JP6190034B2 - 注射器訓練器具 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
[0002]本出願は、「注射器訓練器具」と題されて2013年3月13日に出願された米国仮特許出願番号61/778,937の利益を主張し、当該出願はその全体において参照により本明細書に組み込まれる。
[0003]本発明は、一般に注射器訓練器具に関し、より詳細には、自動注射器のための訓練器具に関する。
[0004]自動注射器は、個人が液状製剤を皮下または筋肉注射により自己投与することを可能にするための器具である。
[0005]典型的な自動注射器はハウジングを有し、ハウジングの内側は薬剤を含むカートリッジである。使用中には、自動注射器からユーザの体内に針が延び、続いて薬剤が針を通じてユーザの体内に強制的に送られる。注射位置への薬剤の一回分の送達の後に、針保護部は使用された針の先端を覆ってさらなる使用から保護し得る。他の自動注射器においては、器具は針をもたず、薬剤はジェット注射により皮膚を貫通して送達される。
[0006]自動注射器のユーザがその適切な操作を学習してその使用に慣れることは、しばしば重要である。ユーザは、特に注射が必要とされる重要な瞬間において、器具を使用することの恐怖から、または器具の適切な使用における知識の欠如のために、彼ら自身に注射することをためらうべきではない。しかし、個人にとっては、自動注射器で彼ら自身に繰り返し注射することによって訓練することは現実的ではない。そのため、それによって任意の薬剤を注入する前にユーザが自動注射器の操作を実践して慣れることができる、自動注射器の操作をシミュレートする器具についての必要が存在する。そのような器具による訓練は、薬剤の不適切な投与、自動注射器の不適切な方向付け、薬剤の完全な注入の前の自動注射器の早過ぎる除去を防ぐことを助け得る。
[0007]一実施形態では、薬剤を注入する自動注射器の操作についてユーザを訓練するための訓練器具が提供される。訓練器具は、遠位端および近位端を有するハウジングと、ハウジングの遠位端によりスライド可能に受容され、訓練器具の操作前のハウジングに対する第1の延長位置から、訓練器具の操作中のハウジングに対する収納位置へ、さらに訓練器具の操作後のハウジングに対する第2の延長位置へとスライド可能である針ガードと、針ガードに連結され、付勢部材とロックとを有し、収納位置から第2の延長位置への針ガードの動きを制御する作動アセンブリであって、ロックはロック位置で針ガードを第2の延長位置に固定する作動アセンブリと、ハウジングの近位端の近位側にあり、格納位置において針ガードの第1の延長位置から収納位置への移動を防止する安全装置であって、針ガードは安全装置が作動可能位置にある場合に収納位置へと移動可能であり、安全装置は安全装置が格納位置に戻るとロックをリセットする安全装置とを備える。
[0008]一実施形態において、ロックは板バネである。一実施形態において、板バネは第1の脚部および第2の脚部を含む。一実施形態において、板バネは第1の脚部のみを含む。一実施形態において、第1の脚部は半径方向に延び第2の延長位置にある針ガードの動きをハウジングに対して制約するロックタブを含み、第2の脚部は半径方向に延び針ガードを収納位置に移動させるために克服されなければならない抗力を与える抗力タブを含む。一実施形態において、第1の脚部は半径方向に延び第2の延長位置にある針ガードのハウジングに対する移動を制約するロックタブを含む。一実施形態において、第1の脚部はロックタブの近位側に突出部を含む。一実施形態において、板バネは締結手段によって作動アセンブリに取り付けられる。一実施形態において、作動アセンブリにリベットにより留められた板バネを取り付けるための締結手段はリベットである。一実施形態において、作動アセンブリはトリガを含み、トリガは格納位置においてロックを保持し、針ガードは第1の延長位置から収納位置に移動させられるときに、トリガをロックから離れるようにスライドさせる。一実施形態において、安全装置は、ロック位置と格納位置との間でロックを越えてトリガをスライドさせて戻す。一実施形態において、安全装置はハウジングに取り外し可能に連結され、作動可能位置においてハウジングから安全装置を取り外すことはユーザが針ガードを収納位置へと押す(urge)ことを可能にし、安全装置をハウジングに再度取り付けることはロックを格納位置にリセットする。
[0009]一実施形態において、針ガードは、第2の延長位置においてハウジングの遠位端から延びる距離と等しい距離だけ、第1の延長位置においてハウジングの遠位端から延びる。一実施形態では、針ガードを第1の延長位置から移動させるために、付勢部材の力に加えてハウジングに対して相対的に所定の力が針ガードに及ぼされなければならない。一実施形態においては、格納位置において、安全装置の第1の突出部はハウジングの近位端内に延び、安全装置の第2の突出部はハウジングの側壁に延びる。一実施形態において、訓練器具は針を含まない。一実施形態において、訓練器具は薬剤を含まない。一実施形態において、訓練器具は薬剤を注射することが可能ではない。
[0010]注射器訓練器具の実施形態の以下の詳細な説明は、添付された例示的な実施形態の図面との関係において読まれるときにより良く理解されるであろう。しかし、本発明は示される正確な配置および手段に限られないことが理解されるべきである。
[0012]格納位置において示される本発明の例示的な実施形態による訓練器具の斜視図である。 [0013]図1に示される訓練器具の展開斜視図である。 [0014]本発明の例示的な実施形態による板バネの斜視図である。 [0015]本発明の別の例示的な実施形態による板バネの斜視図である。 [0016]図5Aは、格納位置において示される図1の訓練器具の背面図である。[0017]図5Bは、図5Aの線5B−5Bに沿って得られる訓練器具の側断面図である。[0018]図5Cは、図5Bの部分5C内に示される訓練器具の部分拡大側断面図である。 [0019]図6Aは、訓練器具から取り外された安全装置および安全キャップを示す、作動可能位置において示される図1の訓練器具の背面図である。[0020]図6Bは、図6Aの線6B−6Bに沿って得られる訓練器具の側断面図である。[0021]図6Cは、図6Bの部分6C内に示される訓練器具の部分拡大側断面図である。 [0022]図7Aは、作動可能位置において示される図1の訓練器具の背面図である。[0023]図7Bは、図7Aの線7B−7Bに沿って得られる訓練器具の側断面図である。[0024]図7Cは、図7Bの部分7C内に示される訓練器具の部分拡大側断面図である。 [0025]図8Aは、部分的な収納位置において示される図1の訓練器具の背面図である。[0026]図8Bは、図8Aの線8B−8Bに沿って得られる訓練器具の側断面図である。[0027]図8Cは、図8Bの部分8C内に示される訓練器具の部分拡大側断面図である。 [0028]図9Aは、収納位置において示される図1の訓練器具の背面図である。[0029]図9Bは、図9Aの線9B−9Bに沿って得られる訓練器具の側断面図である。[0030]図9Cは、図9Bの部分9C内に示される訓練器具の部分拡大側断面図である。 [0031]図10Aは、部分的に延長位置において示される図1の訓練器具の背面図である。[0032]図10Bは、図10Aの線10B−10Bに沿って得られる訓練器具の側断面図である。[0033]図10Cは、図10Bの部分10C内に示される訓練器具の部分拡大側断面図である。 [0034]図11Aは、ロック位置において示される図1の訓練器具の背面図である。[0035]図11Bは、図11Aの線11B−11Bに沿って得られる訓練器具の側断面図である。[0036]図11Cは、図11Bの部分11C内に示される訓練器具の部分拡大側断面図である。 [0037]図12Aは、リセットされた格納位置において示される図1の訓練器具の背面図である。[0038]図12Bは、図12Aの線12B−12Bに沿って得られる訓練器具の側断面図である。[0039]図12Cは、図12Bの部分12C内に示される訓練器具の部分拡大側断面図である。
[0040]全体を通じて同様の参照符号が同様の要素を示す図面を詳細に参照すると、図1〜図12Cにおいて全体に10と指定されている、本発明の例示的な実施形態による訓練器具が示されている。
[0041]訓練器具10は、対応する自動注射器の適切な方向および操作についてユーザを教育するために使用される訓練用具である。対象の自動注射器は、器具を準備状態にするステップ、注射を作動させる特定の量の力、および/または特に初回に自動注射器を使用する前にユーザが慣れていないであろう雑音を作り出すことを必要としうる。訓練器具10は、実際に針を使用する、または薬剤を注入することなく、ユーザが薬剤の投与を実践してどのように自動注射器が作動するかに慣れることができるように、自動注射器の操作をシミュレートする。自動注射器とは異なり、訓練器具10は薬剤または針アセンブリを含まない。訓練器具10は、ユーザが訓練器具10により練習することにより自動注射器を使用することに慣れることができるように、特定の自動注射器または特定のタイプの自動注射器と同一の外観および感触を有する。訓練器具10は、ユーザがその操作に慣れるまで、ユーザがシミュレートされた注射操作を繰り返すことを可能にするようにリセット可能であり得る。加えて、訓練器具10は自動注射器の適切な操作について複数の個人を訓練するために使用され得る。そのようにして、ユーザを支援するために自動注射器の適切な操作について家族が教育され得る。さらに、訓練器具10は病院、医院または医師の事務所における訓練補助として使用され得る。
[0042]訓練器具10は、種々の自動注射器構成についてユーザを訓練するために使用され得る。一実施形態において、訓練器具10は、アンタレス・ファーマ社のVIBEX自動注射器の使用についてユーザを訓練するために使用される。一実施形態において、訓練器具10は、メトトレキサートを注射する自動注射器についてユーザを訓練するために使用される。一実施形態において、訓練器具10は、エピネフリンを注射する自動注射器についてユーザを訓練するために使用される。一実施形態において、訓練器具10はリセット可能ではあるが、単回使用の自動注射器についてユーザを訓練するために使用される。他の実施形態において、訓練器具10はそれらの全体において参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開番号2012/0157965および2011/0144594ならびに米国仮特許番号61/607,339において公開されたものに類似する自動注射器について、ユーザを訓練するために使用される。
[0043]図1および図2を参照すると、訓練器具10は、長手方向軸Aに沿って延びるハウジング12を含み、遠位端12aと近位端12bを有する。本明細書において使用されるように、長手方向軸Aに沿った移動または長手方向軸Aに概して平行な方向における移動は、長軸方向に、遠位に、および/または近位への移動として言及される。なお、本開示の文脈において、「遠位」および「近位」の用語は、単にユーザにより保持されるときに注射器具のユーザに対する訓練器具10の位置を指して使用される。したがって、第2の点に対して遠位に位置する点はユーザから(たとえば訓練器具10の注射終端に向かって)より遠く、逆もまた同様である。また本明細書において使用されるように、長手方向軸Aに対して垂直な方向における移動は半径方向に移動すると呼ばれる。ハウジング12は、訓練器具10の残りの構成部品に連結し、これらを含み、かつ/または保護する。ハウジング12は、ユーザの片手で把持されるように形成および構成され得る。一実施形態において、ハウジング12は、平坦な後側面12eと丸みを帯びた前側面12fとを有する。そのような実施形態において、使用中にユーザは、ユーザの指先が平坦な側面12eにかかり、ユーザの掌が丸みを帯びた側面12fの周りを包むように、小指を遠位端12aに近くし、親指を近位端12bに近くした状態で訓練器具10を把持することができる。しかしながら、ユーザは、手に対する放射方向については、快適と感じられる任意の方向でハウジング12を把持しうる。
[0044]ハウジング12は、スナップフィットなどの締結具により組み立て中に互いに固定される遠位部分12cと近位部分12dとから構成され得る。他の実施形態においては、ハウジング12の遠位部分12cと近位部分12dはネジ、接着剤またはプレスフィットのような任意の方法により互いに連結される。他の実施形態においては、ハウジング12の遠位部分12cと近位部分12dとは一体に形成される。ハウジング12は、ユーザが内部の構成要素を見ることができるように透明であってもよい。他の実施形態においては、ハウジング12は1つ以上の内部の構成要素を隠すために部分的または全体的に不透明である。ハウジング12は、たとえば訓練器具10のどちらの終端がシミュレートされた注射端であるかを示すための文字「針端部」を有する矢印などの表示14を含み得る。他の実施形態において、表示14は商標、薬剤情報および/または訓練器具10をどのように使用するかについてのステップのリストのような注射指示を含み得る。
[0045]訓練器具10は、ハウジング12の遠位端12aに連結されている安全キャップ16を含み得る。特定の自動注射器は、使用前に針の先端を覆って保護するために安全キャップ16に似た安全キャップを含み得る。安全キャップ16は、ユーザが類似の安全キャップを自動注射器から取り外すことを練習できるように設けられ得る。安全キャップ16は、ハウジング12の遠位端12aから安全キャップ16を取り外すためにハウジング12に対して安全キャップ16を回す必要が生じるように、ネジ18を介してハウジングの遠位端12aに連結され得る。一実施形態において、ネジ18は、安全キャップ16をハウジング12から取り外すために、安全キャップ16のハウジングに対する部分的な回転のみが必要とされるように、遠位端12aの外周の周りに部分的に延びる。
[0046]安全キャップ16は、さらに、スナップフィットなどの1つ以上の締結具を介してハウジング12の遠位端12aに連結されてもよい。一実施形態において、締結具は、安全キャップ16から半径方向に内側に延び、対応するハウジング12(図2参照)の溝または開口22にスナップフィットするように構成された突出部20(図6B参照)を含む。一実施形態において、締結具は、安全キャップ16から半径方向に内側に延び、針ガード30(図6B参照)から半径方向に外側に延びた対応する突出部30aに係合するように構成された突出部24を含む。安全キャップ16とハウジング12とを連結する1つ以上の締結具は、安全キャップ16をハウジング12から遠位に引くことにより単独で安全キャップ16がハウジング12から取り外されることを防ぐように構成され得る。一実施形態において、安全キャップ16をハウジング12に連結および再連結することは、安全キャップ16が固定されたか、取り外されたかをそれぞれ示すための、可聴のクリック音を作り出す。一実施形態において、ハウジング12に対して安全キャップ16を回すことは、安全キャップ16がハウジング12から分離されて取り外されることを可能にする。一実施形態において、ハウジング12に対して安全キャップ16を回さずに安全キャップ16をハウジング12から遠位に引いても、安全キャップ16をハウジング12から分離するはできないであろう。安全キャップ16とハウジング12との連結は、図示されたものと逆の突出部/開口部構成などの他の構成、および/または戻り止め、ラッチ、磁石などの他の器具を含み得る。
[0047]安全キャップ16は、どのように安全キャップ16をハウジング12から取り外すかを示すための、たとえば文字「ひねる」を有する矢印などの表示26を含み得る。他の実施形態において、表示26は商標および/または注射指示を含み得る。
[0048]安全キャップ16は、ユーザが安全キャップ16を把持してハウジング12に対して回すことを助ける1つ以上のグリップ28を含み得る。グリップ28は、ユーザの指と安全キャップ16の間の摩擦を増加させる1つ以上の突出部またはテクスチャをつけられた領域を含み得る。一実施形態において、安全キャップ16は直径方向に互いに対向する2つのグリップ28を含む。
[0049]ハウジング12は、ユーザがハウジング12の内側を見ることを可能にするように構成されている1つ以上の覗き窓8を含み得る。対応する自動注射器は、ユーザが薬剤の高さを見ることを可能にするための類似の窓を有し得る。針ガード30などの1つ以上の構成要素は、窓8と対応してアライメントされた開口6を含み得る。窓8は、透明な材料から構成され得る。一実施形態において、ハウジング12の大部分は透明な材料から構成され、ステッカーまたは転写シールが、露出された窓8を残してハウジング12を覆う。ユーザが少なくとも部分的に訓練器具10を透過して見ることができるように、ほぼ直径方向に互いに対向する2つの窓8が設けられてもよい。一実施形態において、窓8は側面に設けられる。他の実施形態において、窓8は頂部および底部に設けられる。
[0050]図2を参照すると、一実施形態において、訓練器具10はハウジング12の遠位端12aによりスライド可能に受容される針ガード30を含む。特定の自動注射器は、針を使用の前および/または後に覆って保護するために、針ガード30に似た針ガードを含み得る。自動注射器において、針ガードは使用前には針を越えて延び、使用中には収納位置において針を露出し、使用後には針を再度覆い得る。そのような針ガードは、針を露出して、次に偶然の針刺しを防止しまたは少なくとも低減するために使用に続いて針を越えて閉鎖するために、所定の量の力を必要とし得る。訓練器具10は、ユーザがその操作に慣れるように、特定の自動注射器の針ガードに似た針ガード30を含み得る。
[0051]以下にさらに詳細に説明されるように、いくつかの実施形態において、針ガード30は訓練器具10の操作に先立ってハウジング12に対する第1の延長または格納位置から(図5A〜図7C参照)、訓練器具10の操作中にはハウジング12に対する収納位置に(図8A〜図9C参照)、訓練器具10の操作後にはハウジング12に対する第2の延長またはロック位置に(図10A〜図12C参照)スライド可能であって、格納位置にリセット可能である(図12A〜図12C参照)。
[0052]図2を参照すると、訓練器具10は、ハウジング12に対する針ガード30の動きを制御するように構成されている針ガード30に連結されている作動アセンブリを含み得る。作動アセンブリは、付勢部材32とロック34とを含み得る。一実施形態において、付勢部材32は、針ガード30をロック34から離れて長手方向に動かすために、針ガード30とロック34との間に配置される。ロック34は、ラッチ40に連結され得る。ラッチ40は、ハウジング12に連結され得る。一実施形態において、ラッチ40はハウジング12に対して移動しない。スリーブ38は、付勢部材32とラッチ40との間に設けられ得る。他の実施形態において、付勢部材32はラッチ40に直接連結される。一実施形態において、付勢部材32は螺旋圧縮バネである。他の実施形態において、付勢部材32はエラストマー、任意の構成の1つ以上のバネまたはガス駆動器具である。
[0053]図2を参照すると、ロック34はトリガ42により制御され得る。一実施形態において、トリガ42は安全装置44および針ガード30により制御される。一実施形態において、トリガ42は、格納モードにおいて少なくとも部分的にはラッチ40内にロック34を保持し、ロック位置においてロック34がラッチ40を通じて少なくとも部分的に半径方向に外側に延びることを可能にするために、ラッチ40の近位端にスライド可能に連結されている。トリガ42は、平坦な部分42aを含み得る。一実施形態において、トリガ42は直径方向で互いに対向する平坦な部分42aを含む。一実施形態において、平坦な部分42aはロック34の突出部34cをスライド可能に係合するように構成される。一実施形態において、トリガ42は、トリガ42がラッチ40に対して回転することを防止して平坦な部分42aがロック34の突出部34cに揃えられた状態を保つために、ラッチ40に連動している(keyed)。一実施形態において、トリガ42は平坦な部分42aの遠位端に近接するノッチ42cを含む。一実施形態において、ノッチ42cはロック34の突出部34cを受容するように形成および構成されている。一実施形態において、トリガ42はラッチ40のスロット40cに延びる突出部42bを含む。一実施形態において、トリガ42はラッチ40の直径方向で互いに対向するスロット40cへと延びる、直径方向で互いに対向する2つの突出部42bを含む。一実施形態において、トリガ42は長手方向軸Aに平行な平面について概して対称である。
[0054]一実施形態において、安全装置44は、トリガ42がラッチ40およびロック34に対して近位にスライドすることを防止するためにハウジング12に延びる少なくとも1つの突出部44aを含む。一実施形態において、少なくとも1つの突出部44aはスナップフィットを介してハウジングに連結されている。安全装置44は、針ガード32に係合する突出部44cを含み得る。一実施形態において、突出部44cはハウジング12内に延び、針ガード30が近位端12bに向かって近位に移動することを防止する。一実施形態において、突出部44cはアーム44bから延びる。一実施形態において、アーム44bは、アーム44bがハウジング12の外側の外形と概して同一平面にあるように、ハウジング12内のスロット12gに延びる。一実施形態において、安全装置44は安全装置44から遠位に延びるタブ44dを含む。一実施形態において、タブ44dはアーム44bと概して平行である。一実施形態において、タブ44dはアーム44bと直径方向で互いに対向している。一実施形態において、タブ44dはユーザが安全装置44をハウジング12から押し出すことを助ける1つ以上のグリップ44e(図6A参照)を含む。グリップ44eは、(親指などの)ユーザの指とタブ44dの間の摩擦を増加させる1つ以上の突出部またはテクスチャをつけられた領域を含み得る。
[0055]図2および図3を参照すると、一実施形態において、ロック34は板バネである。ロック34は、ラッチ40に連結され得る。一実施形態において、ロック34はラッチ40に固定される。一実施形態において、ロック34はリベット46によりラッチ40に固定される。ロック34は、1つ以上の開口34dを含み得る。一実施形態において、リベット46は開口34dを貫通して延びる。ロック34は、少なくとも1つの追加の開口34dを含み得る。一実施形態において、ラッチ40から延びる突出部40bは、1つ以上の追加の開口34dを貫通して延びてもよい(図5C参照)。一実施形態において、ロック34は3つの開口34dを含む。一実施形態において、ロック34がラッチ40に対して回転することを防止するために、リベット46の両側の1つ以上の開口34dは、ラッチ40から突出部を受容する。他の実施形態において、ロック34はネジ、接着剤、スポット溶接のうちの1つ以上によりラッチ40に固定され、かつ/またはラッチ40の構成(たとえばラッチ40はロック34がスライドするときに貫通するスロットを含み得る)によりラッチ40に連結される。
[0056]図3を参照すると、ロック34は1つ以上の板バネを形成する1つ以上の片持梁を含み得る。一実施形態において、ロック34は概して平坦な近位端と、遠位に延びて1つ以上の板バネを形成する1つ以上のアームとを有する。ロック34は、ロックアーム34aを含み得る。一実施形態において、ロックアーム34aは、ロックアーム34aが遠位端12aに向かって延びるように、ラッチ40に連結される。ロックアーム34aは、ロックタブ34bを含み得る。一実施形態において、ロックタブ34bはロックアーム34aから半径方向に延びる。ロックタブ34bは、補強部34gを含み得る。補強部34gは、剛性を与えることによって以下に説明されるようにロックタブ34bが針ガード30により隣接されるときなどにロックタブ34bが曲がることを低減または防止するために、ロックタブ34bに設けられ得る。一実施形態において、補強部34gはロックタブ34bの刻み目により形成される。一実施形態において、補強部34gはロックタブ34bから遠位に延びる。他の実施形態において、補強部34gは追加の材料またはロックタブ34bに与えられた厚みにより形成され得る。
[0057]ロックアーム34aは、ロックタブ34bの近位側に突出部34cを含み得る。突出部34cは、少なくとも近位方向に面する側面において傾斜させられ得る。一実施形態において、突出部34cは概してV字形である。一実施形態において、突出部34cは、ロックアーム34aから半径方向に延びるにつれ先細にされている。一実施形態において、突出部34cはロックアーム34aにおける(たとえば3つの)屈曲により形成されている。他の実施形態において、突出部34cは追加の材料またはロックアーム34aから延びる付加物であり得る。ロック34は、抗力アーム34eを含み得る。一実施形態において、抗力アーム34eはロックアーム34aに概して平行である。抗力アーム34eは、抗力タブ34fを含み得る。一実施形態において、抗力タブ34fは抗力アーム34eから半径方向に延びる。いくつかの実施形態において、抗力タブ34fと抗力アーム34eの間の角度は、針ガード30を収納するための所望される抗力に依存して設定され得る。一実施形態において、抗力タブ34fはロックタブ34bとは反対の方向に延びる。図4に示されるロック34’などの他の実施形態においては、抗力アーム34eは完全に省略される。
[0058]図2を参照すると、一実施形態において、突出部34cはラッチ40を貫通して延びる。一実施形態において、ロックタブ34bはラッチ40を貫通して半径方向に延びる。一実施形態において、ロックタブ34bは、ラッチ40の一部がロックタブ34bと突出部34cとの間でロックアーム34aを越えて延びるように、ラッチ40の開口40aを貫通して半径方向に延びる。一実施形態において、抗力タブ34fはラッチ40を貫通して半径方向に延びる。
[0059]図5A〜図5Cを参照すると、訓練器具10は格納位置において示されている。格納位置は、いくつかの実施形態においては初期位置、またはユーザが訓練器具10を使い始める位置である。図5Aおよび図5Bに示されるように、格納位置において安全キャップ16はハウジング12の遠位端12aに連結され得る。安全キャップ16は、他の構成要素の格納位置に影響を与えることなく(たとえば、ハウジング12に対する針ガード30の移動を引き起こすことなく)、ハウジング12から取り外され、ハウジング12に再度取り付けられ得る。他の実施形態において、安全キャップ16を取り外すことは訓練器具10を作動可能位置に入らせ得る。一実施形態においては、格納位置において安全装置44の突出部44cは、針ガード30が突出部44cに当接してハウジング12に対して近位に移動することが防止されるように、ハウジング12内に延びて針ガード30の一部を半径方向に通過する。一実施形態においては、格納位置においてトリガ42は、突出部34cを越えて延びるように、ラッチ40の近位端に連結される。一実施形態では、ロックタブ34bがラッチ40内かつ針ガード30の移動経路外にあるように、ラッチ40に向けて半径方向に押し出された突出部34cとともにロックアーム34aがラッチ40に向けてさらに付勢される。
[0060]図6A〜図6Cを参照すると、一実施形態において、ユーザが訓練器具10を使用する準備ができると、ユーザは訓練器具10を作動可能位置に置くために安全装置44を操作することを必要とするであろう。一実施形態において、作動可能位置(図7A〜図7C参照)は、安全装置44上の安全突出部44aがハウジング12に対して近位でトリガ42の移動を妨げる位置にはなくなったときである。一実施形態において、作動可能位置(図7A〜図7C参照)は、針ガード30がハウジング12に対して近位に移動可能なときである。一実施形態において、作動可能位置はトリガ42が針ガード30によりラッチ40に対して移動可能であるときである。自動注射器において、作動可能位置はユーザが注射を作動させることができるときに対応する。一実施形態において、安全装置44と安全キャップ16とをハウジング12から取り外すことは、いずれの順序においても、訓練器具10を作動可能位置に置く。他の実施形態において、安全装置44および/または安全キャップ16は作動可能位置においてハウジング12に連結されたままであり、ハウジング12に対する安全装置44および/または安全キャップ16の移動または操作(たとえば回転またはスライド)が訓練器具10を作動可能位置に入らせる。
[0061]一実施形態において、ユーザは片手でハウジング12を把持し、安全装置をハウジング12から分離するために、同じ手の親指により安全装置44のグリップ44e上を近位に押す。安全装置44は、1つまたは複数のタブ44d、突出部44a、アーム44bまたは突出部44cによりハウジングに連結され得る。一実施形態では、主に、突出部44aとハウジング12との間のスナップフィットが安全装置44をハウジング12に連結する。一実施形態において、ハウジングから突出部44aを取り外すことは、安全装置44が取り外されて訓練器具10が作動可能位置にあることを示すために、可聴のクリック音および/またはユーザの手における触感を作り出す。一実施形態において、安全装置44が取り外されると、ユーザは安全キャップ16をハウジング12から取り外すために、片手でハウジング12を把持して、自身のもう一方の手により安全キャップ16を把持し、ハウジング12から安全キャップ16を分離する。一実施形態において、ユーザは安全キャップ16をハウジング12から取り外すために、ハウジング12に対して安全キャップ16を回す。一実施形態では、ハウジング12から安全キャップを取り外すことで、ハウジング12の遠位端12aから延びる針ガード30の部分が露出する。
[0062]図7A〜図7Cを参照すると、訓練器具10は作動可能位置において示されている。作動可能位置においては、針ガード30は遠位端12aから距離D延び得る。一実施形態において、距離Dは針ガードが注射中に針を露出するために自動注射器において後退させられる必要があるであろう距離をシミュレートする。針ガード30は、ラッチ40を貫通して延びる抗力タブ34fによりハウジング12に対して近位に移動することが制限され得る。一実施形態において、ユーザがハウジング12を把持して注射位置に対して針ガード30の遠位端を押すとき、針ガード30は、針ガード30が抗力タブ34fに当接するまでハウジング12に対して近位に移動する。一実施形態において、針ガード30は、抗力タブ34fに当接する前の所定の距離だけ移動する。他の実施形態においては、針ガード30は作動位置において抗力タブ34fに最初に当接する。一実施形態においては、針ガード30が抗力タブ34fに隣接すると、針ガード30がハウジング12に対して移動するために所定の力が必要とされる。一実施形態において、ユーザがハウジング12を保持して針ガードの遠位端を自身の皮膚の中に押すことにより引き起こされる、ハウジング12に対する針ガード30についての継続的な力は、ラッチ40内で半径方向の内側に向かって偏向した抗力アーム34eが、抗力タブ34fを針ガード30の経路の外に移動させるまで、抗力タブ34fおよび/または抗力アーム34eを屈曲させる。
[0063]針ガードをハウジングに対する作動可能位置から収納または注射位置まで移動させるために、自動注射器において所定の力を必要とすることは、偶然の針刺しを防止することを助ける。針の遠位端に対する偶然の衝突は、針ガードを収納して針を露出するための十分な力を及ぼさない。所定の力を必要とすることは、使用中に針が十分に挿入されることを確実にすることをも助け得る。所定の力を超えると、注射の速さのために、ゆっくりと針を挿入したり、皮膚を貫通する針を感じたユーザが時期尚早に針を引き抜いたりすることはできないであろう。他の実施形態においては、図4に示されるように、ロック34’を使用することなどによって、抗力タブ34fと追加の所定の力は省略される。一実施形態においては、付勢部材32の抗力のみがハウジング12に対する針ガード30の移動に抵抗する。一実施形態において、ハウジング12を保持して針ガード30の遠位端を自身の皮膚の中に押すユーザにより引き起こされるハウジング12に対する針ガード30についての継続的な力は、針ガード30が距離D移動することを可能にする。
[0064]図8A〜図8Cを参照すると、訓練器具10は、針ガード30がハウジング12内に収納されているように示されている。一実施形態において、ハウジング12に対して針ガード30を近位に移動させることは、針がユーザの体内に挿入されることをシミュレートする。自動注射器内の針ガードが収納されると、針は針ガードから遠位に延びてユーザの皮膚を貫通する。
[0065]図9A〜図9Cを参照すると、訓練器具10は収納位置または注射位置において示されている。一実施形態において、針ガード30をハウジング12に対して近位に完全に収納することは、自動注射器の注射ステップをシミュレートする。一実施形態において、針ガード30は収納位置において実質的にハウジング12内に収納されている。一実施形態において、針ガード30の近位端がトリガ42に向かって移動してトリガ42に当接すると、トリガ42はラッチ40に対して近位にスライドさせられる。一実施形態において、トリガの遠位端はロック34の突出部34cを越えて近位にスライドさせられる。一実施形態において、トリガの遠位端は突出部34cの頂点を越えて近位にスライドさせられる。
[0066]図10A〜図10Cを参照すると、訓練器具10は、付勢部材32が針ガード30を、ハウジング12に対して遠位に、第2の延長位置に向かって移動させるように示されている。一実施形態において、針ガード30は、針ガード30の近位向きの力が付勢部材32の付勢力より小さくなると(たとえばユーザがハウジング12を自身の皮膚から引くと)、自動的にハウジング12に対して遠位に移動する。一実施形態では、ユーザがハウジング12を自身の皮膚から離して引いても、針ガード30の遠位端は接触したままである。一実施形態において、ハウジング12に対して遠位への、第2の延長位置に向かう針ガード30の移動は、ユーザからの自動注射器の針の除去をシミュレートする。一実施形態において、第2の延長位置に向かうハウジング12に対して遠位への針ガード30の移動は、ロック34上の突出部34cがラッチ40内において半径方向に延びることを可能にする。
[0067]図11A〜図11Cを参照すると、訓練器具10はロック位置において示されている。一実施形態において、ロック位置においては、針ガード30はハウジング12に対して収納可能でない。一実施形態において、ハウジング12に対して針ガード30をロック位置において固定することは、針ガードが針の先端を覆って再使用を防止する使用後の自動注射器をシミュレートする。一実施形態において、針ガード30はハウジング12の遠位端12aから距離D延びる。一実施形態において、距離Dは距離Dに等しい(図7B参照)。他の実施形態において、距離Dは距離Dより大きくても小さくてもよい。一実施形態において、針ガード30がロックタブ34bを越えて長手方向に遠位に延びると、ロックアーム34aは、ロックタブ34bがラッチ40を貫通して針ガード30のスライド経路に延びるように、ロックアーム34aの弾性力によりその自然な形状に向かって半径方向に付勢される。一実施形態において、ロックタブ34bは、針ガード30が収納位置に向かってハウジング12に対して収納する、すなわち近位に移動することを防止する。
[0068]図12A〜図12Cを参照すると、訓練器具10はリセットされた格納位置において示されている。安全装置44は、訓練器具10を後続の訓練のために初期位置または格納位置に戻すように作動させられ得る。特定の自動注射器は再使用可能でないかも知れないが、訓練器具10はリセット可能であって複数回使用され得る。一実施形態において、安全装置44は訓練器具10をロック位置から格納位置に移動させるために、ハウジング12に再び連結される。一実施形態において、突出部44aはハウジングを貫通して延び、トリガ42に当接し、ラッチ40を越えてトリガ42をスライドさせる。一実施形態において、トリガ42がラッチ40に対してスライドすると、ロック34の突出部34cはトリガ42のノッチ42c(図2参照)を通って延びる。一実施形態では、トリガ42がラッチ40に対してさらにスライドすると、トリガ42の平坦な部分42aが突出部34cを越えてスライドし、ラッチ40内でロックアーム34aを半径方向の内側に付勢するとともに、ロックタブ34bをラッチ40内かつ針ガード30の経路外に移動させて、訓練器具10をリセットする。一実施形態において、トリガ42は単独でロックタブ34bをラッチ40内に移動させる。他の実施形態において、安全装置44の突出部44cは、ロックタブ34bがラッチ40内に移動することを支援する。一実施形態において、安全装置44がハウジング12に連結されて訓練器具10が格納位置にリセットされた後に、安全キャップ16がハウジング12の遠位端12aに再び連結されてもよい(図5A〜図5C参照)。他の実施形態においては、訓練器具10は安全キャップ16を再び連結することなく再使用される。
[0069]上記で図示および説明された例示的な実施形態に対して、それらの広い発明概念から離れることなく変更が行われ得ることは、当業者により理解されるであろう。したがって、本発明は図示および説明された例示的な実施形態に制限されず、請求の範囲により定義されるような本発明の精神および範囲内の変更に及ぶことが意図されていることが理解される。たとえば、例示的な実施形態の特定の特徴は請求の範囲に記載された発明の部分であってもなくてもよく、開示された実施形態の種々の特徴は組み合わせられてもよい。本明細書において具体的に説明されない限り、“a,an”および“the”の用語は1つの要素に限らず、むしろ「少なくとも1つ」を意味するものとして読み取られるべきである。
[0070]上記方法が本明細書において説明されるステップの特定の順序に依存しない範囲において、ステップの特定の順序は請求項についての限定として解釈されるべきではない。本発明の方法に向けられている請求項は記載されている順序でそれらのステップを実行することに限られるべきではなく、当業者はこれらのステップが変更されてもなお、本発明の精神および範囲の中に留まることを容易に理解することができる。

Claims (17)

  1. 薬剤を注入する自動注射器の操作についてユーザを訓練するための訓練器具であって、
    遠位端および近位端を有するハウジングと、
    前記ハウジングの前記遠位端によりスライド可能に受容され、前記訓練器具の操作前の前記ハウジングに対する第1の延長位置から、前記訓練器具の操作中の前記ハウジングに対する収納位置へ、さらに前記訓練器具の操作後の前記ハウジングに対する第2の延長位置へとスライド可能である針ガードと、
    前記針ガードに連結され、付勢部材とロックとを有し、前記収納位置から前記第2の延長位置への前記針ガードの移動を制御する作動アセンブリであって、前記ロックはロック位置で前記針ガードを前記第2の延長位置に固定する、作動アセンブリと、
    前記ハウジングの前記近位端の近位側にあり、格納位置において前記針ガードの前記第1の延長位置から前記収納位置への移動を防止する安全装置であって、前記針ガードは前記安全装置が作動可能位置にある場合に前記収納位置へと移動可能であり、前記安全装置は前記安全装置が前記格納位置に戻ると前記ロックをリセットする、安全装置とを備え、
    前記格納位置において、前記安全装置の第1の突出部は前記ハウジングの前記近位端内に延び、前記安全装置の第2の突出部は前記ハウジングの側壁に延びる、
    訓練器具。
  2. 前記ロックが板バネである、請求項1に記載の訓練器具。
  3. 前記板バネが第1の脚部および第2の脚部を含む、請求項2に記載の訓練器具。
  4. 前記第1の脚部は、半径方向に延び、前記第2の延長位置にある前記針ガードの前記ハウジングに対する移動を制約するロックタブを含み、
    前記第2の脚部は、半径方向に延び、前記針ガードを前記収納位置に移動させるために克服されなければならない抗力を与える抗力タブを含む、請求項3に記載の訓練器具。
  5. 前記第1の脚部は、前記ロックタブの近位側に突出部を含む、請求項4に記載の訓練器具。
  6. 前記第1の脚部は、半径方向に延び、前記第2の延長位置にある前記針ガードの前記ハウジングに対する移動を制約するロックタブを含む、請求項3に記載の訓練器具。
  7. 前記板バネは、単一の脚部を含む、請求項2に記載の訓練器具。
  8. 前記板バネは、締結手段によって前記作動アセンブリに取り付けられる、請求項2に記載の訓練器具。
  9. 前記締結手段は、リベットである、請求項8に記載の訓練器具。
  10. 前記作動アセンブリは、トリガを含み、
    前記トリガは、前記格納位置において前記ロックを保持し、
    前記針ガードは、前記第1の延長位置から前記収納位置に移動させられるときに、前記トリガを前記ロックから離れるようにスライドさせる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の訓練器具。
  11. 前記安全装置は、前記ロック位置と前記格納位置との間で、前記ロックを越えて前記トリガをスライドさせて戻す、請求項10に記載の訓練器具。
  12. 前記安全装置は、前記ハウジングに取り外し可能に連結され、
    前記作動可能位置において、前記ハウジングから前記安全装置を取り外すことは、ユーザが前記針ガードを前記収納位置へと押すことを可能にし、
    前記安全装置を前記ハウジングに再度取り付けることは、前記ロックを前記格納位置にリセットする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の訓練器具。
  13. 前記針ガードは、前記第2の延長位置において前記ハウジングの前記遠位端から延びる距離に等しい距離だけ、前記第1の延長位置において前記ハウジングの前記遠位端から延びる、請求項1〜12のいずれか1項に記載の訓練器具。
  14. 前記針ガードを前記第1の延長位置から移動させるために、前記付勢部材の力に加えて前記ハウジングに対して相対的に所定の力が前記針ガードに及ぼされなければならない、請求項1〜13のいずれか1項に記載の訓練器具。
  15. 前記訓練器具は、針を含まない、請求項1〜14のいずれか1項に記載の訓練器具。
  16. 前記訓練器具は、薬剤を含まない、請求項1〜15のいずれか1項に記載の訓練器具。
  17. 前記訓練器具は、薬剤を注射することが可能ではない、請求項1〜16のいずれか1項に記載の訓練器具。
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