JP6192611B2 - 光走査型観察システム - Google Patents

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Description

本発明は、光走査型観察システムに関し、特に、被写体を走査して画像を取得する光走査型観察システムに関するものである。
医療分野の内視鏡においては、被検者の負担を軽減するために、当該被検者の体腔内に挿入される挿入部を細径化するための種々の技術が提案されている。そして、このような技術の一例として、前述の挿入部に相当する部分に固体撮像素子を有しない走査型内視鏡、及び、当該走査型内視鏡を具備して構成された光走査型観察システム等が知られている。
具体的には、前述の光走査型観察システムは、例えば、光源から発せられた照明光を導光する光ファイバである照明用ファイバの先端部を揺動させることにより予め設定された走査経路に沿って被写体を走査し、当該被写体からの戻り光を照明用ファイバの周囲に配置された光ファイバである受光用ファイバで受光し、当該受光用ファイバで受光された戻り光に基づいて当該被写体の画像を生成するように構成されている。そして、このような光走査型観察システムに類似する構成を有するものとしては、例えば、特許文献1に開示された走査型内視鏡システムが知られている。
具体的には、特許文献1には、被写体を渦巻状に走査して画像を取得する走査型内視鏡システムにおいて、渦巻状のパターンを描くように光ファイバの先端を回転させる期間であるサンプリング期間と、当該サンプリング期間が終了してから当該光ファイバが当該渦巻状のパターンの中心で停止するまでの期間である制動期間と、を1フレーム分の期間内に1回ずつ設けた構成が開示されている。
しかし、特許文献1に開示された構成によれば、1フレーム分の期間毎に制動期間が発生することに起因し、画像の取得に係るフレームレートを向上させることが困難である、という問題点が生じている。また、特許文献1に開示された構成によれば、制動期間を短縮するために、例えば、サンプリング期間に印加される交流電圧に対して逆位相の交流電圧を二軸アクチュエータに対して印加した場合において、光ファイバに対して比較的大きな負荷がかかってしまう、という問題点が生じている。
その結果、特許文献1に開示された構成によれば、被写体を渦巻状に走査して得られる画像の画質を一定以上にすることが困難である、という前述の問題点に応じた課題が生じている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、被写体を渦巻状に走査して得られる画像の画質を従来に比べて向上させることが可能な光走査型観察システムを提供することを目的としている。
本発明の一態様の光走査型観察システムは、被写体を照明するための照明光を供給するように構成された光源部と、前記光源部から供給される照明光を導光して出射端部から出射するように構成された導光部と、前記出射端部を揺動することにより、前記導光部を経て前記被写体へ出射される前記照明光の照射位置を変位させるように構成されたアクチュエータ部と、前記アクチュエータ部を駆動するための駆動信号を生成するように構成された走査駆動部と、第1の走査経路に沿って前記被写体を走査する際の周回数を第1の周回数に設定した往路走査と、前記第1の走査経路とは異なる第2の走査経路に沿って前記被写体を走査する際の周回数を前記第1の周回数より大きい第2の周回数に設定した復路走査と、を順次行うための信号波形であるとともに、前記往路走査から前記復路走査への移行時における位相の変化が発生しない信号波形を具備する駆動信号を生成させるための制御を前記走査駆動部に対して行うように構成された制御部と、前記導光部を経て前記被写体へ出射された照明光の戻り光を検出するように構成された光検出部と、前記復路走査の期間において前記光検出部により検出された戻り光に応じた画像を生成するように構成された画像生成部と、を有する。
本発明における光走査型観察システムによれば、被写体を渦巻状に走査して得られる画像の画質を従来に比べて向上させることができる。
実施例に係る光走査型観察システムの要部の構成を示す図。 走査型内視鏡に設けられたアクチュエータ部の構成を説明するための断面図。 走査型内視鏡のアクチュエータ部に供給される駆動信号の信号波形の一例を示す図。 中心点Aから最外点Bに至るまでの照明光の照射位置の時間的な変位を説明するための図。 最外点Bから中心点Aに至るまでの照明光の照射位置の時間的な変位を説明するための図。 実施例に係る光走査型観察システムにより行われる処理等の一例を示すフローチャート。 図6に示す一連の処理の処理結果として得られる信号波形の一例を示す図。 実施例に係る光走査型観察システムにより行われる処理等の、図6とは異なる例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
図1から図8は、本発明の実施例に係るものである。図1は、実施例に係る光走査型観察システムの要部の構成を示す図である。
光走査型観察システム1は、例えば、図1に示すように、光源部2と、光ファイバ3と、走査型内視鏡4と、アクチュエータ部5と、走査駆動部6と、光ファイババンドル7と、光検出部8と、画像生成部9と、表示装置10と、制御部11と、を有して構成されている。
光源部2は、被写体を照明するための照明光を生成して光ファイバ3へ供給することができるように構成されている。また、光源部2は、制御部11の制御に基づいてオンまたはオフすることにより、光ファイバ3への照明光の供給を実施または停止するように構成されている。具体的には、光源部2は、例えば、制御部11の制御に応じて発光状態(オン状態)または消光状態(オフ状態)に切替可能な赤色(R)光用レーザ光源、緑色(G)光用レーザ光源、及び、青色(B)光用レーザ光源を具備するとともに、R光、G光及びB光を混合して生成した白色光を照明光として光ファイバ3に供給できるように構成されている。
光ファイバ3は、例えば、シングルモードファイバ等により構成されている。光ファイバ3の光入射面を含む入射端部は、光源部2に接続されている。また、光ファイバ3の光出射面を含む出射端部は、走査型内視鏡4の先端部に配置されている。すなわち、光ファイバ3は、導光部としての機能を備え、光源部2から供給される照明光を導光し、当該導光した照明光を出射端部から被写体へ出射することができるように構成されている。
走査型内視鏡4は、被検者の体腔内に挿入可能な細長形状を具備して構成されている。走査型内視鏡4の内部には、光ファイバ3と、光ファイババンドル7と、がそれぞれ挿通されている。また、走査型内視鏡4の内部には、走査駆動部6から供給される駆動信号に応じて光ファイバ3の出射端部を揺動するように構成されたアクチュエータ部5と、後述の図3及び図7に例示するような、渦巻状の走査経路に沿って被写体を走査して画像を取得するための信号波形を示す情報が格納されるメモリ16と、が設けられている。
光ファイバ3及びアクチュエータ部5は、走査型内視鏡4の長手軸方向に垂直な断面において、例えば、図2に示す位置関係を具備するようにそれぞれ配置されている。図2は、走査型内視鏡に設けられたアクチュエータ部の構成を説明するための断面図である。
光ファイバ3とアクチュエータ部5との間には、図2に示すように、接合部材としてのフェルール41が配置されている。具体的には、フェルール41は、例えば、ジルコニア(セラミック)またはニッケル等により形成されている。
フェルール41は、図2に示すように、四角柱として形成されており、走査型内視鏡4の長手軸方向に直交する第1の軸方向であるX軸方向に対して垂直な側面42a及び42cと、走査型内視鏡4の長手軸方向に直交する第2の軸方向であるY軸方向に対して垂直な側面42b及び42dとを有する。また、フェルール41の中心には、光ファイバ3が固定配置されている。なお、フェルール41は、柱形状を具備する限りにおいては、四角柱以外の他の形状として形成されていてもよい。
アクチュエータ部5は、走査駆動部6から供給される駆動信号に基づいて光ファイバ3の出射端部を揺動することにより、当該出射端部を経て被写体へ出射される照明光の照射位置を所定の走査経路に沿って変位させることができるように構成されている。また、アクチュエータ部5は、図2に示すように、側面42aに沿って配置された圧電素子5aと、側面42bに沿って配置された圧電素子5bと、側面42cに沿って配置された圧電素子5cと、側面42dに沿って配置された圧電素子5dと、を有している。
圧電素子5a〜5dは、予め個別に設定された分極方向を具備するとともに、走査駆動部6から供給される駆動信号に応じて伸縮するように構成されている。
走査駆動部6は、制御部11の制御に基づき、アクチュエータ部5を駆動させるための駆動信号を生成して出力するように構成されている。
光ファイババンドル7は、例えば、複数の光ファイバを束ねて構成されている。光ファイババンドル7の入射端部は、走査型内視鏡4の先端部に配置されている。また、光ファイババンドル7の光出射面を含む出射端部は、光検出部8に接続されている。すなわち、光ファイババンドル7は、走査型内視鏡4の先端部において被写体からの戻り光(反射光)を受光するとともに、当該受光した戻り光を光検出部8へ導くことができるように構成されている。
光検出部8は、例えば、アバランシェフォトダイオード及びA/D変換器等を具備して構成されている。また、光検出部8は、光ファイババンドル7を経て入射される戻り光を検出し、当該検出した戻り光の光量に応じた電気信号を生成し、当該生成した電気信号をデジタル信号に変換して順次出力するように構成されている。
画像生成部9は、例えば、画像処理回路等を具備して構成されている。また、画像生成部9は、制御部11の制御に基づき、後述の第2の渦巻状の走査経路に沿った走査(復路走査)が行われている期間に光検出部8から出力されるデジタル信号を画素情報としてマッピングするマッピング処理等の画像処理を行うことにより、当該期間において光検出部8により検出された戻り光に応じた1フレーム分の画像を生成するように構成されている。また、画像生成部9は、前述のように生成した画像を表示装置10へ出力するように構成されている。
表示装置10は、例えば、液晶ディスプレイ等により構成されている。また、表示装置10は、画像生成部9から出力される画像等を表示することができるように構成されている。
制御部11は、例えば、CPU等を具備し、光源部2、走査駆動部6、及び、画像生成部9のそれぞれに対して制御を行うように構成されている。
制御部11は、例えば、光走査型観察システム1の電源が投入された際に、メモリ16に格納されている情報を読み込むように構成されている。また、制御部11は、メモリ16から読み込んだ情報に基づき、渦巻状の走査経路に沿って被写体を走査して画像を取得するための制御を行うように構成されている。
具体的には、制御部11は、例えば、図3の信号波形を示す情報がメモリ16に格納されている場合において、当該信号波形を具備する第1の駆動信号と、当該信号波形の位相を90°ずらした信号波形を具備する第2の駆動信号と、を生成させるための制御を走査駆動部6に対して行うとともに、光ファイバ3への照明光の供給を実施させるための制御を光源部2に対して行う。また、走査駆動部6は、制御部11の制御に基づいて生成した第1の駆動信号をアクチュエータ部5の圧電素子5a及び5cに供給するとともに、制御部11の制御に基づいて生成した第2の駆動信号をアクチュエータ部5の圧電素子5b及び5dに供給する。図3は、走査型内視鏡のアクチュエータ部に供給される駆動信号の信号波形の一例を示す図である。
そして、以上に述べたような制御及び動作が行われることにより、光ファイバ3の出射端部が渦巻状に揺動されるとともに、図4及び図5に示すような渦巻状の走査経路に沿って被写体の表面が走査される。図4は、中心点Aから最外点Bに至るまでの照明光の照射位置の時間的な変位を説明するための図である。図5は、最外点Bから中心点Aに至るまでの照明光の照射位置の時間的な変位を説明するための図である。
具体的には、まず、時刻T1においては、被写体の表面における照明光の照射位置の中心点Aに相当する位置に照明光が照射される。その後、第1及び第2の駆動信号の電圧値(振幅値)が時刻T1から時刻T2にかけて増加するに伴い、被写体の表面における照明光の照射位置が、中心点Aを起点として外側へ向かう第1の渦巻状の走査経路に沿って変位し、さらに、時刻T2に達すると、被写体の表面における照明光の照射位置の最外点Bに照明光が照射される。そして、第1及び第2の駆動信号の電圧値(振幅値)が時刻T2から時刻T3にかけて減少するに伴い、被写体の表面における照明光の照射位置が、最外点Bを起点として内側へ向かう第2の渦巻状の走査経路に沿って変位し、さらに、時刻T3に達すると、被写体の表面における中心点Aに照明光が照射される。
制御部11は、メモリ16から読み込んだ情報に基づき、第1の渦巻状の走査経路に沿った走査(以降、往路走査とも称する)が行われている期間に光検出部8から出力されるデジタル信号を用いた画像を生成させないようにするための制御を画像生成部9に対して行うように構成されている。また、制御部11は、メモリ16から読み込んだ情報に基づき、第2の渦巻状の走査経路に沿った走査(以降、復路走査とも称する)が行われている期間に光検出部8から出力されるデジタル信号を用いて1フレーム分の画像を生成させるようにするための制御を画像生成部9に対して行うように構成されている。
具体的には、制御部11は、例えば、図3の信号波形を示す情報がメモリ16に格納されている場合においては、往路走査が行われている期間、すなわち、時刻T1から時刻T2までに相当する期間である準備期間Pbに光検出部8から出力されるデジタル信号を用いた画像を生成させないようにするための制御を画像生成部9に対して行う。また、制御部11は、例えば、図3の信号波形を示す情報がメモリ16に格納されている場合においては、復路走査が行われている期間、すなわち、時刻T2から時刻T3までに相当する期間であるサンプリング期間Psに光検出部8から出力されるデジタル信号を用いて1フレーム分の画像を生成させるようにするための制御を画像生成部9に対して行う。すなわち、このような制御によれば、往路走査が開始される時刻T1から復路走査が終了する時刻T3までの期間、すなわち、準備期間Pb及びサンプリング期間Psが1回分ずつ設けられた期間を、1フレーム分の画像の取得に要する期間である1フレーム期間Piとして扱うことができる。
制御部11は、メモリ16から読み込んだ情報と、光照射座標検出モジュール101から出力される座標位置の情報(以降、座標情報とも称する)と、に基づき、アクチュエータ部5に供給される駆動信号の信号波形に対して調整を加えるための処理(後述)を行うとともに、当該処理により得られた信号波形を示す情報をメモリ16に格納するように構成されている。
光照射座標検出モジュール101は、位置検出素子(PSD:Position Sensitive Detector)等を具備して構成されている。また、光照射座標検出モジュール101は、走査型内視鏡4から出射される照明光を受光した際の位置を検出するとともに、当該検出した位置を座標情報として出力するように構成されている。
なお、本実施例においては、例えば、光照射座標検出モジュール101の受光面における所定の位置に対応する座標位置が(0,0)となるように予め設定されているものとする。すなわち、本実施例において、光照射座標検出モジュール101から出力される座標情報は、光照射座標検出モジュール101の受光面における所定の位置に対応する座標位置(0,0)を基準とした相対的な座標位置を示す情報である。
そのため、制御部11は、以上に述べたような構成を具備する光照射座標検出モジュール101から出力される座標情報に基づき、走査型内視鏡4から出射される照明光の照射位置を座標位置として検出することができる。
続いて、以上に述べたような構成を具備する光走査型観察システム1の処理等について説明する。
制御部11は、光走査型観察システム1の電源が投入された際に、メモリ16に格納されている情報を読み込んだ後、例えば、キーボード等の入力装置(不図示)に設けられた所定のスイッチが押下されたことを検出した際に、図6に示す一連の処理を開始する。図6は、実施例に係る光走査型観察システムにより行われる処理等の一例を示すフローチャートである。
なお、以降においては、簡単のため、図6の処理が行われる前に、光照射座標検出モジュール101が走査型内視鏡4の先端面に対向する位置に予め配置されているとともに、画像の取得に係るフレームレートFRが予め設定されているものとして説明を進める。
制御部11は、予め設定されたフレームレートFRに基づき、1フレーム期間Piの長さを設定する(図6のステップS1)。
具体的には、制御部11は、例えば、予め設定されたフレームレートFRが20fpsである場合には、1フレーム期間Piの長さを1/20秒に設定する。
制御部11は、予め設定されたフレームレートFRに基づき、例えば、メモリ16から読み込んだ情報により示される信号波形の周波数を変化させることにより、1フレーム期間Piの周回数Ciを設定する(図6のステップS2)。
制御部11は、例えば、メモリ16から読み込んだ情報により示される信号波形の電圧値を変化させることにより、以下の数式(1)及び(2)の条件を同時に満たす組み合わせとなるように、準備期間Pbにおいて行われる往路走査の周回数Cbと、サンプリング期間Psにおいて行われる復路走査の周回数Csと、をそれぞれ設定する(図6のステップS3)。

Cb<Cs …(1)
Cb+Cs=Ci …(2)

制御部11は、図6のステップS2及びステップS3の処理により設定した周回数Ci、Cb及びCsの組み合わせに応じ、メモリ16から読み込んだ情報により示される信号波形の周波数及び電圧値を変更することにより、変更後の信号波形を取得する(図6のステップS4)。そして、制御部11は、例えば、前述のように取得した変更後の信号波形を具備する第1の駆動信号と、当該信号波形の位相を90°ずらした信号波形を具備する第2の駆動信号と、を生成させるための制御を走査駆動部6に対して行うとともに、照明光を光ファイバ3へ供給させるための制御を光源部2に対して行う。そして、このような制御部11の制御に伴い、光照射座標検出モジュール101の表面が光ファイバ3を経て出射される照明光により渦巻状に走査され、当該照明光を受光した位置に対応する座標情報が光照射座標検出モジュール101から順次出力される。
制御部11は、光照射座標検出モジュール101から出力される座標情報に基づき、往路走査と復路走査との境界部分が略円形になっているか否かを判定する(図6のステップS5)。
具体的には、制御部11は、図6のステップS5において、例えば、光照射座標検出モジュール101から出力される座標情報に基づき、第2の渦巻状の走査経路の最外周に位置する各座標位置をプロットして得られる図形の真円度Roを算出し、当該算出した真円度が所定値TH1以上であるか否かを判定するような処理を行う。
制御部11は、図6のステップS5の処理により、往路走査と復路走査との境界部分が略円形になっていないとの判定結果を得た場合には、図6のステップS2に戻って処理を行う。また、制御部11は、図6のステップS5の処理により、往路走査と復路走査との境界部分が略円形になっているとの判定結果を得た場合には、後述の図6のステップS6の処理を続けて行う。
具体的には、制御部11は、図6のステップS5の処理により、例えば、真円度Roが所定値TH1未満であるとの判定結果を得た場合には、図6のステップS2に戻って処理を行う。また、制御部11は、図6のステップS5の処理により、例えば、真円度Roが所定値TH1以上であるとの判定結果を得た場合には、後述の図6のステップS6の処理を続けて行う。
制御部11は、光照射座標検出モジュール101から出力される座標情報に基づき、復路走査の終端部分に乱れが発生しているか否かを判定する(図6のステップS6)。
具体的には、制御部11は、図6のステップS6において、光照射座標検出モジュール101から出力される座標情報に基づき、例えば、第2の渦巻状の走査経路において照明光が照射された座標位置の輝度値を255とし、かつ、第2の渦巻状の走査経路において照明光が照射されなかった座標位置の輝度値を0とするような2値画像を生成し、当該生成した2値画像に対して公知のラベリング処理を施すことにより、当該2値画像の中心部において輝度値が0である領域ARを抽出し、当該抽出した領域ARの大きさが所定値TH2以上であるか否かを判定するような処理を行う。
制御部11は、図6のステップS6の処理により、復路走査の終端部分に乱れが発生しているとの判定結果を得た場合には、図6のステップS2に戻って処理を行う。また、制御部11は、図6のステップS6の処理により、復路走査の終端部分に乱れが発生していないとの判定結果を得た場合には、当該判定結果を得た際の信号波形を示す情報をメモリ16に格納した後、図6に示す一連の処理を完了する。
具体的には、制御部11は、図6のステップS6の処理により、例えば、領域ARの大きさが所定値TH2以上であるとの判定結果を得た場合には、図6のステップS2以降に戻って処理を行う。また、制御部11は、図6のステップS6の処理により、例えば、領域ARの大きさが所定値TH2未満であるとの判定結果を得た場合には、当該判定結果を得た際の信号波形を示す情報をメモリ16に格納した後、図6に示す一連の処理を完了する。
そして、図6に示す一連の処理の処理結果として、例えば、図7のような信号波形を示す情報がメモリ16に格納される。図7は、図6に示す一連の処理の処理結果として得られる信号波形の一例を示す図である。
ここで、図7の信号波形においては、準備期間Pbとサンプリング期間Psとが互いに同じ位相になっているため、往路走査から復路走査への移行時における位相の変化が発生しない。また、図7の信号波形においては、例えば、1フレーム期間Piから準備期間Pbを除いた期間をそのままサンプリング期間Psとして割り当てることができる。
そのため、例えば、制御部11が、メモリ16から読み込んだ情報に基づき、図7の信号波形を具備する第1の駆動信号と、当該信号波形の位相を90°ずらした信号波形を具備する第2の駆動信号と、を生成させるための制御を走査駆動部6に対して行うことにより、準備期間Pbにおける往路走査が完了した直後に、光ファイバ3の揺動状態を安定させるための待機時間等のような余分な期間を設けることなく、サンプリング期間Psにおける復路走査を順次行うことができる。
その結果、本実施例によれば、図6に示す一連の処理の処理結果として得られる信号波形を用いて被写体を渦巻状に走査するための制御が制御部11により行われる場合において、画像内の被写体の位置が(図4及び図5に例示したような)走査経路の違いに起因してずれる現象を発生させないようにしつつ、画像の取得に係るフレームレートを従来よりも向上させることができるとともに、従来よりも高精細な画像を取得することができる。
以上に述べたように、本実施例によれば、被写体を渦巻状に走査して得られる画像の画質を従来に比べて向上させることができる。
なお、本実施例によれば、図6に示した各処理に加え、例えば、図8のステップS5Aとして示すように、画像生成部9から出力される画像の画角が所定の範囲内に収まっているか否かを判定するための処理をさらに行うようにしてもよい。図8は、実施例に係る光走査型観察システムにより行われる処理等の、図6とは異なる例を示すフローチャートである。
具体的には、制御部11は、図8のステップS5Aにおいて、例えば、光照射座標検出モジュール101から出力される座標情報に基づき、第2の渦巻状の走査経路における中心点Aの座標位置と最外点Bの座標位置との間の距離Drを算出し、さらに、当該算出した距離Drが上限値TU以下かつ下限値TL以上の条件に該当するか否かを判定する処理を行うようにしてもよい。また、制御部11は、前述のように算出した距離Drが上限値TU以下かつ下限値TL以上の条件に該当する場合に、画像生成部9から出力される画像の画角が所定の範囲内に収まっているとの判定結果を取得し、前述の図6のステップS6と同様の処理を続けて行うようにしてもよい。また、制御部11は、前述のように算出した距離Drが上限値TU以下かつ下限値TL以上の条件に該当しない場合に、画像生成部9から出力される画像の画角が所定の範囲内に収まっていないとの判定結果を取得し、図6のステップS2〜ステップS5と同様の処理を再度行うようにしてもよい。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
1 光走査型観察システム
2 光源部
3 光ファイバ
4 走査型内視鏡
5 アクチュエータ部
6 走査駆動部
7 光ファイババンドル
8 光検出部
9 画像生成部
10 表示装置
11 制御部
16 メモリ
101 光照射座標検出モジュール
日本国特開2012−143265号公報

Claims (6)

  1. 被写体を照明するための照明光を供給するように構成された光源部と、
    前記光源部から供給される照明光を導光して出射端部から出射するように構成された導光部と、
    前記出射端部を揺動することにより、前記導光部を経て前記被写体へ出射される前記照明光の照射位置を変位させるように構成されたアクチュエータ部と、
    前記アクチュエータ部を駆動するための駆動信号を生成するように構成された走査駆動部と、
    第1の走査経路に沿って前記被写体を走査する際の周回数を第1の周回数に設定した往路走査と、前記第1の走査経路とは異なる第2の走査経路に沿って前記被写体を走査する際の周回数を前記第1の周回数より大きい第2の周回数に設定した復路走査と、を順次行うための信号波形であるとともに、前記往路走査から前記復路走査への移行時における位相の変化が発生しない信号波形を具備する駆動信号を生成させるための制御を前記走査駆動部に対して行うように構成された制御部と、
    前記導光部を経て前記被写体へ出射された照明光の戻り光を検出するように構成された光検出部と、
    前記復路走査の期間において前記光検出部により検出された戻り光に応じた画像を生成するように構成された画像生成部と、
    を有することを特徴とする光走査型観察システム。
  2. 前記第1の走査経路は、前記照明光の照射位置を中心点から最外点へ変位させる第1の渦巻状の走査経路であり、
    前記第2の走査経路は、前記照明光の照射位置を前記最外点から前記中心点へ変位させる第2の渦巻状の走査経路である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査型観察システム。
  3. 前記制御部は、さらに、前記往路走査の直後に前記復路走査を行うための信号波形を具備する駆動信号を生成させるための制御を前記走査駆動部に対して行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の光走査型観察システム。
  4. 前記制御部は、前記往路走査と前記復路走査との境界部分が略円形になるように、前記第1の周回数及び前記第2の周回数を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光走査型観察システム。
  5. 前記制御部は、前記復路走査の終端部分に乱れが発生しないように、前記第1の周回数及び前記第2の周回数を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光走査型観察システム。
  6. 前記制御部は、前記画像生成部により生成される画像の画角が所定の範囲内に収まるように、前記第1の周回数及び前記第2の周回数を設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光走査型観察システム。
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