JP6191788B2 - トルクセンサ及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置 - Google Patents

トルクセンサ及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6191788B2
JP6191788B2 JP2016571768A JP2016571768A JP6191788B2 JP 6191788 B2 JP6191788 B2 JP 6191788B2 JP 2016571768 A JP2016571768 A JP 2016571768A JP 2016571768 A JP2016571768 A JP 2016571768A JP 6191788 B2 JP6191788 B2 JP 6191788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
frequency
torque sensor
excitation
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016571768A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016129572A1 (ja
Inventor
貴弘 椿
貴弘 椿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Publication of JPWO2016129572A1 publication Critical patent/JPWO2016129572A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6191788B2 publication Critical patent/JP6191788B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/08Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque
    • B62D6/10Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque characterised by means for sensing or determining torque
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L3/00Measuring torque, work, mechanical power, or mechanical efficiency, in general
    • G01L3/02Rotary-transmission dynamometers
    • G01L3/04Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft
    • G01L3/10Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft involving electric or magnetic means for indicating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

本発明は、トルクセンサ及びそれを搭載し、車両の操舵系にモータによるアシスト力を付与するようにした電動パワーステアリング装置に関する。特に、発生するトルクに応じてインピーダンスが変化する検出コイルによりトルクを検出するトルクセンサにおいて、励磁された検出コイルにインピーダンスの変化により発生する信号から特定の周波数のノイズを除去できるようにしたトルクセンサ及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置に関する。
車両の操舵系をモータの回転力でアシスト制御する電動パワーステアリング装置(EPS)は、モータの駆動力で減速機を介してギア又はベルト等の伝達機構により、ステアリングシャフト或いはラック軸に操舵補助力を付与するようになっている。かかる従来の電動パワーステアリング装置は、アシスト制御のトルク(操舵補助トルク)を正確に発生させるため、モータ電流のフィードバック制御を行っている。フィードバック制御は、操舵補助指令値(電流指令値)とモータ電流検出値との差が小さくなるようにモータ印加電圧を調整するものであり、モータ印加電圧の調整は、一般的にPWM制御のデュ−ティの調整で行っている。
電動パワーステアリング装置の一般的な構成を図1に示して説明すると、ハンドル1のコラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)2は減速ギア3、ユニバーサルジョイント4a及び4b、ピニオンラック機構5、タイロッド6a,6bを経て、更にハブユニット7a,7bを介して操向車輪8L,8Rに連結されている。また、コラム軸2には、ハンドル1の操舵トルクを検出するトルクセンサ100が設けられており、ハンドル1の操舵力を補助するモータ20が減速ギア3を介してコラム軸2に連結されている。電動パワーステアリング装置を制御するコントロールユニット(ECU)30には、バッテリ13から電力が供給されると共に、イグニションキー11を経てイグニションキー信号が入力される。コントロールユニット30は、トルクセンサ100で検出された操舵トルクThと車速センサ12で検出された車速Velとに基づいて、アシスト指令となる電流指令値の演算を行い、演算された電流指令値に補償等を施した電圧制御値Vrefによってモータ20に供給する電流を制御する。操舵角を検出する舵角センサ14は必須のものではなく、配設されていなくても良く、モータ20に連結されたレゾルバ等の回転センサから得ることもできる。
コントロールユニット30には、車両の各種情報を授受するCAN(Controller Area Network)40が接続されており、車速VelはCAN40から受信することも可能である。また、コントロールユニット30には、CAN40以外の通信、アナログ/ディジタル信号、電波等を授受する非CAN41も接続可能である。
このような電動パワーステアリング装置において、コントロールユニット30は主としてCPU(MPUやMCUを含む)で構成されるが、そのCPU内部においてプログラムで実行される一般的な機能を示すと、例えば図2に示されるような構成となっている。
図2を参照してコントロールユニット30の機能及び動作を説明すると、トルクセンサ100からの操舵トルクTh及び車速センサ12からの車速Velは電流指令値演算部31に入力され、電流指令値演算部31は操舵トルクTh及び車速Velに基づいて、アシストマップ等を用いて電流指令値Iref1を演算する。演算された電流指令値Iref1は加算部32Aで、特性を改善するための補償部34からの補償信号CMと加算され、加算された電流指令値Iref2が電流制限部33で最大値を制限され、最大値を制限された電流指令値Irefmが減算部32Bに入力され、モータ電流検出値Imと減算される。
減算部32Bでの減算結果である偏差I(=Irefm−Im)はPI(比例積分)制御部35でPI制御され、PI制御された電圧制御値VrefがPWM制御部36に入力され、キャリア信号CFに同期してデューティを演算され、PWM信号でインバータ37を介してモータ20をPWM駆動する。モータ20のモータ電流値Imはモータ電流検出器38で検出され、減算部32Bに入力されてフィードバックされる。
補償部34は、検出若しくは推定されたセルフアライニングトルク(SAT)343を加算部344で慣性補償値342と加算し、その加算結果に更に加算部345で収れん性制御値341を加算し、その加算結果を補償信号CMとして加算部32Aに入力し、電流指令値の特性改善を行う。
このように電動パワーステアリング装置は、操舵トルクThを検出するためのトルクセンサ100を搭載している。トルクセンサとしては、トルクに比例したトーションバーの捩れを検出コイルのインダクタンスの変化に変換し、その変化を1対の検出コイルと抵抗体で構成されるブリッジ回路で検出するものがある(例えば特許第3649057号公報(特許文献1)や特許第3649069号公報(特許文献2))。トルクセンサの概略の構造及び動作を以下に説明する。
図3はトルクセンサ100を含む電動パワーステアリング装置の主要部を示す断面図であり、図4はトルクセンサ100の一部断面斜視図である。図3及び図4において、110a及び110bはハウジングであり、入力軸側110a及び出力軸側110bの2分割構造となっている。ハウジング110a及び110bの内部には、コラム軸2の入力軸2a、その内部に配置されたトーションバー111、トーションバー111を介して入力軸2aに連結された出力軸2bが、軸受112a、112b及び112cによって回転自在に支持されている。入力軸2a、トーションバー111及び出力軸2bは同軸に配置されており、入力軸2aとトーションバー111とはスプライン結合し、トーションバー111と出力軸2bもスプライン結合している。また、出力軸2bにはピニオン軸113が一体的に形成されており、ピニオン軸113はラック114と噛合してラックアンドピニオン式ステアリング機構を構成している。
なお、コラム式電動パワーステアリング装置においても、ピニオン軸113がコラム軸を呈しており、ほぼ同様な構造である。
出力軸2bには、これと同軸で且つ一体に回転するウォームホイール115が固着されており、モータ20で駆動されるウォーム116と噛合している。モータ20の回転力は、ウォーム116及びウォームホイール115を介して出力軸2bに伝達され、モータ20の回転方向を適宜切り換えることにより、出力軸2bに任意の方向の操舵補助トルクが付与される。
次に、トルクセンサ100のトルク検出部の構成を説明する。トルク検出部は入力軸2aのセンサシャフト部120と、ハウジング110aの内側に配置された1対の検出コイルL1,L2と、両者の間に配置された円筒部材121とから構成される。センサシャフト部120の表面には、軸方向に延びた複数の凸条121aが円周方向に沿って等間隔に形成されており、凸条121aの間にはその幅よりも幅広の溝部121bが形成されている。また、センサシャフト部120の外側には、導電性で且つ非磁性の材料で構成された円筒部材121が同軸に配置されており、円筒部材121の延長部121eは出力軸2bの端部2eの外側に固定されている。円筒部材121には、凸条121aに対向する位置に、円周方向に等間隔に配置された複数個の長方形の窓123から成る第1の窓列と、第1の窓列から軸方向にずれた位置に、円周方向の位相が異なる複数個の長方形の窓124から成る第2の窓列とが設けられている。
円筒部材121の外周は、検出コイルL1及びL2が捲回されたヨーク125で包囲されている。即ち、検出コイルL1及びL2は円筒部材121と同軸に配置され、検出コイルL1は第1の窓列部分を包囲し、検出コイルL2は第2の窓列部分を包囲する。ヨーク125はハウジング110aの内部に固定され、検出コイルL1及びL2のリード線は、ハウジング110aの内部に配置されたトルクセンサ回路(回路基板)150に接続される。
操舵系が直進状態にあって操舵トルクThが零である場合はトーションバー111には捩れが発生せず、入力軸2aと出力軸2bとは相対回転しない。従って、入力軸2aの側にあるセンサシャフト部120の表面の凸条121aと、出力軸2bの側にある円筒部材121との間にも相対回転が生じない。一方、ハンドル1を操舵して入力軸2aに回転力が加わると、その回転力はトーションバー111を経て出力軸2bに伝達される。このとき、出力軸2bには舵輪と路面との間の摩擦力や出力軸2bに結合されているギアの噛み合い等の摩擦力が作用するから、入力軸2aと出力軸2bとの間を結合するトーションバー111に捩れが発生し、凸条121aと円筒部材121との間に相対回転が生ずる。
図5は、操舵トルクThの大きさと検出コイルL1のインダクタンスL1i及び検出コイルL2のインダクタンスL2iの変化例を示す特性図であり、互いに逆方向にインピーダンスが変化する。つまり、右操舵トルク発生時は、円筒部材121が時計方向に回転するから、操舵トルクThが増大するに従って検出コイルL1のインダクタンスL1iは増加し、検出コイルL2のインダクタンスL2iは減少する。また、左操舵トルク発生時は、円筒部材121が反時計方向に回転するから、操舵トルクThが増大するに従って検出コイルL1のインダクタンスL1iは減少し、検出コイルL2のインダクタンスL2iは増加する。
図6は、トルクセンサ100とコントロールユニット(ECU)30の電気的な接続関係を示しており、トルクセンサ100は1対の検出コイルL1,L2とトルクセンサ回路150とで構成され、検出コイルL1,L2とトルクセンサ回路150とはピンP1〜P4を介して接続されている。トルクセンサ回路150とコントロールユニット30とは接地部TS−GND(グランド)で共通接続されると共に、コントロールユニット30からトルクセンサ回路150へ回路用の電源電圧TS−Vcc、定電圧用の基準電圧TS−Vrefが供給され、トルクセンサ回路150からコントロールユニット30へメイントルク信号TS−Main及びサブトルク信号TS−Subが入力される。
図7はトルクセンサ回路150の構成例を示しており、操舵トルクThを検出するブリッジ回路は、検出コイルL1及び抵抗Z1が直列に接続された第1アームと、検出コイルL2及び抵抗Z2が直列に接続された第2アームとから構成されている。発振部152は検出コイルL1,L2を励磁させるために所定の周波数(励磁周波数)の交流電圧を発振出力し、交流電圧は電流増幅部151で増幅され、増幅された交流電圧Voscが第1のアーム及び第2のアームに供給される。なお、トルクが作用していない状態で、ブリッジ回路の第1アーム及び第2アームに等しい電流が流れて検出コイルL1の端部(ピン)P1の電圧V1と、検出コイルL2の端部(ピン)P3の電圧V2とが等しくなるように、予め検出コイルL1及びL2の特性を揃えておく。
検出コイルL1の接合点P1の電圧V1と、検出コイルL2の接合点P3の電圧V2は、メイン増幅全波整流部153に入力され、その差分の電圧信号に変換されて増幅されると共に整流され、更にメイン平滑中立調整部155で出力波形が調整された後、ノイズフィルタ163を経てメイントルク信号TS−Mainとして出力される。また、電圧V1と電圧V2は、サブ増幅全波整流部154にも入力され、その差分の電圧信号に変換されて増幅されると共に整流され、更にサブ平滑中立調整部156で出力波形が調整された後、ノイズフィルタ163を経てサブトルク信号TS−Subとして出力される。メイントルク信号TS−Mainが操舵トルクThとなる。
メイン増幅全波整流部153及びメイン平滑中立調整部155とサブ増幅全波整流部154及びサブ平滑中立調整部156と2組設けて2組のトルク信号(メイントルク信号TS−Main、サブトルク信号TS−Sub)を出力するようにしているのは、コントロールユニット30においてこの2組の検出トルク信号を比較することで、検出コイルの断線や短絡、回路要素の故障等を検出するためである。よって、故障等の検出が不要の場合、サブ増幅全波整流部154及びサブ平滑中立調整部156を削除しても良い。
なお、図6及び図7では、トルクセンサ回路150はコントロールユニット30から独立して存在しているが、トルクセンサ回路150をコントロールユニット30内に含ませても良い。
ノイズフィルタ163は高周波ノイズ等を除去するために通常ローパスフィルタとして構成されているが、トルク信号には種々のノイズが重畳し、従来のノイズフィルタだけでは十分除去できないことがある。そのために、除去するノイズを特定し、そのノイズの特性に応じて除去する方法が提案されている。
例えば、特開2010−190674号公報(特許文献3)及び特許第5454691号公報(特許文献4)では、トルクセンサの不具合対策のために検出系統を冗長化し、検出コイルの対を2組備えているが、それぞれの検出コイル対を励磁する励磁周波数の差に起因するビート周波数で発振するAM変調ノイズが発生するために、そのノイズ除去に特化したローパスフィルタを設けている。特許第5456576号公報(特許文献5)では、パワーステアリング装置の構造物又は車両前部構造物の機械共振による振動を抑制するために、バンドカットフィルタ又はノッチフィルタを使用している。
特許第3649057号公報 特許第3649069号公報 特開2010−190674号公報 特許第5454691号公報 特許第5456576号公報
しかしながら、トルク信号には励磁に起因して発生するノイズも重畳される。即ち、例えば励磁周波数が10kHzの交流電圧で検出コイルを励磁した場合、トルクが作用していない状態では、全波整流された電圧信号は図8のような時系列波形となる。この信号をFFT(高速フーリエ変換)すると、振幅スペクトルは図9のようになり、励磁周波数の2倍である20kHzに大きなノイズスペクトルが現れる。このノイズがトルク信号に悪影響を及ぼす。このノイズを従来のローパスフィルタ(LPF)のノイズフィルタにより除去しようとすると、トルク信号として使用すべき周波数(100Hz前後)以下の振幅や位相を減衰し過ぎてしまうために、トルク信号が不安定となり、電動パワーステアリング装置の動作に悪影響を及ぼす。特許文献3〜5の方法でも本ノイズには対応できていない。
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、発生するトルクに応じてインピーダンスが変化する検出コイルを励磁することによりトルクを検出するトルクセンサにおいて、トルク信号として使用すべき周波数成分には影響を与えずに、励磁に起因して発生するノイズを的確に除去できるトルクセンサ及びそれを搭載して脈動感等の不快な振動を低減し、操舵フィーリングを向上させた電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、回転軸に生じるトルクに応じてインピーダンスが変化する検出コイルにより前記トルクを検出するトルクセンサに関し、本発明の上記目的は、前記検出コイルを所定の励磁周波数で励磁する発振部と、励磁された前記検出コイルに前記インピーダンスの変化により発生する信号に基づいて前記トルクを検出する検出部とを具備し、前記検出部は、前記励磁周波数を2倍した数の少なくともつの整数倍の周波数成分のみを前記信号から除去する阻止帯域が狭い励磁成分除去部を備えることにより達成される。
また、本発明の上記目的は、前記励磁成分除去部は、少なくともつのノッチフィルタで構成されることにより、或いは、前記検出部は、前記励磁成分除去部の他に、カットオフ周波数が前記励磁周波数以下であるローパスフィルタを少なくとも1つ備えていることにより、より効果的に達成される。
本発明の上記目的は、前記検出コイルを所定の励磁周波数で励磁する発振部と、励磁された前記検出コイルに前記インピーダンスの変化により発生する信号に基づいて前記トルクを検出する検出部とを具備し、前記検出部は、前記信号から前記励磁周波数を2倍した数の少なくともつの整数倍の周波数成分のみを除去し、有効周波数成分での特性がフラットな位相遅れ補償フィルタで構成された励磁成分除去部を備えることにより達成される。
また、本発明の上記目的は、前記検出部は、前記励磁成分除去部の他に、カットオフ周波数が前記励磁周波数以下であるローパスフィルタを少なくとも1つ備えていることにより、より効果的に達成される。
また、上記トルクセンサを搭載することにより、脈動感等の不快な振動を低減し、操舵フィーリングを向上させた電動パワーステアリング装置を達成できる。
本発明に係るトルクセンサによれば、励磁周波数より算出される周波数成分のみを除去する機能を有しているので、検出コイルを励磁することにより発生するノイズを、トルク信号として使用すべき周波数成分には影響を与えずに的確に除去することができる。
また、本発明に係るトルクセンサを搭載した電動パワーステアリング装置によれば、トルク信号として使用すべき周波数成分の振幅と位相を減衰し過ぎることがないので、安定した動作が可能で、脈動感等の不快な振動を低減でき、操舵フィーリングを向上することができる。
電動パワーステアリング処置の概要を示す構成図である。 電動パワーステアリング装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 トルクセンサを搭載した電動パワーステアリング装置の断面構造図である。 トルクセンサの一部断面斜視図である。 トルクセンサのインダクタンスの出力例を示す特性図である。 トルクセンサとコントローラの接続関係を示すブロック図である。 従来のトルクセンサ回路の一例を示すブロック図である。 トルクが作用していない状態での全波整流された電圧信号の波形例を示す図である。 トルクが作用していない状態での全波整流された電圧信号の振幅スペクトル例を示す図である。 ノッチフィルタの構成例を示すアナログ回路図である。 本発明の構成例(第1実施形態)を示すブロック図である。 ノッチフィルタと従来のフィルタの周波数特性を示す図である。 本発明の構成例(第2実施形態)を示すブロック図である。 本発明の構成例(第3実施形態)を示すブロック図である。 位相遅れ補償フィルタと従来のフィルタの周波数特性を示す図である。 本発明の構成例(第4実施形態)を示すブロック図である。
本発明に係るトルクセンサは、発生するトルクを検出するために1対の検出コイルを所定の励磁周波数で励磁し、その励磁に起因して発生するノイズの除去に特化した励磁成分除去部を備えている。1対の検出コイルを励磁するために発振部が所定の励磁周波数の交流電圧を発振出力するが、検出コイルの各対の電圧の差である電圧信号は図8に示されるように全波整流されるので、図9に示されるように励磁周波数×2の周波数(以下、「全波整流後周波数」と称す)の整数倍の周波数にピークをもつノイズが発生する。励磁成分除去部はこれらのノイズを除去するが、トルク信号として使用すべき周波数以下の周波数成分(以下、「有効周波数成分」と称す)等に影響を与えないようにするために、阻止する周波数の範囲が狭いノッチフィルタ、又は有効周波数成分での特性がフラットである位相遅れ補償フィルタ(2次フィルタ)を使用する。ノッチフィルタ又は位相遅れ補償フィルタは特定の周波数成分を除去するように設計されるので、複数の周波数成分を除去する場合は、除去する周波数成分の数だけのノッチフィルタ又は位相遅れ補償フィルタで励磁成分除去部を構成する。また、ノッチフィルタ又は位相遅れ補償フィルタをマイコン等で動作するプログラムで実現するのは、演算負荷が大きいために実用的ではないので、コンデンサ、抵抗、オペアンプ(演算増幅器)、スイッチング素子等を用いたアナログ回路やDSP(デジタルシグナルプロセッサ)等で実現する。例えば、ノッチフィルタをアナログ回路で実現する場合、図10に示されるような構成となる。図10において、R,R,R,Rは抵抗、C,Cはコンデンサ、OP,OPはオペアンプである。ノッチフィルタ又は位相遅れ補償フィルタを使用することにより、励磁に起因して発生するノイズに特化したノイズ除去を行うことができる。また、他の周波数成分等には影響を与えずにノイズ除去を行うことができるので、有効周波数成分を減衰し過ぎることがなく、本発明のトルクセンサを搭載した電動パワーステアリング装置の安定動作が可能となり、脈動感等の不快な振動も低減でき、操舵フィーリングを向上することができる。なお、ノッチフィルタを使用する場合、コストを抑えるべく、ノッチフィルタの代わりにノッチフィルタよりもやや阻止帯域が広いバンドストップフィルタを使用しても良い。
励磁に起因して発生するノイズ以外のノイズについては、ローパスフィルタ(LPF)で除去する。ローパスフィルタのカットオフ周波数は励磁周波数以下を設定するが、有効周波数成分を減衰し過ぎないような周波数にする。また、特許文献3のような特定のノイズを除去したい場合等においては、複数のローパスフィルタを使用しても良い。ローパスフィルタはマイコン等で動作するプログラムで実現可能なものもあるが、アナログ回路やDSPで実現しても良い。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
先ずは、ノッチフィルタを使用する場合について説明する。
図11は本発明に係るトルクセンサの構成例(第1実施形態)を、従来の図7と対応させて示している。本実施形態では、ノイズフィルタ163に代わり、励磁成分除去部171及びローパスフィルタ172を具備している。検出部170は、回路要素161、定電圧供給部162、電流増幅部151、メイン増幅全波整流部153、サブ増幅全波整流部154、メイン平滑中立調整部155、サブ平滑中立調整部156、励磁成分除去部171、ローパスフィルタ172及び抵抗Z1,Z2より構成される。
励磁成分除去部171はノッチフィルタで構成され、メイン平滑中立調整部155及びサブ平滑中立調整部156が出力する電圧信号から所定の周波数成分を除去する。ローパスフィルタ172は、励磁成分除去部171が出力する電圧信号の所定の周波数以上の周波数成分を減衰させる。
このような構成のトルクセンサの動作例について説明する。なお、図11において、図7に示される従来のトルクセンサと同一構成については同一符号を付しており、動作は同じであるから説明は省略する。
メイン平滑中立調整部155から出力された電圧信号VS1r及びサブ平滑中立調整部156から出力された電圧信号VS2rは励磁成分除去部171に入力される。
励磁成分除去部171は下記数1の伝達関数で表される周波数特性をもつノッチフィルタ(2次フィルタ)で構成されており、電圧信号VS1r及びVS2rから全波整流後周波数feの周波数成分(全波整流後周波数成分)を除去する。
Figure 0006191788
ここで、ωn1=ωd1=2π×feで、sはラプラス演算子、ζn1,ζd1は減衰係数である。全波整流後周波数feを20kHz(励磁周波数は10kHz)、減衰係数ζn1を0.025、ζd1を1.0とした場合のノッチフィルタの振幅特性及び位相特性は、図12(A)及び(B)の実線のようになる。本ノッチフィルタと同じ全波整流後周波数成分の除去を従来のフィルタ(1次のローパスフィルタ)で実現した場合の振幅特性及び位相特性は図12(A)及び(B)の破線のようになる。ノッチフィルタと同じ効果を得るために、全波整流後周波数での振幅特性が同じとなるように設計されており、カットオフ周波数は500Hzとなっている。両フィルタの位相特性を比較すると、トルク信号として使用すべき周波数(100Hz)での位相特性は、ノッチフィルタでは−0.48[deg]で、従来のフィルタでは−11.3[deg]となっており、ノッチフィルタを使用した場合、有効周波数成分への影響を大幅に軽減できることがわかる。ノッチフィルタにより全波整流後周波数成分を除去された電圧信号VS1r及びVS2rは、それぞれ電圧信号VS1f及びVS2fとして出力される。なお、ノッチフィルタの特性は数1で表される特性に限られるものではなく、他の数式で表される特性でも良い。
電圧信号VS1f,VS2fはローパスフィルタ172に入力される。ローパスフィルタ172は、カットオフ周波数が励磁周波数以下(例えば8kHz)で設計されており、電圧信号VS1fからカットオフ周波数以上の周波数成分を減衰させ、操舵トルクThとしてメイントルク信号TS−Mainを出力し、同様に電圧信号VS2fからカットオフ周波数以上の周波数成分を減衰させ、サブトルク信号TS−Subを出力する。
メイントルク信号TS−Main(操舵トルクTh)は、電動パワーステアリング装置に搭載されているモータに供給される電流の制御に使用される。
第1実施形態では、電圧信号は励磁成分除去部171、ローパスフィルタ172の順で入力される構成となっているが、図13に示されるように、ローパスフィルタ172、励磁成分除去部171と逆の順で入力される構成(第2実施形態)としても良い。
次に、位相遅れ補償フィルタを使用する場合について説明する。
図14は本発明に係るトルクセンサの構成例(第3実施形態)を、従来の図7と対応させて示している。本実施形態では、ノイズフィルタ163に代わり、励磁成分除去部271及びローパスフィルタ172を具備している。検出部270は、回路要素161、定電圧供給部162、電流増幅部151、メイン増幅全波整流部153、サブ増幅全波整流部154、メイン平滑中立調整部155、サブ平滑中立調整部156、励磁成分除去部271、ローパスフィルタ172及び抵抗Z1,Z2より構成される。
励磁成分除去部271は位相遅れ補償フィルタで構成され、メイン平滑中立調整部155及びサブ平滑中立調整部156が出力する電圧信号から所定の周波数成分を除去する。ローパスフィルタ172は、励磁成分除去部171が出力する電圧信号の所定の周波数以上の周波数成分を減衰させる。
このような構成のトルクセンサの動作例について説明する。なお、図14において、図7に示される従来のトルクセンサと同一構成については同一符号を付しており、動作は同じであるから説明は省略する。
メイン平滑中立調整部155から出力された電圧信号VS1r及びサブ平滑中立調整部156から出力された電圧信号VS2rは励磁成分除去部271に入力される。
励磁成分除去部271は下記数2の伝達関数で表される周波数特性をもつ位相遅れ補償フィルタ(2次フィルタ)で構成されており、電圧信号VS1r及びVS2rから全波整流後周波数fnの周波数成分(全波整流後周波数成分)を除去する。
Figure 0006191788
ここで、ωn2=2π×fn、ωd2=2π×fd(fd<fn)、sはラプラス演算子、ζn2及びζd2は減衰係数である。全波整流後周波数fnを20kHz(励磁周波数は10kHz)、fdを5kHz、減衰係数ζn2を0.2、ζd2を0.5とした場合の位相遅れ補償フィルタの振幅特性及び位相特性は、図15(A)及び(B)の実線のようになる。本位相遅れ補償フィルタと同じ全波整流後周波数成分の除去を従来のフィルタ(1次のローパスフィルタ)で実現した場合の振幅特性及び位相特性は図15(A)及び(B)の破線のようになる。位相遅れ補償フィルタと同じ効果を得るために、全波整流後周波数での振幅特性が同じとなるように設計されており、カットオフ周波数は500Hzとなっている。両フィルタの位相特性を比較すると、トルク信号として使用すべき周波数(100Hz)での位相特性は、位相遅れ補償フィルタでは−1.0[deg]で、従来のフィルタでは−11.3[deg]となっており、位相遅れ補償フィルタを使用した場合、有効周波数成分への影響を大幅に軽減できることがわかる。位相遅れ補償フィルタにより全波整流後周波数成分を除去された電圧信号VS1r及びVS2rは、それぞれ電圧信号VS1f’及びVS2f’として出力される。なお、位相遅れ補償フィルタの特性は数2で表される特性に限られるものではなく、他の数式で表される特性でも良い。
電圧信号VS1f’,VS2f’はローパスフィルタ172に入力される。ローパスフィルタ172は、カットオフ周波数が励磁周波数以下(例えば8kHz)で設計されており、電圧信号VS1f’からカットオフ周波数以上の周波数成分を減衰させ、操舵トルクThとしてメイントルク信号TS−Mainを出力し、同様に電圧信号VS2f’からカットオフ周波数以上の周波数成分を減衰させ、サブトルク信号TS−Subを出力する。
メイントルク信号TS−Main(操舵トルクTh)は、電動パワーステアリング装置に搭載されているモータに供給される電流の制御に使用される。
第3実施形態では、電圧信号は励磁成分除去部271、ローパスフィルタ172の順で入力される構成となっているが、第2実施形態と同様に、図16に示されるように、ローパスフィルタ172、励磁成分除去部271と逆の順で入力される構成(第4実施形態)としても良い。
なお、第1実施形態及び第2実施形態での励磁成分除去部171並びに第3実施形態及び第4実施形態での励磁成分除去部271をトルクセンサ回路内ではなく、コントロールユニット30内に配置し、メイントルク信号TS−Main及びサブトルク信号TS−Subから所定の周波数成分を除去する構成としても良い。
また、励磁成分除去部171は全波整流後周波数成分を除去するノッチフィルタで構成されているが、他の周波数成分、例えば全波整流後周波数の整数倍の周波数成分を除去するためのノッチフィルタを追加した構成としても良い。同様に、励磁成分除去部271は全波整流後周波数成分を除去する位相遅れ補償フィルタで構成されているが、他の周波数成分、例えば全波整流後周波数の整数倍の周波数成分を除去するための位相遅れ補償フィルタを追加した構成としても良い。これらの場合、周波数特性は直列の伝達関数で表される。
さらに、トルクセンサとして図4に示されるスリーブ・タイプ以外のタイプ(例えばリングタイプ)のものを使用しても良い。
1 ハンドル
2 コラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)
12 車速センサ
13 バッテリ
14 舵角センサ
20 モータ
30 コントロールユニット(ECU)
31 電流指令値演算部
33 電流制限部
34 補償部
35 PI制御部
36 PWM制御部
37 インバータ
100 トルクセンサ
111 トーションバー
113 ピニオン軸
115 ウォームホイール
116 ウォーム
120 センサシャフト部
150、157、158、257、258 トルクセンサ回路(回路基板)
151 電流増幅部
152 発振部
153 メイン増幅全波整流部
154 サブ増幅全波整流部
155 メイン平滑中立調整部
156 サブ平滑中立調整部
163 ノイズフィルタ
170、173、270、273 検出部
171、271 励磁成分除去部
172 ローパスフィルタ(LPF)

Claims (6)

  1. 回転軸に生じるトルクに応じてインピーダンスが変化する検出コイルにより前記トルクを検出するトルクセンサにおいて、
    前記検出コイルを所定の励磁周波数で励磁する発振部と、
    励磁された前記検出コイルに前記インピーダンスの変化により発生する信号に基づいて前記トルクを検出する検出部とを具備し、
    前記検出部は、前記励磁周波数を2倍した数の少なくともつの整数倍の周波数成分のみを前記信号から除去する阻止帯域が狭い励磁成分除去部を備えることを特徴とするトルクセンサ。
  2. 前記励磁成分除去部は、少なくともつのノッチフィルタで構成される請求項1に記載のトルクセンサ。
  3. 前記検出部は、前記励磁成分除去部の他に、カットオフ周波数が前記励磁周波数以下であるローパスフィルタを少なくとも1つ備えている請求項1又は2に記載のトルクセンサ。
  4. 回転軸に生じるトルクに応じてインピーダンスが変化する検出コイルにより前記トルクを検出するトルクセンサにおいて、
    前記検出コイルを所定の励磁周波数で励磁する発振部と、
    励磁された前記検出コイルに前記インピーダンスの変化により発生する信号に基づいて前記トルクを検出する検出部とを具備し、
    前記検出部は、前記信号から前記励磁周波数を2倍した数の少なくともつの整数倍の周波数成分のみを除去し、有効周波数成分での特性がフラットな位相遅れ補償フィルタで構成された励磁成分除去部を備えることを特徴とするトルクセンサ。
  5. 前記検出部は、前記励磁成分除去部の他に、カットオフ周波数が前記励磁周波数以下であるローパスフィルタを少なくとも1つ備えている請求項4に記載のトルクセンサ。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のトルクセンサを搭載していることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
JP2016571768A 2015-02-10 2016-02-09 トルクセンサ及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP6191788B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015024312 2015-02-10
JP2015024313 2015-02-10
JP2015024313 2015-02-10
JP2015024312 2015-02-10
PCT/JP2016/053729 WO2016129572A1 (ja) 2015-02-10 2016-02-09 トルクセンサ及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016129572A1 JPWO2016129572A1 (ja) 2017-05-25
JP6191788B2 true JP6191788B2 (ja) 2017-09-06

Family

ID=56615267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016571768A Expired - Fee Related JP6191788B2 (ja) 2015-02-10 2016-02-09 トルクセンサ及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6191788B2 (ja)
WO (1) WO2016129572A1 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3858443A (en) * 1972-06-21 1975-01-07 Columbia Research Lab Inc Torque measuring and control system
JPS61162726A (ja) * 1985-01-11 1986-07-23 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 応力検出装置
US4796463A (en) * 1987-04-06 1989-01-10 General Motors Corporation Variable permeability steering torque sensor
JPH06323930A (ja) * 1993-05-12 1994-11-25 Yaskawa Electric Corp 磁歪式トルクセンサの外乱磁界ノイズ補償装置
JPH08271359A (ja) * 1995-03-31 1996-10-18 Yaskawa Electric Corp 磁歪式歪みセンサ
JP3476987B2 (ja) * 1996-01-12 2003-12-10 株式会社日立国際電気 マルチユーザ復調方法および装置
JP3583671B2 (ja) * 1999-10-29 2004-11-04 三菱電機株式会社 トルク検出装置
JP2009090087A (ja) * 2007-09-19 2009-04-30 Fujifilm Corp 内視鏡
WO2012176358A1 (ja) * 2011-06-21 2012-12-27 日本精工株式会社 トルク検出装置及び電動パワーステアリング装置
JP5821496B2 (ja) * 2011-10-07 2015-11-24 日本精工株式会社 トルクセンサ及びそれを備えた電動パワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2016129572A1 (ja) 2017-05-25
WO2016129572A1 (ja) 2016-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8219283B2 (en) Active steering nibble control algorithm for electric steering systems
JP5383818B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
US10099721B2 (en) Electric power steering apparatus
JP5642272B2 (ja) 電動パワーステアリングの制御装置
JP2914610B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5994959B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6404756B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US10046790B2 (en) Electric power steering apparatus
JP6022117B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US20150094912A1 (en) System and Method for Wheel Disturbance Order Detection and Correction
JP2017210009A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6222411B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
GB2454788A (en) Active nibble control for electric steering
JP2018002013A (ja) ステアリング制御装置
JP2016088106A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6191788B2 (ja) トルクセンサ及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置
JP2010184669A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP5265410B2 (ja) 電動パワーステアリング装置とその制御方法およびプログラム
US11952057B2 (en) Motor control system and power steering system
JP6164073B2 (ja) トルクセンサ及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置
JP6582935B2 (ja) モータ制御装置及びこれを備えた電動パワーステアリング装置
JP2014167453A (ja) 電動パワーステアリング装置、故障検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161207

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20161207

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6191788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees