JP6192441B2 - 紙容器 - Google Patents

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本発明は、固体片、粒状物、粉体、液体等を収容可能にする紙容器に関する。
紙容器として、特許文献1、2に記載のものがある。
特許文献1に記載の紙容器は、板紙を折り畳み形成し、板紙の一端側の紙裏面と他端側の紙表面とを重ね合せ、該紙裏面の上に糊を介して該紙表面を糊接着している。この紙容器は、板紙をサックマシンのラインに通して紙容器の形となるように、罫線で折ったり、糊を貼っていき、最後に糊が貼られた紙裏面と紙表面の重ね合せ部を1〜2分程度押圧し、該糊を圧着して製作される。
特許文献2に記載の紙容器は、板紙を折り畳み形成し、板紙の相対する紙裏面同士を重ね合せ、両紙裏面に予めコーティングしてある熱可塑性樹脂コーティング層同士をヒートシールするものである。この紙容器は、加熱シールバーにより挟んだ板紙の相対する紙裏面同士を1〜2秒程度圧着して製作される。
特開2010-47294 特開2012-86864
特許文献1に記載の糊を採用した紙容器は、板紙の一端側の紙裏面と他端側の紙表面とを重ね合せて糊接着するものであり、これによって容器本体の例えば胴貼り部を形成するとき、該胴貼り部が容器本体の胴部から突き出る耳部の如くを生じない。
しかしながら、特許文献1に記載の糊接着を採用した紙容器は、サックマシンを必要としている。従って、サックマシンのない容器使用現場で、例えば紙容器に充填口から茶葉を充填した後に、該充填口をシールしようとするときには、充填口の相対する紙裏面と紙表面を重ね合せ、又は紙裏面同士を重ね合せ、この重ね合せ部を糊を介して長時間押圧して圧着する必要がある。この容器使用現場における、サックマシンによらない圧着作業は、板紙の重ね合せ部をずれなく、長時間押圧保持する必要があり、容易でない。
他方、特許文献2に記載のヒートシールを採用した紙容器は、容器本体の例えば胴貼り部を形成しようとすると、この胴貼り部に対応する板紙の相対する紙裏面同士を重ね合せてヒートシールするものになり、板紙のヒートシールされた端部同士(胴貼り部)が容器本体の胴部から耳部の如くに外方に突き出るものになる。この耳部の存在は、容器本体の胴部において胴貼り部を挟む両側に付される印刷の連続性を阻害したり、陳列台上にて相隣る容器の胴貼り部が互いに競り合ってそれらの容器同士の陳列間隔を徒らに大きくし、陳列のスペース効率を低下する。
従って、本発明は、紙容器において、単一の容器本体内で、胴部から耳部の如くが突出しない胴貼り部を糊接着して形成するとともに、充填口シール部を容器の使用現場で簡易にヒートシールして形成可能にすることを課題とする。
請求項1に係る発明は、板紙を折り畳み形成して接着し、容器本体の一部の接着部が糊接着される胴貼り部とされ、他の一部の接着部がヒートシールされる充填口シール部とされてなる紙容器であって、紙裏面に熱可塑性樹脂のコーティング層を形成し、該熱可塑性樹脂のコーティング層の上に、該熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊と相溶性のある塗工液を塗布して乾燥させたコーティング層を形成した板紙を用い、上記糊が酢酸ビニル樹脂系エマルジョン型接着剤、酢酸ビニル樹脂系溶剤型接着剤、アクリル樹脂系エマルジョン型接着剤からなる群から選ばれる少なくとも一種であり、板紙の一端側の紙裏面と他端側の紙表面とを重ね合せ、該紙裏面の塗工液コーティング層と該紙表面とが糊を介して糊接着されて前記胴貼り部が形成され、板紙の相対する紙裏面同士を重ね合せ、両紙裏面の熱可塑性樹脂コーティング層同士がそれらに挟まれる塗工液コーティング層を溶融させて巻き込みつつヒートシールされて前記充填口シール部が形成されてなるようにしたものである。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において更に、前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系合成樹脂であるようにしたものである
請求項に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊と相溶性のある塗工液が、主として水溶性ポリマーからなるようにしたものである。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において更に、前記熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊と相溶性のある塗工液が、水溶性ポリマーと両性界面活性剤の混合物からなるようにしたものである。
請求項に係る発明は、請求項3又は4に係る発明において更に、前記水溶性ポリマーがポリエチレンイミンであるようにしたものである。
(請求項
(a)紙裏面に熱可塑性樹脂のコーティング層を形成し、該熱可塑性樹脂のコーティング層の上に、該熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊(糊は酢酸ビニル樹脂系エマルジョン型接着剤、酢酸ビニル樹脂系溶剤型接着剤、アクリル樹脂系エマルジョン型接着剤からなる群から選ばれる少なくとも一種である)と相溶性のある塗工液を塗布して乾燥させたコーティング層を形成した板紙を用いることにより、板紙の相対する紙裏面同士のヒートシール性を損なうことなく、板紙の一端側の紙裏面と他端側の紙表面との糊接着性を確保できる。
即ち、板紙の一端側の紙裏面と他端側の紙表面とを重ね合せ、該紙裏面の塗工液コーティング層と該紙表面とが糊を介して糊接着されて、胴部から耳部の如くが突き出ない胴貼り部を形成できる。
同時に、板紙の相対する紙裏面同士を重ね合せ、両紙裏面の熱可塑性樹脂コーティング層同士がそれらに挟まれる塗工液コーティング層を溶融させて巻き込みつつヒートシールされて、充填口シール部が形成される。容器の使用現場簡易に充填口シール部をシールできる。
(請求項
(b)前記熱可塑性樹脂としてポリオレフィン系合成樹脂を作用できる。
(請求項
(c)前記熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊と相溶性のある塗工液が、主として水溶性ポリマーからなるものとすることができる。
(請求項
(d)前記熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊と相溶性のある塗工液が、水溶性ポリマーと両性界面活性剤の混合物からなるものとすることができる。
(請求項
(e)前記水溶性ポリマーとしてポリエチレンイミンを採用できる。
図1は実施例1の紙容器を示す模式図である。 図2は紙容器のブランクを示す模式図である。 図3は紙容器の充填シール過程を示す模式図である。 図4は実施例2の紙容器のブランクを示す模式図である。 図5は紙容器の充填シール過程を示す模式図である。 図6は紙容器の胴貼り部と充填口シール部を示す断面図である。
(実施例1)(図1〜図3、図6)
図1に示した紙容器10は、板紙Aを折り畳み形成して接着したものである。紙容器10は、一部の接着部、本実施例では容器本体11の胴部12を形成する胴貼り部12Aを後述する如くに糊接着している。紙容器10は、他の一部の接着部、本実施例では容器本体11の底部13、充填口14をシールする底シール部13A、充填口シール部14Aを後述する如くにヒートシールしている。
紙容器10を構成する板紙Aは、図6に示す如く、紙裏面に熱可塑性樹脂のコーティング層Bを形成し、熱可塑性樹脂コーティング層Bの上に塗工液コーティング層Cを形成し、塗工液コーティング層Cの上に糊Dを塗布可能にしている。
板紙Aの紙裏面に熱可塑性樹脂コーティング層Bを形成してヒートシール性を確保するための熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン(PE)の如きポリオレフィン系樹脂を採用できる。一方、板紙Aの裏面側に塗布される糊Dとしては、酢酸ビニル樹脂系エマルジョン型接着剤、酢酸ビニル樹脂系溶剤型接着剤、アクリル樹脂系エマルジョン型接着剤等を採用できる。
しかるに、ポリオレフィン系樹脂等の熱可塑性樹脂は糊との接着性が悪い。そこで、紙容器10を構成する板紙Aにあっては、一部の接着部は糊接着可能にし、他の一部の接着部はヒートシール可能にするため、熱可塑性樹脂コーティング層Bの上に、該熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊Dと相溶性のある塗工液を塗布して乾燥させたコーティング層Cを形成するものとした。
このとき、塗工液コーティング層Cの形成に用いられる塗工液としては、主として、高反応性のポリエチレンイミン等の水溶性ポリマーを採用できる。水溶性ポリマーとしては、他に、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン等を採用できる。
また、塗工液コーティング層Cの形成に用いられる塗工液として、上述の水溶性ポリマーに、糊Dとの相溶性を高める両性界面活性剤を混合した混合物を採用できる。両性界面活性剤としては、アルキル炭素数が8〜24であるカルボキシベタイン型やアミンオキサイド型のものが挙げられる。カルボキシベタイン型のものとしては、例えばアルキルカルボキシベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドカルボキシベタイン、アルキルアミドスルホベタイン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。アミンオキサイド型のものとしては、アルキルジメチルアミンオキサイド等を採用できる。
上述のヒートシール性及び糊接着性を有する板紙Aの製造方法は、例えば、ラミネーションにより板紙Aの紙裏面に熱可塑性樹脂コーティング層Bを形成する工程、熱可塑性樹脂コーティング層Bにコロナ放電処理を施した後に、該熱可塑性樹脂コーティング層Bの熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊Dと相溶性のある塗工液を塗布して乾燥させた塗工液コーティング層Cを形成する工程からなる。尚、板紙Aにおいて、後述する右側面板24の紙裏面(塗工液コーティング層C)に糊接着されて胴貼り部12Aを形成することとなる糊フラップ25の紙表面には、糊Dが塗布される。
板紙Aの紙表面には、グラビア印刷法やオフセット印刷法による印刷を施すことができる。
紙容器10に用いられる板紙Aは、図2に示す如く、正面板21、背面板22、左側面板23、右側面板24が罫線を介して連設され、これらの正面板21、背面板22、左側面板23、右側面板24が糊フラップ25に塗布された糊Dを介して後述する如くに糊接着され、胴貼り部12Aを形成する(図6(A))。
紙容器10は、胴部12を形成する各板の下側部分にて形成した正面底板31、背面底板32、2枚の底面三角板33、4枚の底面折込板34を折込み、正面底板31と背面底板32の下縁に連なる舌片状の底シールフラップ35の熱可塑性樹脂コーティング層B同士が塗工液コーティング層Cを介し、ひいては塗工液コーティング層Cを溶融させて巻き込みつつヒートシールされ、底シール部13Aを形成する(図6(B))。
紙容器10は、胴部12を形成する各板の上側部分にて形成した正面天板41、背面天板42、2枚の天面三角板43、4枚の天面折込板44を折込み、正面天板41と背面天板42の上縁に連なる舌片状の充填口シールフラップ45の熱可塑性樹脂コーティング層B同士が塗工液コーティング層Cを介し、ひいては塗工液コーティング層Cを溶融させて巻き込みつつヒートシールされ、充填口シール部14Aを形成する。充填口シール部14Aを形成する充填口シールフラップ45には陳列用吊り孔45Aが設けられている。
以下、紙容器10の製作/使用手順について説明する。
(1)まず、紙容器10の胴貼り部12Aを形成する紙器製作工場内で、サックマシンのラインに板紙A(熱可塑性樹脂コーティング層B、塗工液コーティング層Cを形成済の板紙A)を通す。板紙Aの一端側の右側面板24の紙裏面と他端側の糊フラップ25の紙表面とを図6(A)に示す如くに重ね合せ、糊フラップ25の紙表面に塗布した糊Dの上に右側面板24の紙裏面の塗工液コーティング層Cが糊接着されて胴貼り部12Aを形成する。これにより、胴貼りブランク50が形成される。胴貼りブランク50は、通常折り畳んだ状態で、使用現場に搬送される。
(2)紙容器10に例えば茶葉を充填してシールする容器使用現場で、胴貼りブランク50を引き起こし、四角柱状の容器本体11を形成する(図3(A))。
次に、容器本体11の相対する底シールフラップ35の紙裏面同士を重ね合せ、それらの底シールフラップ35をヒートシーラーの上下のシールバーにて挟圧することにより、それらの紙裏面の熱可塑性樹脂コーティング層B同士が塗工液コーティング層Cを介して圧着される。このとき、相対する底シールフラップ35の紙裏面の熱可塑性樹脂コーティング層B同士がそれらに挟まれる塗工液コーティング層Cを溶融させて巻き込みつつヒートシールされて底シール部13Aを形成し、ひいては底部13が形成される(図3(B))。
次に、容器本体11の充填口14から例えば茶葉を充填する(図3(B))。充填の完了後、容器本体11の相対する充填口シールフラップ45の紙裏面同士を重ね合せ、それらの充填口シールフラップ45をヒートシーラーの上下のシールバーにて挟圧することにより、それらの紙裏面の熱可塑性樹脂コーティング層B同士が塗工液コーティング層Cを介して圧着される。このとき、相対する充填口シールフラップ45の紙裏面の熱可塑性樹脂コーティング層B同士がそれらに挟まれる塗工液コーティング層Cを溶融させて巻き込みつつヒートシールされて充填口シール部14Aを形成(図3(C))。
図4、図5は、図2、図3に示した紙容器10の変形例である。図4、図5に示した紙容器10は、正面底板31と背面底板32の下縁に連なる舌片状の底シールフラップ35を備えるとともに、各底面折込板34と糊フラップ25の下縁に舌片状の各折込シールフラップ36と各折込シールフラップ37を連設し、相対する底シールフラップ35の間にそれらの折込シールフラップ36、37を挟み込むように折込み、各シールフラップ35、36、37の熱可塑性樹脂コーティング層B同士がそれらに挟まれる塗工液コーティング層Cを溶融させて巻き込みつつヒートシールされ、底シール部13Aを形成するものとした。底シール部13Aの密封性を高めるものになる。
また、図4、図5に示した紙容器10は、正面天板41と背面天板42の下縁に連なる舌片状の充填口シールフラップ45を備えるとともに、各天面折込板44と糊フラップ25の上縁に舌片状の各折込シールフラップ46と折込シールフラップ47を連設し、相対する充填口シールフラップ45の間にそれらのシールフラップ46、47を挟み込むように折込み、シールフラップ45、46、47の熱可塑性樹脂コーティング層B同士がそれらに挟まれる塗工液コーティング層Cを溶融させて巻き込みつつヒートシールされ、充填口シール部14Aを形成するものとした。充填口シール部14Aの密封性を高めるものになる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)紙裏面に熱可塑性樹脂のコーティング層Bを形成し、該熱可塑性樹脂のコーティング層Bの上に、該熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊D(酢酸ビニル樹脂系エマルジョン型接着剤、酢酸ビニル樹脂系溶剤型接着剤、アクリル樹脂系エマルジョン型接着剤からなる群から選ばれる少なくとも一種である)と相溶性のある塗工液を塗布して乾燥させたコーティング層Cを形成した板紙Aを用いることにより、板紙Aの相対する紙裏面同士のヒートシール性を損なうことなく、板紙Aの一端側の紙裏面と他端側の紙表面との糊接着性を確保できる。
即ち、板紙Aの一端側の紙裏面と他端側の紙表面とを重ね合せ、該紙裏面の塗工液コーティング層Cと該紙表面とが糊Dを介して糊接着されて、胴部12から耳部の如くが突き出ない胴貼り部12Aを形成できる。
同時に、板紙Aの相対する紙裏面同士を重ね合せ、両紙裏面の熱可塑性樹脂コーティング層B同士がそれらに挟まれる塗工液コーティング層Cを溶融させて巻き込みつつヒートシールされて、充填口シール部14Aが形成される。容器10の使用現場で簡易に充填口シール部14Aシールできる。
(b)前記熱可塑性樹脂としてポリオレフィン系合成樹脂を作用できる。
(c)前記熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊Dと相溶性のある塗工液が、主として水溶性ポリマーからなるものとすることができる。
(d)前記熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊Dと相溶性のある塗工液が、水溶性ポリマーと両性界面活性剤の混合物からなるものとすることができる。
(e)前記水溶性ポリマーとしてポリエチレンイミンを採用できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明の紙容器は、複数の接着部を有し、一部の接着部を糊接着して胴貼り部とし、他の一部の接着部をヒートシールして充填口シール部とするものであれば良く、それらの接着部の接着によって必ずしも密封されることを要さず、それらの接着部の接着後にも尚一部に開封状態を維持するものでも良い。
本発明の紙容器によれば、紙裏面に熱可塑性樹脂のコーティング層を形成し、該熱可塑性樹脂のコーティング層の上に、該熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊と相溶性のある塗工液を塗布して乾燥させたコーティング層を形成した板紙を用いたことにより、単一の容器本体内で、胴部から耳部の如くが突出しない胴貼り部を糊接着して形成するとともに充填口シール部を容器の使用現場で簡易にヒートシールして形成することができる。
10 紙容器
11 容器本体
12A 胴貼り部
14A 充填口シール部
A 板紙
B 熱可塑性樹脂コーティング層
C 塗工液コーティング層
D 糊

Claims (5)

  1. 板紙を折り畳み形成して接着し、容器本体の一部の接着部が糊接着される胴貼り部とされ、他の一部の接着部がヒートシールされる充填口シール部とされてなる紙容器であって、
    紙裏面に熱可塑性樹脂のコーティング層を形成し、該熱可塑性樹脂のコーティング層の上に、該熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊と相溶性のある塗工液を塗布して乾燥させたコーティング層を形成した板紙を用い、
    上記糊が酢酸ビニル樹脂系エマルジョン型接着剤、酢酸ビニル樹脂系溶剤型接着剤、アクリル樹脂系エマルジョン型接着剤からなる群から選ばれる少なくとも一種であり、
    板紙の一端側の紙裏面と他端側の紙表面とを重ね合せ、該紙裏面の塗工液コーティング層と該紙表面とが糊を介して糊接着されて前記胴貼り部が形成され、
    板紙の相対する紙裏面同士を重ね合せ、両紙裏面の熱可塑性樹脂コーティング層同士がそれらに挟まれる塗工液コーティング層を溶融させて巻き込みつつヒートシールされて前記充填口シール部が形成されてなる紙容器。
  2. 前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系合成樹脂である請求項に記載の紙容器。
  3. 前記熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊と相溶性のある塗工液が、主として水溶性ポリマーからなる請求項1又は2に記載の紙容器。
  4. 前記熱可塑性樹脂との接着性を有するとともに、糊と相溶性のある塗工液が、水溶性ポリマーと両性界面活性剤の混合物からなる請求項に記載の紙容器。
  5. 前記水溶性ポリマーがポリエチレンイミンである請求項3又は4に記載の紙容器。
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