JP6186670B2 - イルミネーション装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、イルミネーション装置及びイルミネーション装置を備えた電子機器に関する。
電子機器には、種々の目的で様々なイルミネーション装置が用いられている。例えば携帯電話機等の携帯情報端末では、電話や電子メールの着信をユーザに知らせるインターフェースとして、様々な発光パターンを発生するイルミネーション装置が用いられている。また、イルミネーション装置は装置デザインの一部としても考えられており、着信を知らせるというインターフェースとしての機能に加え、外装の一部を光らせることによる装飾的効果をも発揮する。
特開2002−208308号公報 特開2003−057448号公報 特開2003−262734号公報 特開2003−308752号公報 国際公開第2007/020820号パンフレット
電子機器に搭載されるイルミネーション装置には、電子機器の機能や構造に応じた様々な形状の発光領域が求められる。また、装飾的効果等を向上する観点から、暗部のない均一な発光分布を有し、また、入光効率高く高輝度であることが望まれる。
実施形態の一観点によれば、平板状の導光板と、前記導光板の側面に発光面が対向するように配置され、前記側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記導光板の中央部を囲うように配置され、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されており、前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域において前記他方の表面から出射するように、形成されており、前記プリズムは、同心円状に配置された複数のリング状の溝を有するイルミネーション装置が提供される。
実施形態の一観点によれば、平板状の導光板と、前記導光板の側面に発光面が対向するように配置され、前記側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記導光板の中央部を囲うように配置され、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されており、前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域において前記他方の表面から出射するように、形成されており、前記プリズムは、螺旋状の溝を有するイルミネーション装置が提供される。
また、実施形態の他の観点によれば、平板状の導光板と、前記導光板の側面に発光面が対向するように配置され、前記側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記導光板の中央部を囲うように配置され、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されており、前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域において前記他方の表面から出射するように、形成されており、前記プリズムは、同心円状に配置された複数のリング状の溝を有するイルミネーション装置と、前記イルミネーション装置の前記光源を制御する制御装置とを有する電子機器が提供される。
また、実施形態の他の観点によれば、平板状の導光板と、前記導光板の側面に発光面が対向するように配置され、前記側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記導光板の中央部を囲うように配置され、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されており、前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域において前記他方の表面から出射するように、形成されており、前記プリズムは、螺旋状の溝を有するイルミネーション装置と、前記イルミネーション装置の前記光源を制御する制御装置とを有する電子機器が提供される。
また、実施形態の他の観点によれば、平板状の導光板と、前記導光板の側面に発光面が対向するように配置され、前記側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記導光板の中央部を囲うように配置され、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されており、前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域において前記他方の表面から出射するように、形成されているイルミネーション装置と、前記イルミネーション装置の前記光源を制御する制御装置とを有する電子機器が提供される。
開示のイルミネーション装置及び電子機器によれば、リング状の発光領域を有し、発光輝度の面内均一性が高く高輝度のイルミネーション装置、並びに、このようなイルミネーション装置を有する電子機器を実現することができる。
図1は、第1実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図及び概略断面図である。 図2は、導光板に形成されたプリズムの溝の構造を示す概略断面図(その1)である。 図3は、導光板に形成されたプリズムの溝の構造を示す概略断面図(その2)である。 図4は、導光板に形成されたプリズムの溝の構造を示す概略断面図(その3)である。 図5は、導光板に形成されたプリズムの溝の構造を示す概略断面図(その4)である。 図6は、第1実施形態によるイルミネーション装置の効果を示す図である。 図7は、一般的なLEDの配向特性を示すグラフ(その1)である。 図8は、一般的なLEDの配向特性を示すグラフ(その2)である。 図9は、一般的なLEDの配向特性を示すグラフ(その3)である。 図10は、レンズシートの構造を示す斜視図(その1)である。 図11は、レンズシートの構造を示す斜視図(その2)である。 図12は、レンズシートの構造を示す斜視図(その3)である。 図13は、比較例によるイルミネーション装置の構造を示す概略図(その1)である。 図14は、比較例によるイルミネーション装置の構造を示す概略図(その2)である。 図15は、比較例によるイルミネーション装置の構造を示す概略図(その3)である。 図16は、第2実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図である。 図17は、第3実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図(その1)である。 図18は、第3実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図(その2)である。 図19は、第3実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図(その3)である。 図20は、導光板の開口部の内側面の形状による影響を説明する図(その1)である。 図21は、導光板の開口部の内側面の形状による影響を説明する図(その2)である。 図22は、第4実施形態による電子機器の構造を示す斜視図(その1)である。 図23は、第4実施形態による電子機器の構造を示す斜視図(その2)である。 図24は、第4実施形態による電子機器の構造を示す斜視図(その3)である。 図25は、第4実施形態による電子機器の動作を説明する図(その1)である。 図26は、第4実施形態による電子機器の動作を説明する図(その2)である。 図27は、第5実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その1)である。 図28は、第5実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その2)である。 図29は、第5実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その3)である。 図30は、第5実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その4)である。
[第1実施形態]
第1実施形態によるイルミネーション装置について図1乃至図12を用いて説明する。
図1は、本実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図及び概略断面図である。図2乃至図5は、導光板に形成されたプリズムの溝の構造を示す概略断面図である。図6は、本実施形態によるイルミネーション装置の効果を示す図である。図7乃至図9は、一般的なLEDの配向特性を示すグラフである。図10乃至図12は、レンズシートの構造を示す斜視図である。
はじめに、本実施形態によるイルミネーション装置の構造について図1乃至図12を用いて説明する。なお、図1(a)は本実施形態によるイルミネーション装置の平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A′線断面図である。
本実施形態によるイルミネーション装置10は、図1(a)及び図1(b)に示すように、平板状の導光板20と、導光板20の周囲に配置された複数のLED30と、導光板20上に配置されたレンズシート40とを有している。
導光板20は、可視光を透過する材料、例えばアクリル樹脂等からなる板状体であり、対向する2つの表面と、外周部の側面とを有している。導光板20の平面形状は、例えば図1(a)に示すように、円形である。
導光板20の、レンズシート40が配置された側とは反対側の表面には、プリズム24が設けられている。プリズム24は、導光板20の表面に同心円状に設けられた複数の円形の溝26により形成されている。溝26は、図には点線で描いているが、断続的に設けられたものではなく、周回する連続した溝である。
溝26は、例えば図2に示すように、導光板20の中心側に位置し導光板20の表面に対する斜度がθ1である斜面26aと、導光板20の外周側に位置し導光板20の表面に対する斜度がθ2である斜面26bとを有するV字型の溝である。なお、導光板20の中心とは、プリズム24の複数の溝26を描く同心円の中心点である。
斜面26aの斜度θ1は、導光板20内を伝搬する光が斜面26aによって反射されたときに、反射された光が導光板20の表面に対して全反射臨界角よりも大きい角度で入射して導光板20から出射するように、設定されている(図2中、光線28aを参照)。
一方、斜面26bの斜度θ2は、導光板20内を伝搬する光が斜面26bによって反射されたときに、反射された光が導光板20の表面に対して全反射臨界角よりも小さい角度で入射して導光板20内に戻るように、設定されている(図2中、光線28bを参照)。
LED30は、発光面の法線方向がプリズム24の複数の溝26を描く同心円の中心点を向くように、導光板20の側面に沿って等間隔に配置されている。これにより、LED30から発せられた光が導光板20の側面から導光板20内に導入されるようになっている。
導光板20の側面には、図1(a)に示すように、例えば6個のLED30が等間隔に配置される。隣接するLED30の発光面の法線方向は、互いに60度の角度を成している。LED30の配置間隔は、発光強度の面内均一性を向上する観点から、均一であることが望ましい。LED30の数は、導光板20及びLED30の大きさ等に応じて、発光強度が面内均一になるように、適宜選択することができる。
LED30は、特に限定されるものではなく、単色のLEDであってもよいし、RGB一体型のLEDであってもよい。また、本実施形態では、代表的な光源としてLEDを例にして説明するが、使用する光源は、LEDに限定されるものではない。例えば、LEDに代えて、小型ランプ、有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子等を用いてもよい。
各LED30には、図示しない制御装置が接続される。この制御装置は、LED30を点灯・消灯し、RGB一体型のLEDを用いる場合にあっては発光色の制御を行うものである。制御装置により、各LED30の発光タイミングや発光色を制御することができる。複数のLED30は、一括制御してもよいし、個別に制御してもよい。また、複数のLED30を順次点灯・消灯するなど、発光・消灯のタイミングを制御するようにしてもよい。
LED30から発せられた光は、導光板20の側面から導光板20内に導入される。 図3において、左側のLED30から導光板20内に入射する光に着目すると、導光板20の中心よりもLED30側に位置するプリズム24の溝26の斜面26aは、導光板20の側面から中心方向へ向かう光に対して陰になる。このため、導光板20の中心方向へ向かう光は、プリズム24の溝26の斜面26bには入射するが、斜面26aには入射しない。
プリズム24の溝26の斜面26bに入射した光のうち全反射条件を満たす光は、斜面26bで反射される。斜面26bの斜度θ2は反射された光が導光板20の表面に対して全反射臨界角よりも小さい角度で入射するように設定されているため、導光板20外に出射されることはない。これにより、導光板20内に導入された光は、導光板20の対向する表面において全反射を繰り返しながら導光板20内を伝搬する。
LED30から導光板20の中心領域よりも離れた場所に位置するプリズム24では、溝26の斜面26aはLED30側に位置している。このため、導光板20内を伝搬する光が導光板20の中心領域を越えると、導光板20内を伝搬する光はプリズム24の溝26の斜面26aに入射できるようになる。
導光板20内を伝搬する過程でプリズム24の溝26の斜面26aに入射した光のうち、斜面26aに対して全反射条件を満たす光線は、斜面26aによって全反射される。溝26の斜面26aによって全反射された光のうち、導光板20の表面に対して全反射臨界角よりも大きい角度で入射した光は、プリズム24形成面とは反対側の表面側から出射される。導光板20の表面側から出射される光のうち、人の目に入射した光のみが、人は明るいと感じることができ、有効な光となる。
一方、溝26の斜面26aに対して全反射条件を満たしていない光線(例えば、光線28b、図2中、点線で表す)は、溝26の斜面26aを透過し、導光板20のプリズム24形成面側から出射され、有効な光とはならない。また、プリズム24形成面とは反対側の表面側から出射された光であっても、人の目に入射しない光を人は感じることができないため、全反射条件を満たさない光と同様に有効な光とはならない。
導光板20の表面から光が出ていても、人の目に光線が入る導光板の位置は明るく、人の目に光線が入らない導光板20の位置は暗く感じる。導光板20内を伝搬する光のうちより多くの光が全反射条件を満たして導光板の表面から出射し、人の目に入射する観点から、導光板20の表面に対する溝26の斜面26aの斜度θ1は、40〜50度の角度に設定することが望ましい。プリズム24の斜面26aの斜度θ1を40〜50度の角度とすることにより、導光板20内を水平方向に対して±10度以内の角度範囲で伝搬する光を、導光板20の鉛直方向に対して±10度程度以内の角度で反射し、導光板20外に出射することができる。
本実施形態によるイルミネーション装置のプリズム24は、溝26の斜面26aの斜度θ1を適宜設定することにより導光板20からの出射角度を調整することができるため、視認者に直接光を向けることができる効率的な光学構成をとることが可能である。
プリズム24としては、例えば図4に示すように、溝26の斜面26bと隣接する溝26の斜面26aとが接するように複数の溝26を配置した構造が考えられる。
このようなプリズム24の場合、溝26の斜面26aの斜度θ1を例えば42度、斜面26bの斜度θ2を例えば2度、溝26間のピッチPを例えば0.2mmに設定する。この場合の深さDは、斜度θ1,θ2及びピッチPにより規定され、0.007mm程度となる。
隣接する溝26と溝26との間に、例えば図5に示すように、導光板20の表面に平行な領域を設けてもよい。
図4及び図5のプリズム24では、斜度θ1を41度〜46度程度、斜度θ2を1度〜5度程度に設定することで、同等の効果を得ることができる。
LED30から発せられた光は横方向に広がりながら伝搬するため、LED30から発せられた光の強度は、LED30に近いほど明るくなり、遠ざかるほど暗くなる。
図4及び図5に示すプリズムでは、水平から1.5度程度傾いた光がプリズム24によって反射され、略垂直の角度で導光板20から出射する。斜面26bの斜度θ2を小さくすることで、LED30からの光のうち水平から1.5度程度傾いた光が最初の溝26の斜面26aで反射されて当該角度の光がなくなったとしても、他の角度の光が斜度θ2の斜面26bに影響され、伝搬するうちに次々に作成される。したがって、斜度θ2を小さくすることにより、導光板20内を伝搬する光の角度に影響を与え、分布の均一化を図ることが可能となる。
明るさの面内分布を相殺して面内均一化を図るために、プリズム24の構造を適宜変更するようにしてもよい。
例えば、LED30に近い場所では輝度が高いためピッチPを大きく設定し、LED30から遠ざかるに従って輝度が低くなるためこれを補うようにピッチPを小さくすることができる。なお、ピッチPが0.2mmより大きいと、人が発光面を見たときにプリズム24の間隔を分解することができてしまい、プリズム24による反射部分と非プリズム部が縞模様となって見えてしまう。かかる観点から、溝26のピッチPは、0.2mm以下に設定することが望ましい。
上述のように、本実施形態によるイルミネーション装置では、LED30のそれぞれに対して、LED30から発せられた光を、導光板20の中央部を挟んでLED30に対向する領域において導光板20から出射するように、プリズム24が形成されている。また、LED30のそれぞれに対して、LED30から発せられた光を、LED30と導光板の中央部との間の領域において導光板20から出射しないように、プリズム24が形成されている。これは、発光強度の面内均一性を高めるためである。
上述のように、本実施形態によるイルミネーション装置では、LED30のそれぞれに対して、LED30から発せられた光を、導光板20の中央部を挟んでLED30に対向する領域において導光板20から出射するように、プリズム24が形成されている。また、LED30のそれぞれに対して、LED30から発せられた光を、LED30と導光板の中央部との間の領域において導光板20から出射するように、プリズム24が形成されている。これは、発光強度の面内均一性を高めるためである。
図6に示すように、LED30間の領域には、これらLED30からの光が直接入射されない暗部32が存在する。この場合、LED30に近い側のプリズム24領域でLED30からの光を反射して導光板20から出射すると、LED30に近く輝度が大きいため、暗部32との間の明暗の差が大きくなる。暗部32には導光板20の反対側の側面に配置されたLED(図示せず)からの光が入射されるが、光源から離れた場所の明暗の差を解消するには不十分である。
これに対し、本実施形態によるイルミネーション装置ではLED30に近い側のプリズム24領域では導光板20から光を出射しないため、暗部32との間の明暗の差が生じることはない。これにより、発光強度の面内均一性を向上することができる。また、反対側の側面に配置したLED30からの光はより広がってプリズム24領域に到達するため、導光板20の周囲に配置するLED30の数を減らすこともできる。これにより、部品点数の削減が可能となり、低コスト化・低消費電力化を図ることができる。
図7及び図8は、一般的なLEDの配向特性を示すグラフである。図7は空気中における角度と発光強度との関係を極座標グラフに表したものであり、図8は空気中及び導光板内における発光強度と角度との関係2次元グラフに表したものである。これらグラフにおいて、角度は、LEDの発光面の法線方向から傾いた角度を表している。また、発光強度は、法線方向の発光強度により正規化した値を表している。
LED30から発せられた光は、空気中から導光板20内に入射する際、屈折率の違いによる影響を受けて配向特性が変化する。例えば図8に示すように、導光板20の構成材料の屈折率が1.49(アクリル樹脂)の場合、発光強度が0.5のときの角度は、空気中では54度程度であるのに対し、導光板内では32度程度となる。
ここで、厚さが0.5mmの導光板20に、斜面26aの斜度θ1が42度、斜面26bの斜度θ2が2度の溝26を0.2mmピッチで配置した4mm幅のリング状のプリズム24を設けた場合を想定する。
導光板20に入射した光が手前のプリズム24領域を通過する際にプリズム24の斜面26bで反射する回数は、導光板20に入射される際の角度に応じて1〜4回となる。図7に示すように、入射角度が約17度以下の光は、プリズム24を通過する間に1回反射する。入射角度が約17度〜約28度の光は、プリズム24を通過する間に2回反射する。入射角度が約28度〜約38度の光は、プリズム24を通過する間に3回反射する。入射角度が38度以上の光は、プリズム24を通過する際に4回反射する。
一方、光がプリズム24の斜面26bで反射される際には斜面26bの斜度θ2による変調を受け、導光板20の表面に対して成す角度は、徐々に大きくなる。この結果、入射角度が約36度以上の光は、斜面26bによる3回の反射によって全反射臨界角を上回り、導光板20から出射されることになる。
しかしながら、導光板20内から出射される光の割合は、図8に示すように、全体の光のうちの約6%程度であり、残りの約94%の光は奥のプリズム24領域まで伝搬することができる。
レンズシート40は、特に限定されるものではないが、光を一旦集光した後に発散させるものが望ましい。光を一旦集光した後に発散させるレンズシート40を設けることにより、導光板20から出射される光の視認範囲を広げることができ、発光領域の全体を人の目によって認識することができる。
このようなレンズシートとしては、複数のレンズ構造体が周期的に配列されたレンズアレイシートを適用することができる。例えば、図10に示すような、球面状のマイクロレンズ42aが格子状に配列されたマイクロレンズアレイシートを適用することができる。或いは、例えば図11に示すような、複数のシリンドリカルレンズ42bが並行するように配列された2枚のレンチキュラレンズシートを、シリンドリカルレンズ42bが互いに交差するように貼り合わせたレンズシートを適用することができる。
或いは、レンズシート40として光拡散シートを適用してもよい。光拡散シートとしては、例えば図12に示すように材質内に光を拡散させるための拡散材42cが入れられているもの、表面に凹凸を有するもの、乳白色などの不透明部材などを適用することができる。光拡散シートは、厳密にはレンズ効果を奏するものではないが、市場ではレンズシートと同種の素材として扱われ取引されるものである。本明細書においてレンズシートというときは、光拡散シートをも含むものとする。
なお、レンズシート40は、視認性を高めるために配置するものであり、レンズシート40がなくても十分な視認性を得られる場合には、必ずしも配置する必要はない。
本実施形態によるイルミネーション装置では、導光板20の側面から入射した光を導光板20の表面から出射している。これは、LED30から発せられた光の光路長を長くして広がりを大きくするためである。
別のイルミネーション装置としては、例えば図13及び図14に示すような構造が考えられる。図13(a)及び図14(a)はイルミネーション装置の断面構造を示す断面図であり、図13(b)及び図14(b)はこのイルミネーション装置を搭載した電子部品を外部から見たときの発光状態を示す平面図である。
図13のイルミネーション装置は、電子機器の外装部品50の内側に接してLED30の発光面を配置したものである。LED30から発せられた光は、外装部品50内を伝搬した後に出射される。このイルミネーション装置の場合、LED30から発せられた光は、外装部品50内を伝搬する過程で横方向に広がる。しかしながら、電子機器の小型・薄型化等に伴い外装部品50が薄くなるにつれ、横方向の広がりを十分に得られなくなる。その結果、外装部品の表面側から見ると、例えば図13(b)に示すように、発光強度に分布ムラが生じる。
図14の照明装置は、図13の照明装置と同様の構造において、RGB一体型のLED30を用いた例である。LED30としてRGB一体型のLEDを用いる場合にあっては、例えば図14(a)及び図14(b)に示すように、各色の光が十分に混じり合う前に外装部品50から出射されてしまう。この結果、所望の色表現が困難となる。
これに対し、本実施形態によるイルミネーション装置では、LED30から発せられた光を導光板20の表面に対して平行な方向に伝搬した後、プリズム24により反射された光を導光板20の表面から垂直方向に出射する。このため、図13及び図14のイルミネーション装置と比較して、LED30から発せられた光が導光板20から出射されるまでの距離が長くなる。
したがって、導光板20から出射されるまでに、LED30から発せられた光は十分に広がることができ、発光強度の分布ムラを防止することができる。また、RGB一体型のLED30を用いる場合にあっては、導光板20から出射されるまでに各色の光が十分に混じり合うことができ、所望の色表現が可能となる。
また、更に他のイルミネーション装置としては、例えば図15に示すような構造が考えられる。図15のイルミネーション装置は、リング状の導光板20に開口部22を設け、開口部22の内側面にLED30を配置したものである。このイルミネーション装置では、導光板20の開口部22内にLED30を配置するため、リング状の発光領域を小型化するほどにLED30の配置が困難になっていく。一般的なRGB一体型のLED30は4mm程度のサイズであり、リングの内径はこれよりも小さくすることはできない。
これに対し、本実施形態によるイルミネーション装置では、LED30を導光板20の周囲に配置するため、リングを小型化するうえでLED30の大きさや配置が影響することはない。
このように、本実施形態によれば、発光輝度の面内均一性が高く色むらの少ないリング状のイルミネーション装置を実現することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態によるイルミネーション装置について図16を用いて説明する。図1乃至図12に示す第1実施形態によるイルミネーション装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図16は、本実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図である。
第1実施形態によるイルミネーション装置では、前述のように、導光板20の表面に設けられた同心円状の複数の溝26によりプリズム24を形成した。
これに対し、本実施形態によるイルミネーション装置10では、図16に示すように、螺旋状に描かれた1本の溝26によりプリズム24を形成している。溝26のピッチP、深さD、斜面26aの斜度θ1、斜面26bの斜度θ2等のパラメータの設定方法は、第1実施形態の場合と同様である。また、溝26を除くイルミネーション装置の他の構成も、第1実施形態によるイルミネーション装置と同様である。
プリズム24を有する導光板20の製造では、バイトなどの切削器具を用いて導光板20を切削加工することにより溝26を形成する。導光板20の平面に切削器具を入刀すると、最初に入刀した部分にバリが発生し、その部分が特異点となり、光のノイズが発生する。溝26の本数が多ければ多いほど切削器具を入刀する部分が多くなり、その数だけバリが発生し、ノイズが増加する。
そこで、本実施形態によるイルミネーション装置10では、複数の溝26を形成する代わりに1本の溝26を螺旋状に形成することで一筆書き様の切削加工を可能とし、切削器具の入刀箇所を1箇所にする。これにより、バリが発生する部分を大幅に減らし、ノイズを最小限にとどめることが可能になる。これにより、発光輝度の面内均一性を更に向上し、まら、色むらの発生を更に抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、発光輝度の面内均一性が高く色むらの少ないリング状のイルミネーション装置を実現することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態によるイルミネーション装置について図17乃至図21を用いて説明する。図1乃至図16に示す第1及び第2実施形態によるイルミネーション装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図17乃至図19は、本実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図である。図20及び図21は、導光板の側面の形状による影響を説明する図である。
第1及び第2実施形態によるイルミネーション装置では、前述のように、導光板20の平面形状を円形とした。
これに対し、本実施形態によるイルミネーション装置10では、図17乃至図19に示すように、導光体20の平面形状を多角形形状とし、LED30の発光面と導光板20の内側面とが平行になるように配置している。図17は、導光板20の外形形状を四角形とし、四角形の各辺にLED30を配置した例である。図18は、導光板20の外形形状を五角形とし、五角形の各辺にLED30を配置した例である。図19は、導光板20の外形形状を六角形とし、六角形の各辺にLED30を配置した例である。
LED30が例えば4個と少ない場合でも、LED30からプリズム24までの距離があるため、光は十分に広がりなだらかな分布を得ることが可能となる。LED30が例えば6個と多い場合には、隣接するLED30から発せられた光の混色が生じることも考えられるが、混色によりグラデーションがかかり、なだらかな色変化を実現することが可能となる。LED30の個数は、イルミネーション装置を適用する電子機器の構造や設計上の要求等に応じて適宜選択することができる。
導光板20は、LED30の数に対応する角数の多角形により形成してもよいし、LED30の数よりも多い画数の多角形により形成してもよい。例えば、八角形の導光板20の8つの辺のうちの4つのみにLED30を配置するようにしてもよい。また、導光板20の外形形状は、必ずしも正多角形である必要はない。
導光板20の側面が円弧状などの曲線の場合、図20(b)及び図20(c)に示すように、LED30の中央部と端部とにおいて、LED30と導光板20との間の距離が異なっている。LED30と導光板20との距離が近い中央部では、発散する光の漏れが少なく、入射する光が多いのに対して、LED30と導光板20との距離が遠い端部では、発散する光の漏れが多く、入射する光が少なくなる。結果として、イルミネーション、照明光の明暗ムラの原因となる。また、LED30の法線方向となる最も強度の強い光についても、中央部からの光は導光板20に垂直に入射するが、端部からの光は円弧の曲率分だけ入射角が変化し、反射ロスがある分、入射効率が低下する(図20(a)参照)。
これに対し、導光板20の外形形状を多角形形状とし、LED30の発光面と導光板20の側面とを平行にすることで、LED30と導光板20との距離が、図21(b)及び図21(c)に示すように、中央部と端部で同じになる。また、導光板20への光の入射角度も、図21(a)に示すように、中央部と端部で同じになる。これにより、場所による光の漏れロスや入光効率のばらつきを低減することができ、明暗ムラの原因を解消することができる。
また、LED30の発光面と導光板20の内側面とを平行にすることで、開口部22が円弧状の場合と比較して、LED30を配置する際の導光板20とLED30との間の位置決めを容易にできるという効果もある。
このように、本実施形態によれば、本実施形態によれば、発光輝度の面内均一性が高く色むらの少ないリング状のイルミネーション装置を実現することができる。
[第4実施形態]
第4実施形態による電子機器について図22乃至図26を用いて説明する。図1乃至図21に示す第1乃至第3実施形態によるイルミネーション装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図22乃至図24は、本実施形態による電子機器の構造を示す斜視図である。図25及び図26は、本実施形態による電子機器の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態では、第1乃至第3実施形態によるイルミネーション装置を適用した電子機器の一例として、第1乃至第3実施形態によるイルミネーション装置を適用した携帯電話機を示す。
図22に示す携帯電話機80は、第1筐体82と第2筐体84とを有し、第1筐体82と第2筐体84とは折り畳み可能に形成されている。図22は携帯電話機80を開いた状態を示し、図23及び図24は携帯電話機80を閉じた状態を示している。
図22に示すように、第1筐体82には、文字入力キー、テンキー、十字キー、決定キー及びその他の機能キーを含む入力デバイスを有する操作部86が設けられている。第2筐体84には、所定の情報を表示するための表示部88が設けられている。また、図23或いは図24に示すように、第2筐体84の背面部には、発光部90が設けられている。発光部90は、特に限定されるものではないが、例えば、電話や電子メールの着信を視覚的に知らせるためのものである。発光部90は、操作部86や表示部88に配置するようにしてもよい。
図23及び図24に示す携帯電話機80は、発光部90として第1乃至第3実施形態のいずれかのイルミネーション装置10を適用した例である。
例えば図1に示す第1実施形態のイルミネーション装置10において、6個のLED30の発光色を任意に組み合わせることで、図23に示すように、発光部90に様々な点灯パターンを表示することができる。また、6個のLED30の発光のタイミングを任意に組み合わせることで、発光部90の点灯パターンを動的に変化することもできる。また、図24に示すように、発光部90にアクセサリを配置し、イルミネーション装置10によってアクセサリを光らせることもできる。
携帯電話機80の発光部90は、例えば、電話や電子メールの着信やアラートを知らせるためのインターフェースとして利用することができる。また、アドレス帳に登録されている個人情報と点灯パターンとを予め関連付けておけば、電話や電子メールの着信通知機能に加え、電話の発信元や電子メールの送信元を視覚的に知らせることにも利用できる。
このような機能は、例えば図25及び図26に示すような処理を行う制御装置を用いて実現することができる。
図25は、電話の発信元や電子メールの送信元を視覚的に知らせるための制御装置60の一例である。
まず、受信機62により、電話や電子メールなどの情報を受信する。
次いで、送信元判定部64により、着信した情報をアドレス帳に登録されている情報と照合し、電話の発信元や電子メールの送信元を判別する。
次いで、判別された発信元・送信元に関連付けられた点灯パターンの情報をデータベース66から入手し、入手した点灯パターンの情報に基づいてLED制御装置68を駆動する。
これにより、イルミネーション装置10の複数のLED30を所定の点灯パターンで点灯させ、携帯電話機80のユーザに着信並びに着信先を視覚的に知らせることができる。
図26は、アラートを視覚的に知らせるための制御装置60の一例である。
まず、携帯電話機80のユーザ等により、アラート情報格納部70に、所定のアラート情報が格納される。アラート情報としては、例えば、ユーザに所定の時間を知らせるためのアラート情報がある。
次いで、アラート要否判定部72により、現在の時間とアラート情報格納部70に格納されているアラート情報とを比較し、アラートの発生の要否を判定する。
現在の時間とアラート情報格納部70に格納されているアラート情報が一致したときには、点灯パターンの情報をデータベース66から入手し、入手した点灯パターンの情報に基づいてLED制御装置68を駆動する。
これにより、イルミネーション装置10の複数のLED30を所定の点灯パターンで点灯させ、携帯電話機80のユーザにアラートを視覚的に知らせることができる。
携帯電話機80の発光部90に第1乃至第4実施形態のイルミネーション装置を用いることにより、リング状に発光する様々な点灯パターンを実現することができる。また、第1乃至第3実施形態のイルミネーション装置は、発光輝度の面内均一性が高く色むらが少ないことから、視覚的に綺麗な点灯パターンを得ることができる。
また、第1乃至第4実施形態のイルミネーション装置は、LED30から発せられた光を導光板20の側面から入射して導光板20の表面側に出射するものであり、イルミネーション装置の厚みを薄くできるメリットもある。これにより、イルミネーション装置を搭載した電子機器の小型化・薄型化を図ることができる。
このように、本実施形態によれば、電子機器の外装部に、発光輝度が均一で色むらの少ない様々な点灯パターンを表示することができ、インターフェースとしての役割やデザイン性を向上することができる。また、また、イルミネーション装置を搭載した電子機器の小型化・薄型化を図ることができる。
[第5実施形態]
第5実施形態による電子機器について図27乃至図30を用いて説明する。図1乃至図21に示す第1乃至第3実施形態によるイルミネーション装置並びに図22乃至図26に示す第4実施形態による電子機器と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図27乃至図30は、イルミネーション装置の電子機器への実装態様を示す概略図である。
本実施形態では、第1乃至第3実施形態のイルミネーション装置を電子機器に搭載する際の実装形態について説明する。
第1乃至第3実施形態のイルミネーション装置を電子機器に搭載する方法は、特に限定されるものではないが、例えば図25乃至図28に示すような種々の態様が考えられる。
図27に示す方法は、電子機器の部品50と導光板20とを一体形成するものである。導光板20を形成する部分の外装部品を厚くして、段差部分にLED30を配置する。外装部品50と導光板20とを一体形成することにより、外装部品50と導光板20との間の位置ずれが生じることはなく、また、部品点数を削減できる効果もある。LED30は、導光板20を一体形成した外装部品50に固定してもよいし、外装部品50に対向配置される回路基板上に形成してもよい。このような実装方法は、例えば図23に示す携帯電話80の第2筐体84の外装部品として適用可能である。
図23示す第2筐体84は、図27に示す外装部品50を用い、例えば図28に示すような構造とすることができる。
回路基板92の一方の面(図面において下側)には、液晶表示装置94と、所定の実装部品96が搭載されている。また、回路基板92の他方の面(図面において上側)には、所定の実装部品96と、LED30が実装されている。実装部品96には、例えば、制御装置60を形成する部品が含まれる。この回路基板92は、導光板20を一体形成した外装部品50と外装部品98とにより形成される第2筐体84内に内包されている。外装部品50と外装部品98との間をテープなどの密着材100で密封すれば、止水カバーを兼ねる筐体を形成することもできる。回路基板92上に形成されたLED30は、導光板20の開口部22に位置するように配置されており、回路基板92と外装部品50との組み合わせによってイルミネーション装置10が形成される。
外装部品50と導光板20とを一体形成する場合、材料中に拡散材を混合し、外装部品50にレンズシート(拡散シート)と同様の効果を持たせるようにしてもよい。
外装部品50と導光板20とを一体形成する場合、材料中に拡散材を混合し、外装部品50にレンズシート(拡散シート)と同様の効果を持たせるようにしてもよい。この場合、例えば図29(a)に示すように、外装部品の全体に拡散材を混合してもよいし、例えば図29(b)に示すように、2色成型で導光板20部分は透明材とし、本来のケースになる部分を拡散材を含む材料としてもよい。
図30に示す方法は、図27に示す外装部品50を覆うように外装カバー52を設けた例である。外装カバー52のイルミネーション装置10上にアクセサリ54を嵌め込めば、イルミネーション装置10によってアクセサリ54を光らせることができる。この際、外装部品50の表面に凹部56を形成し、アクセサリ54の干渉を抑えるようにしてもよい。このような実装方法は、例えば図24に示す携帯電話80の第2筐体84の外装部品として適用可能である。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記第1乃至第3実施形態では、リング状の帯領域を発光領域とするイルミネーション装置を示したが、必ずしもリング状の帯領域の全体を発光領域とする必要はない。上記実施形態によるイルミネーション装置では、プリズム24を設けた部分が発光領域となるため、プリズム24を形成する領域を適宜選択することにより、リング状の帯領域のうちの特定の領域だけを選択的に発光させることもできる。
例えば、リング状の帯領域のうちの所定の角度の領域だけを発光したり、同心円をなす複数のリングのパターンを発光することができる。所定の角度の領域だけを発光する場合、LED30の数を減らしてもよい。
また、上記第1乃至第3実施形態では、リング状の発光領域を有するイルミネーション装置を示したが、リング状のプリズム24の内径を小さくし、円形の発光領域を形成するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では円形の複数の溝26を有するプリズム24を用い、第2及び第3実施形態では螺旋状の溝26を有するプリズム24を用いたが、プリズム24を形成する溝26は、必ずしも真円を描くように形成されたものでなくてもよい。例えば、楕円状にリングや螺線を描くように形成された溝を用いてもよい。
また、上記第4及び第5実施形態では、第1乃至第3実施形態のイルミネーション装置を携帯電話機に適用した例を示したが、携帯電話機のみならずイルミネーション装置が求められる種々の電子機器に広く適用することができる。
また、上記実施形態に記載したイルミネーション装置並びに電子機器の構造や構成材料等は、一例を示したものにすぎず、当業者の技術常識等に応じて適宜修正や変更が可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 平板状の導光板と、
前記導光板の側面に発光面が対向するように配置され、前記側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、
前記導光板の一方の表面に、前記導光板の中央部を囲うように配置され、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されており、
前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域において前記他方の表面から出射するように、形成されている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記2) 付記1記載のイルミネーション装置において、
前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記光源と前記導光板の前記中央部との間の領域において前記他方の表面から出射しないように、形成されている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記3) 付記1又は2記載のイルミネーション装置において、
前記プリズムは、同心円状に配置された複数のリング状の溝を有する
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記4) 付記1又は2記載のイルミネーション装置において、
前記プリズムは、螺旋状の溝を有する
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記5) 付記3又は4記載のイルミネーション装置において、
前記溝は、前記導光板の前記側面側に位置する第1の斜面と、前記導光板の前記中央部側に位置する第2の斜面とを有するV字型の溝により形成されている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記6) 付記5記載のイルミネーション装置において、
前記導光板の前記一方の表面と前記第1の斜面との成す角度が1度〜5度であり、前記導光板の前記一方の表面と前記第2の斜面との成す角度が41度〜46度である
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記7) 付記3乃至6のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記光源から離間するほどに、前記溝間のピッチが狭くなっている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記8) 付記3乃至7のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記光源から離間するほどに、前記溝の深さが深くなっている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記9) 付記3乃至8のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記溝間のピッチは、0.2mm以下である
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記10) 付記1乃至9のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記導光板は,前記複数の光源の数に応じた角数の多角形形状を有する
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記11) 付記1乃至10のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記光源の前記発光面に対向する前記導光体の前記側面が平坦になっている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記12) 付記1乃至11のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記導光板の前記他方の表面側に配置されたレンズシートを更に有する
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記13) 付記12記載のイルミネーション装置において、
前記レンズシートは、複数の球面レンズが格子状に配置されたレンズアレイシートである
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記14) 付記12記載のイルミネーション装置において、
前記レンズシートは、複数のシリンドリカルレンズが平行に配置された2枚のレンチキュラ-レンズシートを、前記シリンドリカルレンズが互いに交差するように貼り合わせたものである
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記15) 付記12記載のイルミネーション装置において、
前記レンズシートは、光を拡散する拡散材を含む光拡散シートである
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記16) 平板状の導光板と、前記導光板の側面に発光面が対向するように配置され、前記側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記導光板の中央部を囲うように配置され、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されており、前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域において前記他方の表面から出射するように、形成されているイルミネーション装置と、
前記イルミネーション装置の前記光源を制御する制御装置と
を有することを特徴とする電子機器。
(付記17) 付記16記載の電子機器において、
前記複数の光源は、前記制御装置が形成された回路基板に形成されており、
前記複数の光源が形成された前記回路基板上に、前記導光板が配置されている
ことを特徴とする電子機器。
(付記18) 付記16又は17記載の電子機器において、
前記導光板は、外装部品と一体形成されている
ことを特徴とする電子機器。
(付記19) 付記18記載の電子機器において、
前記外装部品は、光を拡散する拡散材を含む
ことを特徴とする電子機器。
10…イルミネーション装置
20…導光板
22…開口部
24…プリズム
26…溝
26a,26b…斜面
28…光線
30…LED
40…レンズシート
42a…マイクロレンズ
42b…シリンドリカルレンズ
42c…拡散材
50,98…外装部品
52…外装カバー
54…アクセサリ
56…凹部
60…制御装置
62…受信機
64…送信元判定部
66…データベース
68…LED制御装置
70…アラート情報格納部
72…アラート要否判定部
80…携帯電話機
82…第1筐体
84…第2筐体
86…操作部
88…表示部
90…発光部
92…回路基板
94…液晶表示装置
96…実装部品
100…密着材

Claims (14)

  1. 平板状の導光板と、
    前記導光板の側面に発光面が対向するように配置され、前記側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、
    前記導光板の一方の表面に、前記導光板の中央部を囲うように配置され、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されており、
    前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域において前記他方の表面から出射するように、形成されており、
    前記プリズムは、同心円状に配置された複数のリング状の溝を有する
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  2. 平板状の導光板と、
    前記導光板の側面に発光面が対向するように配置され、前記側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、
    前記導光板の一方の表面に、前記導光板の中央部を囲うように配置され、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されており、
    前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域において前記他方の表面から出射するように、形成されており、
    前記プリズムは、螺旋状の溝を有する
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  3. 請求項1又は2記載のイルミネーション装置において、
    前記溝は、前記導光板の前記側面側に位置する第1の斜面と、前記導光板の前記中央部側に位置する第2の斜面とを有するV字型の溝により形成されている
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  4. 請求項3記載のイルミネーション装置において、
    前記導光板の前記一方の表面と前記第1の斜面との成す角度が1度〜5度であり、前記導光板の前記一方の表面と前記第2の斜面との成す角度が41度〜46度である
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
    前記光源から前記導光板の前記中央部よりも離れた場所に位置し、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域における前記溝は、前記光源から離間するほどに、前記溝間のピッチが狭くなっている
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
    前記光源から前記導光板の前記中央部よりも離れた場所に位置し、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域における前記溝は、前記光源から離間するほどに、前記溝の深さが深くなっている
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
    前記溝間のピッチは、0.2mm以下である
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、 前記光源の前記発光面に対向する前記導光板の前記側面が平坦になっている
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
    前記導光板の前記他方の表面側に配置されたレンズシートを更に有する
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  10. 平板状の導光板と、前記導光板の側面に発光面が対向するように配置され、前記側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記導光板の中央部を囲うように配置され、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されており、前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域において前記他方の表面から出射するように、形成されており、前記プリズムは、同心円状に配置された複数のリング状の溝を有するイルミネーション装置と、
    前記イルミネーション装置の前記光源を制御する制御装置と
    を有することを特徴とする電子機器。
  11. 平板状の導光板と、前記導光板の側面に発光面が対向するように配置され、前記側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記導光板の中央部を囲うように配置され、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されており、前記プリズムは、前記複数の光源のそれぞれに対して、前記光源から発せられた前記光を、前記導光板の前記中央部を挟んで前記光源に対向する領域において前記他方の表面から出射するように、形成されており、前記プリズムは、螺旋状の溝を有するイルミネーション装置と、
    前記イルミネーション装置の前記光源を制御する制御装置と
    を有することを特徴とする電子機器。
  12. 請求項10又は11記載の電子機器において、
    前記複数の光源は、前記制御装置が形成された回路基板に形成されており、
    前記複数の光源が形成された前記回路基板上に、前記導光板が配置されている
    ことを特徴とする電子機器。
  13. 請求項10乃至12のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記導光板は、外装部品と一体形成されている
    ことを特徴とする電子機器。
  14. 請求項13記載の電子機器において、
    前記外装部品は、光を拡散する拡散材を含む
    ことを特徴とする電子機器。
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