JP2009266530A - 電池用封口板およびそれを用いた電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池を長期間高温下で保存している間に封口板部材間の接触抵抗が増加することが無い電池用封口板を提供することを目的とする。
【解決手段】キャップ9と、PTC素子10と、スペーサ11とアルミニウム弁体12を取り付けたフィルタ13とを順に積層した封口板部材と、封口板部材の外周部に組み込まれたガスケット5と、ガスケット5と封口板部材との間に塗布された封止剤14とを含む電池用封口板6であって、キャップ9とPTC素子10とが接する第1の接触部と、PTC素子10とフィルタ13とが接する第2の接触部との少なくとも一つの面に、キャップ9とPTC素子10、またはPTC素子10とフィルタ13とを接続する導電性部材17を設けて電気的に接続する。
【選択図】図3
【解決手段】キャップ9と、PTC素子10と、スペーサ11とアルミニウム弁体12を取り付けたフィルタ13とを順に積層した封口板部材と、封口板部材の外周部に組み込まれたガスケット5と、ガスケット5と封口板部材との間に塗布された封止剤14とを含む電池用封口板6であって、キャップ9とPTC素子10とが接する第1の接触部と、PTC素子10とフィルタ13とが接する第2の接触部との少なくとも一つの面に、キャップ9とPTC素子10、またはPTC素子10とフィルタ13とを接続する導電性部材17を設けて電気的に接続する。
【選択図】図3
Description
本発明は、電池用封口板およびそれを用いた電池に関する。
リチウムなどのアルカリ金属を負極活物質とし、二酸化マンガンなどの金属酸化物などを正極活物質とするリチウム一次電池は、正負極の起電力差が大きいため、高電圧および高エネルギー密度を有することから、カメラ等の電源として広く普及している。さら近年においては、その長期保存特性に優れていることから、防犯アラーム等の電源としても普及し始めている。
リチウム一次電池に関わらず、有機電解液を使用した電池では、その密閉性が重要である。電池が充分に密閉されていないと、電池内部からの有機電解液の漏洩、いわゆる漏液の発生や、外部から電池内部への湿気の混入による保存特性の低下が生じる。
電池用封口板には、キャップと、PTC(Positive Temperature
Coefficient)素子と、スペーサとアルミニウム弁体を取り付けたフィルタとを順に積層した封口板部材と、封口板部材の外周部に組み込まれたガスケットと、ガスケットと封口板部材とが接する面に塗布された封止剤で形成されているものがある。この電池用封口板には、ガスケットと電池ケースとが接する面にも封止剤が塗布されている。この2箇所に封止剤を塗布すると、封口後の封口板部材とガスケット、およびガスケットと電池ケースとが接する部分に生ずる空隙が封止剤で埋まるので、封口部位からの漏液が防止される(例えば特許文献1参照)。
Coefficient)素子と、スペーサとアルミニウム弁体を取り付けたフィルタとを順に積層した封口板部材と、封口板部材の外周部に組み込まれたガスケットと、ガスケットと封口板部材とが接する面に塗布された封止剤で形成されているものがある。この電池用封口板には、ガスケットと電池ケースとが接する面にも封止剤が塗布されている。この2箇所に封止剤を塗布すると、封口後の封口板部材とガスケット、およびガスケットと電池ケースとが接する部分に生ずる空隙が封止剤で埋まるので、封口部位からの漏液が防止される(例えば特許文献1参照)。
封止剤としては、ピッチと呼ばれるブロンアスファルトを鉱物油に溶かしたものや、ブチルゴムなどのガスケットや封口板部材との密着性が優れた絶縁材料が用いられている。
特開2003−151517号公報
しかしながら、上記従来の電池用封口板の構造では、電池を長期間高温下で保存している間に、封口板部材とガスケットとが接する面に塗布した封止剤の流動性が増加し、キャップとPTC素子との隙間、もしくはPTC素子とフィルタとの隙間に絶縁材料である封止剤が入り込むおそれがあった。キャップとPTC素子との隙間、もしくはPTC素子とフィルタとの隙間に絶縁材料である封止剤が入り込むと、封口板部材間の接触抵抗が増加してしまい、結果として電池の内部抵抗が上昇するおそれがあるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、電池を長期間高温下で保存している間に封口板部材間の接触抵抗が増加することが無い電池用封口板を提供するとともに、それを用いたことによる内部抵抗の安定した電池を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために本発明の電池用封口板は、キャップと、PTC素子と、スペーサとアルミニウム弁体を取り付けたフィルタとを順に積層した封口板部材と、封口板部材の外周部に組み込まれたガスケットと、ガスケットと封口板部材との間に塗布された封止剤とを含む電池用封口板であって、キャップとPTC素子とが接する第1の接触部と、PTC素子とフィルタとが接する第2の接触部の少なくとも一つの面にキャップと
PTC素子またはPTC素子とフィルタとを接続する導電性部材を設けたことを特徴とする。
PTC素子またはPTC素子とフィルタとを接続する導電性部材を設けたことを特徴とする。
上記構成により、電池を長期間高温下で保存している間に、封止剤の流動性が増加して、キャップとPTC素子との隙間、もしくはPTC素子とフィルタとの隙間に封止剤が入り込んだとしても、導電性部材によって接続されている部分は、封止剤の侵入を防ぎ、導通を保持しているため、キャップとPTC素子とが接する第1の接触部と、PTC素子とフィルタとが接する第2の接触部とにおいて導電性部材を介して電気的導通が確保されているので、封口板部材間の接触抵抗が上昇しない。その結果、本発明の電池用封口板を用いた電池の内部抵抗の上昇を抑制することができる。
本発明の電池用封口板によれば、キャップとPTC素子とが接する第1の接触部とPTC素子とフィルタとが接する第2の接触部の少なくとも一つの面に、キャップとPTC素子またはPTC素子とフィルタとを接続する導電性部材を設けたことで、電池を長期間高温下で保存している間に、キャップとPTC素子との隙間、もしくはPTC素子とフィルタとの隙間に封止剤が入り込んでも、封口板部材間の接触抵抗の上昇を抑制することができる。また、本発明の電池用封口板を用いた電池の内部抵抗の上昇を抑制することができる。
本発明の電池用封口板は、キャップと、PTC素子と、スペーサとアルミニウム弁体を取り付けたフィルタとを順に積層した封口板部材と、封口板部材の外周部に組み込まれたガスケットと、ガスケットと封口板部材との間に塗布された封止剤とを含む電池用封口板であって、キャップとPTC素子とが接する第1の接触部と、PTC素子とフィルタとが接する第2の接触部の少なくとも一つの面にキャップとPTC素子またはPTC素子とフィルタとを接続する導電性部材を設けたことを特徴とする。
上記構成により、電池を長期間高温下で保存している間に、封止剤の流動性が増加して、キャップとPTC素子との隙間、もしくはPTC素子とフィルタとの隙間に封止剤が入り込んだとしても、導電性部材によって接続されている部分は、封止剤の侵入を防ぎ、導通を保持しているため、キャップとPTC素子とが接する第1の接触部と、PTC素子とフィルタとが接する第2の接触部とにおいて導電性部材を介して電気的導通が確保されているので、封口板部材間の接触抵抗が上昇しない。その結果、本発明の電池用封口板を用いた電池の内部抵抗上昇を抑制することができる。
さらに上記導電性部材は、導電性接着剤と、導電性ゴムと、導電性ポリマーからなる群より選ばれた少なくとも1つを含むことを特徴とする。
上記材料の導電性部材は軟化温度が一般的な電池の使用温度である85℃よりも高いため、封口板を高温で保存しても、キャップとPTC素子、もしくはPTC素子とフィルタとの接続を保持できるためより好ましい。
また、アルカリ金属あるいはアルカリ金属を主成分とする合金からなる負極と、活物質からなる合剤層を導電性有孔芯材上に充填した正極と、セパレータと、有機電解液と、これらを収容する電池ケースと、上記記載の封口板を用いた電池は、長期間高温下で保存しても封口板部材間の接触抵抗が上昇しないため、電池の内部抵抗の上昇を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す
実施の形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施の形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電池の概略断面図であり、図2は、同電池の上部拡大概略断面図である。
図1は、本発明の実施の形態1における電池の概略断面図であり、図2は、同電池の上部拡大概略断面図である。
この電池は二酸化マンガンを主活物質とした正極1と、負極2にリチウムを用いた円筒形リチウム一次電池である。二酸化マンガンを主とする活物質混合物を集電金属芯材に充填した帯状の正極1と、リチウム金属からなる帯状の負極2とこれら正負両電極間に介在されたセパレータ3とを渦巻状に捲回構成された電極組立体が、有機電解液とともに電池ケース4に収納されている。電池ケース4の上開口部にはガスケット5を介在させて電池用封口板6が装着され、電池用封口板6には正極芯材に接続された正極リード7が連結されている。負極2に接続された負極リード8は電池ケース4に連結されている。
電池用封口板6はキャップ9、PTC素子10、スペーサ11とアルミニウム弁体12を取り付けたフィルタ13を順に積層した封口板部材と、封口板部材の外周部に組み込まれたガスケット5と、ガスケット5と封口板部材が接する面に塗布された封止剤14(図1では省略、図2に図示)からなる。
キャップ9は、電池の正極端子である。キャップ9は高温多湿などの外部環境の影響を受けるため、錆びにくい材料が好ましい。電池の正極端子として使用されるため、キャップ9の表面には、電導性の高い材料を使用する必要がある。キャップ9は、ガス抜き孔を有している。キャップ9は、例えば厚み0.3mm程度のステンレス(SUS430)にニッケル(Ni)メッキを行った材料を数工程のプレス成型を行うことで作製する。
PTC素子10は、温度上昇に伴い抵抗値が上昇する素子である。PTC素子10の機能は、過電流によって電池の温度が急激に上昇した場合に、PTC素子10の抵抗が上昇することで過電流を抑制するものである。
スペーサ11は、電池内部に発生したガスを逃がすため、アルニウム弁体12の作動圧を定めるものである。スペーサ11はドーナツ状の形態で、内径の大きさによってアルミニウム弁体12の作動圧を制御する。スペーサ11は、例えば厚み0.2mmのステンレス(SUS430)をドーナツ状に打ち抜くことで作製する。
アルミニウム弁体12は、電池の内圧上昇に伴い変形する弁体である。アルミニウム弁体12は、電池の異常により電池の内圧が上昇するにつれて変形し、ある一定の内圧以上になると、アルミニウム弁体12が破れることで、電池内部に発生したガスを外部に逃がし、電池の破裂を防ぐものである。アルミニウム弁体12は、例えば厚み0.025mmのアルミニウムに、フィルタ13を取り付ける面に厚み0.05mmの接着ポリエチレン、接着ポリエチレンと反対の面に厚み0.05mmの非接着ポリエチレンをヒートラミネートして作製する。
フィルタ13は、スペーサ11およびアルミニウム弁体12を固定するものである。また、電極群の正極リード7と溶接されている。フィルタ13は、例えば厚み0.3mmのステンレス444を円形に打ち抜き、中央に貫通穴を設け、数工程のプレス成型を行って段差を設け、そこで形成した面にアルミニウム弁体12を取り付けて、スペーサ11を挟み込んでフィルタ13の周辺部をかしめることで、スペーサ11およびアルミニウム弁体12を固定する。
ガスケット5は、封口板部材と電池ケース4の間から有機電解液の漏液を防止するものである。ガスケット5は、例えばポリプロピレンを射出成型することにより作製する。
封止剤14は、電池封口時に、封口板部材とガスケット5との隙間を埋めて有機電解液の漏液を防止するものである。また、電池ケース4とガスケット5が接する面にも塗布され、上記と同様に有機電解液の漏液を防止する。封止剤14の主成分は、ガスケット5の材料に対して親和性をもつ材料が好ましい。封止剤14は、例えばブロンアスファルトとトルエンを1:2の割合で混合して作製する。
封口板部材のキャップ9とPTC素子10とが接する第1の接触部15、またはPTC素子10とフィルタ13とが接する第2の接触部16のいずれかの面に導電性部材17(図1では省略、図2に図示)が配置されて、キャップ9とPTC素子10、またはPTC素子10とフィルタ13とを電気的に接続している。図2では、第一の接触部15に導電性部材17を設けた例を示したが、第2の接触部16に導電性部材17を設けてもかまわない。
この構成とすることで電池を長期間高温下で保存している間に、封止剤14の流動性が増加して、キャップ9とPTC素子10との隙間、もしくはPTC素子10とフィルタ13との隙間に封止剤14が入り込んだとしても、導電性部材17によって接続されている部分は、封止剤14の侵入を防ぎ、電気的導通が確保されているので、電池内部抵抗の上昇を抑制することができる。
導電性部材17は、導電性を持ち、一般的な電池の使用温度である85℃以上の温度でキャップ9とPTC素子10、およびPTC素子10とフィルタ13との接続を保持できる材料であれば特に限定されるものではない。
導電性部材17の塗布方法としては、キャップ9とPTC素子10、およびPTC素子10とフィルタ13との接続を保持できる方法であれば、特に限定されるものではなく、例えば、接続部分に導電性部材17を塗布し、挟みこむ方法が挙げられる。また、第1の接触部15および第2の接触部16の全面に設ける必要は無く、一部に設けるだけでよい。
導電性部材17は、導電性接着剤、導電性ゴム、導電性ポリマーの少なくとも一つを含む場合、軟化温度が一般的な電池の使用温度である85℃よりも高いため、電池を高温で保存しても、キャップ9とPTC素子10、もしくはPTC素子10とフィルタ13とを接続を保持できるためより好ましい。
導電性接着剤としては、例えばエポキシ樹脂やポリイミド樹脂に、銀のフィラーを添加したもの、導電性ゴムとしては、例えばクロロプレンゴムやニトリルゴムにカーボンブラックを添加したもの、導電性ポリマーとしては、例えばポリチオフェンを使用することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における電池の概略断面図は図1と同じであり、図3は、本発明の実施の形態2における電池の上部拡大概略断面図である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における電池の概略断面図は図1と同じであり、図3は、本発明の実施の形態2における電池の上部拡大概略断面図である。
封口板部材のキャップ9とPTC素子10とが接する第1の接触部15と、PTC素子10とフィルタ13とが接する第2の接触部16の両方に導電性部材17を設ける以外は、実施の形態1と同様に作製した。
キャップ9とPTC素子10とが接する第1の接触部15と、PTC素子10とフィル
タ13とが接する第2の接触部16の両方を導電性部材17にて接続することで、実施の形態1よりも確実に接続を保持できるため、より好ましい。
タ13とが接する第2の接触部16の両方を導電性部材17にて接続することで、実施の形態1よりも確実に接続を保持できるため、より好ましい。
本発明の電池用封口板およびそれを用いた電池によれば、長期間高温下で保存した場合に、内部抵抗の上昇を抑制することができる電池を得ることができる。
1 正極
2 負極
3 セパレータ
4 電池ケース
5 ガスケット
6 電池用封口板
7 正極リード
8 負極リード
9 キャップ
10 PTC素子
11 スペーサ
12 アルミニウム弁体
13 フィルタ
14 封止剤
15 第1の接触部
16 第2の接触部
17 導電性部材
2 負極
3 セパレータ
4 電池ケース
5 ガスケット
6 電池用封口板
7 正極リード
8 負極リード
9 キャップ
10 PTC素子
11 スペーサ
12 アルミニウム弁体
13 フィルタ
14 封止剤
15 第1の接触部
16 第2の接触部
17 導電性部材
Claims (3)
- キャップと、PTC素子と、スペーサとアルミニウム弁体を取り付けたフィルタとを順に積層した封口板部材と、
前記封口板部材の外周部に組み込まれたガスケットと、
前記ガスケットと前記封口板部材との間に塗布された封止剤とを含む電池用封口板であって、
前記キャップと前記PTC素子とが接する第1の接触部と、前記PTC素子と前記フィルタとが接する第2の接触部の少なくとも一つの面に、キャップとPTC素子またはPTC素子とフィルタとを接続する導電性部材を設けたことを特徴とする電池用封口板。 - 前記導電性部材は、導電性接着剤と、導電性ゴムと、導電性ポリマーからなる群より選ばれた少なくとも1つを含む請求項1に記載の電池用封口板。
- アルカリ金属あるいはアルカリ金属を主成分とする合金からなる負極と、活物質からなる合剤層を導電性有孔芯材上に充填した正極と、セパレータと、有機電解液と、これらを収容する電池ケースと、請求項1または2に記載の電池用封口板とを含む電池。
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