進退させるキャップ移動機構と、を備え、
前記第2維持回復部は、前記第1維持回復部及び前記第2維持回復部の両方の前記キャップ移動機構を駆動する駆動源と、前記駆動源の駆動力を前記第2維持回復部側から前記第1維持回復部側へ伝達する伝達手段と、を有し、
前記駆動源と前記伝達手段は、前記第2維持回復部と共に副走査方向へ往復移動可能であって、
前記第2維持回復部の前記第1位置では、前記伝達手段が前記第1維持回復部の前記キャップ移動機構と連結状態になり、前記駆動源の駆動力を前記第1維持回復部の前記キャップ移動機構に伝達して、前記複数の記録ヘッドに対応する複数のキャップの全てを前記記録ヘッドに対して進退させ、
前記第2維持回復部の前記第2位置では、前記伝達手段が前記第1維持駆動部の前記キャップ移動機構と非連結状態となり、前記駆動源の駆動力が前記第2維持回復部の前記キャップ移動機構のみに伝達され、前記第2維持回復部の前記キャップのみを前記記録ヘッドに対して進退させる
構成とした。
本発明によれば、簡単な構成で、同一の駆動源を使用しつつ、一部のキャップの移動と全部のキャップの移動を行える。
本発明を適用した画像形成装置の一例の機構部の要部平面説明図である。 同機構部の要部側面説明図である。 維持回復機構の模式的正面説明図である。 同じく動作説明に供する平面説明図である。 ヘッド配置とキャップ配置の説明に供する平面説明図である。 ヘッドとキャップの位置ずれの説明に供する平面説明図である。 同じく同説明に供する平面説明図である。 本発明の第1実施形態に係る維持回復機構の模式的正面説明図である。 同じく模式的側面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る維持回復機構の模式的側面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る維持回復機構のキャップ移動機構部分の模式的側面説明図である。 同じく維持回復機構の模式的側面説明図である。 本発明の第4実施形態におけるヘッド配置とキャップ配置の説明に供する平面説明図である。 本発明の第5実施形態におけるヘッド配置とキャップ配置の説明に供する平面説明図である。 同実施形態の構成におけるヘッドとキャップの位置ずれの説明に供する平面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明を適用した画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の機構部の要部平面説明図、図2は同機構部の要部側面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置である。図示しない側板間に架け渡した主ガイド部材1及び図示しない従ガイド部材でキャリッジ33を主走査方向に移動可能に保持している。キャリッジ33は、図示しない主走査モータによって、駆動プーリと従動プーリ間に架け渡したタイミングベルトを介して主走査方向に移動走査する。
キャリッジ33には、ヘッドホルダ37a、37bが着脱可能に保持されている。
そして、ヘッドホルダ37bには、副走査方向に千鳥状に配置された2つの記録ヘッド34a、34bが搭載されている。ヘッドホルダ37aには、記録ヘッド34bと副走査方向位置を同じくして、2つの記録ヘッド34c、34dが搭載されている。
記録ヘッド34(34a〜34d)は、いずれも2列のノズル列を有している。そして、記録ヘッド34aと34bはいずれも同色である黒色の液滴を吐出し、記録ヘッド34cと34dの4つのノズル列の内の3列を使用してマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(y)の液滴を吐出する。
これにより、モノクロ画像については記録ヘッド34a、34bを使用して1スキャン(主走査)で2ヘッド分の幅で画像を形成でき、カラー画像については例えば記録ヘッド34b〜34dを使用して形成する。
また、記録ヘッド34a〜34dには、各記録ヘッド34に液体を供給するヘッドタンク35がそれぞれ設けられている。ヘッドタンク35には、装置本体に交換可能に装着されるメインタンクであるインクカートリッジ10k、10c、10m、10yから供給チューブ6を介して各色のインクが供給される。
一方、ロール紙Pを副走査方向に搬送するために、ロール紙Pを吸着して記録ヘッド34に対向して搬送する搬送手段を備えている。この搬送手段は、搬送ローラ21と、搬送ローラ21に加圧されて接触する加圧ローラ22と、記録ヘッド34に対向するプラテン部材23と、プラテン部材23の吸引孔を介してロール紙(用紙)20を吸着する吸引ファン24などで構成される。
さらに、キャリッジ33の主走査方向の一方側には記録ヘッド34の維持回復を行う維持回復機構80が配置されている。また、キャリッジ33の主走査方向の他方側には記録ヘッド34から画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出を行う空吐出受け90が配置されている。
維持回復機構80は、メンテナンス手段であり、装置本体に保持された第1維持回復部80Aと、装置本体に副走査方向(矢印方向)に往復移動可能に保持された第2維持回復部80Bとを有している。第2維持回復部80Bは記録ヘッド34aの維持回復を行うときには図1の位置にあり、記録ヘッド34b〜34dの維持回復を行うときには第1維持回復部80Aと同じ副走査方向位置まで移動する。
この維持回復機構80は、例えば記録ヘッド34のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングする保湿キャップを兼ねた吸引キャップ82a及び保湿キャップ82b〜82dを備えている。また、維持回復機構80は、ノズル面を払拭するワイパ部材83、画像形成に寄与しない液滴(空吐出滴)を受ける空吐出受け84などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙装置からロール紙(ロール状印刷媒体)Pが給紙されて、搬送ローラ21及び加圧ローラ22によってプラテン部材23上を吸着されながら副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止しているロール紙Pに液滴を吐出して1行分を記録し、ロール紙Pを所定量搬送後、次の行の記録を行い、ロール紙Pを順次排出する。
次に、維持回復機構80の一例について図3及び図4を参照して説明する。図3は同維持回復機構の模式的正面説明図、図4は同じく動作説明に供する平面説明図である。
この維持回復機構80は、上述したように装置本体に固定保持された第1維持回復部80Aと、副走査方向に往復移動可能な第2維持回復部80Bとを有している。なお、図中破線で囲む部分が第2維持回復部80Bとして副走査方向に往復移動可能である。
第1維持回復部80Aには、保湿キャップ82b、82c、82dを備え、第2維持回復部80Bには、吸引キャップ82a、ワイパ部材(ワイパブレード)83、空吐出受け84を備え、吸引キャップ82aにチューブにて接続された吸引ポンプ220を備えている。
また、図示しないが、維持回復機構80の下方側には維持回復動作によって生じる廃液を収容するための廃液タンクを備えている。
そして、記録ヘッド34のノズルの維持回復を行うときには、キャリッジ33をホーム位置である維持回復機構80に対向する位置に移動する。そして、吸引キャップ82aによるキャッピングを行ってノズルからの吸引を行うノズル吸引、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出などの維持回復動作を行うことにより、安定した液滴吐出による画像形成を行うことができる。
ここで、記録ヘッド34b、34c、34dの維持回復を行うときには、図3の第1記録ヘッドである記録ヘッド34aに対向する第1位置から、維持回復機構80に備えられたアーム111によって、図4に示すように、第2維持回復部80Bが第2記録ヘッドである記録ヘッド34b〜34dに対向可能な第2位置に移動する。
なお、アーム111は、維持回復機構80本体に設置されたアーム支点111b、駆動部から駆動力を受けるアーム力点111c、第2維持回復部80Bへ駆動力を伝達するアーム作用点111aを構成している。
次に、この画像形成装置におけるヘッド配置とキャップ配置について図5を参照して説明する。図5は同説明に供する平面説明図である。なお、以下の平面説明図においてキャップは透過状態で図示している。
キャリッジ33のヘッドホルダ37a、37bに搭載された少なくとも3個、ここでは4個の記録ヘッド34a〜34dは、主走査方向において、記録ヘッド34cと記録ヘッド34dとの間隔を「1」とするとき、記録ヘッド34aと記録ヘッド34bとの間隔が「1.75」、記録ヘッド34bと記録ヘッド34cとの間隔が「1.5」になる関係で配置されている。
そして、待機時には吸引キャップ82a、保湿キャップ82b〜82dによって記録ヘッド34a〜34dをそれぞれキャッピング(封止)しなければならないので、吸引キャップ82a、保湿キャップ82b〜82dは、主走査方向において、記録ヘッド34a〜34dの配置間隔と同じ配置間隔で配置される。
なお、記録ヘッド34は、ノズル面34nに、複数のノズル134nを配列した2つのノズル列134a、134bを有している。以下では、ノズル面やノズル列の符号の付記は省略する。
次に、ヘッドとキャップの位置ずれについて図6及び図7を参照して説明する。図6は同説明に供する平面説明図、図7は同じく同説明に供する平面説明図である。
吸引キャップ82aで記録ヘッド82aをキャッピングするときには上記図5に示す位置(これを初期位置という)となる。したがって、吸引キャップ82aで記録ヘッド82aをキャッピングするとき、保湿キャップ82b〜82dをキャッピング方向に移動させても、保湿キャップ82b〜82dは記録ヘッド34b〜34dと位置ずれを生じない。
これに対して、吸引キャップ82aで記録ヘッド82bをキャッピングするときには、主走査方向において(以下、同じである)、図6に示すように、保湿キャップ82bは記録ヘッド34cに部分的に対向し、ノズル列134bに保湿キャップ82bのニップ部(ノズル面に当って接触する部分)が干渉する位置になる。なお、保湿キャップ82c、82dは記録ヘッド34のノズル面とは干渉しない位置になる。
また、吸引キャップ82aで記録ヘッド34c、あるいは、34dをキャッピングするときには、図7に示すように、保湿キャップ82b〜82dは記録ヘッド34のノズル面とは干渉しない位置になる。
上記の図6に示すように、吸引キャップ82aで記録ヘッド34のノズル面をキャッピングするときに他の保湿キャップが他の記録ヘッド34のノズル面を不完全にキャッピングする(キャッピングが不完全になる位置になる)と、ノズルメニスカスが破壊されたりする。
そこで、本発明では、共通の駆動源を使用しつつ一部のキャップである吸引キャップの移動と全部のキャップの移動を行えるようにする。
次に、本発明の第1実施形態について図8及び図9を参照して説明する。図8は同実施形態に係る維持回復機構の模式的正面説明図、図9は同じく模式的側面説明図である。
本実施形態では、第2維持回復部80Bの吸引キャップ82aと第1維持回復部80Aの保湿キャップ82b〜82dを同一の駆動源であるモータ231によって進退させるキャップ移動機構81A、81Bと伝達手段である中間ギヤ245aとを備え、吸引キャップ82a及び保湿キャップ82b〜82dを同時又は吸引キャップ82aを単独で記録ヘッド34に対して進退移動する。
第2維持回復部80Bでは、維持装置のフレーム211に、キャップホルダ212aに保持されたキャップ82aと、弾性体を含むワイパ部材83と、ワイパクリーナ86とがそれぞれ移動可能(上下動可能)に保持されている。
そして、ワイパ部材83と吸引キャップ82aとの間には筒状の空吐出受け84が配置され、この空吐出受け84のワイパ部材83側上端部はワイパ部材83に付着したインクを掻き落とすワイパクリーナ部85が形成されている。ワイパ部材83のクリーニングを行うときにはワイパクリーナ86でワイパ部材83をワイパクリーナ部85に押し付けた状態でワイパ部材83を下降させることにより、ワイパ部材83に付着したインクを空吐出受け84側に掻き落す。
また、吸引キャップ82aにはチューブ219を介して吸引手段である吸引ポンプ220を接続している。
また、キャップ移動機構81Bとして、吸引キャップ82a、ワイパ部材83などの下方にはフレーム211に回転自在に支持したカム軸221aを配置している。このカム軸221aには、キャップホルダ212aを移動させるためのキャップカム222aと、ワイパ部材83を昇降させるためのワイパカム224、空吐出受け84内のコロ226と、ワイパクリーナ86を動かすクリーナカム228をそれぞれ設けている。キャップホルダ212aが移動することで吸引キャップ82aが記録ヘッド34のノズル面に対して進退移動する。
そして、吸引ポンプ220及びカム軸221aを回転駆動するために、駆動源であるモータ231の回転をモータ軸231aに設けたモータギヤ232に、吸引ポンプ220のポンプ軸220aに設けたポンプギヤ233を噛み合わせている。
さらに、ポンプギヤ233と一体の中間ギヤ234に中間ギヤ235を介して一方向クラッチ237付きの中間ギヤ236を噛み合わせている。この中間ギヤ236と同軸の中間ギヤ238に中間ギヤ239を介してカム軸221aに固定したカムギヤ240を噛み合わせている。
なお、クラッチ237付きの中間ギヤ236、238の回転軸である中間軸241はフレーム211にて回転可能に保持している。
一方、第1維持回復部80Aは、維持装置フレーム211に、キャップホルダ212b〜212dにそれぞれ保持された保湿キャップ82b〜82dがそれぞれ移動可能(上下動可能)に保持されている。
また、キャップ移動機構81Aとして、保湿キャップ82b〜82dの下方にはフレーム211に回転自在に支持したカム軸221bを配置している。このカム軸221bには、キャップホルダ212aから212dをそれぞれ移動させるためのキャップカム222b〜222dを設けている。キャップホルダ212b〜212dが移動することで保湿キャップ82b〜82dが記録ヘッド34のノズル面に対して進退移動する。
そして、第2維持回復部80Bのモータ231からカム軸221aに伝達した駆動力を、伝達手段である中間ギヤ245aと、中間ギヤ245b、246、及び中間ギヤ247a、247bを介して、第1維持回復部80Aのカム軸221bへ伝達する構成としている。
ここで、駆動源であるモータ231及び伝達手段である中間ギヤ245は、第2維持回復部80Bとともに副走査方向に往復移動可能に配置している。なお、本実施形態では、第2維持回復部80Bはモータ231及び中間ギヤ245を含むものとして説明しているので、第2維持回復部80Bとともに副走査方向に往復移動可能とは、ここではキャップ82aとともに副走査方向に往復移動可能であるという意味である。
モータ231からカム軸221aに伝達した駆動力は、中間ギヤ245aから中間ギヤ247aを介して中間ギヤ246に伝達され、更に、中間ギヤ247bを介して中間ギヤ245bに伝達されてカム軸221bが回転する。このカム軸221bの回転によってカム222b〜222dが回転し保湿キャップ82b〜82dが昇降(進退)する。
このように構成したので、図9(a)に示すように、第2維持回復部80Bが第1位置にあるときには、モータ231からの駆動力を受けるカム軸221aに固定した中間ギヤ245aと中間ギヤ247aとが連結状態にある。
したがって、モータ231を回転駆動することによって、カム軸221aが回転して吸引キャップ82aが昇降(進退)するとともに、カム軸221bが回転して保湿キャップ82b〜82dが昇降(進退)する。
これに対して、図6(a)の矢印方向に第2維持回復部80Bを移動させて図9(b)の第2位置にすると、モータ231からの駆動力を受けるカム軸221aに固定した中間ギヤ245aと中間ギヤ247aとが非連結状態になる。
そのため、モータ231からの駆動力はカム軸221bに伝達されない。
これにより、吸引キャップ82aで記録ヘッド34b、34c又は34dのノズル面をキャッピングするために上昇(進出)させても、保湿キャップ82b、82c、82dは、いずれも記録ヘッド側に上昇しないため、記録ヘッド34b、34c、34dと保湿キャップ82b、82c、82dが対向位置になくても接触することはない。
また、図9(a)の中間ギヤ245aと中間ギヤ247aの位置関係は、吸引キャップ82aが副走査方向(図9(a)の矢印方向)に移動するので、中間ギヤ245aが中間ギヤ247aの右側に配置して吸引キャップ82aが戻ってくるときに噛み合いやすいようにする必要がある。
すなわち、第2維持回復部80Bは、第1維持回復部80A及び第2維持回復部80Bの両方のキャップ移動機構81A、81Bを駆動する駆動源であるモータ231と、モータ231の駆動力を第2維持回復部80B側から第1維持回復部80A側へ伝達する伝達手段である中間ギヤ245aとを有している。
ここで、駆動源であるモータ231と伝達手段である中間ギヤ245aは、第2維持回復部80Bと共に副走査方向へ往復移動可能である。
そして、第2維持回復部80Bの第1位置では、中間ギヤ245a(伝達手段)が第1維持回復部80Aのキャップ移動機構81Aと連結状態になり、モータ231の駆動力をキャップ移動機構81Aに伝達して、複数の記録ヘッド34a〜34dに対応する複数のキャップ82a〜82dの全てを記録ヘッド34a〜34dに対して進退させる。
一方、第2維持回復部80Bの第2位置では、中間ギヤ245a(伝達手段)が第1維持回復部80Aのキャップ移動機構81Aと非連結状態となり、モータ231の駆動力が第2維持回復部80Bのキャップ移動機構81Bのみに伝達され、第2維持回復部80Bの吸引キャップ82aのみを記録ヘッドに対して進退させる。
これによって、簡単な構成で、同一の駆動源を使用しつつ、一部のキャップの移動と全部のキャップの移動を行えるようになる。
次に、本発明の第2実施形態について図10を参照して説明する。図10は同実施形態に係る維持回復機構の模式的側面説明図である。
本実施形態では、上記第1実施形態における中間ギヤ247aは、中間ギヤ246の中心を支点として、図10(b)に示す実線位置と破線位置(図10(a)の位置でもある。)との間で揺れ動くことが可能に支持されている。
これにより、図10(a)に示す位置から吸引キャップ82aを第2位置に移動した後、図10(b)の第1位置に戻すとき、中間ギヤ245aが中間ギヤ247aに噛み合いやすくなる。
次に、本発明の第3実施形態について図11及び図12を参照して説明する。図11は同実施形態に係る維持回復機構のキャップ移動機構部分の模式的側面説明図、図12は同じく維持回復機構の模式的側面説明図である。
本実施形態のキャップ移動機構81Aでは、キャップホルダ212bに設けられた支持ピン254がスライドレール252のガイド溝253に移動可能に支持されている。
スライドレール252に底部側には、三角カム255がカム軸221bに取付けられて配置されている。三角カム255は、スライドレール252の底部側に設けたカム受け部252a内に配置されている。
このキャップ移動機構81Aにおいては、三角カム255が回転することでスライドレール252が図11の左右方向に往復移動する。
例えば、三角カム255が図10(a)の位置にあるときは、スライドレール252が図10の左方向に移動し、スライドレール252のガイド溝253に沿って支持ピン254が移動し、キャップホルダ212bに保持されたキャップ82bが上昇する。
一方、三角カム255が図10(b)の位置にあるときは、スライドレール252が図10の右方向に移動し、スライドレール252のガイド溝253に沿って支持ピン254が移動し、キャップホルダ212bに保持されたキャップ82bが下降する。
そこで、第2実施形態を適用して、図12に示すようにキャップ移動機構81のカム軸221bの中間ギヤ222bに中間ギヤに245aを介して駆動力を伝達するようにしている。
次に、本発明の第4実施形態について図13を参照して説明する。図13は同実施形態におけるヘッド配置とキャップ配置の説明に供する平面説明図である。
本実施形態は、ヘッドホルダ37bに3つの記録ヘッド34c〜34eを配置し、第1維持回復部80BAに3つのキャップ82c〜83dを配置した例である。
本実施形態でも前記第1ないし第3実施形態を適用することで、簡単な構成で、同一の駆動源を使用しつつ、一部のキャップの移動と全部のキャップの移動を行えるようになる。
次に、本発明の第5実施形態について図14を参照して説明する。図14は同実施形態におけるヘッド配置とキャップ配置の説明に供する平面説明図である。
本実施形態では、キャリッジ33のヘッドホルダ37a、37bに搭載された3個の記録ヘッド34a〜34cは、1列に、主走査方向において、記録ヘッド34bと記録ヘッド34cとの間隔を「1」とするとき、記録ヘッド34aと記録ヘッド34bとの間隔が「1.2」になる関係で配置されている。
また、記録ヘッド34a、34bは2列のノズル列を有するのに対し、記録ヘッド34cは4列のノズル列を有している。これに対応して、吸引キャップ82a、保湿キャップ82bよりも保湿キャップ82cの主走査方向幅は広くなっている。
そして、吸引キャップ82a、保湿キャップ82b、82cの配置間隔は記録ヘッド34a〜34cの配置間隔と同じである。なお、ここでは、記録ヘッド34a、34bを前記第1実施形態と同様に同一のヘッドホルダ37bに保持してキャリッジ33に搭載している。
次に、この構成におけるヘッドとキャップの位置ずれについて図15を参照して説明する。図15は同説明に供する平面説明図である。
このような配置では、図15に示すように、吸引キャップ82aで記録ヘッド34bの吸引を行うときに、保湿キャップ82bが記録ヘッド34cのノズル面の一部をキャッピングする位置になる。
そこで、本実施形態でも前記第1ないし第3実施形態を適用することで、簡単な構成で、同一の駆動源を使用しつつ、一部のキャップの移動と全部のキャップの移動を行えるようになる。
以上の実施形態では、吸引キャップが1つである例で説明したが、2以上の吸引キャップを備える場合にも適用することができる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、記録ヘッドが鉛直方向下方向に向けて液滴を吐出する垂直打ち方式の画像形成装置だけでなく、記録ヘッドが鉛直方向と直交する方向ないし交差する方向に向けて液滴を吐出する水平打ち方式の画像形成装置にも適用することができる。
1 ガイドロッド
33 キャリッジ
34、34a〜34e 記録ヘッド
38 ガイド部材
39 ガイドピン受け部材
80 維持回復機構
80A 第1維持回復部
80B 第2維持回復部
81A、81B キャップ移動機構
82a 吸引キャップ
82b〜82e 保湿キャップ

Claims (3)

  1. 液滴を吐出するノズルを有する複数の記録ヘッドを搭載し、主走査方向に移動されるキャリッジと、
    前記記録ヘッドの維持回復を行う維持回復機構と、を備え、
    前記複数の記録ヘッドのうち、少なくとも1つの第1記録ヘッドは他の複数の第2記録ヘッドに対して、主走査方向と直交する副走査方向に位置をずらして配置され、
    前記維持回復機構は、
    装置本体に固定保持された第1維持回復部と、
    前記第1記録ヘッドに対向可能な第1位置と前記第2記録ヘッドに対向可能な第2位置との間で、副走査方向に往復移動可能な第2維持回復部と、を有し、
    前記第1維持回復部及び前記第2維持回復部には、
    前記記録ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップと、
    前記キャップを前記記録ヘッドに対して進退させるキャップ移動機構と、を備え、
    前記第2維持回復部は、前記第1維持回復部及び前記第2維持回復部の両方の前記キャップ移動機構を駆動する駆動源と、前記駆動源の駆動力を前記第2維持回復部側から前記第1維持回復部側へ伝達する伝達手段と、を有し、
    前記駆動源と前記伝達手段は、前記第2維持回復部と共に副走査方向へ往復移動可能であって、
    前記第2維持回復部の前記第1位置では、前記伝達手段が前記第1維持回復部の前記キャップ移動機構と連結状態になり、前記駆動源の駆動力を前記第1維持回復部の前記キャップ移動機構に伝達して、前記複数の記録ヘッドに対応する複数のキャップの全てを前記記録ヘッドに対して進退させ、
    前記第2維持回復部の前記第2位置では、前記伝達手段が前記第1維持回復部の前記キャップ移動機構と非連結状態となり、前記駆動源の駆動力が前記第2維持回復部の前記キャップ移動機構のみに伝達され、前記第2維持回復部の前記キャップのみを前記記録ヘッドに対して進退させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2維持回復部には、前記記録ヘッドのノズル面をキャッピングし、吸引手段が接続された少なくとも1つの吸引キャップを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2維持回復部は、前記記録ヘッドのノズル面を払拭するワイパ部材、画像形成に寄与しない液滴を受ける空吐出受けの少なくともいずれかを備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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