JP2014238794A - サーバ、撮像装置、サーバの制御プログラム、撮像装置の制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】個人情報登録者の意図しないところで第3者に情報が漏洩することがあった。【解決手段】対象人物が被写体として写る登録用画像データ、対象人物に関する個人情報、および対象人物が自らの動作を条件として定める特定動作条件を互いに関連付けて記憶する記憶部と、外部機器から検索用画像データを受信する受信部と、検索用画像データに被写体として写る人物が、登録用画像データに被写体として写る対象人物と同一人物であるか否かを判別する人物判別部と、判別部が同一人物であると判別した場合に、検索用画像データに含まれる動作情報が特定動作条件を満たすか否かを判別する条件判別部と、条件判別部が特定動作条件を満たすと判別した場合に、個人情報を外部機器へ送信する送信部とを備えるサーバ。【選択図】図2
Description
本発明は、サーバ、撮像装置、サーバの制御プログラム、撮像装置の制御プログラムに関する。
特定のデータベースに登録された特定の人物の個人情報を、ユーザがネットワークにアクセスして受け取る方法が知られている(特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2001−249938号公報
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2001−249938号公報
個人情報の登録者の意図しないところで第3者に情報が漏洩することがあった。
本発明の第1の態様におけるサーバは、対象人物が被写体として写る登録用画像データ、対象人物に関する個人情報、および対象人物が自らの動作を条件として定める特定動作条件を互いに関連付けて記憶する記憶部と、外部機器から検索用画像データを受信する受信部と、検索用画像データに被写体として写る人物が、登録用画像データに被写体として写る対象人物と同一人物であるか否かを判別する人物判別部と、判別部が同一人物であると判別した場合に、検索用画像データに含まれる動作情報が特定動作条件を満たすか否かを判別する条件判別部と、条件判別部が特定動作条件を満たすと判別した場合に、個人情報を外部機器へ送信する送信部とを備える。
本発明の第2の態様における撮像装置は、被写体である人物の予め定められた動作を検出する検出部と、被写体を撮像する撮像部と、動作が検出されてから予め定められた期間内に撮像部が撮像した画像と、動作が検出された旨の動作情報とを関連付けて画像データを生成する画像データ生成部とを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、個人情報公開システム10全体の概略図である。個人情報公開システム10は、少なくともサーバ100と、外部端末200と、外部機器としてのカメラ300と、インターネット400とを含む。サーバ100、外部端末200、およびカメラ300は、インターネット400を介して通信可能に接続されている。なお、個人情報公開システム10は、外部端末200に限らず、図示しないその他の外部端末も含み得る。また、カメラ300に限らず、図示しないその他のカメラも含み得る。詳しくは後述するが、個人情報公開システム10は、サーバ100に管理されているユーザの個人情報を、当該ユーザの意思を反映させた上で第3者に公開するためのシステムである。本実施形態においては、外部端末200のユーザの個人情報を、第3者であるカメラ300のユーザに公開する場合について説明する。
外部端末200は、例えばノートパソコンである。外部端末200のユーザである対象人物500は、サーバ100に個人情報等を登録することができる。具体的には、外部端末200は、対象人物500が被写体として写る登録用画像データと、対象人物500に関する個人情報と、対象人物500が自らの動作を条件として定める特定動作条件とをサーバ100に送信する。これにより、対象人物500の個人情報等のサーバ100への登録を行う。詳しくは後述するが、特定動作条件により、対象人物500は、自身の個人情報の公開にあたってカメラ300のユーザである撮影者600に個人情報を公開するか否かの判断に自らの意思を反映させることができる。
なお、個人情報とは、例えば、名前、性別、年齢、勤務先、趣味、コメント等である。ただし、上記に限定されるものでなく、対象人物500が、第三者に公開したいと考える情報全てを含む概念である。例えば、自分のプライベート画像、URL等を一般に公開していないサイトの情報であっても良い。
カメラ300は、例えばデジタルコンパクトカメラである。カメラ300のユーザである撮影者600は、サーバ100から対象人物500の個人情報を取得したい場合には、カメラ300で対象人物500を撮影する。カメラ300は、撮影者600の撮影操作を受け付けると、対象人物500を被写体として撮像し、画像データを生成する。そして、生成した画像データを検索用画像データとしてサーバ100に送信する。これにより、サーバ100に対して対象人物500に関する個人情報の送信を要求する。なお、画像データは、静止画データであっても動画データであっても良い。
対象人物500に関する個人情報の送信要求が後述する条件を満たすことにより、カメラ300がサーバ100から個人情報を受信すると、撮影者600は、カメラ300の例えば液晶背面ディスプレイで対象人物500の個人情報を閲覧することができる。カメラ300は、対象人物500の個人情報を、対象人物500が被写体として写る画像と関連付けてメモリに保存したり、インターネット400を介して特定のサーバに保存したりしてもよい。
サーバ100は、外部端末200から送信されたデータを管理する、例えば特定企業のサーバである。具体的には、サーバ100は、外部端末200のユーザである対象人物500が被写体として写る登録用画像データを対象人物500の個人情報等に関連付けて管理する。なお、サーバ100は、当該サーバ100を利用するユーザ毎に登録用画像データと個人情報等とを関連付けて管理する。
サーバ100は、カメラ300から送信された検索用画像データを受信する。そして、受信した検索用画像データと、管理している複数の登録用画像データとを順次マッチングし、検索用画像データに被写体として写る対象人物500が登録用画像データに写る登録者に該当するかを判別する。判別の結果、対象人物500に該当する登録者を特定すると、検索用画像データに含まれる対象人物500の動作情報が、当該登録者の登録用画像データに関連付けられた特定動作条件を全て満たすかを判断する。そして、全て満たす場合に、登録用画像データに関連付けられた対象人物500の個人情報をカメラ300に送信する。
以上のように、サーバ100は、外部から個人情報の送信要求を受けた場合に、対象人物500の動作情報が、対象人物500が予め設定した特定動作条件を全て満たした場合にのみ当該個人情報を送信する。詳しくは後述するが、対象人物500は、撮影者600による撮影時に、特定動作条件を考慮してポージング等することにより、個人情報の公開の可否について、動作情報に意思を反映させることができる。したがって、対象人物500は、自身の意思表示によって特定の人物だけに安全に個人情報を公開することができ、自身が意図しないところで第3者に個人情報が公開されることを抑制することができる。
なお、外部端末200は、上述した個人情報等に関連付けて後述する特定撮影条件をサーバ100に登録してもよい。この場合には、カメラ300は、検索用画像データに関連付けてカメラ300の撮影情報をサーバ100に送信する。サーバ100は、検索用画像データに関連付けられた対象人物500の動作情報が特定動作条件を満たすか否かを判断するだけでなく、当該撮影情報が特定撮影条件を満たすか否かも判断する。そして、特定動作条件と特定撮影条件のそれぞれを全て満たす場合に個人情報を公開する。これにより、特定動作条件と特定撮影条件とで二重にセキュリティをかけることができるので、セキュリティレベルを高めることができる。以降においては、特定動作条件および特定撮影条件のそれぞれを全て満たすことを、対象人物500の個人情報取得に必要な条件とする構成について説明する。
図2は、サーバ100のブロック図である。サーバ100は、受信部111と、サーバ制御部115と、送信部116と、格納部117と、時計部118とを備える。
受信部111は、登録用画像データ、個人情報、特定動作条件、および特定撮影条件を外部端末200から受信する。また、受信部111は、検索用画像データおよび撮影情報をカメラ300から受信する。
サーバ制御部115は、登録部112と、人物判別部113と、条件判別部114とを含む。登録部112は、登録用画像データ、個人情報、特定動作条件、および特定撮影条件を受信部111から取得し、互いに関連付けて格納部117に登録する。
人物判別部113は、検索用画像データを受信部111から取得するとともに、格納部117に登録されている登録用画像データを順次取得する。そして、検索用画像データに被写体として写る人物が、登録用画像データに被写体として写る人物と同一人物であるか否かを判別する。検索用画像データに被写体として写る人物と同一人物を写す登録用画像データが存在すれば、当該登録用画像データを条件判別部114に送信する。なお、検索用画像データに被写体として写る人物と同一人物を写す登録用画像データが存在しなければ、その旨のメッセージを、送信部116を介してカメラ300に送信してもよい。
条件判別部114は、検索用画像データおよび当該検索用画像データに被写体として写る人物と同一人物を写す登録用画像データを人物判別部113から取得する。条件判別部114は、取得した登録用画像データに関連付けられた特定動作条件および特定撮影条件を格納部117から取得する。条件判別部114は、時計部118から日時情報を取得する。条件判別部114は、検索用画像データの画像を動作情報として解析し、当該動作情報が特定動作条件を満たすか否かを判別する。また、条件判別部114は、検索用画像データに関連付けられた撮影情報が特定撮影条件を満たすか否かを判別する。詳しくは後述するが、特定動作条件は、対象人物500が被写体として写る場合に画像として現れる動作に関する条件である。例えば、特定動作条件が「対象人物500が笑顔であること」である場合に、検索用画像データに対象人物500が被写体として笑顔で写っていれば、特定動作条件を満たすことになる。また、例えば、特定撮影条件が「カメラ300が指定された範囲に位置すること」である場合に、検索用画像データが指定された範囲内で撮影されたものであれば、特定撮影条件を満たすことになる。条件判別部114は、上述の両方の条件を満たす場合のみ、登録用画像データに関連付けられた個人情報を格納部117から取得し、送信部116に送信する。送信部116は、個人情報をカメラ300に送信する。なお、両方の条件を満たさなければ、その旨のメッセージを、送信部116を介してカメラ300に送信してもよい。
図3は、外部端末200における対象人物500の情報入力を説明する図である。図3(a)は、外部端末200のディスプレイ201に表示された初期メニューを示す図である。図3(a)において、初期メニューには、汎用パーソナルコンピュータである外部端末200に実装された、アプリケーションソフトウェアであるPC入力ツールで実行できる項目が列挙される。具体的には、初期メニューの項目として「個人情報入力」、「特定動作条件設定」、「特定撮影条件設定」が列挙されている。対象人物500は、これらの項目のいずれかを選択することができる。図示の例では、対象人物500が「特定動作条件設定」を指定枠210により選択した状態が表示される。
なお、「個人情報入力」を指定枠210により選択した場合、複数の個人情報項目と入力フィールドが列挙された個人情報入力画面が表示される。個人情報項目は、例えば、名前、性別、年齢、勤務先、趣味、コメント等である。対象人物500は、第三者に公開したい自己の個人情報として、各項目の入力フィールドに情報を入力する。対象人物500が「特定撮影条件」を指定枠210により選択した場合については後述する。
図3(b)は、初期メニューで選択した「特定動作条件設定」を実行した場合の、ディスプレイ201に表示された特定動作条件設定メニューを示す図である。図3(b)において、ディスプレイ201の上部に表示された「特定動作条件を設定してください」との第1メッセージ211を見た対象人物500は、列挙して表示された複数の特定動作条件項目の右に位置するON/OFF切替ボタン212を各々選択する。具体的には、特定動作条件設定メニューの特定動作条件項目として、「正面向き」、「特定表情」、「特定姿勢」、「特定動作」、および「特定音声」が列挙されている。対象人物500は、ON/OFF切替ボタン212を選択し、プルダウンメニューでONまたはOFFを選択する。1つの特定動作条件項目のON/OFF切替ボタン212において、対象人物500がONを選択すると、ディスプレイ201に詳細設定画面が表示される。
図3(c)は、特定動作条件設定メニューで選択した「特定表情」の「ON」を実行した場合の、ディスプレイ201に表示された特定表情メニューを示す図である。図3(c)において、ディスプレイ201の上部に表示された「特定表情を設定してください」との第2メッセージ213を見た対象人物500は、列挙して表示された複数の特定表情項目の左に位置する選択ボタン214のうち、1つの選択ボタン214を選択する。図示の例では、対象人物500が「笑顔」を選択ボタン214により選択した状態が表示される。対象人物500は、1つの選択ボタン214を選択し、特定表情の選択を終えることで、特定動作条件の1つに「対象人物500が笑顔であること」を設定することができる。
なお、「正面向き」のON/OFF切替ボタン212において、対象人物500がONを選択した場合、「正面を向いている時間」の入力フィールドを有する入力画面が表示される。対象人物500は、入力フィールドに時間を入力し、「正面向き」の入力を終えることで、特定動作条件の1つに「対象人物500が一定時間カメラ300に対して正面を向いていること」を設定することができる。なお、「正面を向いている時間」を入力することは、画像が動画である場合の設定である。画像が静止画である場合には、例えば特徴点抽出による「正面向き」の検出を行うので、サーバ制御部115は、入力された「正面を向いている時間」を参照しなくとも良い。
「特定姿勢」のON/OFF切替ボタン212において、対象人物500がONを選択した場合、複数の特定姿勢項目と選択ボタンが列挙された特定姿勢メニューを示す図が表示される。対象人物500は、複数の特定姿勢項目の選択ボタンのうち少なくとも1つを選択し、「特定姿勢」の入力を終えることで、特定動作条件の1つに「対象人物500が特定のポーズをとっていること」を設定することができる。特定姿勢項目は、例えば顔の横でピースをしていること、顔の横で右腕を挙げていることである。
「特定動作」のON/OFF切替ボタン212において、対象人物500がONを選択した場合、複数の特定動作項目と選択ボタンが列挙された特定動作メニューを示す図が表示される。対象人物500は、複数の特定動作項目の選択ボタンのうち少なくとも1つを選択し、「特定動作」の入力を終えることで、特定動作条件の1つに「対象人物500が特定のジェスチャーをしていること」を設定することができる。特定動作項目は、例えば人差し指を顔の横で旋回させること、頭を左右に振ることである。
「特定音声」のON/OFF切替ボタン212において、対象人物500がONを選択した場合、複数の特定音声項目と選択ボタンが列挙された特定音声メニューを示す図が表示される。対象人物500は、複数の特定音声項目の選択ボタンのうち少なくとも1つを選択し、「特定音声」の入力を終えることで、特定動作条件の1つに「対象人物500が特定の音声を発していること」を設定することができる。特定音声項目は、例えば「オッケー」と言葉で発すること、手を2回叩くことである。
次に、特定撮影条件の設定について説明する。図4は、外部端末200における対象人物500の情報入力を説明する図である。
図4(a)は、上記の初期メニューで選択した「特定撮影条件設定」を実行した場合の、ディスプレイ201に表示された特定撮影条件設定メニューを示す図である。図4(a)において、ディスプレイ201の上部に表示された「特定撮影条件を設定してください」との第1メッセージ221を見た対象人物500は、列挙して表示された複数の特定撮影条件項目の右に位置するON/OFF切替ボタン222を各々選択する。具体的には、特定撮影条件設定メニューの特定撮影条件項目として、「日時指定」、「焦点距離」、および「位置指定」が列挙されている。対象人物500は、ON/OFF切替ボタン222を選択し、プルダウンメニューでONまたはOFFを選択する。1つの特定動作条件項目のON/OFF切替ボタン222において、対象人物500がONを選択すると、ディスプレイ201に詳細設定画面が表示される。
図4(b)は、特定撮影条件設定メニューで選択した「位置指定」の「ON」を実行した場合の、ディスプレイ201に表示された位置指定メニューを示す図である。図4(b)において、ディスプレイ201の上部に表示された「位置を指定してください」との第2メッセージ223を見た対象人物500は、位置指定項目として列挙して表示された緯度、経度、および範囲のそれぞれの項目について、各項目の右に位置する入力フィールド224に情報を入力する。図示の例では、対象人物500が、緯度の入力フィールド224に北緯35.601518°を入力し、範囲の入力フィールド224に半径15mを入力した状態が表示される。対象人物500は、各入力フィールド224の全てに情報を入力し終えることで、特定撮影条件の1つに「カメラ300が指定された範囲に位置すること」を設定することができる。
なお、「日時指定」のON/OFF切替ボタン222において、対象人物500がONを選択した場合、特定の日付、時間帯の入力フィールドを有する入力画面が表示される。対象人物500は、入力フィールドに日時、時間帯を入力し、「日時指定」の入力を終えることで、特定撮影条件の1つに「サーバ100がカメラ300から検索用画像データを受信した日時が特定の日時であること」を設定することができる。
「焦点距離」のON/OFF切替ボタン222において、対象人物500がONを選択した場合、焦点距離の入力フィールドを有する入力画面が表示される。対象人物500は、入力フィールドに焦点距離を入力し、「焦点距離」の入力を終えることで、特定撮影条件の1つに「カメラ300による撮影画像の焦点距離が一定の範囲内であること」を設定することができる。
図5は、個人情報公開システム10の具体的な使用状況を説明する図である。使用状況の一例としてアイドルの写真撮影会などが考えられる。その際、例えば対象人物500はアイドル本人であり、撮影者600、撮影者601はアイドルのファンクラブ加入者であり、撮影者602は写真撮影会に偶然通りがかった人である。図5(a)は、対象人物500が設定した特定動作条件および特定撮影条件を示す。図5(b)は、対象人物500、撮影者600、撮影者601、撮影者602の位置関係を示す図である。図5の例では、検索用画像データを静止画データとして説明する。
図5(a)に示すように、特定動作条件として、「正面向き」、「特定表情」、および「特定姿勢」が設定されている。具体的には、「正面向き」として「ON」、「特定表情」として「笑顔」、「特定姿勢」として「右腕挙手」が設定されている。また、特定撮影条件として、「日時指定」、「焦点距離」、「位置指定」が設定されている。具体的には、「日時指定」として「2013.6.30 3pm−5pm」が設定されている。また、「焦点距離」として「〜50mm」、「位置指定」として「北緯35.601518°、東経139.724065°、半径15m」が設定されている。
図5(b)に示すように、対象人物500は、笑顔で右腕を挙手したポーズをとっている。対象人物500の周囲には、対象人物500を撮影する撮影者600に加えて、撮影者601、撮影者602が存在する。撮影者600、601、602は、互いに離れて位置している。撮影者600は、カメラ300を使用して対象人物500を真正面から撮影する。カメラ300の焦点距離は「45mm」で、撮影日時は「2013.6.30 3:30pm」である。撮影者601は、カメラ301を使用して対象人物500を左側面から撮影する。カメラ301の焦点距離は「45mm」で、撮影日時は「2013.6.30 3:30pm」である。撮影者602は、カメラ302を使用して対象人物500をほぼ正面から撮影する。カメラ300の焦点距離は「70mm」で、撮影日時は「2013.6.30 3:30pm」である。なお、カメラ300、301、302のユーザは、撮影後すぐに検索用画像データをサーバ100に送信する場合を想定する。したがって、撮影日時である「2013.6.30 3:30pm」が、サーバ100が検索用画像データを受信した日時である。
位置510は、「位置指定」の緯度および経度により示される位置である。半径511は、「位置指定」の半径により示される指定半径である。対象人物500は、「位置指定」を設定することにより、設定位置510を中心とする半径511の円を指定範囲512として設定する。撮影者600と撮影者601は指定範囲512内に位置しているのに対し、撮影者602は指定範囲512外に位置している。
カメラ300、カメラ301、およびカメラ302はそれぞれ、対象人物500が被写体として写る画像の画像データを、検索用画像データとしてサーバ100に送信する。また、カメラ300、カメラ301、およびカメラ302はそれぞれ、焦点距離を含む撮影情報も、検索用画像データに関連付けて送信する。
サーバ100は、カメラ300、カメラ301、およびカメラ302のそれぞれから検索用画像データおよび撮影情報を受信すると、受信した検索用画像データおよび撮影情報毎にマッチング等の処理を行う。そして、マッチング等の処理結果に応じて対象人物500の個人情報を送信する。
図6は、個人情報公開システム10のフロー図である。図5に示した使用状況を例に挙げて説明する。図6の例では、カメラ300のフローを代表して図示しているが、カメラ301、302のフローも同一である。
対象人物500は、外部端末200に、自身の個人情報、登録用画像データ、特定動作条件、および特定撮影条件を含む登録情報を入力する(ステップS101)。外部端末200は、サーバ100に当該登録情報を送信する(ステップS102)。
サーバ100の受信部111は、外部端末200から登録情報を受信する(ステップS103)。そして、サーバ100の登録部112は当該登録情報を格納部117に登録する(ステップS104)。
カメラ300は、特定の人物を撮像する(ステップS105)。上述したように、特定の人物として対象人物500を撮像する。カメラ300は、対象人物500が被写体として写る画像の画像データを生成し(ステップS106)、生成した画像データを検索用画像データとしてサーバ100に送信する(ステップS107)。
サーバ100の受信部111は、カメラ300から検索用画像データを受信する(ステップS108)。サーバ100の人物判別部113は、格納部117から登録用画像データを取得し、受信した検索用画像データに写る対象人物500と、登録用画像データに被写体として写る特定の人物とを順次マッチングして対象人物500を判別する(ステップS109)。具体的には、検索用画像データの画像および登録用画像データの画像のそれぞれから特徴点を抽出する。そして、抽出したそれぞれの特徴点が予め定められた割合以上一致するかを判定する。マッチングの結果、対象人物500と同一人物であると判定された人物が写る登録用画像データが存在するか否かを判定する(ステップS110)。登録用画像データが存在しなければ(ステップS110:No)、エラーメッセージをカメラ300に送信し(ステップS114)、一連の処理を終了する。
一方、登録用データが存在すれば(ステップS110:Yes)、ステップS111に移行する。図5の例では、対象人物500の登録用画像データは登録済みであるので、ステップS111に移行する。続いて、サーバ100の条件判別部114は、特定条件の判別を行う(ステップS111)。具体的には、検索用画像データの動作情報および撮影情報のそれぞれが、特定動作条件および特定撮影条件のそれぞれ全てを満たすか否かを判別する(ステップS112)。全て満たすと判別した場合には(ステップS112:Yes)、登録用画像データに関連付けられた個人情報をカメラ300に送信し(ステップS113)、一連の処理を終了する。サーバ100は、一つでも条件を満たさないと判別した場合には(ステップS112:No)、エラーメッセージをカメラ300に送信し(ステップS114)、一連の処理を終了する。
カメラ300は、対象人物500を真正面から撮影したので、動作情報として「正面向き」を満たす。カメラ300は、笑顔で右腕を挙げたポーズの対象人物500を撮影したので、動作条件として「特定表情」の「笑顔」、および「特定姿勢」の「右腕挙手」を満たす。カメラ300は、「2013.6.30 3:30pm」に撮影後、すぐに検索用データをサーバ100に送信したので、撮影情報として「日時指定」の「2013.6.30 3pm−5pm」を満たす。カメラ300は、焦点距離「45mm」で撮影したので、撮影情報として「焦点距離」の「〜50mm」を満たす。カメラ300は、指定範囲512内で撮影したので、撮影情報として「位置指定」の「北緯35.601518°、東経139.724065°、半径15m」を満たす。以上のように、カメラ300から送信された検索用画像データの動作情報および撮影情報のそれぞれが、特定動作条件および特定撮影条件のそれぞれ全てを満たすので、サーバ100は対象人物500の個人情報をカメラ300に送信する。カメラ300は、対象人物500の個人情報をサーバ100から受信し(ステップS115)、処理を終了する。
一方、カメラ301は、対象人物500を左側面から撮影したので、動作情報として「正面向き」を満たさない。カメラ301は、笑顔で右腕を挙げたポーズの対象人物500を撮影したので、動作条件として「特定表情」の「笑顔」、および「特定姿勢」の「右腕挙手」を満たす。カメラ301は、「2013.6.30 3:30pm」に撮影後、すぐに検索用データをサーバ100に送信したので、撮影情報として「日時指定」の「2013.6.30 3pm−5pm」を満たす。カメラ301は、焦点距離「45mm」で撮影したので、撮影情報として「焦点距離」の「〜50mm」を満たす。カメラ301は、指定範囲512内で撮影したので、撮影情報として「位置指定」の「北緯35.601518°、東経139.724065°、半径15m」を満たす。以上のように、カメラ301から送信された検索用画像データの動作情報および撮影情報のそれぞれが、特定動作条件および特定撮影条件のそれぞれ全てを満たすわけではない。すなわち、動作情報として「正面向き」を満たさないので、サーバ100は対象人物500の個人情報をカメラ301に送信しない。したがって、カメラ301のユーザである撮影者601は、対象人物500の個人情報を取得することができない。この場合には、カメラ301は、エラーメッセージをサーバ100から受信し、処理を終了する。
また、カメラ302は、対象人物500をほぼ正面から撮影したので、動作情報として「正面向き」を満たす。カメラ302は、笑顔で右腕を挙げたポーズの対象人物500を撮影したので、動作条件として「特定表情」の「笑顔」、および「特定姿勢」の「右腕挙手」を満たす。カメラ301は、「2013.6.30 3:30pm」に撮影後、すぐに検索用データをサーバ100に送信したので、撮影情報として「日時指定」の「2013.6.30 3pm−5pm」を満たす。カメラ301は、焦点距離「70mm」で撮影したので、撮影情報として「焦点距離」の「〜50mm」を満たさない。カメラ300は、指定範囲512外で撮影したので、撮影情報として「位置指定」の「北緯35.601518、東経139.724065 半径15m」を満たさない。以上のように、カメラ302から送信された検索用画像データの動作情報および撮影情報のそれぞれが、特定動作条件および特定撮影条件のそれぞれ全てを満たすわけではない。すなわち、「焦点距離」の「〜50mm」と「位置指定」の「北緯35.601518、東経139.724065 半径15m」とを満たさないので、サーバ100は対象人物500の個人情報をカメラ301に送信しない。したがって、カメラ302のユーザである撮影者602は、対象人物500の個人情報を取得することができない。この場合には、カメラ302は、エラーメッセージをサーバ100から受信し、処理を終了する。
以上の説明では、サーバ100は、検索用画像データの撮影情報および動作情報のそれぞれが、特定撮影条件および特定動作条件のそれぞれを全て満たすか否かを判断したが、対象人物500の設定によっては、特定動作条件を満たすか否かだけを判断しても良い。サーバ100が、特定動作条件を満たすか否かだけを判断しても、対象人物500の個人情報を取得し、閲覧することができるのは、撮影者600だけである。したがって、対象人物500は、特定撮影条件を設定しない場合であっても、正面を向いて顔を認識した撮影者600にのみ、自身の意思表示で安全に個人情報を公開することができる。顔を認識することができない遠方の撮影者602はもちろん、たとえ近くにいる撮影者601であっても、対象人物500から個人情報を公開したいという意思表示を示されていないので、対象人物500の個人情報を取得することはできない。
上述したアイドルの写真撮影会の例では、写真撮影会に偶然通りかかって対象人物500であるアイドルを盗撮した撮影者602に個人情報が漏洩することを防止することができる。また、正式な手続きを経て写真撮影会に参加したファンに対しても、顔見知りのファンなど特定の撮影者600だけに自身の意思表示で安全に個人情報を公開することができる。
以上の説明では、検索用画像データとして静止画データを例に挙げて説明したが、スルー画データを用いてもよい。図7は、検索用データとしてスルー画データを用いた場合の個人情報公開システム10のフロー図である。図7も図6と同様に、図5に示した使用状況を例に挙げて説明する。図7のステップS201からステップS204までの処理は、図6のステップS101からステップS104までの処理と同一であるので説明を省略する。
カメラ300は、特定の人物が被写体として写るスルー画を検索用画像データとしてサーバ100に送信する(ステップS205)。具体的には、特定の人物として対象人物500が写るスルー画を送信する。
サーバ100の受信部111は、カメラ300からスルー画の受信を開始する(ステップS206)。サーバ100の人物判別部113は、受信した検索用画像データに写る対象人物500と、登録用画像データに被写体として写る特定の人物とを順次マッチングし、対象人物500を判別する(ステップS207)。具体的には、静止画データの場合と同様に、スルー画および登録用画像データの画像のそれぞれから特徴点を抽出する。そして、抽出したそれぞれの特徴点が予め定められた割合以上一致するかを判定する。マッチングの結果、対象人物500と同一人物であると判定された人物が写る登録用画像データが存在するか否かを判定する(ステップS208)。登録用画像データが存在しなければ(ステップS208:No)、エラーメッセージをカメラ300に送信し(ステップS212)、一連の処理を終了する。登録用データが存在すれば(ステップS208:Yes)、ステップS209に移行する。続いて、サーバ100の条件判別部114は、特定条件の判別を行う(ステップS209)。
具体的には、検索用画像データの動作情報および撮影情報のそれぞれが、特定動作条件および特定撮影条件のそれぞれ全てを満たすか否かを判別する(ステップS210)。なお、上述したように、対象人物500は、特定動作条件として、例えば人差し指を顔の横で旋回させること、頭を左右に振ることを設定することができる。特定動作条件として移動を伴う動作が設定されていれば、サーバ100は、スルー画に写る被写体の特定の部位である頭、人差し指等を検出し、当該部位の動作を検出する。これにより、サーバ100は、特定動作条件を満たすか否かを判定できる。また、特定動作条件として、音声を設定することもできる。この場合には、サーバ100は、スルー画に関連付けられた音声データと登録されている音声データをマッチングする。具体的には、それぞれの音声データの声紋検出を行うことにより、特徴を抽出する。そして、抽出された特徴同士を照合し、予め設定された割合以上一致すると、両者が一致すると判定する。
検索用画像データの動作情報および撮影情報のそれぞれが、特定動作条件および特定撮影条件のそれぞれ全てを満たすと判別した場合には(ステップS210:Yes)、登録用画像データに関連付けられた個人情報をカメラ300に送信し(ステップS211)、一連の処理を終了する。サーバ100は、一つでも条件を満たさないと判別した場合には(ステップS210:No)、エラーメッセージをカメラ300に送信し(ステップS212)、処理を終了する。
カメラ300は、サーバ100から個人情報またはエラーメッセージを受信すると(ステップS213)、スルー画の送信を終了する(ステップS214)。なお、カメラ300は、予め定められた期間、スルー画を送信し続けた後、スルー画の送信を終了してもよい。
図7に示したフローにおいては、カメラ300は、対象人物500を撮影しなくても、個人情報を取得できる。したがって、本撮影時において、対象人物500は、特定動作条件に示される動作をしなくてもよいので、自由にポーズをとることができる。
なお、「正面向き」の検出方法としては、視線検出を用いてもよい。具体的には、対象人物500の視線が、少なくとも予め定められた時間、カメラ300の撮像レンズを向いていることで、「正面向き」としての特定動作条件を満たすようにしても良い。
以上の説明では、サーバ100が、カメラ300から検索用画像データを受信し、検索用画像データの画像を解析することで、画像に被写体として写る人物の動作情報を取得する構成であった。しかしながら、カメラ300が、被写体である人物の予め定められた動作を検出し、検出した旨の情報を動作情報としてサーバ100に送信する構成であってもよい。この場合には、カメラ300は、サーバ100に特定動作条件として設定され得る全項目について検出し、検出結果を動作情報としてサーバ100に送信する。
図8は、カメラ300が被写体である人物の予め定められた動作を検出する場合の、カメラ300のブロック図である。カメラ300は、操作部311と、撮像部312と、表示部313と、集音部314と、GPSユニット315と、カメラ制御部316と、画像データ生成部318と、送信部319と、受信部320と、メモリ321とを備える。
操作部311は、カメラ300の外部入力部であり、例えばレリーズボタン、十字キー、ダイヤル等を含む。操作部311は、撮影者600により操作されると、操作に応じた入力信号をカメラ制御部316に送信する。
撮像部312は、カメラ制御部316から指示情報を受信し、被写体を撮像する。撮像部312は、光学系を通じて取得した被写体の光学像を光電変換する。
表示部313は、カメラ300の例えば液晶背面ディスプレイである。表示部313は、例えばカメラ制御部316から画像データを受信して表示することで、撮影者600に画像を確認させることができる。
集音部314は、例えばカメラ300に内蔵されたマイクである。集音部314は、カメラ制御部316から指示情報を受信し、撮影環境の音を集音して電気信号に変換して音声データを生成する。集音部314は、音声データをカメラ制御部316に送信する。
GPSユニット315は、カメラ制御部316から指示情報を受信し、カメラ300の位置情報を検出する。検出した位置情報をカメラ制御部316に送信する。
カメラ制御部316は、操作部311から入力信号を受信すると、カメラ300の各構成に指示情報を送信する。例えば、カメラ制御部316は、操作部311から電源ONの入力信号を受信すると、撮像部312にスルー画撮像開始の指示情報を送信する。また、カメラ制御部316は、画像データ生成部318により生成された画像データを表示部313に送信する。カメラ制御部316は、集音部314、GPSユニット315に指示情報を送信し、各部から各情報を受信する。
カメラ制御部316は、検出部317を有する。検出部317は集音部314が検出した音声データを解析することにより、当該人物の予め定められた動作を検出する。ここでいう予め定められた動作とは、音声を発する当該人物の動作である。
画像データ生成部318は、検出部322を有する。検出部322は、特定の人物が被写体として写るスルー画を解析することにより、当該人物の予め定められた動作を検出する。なお、解析の対象の画像は、静止画であっても良い。また、画像データ生成部318は、検出部317および検出部322による動作検出から予め定められた期間内に撮像部312が撮像した画像と、検出部317および検出部322によって動作が検出された旨の動作情報とを関連付けて画像データを生成する。
送信部319は、カメラ制御部316から画像データ生成部318によって生成された画像データを受信すると、サーバ100に当該画像データを送信する。
受信部320は、サーバ100から特定の人物の個人情報を受信すると、カメラ制御部316に送信する。
メモリ321は、カメラ制御部316から送信された特定の人物の個人情報を記憶する。また、サーバ100に特定動作条件として設定され得る全項目を記憶している。検出部317および検出部322は、メモリ321に記憶されている全項目について動作を検出し、検出の有無を動作情報として生成する。
図9は、カメラ300の動作検出状況を説明する図である。図9(a)は、カメラ300が被写体として写る対象人物500の動作を検出している状況を示す図である。図9(a)において、カメラ300の表示部313は、撮像部312が対象人物500を被写体に、スルー画として撮像している画像データを表示している。表示部313の中央上方には、メッセージ391が表示されている。表示部313の右上方には、検出状況392が表示されている。
「検出中…」とのメッセージ391と検出状況392を見た撮影者600は、カメラ300が対象人物500の予め定められた動作を検出し、検出項目について順次フラグが立っている様子を確認することができる。撮影者600は、対象人物500に対し、動作検出の状況と、フラグが立っていない項目を伝えることができる。対象人物500は、撮影者600に自己の個人情報を公開するために、撮影者600から上記伝言を受け、必要な動作をすることができる。図示の例では、対象人物は右腕を上に挙げ、人差し指で上空を旋回し、笑顔で正面を向いている。なお、特定音声を特定動作条件に設定している場合、対象人物500は、特定音声を何らかの形で発してカメラ300に検出させる。
図9(b)は、カメラ300が検出項目を全て検出し、対象人物500を一定期間内に撮影する状況を示す図である。図9(b)において、カメラ300の表示部313は、撮像部312が対象人物500を被写体に、スルー画として撮像している画像データを表示している。表示部313の中央上方には、メッセージ391が表示されている。
「検出終了です 撮影を開始してください」とのメッセージ391を見た撮影者600は、操作部311であるシャッターボタンを押下して、対象人物500が被写体として写る本画像を一定期間内に撮影する。撮影者600は、対象人物500に対し、検出が終了したので本画像の撮影を開始する旨を伝えることができる。対象人物500は、検出時とは異なる、好きなポーズをとることができる。
図9(c)は、カメラ300が対象人物500を撮影し、検索用画像データをサーバ100に送信している状況を示す図である。図9(c)において、カメラ300の表示部313は、撮像部312が対象人物500を被写体に、本画像として撮像した検索用画像データを表示している。表示部313の中央上方には、メッセージ391が表示されている。表示部313の右上方には、インターネット通信状況393が表示されている。
「画像データ送信中」とのメッセージ391とインターネット通信状況393を見た撮影者600は、動作情報が関連付けられた検索用画像データが、インターネット400を介してサーバ100に送信されていることを確認することができる。検索用画像データに関連付けられた動作情報および撮影情報が、特定動作条件および特定撮影条件をそれぞれ全て満たしている場合には、サーバ100から対象人物500の個人情報を取得し、当該表示が切り替わる。特定動作条件および特定撮影条件のうち少なくとも1つを満たしていない場合には、サーバ100からエラーメッセージを受信し、当該表示が切り替わる。表示部313は、カメラ300が対象人物500の個人情報を取得した場合は、当該個人情報を表示しても良い。表示部313は、カメラ300が対象人物500の個人情報を取得できなかった場合は、エラーメッセージを表示しても良い。
図10は、カメラ300が被写体である人物の予め定められた動作を検出する場合の、個人情報公開システム10のフロー図である。図10のステップS301からステップS304までの処理は、図6のステップS101からステップS104までの処理と同一であるので説明を省略する。
カメラ300は、特定の人物が被写体として写るスルー画の解析を開始する(ステップS305)。具体的には、特定の人物として対象人物500が写るスルー画を解析する。カメラ300は、スルー画に写る対象人物500が予め定められた動作をしているか否か判別する。具体的には、メモリ321に記憶された特定動作条件の各項目を参照し、当該各項目に該当する動作を検出する。そして、動作を検出した旨を動作情報としてメタデータ化する(ステップS306)。具体的には、各動作について、検出されればフラグを順次立てていくことによって、メタデータ化する。全ての上記動作を検出し終えると、スルー画の解析を終了する(ステップS307)。
カメラ300は、スルー画の解析を終了してから予め定められた期間内に、特定の人物を撮像する(ステップS308)。カメラ300は、撮像した上記画像と、上記動作が検出された旨の動作情報とを関連付けて画像データを生成し(ステップS309)、当該画像データを検索用画像データとしてサーバ100に送信する(ステップS310)。
サーバ100は、カメラ300から上記検索用画像データを受信すると(ステップS311)、受信した検索用画像データに被写体として写る特定の人物と、登録情報の登録用画像データに被写体として写る特定の人物とを順次マッチングし、対象人物500を判別する(ステップS312)。マッチングの結果、対象人物500と同一人物であると判定された人物が写る登録用画像データが存在するか否かを判定する(ステップS313)。登録用画像データが存在しなければ(ステップS313:No)、エラーメッセージをカメラ300に送信し(ステップS317)、処理を終了する。
登録用データが存在すれば(ステップS313:Yes)、続いて特定条件の判別を行う(ステップS314)。具体的には、検索用画像データの動作情報および撮影情報のそれぞれが、特定動作条件および特定撮影条件のそれぞれ全てを満たすか否かを判別する。ここで、カメラ300が予め定められた全ての動作を検出し、検出結果をメタデータとして送信した動作情報に対して、サーバ100は、予め定められた特定動作条件に該当するものだけ選択し判別を行う。
特定動作条件および特定撮影条件を全て満たすか否かを判別し(ステップS314)、全て満たすと判別した場合には(ステップS315:Yes)、登録用画像データに関連付けられた個人情報をカメラに送信し(ステップS316)、処理を終了する。サーバ100は、一つでも条件を満たさないと判別した場合には(ステップS315:No)、エラーメッセージをカメラ300に送信し(ステップS317)、処理を終了する。
カメラ300は、撮像した特定の人物の個人情報、または、エラーメッセージをサーバ100から受信し(ステップS318)、処理を終了する。
以上のように、カメラ300が被写体である人物の予め定められた動作を検出する場合には、動作情報をメタデータ化してサーバ100に送信するので、送信データ量を小さくできる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 個人情報公開システム、100 サーバ、111 受信部、112 登録部、113 人物判別部、114 条件判別部、115 サーバ制御部、116 送信部、117 格納部、118 時計部、200 外部端末、201 ディスプレイ、210 指定枠、211、221 第1メッセージ、212、222 ON/OFF切替ボタン、213、223 第2メッセージ、214 選択ボタン、224 入力フィールド、300、301、302 カメラ、311 操作部、312 撮像部、313 表示部、314 集音部、315 GPSユニット、316 カメラ制御部、317、322 検出部、318 画像データ生成部、319 送信部、320 受信部、321 メモリ、391 メッセージ、392 検出状況、393 インターネット通信状況、400 インターネット、500 対象人物、510 位置、511 半径、512 指定範囲、600、601、602 撮影者
Claims (11)
- 対象人物が被写体として写る登録用画像データ、前記対象人物に関する個人情報、および前記対象人物が自らの動作を条件として定める特定動作条件を互いに関連付けて記憶する記憶部と、
外部機器から検索用画像データを受信する受信部と、
前記検索用画像データに被写体として写る人物が、前記登録用画像データに被写体として写る前記対象人物と同一人物であるか否かを判別する人物判別部と、
前記判別部が同一人物であると判別した場合に、前記検索用画像データに含まれる動作情報が前記特定動作条件を満たすか否かを判別する条件判別部と、
前記条件判別部が前記特定動作条件を満たすと判別した場合に、前記個人情報を前記外部機器へ送信する送信部と
を備えるサーバ。 - 前記特定動作条件は、前記対象人物が被写体として写る場合に画像として現われる動作に関する条件を含み、
前記条件判別部は、前記検索用画像データに含まれる前記動作情報の1つである画像を解析して、前記特定動作条件を満たすか否かを判別する請求項1に記載のサーバ。 - 画像として現われる動作に関する前記特定動作条件は、前記対象人物が正面を向いていること、笑顔であること、予め定められたポーズをしていること、予め定められたジェスチャーをしていることの少なくともいずれかを含む請求項2に記載のサーバ。
- 前記特定動作条件は、前記対象人物が発する音声に関する条件を含み、
前記条件判別部は、前記検索用画像データに含まれる前記動作情報の1つである音声データの音声を解析して、前記特定動作条件を満たすか否かを判別する請求項1から3のいずれか1項に記載のサーバ。 - 前記条件判別部は、前記外部機器が前記検索用画像データの生成時に前記動作情報の1つとして含める情報であって、予め定められた動作を被写体として写る人物に対して検出した旨の情報が、前記特定動作条件を満たすか否かを判別する請求項1から4のいずれか1項に記載のサーバ。
- 前記記憶部は更に、前記対象人物が定める特定撮影条件を前記登録用画像データ、前記個人情報、および前記特定動作条件と互いに関連付けて記憶し、
前記条件判別部は、前記検索用画像データに含まれる撮影情報が前記特定撮影条件を満たすか否かを判別し、
前記送信部は、前記条件判別部が前記特定動作条件と前記特定撮影条件を満たすと判別した場合に、前記個人情報を前記外部機器へ送信する請求項1から5のいずれか1項に記載のサーバ。 - 前記送信部は、前記個人情報を前記外部機器へ送信した旨の送信情報を、前記対象人物の外部端末へ送信する請求項1から6のいずれか1項に記載のサーバ。
- 被写体である人物の予め定められた動作を検出する検出部と、
前記被写体を撮像する撮像部と、
前記動作が検出されてから予め定められた期間内に前記撮像部が撮像した画像と、前記動作が検出された旨の動作情報とを関連付けて画像データを生成する画像データ生成部と
を備える撮像装置。 - 前記検出部は、前記撮像部により逐次取得される画像データを解析することにより前記動作を検出する請求項8に記載の撮像装置。
- 外部機器から検索用画像データを受信する受信ステップと、
前記検索用画像データに被写体として写る人物が、サーバに登録されている登録用画像データに被写体として写る対象人物と同一人物であるか否かを判別する人物判別ステップと、
前記判別ステップにより同一人物であると判別された場合に、前記検索用画像データに含まれる動作情報が前記対象人物が自らの動作を条件として定める特定動作条件を満たすか否かを判別する条件判別ステップと、
前記条件判別ステップにより前記特定動作条件を満たすと判別された場合に、前記対象人物に関する個人情報を前記外部機器へ送信する送信ステップと
をコンピュータに実行させるサーバの制御プログラム。 - 被写体である人物の予め定められた動作を検出する検出ステップと、
前記被写体を撮像する撮像ステップと、
前記動作が検出されてから予め定められた期間内に前記撮像ステップにより撮像された画像と、前記動作が検出された旨の動作情報とを関連付けて画像データを生成する画像データ生成ステップと
をコンピュータに実行させる撮像装置の制御プログラム。
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CN108418995A (zh) * | 2018-03-20 | 2018-08-17 | 西安电子科技大学 | 基于同态加密算法的个人图像安全检索方法 |
JP2019061457A (ja) * | 2017-09-26 | 2019-04-18 | 株式会社Nttドコモ | 情報処理装置および情報処理システム |
-
2013
- 2013-06-10 JP JP2013122191A patent/JP2014238794A/ja active Pending
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