JP6188190B2 - 釣り情報表示装置 - Google Patents

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本発明は、釣り情報表示装置に関するものである。
一般的に電動リールは、リール本体と、リール本体に回転自在に支持されたスプールと、スプールを手動で回転させるためのハンドルと、スプールを巻き上げ方向に回転駆動する電動のモータと、過負荷によるモータの焼損を防止するための電子ブレーカを備えている(特許文献1参照)。この電動リールは、例えば100m以上の水深を回遊する魚を船上から釣るときなどに使用される。また、この種の電動リールには釣り情報表示装置が接続されることがある(特許文献2参照)。
特開2000−354443号公報 特開2004−173676号公報
上述したような電動リールには、モータに大きな電流が長時間流れ続けることによって、モータ、モータの駆動回路、又はモータ駆動素子が過熱してモータを損傷させることを防止するため、いわゆる電子ブレーカと、ブレーカの作動を予告する表示手段とが備わっている。しかし、特許文献2のような釣り情報表示装置を用いる場合、釣り人は釣り情報表示装置の魚群等の情報に注意が向いてしまい、電動リールに表示されるブレーカ作動予告に気が付かない可能性がある。
本発明の課題は、釣り情報表示装置を使用しても、釣り人が電動リールのモータにかかる負荷を把握し、電動リールを適切に操作できるようにすることにある。
(1)本発明のある側面に係る釣り情報表示装置は、モータによって釣糸を巻き上げる電動リールにおけるモータの駆動状態を示すモータ駆動情報を表示する表示部を有する釣り情報表示装置であって、取得部、表示制御部、判定部、及び通知部を備える。取得部は、電動リールから出力されるモータ駆動情報を取得する。表示制御部は、取得部によって取得するモータ駆動情報を表示部に表示させる。判定部は、モータ駆動情報に基づき、モータの駆動状態が規定内か否かを判定する。通知部は、判定部においてモータの駆動状態が規定外であると判定された場合にモータの駆動状態が規定外であることを通知する。
この構成に係る釣り情報表示装置によれば、取得部によって取得するモータ駆動情報を表示制御部が表示部に表示させる。このため、釣り人は釣り情報表示装置の表示部を見ることによって電動リールのモータの駆動状態を確認することができる。すなわち、電動リールのモータに掛かる負荷を把握することができる。また、判定部によってモータの駆動状態が規定外であると判定されると、通知部がその旨を釣り人に通知する。このため、モータの駆動状態が規定外になったときに釣り人はその旨を知ることができる。したがって、釣り人は、ブレーカが作動する前にモータの駆動状態が規定内となるように電動リールを適切に操作することができる。
(2)好ましくは、モータ駆動情報は、モータに流れる電流値、及びモータの温度の少なくとも一方を含む。この構成によれば、釣り人は、モータに流れる電流値、及びモータの温度の少なくとも一方を確認することができる。また、釣り人は、モータに流れる電流値及びモータの温度の少なくとも一方が規定外であることを知ることができる。したがって、釣り人は、ブレーカが作動する前にモータの駆動状態が規定内となるように電動リールを適切に操作することができる。
(3)好ましくは、モータ駆動情報はモータに流れる電流値を含む。そして、判定部は、モータに流れる電流値が第1の閾値未満である場合に、モータの駆動状態が規定内であると判定する。また、判定部は、モータに流れる電流値が第1の閾値以上である場合に、モータの駆動状態が規定外であると判定する。
この構成によれば、予め設定した第1の閾値以上の電流がモータに流れると、判定部がモータの駆動状態が規定外であると判定し、通知部がその旨を通知する。このため、釣り人が電動リールを操作することによって、モータに第1の閾値以上の電流が流れ続けることを防止することができる。なお、この第1の閾値は、釣り情報表示装置の設計時に予め設定されていてもよいし、釣り人が使用時に変更可能であってもよい。
(4)好ましくは、モータ駆動情報はモータの温度を含む。そして、判定部は、モータの温度が第2の閾値未満である場合に、モータの駆動状態が規定内であると判定する。また、判定部は、モータの温度が第2の閾値以上である場合に、モータの駆動状態が規定外であると判定する。
この構成によれば、モータの温度が予め設定した第2の閾値以上となると、判定部がモータの駆動状態が規定外であると判定し、通知部がその旨を通知する。このため、釣り人が電動リールを操作することによって、モータの温度が第2の閾値以上となり続けることを防ぐことができる。なお、この第2の閾値は、釣り情報表示装置の設計時に予め設定されていてもよいし、釣り人が使用時に変更可能であってもよい。
(5)好ましくは、表示制御部は、モータ駆動情報の経時変化を表示部にグラフ表示させる。この構成によれば、釣り人は、モータの駆動状態の経時変化を視覚的に把握し、モータの駆動情報を予測することができる。
本発明によれば、電動リールのモータが損傷することを防止することができる。
電動リールと釣り情報表示装置とを示す斜視図。 釣り情報表示システムのハードウェア構成を示すブロック図。 釣り情報表示装置の正面図。 釣り情報表示装置における制御部の制御を説明するためのフローチャート。 初期設定処理の詳細を説明するためのフローチャート。 、船名設定画面を表示させたときの表示部を示す図。 リール名設定画面を表示させたときの表示部を示す図。 表示処理の詳細を説明するためのフローチャート。 バックライト表示処理の詳細を説明するためのフローチャート。 メニュー画面を表示させたときの表示部を示す図。 メニュー画面を表示させたときの表示部を示す図。 魚探画面を表示させたときの表示部を示す図。 魚探画面においてモータ駆動情報を表示させたときの表示部を示す図。 モータ駆動情報の表示処理に関する制御部の機能ブロック図。 モータ駆動情報の表示処理の詳細を説明するためのフローチャート。 ボトムライン表示処理の詳細を説明するためのフローチャート。 魚探画面においてボトムラインを表示させたときの表示部を示す図。
以下、本発明に係る釣り情報表示装置、及びこれを用いた釣り情報表示システムの実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は電動リール及び釣り情報表示装置を示す斜視図であり、図2は釣り情報表示システムのハードウェア構成を示すブロック図である。図1及び図2に示すように、釣り情報表示システムは、電動リール1、釣り情報表示装置4、及び魚群探知機6(図2参照)を備える。電動リール1、釣り情報表示装置4、及び魚群探知機6は、相互に各種データを送受信可能である。
図1に示すように、電動リール1は釣竿Rに固定される。なお、釣竿Rは、たとえば、竿受けRKにより釣り船の船縁FBに装着される。電動リール1は、ハンドル11、リール本体12、スプール13、及びモータ14を備える。ハンドル11は、リール本体12に装着される。スプール13は、リール本体12に回転自在に装着され、内部にモータ14が装着される。
リール本体12は、フレーム12a、及び側カバー12b、12cを有する。側カバー12b、12cは、フレーム12aの両側方を覆う。フレーム12aは、図1に示すように、アルミニウム合金ダイカストの一体成形された部材である。フレーム12aは、左右1対の側板12d、12e、及び連結部材12fを有する。連結部材12fは、側板12d、12eを複数箇所で連結する。下部の連結部材18には、釣り竿を装着するための竿装着脚12gが装着される。
側カバー12bは、外部に設けられた蓄電池等の電源と接続するための電源ケーブル用のコネクタ部12hを有する。コネクタ部12hは、側カバー12bの前部において、斜めに突出して設けられる。このコネクタ部12hに接続される電源ケーブル15には、後述する無線通信用のアンテナが設けられる。なお、電動リール1は、直流12V(ボルト)、16.8V、24Vの3種類の電圧の電源に対応可能である。
リール本体12のハンドル11側の前側側面には、調整レバー16が揺動可能に設けられる。調整レバー16を揺動させることによって、スプール13の巻き上げ速度を複数段階(例えば31段階)に調節可能であるとともに、スプール13に巻き付けられた釣り糸の張力を複数段階(例えば31段階)に調節可能である。調整レバー16の揺動軸には、調整レバー16の揺動角度を検出するためのポテンショメータ17が取り付けられる。また、リール本体12の後側部には、クラッチをオン、オフ操作するためのクラッチ操作レバー18が揺動可能に装着される。リール本体12の上部には、水深表示等を行うためのカウンタ19が装着される。
カウンタ19は、釣り糸の先端に装着される仕掛けの水深を表示するとともに、モータ14を制御するために設けられる。カウンタ19は、表示部19a、及び操作キー部19bを有する。表示部19aは、液晶ディスプレイによって構成される。表示部19aは、仕掛けの水深データ及び棚位置を、水面からと底からとの2つの基準で表示する。操作キー部19bは、表示部19aの下側に左右に並べて配置される、例えば3つのスイッチボタンから構成される。
表示部19aは、バックライトを有するセグメント式の液晶ディスプレイを用いる。バックライトは、いずれも図示しないが、赤と緑の二色を発光可能な発光ダイオードと、発光ダイオードが一側に配置された導光板とを有する。このような導光板を設けることにより液晶ディスプレイ全面を光らせることができる。
操作キー部19bを構成する3つのボタンは、例えば、メニューボタン、決定ボタン、及び棚メモボタンを例示することができる。メニューボタンは、表示部19a内の表示項目を選択するために使用されるボタンである。たとえば、メニューボタンを操作する毎に、上からモード(仕掛けの水深を水面からの深さで表示するモード)と、底からモード(仕掛けの水深を水底からの水深で表示するモード)とに切り換える。
また、メニューボタンを3秒以上長押しすると、長押しの都度、モータの制御モードを速度モードと張力モードとに切り換えできる。ここで、速度モードは、調整レバー16の揺動角度に応じてスプール13の回転速度の上限速度を31段階に多段速度制御可能なモードである。張力モードは、釣り糸に作用する張力の上限張力を31段階に多段張力制御可能なモードである。なお、両モードとも、最高段階の31段階は、100%デューティでモータ14を動作させる速巻速度であり、電流制限は行うが、速度制御は行わない。なお、これらの速度モードと張力モードとの切り換えは、後述する釣り情報表示装置4の操作キー部42の所定の操作により行うことができる。
決定ボタンは、選択結果を確定して設定するボタンである。また、決定ボタンをたとえば3秒以上長押しすると、そのときの水深データが水深0の基準位置としてセットされる0セット処理を行うことができる。棚メモボタンは、操作したときの仕掛けの水深を棚位置として設定するためのボタンである。以降はセットされた基準位置からの糸長で水深データが表示される。なお、釣人は通常、仕掛けが海面に着水したときに決定ボタンを長押しして0セットする。
図2に示すように、カウンタ19の内部には、表示部19aの水深表示制御、及びモータ14の駆動制御等を行うためのリール制御部20が設けられる。リール制御部20は、マイクロコンピュータ及び液晶駆動回路から構成される。マイクロコンピュータは、CPU、RAM、ROM、I/Oインターフェイス等を含む。
リール制御部20には、操作キー部19bの3つのボタン、スプールセンサ21、スプールカウンタ22、及びポテンショメータ17が接続される。スプールセンサ21は、スプール13の回転位置及び方向を検出するためのセンサであり、たとえば回転方向に並べて配置された2つのホール素子で検出する。スプールカウンタ22は、スプールセンサ21からの所定パルス毎に値が変化する。ポテンショメータ17は、調整レバー16に連結される。
また、リール制御部20には、ブザー23、表示部19a、記憶部24、PWM駆動回路25、及び他の入出力部が接続される。ブザー23は、各種の警報を出力する。表示部19aは各種の表示を行う。記憶部24は、各種のデータを記憶する。PWM駆動回路25は、モータ14をPWM駆動するFETを含む。
さらに、リール制御部20には、電流値検出センサ26、温度センサ27、及び無線通信部28が接続される。電流値検出センサ26は、モータ14に供給される電流値を検出する。具体的には、電流値検出センサ26は、PWM駆動回路25に用いられるモータ駆動素子であるFETの両端の分圧を検出することで、モータ14に供給される電流値を検出する。なお、電流値検出機能付のFETを用いる場合には、電流値検出センサ26を省略することができる。温度センサ27は、モータ14の温度を検出する。具体的には、温度センサ27は、上述したPWM駆動回路25に用いられるFETの温度を検出することによって、モータ14の温度を間接的に検出する。なお、電流値検出センサ26と温度センサ27とは、リール制御部20とともにカウンタ19内に配置される。
電動リール1の無線通信部28は、釣り情報表示装置4と情報をやり取りする。無線通信部28は、リールの外部に設けられた釣り情報表示装置4と仕掛けの水深データ等を無線(たとえば、IEEE802.15.4(ZigBee(登録商標)等の規格)でやり取りするためのものであり、釣り情報表示装置4の無線通信部47に無線で接続される。無線通信部28は、たとえば通信用の配線がなされたリール用の電源ケーブルに、アンテナを含む無線モジュールとして別途取り付けられる。このような無線モジュールを用いることで、無線機能を有していない従来の電動リールに無線機能を簡単に付加することができる。
リール制御部20は、スプールカウンタ22から計数値が出力されると、その計数値をもとに記憶部24に格納された複数の釣り糸のマップデータの中から適切なマップデータを選択する。そして、リール制御部20は、選択されたマップデータに基づいて仕掛けの水深データを算出し、算出された水深データを表示部19aに表示させる。また、リール制御部20は、仕掛けの水深データを含む各種の情報を無線通信部28を介して釣り情報表示装置4の無線通信部47に出力する。なお、電動リール1の無線通信部28や、釣り情報表示装置4の無線通信部47は、図示しない他の無線端末と接続可能であって、この無線端末によって、電動リール1や釣り情報表示装置4内部のソフトウェアを書き換え可能である。
また、リール制御部20は、モータ14の駆動状態を示すモータ駆動情報を、無線通信部28を介して釣り情報表示装置4の無線通信部47に出力する。なお、モータ駆動情報は、電流値検出センサ26によって検出される電流値と、温度センサ27によって検出される温度とを含むデータである。
図1及び図2に示すように、釣り情報表示装置4は、魚群探知機6から得られる漁場の底の水深、及び魚群の位置を示す棚位置をエコー表示可能である。また、釣り情報表示装置4は、電動リール1から得られる仕掛けの水深データを、エコー表示された底の水深や棚位置とともに水深に応じた位置に図形により表示することができる。さらには、釣り情報表示装置4は、電動リール1から取得するモータ駆動情報を表示可能である。
釣り情報表示装置4は、棚停止のオンオフ及び棚位置の設定、さそいモードのオン、オフ及びさそい幅の設定、オートさそいのオン、オフ、モータの糸繰り出し方向の回転により釣り糸を繰り出す糸送りのオン、オフ、又はアタリ検知のオン、オフ等の、電動リール1に関する設定操作を行うことができる。なお、釣り情報表示装置4は、電動リール1と接続しないで単独使用することもできる。この場合は、釣り情報表示装置4は、魚群探知機6からの棚位置や底位置を表示する魚群探知機6の遠隔モニタとして機能する。
また、釣り情報表示装置4は、16色のカラー表示が可能であり、このため、魚群探知機6には、カラー情報を送信するための図示しない無線通信部であるカラーアンテナが別途装着される。また、魚群探知機6の無線通信部と、釣り情報表示装置4の無線通信部47とは、1対1で無線通信が確立されており、このため他の魚群探知機や釣り情報表示装置と混信することがなくなる。また、魚群探知機6の無線通信部も、外部から図示しない他の無線端末と接続可能であって、この無線端末によって、魚群探知機6内部のソフトウェアを書き換え可能である。
図3は、釣り情報表示装置の正面図である。図3に示すように、釣り情報表示装置4は、ケース40、表示部41、操作キー部42、及び光センサ43を備える。表示部41は、液晶ディスプレイ41a及びバックライト41bを有し、ケース40に装着される。操作キー部42は、ケース40から露出して表示部41の右側に上下に配置された3つのボタン421〜423を有する。光センサ43は、操作キー部42の上部に配置され、周囲光の明るさを検出する。
ケース40は、四辺が円形に丸められたボックス状のケースである。ケース40の両側面には、図示しないねじ孔を有する取付部が設けられ、この取付部に取付ブラケット100(図1参照)が図示しないねじ部材により装着される。ケース40の背面には、電池収納部44、及びコンセント部45が設けられる。電池収納部44は、複数(例えば6個)の単3乾電池を上下に並べて取り付け可能である。コンセント部45は、背面視において電池収納部44の右側(図3では左側)に位置する。また、コンセント部45は、ねじ込み式であって、電動リール1に使用する蓄電池に連結されるコードのコネクタ部に接続可能である。この釣り情報表示装置4では、内部電池である複数の単3乾電池と外部電源である蓄電池との両電源が使用可能であって、電池収納部44とコンセント部45とは排他利用となっている。外部電源である蓄電池は、図示しないY型(2又)のコードによって、電動リール1のコネクタ部12hと、釣り情報表示装置4のコンセント部45と同時に接続可能である。
表示部41は、たとえば、縦320ドット、横240ドットのカラー16色のドットマトリックス方式の液晶ディスプレイ41aを使用する。液晶ディスプレイ41aの背面には、導光板方式のバックライト41bが配置されており、光センサ43によって検出される周囲光の明るさに応じて輝度が変更される。具体的には、光センサ43によって検出される周囲光の明るさに対応する輝度の設定テーブルを読み出すことにより、最適な輝度となるように、バックライト41bの照射量を変更する。たとえば、光センサ43によって検出される周囲光の明るさが明るいほど、バックライト41bの照射量を多くする輝度変更制御を行う。ここでは、周囲光の明るさが明るいときバックライト41bの照射量を多くし、周囲光の明るさが暗いときバックライト41bの照射量を少なくすることによって、液晶ディスプレイ41aの視認性が向上する。なお、釣り情報表示装置4が内部電池によって駆動されているときのバックライト41bの照射量は、釣り情報表示装置4が外部電源によって駆動されているときのバックライト41bの照射量の70%になっており、内部電池である乾電池駆動の場合の消費電力が抑えられる。
図1に示すように、釣り情報表示装置4は、ケース40の内部に、制御部46を有する。制御部46は、マイクロコンピュータ、液晶駆動回路、及びバックライト制御回路を含む。マイクロコンピュータは、表示制御及びさそい制御を行うCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェイス等を含む。この報表示制御部46のCPUが、本発明の取得部、判定部、表示制御部、及び通知部として機能する。なお、本実施形態において、取得部、判定部、表示制御部、及び通知部はソフトウェアにより構成されるが、ハードウェア回路により構成されてもよい。
制御部46には、無線通信部47、操作キー部42、光センサ43、表示部41、記憶部48、及び音声出力部49が接続される。無線通信部47は、魚群探知機6及び電動リール1と情報をやり取りする。記憶部48は、各種のデータを記憶する。音声出力部49はスピーカを有し音声を出力する。
制御部46は、電動リール1から仕掛けの水深データが得られると、それを図形で表示部41に表示する。また、制御部46は、魚群探知機6から、漁場の底位置のエコーデータ、底位置の数値データ、及び棚位置のエコーデータを取得すると、これらデータを表示部41に仕掛けの水深データとともに表示する。
操作キー部42は、図3に示すように、画面切換ボタン421、カーソルボタン422、及び電源ボタン423を有する。これら各ボタンは、表示部41の右側において、上下に並べて配置される。
画面切換ボタン421は、表示部41の表示をメニュー表示と魚探表示とに切り換えるボタンである。カーソルボタン422は、釣り情報表示装置4及び電動リール1の各種の設定を行うメニュー処理において上下左右にカーソルを移動させるためのボタンである。カーソルボタン422は、上下左右方向にそれぞれ、上ボタン422a、下ボタン422b、左ボタン422c、右ボタン422dが割り当てられる。また、カーソルボタン422の中央を押すと、各種の設定の際に選択された項目を決定する。電源ボタン423は、釣り情報表示装置4の電源をオン、オフするためのボタンである。
光センサ43は、操作キー部42の上部に配置された矩形の窓部から外部を臨むように取り付けられたセンサである。光センサ43は、制御部46が光電効果によって発生した電流を光量に換算する演算を行うことにより周囲光の明るさを検出する。ここでは、制御部46は、光センサ43によって検出された周囲光の明るさに対応する輝度の設定テーブルを記憶部48から読み出すことにより、バックライト41bの輝度を自動的に変更する。
次に、制御部46の具体的な制御内容について説明する。
図4は、釣り情報表示装置4における制御部46の制御を説明するためのフローチャートである。図4に示すように、釣り情報表示装置4に乾電池または蓄電池が接続され電源ボタン423が押されると、制御部46は、初期設定処理を実行する(ステップS1)。
図5は、初期設定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図5に示すように、制御部46は、魚群探知機の設定処理を実行する(ステップS101)。具体的には、魚群探知機6を搭載する船名を魚群探知機6の無線通信部が送信し、その船名を釣り情報表示装置4の無線通信部47が自動受信する。そして、制御部46は、その自動受信した船名を表示部41に表示する。なお、魚群探知機6を搭載する船名を無線通信部47が複数受信した場合、制御部46はこれら複数の船名を表示部41に表示する。
図6は、船名設定画面を表示させたときの表示画面を示す図である。図6に示すように、例えば、制御部46は、表示部41の画面左上に、船名・リール設定項目74(「船名」が選択状態)を表示する。また、制御部46は、表示部41の船名・リール設定項目74の右側に、船名に対応する番号表示75(番号「1」が選択状態)を表示する。さらに、制御部46は、表示部41の船名・リール設定項目74及び船名に対応する番号表示75の下側に、具体的に接続(選択)可能な船名の名称表示76(「OOOO丸」)を表示する。複数の魚群探知機がある場合には、制御部46は、船名に対応する番号表示75の番号を「1」、「2」、「3」のように複数表示する。制御部46は、選択された番号表示75の番号と対応する船名の名称表示76(「OOOO丸」、「XXXX丸」、「OOXX丸」)を表示部41に表示するため、釣り人は操作キー部42の操作によって無線接続したい魚群探知機6を選択設定する。なお、制御部46は、ここで選択設定された魚群探知機6の船名の名称表示76(「OOOO丸」)等の情報を、釣り情報表示装置4の記憶部48に記憶し、次回の魚探設定のときに前回接続した魚群探知機6の船名の名称表示76(「OOOO丸」)を優先的(番号「1」)に表示する。
次に、図5に示すように、制御部46は、電動リール1が釣り情報表示装置4に有線接続されているか否かを判断する(ステップS102)。制御部46は、電動リール1が釣り情報表示装置4に有線接続されていると判断した場合(ステップS102のYes)、後述するその他の設定処理を実行する(ステップS104)。
制御部46は、電動リール1が釣り情報表示装置4に有線接続されていない、すなわち、電動リール1が釣り情報表示装置4に無線接続されていると判断した場合(ステップS102のNo)、リール設定処理を実行する(S103)。具体的には、電動リール1の無線通信部28が電動リール1の固有のIDである機種名を送信し、釣り情報表示装置4の無線通信部47がその機種名(ID)を自動受信する。そして、制御部46は、その自動受信した機種名(ID)を表示部41に表示する。なお、複数の電動リールの機種名(ID)を無線通信部47が受信した場合、制御部46は複数の電動リールの機種名(ID)を表示部41に表示する。
図7は、リール名設定画面を表示させたときの表示画面を示す図である。図7に示すように、制御部46は、表示部41の画面左上に、船名・リール設定項目74(「リール」が選択状態)を表示する。また、制御部46は、表示部41の船名・リール設定項目74の右側に、リールに対応する番号表示75(番号「1」が選択状態)を表示する。さらに、制御部46は、表示部41の船名・リール設定項目74及びリールに対応する番号表示75の下側に、具体的に接続(選択)可能なリールの機種名(ID)表示76(「FE10000」)を表示する。複数の電動リールがある場合には、制御部46は、リールに対応する番号表示75の番号を「1」、「2」、「3」のように複数表示する。制御部46は、選択された番号表示75の番号と対応するリールの機種名(ID)表示76(「FE10000」、「FE10001」、「FE10002」)を表示部41に表示するため、釣り人は、操作キー部42の操作によって無線接続したい電動リール1を選択設定する。なお、制御部46は、ここで選択設定された電動リール1の機種名(ID)の名称表示76(「FE10000」)等の情報を、釣り情報表示装置4の記憶部48に記憶し、次回のリール設定のときに前回接続した電動リール1の機種名(ID)の名称表示76(「FE10000」)を優先的(番号「1」)に表示する。ここでは、ステップS103において電動リール1が設定されると、制御部46は、その他の設定処理を実行する(ステップS104)。具体的には、制御部46は、後述する表示処理(ステップS8)において、表示モードがオープニング画面を表示するように設定する。また、制御部46は、仕掛けの水深データD1の補正計数Kを1にセットする。
次に、図4に示すように、制御部46は、魚群探知機6からの魚探データ(具体的には、釣り場の海底の水深及び棚位置のエコーデータD2、D3)を無線通信部47が受信しているか否かを判断する(ステップS2)。制御部46は、無線通信部47が魚探データを受信していない場合(ステップS2のNo)は、無線通信部47が魚群データを受信するまで待機する。無線通信部47が魚探データを受信している場合(ステップS2のYes)は、制御部46は、受信した魚探データD2、D3を取り込み、記憶部48に格納する(ステップS3)。
次に、制御部46は、電動リール1が接続されているか否かを判断する(ステップS4)。制御部46は、電動リール1が接続されていないと判断した場合(ステップS4のNo)、電動リール1が接続されていないことを示すフラグNCをオンする(ステップS5)。
制御部46は、電動リール1が接続されていると判断した場合(ステップS4のYes)、フラグNCをオフする(ステップS6)。そして、制御部46は、電動リール1の無線通信部28から送信される仕掛けの水深データD1、及びモータ駆動情報(モータに流れる電流値及びモータの温度)を無線通信部47を介して取得する(ステップS7)。
次に、制御部46は、表示処理を実行する(ステップS8)。この表示処理では、オープニング画面に加えて、電動リール1から得られた各種データ及び魚群探知機6からの魚探データを表示する魚探画面と、各種の設定を行うメニュー画面とに切り換わる。
図8は、表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図8に示すように、制御部46は、まずは、バックライト表示処理を行う(ステップS21)。ここで、バックライト表示処理について図9を参照しつつ詳細を説明する。図9は、バックライト表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
図9に示すように、制御部46は、釣り情報表示装置4の電源が、蓄電池等の外部電源か否か判断する(ステップS41)。制御部46は、釣り情報表示装置4の電源が外部電源ではない、すなわち、乾電池等の内部電源であると判断すると(ステップS41のNo)、次に、光センサ43により検出された光量が15ルクス以上であるか否か判断する(ステップS42)。
制御部46は、光センサ43により検出された光量が15ルクス未満であると判断する(ステップS42のNo)と、バックライト41bの輝度が最大輝度の50%になるように設定する(ステップS44)。また、制御部46は、光センサ43により検出された光量が15ルクス以上であると判断すると(ステップS42のYes)、バックライト41bの輝度が最大輝度の70%になるように設定する(ステップS45)。そして、制御部46は、設定された輝度になるようにバックライト41bを制御する。
制御部46は、釣り情報表示装置4の電源が蓄電池等の外部電源であると判断すると(ステップS41のYes)、次に、光センサ43により検出された光量が15ルクス以上であるか否か判断する(ステップS43)。
制御部46は、光センサ43により検出された光量が15ルクス未満であると判断すると(ステップS43のNo)、バックライト41bの輝度が最大輝度の70%になるように設定する(ステップS46)。また、制御部46は、光センサ43により検出された光量が15ルクス以上であると判断すると(ステップS43のYes)、バックライト41bの輝度が最大輝度である100%になるように設定する(ステップS47)。そして、制御部46は、設定された輝度になるようにバックライト41bを制御する。
バックライト表示処理が完了すると、次に、制御部46は、図8に示すように、オープニング画面が設定されているか否かを判断する(ステップS22)。制御部46は、オープニング画面が設定されていないと判断した場合(ステップS22のNo)、後述するステップS24の処理を実行する。また、制御部46は、オープニング画面が設定されていると判断した場合には(ステップS22のYes)、オープニング画面を所定時間だけ表示する(ステップS23)。なお、制御部46は、釣り情報表示装置4の電源が投入されるとオープニング画面を一度だけ表示する。
次に、制御部46は、釣り人がメニュー画面を選択したか否かを画面切換ボタン421からの入力情報によって判断する(ステップS24)。制御部46は、メニュー画面が選択されていないと判断した場合(ステップS24のNo)、後述するステップS27の処理を実行する。また、制御部46は、メニュー画面が選択されたと判断した場合(ステップS24のYes)、図10に示すようなメニュー画面を表示部41に表示する(ステップS25)。具体的には、制御部46は、画面の左上に魚群探知機6から出力される電波の受信状態をアンテナマーク71で表示する。また、制御部46は、アンテナマーク71の右側に現在時刻を表す時計表示72をデジタル数字で表示する。さらに、制御部46は、画面の右上に、乾電池等の内部電源の残量表示を電池マーク73で表示する。電池マーク73は、乾電池等の内部電源の残量が最大であるときには3個の矩形部が塗りつぶされて表示され、残量が減少するにつれて2個の矩形部、1個の矩形部、0個の矩形部のように塗りつぶされている部分が減少する。なお、上述したアンテナマーク71、時計表示72、及び電池マーク73は、全ての表示モードで表示される。
制御部46は、アンテナマーク71及び時計表示72の下に、釣り情報表示装置4の各種のモードの設定項目77(具体的には、さそい、さそい幅、モータ駆動情報、位置補正、ボトムライン、背景色及びシカケ軌跡)及びその設定内容78(OFF、ON)を階層的に表示する。また、制御部46は、図11に示すように、電動リール1の各種のモードの設定項目77(具体的には、棚停止、オートさそい、糸送り、上底切替、仕掛回収、巻上回数、巻上時間、時計、デモ画面)及びその設定内容78(OFF、ON)を階層的に表示する。釣り人が、このメニュー画面においてカーソルボタン422によって操作を行うと、制御部46は、図8に示すように、カーソルボタン422から入力された情報に基づき、各種のモードの設定項目77の設定内容78を決定する(ステップS26)。なお、電動リール1の設定内容が電動リール1側で設定された場合には、釣り情報表示装置4は、無線通信部47でそのデータを電動リール1から受信し、制御部46がその内容をメニュー画面の設定内容に反映させる。
次に、制御部46は、図8に示すように、フラグNCにより電動リール1が接続されているか否かを判断する(ステップS27)。制御部46は、電動リール1が接続されている、すなわちフラグNCがオフであると判断した場合(ステップS27のNo)、図12に示すような魚探画面を表示する(ステップS28)。具体的には、制御部46は、画面の右端に水深のスケールSCを表示するとともに、スケールSCの右横に、電動リール1から得られた仕掛けの水深データD1に補正係数Kを乗算した値(K×D1)を表示する。なお、この実施形態では、補正前は補正係数が1にセットされているので補正前の水深データを表示していることになるが、補正を行う前は仕掛けの水深データDをそのまま表示し、補正を行った後は補正された水深データK×D1を表示するようにしてもよい。
また、制御部46は、魚群探知機6から受信した海底の水深データD2及び棚位置の水深データD3をエコーデータの画像でスケールSCの左側の水深に応じた位置に時系列的に表示する。さらに、制御部46は、海底の水深データD2の数値D2nを画面左下に表示するとともに、画面の左上に水深データD1の数値D1nも表示する。また、制御部46は、棚タイマー(棚位置を自動設定するために設定される仕掛けの静止時間)の値も数値D1nの下に表示する。また、制御部46は、メニュー画面と同様に魚群探知機6からの電波のアンテナマーク71を画面の左上部に表示する(ステップS29)。
次に、制御部46は、図8に示すように、仕掛けの軌跡の表示設定がオンになっているか否かを判断する(ステップS30)。なお、図10に示すメニュー画面において、釣り人が「シカケ軌跡」を「ON」に設定したときには、制御部46は、カーソルボタン422からその入力情報を取得し、仕掛けの軌跡の表示設定がオンになっていると判断する。また、釣り人が「シカケ軌跡」を「OFF」に設定したときには、制御部46は、カーソルボタン422からその入力情報を取得し、仕掛けの軌跡の表示設定がオフになっていると判断する。
制御部46は、仕掛けの軌跡の表示設定がオフになっていると判断した場合(ステップS30のNo)、後述するステップS32の処理を実行する。また、制御部46は、仕掛けの軌跡の表示設定がオンになっていると判断した場合(ステップS30のYes)、仕掛けの水深データD1の時系列的な変化である仕掛けの軌跡をドット表示する(ステップS31)。
次に、制御部46は、さそい幅の表示設定がオンになっているか否か判断する(ステップS32)。なお、図10のメニュー画面において、釣り人が「さそい幅」を「ON」に設定したときには、制御部46は、カーソルボタン422からその入力情報を取得し、さそい幅の表示設定がオンになっていると判断する。また、釣り人が「さそい幅」を「OFF」に設定したときには、制御部46は、カーソルボタン422からその入力情報を取得し、さそい幅の表示設定がオフになっていると判断する。
制御部46は、さそい幅の表示設定がオフになっていると判断した場合(ステップS32のNo)、後述するステップS34の処理を実行する。また、制御部46は、さそい幅の表示設定がオンになっていると判断した場合(ステップS32のYes)、さそいモードのさそい幅をスケールSCの右側にハッチングで示すように表示する(ステップS33)。
次に、制御部46は、モータ駆動情報の表示設定がオンになっているか否か判断する(ステップS34)。なお、図10のメニュー画面において、釣り人が「モータ駆動情報」を「ON」に設定したときには、制御部46は、カーソルボタン422からその入力情報を取得し、モータ駆動情報の表示設定がオンになっていると判断する。また、釣り人が「モータ駆動情報」を「OFF」に設定したときには、制御部46は、カーソルボタン422からその入力情報を取得し、モータ駆動情報の表示設定がオフになっていると判断する。制御部46は、モータ駆動情報の表示設定がオフになっていると判断した場合(ステップS34のNo)、後述するステップS38を実行する。
制御部46は、モータ駆動情報の表示設定がONになっていると判断した場合(ステップS34のYes)、図13に示すように、魚探画面を表示する表示部41の下部にモータ駆動情報79をさらに表示する(ステップS35)。以下、モータ駆動情報の表示処理について具体的に説明する。
図14はモータ駆動情報の表示処理に関する制御部46の機能ブロック図であり、図15はモータ駆動情報の表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。図14に示すように、釣り情報表示装置4は、取得部461、表示制御部462、判定部463、及び通知部464を備える。なお、釣り情報表示装置4の制御部46が、取得部461、表示制御部462、判定部463、及び通知部464として機能する。
図15に示すように、取得部461は、無線通信部47が電動リール1から受信したモータ駆動情報、すなわち、モータ14に流れる電流値、及びモータ14の温度を取得する(ステップS51)。
次に、表示制御部462は、取得部461によって取得されたモータ駆動情報、すなわち、モータ14に流れる電流値、及びモータ14の温度を表示部41の下部に表示する(ステップS52)。また、判定部463は、取得部461によって取得されたモータ駆動情報に基づき、モータ14の駆動状態が規定内か否かを判定する(ステップS53)。具体的には、判定部463は、モータ14に流れる電流値について、予め設定された第1の閾値、又は釣り人が設定した第1の閾値未満か否か判定する。また、判定部463は、モータ14の温度についても、予め設定された第2の閾値、又は釣り人が設定した第2の閾値未満であるか否か判定する。判定部463は、モータ14に流れる電流値が第1の閾値未満であり、且つモータ14の温度が第2の閾値未満であると判定した場合に、モータ14の駆動状態が規定内であると判定する。すなわち、判定部463は、モータ14に流れる電流値が第1の閾値以上であった場合、又はモータ14の温度が第2の閾値以上であった場合に、モータ14の駆動状態が規定外であると判定する。
判定部463は、モータ14の駆動状態が規定内であると判定した場合(ステップS53のYes)、制御部46は、次のステップS38を実行する。また、判定部463がモータ14の駆動状態が規定外であると判定した場合(ステップS53のNo)、通知部464がその旨を釣り人に通知する(ステップS54)。例えば、通知部464は、音声出力部49から警告アラームを鳴らして釣り人に知らせたり、表示部41に警告マークなどを表示したりして釣り人に知らせる。
図8に戻って説明を続ける。図8に示すように、制御部46は、電動リール1が接続されていない、すなわちフラグNCがオンであると判断した場合(ステップS27のYes)、上述したように、魚群探知機6から受信した海底の水深データD2及び棚位置の水深データD3をエコーデータの画像でスケールSCの左側の水深に応じた位置に時系列的に表示する(ステップS36)。また、制御部46は、メニュー画面と同様に魚群探知機6からの電波のアンテナマーク71を画面の左上部に表示する(ステップS37)。
次に、制御部46は、ボトムライン表示処理を行う(ステップS38)。図16は、ボトムライン表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。なお、ボトムライン表示処理とは、図17に示すような底画像80の境界となるボトムライン81を表示する処理である。ボトムライン81は、魚群探知機6の反射波の強度が最も強い部分を示す水底情報であって、反射波の郷土が弱い藻等の情報を除いた真の底部分を強調表示するものである。
図16に示すように、制御部46は、ボトムライン81を表示するモードになっているか否かが判断する(ステップS61)。具体的には、図10に示すメニュー画面において、釣り人が「ボトムライン」を「ON」に設定したときには、制御部46は、カーソルボタン422からその入力情報を取得し、ボトムライン81を表示するモードになっていると判断する。また、釣り人が「ボトムライン」を「OFF」に設定したときには、制御部46は、カーソルボタン422からその入力情報を取得し、ボトムライン81を表示するモードではないと判断する
制御部46は、ボトムライン81を表示するモードになっていると判断した場合(ステップS61のYes)、水底情報、すなわちラインを描画する位置を読み込む(ステップS62)。次に、制御部46は、ライン幅をたとえば太線表示に設定し(ステップS63)、ラインの色をたとえば背景色が黒色や青色である場合には白色に設定する(ステップS64)。なお、背景色が白色である場合には、ラインの色を黒色に設定する。
そして、制御部46は、ステップS63で読み込まれた位置に、幅広の白色ラインであるボトムライン81を表示する(ステップS65)。一方、図10に示すメニュー画面において、釣り情報表示装置4のボトムラインの設定項目77の設定内容78が「OFF」になっているときには、S81でボトムライン81を表示するモードになっていないと判断され、図12に示す底画像80のみが表示される。
[特徴]
本実施形態に係る釣り情報表示装置は、次の特徴を有する。
(1)制御部46がモータ駆動情報を表示部41に表示させる。このため、釣り人は釣り情報表示装置4の表示部41を見ることによって電動リール1のモータ14の駆動状態を確認することができる。すなわち、電動リール1のモータ14に掛かる負荷を把握することができる。また、制御部46は、モータ14の駆動状態が規定外であると判定すると、その旨を釣り人に通知する。このため、モータ14の駆動状態が規定外になったときに釣り人はその旨を知ることができる。したがって、釣り人は、ブレーカが作動する前にモータ14の駆動状態が規定内となるように電動リール1を適切に操作することができる。
(2)釣り人は、モータに流れる電流値、及びモータの温度の少なくとも一方を確認することができる。また、釣り人は、モータに流れる電流値及びモータの温度の少なくとも一方が規定外であることを知ることができる。したがって、釣り人は、ブレーカが作動する前にモータの駆動状態が規定内となるように電動リールを適切に操作することができる。
(3)予め設定した第1の閾値以上の電流がモータ14に流れると、制御部46は、モータ14の駆動状態が規定外であると判定し、その旨を通知する。このため、釣り人が電動リール1を操作することによって、モータ14に第1の閾値以上の電流が流れ続けることを防止することができる。
(4)モータ14の温度が予め設定した第2の閾値以上となると、制御部46は、モータ14の駆動状態が規定外であると判定し、その旨を通知する。このため、釣り人が電動リール1を操作することによって、モータ14の温度が第2の閾値以上となり続けることを防ぐことができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
変形例1
上記実施形態では、電動リール1のリール制御部20は、モータ14に流れる電流値とモータ14の温度とを出力するが、特にこれに限定されない。例えば、電動リール1のリール制御部20は、モータ14に流れる電流値とモータ14の温度のどちらか一方のみを出力し、釣り情報表示装置4の制御部46は、そのどちらか一方のみを表示部41に表示してもよい。
変形例2
上記実施形態では、制御部46は、モータ14に流れる電流値とモータ14の温度との両方を表示するが、どちらか一方のみを表示部41に表示してもよいし、釣り人が選択した値のみを表示部41に表示してもよい。
変形例3
上記実施形態では、制御部46は、モータ14に流れる電流値とモータ14の温度とによって、モータ14の駆動状態が規定内であるか否かと判定するが、特にこれに限定されない。例えば、制御部46は、モータ14に流れる電流値のみでモータ14の駆動状態が規定内であるか判定してもよいし、モータ14の温度のみでモータ14の駆動状態が規定内であるか判定してもよい。
変形例4
制御部46は、モータに流れる電流値から、掛かった魚の数を推測し、表示部41に表示する機能を有してもよい。なお、掛かった魚の数は数字で表してもよいし、魚の図形でその数を表してもよい。
変形例5
上記実施形態における制御部46は、モータ駆動情報の表示設定がオンになっている場合のみ、モータ駆動情報79を表示部41に表示するが、特にこれに限定されない。例えば、制御部46は、魚探画面において、モータ駆動情報79を常に表示部41に表示してもよい。また、モータ駆動情報の送信機能を持たない電動リールが接続された場合は、表示設定自体がメニューに表示されない、あるいはハイライト表示されて選択不能にしてもよい。
変形例6
制御部46によるモータ駆動情報79の表示方法は特に限定されるものではなく、例えば、モータに流れる電流値又はモータの温度の経時変化をグラフによって表示部41に表示してもよいし、単に数値を表示部41に表示してもよい。モータ駆動情報をグラフによって表示部41に表示することで、釣り人は、モータ14の駆動状態の経時変化を視覚的に把握し、モータ14の駆動情報を予測することができる。
1 電動リール
4 釣り情報表示装置
14 モータ
461 取得部
462 表示制御部
463 判定部
464 通知部

Claims (2)

  1. モータによって釣糸を巻き上げる電動リールにおける前記モータの駆動状態を示すモータ駆動情報を表示する表示部を有し、且つ、前記電動リールと有線接続又は無線接続される釣り情報表示装置であって、
    前記電動リールから出力される前記モータ駆動情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得する前記モータ駆動情報を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    前記モータ駆動情報に基づき、前記モータの駆動状態が規定内か否かを判定する判定部と、
    前記判定部において前記モータの駆動状態が規定外であると判定された場合に前記モータの駆動状態が規定外であることを通知する通知部と、
    を備え
    前記モータ駆動情報は、前記モータの温度を含み、
    前記判定部は、前記モータの温度が第2の閾値未満である場合に前記モータの駆動状態が規定内であると判定し、前記モータの温度が前記第2の閾値以上である場合に前記モータの駆動状態が規定外であると判定し、
    前記表示制御部は、前記モータ駆動情報の経時変化を前記表示部にグラフ表示させる、釣り情報表示装置。
  2. モータによって釣糸を巻き上げる電動リールにおける前記モータの駆動状態を示すモータ駆動情報を表示する表示部を有し、且つ、前記電動リールと有線接続又は無線接続される釣り情報表示装置であって、
    前記電動リールから出力される前記モータ駆動情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得する前記モータ駆動情報を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    前記モータ駆動情報に基づき、前記モータの駆動状態が規定内か否かを判定する判定部と、
    前記判定部において前記モータの駆動状態が規定外であると判定された場合に前記モータの駆動状態が規定外であることを通知する通知部と、
    を備え
    前記モータ駆動情報は、前記モータに流れる電流値を含み、
    前記判定部は、前記モータに流れる電流値が第1の閾値未満である場合に前記モータの駆動状態が規定内であると判定し、前記モータに流れる電流値が前記第1の閾値以上である場合に前記モータの駆動状態が規定外であると判定し、
    前記表示制御部は、前記モータ駆動情報の経時変化を前記表示部にグラフ表示させる、
    釣り情報表示装置。
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