JP6189130B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
本発明は、ウォータープルーフマスカラなどの落ちにくいメイクも十分に落とすことができ、拭き取り後、または、すすぎ後の肌がさっぱりする洗浄剤組成物に関する。
(A)(A−1)、(A−2)及び(A−3)から選ばれるポリマー 0.001〜5質量%、
(A−1)(a1)、(a2)及び(a3)から選ばれるモノマーを構成単位として含み、(a2)を全モノマーに対するモル比で10モル%以上含有するコポリマー、
(a1)アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれるモノマー、
(a2)アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれるモノマー、
(a3)アクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステル及びメタクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステルから選ばれるモノマー;
(A−2)平均分子量300〜100000のポリオキシアルキレン鎖を有し、一般式(1)
で表される構成単位を有する多糖誘導体;
(A−3)一般式(2)
で表される構成単位を有するポリエーテルポリカーボネート;
(B)(b1)及び(b2)から選ばれる1種又は2種以上の油剤 1〜50質量%、
(b1)エーテル油
(b2)30℃における粘度が18mPa・s以下である炭化水素油、
(C)水
を含有し、
(D)HLB8以上の非イオン性界面活性剤を含有しないか、又は5質量%未満含有する洗浄剤組成物に関する。
本発明において、洗浄感とは、汚れがしっかり落ちきって肌に何も残留していないような感じ、洗いきった感じ、素肌になったような感じをいう。
(A−1)(a1)、(a2)及び(a3)から選ばれるモノマーを構成単位として含み、(a2)を全モノマーに対するモル比で10モル%以上含有するコポリマー
(a1)アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれるモノマー、
(a2)アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれるモノマー、
(a3)アクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステル及びメタクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステルから選ばれるモノマー:
成分(A−1)のコポリマーは、(a1)、(a2)及び(a3)から選ばれるモノマーを構成単位として含み、(a2)を全モノマーに対するモル比で10モル%以上含有するコポリマーであれば制限されず、その含有割合や、ブロック結合、ランダム結合等の結合様式も制限されない。また、他のモノマーを含有していても良く、架橋構造を有していても良い。
成分(A−1)のコポリマーにおいて、(a1)、(a2)及び(a3)から選ばれるモノマー以外のモノマーを構成単位として含む場合は、全モノマーに対して10モル%未満であるのが好ましく、5モル%以下がより好ましく、1モル%以下がさらに好ましい。
(A−1)のコポリマー中の(a2)のモル比は、洗浄後の肌に洗浄感を得る点から、全モノマーに対するモル比で10モル%以上であり、15モル%以上が好ましく、20モル%以上がより好ましく、安定性を得る点から、70モル%以下が好ましく、65モル%以下より好ましく、60モル%以下がさらに好ましい。また、コポリマー中の(a2)のモル比は、全モノマーに対するモル比で10〜70モル%が好ましく、15〜65モル%がより好ましく、20〜60モル%がさらに好ましい。なお、モル比はポリマー1分子中の構成単位の全モノマーのモル数における(e2)の構成単位のモル数をいう。
また、アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれるモノマーとアクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれるモノマーを構成単位として含むコポリマーとして、下記一般式(3)で表される構成単位及び下記一般式(4)で表される構成単位から選ばれる少なくとも1種の構成単位(以下、アニオン性構成単位ということがある)を全構成単位中50〜90質量%と、下記一般式(5)で表される構成単位からなる構成単位(以下、疎水性構成単位ということがある)を全構成単位中10〜50質量%含む非架橋のアニオン性両親媒性高分子を用いることができる。
このようなアニオン性両親媒性高分子は、例えば、特開2007−238549号公報に記載の方法により製造することができ、特開2007−238549号公報に記載の合成例1、2、3の化合物、(アクリル酸/アクリル酸ステアリル)コポリマーを用いることができる。
(a1)アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれるモノマー、
(a2)アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれるモノマー、
(a3)アクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステル及びメタクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステルから選ばれるモノマー。
当該コポリマーは、(a1)、(a2)及び(a3)のモノマーを構成単位として含むものであれば制限されず、その含有割合や、ブロック結合、ランダム結合等の結合様式も制限されない。また、他のモノマーを含有していても良く、架橋構造を有していても良い。
また、(a3)のアクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステル及びメタクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステルとしては、ポリオキシエチレンの付加モル数が、好ましくは10〜30であり、更に好ましくは12〜25であり、アルキルエステルのアルキル基は、好ましくは炭素数12〜22であり、更に好ましくは炭素数18〜22である。(a3)としては、アクリル酸とポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルとのエステル、メタクリル酸とポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルとのエステル、アクリル酸とポリオキシエチレン(25)ベヘニルエーテルとのエステル、メタクリル酸とポリオキシエチレン(25)ベヘニルエーテルとのエステルがより好ましい。
また、成分(A−1)としては、アキュリン22、アキュリン88、アキュリン28(以上、ローム・アンド・ハース社製)等の市販品を用いることができる。なお、アキュリン22は30質量%水溶液、キュリン28は20質量%水溶液、アキュリン88は29質量%水溶液である。
で表される構成単位を有する多糖誘導体:
−E1−(OA1)q−E2−R6 (6)
〔式中、E1はヒドロキシ基又はオキソ基が置換していてもよい炭素数1〜6の2価の飽和炭化水素基を示し、qは8〜300の数を示し、q個のA1は同一又は異なって、炭素数1〜6の2価の飽和炭化水素基を示し、E2はエーテル結合又はオキシカルボニル基を示し、R6はヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数4〜30のアルキル基を示す〕
置換基(f)としては、2−スルホエチル基、3−スルホプロピル基、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基、2−スルホ−1−(ヒドロキシメチル)エチル基等が挙げられ、なかでも安定面や製造面より、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基が好ましい。これら置換基(f)は、その全てあるいは一部が、Na、K、Ca、Mg等の1族又は2族元素、アミン類、アンモニウム等の有機カチオンなどとの塩となっていてもよい。これら置換基(f)による置換度は、構成単糖残基当たり0〜1.0が好ましく、0〜0.8がより好ましく、0〜0.5の範囲がさらに好ましい。
置換基(g)としては、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カルボキシプロピル基、カルボキシブチル基、カルボキシペンチル基等が挙げられ、なかでも安定面や製造面より、カルボキシメチル基が好ましい。これら置換基(g)は、その全てあるいは一部が、Na、K、Ca、Mg等の1族又は2族元素、アミン、アンモニウム等の有機カチオンなどとの塩となっていてもよい。これら置換基(g)による置換度は、構成単糖残基当たり0〜1.0が好ましく、0〜0.8がより好ましく、0〜0.5の範囲がさらに好ましい。
カチオン性置換基(h)におけるD1としては、炭素数2又は3のものが好ましく、具体的には、エチレン、プロピレン、トリメチレン、2−ヒドロキシトリメチレン、1−ヒドロキシメチルエチレン等が好ましい。
カチオン性置換基(h)におけるR7、R8及びR9としては、メチル基、エチル基、プロピル基、2−ヒドロキシエチル基等が挙げられ、中でもメチル基及びエチル基が好ましい。
カチオン性置換基(h)におけるX-で表されるハロゲンイオンとしては塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン等が挙げられ、有機酸イオンとしては、CH3COO-、CH3CH2COO-、CH3(CH2)2COO-等が挙げられる。X-としては、ヒドロキシイオン、塩素イオン及び臭素イオンが好ましい。
これらカチオン性置換基(h)による置換度は、構成単糖残基当たり0〜0.5が好ましく、0〜0.3の範囲がより好ましい。
(A−2)としては、洗浄感を得る点から、ヒドロキシエチル(ヒドロキシプロピルポリエチレングリコールドデシルエーテル)セルロースと(ラウレス−13 PG−ヒドロキシエチルセルロース)が好ましい。
で表される構成単位を有するポリエーテルポリカーボネート:
一般式(2)において、A2は炭素数2〜6のアルキレン基を示し、(n×p)個のA2は同一でも異なっていても良いが、(n×p)個のA2が、少なくとも2種以上のアルキレン基であることが好ましい。また、A2は炭素数2〜4のアルキレン基が好ましく、炭素数2又は3のアルキレン基がより好ましく、エチレン基とプロピレン基の混合基が更に好ましい。また、異なるアルキレンオキシ基からなる場合、これらはブロック構造でも、ランダム構造でもよいが、ランダム構造がより好ましい。
(A−3)としては、洗浄感が得られる点から、特開2009−41004号公報の合成例1、2、3の化合物が好ましい。
成分(b2)としては、例えば、軽質流動イソパラフィン、水添ポリイソブテン等の流動イソパラフィン、イソドデカン、イソヘキサデカン等が挙げられる。これらのうち、高い洗浄力とさっぱり感が得られる点から、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン、イソヘキサデカンが好ましい。
また、成分(b1)及び(b2)を併用する場合、成分(b1)及び(b2)の質量比(b1)/(b2)は、拭き取り後の肌のきしみ感を低減するため、0.05以上が好ましく、0.1以上がより好ましく、0.3以上がさらに好ましく、拭き取り後の肌のべたつきを低減させるため、30以下が好ましく、10以下がより好ましく、3.5以下がさらに好ましい。また、成分(b1)及び(b2)の質量比(b1)/(b2)は、0.05〜30が好ましく、0.1〜10がより好ましく、0.3〜3.5がさらに好ましい。
(b1)と(b2)を併用する場合の、合計含有量は、全組成中に1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、4質量%以上がさらに好ましく、9質量%以上がよりさらに好ましく、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、30質量%以下がさらに好ましい。また、成分(B)の含有量は、合計で、全組成中に1〜50質量%が好ましく、3〜40質量%がより好ましく、4〜30質量%がさらに好ましく、9〜30質量%がよりさらに好ましい。
ここで、HLBとは、親水性−親油性のバランス(Hydrophilic-Lypophilic Balance)を示す指標であり、本発明においては小田・寺村らによる次式を用いて算出した値を用いている。
より具体的には、多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン等が挙げられる。これらのうち、プロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリンが好ましく、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、グリセリンが、拭き取り後の肌の保湿感の点からより好ましい。
前記成分(B)以外の油剤としては、30℃における粘度が18mPa・sを超える流動パラフィン等の炭化水素油などが挙げられる。前記成分(B)以外の油剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、全組成中に0.01質量%以上が好ましく、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、30質量%以下がさらに好ましく、20質量%以下がより更に好ましい。
アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤は、本発明の効果を阻害しない範囲で不可逆的に混入する場合を除き、含有しないことが好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、例えば、組成物をそのまま、又は分離したものを振り混ぜて均一化した後、コットン等に浸して拭き取る方法、手に取ってなじませた後、コットン等で拭き取る方法、手に取ってなじませた後、洗い流す方法、コットン等に浸してなじませた後洗い流す方法、上記の方法で拭き取った後、洗い流す方法などにより、使用することができる。さらに、シートに含浸させた形態として、使用することもできる。また、コットン等に浸して拭き取る方法が好ましく、手に取ってなじませた後、コットン等で拭き取る方法がより好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明は、更に以下の組成物を開示する。
(A)(A−1)、(A−2)及び(A−3)から選ばれるポリマー 0.001〜5質量%、
(A−1)(a1)、(a2)及び(a3)から選ばれるモノマーを構成単位として含み、(a2)を全モノマーに対するモル比で10モル%以上含有するコポリマー、
(a1)アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれるモノマー、
(a2)アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれるモノマー、
(a3)アクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステル及びメタクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステルから選ばれるモノマー;
(A−2)平均分子量300〜100000のポリオキシアルキレン鎖を有し、一般式(1)
で表される構成単位を有する多糖誘導体;
(A−3)一般式(2)
で表される構成単位を有するポリエーテルポリカーボネート;
(B)(b1)及び(b2)から選ばれる1種又は2種以上の油剤 1〜50質量%、
(b1)エーテル油
(b2)30℃における粘度が18mPa・s以下である炭化水素油、
(C)水
を含有し、
(D)HLB8以上の非イオン性界面活性剤を含有しないか、又は5質量%未満含有する洗浄剤組成物。
(a1)アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれるモノマー、
(a2)アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれるモノマー、
(a3)アクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステル及びメタクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステルから選ばれるモノマー、
を構成単位として含み、(a2)を全モノマーに対するモル比で10モル%以上含有するコポリマーである前記<1>記載の洗浄剤組成物。
(a1)アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれるモノマー、
(a2)アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルのアルキルエステルから選ばれるモノマーであって、アルキル基が、好ましくは炭素数1〜22であり、更に好ましくは炭素数1〜18であるアクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれるモノマー、並びに
(a3)アクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステル及びメタクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステルから選ばれるモノマーであって、ポリオキシエチレンの付加モル数が、好ましくは10〜30であり、更に好ましくは12〜25であり、アルキルエステルのアルキル基が、好ましくは炭素数12〜22であり、更に好ましくは炭素数18〜22であるアクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステル及びメタクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステルから選ばれるモノマー
を構成単位として含み、(a2)を全モノマーに対するモル比で10モル%以上含有するコポリマーである前記<1>又は<2>記載の洗浄剤組成物。
(a1)アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれるモノマー、
(a2)アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルのアルキルエステルから選ばれるモノマーであって、アルキル基が、好ましくは炭素数1〜22であり、更に好ましくは炭素数1〜18であるアクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれるモノマー、並びに
(a3)アクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステル及びメタクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステルから選ばれるモノマーであって、アクリル酸とポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルとのエステル、メタクリル酸とポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルとのエステル、アクリル酸とポリオキシエチレン(25)ベヘニルエーテルとのエステル、メタクリル酸とポリオキシエチレン(25)ベヘニルエーテルとのエステルが好ましい、アクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステル及びメタクリル酸のポリオキシエチレンアルキルエステルから選ばれるモノマー
を構成単位として含み、(a2)を全モノマーに対するモル比で10モル%以上含有するコポリマーである前記<1>〜<3>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<6>成分(A)の含有量は、全組成中に、0.001質量%以上が好ましく、0.005質量%以上がより好ましく、0.01質量%以上がさらに好ましく、0.03質量%以上がよりさらに好ましく、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下がさらに好ましく、成分(A)の含有量は、全組成中に0.001〜5質量%が好ましく、0.005〜3質量%がより好ましく、0.01〜2質量%がさらに好ましく、0.03〜2質量%がよりさらに好ましい前記<1>〜<5>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<8>成分(b1)の含有量は、全組成中に、1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上がさらに好ましく、50質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、15質量%以下がさらに好ましく、成分(b1)の含有量は、全組成中に1〜50質量%が好ましく、3〜30質量%がより好ましく、5〜15質量%がさらに好ましい前記<1>〜<7>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<9>成分(A)と成分(b1)の質量比(b1)/(A)は、0.5以上が好ましく、1以上がより好ましく、2以上がさら好ましく、3以上がよりさらに好ましく、400以下が好ましく、300以下がより好ましく、200以下がさらに好ましく、成分(A)と成分(b1)の質量比(b1)/(A)は、0.5〜400が好ましく、1〜300がより好ましく、2〜200がさらに好ましく、3〜200がよりさらに好ましい前記<1>〜<8>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<11>成分(b2)は、軽質流動イソパラフィン、水添ポリイソブテン、イソドデカン、イソヘキサデカンが好ましく、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン、イソヘキサデカンがより好ましい前記<1>〜<10>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<12>成分(b2)の含有量は、全組成中に、1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、4質量%以上がさらに好ましく、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、30質量%以下がさらに好ましく、成分(b2)の含有量は、全組成中に1〜50質量%が好ましく、3〜40質量%がより好ましく、4〜30質量%がさらに好ましい前記<1>〜<11>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<14>成分(b2)の含有量は、(b1)を除く全油剤中35質量%を超える量であるのが好ましく、40質量%以上であるのがより好ましい前記<1>〜<13>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<16>成分(B)として、成分(b1)及び(b2)を併用する場合の合計含有量は、全組成中に1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、4質量%以上がさらに好ましく、9質量%以上がよりさらに好ましく、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、30質量%以下がさらに好ましく、成分(B)の合計含有量は、全組成中に1〜50質量%が好ましく、3〜40質量%がより好ましく、4〜30質量%がさらに好ましく、9〜30質量%がよりさらに好ましい前記<1>〜<15>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<18>成分(D)が、好ましくは、HLB8〜15の非イオン性界面活性剤である前記<1>〜<17>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<20>成分(D)の含有量は、好ましくは、全組成中に0.05質量%以上であって、0.1質量%以上がより好ましく、2質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましく、成分(D)の含有量は、好ましくは、全組成中に0.05〜2質量%であって、0.1〜1質量%がより好ましい前記<1>〜<19>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<22>成分(E)のポリオールとしては、多価アルコールが好ましく、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリンがより好ましく、プロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリンがさらに好ましく、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、グリセリンがよりさらに好ましい前記<21>記載の洗浄剤組成物。
<24>成分(E)のポリオールとしては、糖が好ましく、ソルビトール、エリスリトール、ペンタエリスリトール、メチルグルコシド、エチルグルコシド、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドがより好ましく、アルキル鎖の炭素数2以下のアルキルグルコシドがさらに好ましく、メチルグルコシド、エチルグルコシド、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドがよりさらに好ましく、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシドがよりさらに好ましい前記<21>記載の洗浄剤組成物。
<26>更に、(F)エタノールを含有する前記<1>〜<25>のいずれか1記載の洗浄剤組成物。
<27>成分(F)の含有量は、全組成中に0.1〜30質量%が好ましく、0.5〜20質量%がより好ましく、1〜15質量%が更に好ましい前記<26>記載の洗浄剤組成物。
実施例1〜2、比較例1〜2
表1に示す組成の皮膚洗浄剤組成物を製造し、洗浄力、洗浄感及び油剤残留レベルを評価した。結果を表1に併せて示す。
室温で、水にコポリマーを添加し、攪拌して均一に混合した。その後、攪拌しながら、成分(B)のエーテル油を添加して分散させ、さらに48%水酸化カリウムを添加して、皮膚洗浄剤組成物を得た。
(1)油性マスカラに対する洗浄力:
油性マスカラ(ウォータープルーフマスカラ)として、コーセー スポーツ ビューティ ファシオ パワーステイマスカラ(カールロング)BK001(商品名)0.005gを、スライドガラス上で直径1.2cmの円状に均一塗布し、12時間放置して乾燥させた。各洗浄剤組成物約2gを化粧綿(リリーベル リランパフ/スズラン社。以下の評価でも、同じ化粧綿を使用)に均一に浸し、化粧綿を油性マスカラにあてて、10秒間軽く押さえてから一定圧(7.8kPa)で拭き取りを行い、マスカラを除去するのに必要な拭き取り回数を測定した。
女性専門パネラー10名が、各洗浄剤組成物を化粧綿に浸して、メイク化粧料を塗布した顔を拭き取り、拭き取り後の肌の洗浄感について、「5:良い」、「4:やや良い」、「3:どちらともいえない」、「2:あまり良くない」、「1:良くない」の5段階で官能評価し、10名の合計点を求めた。
前腕部を食器洗い用洗剤(花王社製、キュキュト)で洗浄し、ペーパータオルで水気を拭き取り、室温で10分乾燥させた。各洗浄剤組成物約2gを市販の化粧綿に均一に浸し、化粧綿で前腕部を拭き取り、10秒以内に前腕部を測定装置にセットし、赤外吸収スペクトルにより油剤残留レベル(スペクトルのピーク面積比:食器洗い用洗剤で洗った後の腕の測定値と本試験後の測定値の差から評価した)を求めた。測定装置は、フーリエ変換式赤外分光光度計(サーモサイエンティフィック社製)を用いた。
表2に示す組成の皮膚洗浄剤組成物を製造し、実施例1〜2と同様にして、洗浄力及び洗浄感を評価した。結果を表2に併せて示す。
80℃で、水に必要に応じて成分(D)の界面活性剤と成分(E)のポリオールを加え、攪拌して均一に混合させた。その後、成分(A)のコポリマーを添加し、攪拌して均一に混合し、30℃以下に冷却した。さらに、成分(B)の油剤、その他の油剤を加えて攪拌し、48%水酸化カリウム、香料を加えて攪拌して皮膚洗浄剤組成物を得た。
なお、全ての成分が室温で液状であり、あるいは室温での混合によってゲル状成分を生成しない場合は、室温で製造を行った。
Claims (5)
- 次の成分(A)、(B)並びに(C):
(A)(A−1)から選ばれるポリマー 0.001〜5質量%、
(A−1)(a1)、(a2)及び(a3)から選ばれるモノマーを構成単位として含み、(a2)のモノマー単位を全モノマーに対して10モル%以上含有するコポリマー、
(a1)アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれるモノマー、
(a2)アルキルエステルの炭素数が1〜22である、アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれるモノマー、
(a3)アクリル酸とポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルとのエステル、メタクリル酸とポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルとのエステル、アクリル酸とポリオキシエチレン(25)ベヘニルエーテルとのエステル及びメタクリル酸とポリオキシエチレン(25)ベヘニルエーテルとのエステルから選ばれるモノマー;
(B)(b1)及び(b2) 1〜50質量%、
(b1)エーテル油
(b2)30℃における粘度が18mPa・s以下である炭化水素油、
(C)水
を含有し、
成分(B)において、成分(b2)の含有量が、成分(b1)を除く全油剤中35質量%を超える量であり、成分(b1)と成分(b2)の質量比(b1)/(b2)が、0.3〜3.5であり、
(D)HLB8以上の非イオン性界面活性剤を含有しないか、又は5質量%未満含有する洗浄剤組成物。 - 成分(A)が、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)コポリマー、(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス−20)クロスポリマー及び(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマーから選ばれるものである請求項1記載の洗浄剤組成物。
- 成分(A)と成分(B)の質量比(B)/(A)が、0.5〜400である請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
- さらに、(E)ポリオールを15質量%以下含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
- さらに、(F)エタノールを15質量%以下含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の洗浄剤組成物。
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