以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
先ず、本実施形態に係るシステムの概略構成例について、図1を用いて説明する。図1に示す如く、本実施形態に係るシステムは、複数台の撮影装置(図1では撮影装置A、B、…、X)101,104,105と、サーバ102と、データベース103と、アクセスポイント106と、を有している。
サーバ102、データベース103、アクセスポイント106、はそれぞれ有線及び/又は無線で構成されているネットワーク107に接続されており、互いにネットワーク107を介してデータ通信が可能な構成となっている。また、撮影装置101,104,105はアクセスポイント106との間で無線通信を行うことができる。これにより、撮影装置101,104,105はアクセスポイント106を介して、ネットワーク107に接続されているそれぞれの機器との間で無線通信を行うことができる。
なお、図1に示したシステムの構成はあくまでも一例であり、この構成に限るものではない。例えば、図1では一般的な無線LAN環境を想定した構成を示しているが、無線LAN以外にも公衆携帯網、固定電話網、有線LANなど様々なものが利用できる。更に、図1ではサーバ102とデータベース103とは別個の機器として示しているが、データベース103をサーバ102内に納めるようにしても構わない。
撮影装置101,104,105のそれぞれは、例えばカメラのような画像を撮影することができる装置であり、自身をシステム内で一意に識別可能な識別子(撮影装置識別情報)を保持している。本実施形態では、ネットワーク上のすべての機器はお互いに到達可能なネットワークを想定しているので、撮影装置識別情報はネットワークアドレスで代用可能である。またネットワークアドレスを撮影装置識別情報に利用しない場合においても、撮影装置識別情報はネットワーク上で撮影装置を特定可能なものあるので、ネットワークアドレスに変換可能である。よって以下では撮影装置識別情報はネットワークアドレスと等価として扱う。また撮影装置とサーバがファイアウォール等に隔てられてネットワーク的に非対称のネットワーク環境であったとしても、ポーリング等の技術を利用することで仮想的に到達可能なネットワークを構築することは可能である。撮影装置毎に装置の識別番号等の識別子を付与することでネットワークアドレスが直接利用できない場合でも、撮影装置の個別の認識は可能になる。したがって、前述したファイアウォール等が無い装置同士がお互いに到達可能なネットワークに所属する場合と等価として扱うことが可能である。
サーバ102は、撮影装置101,104,105と通信してデータを送受信する機能、データベース103に対するデータの読み書きを行う機能を有する。データベース103は撮影装置101,104,105から送信されてきた特徴量や利用者の情報、撮影装置の情報、撮影装置間の画像データの共有の可否などを保存する機能を有する。
上記の通り、サーバ102は、撮影装置101,104,105のそれぞれとデータ通信を行うのであるが、以下では説明を簡単にするために、1台の撮影装置とサーバ102との間のデータ通信について説明する。以下ではこの1台の撮影装置として撮影装置101を用いる。然るに、撮影装置104,105のそれぞれとサーバ102との間のデータ通信についても以下の説明が同様に適用可能である。
撮影装置101、サーバ102のそれぞれの機能構成例について、図4のブロック図を用いて説明する。なお、本実施形態では、撮影装置101,104,105はいずれも同じ構成であるものとするので、撮影装置104,105のそれぞれも、図1に示した撮影装置101の機能構成と同様の機能構成を有する。
先ず、撮影装置101の機能構成例について説明する。撮影部411は、光学系を介して外界から入光する光をイメージセンサなどでもって電気信号に変換し、該変換した電気信号から画像データに変換し、該変換した画像データを出力するものである。
撮影情報入力部412は、撮影装置101を操作するユーザ(利用者)が不図示のインターフェースを操作することで入力した各種の情報を含む様々な情報を、撮影情報として後段の画像データ取得部413に送出するものである。このインターフェースは、ボタンやダイアルなどにより構成されても良いし、タッチパネル画面に表示されるボタン画像により構成されても良い。ユーザは例えば、このインターフェースを操作して、撮影装置101の所有者であるユーザ(利用者)を撮影するモード、画像の共有を行う相手(他ユーザ)を撮影するモード、の何れかを入力することができる。このとき、撮影情報入力部412は、この入力されたモードを撮影情報に含めて画像データ取得部413に送出する。また、撮影情報入力部412は、撮影部411が撮影した画像の属性情報として撮影日時や撮影位置などの様々な情報を撮影情報に含めて画像データ取得部413に送出することができる。撮影日時や撮影位置は、例えば不図示のタイマやGPSセンサなどにより測定されるので、撮影情報入力部412はこれら測定された撮影日時や撮影位置を撮影情報に含めて画像データ取得部413に送出することができる。
画像データ取得部413は、撮影部411から出力された画像を取得すると共に、撮影情報入力部412から出力された撮影情報を取得する。そして画像データ取得部413は、取得した画像と撮影情報とを後段の特徴量算出部414に対して送出する。
特徴量算出部414は、画像データ取得部413から受けた画像から人の顔が写っている領域(顔領域)を検出し、該検出した顔領域から特徴量を抽出する。人の顔が写っている画像から該顔の特徴量を抽出するための処理は公知の技術であるため、これについての説明は省略する。そして特徴量算出部414は、画像データ取得部413から取得した撮影情報に加え、該画像から抽出した特徴量を、データ送信部415に対して送出する。
データ送信部415は、特徴量算出部414から受けた撮影情報、特徴量に加えて、撮影装置101の撮影装置識別情報を、アクセスポイント106を介してサーバ102に対して送信する。
データ受信部416は、サーバ102からアクセスポイント106を介して送信された情報を受信する。アクセス権管理部417は、撮影装置101が保持している画像に対するアクセス権を管理している。
次に、サーバ102の機能構成例について説明する。データ受信部421は、撮影装置101からアクセスポイント106を介して送信された撮影情報、特徴量、撮影装置識別情報を受信し、受信したこれらをセットにしてデータベース103に登録する。登録方法については別段セットにして登録することに限るものではないが、受信したこれらが互いに関連づけられているのであれば、他の登録方法を採用しても構わない。
特徴量判定部422は、データ受信部421が受信した特徴量とデータベース103に登録されている特徴量と、を用いて、利用者が共有を行いたい相手の撮影装置の撮影装置識別情報をデータベース103から取得する。データ送受信部423は、特徴量判定部422が取得した撮影装置識別情報によって特定される撮影装置101との間でデータの送受信を行う。データ送受信部423がどのようなデータの送受信を行うのかについては後述する。
次に、撮影装置101、サーバ102のそれぞれの動作について説明する。先ず、撮影装置101のユーザの特徴量をサーバ102に登録するために撮影装置101が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図5を用いて説明する。先ず、ユーザは上記のインターフェースを操作して、自身の画像を撮影する為のモードに設定し、撮影装置101のレンズを自身に向けて撮影指示を入力する。
ステップS510では、撮影部411はこの撮影指示を検知すると、撮影動作を行う。なお、ユーザの画像を撮影するための方法はこれに限るものではなく、専用の入力キーを押下することで撮影する方法、撮影装置に設置されたモードダイヤルを切り替える方法、決められたパターンの写真撮影が撮影開始のトリガーとなる方法などが考えられる。
ステップS511では、撮影部411は、上記撮影動作により取得した光を電気信号に変換し、該電気信号から、撮影装置101のユーザが写った画像を生成する。画像データ取得部413は、撮影部411から出力された画像、撮影情報入力部412から出力された撮影情報、を後段の特徴量算出部414に対して送出する。
ステップS512では、特徴量算出部414は、画像データ取得部413から受けた画像中の顔領域を検出し、該検出した顔領域から特徴量を抽出する。ここで、特徴量としては、ユーザの顔の写っている画像から顔領域の範囲を検出し、検出範囲の中から目立つ特徴点を抽出して特徴点の相対位置を特徴量とする方法が考えられる。ただし、特徴量はこれに限定されるものではなく、顔画像の標準データからの差分を特徴量とする等といったいろいろな方法が考えられる。以下では、撮影装置101のユーザの画像から抽出した特徴量をユーザ特徴量と呼称する。そして特徴量算出部414は、画像データ取得部413から取得した撮影情報に加え、抽出したユーザ特徴量を、データ送信部415に対して送出する。
ステップS513では、データ送信部415は、特徴量算出部414から受けた撮影情報、ユーザ特徴量に加えて、撮影装置101の撮影装置識別情報を、アクセスポイント106を介してサーバ102に対して送信する。
次に、画像の共有を行う相手(共有対象)の特徴量をサーバ102に登録するために撮影装置101が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図6を用いて説明する。先ず、ユーザは上記のインターフェースを操作して、相手の画像を撮影する為のモードに設定し、撮影装置101のレンズを相手に向けて撮影指示を入力する。
ステップS610では、撮影部411はこの撮影指示を検知すると、上記ステップS510と同様にして撮影動作を行う。
ステップS611では、撮影部411は、上記撮影動作により取得した光を電気信号に変換し、該電気信号から、相手が写った画像を生成する。画像データ取得部413は、撮影部411から出力された画像、撮影情報入力部412から出力された撮影情報、を後段の特徴量算出部414に対して送出する。
ステップS612では、特徴量算出部414は、画像データ取得部413から受けた画像中の顔領域を検出し、該検出した顔領域から特徴量を抽出する。以下では、相手の画像から抽出した特徴量を相手特徴量と呼称する。そして特徴量算出部414は、画像データ取得部413から取得した撮影情報に加え、抽出した相手特徴量を、データ送信部415に対して送出する。
ステップS613では、データ送信部415は、特徴量算出部414から受けた撮影情報、相手特徴量に加えて、撮影装置101の撮影装置識別情報を、アクセスポイント106を介してサーバ102に対して送信する。
次に、サーバ102が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図7を用いて説明する。ステップS710では、データ受信部421は、撮影装置101が図5のフローチャートに従った処理を実行することで送信した撮影情報、ユーザ特徴量、撮影装置識別情報を受信し、受信したこれらを関連づけてデータベース103に登録する。
ステップS711では、データ受信部421は、撮影装置101が図6のフローチャートに従った処理を実行することで送信した撮影情報、相手特徴量、撮影装置識別情報を受信し、受信したこれらを関連づけてデータベース103に登録する。
ステップS712では、特徴量判定部422は、ステップS711で受信した相手特徴量と類似するユーザ特徴量をデータベース103から検索する。類似する特徴量を検索する技術については周知であり、例えば、特徴量空間におけるそれぞれの特徴量間の距離の逆数を類似度とし、該類似度が閾値以上(距離が閾値以下)であれば、それぞれの特徴量は類似していると判断しても良い。
ステップS712における検索で、相手特徴量に類似するユーザ特徴量が見つかった場合には、処理はステップS713に進み、見つからなかった場合には、処理はステップS711に戻り、待機状態となる。
ステップS713では、特徴量判定部422は、ステップS712における検索で見つけたユーザ特徴量と関連づけてデータベース103に登録されている撮影装置識別情報を取得し、該取得した撮影装置識別情報をデータ送受信部423に送出する。データ送受信部423は、特徴量判定部422から受けた撮影装置識別情報を用いて、該撮影装置識別情報に対応する撮影装置に対して、画像の共有を許可するか否かを該撮影装置のユーザに確認させるための確認情報を送信する。その際、撮影装置101からユーザの画像や該画像中に写っているユーザに関する情報を取得し、該取得したこれらの情報をこの確認情報に含めて送信しても良い。
この確認情報を受信した撮影装置は、画像共有を行うか否かを該撮影装置の操作者に選択させるための画面を不図示の表示画面に表示する。そして操作者が上記のインターフェースを用いて許可/不許可の何れかを選択して返信指示を入力すると、この撮影装置はこの選択結果を確認情報に対する応答(承認情報)としてサーバ102に対して返信する。
確認情報の送信後、データ送受信部423が一定時間内に承認情報を1つも受信していない場合には、処理はステップS714を介してステップS711に戻り、そこで待機状態となる。一方、データ送受信部423が一定時間内に承認情報を受信した場合には、処理はステップS714を介してステップS715に進む。
ステップS715では、データ送受信部423は、許可を示す承認情報を送信した撮影装置、撮影装置101、のそれぞれに対し、許可を示す承認情報を送信した撮影装置、撮影装置101、のそれぞれの撮影装置識別情報を含む共有情報を送信する。
次に、サーバ102が確認情報を送信後に撮影装置101が行う処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。ステップS810では、データ受信部416は、サーバ102から送信された確認情報を受信する。そしてステップS811では、データ送信部415は、ユーザにより入力された許可/不許可の何れかを示す承認情報をサーバ102に対して送信する。
ここで、複数の撮影装置識別情報が確認情報に含まれる場合、全ての撮影装置に対して一括して許可もしくは不許可を表す承認情報を送信してもよい。また、個別の撮影装置識別情報毎に指示することも可能であり、承認情報は個別の撮影装置識別情報の許可もしくは不許可の情報を含んだものであってもよい。
ステップS812では、データ受信部416は、サーバ102から送信された共有情報を受信する。この共有情報には、撮影装置101及び該撮影装置101と画像共有を行う撮影装置(許可撮影装置)の撮影装置識別情報が含まれている。然るに、ステップS813では、アクセス権管理部417は、この撮影装置識別情報を用いて、許可撮影装置に対して画像共有が可能となるように通信経路を開く。
ステップS814では、データ送信部415は、撮影装置101の撮影装置識別情報を含む共有開始情報を、共有情報に含まれているそれぞれの撮影装置識別情報に対応するそれぞれの許可撮影装置に対して送信する。
次に、撮影装置101から送信された共有開始情報を撮影装置104が受信した場合に、該撮影装置104が行う処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。なお、共有開始情報を撮影装置105が受信した場合には、撮影装置105が図9のフローチャートに従った処理を実行することになる。
ステップS910では、データ受信部416は、サーバ102から送信された共有情報を受信する。ステップS911では、データ受信部416は、撮影装置101から送信された共有開始情報を受信する。
ステップS912では、アクセス権管理部417は、受信した共有開始情報に含まれている撮影装置101の撮影装置識別情報と、受信した共有情報に含まれている撮影装置101の撮影装置識別情報とが一致した場合、撮影装置101に対して通信経路を開く。撮影装置101に対して通信経路を開く際には、撮影装置101の撮影装置識別情報を用いて行う。
ステップS913では、データ受信部416は、撮影装置101が保持する画像の取得を開始する。ここで画像の取得方法に関しては、代表的にはHTTPでの通信を行う方法が考えられる。取得先がHTTPサーバとして振る舞い、取得元がHTTPクライアントとして取得先であるHTTPサーバに接続する。その後、取得元が取得先のインデックス情報をHTTPで取得した後、インデックス情報に記述されている個別のファイルをHTTPで取得するといった方法で画像の取得が可能となる。また画像の取得方法はHTTPを利用した方法に限定されるものではなく、FTPやPTP等の他のプロトコルを使い画像データを取得する方法も考えられる。
以上のような処理により、画像を共有したい相手の画像を撮影するといったカメラで本来行う撮影行為を行うことで自然に画像の交換を可能にする。なお、本実施形態において画像は撮影装置同士が直接通信(例えばP2P通信)を行うことにより共有を行うようになっているが、画像を一度サーバにアップロードし、サーバが通信を仲介することでデータの共有を行うことも可能である。
また本実施形態では、利用者を表す利用者画像の典型的なものは利用者の顔画像であるが、全身画像や利用者に関連づいたアイコンなどの図画も利用者を表す画像として利用できる。また、共有を行う相手の利用者を表す画像は一つに限ったものではなく、例えば複数の共有対象の利用者の顔画像が写った一枚の画像を共有対象画像としてもよい。
なお、本実施形態で説明したシステムの構成は以下に説明する基本構成の一例に過ぎず、以下に説明する基本構成に帰着するような構成であれば、他の様々な構成を採用しても構わない。
基本構成としてのシステムは、複数台の撮影装置と、サーバ装置と、を有するシステムである。このシステムにおいて複数台の撮影装置のそれぞれは、撮影装置のユーザの画像特徴を第1の画像特徴としてサーバ装置に送信(第1の送信)するとともに、該ユーザ以外の他ユーザの画像特徴を第2の画像特徴としてサーバ装置に送信(第2の送信)する。
また、このシステムにおいてサーバ装置は、着目撮影装置から第1の画像特徴及び第2の画像特徴を受信すると、サーバ装置がこれまでに受信した第1の画像特徴のうち、該着目撮影装置から受信した第2の画像特徴と類似する第1の画像特徴を特定する。そして、着目撮影装置と、この特定した第1の画像特徴の送信元である撮影装置のうち1以上と、の間で画像の共有が可能となるように通信路を確立させる。
<変形例>
図4に示したサーバ102、撮影装置101を構成する各機能部のハードウェア構成例として、例えば、図2,3に示した構成が適用可能である。先ず、図2に示した、サーバ102に適用可能なハードウェア構成例について説明する。
制御部201は、記憶部205に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いてサーバ102全体の動作制御を行うと共に、サーバ102が行うものとして説明する各処理を実行する。
入力部202は、マウスやキーボードなどにより構成されており、本装置の操作者が操作することで、各種の指示を制御部201に対して入力することができる。出力部203は、データの出力を行うためのもので、例えば、制御部201による処理結果を画像や文字などでもって表示する表示画面により構成される。
通信制御部204は、図4のデータ受信部421、データ送受信部423として機能するものであり、ネットワーク107上の各機器とのデータ通信を行うためのものである。記憶部205は、ハードディスクドライブなどの大容量情報記憶装置である。記憶部205には、OS(オペレーティングシステム)や、サーバ102が行うものとして説明した各処理を制御部201に実行させるためのコンピュータプログラムやデータが保存されている。このコンピュータプログラムには、特徴量判定部422の機能を制御部201に実行させるためのコンピュータプログラムも含まれている。上記の各部はいずれも、システムバス206に接続されている。
次に、図3に示した、撮影装置101に適用可能なハードウェア構成例について説明する。制御部301は、記憶部304に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて撮影装置101全体の動作制御を行うと共に、撮影装置101が行うものとして説明する各処理を実行する。また、制御部201は、上記の撮影日時を計時するタイマも有している。
入力部302は、上記のインターフェースとして機能するものであり、タッチパネルやボタンやダイアルなどのインターフェースを含み、本装置の操作者が操作することで、各種の指示を制御部301に対して入力することができる。出力部303は、LCD308に対するインターフェースである。
記憶部304は、本装置のOS(オペレーティングシステム)や、本装置で撮影した画像、様々な設定データなどを記憶するためのものである。また、記憶部304には、撮影装置101が行うものとして説明する各処理を制御部301に実行させるためのコンピュータプログラムやデータが格納されている。このコンピュータプログラムには、撮影情報入力部412、画像データ取得部413、特徴量算出部414、アクセス権管理部417の各機能を制御部301に実行させるためのコンピュータプログラムも含まれている。また、このデータには、撮影装置101の撮影装置識別情報も含まれている。なお、フラッシュメモリを本装置に挿入することができるようにしてもよく、その場合、撮影した画像などをこのフラッシュメモリに記録するようにしても構わない。
イメージセンサ305は、上記の撮影部411を構成するものであり、周知の通り、レンズを介して入光した光を電気信号に変換し、更にこの電気信号を画像に変換する。変換した画像は撮影画像として記憶部304に記録される。
通信制御部306は、上記のデータ送信部415、データ受信部416として機能するものであり、アクセスポイント106を介して他の撮影装置やサーバ102とデータ通信を行う。
GPS307は、周知の通り、自身の位置を計測するためのもので、計測した位置は記憶部304に記録される。例えば、画像を撮影したときの位置を撮影位置として計測することができ、この撮影位置は撮影情報に含められる。なお、撮影位置の計測はGPSを利用したものに限らず、例えば、WiFiのアクセスポイントを利用するような他の位置情報サービスを利用することも可能である。
LCD308は、制御部301による処理結果を画像や文字などでもって表示する表示画面であり、例えば、モード選択画面や撮影画像を表示するための画面、各種の設定画面などを表示することができる。上記の各部はいずれもシステムバス309に接続されている。
[第2の実施形態]
本実施形態では、サーバ102が図7のフローチャートに従った処理を行う代わりに、図10のフローチャートに従った処理を実行する点が第1の実施形態と異なる。また、それに併せて撮影装置101側で行う処理も第1の実施形態と若干異なる。以下では、第1の実施形態との差分のみについて説明し、以下で特に触れない限りは、第1の実施形態と同様であるものとする。
本実施形態では、複数の撮影装置で撮影した全ての画像を複数の撮影装置で共有するケースを例にとり説明する。本実施形態では、利用者が互いに承認をとることで望まない利用者と画像を共有してしまうといったセキュリティ的リスクを下げる。さらに撮影日時と撮影位置とを利用して一致の判定を行う特徴量を絞り込むことで判定処理の処理負荷を減らし、且つ判定処理の精度をあげるためのものである。以下にその手順を述べる。
本実施形態では、撮影装置101側では、撮影情報には第1の実施形態で説明したものに加え、更に撮影位置、撮影日時をも含める。撮影位置は上記の通りGPS等を用いて取得可能であり、撮影日時はタイマを用いて取得可能である。
先ず、図10のフローチャートに従った処理を開始する段階ではすでに、ステップS710の処理は完了しているものとする。即ち、サーバ102はすでに、それぞれの撮影装置から、該撮影装置のユーザのユーザ特徴量、撮影情報、撮影装置識別情報、を受信しているものとする。
ステップS1010では、データ受信部421は、それぞれの撮影装置から送信された、撮影情報、相手特徴量、撮影装置識別情報、を受信し、受信したこれらを関連づけてデータベース103に登録する。なお、ステップS1010で受信した撮影情報中の撮影位置、撮影日時を以下ではそれぞれ、基準撮影位置、基準撮影日時と呼称する。
ステップS1011では、特徴量判定部422は、基準撮影日時との差異が閾値以内且つ基準撮影位置との差異が閾値以内となる撮影日時及び撮影位置と関連づけられている相手特徴量をデータベース103から検索する。この検索の結果、見つけた場合には、処理はステップS1012に進み、見つからなかった場合には、処理はステップS1010に戻って待機する。
ステップS1012では特徴量判定部422は、次のような処理を実行する。ステップS1011で見つけた相手特徴量と関連する撮影装置識別情報のうち、ステップS710で受信したユーザ特徴量に類似する相手特徴量及びステップS1010で受信した相手特徴量と類似するユーザ特徴量と関連する撮影装置識別情報を特定する。
ここで、ステップS1012における処理について、具体例を挙げて詳しく説明する。ステップS1010で受信した相手特徴量Aと撮影日時及び撮影位置が近いとステップS1011で判断された相手特徴量を相手特徴量Bとする。また、相手特徴量Aと関連づけられている撮影装置識別情報を撮影装置識別情報aとし、撮影装置識別情報aと関連づけられているユーザ特徴量をユーザ特徴量Aとする。また、相手特徴量Bと関連づけられている撮影装置識別情報を撮影装置識別情報bとし、撮影装置識別情報bと関連づけられているユーザ特徴量をユーザ特徴量Bとする。
このとき、特徴量がシステムであらかじめ決められた閾値内で近いことを特徴量の一致とすると、相手特徴量Aとユーザ特徴量Bが一致し、且つ相手特徴量Bとユーザ特徴量Aが一致する場合を、互いの相手特徴量とユーザ特徴量が一致するとして判定する。
ステップS1012において撮影装置識別情報を特定することができた場合、処理はステップS1013に進み、特定することができなかった場合には、処理はステップS1010に戻って待機する。
ステップS1013では、データ送受信部423は、ステップS1012で特定した撮影装置識別情報に対応するそれぞれの撮影装置に対して上記の確認情報を送信する。確認情報の送信後、データ送受信部423が一定時間内に承認情報を受信していない場合や、1つでも不許可を示す承認情報を受信した場合には、処理はステップS1014を介してステップS1010に戻り、そこで待機状態となる。一方、データ送受信部423が一定時間内に全ての承認情報を受信し且つ全ての承認情報が許可を示す場合には、処理はステップS1014を介してステップS1015に進む。
ステップS1015では、データ送受信部423は、確認情報を送信した全ての撮影装置に対して共有情報を送信する。
以上のような処理により、利用者が互いに承認をとることで望んでいない利用者との画像データの共有が行われてしまうといったセキュリティ的なリスクを下げる。また、撮影日時と撮影位置を利用し、一致の判定を行う特徴量を絞り込むことで判定処理の処理負荷を減らし、かつ判定処理の精度をあげることができる。
なお、本実施形態では、撮影日時及び撮影位置を撮影条件の一例として用いたが、露光条件や撮影地域など、他の条件を撮影条件として用いても構わない。また、撮影日時として、年、月、日、時、分、秒、のどのレベルまでを使用するのかについても適宜決めればよい。
なお、本実施形態で説明したシステムの構成は以下に説明する基本構成の一例に過ぎず、以下に説明する基本構成に帰着するような構成であれば、他の様々な構成を採用しても構わない。
基本構成としてのシステムは、複数台の撮影装置と、サーバ装置と、を有するシステムである。このシステムにおいて複数台の撮影装置のそれぞれは、撮影装置のユーザの画像から抽出した第1の画像特徴をサーバ装置に送信するとともに、該ユーザ以外の他ユーザの画像の撮影条件と、該画像から抽出した第2の画像特徴と、をサーバ装置に送信する。
また、このシステムにおいてサーバ装置は、着目撮影装置から受信した撮影条件と類似する撮影条件で撮影された画像から抽出された第2の画像特徴を、サーバ装置がこれまでに受信した第2の画像特徴から特定する。ここで、該特定した第2の画像特徴の送信元から送信された第1の画像特徴及び第2の画像特徴のそれぞれが、着目撮影装置から受信した第2の画像特徴及び第1の画像特徴と類似しているとする。この場合、着目撮影装置と送信元との間で画像の共有が可能となるように通信路を確立させる。
[第3の実施形態]
本実施形態は、複数の利用者がグループ旅行等で旅行に一緒に行く際等に利用者グループを形成し、利用者グループ内の全ての利用者同士で個別に承認作業を行わなくても画像を共有できるようにするためのものである。以下にその手順を述べる。図11は本実施形態において撮影装置同士の共有状況の一例を模式的に表したものである。
ここで第2の実施形態として図7で示したように、複数の利用者がお互いを共有対象として撮影した場合を直接共有の関係とする。図11の例で表される撮影装置同士の関係は、撮影装置A1111はどの撮影装置とも共有の関係になく、撮影装置B1112は撮影装置C1113および撮影装置D1114と共有の関係にある。また撮影装置E1115は撮影装置F1116と直接共有の関係にある。この例では撮影装置C1113と撮影装置D1114には直接共有の関係が無いが、共有の関係を結ぶ際に以下に説明する手順を行うことで撮影装置C1113と撮影装置D1114のような直接共有の関係に無い撮影装置の間でも共有を行うことが可能になる。
本実施形態では図12に示す如く、ステップS714にてYESの場合に、サーバ102は、ステップS1201〜S1204の処理を行う。図7で示したように、複数の利用者がお互いを撮影した場合、サーバ102は許可された承認情報を受信すると、処理はステップS714を介してステップS1201に進み、データ送受信部423は、許可された共有関係をデータベース103に保存する。
データベース103にはすべての共有関係が保存されている。然るに、ステップS1201で共有関係を保存した撮影装置に直接および間接的に接続されている撮影装置すべてを取得することで、データ送受信部423は、共有関係が変化した撮影装置を全て取得することができる(ステップS1202)。
ステップS1202で取得した各撮影装置に対し、データ送受信部423は、各撮影装置が共有を許可されている撮影装置のリストを撮影装置毎に取得する(ステップS1203)。そしてデータ送受信部423は、取得したリストを各撮影装置に共有情報として送信する(ステップS1204)。
図12のフローチャートを用いて上述した処理を、図11に示した共有関係において撮影装置A1111と撮影装置B1112とが共有関係を結ぶ際を例にして、以下に説明を行う。
ステップS704でサーバ102は、撮影装置A1111と撮影装置B1112から承認情報を受け取る。受け取った承認情報がお互いにアクセスを許可するものであれば、ステップS1201において撮影装置A1111および撮影装置B1112の間に共有関係があることをデータベース103に保存する。この際の保存の方法としては撮影装置A1111と撮影装置B1112の関連をリレーショナルデータベースのリレーションデータとして表現してもいい。また他にもグラフデータベースを用いて各撮影装置をグラフデータ構造のノード、撮影装置間の関係をグラフデータ構造のエッジとして表現するなど、いろいろな方法が考えられる。
次に、ステップS1202で共有情報が変化した撮影装置を取得するために、撮影装置A1111および撮影装置B1112に直接的に関連のある撮影装置および間接的に関連のある撮影装置を取得する。本実施形態の場合、撮影装置A1111に関連する撮影装置としては、撮影装置A1111は単独で存在し且つ共有が許された撮影装置が無いので共有情報が変化した撮影装置は撮影装置A1111だけということになる。また、撮影装置B1112に関連する撮影装置としては、撮影装置C1113と撮影装置D1114がそれぞれ共有を許された撮影装置であるので、撮影装置B1112、撮影装置C1113、撮影装置D1114が共有情報が変化した撮影装置ということとなる。これらの結果をあわせることで、撮影装置A1111、撮影装置B1112、撮影装置C1113、および撮影装置D1114が共有情報が変化した撮影装置として取得することが可能である。
図13は、撮影装置A1111と撮影装置B1112が直接共有の関係となった際の共有状況を示した模式図である。ステップS1202で取得した共有情報に変化のあった各撮影装置が共有を許可されている各撮影装置のリストをステップS1203で取得する。撮影装置A1111は撮影装置B1112、撮影装置C1113、撮影装置D1114と共有可能であり、撮影装置B1112は撮影装置A1111、撮影装置C1113、撮影装置D1114と共有可能である。さらに、撮影装置C1113は撮影装置A1111、撮影装置B1112、撮影装置D1114と共有可能である。またさらに撮影装置D1114は撮影装置A1111、撮影装置B1112、撮影装置C1113と共有可能である。
それぞれの共有可能な撮影装置のリストを取得し、取得された撮影装置のリストを共有情報としてステップS1015に示した通り各撮影装置に送信する。このような処理を行うことで、撮影装置A1111,撮影装置B1112,撮影装置C1113,撮影装置D1114はグループ1301としてお互いの撮影装置同士で画像の共有が可能となる。また、撮影装置E1115と撮影装置F1116は直接共有の関係にあるが、グループ1301の撮影装置とはどれも共有の関係にないため、グループ1301とは別のグループであるグループ1302を形成する。
以上のような処理により、利用者グループ全ての利用者同士で画像データの共有を行いたい場合においても、個別にすべての撮影装置同士で共有を許可する作業を行う必要がない。よって、利用者グループ数が多いような場合においても利便性を損なうことなく画像データの共有を可能にすることができるようになる。
このように、各実施形態によれば、画像を撮影するといったカメラ本来の目的であるコンテンツを作成する作業の中で、自然に画像を交換する環境を整えることが可能となる。さらには共有する画像を送信する側が共有をしたい撮影者の画像を撮影することにより送信する側が共有の可否を制御できるため、望まない画像共有を防ぎプライバシーやセキュリティの問題を軽減することが可能となる。
さらに、共有を行い複数の利用者同士がお互いの画像の撮影を行い、互いにアクセス権の許可を与えあうことにより、セキュリティがより高まる。さらにまた、アクセス権を与えあう利用者同士の撮影した画像の特徴量を評価する際に、撮影時間や撮影位置で評価するデータを絞り込むことにより、処理負荷の軽減および処理の精度の向上が図ることができる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。