JP6190398B2 - 熱溶着絶縁樹脂フィルム及び蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラミネート型リチウムイオン二次電池や電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタ等の蓄電装置の封止部におけるリード部材と外装部材との間を絶縁し短絡を防止する熱溶着絶縁樹脂フィルム及びこの熱溶着絶縁樹脂フィルムを用いた蓄電装置に関するものである。
近年、リチウムイオン二次電池の分野においては、スマートフォンやタブレット端末等の薄型の携帯電子機器の普及に伴って、それまでの角形の金属缶型リチウムイオン二次電池に代わって、薄型化、軽量化で優位なラミネート型リチウムイオン二次電池の開発に力が注がれている。
このラミネート型リチウムイオン二次電池は、一般的には、薄板状に形成した負極、セパレータ、正極を順に重ねて積層体を形成し、これにリード部材(電極端子)を取り付けた後、外装部材(一般的にはアルミラミネートフィルム)内に電解液と共に収納し、開口部からリード部材を引き出した状態でこの開口部をヒートシールにて封止した構成としている。
また、リード部材を引き出した開口部を封止した封止部においては、ヒートシール時の過加熱によりリード部材と外装部材とが接触して短絡しないよう、リード部材と外装部材との間に熱溶着絶縁樹脂フィルムを介在させ、この熱溶着絶縁樹脂フィルムを介して封止することでヒートシール時の過加熱による短絡の発生を防止した構成としている。
従来、このような熱溶着絶縁樹脂フィルムとして、例えば特許文献1に示すものが知られている。この特許文献1の熱溶着絶縁樹脂フィルム(特許文献1に記載された発明では、リード用シーラントフィルム)は、リード部材接着層(内層)、絶縁層(中間層)、外装部材接着層(外層)の三層から成り、中間層は、他の層よりも高融点材料が用いられ、ヒートシール時に絶縁層が溶解せず、絶縁層が保持され確実に短絡が防止されるように構成されたものである。
特開2008−192451号公報
しかしながら、ラミネート型リチウムイオン二次電池は、その特性上、経時劣化に伴い内部でガスが発生し、このガスの発生によって内圧が上がり外装部材が膨張する問題があり、従来の熱溶着絶縁樹脂フィルムは、短絡の問題は解決されているものの、耐久性の面では問題点が残っており、膨張によって生ずる引張力に耐え切れず破断してしまうことがあり、この熱溶着絶縁樹脂フィルムの破断により、外装部材の封止が破壊され、蓄電装置の破裂や電解液の漏洩等の不具合が生ずることがあった。
本発明は、上述のような現状に鑑みなされたもので、外装部材の膨張によって生ずる引張力に対して優れた耐久性を発揮する熱溶着絶縁樹脂フィルム及びこの熱溶着絶縁樹脂フィルムを用いて、ラミネート型リチウムイオン二次電池やリチウムイオンキャパシタ等の蓄電装置における破裂や電解液の漏洩等の不具合の発生を可及的に低減した安全性の高い蓄電装置を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
ラミネート型リチウムイオン二次電池または電気二重層キャパシタまたはリチウムイオンキャパシタのいずれかに構成される蓄電装置6のリード部材4と接着するリード部材接着層1と、前記蓄電装置6の外装部材5と接着する外装部材接着層3と、前記リード部材接着層1と前記外装部材接着層3との間に介在する絶縁層2との三層から成る熱溶着絶縁樹脂フィルムにおいて、前記リード部材接着層1の厚みT1と前記絶縁層2の厚みT2と前記外装部材接着層3の厚みT3との和である総厚みTが50μm〜200μmであるとともに、前記絶縁層2がポリプロピレン樹脂、酸変性ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂の何れかの樹脂から成り、且つ前記リード部材接着層1の厚みT1と前記外装部材接着層3の厚みT3が同厚に設定されているとともに前記総厚みTに対する前記絶縁層2の厚みT2の割合が30%〜35%に設定されており、尚且つ前記絶縁層2の硬度がJIS−Z−1702−1994に準拠した引張試験における引張強さで60MPa以下であることを特徴とする熱溶着絶縁樹脂フィルムに係るものである。
また、請求項1記載の熱溶着絶縁樹脂フィルムリード部材4と外装部材5との間に設けられていることを特徴とする蓄電装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、外装部材の膨張作用によって生ずる引張力に対する耐久性が向上し、蓄電装置内の内圧上昇による外装部材の膨張による引張作用で引っ張られても破断せず、外装部材の封止状態を良好に保持し、よって、蓄電装置の破裂や電解液の漏洩等の不具合が生じず、安全性の高い蓄電装置の実現を可能とする実用性に優れた熱溶着絶縁樹脂フィルムとなる。
しかも、本発明は、絶縁層の材料を変更することなく耐久性を向上させることができるので、極めて容易に設計実現可能となる画期的な熱溶着絶縁樹脂フィルムとなる。
また、請求項記載の発明においては、劣化により内圧上昇による外装部材の膨張が生じても外装部材の封止が破壊されず、よって、蓄電装置の破裂や電解液の漏洩等の不具合が発生しない安全性の高い優れた蓄電装置となる。
本実施例の使用状態を示す説明図である。 図1におけるA−A説明断面図である。 本実施例を示す説明斜視図である。 本実施例における180度剥離強度試験の詳細結果を示すものである。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
熱溶着絶縁樹脂フィルム7の総厚みT(リード部材接着層1の厚みT1+絶縁層2の厚みT2+外装部材接着層3の厚みT3)に対する絶縁層2の厚みT2の割合を少なく(薄めに)設定する、具体的には、10%〜45%に設定することで、熱溶着絶縁樹脂フィルム7の例えばラミネート型リチウムイオン二次電池やリチウムイオンキャパシタ等の蓄電装置6の膨張作用によって生ずる引張力に対する耐久性が向上し、前記膨張作用が生じても熱溶着絶縁樹脂フィルム6が破断せず、良好な封止状態が保持されて蓄電装置の破裂や電解液の漏洩等の不具合の発生を可及的に抑制することができる。具体的には、以下のメカニズムによるものと考える。
本発明者らは、ラミネート型リチウムイオン二次電池やリチウムイオンキャパシタ等の蓄電装置6の内圧上昇による外装部材5の膨張による熱溶着絶縁樹脂フィルム7の破断について様々な検証実験を繰り返し行い、熱溶着絶縁樹脂フィルム7の中間層である絶縁層2で破断が生じることを突き止め、更に、この絶縁層2が破断する要因について鋭意検討を行った結果、この絶縁層2の厚みT2が、総厚みTに対して厚く設定されることが破断要因のひとつであるという結論に至った。
即ち、絶縁層2が他の層(リード部材接着層1及び外装部材接着層3)に比べて十分に厚いと破断点が大きく、外装部材5による引張力によって生ずる応力がこの絶縁層2に集中するので、この集中する応力に耐え切れず絶縁層2が破断するものと考えた。
そこで、本発明者らは、この絶縁層2への応力の集中を緩和するために、熱溶着絶縁樹脂フィルム7の総厚みTに対する絶縁層2の厚みT2の割合を少なくして(絶縁層2の厚みT2を薄くして)、破断点を小さくすると共に他の層へ応力が分散する構成として、相対的に絶縁層2の耐久性を向上させ、熱溶着絶縁樹脂フィルム7全体としての耐久性を向上させることを見出した。
また更に、従来、絶縁層2はリード部材接着層1や外装部材接着層3といった接着層に比べて材質が硬く、これにより他層よりも伸び応力に対する耐久性が低いと考えられるため、例えば、絶縁層2に軟らかい材質のもの(例えば、JIS−Z−1702−1994に準拠した引張試験における引張強さが70MPa以下(好ましくは60MPa以下)の樹脂)を採用することで、絶縁層2の耐久性を一層向上させることができることも見出した。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、図1に示すようなラミネート型リチウムイオン二次電池6のリード引き出し部8におけるリード部材4(タブリード)と外装部材5(ラミネートフィルム)とを絶縁するために用いられる熱溶着絶縁樹脂フィルムに係るものである。
具体的には、図2,3に示すように、ラミネート型リチウムイオン二次電池6のリード部材4と接着するリード部材接着層1と、ラミネート型リチウムイオン二次電池6の外装部材5と接着する外装部材接着層3と、リード部材接着層1と外装部材接着層3との間に介在する絶縁層2の三層から成り、絶縁層2の厚さT2を、熱溶着絶縁樹脂フィルム7の総厚みT、即ち、リード部材接着層1の厚みT1と絶縁層2の厚みT2と外装部材接着層3の厚みT3との和である総厚みTに対して10%〜45%に設定したものである。
更に具体的に説明すると、総厚みTは、50μm〜200μmの範囲に設定した構成としている。
また、リード部材接着層1及び外装部材接着層3は、酸変性ポリプロピレン樹脂を採用し、絶縁層2は、ポリプロピレン樹脂、酸変性ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂の何れかを採用した構成としている。尚、リード部材接着層1及び外装部材接着層3は、上記に限らず、同等の性能を発揮するものであれば適宜採用し得るものとする。
また更に、絶縁層2は、硬度の低いもの(軟らかいもの)を採用した構成とし、具体的には、JIS−Z−1702−1994に準拠した引張試験における引張強さが70MPa以下(好ましくは60MPa以下)のものを採用した構成としている。
以下、本実施例の上述した構成要件で構成した構成例1〜構成例3及び本実施例の構成要件以外の条件を設定した比較例1を以下に示す。
<構成例1>
構成例1は、総厚みTを74μmとし、また、総厚みTに対する絶縁層2の厚みT2の割合を約40%に設定した。具体的には、リード部材接着層1の厚みT1、絶縁層2の厚みT2、外装部材接着層3の厚みT3を、夫々、T1/T2/T3=22μm/30μm/22μmとした。
また、絶縁層2は、ポリプロピレン樹脂(具体的には、ランダムポリプロピレン樹脂)から成るものを採用した構成とした。
また更に、絶縁層2に用いたランダムポリプロピレン樹脂は、JIS−Z−1702−1994に準拠した引張試験における引張強さが70MPaのものを用いた。
<構成例2>
構成例2は、総厚みTを74μmとし、また、総厚みTに対する絶縁層2の厚みT2の割合を約40%に設定した。具体的には、リード部材接着層1の厚みT1、絶縁層2の厚みT2、外装部材接着層3の厚みT3を、夫々、T1/T2/T3=22μm/30μm/22μmとした。
また、絶縁層2は、ポリプロピレン樹脂(具体的には、ホモポリプロピレン樹脂)から成るものを採用した構成とした。
また更に、絶縁層2に用いたホモポリプロピレン樹脂は、JIS−Z−1702−1994に準拠した引張試験における引張強さが60MPaのものを用いた。
<構成例3>
構成例3は、総厚みTを74μmとし、また、総厚みTに対する絶縁層2の厚みT2の割合を約32%に設定した。具体的には、リード部材接着層1の厚みT1、絶縁層2の厚みT2、外装部材接着層3の厚みT3を、夫々、T1/T2/T3=25μm/24μm/25μmとした。
また、絶縁層2は、ポリプロピレン樹脂(具体的には、ホモポリプロピレン樹脂)から成るものを採用した構成とした。
また更に、絶縁層2に用いたホモポリプロピレン樹脂は、JIS−Z−1702−1994に準拠した引張試験における引張強さが60MPaのものを用いた。
<比較例>
比較例は、総厚みTを74μmとし、また、総厚みTに対する絶縁層2の厚みT2の割合を約54%に設定した。具体的には、リード部材接着層1の厚みT1、絶縁層2の厚みT2、外装部材接着層3の厚みT3を、夫々、T1/T2/T3=17μm/40μm/17μmとした。
また、絶縁層2は、ポリプロピレン樹脂(具体的には、ホモポリプロピレン樹脂)から成るものを採用した構成とした。
また更に、絶縁層2に用いたホモポリプロピレン樹脂は、JIS−Z−1702−1994に準拠した引張試験における引張強さが60MPaのものを用いた。
上記構成例1〜構成例3及び比較例の構成条件一覧を下表1に示す。
Figure 0006190398
上述のように構成した構成例1〜構成例3及び比較例について、夫々耐久性の確認を行った。
具体的には、耐久性の確認は、180度剥離強度試験による熱溶着絶縁樹脂フィルムの剥離強度測定により行った。
試験方法について説明すると、試料は、構成例1〜構成例3及び比較例の各熱溶着絶縁樹脂フィルム7を幅5mmの短冊状にし、これを二つ折りした外装部材5と同様のラミネートフィルム(本実施例では、アルミラミネートフィルムを採用)の折曲側端部に配してこのラミネートフィルムで包み込み、熱溶着絶縁樹脂フィルム7とラミネートフィルムとが重なり合う重合部を表裏夫々加熱(200℃、5秒)して、熱溶着絶縁樹脂フィルム7とラミネートフィルムとを溶着し、これをラミネートフィルムの折曲方向と直交する方向に切断して幅5mmの短冊状にしたものを用いた。
また、剥離試験機は、島津製作所社製 精密万能試験機(EZ-L)を用い、剥離速度を5mm/分〜100mm/分に設定して夫々の場合における剥離強度を測定した。尚、測定は1試料1条件につき3回行った。
下表2に、測定結果を示す。尚、詳細な結果は図4に示す。
Figure 0006190398
この表2に示すように、比較例の引張強度(耐久性)を100%とした場合、構成例1の耐久性は130%、構成例2の耐久性は150%、構成例3の耐久性は180%と全ての実施例で耐久性の向上が確認できた。
また、構成例1と構成例2より、絶縁層2の硬度が軟らかいほうがより耐久性が向上することも確認できた。
また、上記180度剥離強度試験において、比較的良好な結果であった構成例2,構成例3について、更に、実際の使用状態に近い形態での耐久性試験を行った。
具体的には、外装部材5のリード引き出し部8にリード部材4を挿入配設し(本実施例では、正極材料、負極材料及び電解液は挿入しない)、ヒートシールして、実際のラミネート型リチウムイオン二次電池6の外装と同様の形態に形成した試料の外装部材5内部に空気を注入して、この外装部材5内の内圧を5kgf/cmまで上げ、この状態を30秒継続する負荷をかけた際の熱溶着絶縁樹脂フィルム7の状態(破損状態や外装部材5のリークの有無)を確認するリーク試験を行った。尚、リーク試験は各実施例、比較例、5試料ずつ行った。
下表3に、リーク試験結果を示す。
Figure 0006190398
この表3に示すように、180度剥離試験において良好な耐久性を示した構成例2及び構成例3は、実際のラミネート型リチウムイオン二次電池の膨張作用を疑似的に再現したリーク試験においても良好な結果を示した。
このように、本実施例は、熱溶着絶縁樹脂フィルム7の総厚みT(リード部材接着層1の厚みT1+絶縁層2の厚みT2+外装部材接着層3の厚みT3)に対する絶縁層2の厚みT2の割合を10%〜45%、好ましくは30%〜35%に設定し、更に、絶縁層2の材料として、硬度がJIS−Z−1702−1994に準拠した引張試験における引張強さで70MPa以下、好ましくは60MPa以下のものを採用することで、この熱溶着絶縁樹脂フィルム7のラミネート型リチウムイオン二次電池6の膨張作用によって生ずる引張力に対する耐久性が向上し、前記膨張作用が生じても破断せず、ラミネート型リチウムイオン二次電池6のリード引き出し部8(開口部)の封止状態を良好に保持し、電解液の漏洩等の発生を可及的に抑制することができる実用性に優れた画期的な熱溶着絶縁樹脂フィルムとなる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 リード部材接着層
2 絶縁層
3 外装部材接着層
4 リード部材
5 外装部材
6 蓄電装置
T1 リード部材接着層の厚み
T2 絶縁層の厚み
T3 外装部材接着層の厚み
総厚み

Claims (2)

  1. ラミネート型リチウムイオン二次電池または電気二重層キャパシタまたはリチウムイオンキャパシタのいずれかに構成される蓄電装置のリード部材と接着するリード部材接着層と、前記蓄電装置の外装部材と接着する外装部材接着層と、前記リード部材接着層と前記外装部材接着層との間に介在する絶縁層との三層から成る熱溶着絶縁樹脂フィルムにおいて、前記リード部材接着層の厚みと前記絶縁層の厚みと前記外装部材接着層の厚みとの和である総厚みが50μm〜200μmであるとともに、前記絶縁層がポリプロピレン樹脂、酸変性ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂の何れかの樹脂から成り、且つ前記リード部材接着層の厚みと前記外装部材接着層の厚みが同厚に設定されているとともに前記総厚みに対する前記絶縁層の厚みの割合が30%〜35%に設定されており、尚且つ前記絶縁層の硬度がJIS−Z−1702−1994に準拠した引張試験における引張強さで60MPa以下であることを特徴とする熱溶着絶縁樹脂フィルム。
  2. 請求項1記載の熱溶着絶縁樹脂フィルムがリード部材と外装部材との間に設けられていることを特徴とする蓄電装置。
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