JP5900059B2 - イルミネーション装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、イルミネーション装置及びイルミネーション装置を備えた電子機器に関する。
電子機器には、種々の目的で様々なイルミネーション装置が用いられている。例えば携帯電話機等の携帯情報端末では、電話や電子メールの着信をユーザに知らせるインターフェースとして、様々な発光パターンを発生するイルミネーション装置が用いられている。また、イルミネーション装置は装置デザインの一部としても考えられており、着信を知らせるというインターフェースとしての機能に加え、外装の一部を光らせることによる装飾的効果をも発揮する。
特開2002−208308号公報 特開2003−057448号公報 特開2003−262734号公報 国際公開第2007/020820号パンフレット
電子機器に搭載されるイルミネーション装置には、電子機器の機能や構造に応じた様々な形状の発光領域が求められる。また、装飾的効果等を向上する観点から、暗部のない均一な発光分布を有し、また、入光効率高く高輝度であることが望まれる。
本発明の目的は、リング状の発光領域を実現しうる高性能のイルミネーション装置及びこのようなイルミネーション装置を搭載した電子機器を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、中央部に開口部が設けられた平板状の導光板と、前記導光板の前記開口部の内側面に発光面が対向するように配置され、前記内側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記開口部を囲うように、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する前記光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成され、前記プリズムは、同心円状に配置された複数のリング状の溝を有し、前記光源から離間するほどに、前記溝間のピッチが狭くなっているイルミネーション装置が提供される。
また、実施形態の他の観点によれば、中央部に開口部が設けられた平板状の導光板と、前記導光板の前記開口部の内側面に発光面が対向するように配置され、前記内側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記開口部を囲うように、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する前記光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成され、前記プリズムは、同心円状に配置された複数のリング状の溝を有し、前記光源から離間するほどに、前記溝間のピッチが狭くなっているイルミネーション装置と、前記イルミネーション装置の前記光源を制御する制御装置とを有する電子機器が提供される。
開示のイルミネーション装置及び電子機器によれば、リング状の発光領域を有し、発光輝度の面内均一性が高く高輝度のイルミネーション装置、並びに、このようなイルミネーション装置を有する電子機器を実現することができる。
図1は、第1実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図及び概略断面図である。 図2は、導光板に形成されたプリズムの溝の構造を示す概略断面図(その1)である。 図3は、導光板に形成されたプリズムの溝の構造を示す概略断面図(その2)である。 図4は、導光板に形成されたプリズムの溝の構造を示す概略断面図(その3)である。 図5は、一般的なLEDの配向特性を示すグラフ(その1)である。 図6は、一般的なLEDの配向特性を示すグラフ(その2)である。 図7は、LEDを隣接配置したときの発光強度の角度分布を示すグラフ(その1)である。 図8は、LEDを隣接配置したときの発光強度の角度分布を示すグラフ(その2)である。 図9は、LEDを隣接配置したときの発光強度の角度分布を示すグラフ(その3)である。 図10は、レンズシートの構造を示す斜視図(その1)である。 図11は、レンズシートの構造を示す斜視図(その2)である。 図12は、レンズシートの構造を示す斜視図(その3)である。 図13は、比較例によるイルミネーション装置の構造を示す概略図(その1)である。 図14は、比較例によるイルミネーション装置の構造を示す概略図(その2)である。 図15は、第2実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図である。 図16は、第3実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図である。 図17は、導光板の開口部の内側面の形状による影響を説明する図である。 図18は、第4実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図(その1)である。 図19は、第4実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図(その2)である。 図20は、第4実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図(その3)である。 図21は、第5実施形態による電子機器の構造を示す斜視図(その1)である。 図22は、第5実施形態による電子機器の構造を示す斜視図(その2)である。 図23は、第5実施形態による電子機器の動作を説明する図(その1)である。 図24は、第5実施形態による電子機器の動作を説明する図(その2)である。 図25は、第6実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その1)である。 図26は、第6実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その2)である。 図27は、第6実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その3)である。 図28は、第6実施形態による電子機器の構造を示す概略図(その4)である。 図29は、実施形態の変形例によるイルミネーション装置の構造を示す概略断面図である。
[第1実施形態]
第1実施形態によるイルミネーション装置について図1乃至図12を用いて説明する。
図1は、本実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図及び概略断面図である。図2乃至図4は、導光板に形成されたプリズムの溝の構造を示す概略断面図である。図5及び図6は、一般的なLEDの配向特性を示すグラフである。図7乃至図9は、LEDを隣接配置したときの発光強度の角度分布を示すグラフである。図10乃至図12は、レンズシートの構造を示す斜視図である。
はじめに、本実施形態によるイルミネーション装置の構造について図1乃至図12を用いて説明する。なお、図1(a)は本実施形態によるイルミネーション装置の平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A′線断面図である。
本実施形態によるイルミネーション装置10は、図1(a)及び図1(b)に示すように、中央に開口部22が設けられた平板状の導光板20と、導光板20の開口部22の内側面に沿って配置された複数のLED30と、導光板20上に配置されたレンズシート40とを有している。
導光板20は、可視光を透過する材料、例えばアクリル樹脂等からなる板状体であり、対向する2つの表面と、開口部22が設けられた部分の内側面と、外周部の外側面とを有している。開口部22及び外周部の平面形状は、例えば図1(a)に示すように、円形である。
導光板20の、レンズシート40が配置された側とは反対側の表面には、プリズム24が設けられている。プリズム24は、導光板20の表面に同心円状に設けられた複数の円形の溝26により形成されている。溝26は、図には点線で描いているが、断続的に設けられたものではなく、周回する連続した溝である。開口部22は、プリズム24の複数の溝26を描く同心円の中心点にその中心が位置するように設けられている。
溝26は、例えば図2に示すように、LED30側に位置し導光板20の表面に対する斜度がθ1である斜面26aと、LED30とは反対側に位置し導光板20の表面に対する斜度がθ2である斜面26bとを有するV字型の溝である。
LED30は、発光面の法線方向がプリズム24の複数の溝26を描く同心円の中心点を起点とした放射線方向を向くように、導光板20の内側面に沿って等間隔に配置されている。これにより、LED30から発せられた光が開口部22の内側面から導光板20内に導入されるようになっている。
導光板20の開口部22には、図1(a)に示すように、例えば6個のLED30が等間隔に配置される。この場合、隣接するLED30の発光面の法線方向は、互いに60度の角度を成している。プリズム24の複数の溝26を描く同心円の中心点よりも外側にLED30を配置することにより、開口部22内に放射線方向に向けた複数のLED30を配置することが可能となる。
LED30は、特に限定されるものではなく、単色のLEDであってもよいし、RGB一体型のLEDであってもよい。また、本実施形態では、代表的な光源としてLEDを例にして説明するが、使用する光源は、LEDに限定されるものではない。例えば、LEDに代えて、小型ランプ、有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子等を用いてもよい。
各LED30には、図示しない制御装置が接続される。この制御装置は、LED30を点灯・消灯し、RGB一体型のLEDを用いる場合にあっては発光色の制御を行うものである。制御装置により、各LED30の発光タイミングや発光色を制御することができる。複数のLED30は、一括制御してもよいし、個別に制御してもよい。また、複数のLED30を順次点灯・消灯するなど、発光・消灯のタイミングを制御するようにしてもよい。
LED30から発せられた光は、導光板20の内側面から導光板20内に導入される。導光板20内に導入された光は、導光板20の対向する表面において全反射を繰り返し、導光板20の外側面に向かって伝搬する。
導光板20内を伝搬する過程でプリズム24に入射した光のうち、溝26のLED30側の斜面26aに対して全反射条件を満たす光線(例えば、光線28a、図2中、実線で表す)は、斜面26aによって全反射される。溝26の斜面26aによって全反射された光のうち、導光板20の表面に対して全反射臨界角よりも大きい角度で入射した光は、プリズム24形成面とは反対側の表面側から出射される。導光板20の表面側から出射される光のうち、人の目に入射した光のみが、人は明るいと感じることができ、有効な光となる。これにより、プリズム24の形成部分が発光領域となるリング状のイルミネーション装置を実現することができる。
一方、溝26の斜面26aに対して全反射条件を満たしていない光線(例えば、光線28b、図2中、点線で表す)は、溝26の斜面26aを透過し、導光板20のプリズム24形成面側から出射され、有効な光とはならない。また、プリズム24形成面とは反対側の表面側から出射された光であっても、人の目に入射しない光を人は感じることができないため、全反射条件を満たさない光と同様に有効な光とはならない。
導光板20の表面から光が出ていても、人の目に光線が入る導光板の位置は明るく、人の目に光線が入らない導光板20の位置は暗く感じる。導光板20内を伝搬する光のうちより多くの光が全反射条件を満たして導光板の表面から出射し、人の目に入射する観点から、導光板20の表面に対する溝26の斜面26aの斜度θ1は、40〜50度の角度に設定することが望ましい。プリズム24の斜面26aの斜度θ1を40〜50度の角度とすることにより、導光板20内を水平方向に対して±10度以内の角度範囲で伝搬する光を、導光板20の鉛直方向に対して±10度程度以内の角度で反射し、導光板20外に出射することができる。
なお、本実施形態によるイルミネーション装置のプリズム24は、溝26の斜面26aの斜度θ1を適宜設定することにより導光板20からの出射角度を調整することができるため、視認者に直接光を向けることができる効率的な光学構成をとることが可能である。
また、LED30から発せられた光は横方向に広がりながら伝搬するため、LED30から発せられた光の強度は、LED30に近いほど明るくなり、遠ざかるほど暗くなる。そこで、このような明るさの面内分布を相殺して面内均一化を図るために、プリズム24の構造を適宜設定することが望ましい。
プリズム24としては、例えば図3に示すように、溝26のLED30とは反対側の斜面26bと、隣接する溝26のLED30側の斜面26aとが離間するように複数の溝26を配置した構造が考えられる。
このようなプリズム24の場合、溝26の斜面26aの斜度θ1を例えば45度、斜面26bの斜度θ2を例えば45度、深さDを例えば0.1mm程度とし、溝26間のピッチPを内側面側から外側面側に向かって徐々に変化させる。すなわち、LED30に近い場所では輝度が高いためピッチPを大きく設定し、LED30から遠ざかるに従って輝度が低くなるためこれを補うようにピッチPを小さくしていく。これにより、明るさの面内均一性を向上することができる。
この場合、溝26のピッチPは、例えば、最も内側で0.2mm、最も外側で0.05mmとし、連続的に変化させる。最も内側のピッチPを0.2mmとしているのは、ピッチPが0.2mmより大きいと、人が発光面を見たときにプリズム24の間隔を分解することができてしまうため、プリズム24による反射部分と非プリズム部が縞模様となって見えてしまうからである。かかる観点から、溝26のピッチPは、0.2mm以下に設定することが望ましい。
或いは、溝26のピッチPを変化させる代わりに、溝26の深さDを変化させるようにしてもよい。溝26が深いほど、すなわち溝26の斜面26aの面積が大きいほど、反射される光の量が多くなる。そこで、LED30に近い場所では輝度が高いため溝26の深さDを浅く設定し、LED30から遠ざかるに従って輝度が低くなるためこれを補うように溝26の深さDを深くしていく。これにより、明るさの面内均一性を向上することができる。
この場合、溝26の深さDは、例えば、最も内側の溝26で0.05mm、最も外側の溝26で0.1mmとし、連続的に変化させる。
発光面の輝度の調整は、溝26のピッチP及び深さDの双方を変化することにより行ってもよい。
また、溝26の斜面26aの斜度θ1と斜面26bの斜度θ2とを同程度に設定することにより、外側面で反射された戻り光を斜面26bで反射して有効な光とすることができ、いっそうの高輝度化を図ることができる。
また、プリズム24としては、例えば図4に示すように、溝26の斜面26bと隣接する溝26の斜面26aとが接するように複数の溝26を配置した構造が考えられる。
このようなプリズム24の場合、溝26の斜面26aの斜度θ1を例えば42度、斜面26bの斜度θ2を例えば3度、溝26間のピッチPを例えば0.2mmに設定する。この場合の深さDは、斜度θ1,θ2及びピッチPにより規定され、0.01mm程度となる。
この場合、水平から1.5度程度傾いた光がプリズム24によって反射され、略垂直の角度で導光板20から出射する。斜面26bの斜度θ2を小さくすることで、LED30からの光のうち水平から1.5度程度傾いた光が最初の溝26の斜面26aで反射されて当該角度の光がなくなったとしても、他の角度の光が斜度θ2の斜面26bに影響され、伝搬するうちに次々に作成される。したがって、斜度θ2を小さくすることにより、導光板20内を伝搬する光の角度に影響を与え、分布の均一化を図ることが可能となる。図4のプリズム24では、斜度θ1を41度〜46度程度、斜度θ2を1度〜5度程度に設定することで、同等の効果を得ることができる。
図5及び図6は、一般的なLEDの配向特性を示すグラフである。図5は空気中における角度と発光強度との関係を極座標グラフに表したものであり、図6は空気中及び導光板内における発光強度と角度との関係2次元グラフに表したものである。これらグラフにおいて、角度は、LEDの発光面の法線方向から傾いた角度を表している。また、発光強度は、法線方向の発光強度により正規化した値を表している。
LED30から発せられた光は、空気中から導光板20内に入射する際、屈折率の違いによる影響を受けて配向特性が変化する。例えば図6に示すように、導光板20の構成材料の屈折率が1.49(アクリル樹脂)の場合、発光強度が0.5のときの角度は、空気中では54度程度であるのに対し、導光板内では32度程度となる。
複数のLED30を用いて均一な輝度の発光面を形成するためには、隣接配置されたLED30から発せられた光が重なり合った領域の輝度がLED30の法線方向の最大輝度に近づくように、各LED30を配置することが求められる。隣接配置されたLED30から発せられた光が重なり合った領域の輝度をLED30の法線方向の最大輝度に近づけるためには、発光強度が約0.5となる位置において配向分布が重なるように、各LED30を配置することが望ましい。
図6に示すような配向特性を有する一般的なLEDでは、約±32度の角度において発光強度が0.5になる。したがって、この場合には、隣接するLED30の発光面の法線方向が互いに64度程度の角度を成すように配置すれば、隣接配置されたLED30から発せられた光が重なり合った領域の輝度をLED30の法線方向の最大輝度に近づけることができる。
本実施形態によるイルミネーション装置10では、複数のLED30を、発光面の法線方向がプリズム24を形成する円形の溝26の中心に対して放射線方向を向くように、導光板20の内側面に沿って等間隔に配置している。したがって、LED30の数を5個或いは6個とすることにより、隣接するLED30の発光面の法線方向の成す角度を64度程度とすることができる。すなわち、隣接するLED30の発光面の法線方向の成す角度は、LEDの数が5個の場合には72度となり、LEDの数が6個の場合には60度となる。
図7乃至図9は、LEDを隣接配置したときの発光強度の角度分布を示すグラフである。図7は、LEDの発光面の法線方向の成す角度を互いに90度とした場合(LED4個)である。図8は、LEDの発光面の法線方向の成す角度を互いに72度とした場合(LED5個)である。図9は、LEDの発光面の法線方向の成す角度を互いに60度とした場合(LED6個)である。
LED30が4個の場合には、図7に示すように、光が重ならない部分があり、暗部が発生することが判る。LED30が5個の場合には、図8に示すように、隣接するLED30から発せられた光が重なる部分が存在し、重なり部分の発光強度は0.7程度となる。LED30が6個の場合には、図9に示すように、隣接するLED30から発せられた光が重なる部分が存在し、重なり部分の発光強度は0.75程度となる。このように、図6に示す配向特性のLEDを用いる場合、発光強度の面内均一性を向上するためには、LED30を5個以上設けることが望ましい。なお、LED30の個数は、使用するLED30の配向特性や導光板20の屈折率等に応じて適宜選択することが望ましい。
レンズシート40は、特に限定されるものではないが、光を一旦集光した後に発散させるものが望ましい。光を一旦集光した後に発散させるレンズシート40を設けることにより、導光板20から出射される光の視認範囲を広げることができ、発光領域の全体を人の目によって認識することができる。
このようなレンズシートとしては、複数のレンズ構造体が周期的に配列されたレンズアレイシートを適用することができる。例えば、図10に示すような、球面状のマイクロレンズ42aが格子状に配列されたマイクロレンズアレイシートを適用することができる。或いは、例えば図11に示すような、複数のシリンドリカルレンズ42bが並行するように配列された2枚のレンチキュラレンズシートを、シリンドリカルレンズ42bが互いに交差するように貼り合わせたレンズシートを適用することができる。
或いは、レンズシート40として光拡散シートを適用してもよい。光拡散シートとしては、例えば図12に示すように材質内に光を拡散させるための拡散材42cが入れられているもの、表面に凹凸を有するもの、乳白色などの不透明部材などを適用することができる。光拡散シートは、厳密にはレンズ効果を奏するものではないが、市場ではレンズシートと同種の素材として扱われ取引されるものである。本明細書においてレンズシートというときは、光拡散シートをも含むものとする。
なお、レンズシート40は、視認性を高めるために配置するものであり、レンズシート40がなくても十分な視認性を得られる場合には、必ずしも配置する必要はない。
本実施形態によるイルミネーション装置では、導光板20の側面から入射した光を導光板20の表面から出射している。これは、LED30から発せられた光の光路長を長くして広がりを大きくするためである。
別のイルミネーション装置としては、例えば図13及び図14に示すような構造が考えられる。図13(a)及び図14(a)はイルミネーション装置の断面構造を示す断面図であり、図13(b)及び図14(b)はこのイルミネーション装置を搭載した電子部品を外部から見たときの発光状態を示す平面図である。
図13のイルミネーション装置は、電子機器の外装部品50の内側に接してLED30の発光面を配置したものである。LED30から発せられた光は、外装部品50内を伝搬した後に出射される。このイルミネーション装置の場合、LED30から発せられた光は、外装部品50内を伝搬する過程で横方向に広がる。しかしながら、電子機器の小型・薄型化等に伴い外装部品50が薄くなるにつれ、横方向の広がりを十分に得られなくなる。その結果、外装部品の表面側から見ると、例えば図13(b)に示すように、発光強度に分布ムラが生じる。
図14の照明装置は、図13の照明装置と同様の構造において、RGB一体型のLED30を用いた例である。LED30としてRGB一体型のLEDを用いる場合にあっては、例えば図14(a)及び図14(b)に示すように、各色の光が十分に混じり合う前に外装部品50から出射されてしまう。この結果、所望の色表現が困難となる。
これに対し、本実施形態によるイルミネーション装置では、LED30から発せられた光を導光板20の表面に対して平行な方向に伝搬した後、プリズム24により反射された光を導光板20の表面から垂直方向に出射する。このため、図13及び図14のイルミネーション装置と比較して、LED30から発せられた光が導光板20から出射されるまでの距離が長くなる。
したがって、導光板20から出射されるまでに、LED30から発せられた光は十分に広がることができ、発光強度の分布ムラを防止することができる。また、RGB一体型のLED30を用いる場合にあっては、導光板20から出射されるまでに各色の光が十分に混じり合うことができ、所望の色表現が可能となる。
このように、本実施形態によれば、発光輝度の面内均一性が高く色むらの少ないリング状のイルミネーション装置を実現することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態によるイルミネーション装置について図15を用いて説明する。図1乃至図12に示す第1実施形態によるイルミネーション装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図15は、本実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図である。
第1実施形態によるイルミネーション装置では、前述のように、導光板20の表面に設けられた同心円状の複数の溝26によりプリズム24を形成した。
これに対し、本実施形態によるイルミネーション装置10では、図15に示すように、螺旋状に描かれた1本の溝26によりプリズム24を形成している。溝26のピッチP、深さD、斜面26aの斜度θ1、斜面26bの斜度θ2等のパラメータの設定方法は、第1実施形態の場合と同様である。また、溝26を除くイルミネーション装置の他の構成も、第1実施形態によるイルミネーション装置と同様である。
プリズム24を有する導光板20の製造では、バイトなどの切削器具を用いて導光板20を切削加工することにより溝26を形成する。導光板20の平面に切削器具を入刀すると、最初に入刀した部分にバリが発生し、その部分が特異点となり、光のノイズが発生する。溝26の本数が多ければ多いほど切削器具を入刀する部分が多くなり、その数だけバリが発生し、ノイズが増加する。
そこで、本実施形態によるイルミネーション装置10では、複数の溝26を形成する代わりに1本の溝26を螺旋状に形成することで一筆書き様の切削加工を可能とし、切削器具の入刀箇所を1箇所にする。これにより、バリが発生する部分を大幅に減らし、ノイズを最小限にとどめることが可能になる。これにより、発光輝度の面内均一性を更に向上し、まら、色むらの発生を更に抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、発光輝度の面内均一性が高く色むらの少ないリング状のイルミネーション装置を実現することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態によるイルミネーション装置について図16及び図17を用いて説明する。図1乃至図15に示す第1及び第2実施形態によるイルミネーション装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図16は、本実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図である。図17は、導光板の内側面の形状による影響を説明する図である。
第1及び第2実施形態によるイルミネーション装置では、前述のように、導光板20の開口部22の平面形状を円形とした。
これに対し、本実施形態によるイルミネーション装置10では、図16に示すように、開口部22の形状をLED30の数に応じた多角形とし、LED30の発光面と導光板20の内側面とが平行になるように配置している。
導光板20の内側面が円弧状などの曲線の場合、図17(a)に示すように、LED30からの光が導光板20に到達するまでの距離や導光板20に入射する角度が、発光面の場所によって変化する。この結果、場所によって光の漏れロスや入光効率が異なることとなり、輝度差が生じる原因となる。
本実施形態によるイルミネーション層10のように開口部22の形状を多角形形状とし、LED30の発光面と導光板20の内側面とを平行にすることで、場所による光の漏れロスや入光効率のばらつきを低減することができ、輝度差も解消される。
また、LED30の発光面と導光板20の内側面とを平行にすることで、開口部22が円弧状の場合と比較して、LED30を配置する際の導光板20とLED30との間の位置決めを容易にできるという効果もある。
このように、本実施形態によれば、本実施形態によれば、発光輝度の面内均一性が高く色むらの少ないリング状のイルミネーション装置を実現することができる。
[第4実施形態]
第4実施形態によるイルミネーション装置について図18乃至図20を用いて説明する。図1乃至図17に示す第1乃至第3実施形態によるイルミネーション装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図18乃至図20は、本実施形態によるイルミネーション装置の構造を示す平面図である。
第1乃至第3実施形態によるイルミネーション装置では、前述のように、導光板20の外形形状を円形とした。しかしながら、導光板20の外形形状は円形に限定されるものではなく、適宜選択することができる。
例えば図18に示すように、開口部22と同じ角数の多角形により、導光板20の外形形状を形成してもよい。或いは、例えば図19に示すように、開口部22の多角形よりも角数の少ない多角形により、導光板20の外形形状を形成してもよい。或いは、例えば図20に示すように、開口部22の多角形よりも角数の多い多角形により、導光板20の外形形状を形成してもよい。
また、導光板20の外形形状は、多角形形状に限定されるものでもなく、任意の形状を適用することができる。
本実施形態によるイルミネーション装置10は、LED30を導光板20の開口部22内に配置するため、導光板20の外形形状の設計自由度は非常に大きい。このため、本実施形態のイルミネーション装置とともに機器に搭載される他の部品の配置等に応じて導光板20の外形形状を適宜設定することも可能である。
導光板20の外形形状を多角形形状等の任意の形状とすることには、イルミネーション装置10を機器に搭載する際の位置決めを容易にし、配置位置精度を向上できるという効果もある。
[第5実施形態]
第5実施形態による電子機器について図21乃至図24を用いて説明する。図1乃至図20に示す第1乃至第4実施形態によるイルミネーション装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図21及び図22は、本実施形態による電子機器の構造を示す斜視図である。図23及び図24は、本実施形態による電子機器の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態では、第1乃至第4実施形態によるイルミネーション装置を適用した電子機器の一例として、第1乃至第4実施形態によるイルミネーション装置を適用した携帯電話機を示す。
図21に示す携帯電話機80は、第1筐体82と第2筐体84とを有し、第1筐体82と第2筐体84とは折り畳み可能に形成されている。図21は携帯電話機80を開いた状態を示し、図22は携帯電話機80を閉じた状態を示している。
図21に示すように、第1筐体82には、文字入力キー、テンキー、十字キー、決定キー及びその他の機能キーを含む入力デバイスを有する操作部86が設けられている。第2筐体84には、所定の情報を表示するための表示部88が設けられている。また、図22に示すように、第2筐体84の背面部には、発光部90が設けられている。発光部90は、特に限定されるものではないが、例えば、電話や電子メールの着信を視覚的に知らせるためのものである。発光部90は、操作部86や表示部88に配置するようにしてもよい。
図22に示す携帯電話機80は、発光部90として第1乃至第4実施形態のいずれかのイルミネーション装置10を適用した例である。
例えば図18に示す第4実施形態のイルミネーション装置10において、6個のLED30の発光色を任意に組み合わせることで、発光部90に様々な点灯パターンを表示することができる。また、6個のLED30の発光のタイミングを任意に組み合わせることで、発光部90の点灯パターンを動的に変化することもできる。
携帯電話機80の発光部90は、例えば、電話や電子メールの着信やアラートを知らせるためのインターフェースとして利用することができる。また、アドレス帳に登録されている個人情報と点灯パターンとを予め関連付けておけば、電話や電子メールの着信通知機能に加え、電話の発信元や電子メールの送信元を視覚的に知らせることにも利用できる。
このような機能は、例えば図23及び図24に示すような処理を行う制御装置を用いて実現することができる。
図23は、電話の発信元や電子メールの送信元を視覚的に知らせるための制御装置60の一例である。
まず、受信機62により、電話や電子メールなどの情報を受信する。
次いで、送信元判定部64により、着信した情報をアドレス帳に登録されている情報と照合し、電話の発信元や電子メールの送信元を判別する。
次いで、判別された発信元・送信元に関連付けられた点灯パターンの情報をデータベース66から入手し、入手した点灯パターンの情報に基づいてLED制御装置68を駆動する。
これにより、イルミネーション装置10の複数のLED30を所定の点灯パターンで点灯させ、携帯電話機80のユーザに着信並びに着信先を視覚的に知らせることができる。
図24は、アラートを視覚的に知らせるための制御装置60の一例である。
まず、携帯電話機80のユーザ等により、アラート情報格納部70に、所定のアラート情報が格納される。アラート情報としては、例えば、ユーザに所定の時間を知らせるためのアラート情報がある。
次いで、アラート要否判定部72により、現在の時間とアラート情報格納部70に格納されているアラート情報とを比較し、アラートの発生の要否を判定する。
現在の時間とアラート情報格納部70に格納されているアラート情報が一致したときには、点灯パターンの情報をデータベース66から入手し、入手した点灯パターンの情報に基づいてLED制御装置68を駆動する。
これにより、イルミネーション装置10の複数のLED30を所定の点灯パターンで点灯させ、携帯電話機80のユーザにアラートを視覚的に知らせることができる。
携帯電話機80の発光部90に第1乃至第4実施形態のイルミネーション装置を用いることにより、リング状に発光する様々な点灯パターンを実現することができる。また、第1乃至第4実施形態のイルミネーション装置は、発光輝度の面内均一性が高く色むらが少ないことから、視覚的に綺麗な点灯パターンを得ることができる。
また、第1乃至第4実施形態のイルミネーション装置は、LED30から発せられた光を導光板20の側面から入射して導光板20の表面側に出射するものであり、イルミネーション装置の厚みを薄くできるメリットもある。これにより、イルミネーション装置を搭載した電子機器の小型化・薄型化を図ることができる。
このように、本実施形態によれば、電子機器の外装部に、発光輝度が均一で色むらの少ない様々な点灯パターンを表示することができ、インターフェースとしての役割やデザイン性を向上することができる。また、また、イルミネーション装置を搭載した電子機器の小型化・薄型化を図ることができる。
[第6実施形態]
第6実施形態による電子機器について図25乃至図28を用いて説明する。図1乃至図20に示す第1乃至第4実施形態によるイルミネーション装置並びに図21乃至図24に示す第5実施形態による電子機器と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図25乃至図28は、イルミネーション装置の電子機器への実装態様を示す概略図である。
本実施形態では、第1乃至第4実施形態のイルミネーション装置を電子機器に搭載する際の実装形態について説明する。
第1乃至第4実施形態のイルミネーション装置を電子機器に搭載する方法は、特に限定されるものではないが、例えば図25乃至図28に示すような種々の態様が考えられる。
図25に示す方法は、電子機器の外装部品60の内面に、第1乃至第4実施形態のイルミネーション装置10を固定する方法である。外装部品60へのイルミネーション装置10の固定方法は、特に限定されるものではないが、例えば図25に示すように、突き立てピン52と押さえ板54とを用いることができる。押さえ板54は、ネジで固定してもよいし、バネ圧を用いて固定してもよい。
また、第1乃至第4実施形態によるイルミネーション装置は、単体の部品で構成するようにしてもよいし、電子機器を形成する他の部品との組み合わせによって構成するようにしてもよい。
図26に示す方法は、プリズム24が形成された導光板20(図26(a))と、LED30が形成された基板56(図26(b))とを別々に用意し、これらを組み合わせてイルミネーション装置10を形成(図26(c))するものである。この際、基板56に導光板20が嵌合する溝58を形成しておけば、導光板20の位置合わせを高精度に行うことができる。基板56は、電子機器の外装部品であってもよいし、回路基板であってもよい。
図27に示す方法は、電子機器の外装部品50と導光板20とを一体形成するものである。外装部品50と導光板20とを一体形成することにより、外装部品50と導光板20との間の位置ずれが生じることはなく、また、部品点数を削減できる効果もある。LED30は、導光板20を一体形成した外装部品50に固定してもよいし、外装部品50に対向配置される回路基板上に形成してもよい。
例えば、図21及び図22示す第2筐体84は、図27に示す外装部品50を用い、図28に示すような構造とすることができる。
回路基板92の一方の面(図面において下側)には、液晶表示装置94と、所定の実装部品96が搭載されている。また、回路基板92の他方の面(図面において上側)には、所定の実装部品96と、LED30が実装されている。実装部品96には、例えば、制御装置60を形成する部品が含まれる。この回路基板92は、導光板20を一体形成した外装部品50と外装部品98とにより形成される第2筐体84内に内包されている。外装部品50と外装部品98との間をテープなどの密着材100で密封すれば、止水カバーを兼ねる筐体を形成することもできる。回路基板92上に形成されたLED30は、導光板20の開口部22に位置するように配置されており、回路基板92と外装部品50との組み合わせによってイルミネーション装置10が形成される。
外装部品50と導光板20とを一体形成する場合、材料中に拡散材を混合し、外装部品50にレンズシート(拡散シート)と同様の効果を持たせるようにしてもよい。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記第1乃至第4実施形態では、リング状の帯領域を発光領域とするイルミネーション装置を示したが、必ずしもリング状の帯領域の全体を発光領域とする必要はない。上記実施形態によるイルミネーション装置では、プリズム24を設けた部分が発光領域となるため、プリズム24を形成する領域を適宜選択することにより、リング状の帯領域のうちの特定の領域だけを選択的に発光させることもできる。
例えば、リング状の帯領域のうちの所定の角度の領域だけを発光したり、同心円をなす複数のリングのパターンを発光することができる。所定の角度の領域だけを発光する場合、LED30の数を減らしてもよい。
また、上記第1乃至第4実施形態では、導光板20を貫通するように開口部22を設けたが、開口部22は必ずしも導光板20を貫通する必要はない。例えば図29に示すように、導光板20の途中まで開口部22を彫り込み、開口部22の内側面にLED30を配置するようにしてもよい。
また、上記第5及び第6実施形態では、第1乃至第4実施形態のイルミネーション装置を携帯電話機に適用した例を示したが、携帯電話機のみならずイルミネーション装置が求められる種々の電子機器に広く適用することができる。
また、上記実施形態に記載したイルミネーション装置並びに電子機器の構造や構成材料等は、一例を示したものにすぎず、当業者の技術常識等に応じて適宜修正や変更が可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 中央部に開口部が設けられた平板状の導光板と、
前記導光板の前記開口部の内側面に発光面が対向するように配置され、前記内側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、
前記導光板の一方の表面に、前記開口部を囲うように、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する前記光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記2) 付記1記載のイルミネーション装置において、
前記プリズムは、同心円状に配置された複数のリング状の溝を有する
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記3) 付記1記載のイルミネーション装置において、
前記プリズムは、螺旋状の溝を有する
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記4) 付記2又は3記載のイルミネーション装置において、
前記光源から離間するほどに、前記溝間のピッチが狭くなっている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記5) 付記2乃至4のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記光源から離間するほどに、前記溝の深さが深くなっている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記6) 付記2乃至5のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記溝間のピッチは、0.2mm以下である
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記7) 付記2乃至6のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記溝は、前記光源側の第1の斜面と、前記光源と反対側の第2の斜面とを有するV字型の溝であり、
前記導光板の前記一方の表面と前記第1の斜面及び前記第2の斜面との成す角度が、40度〜50度である
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記8) 付記2乃至6のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記溝は、前記光源側の第1の斜面と、前記光源と反対側の第2の斜面とを有し、隣接する前記溝の前記第1の斜面と前記第2の斜面とが接するように形成されたV字型の溝であり、
前記導光板の前記一方の表面と前記第1の斜面との成す角度が41度〜46度であり、前記導光板の前記一方の表面と前記第2の斜面との成す角度が1度〜5度である
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記9) 付記1乃至8のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
法線方向の発光強度に対して0.5程度の発光強度となる角度において配向分布が互いに重なるように、隣接する前記光源が配置されている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記10) 付記1乃至9のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記開口部は、前記複数の光源の数に応じた角数の多角形形状を有する
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記11) 付記1乃至10のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記開口部は、前記光源の発光面に対向する面が平坦になっている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記12) 付記1乃至11のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記導光板の外形形状と前記開口部の形状とが異なっている
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記13) 付記1乃至12のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
前記導光板の前記他方の表面側に配置されたレンズシートを更に有する
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記14) 付記13記載のイルミネーション装置において、
前記レンズシートは、複数の球面レンズが格子状に配置されたレンズアレイシートである
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記15) 付記13記載のイルミネーション装置において、
前記レンズシートは、複数のシリンドリカルレンズが平行に配置された2枚のレンチキュラ-レンズシートを、前記シリンドリカルレンズが互いに交差するように貼り合わせたものである
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記16) 付記13記載のイルミネーション装置において、
前記レンズシートは、光を拡散する拡散材を含む光拡散シートである
ことを特徴とするイルミネーション装置。
(付記17) 中央部に開口部が設けられた平板状の導光板と、前記導光板の前記開口部の内側面に発光面が対向するように配置され、前記内側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記開口部を囲うように、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する前記光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成されているイルミネーション装置と、
前記イルミネーション装置の前記光源を制御する制御装置と
を有することを特徴とする電子機器。
(付記18) 付記17記載の電子機器において、
前記複数の光源は、前記制御装置が形成された回路基板に形成されており、
前記複数の光源が形成された前記回路基板上に、前記導光板が配置されている
ことを特徴とする電子機器。
(付記19) 付記18記載の電子機器において、
前記回路基板に、前記導光板が嵌合する形状の溝が形成されている
ことを特徴とする電子機器。
(付記20) 付記17記載の電子機器において、
前記導光板は、外装部品と一体形成されている
ことを特徴とする電子機器。
(付記21) 付記22記載の電子機器において、
前記外装部品は、光を拡散する拡散材を含む
ことを特徴とする電子機器。
10…イルミネーション装置
20…導光板
22…開口部
24…プリズム
26…溝
26a,26b…斜面
28…光線
30…LED
40…レンズシート
42a…マイクロレンズ
42b…シリンドリカルレンズ
42c…拡散材
50,98…外装部品
52…突き当てピン
54…押さえ板
56…基板
58…溝
60…制御装置
62…受信機
64…送信元判定部
66…データベース
68…LED制御装置
70…アラート情報格納部
72…アラート要否判定部
80…携帯電話機
82…第1筐体
84…第2筐体
86…操作部
88…表示部
90…発光部
92…回路基板
94…液晶表示装置
96…実装部品
100…密着材

Claims (14)

  1. 中央部に開口部が設けられた平板状の導光板と、
    前記導光板の前記開口部の内側面に発光面が対向するように配置され、前記内側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、
    前記導光板の一方の表面に、前記開口部を囲うように、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する前記光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成され
    前記プリズムは、同心円状に配置された複数のリング状の溝を有し、前記光源から離間するほどに、前記溝間のピッチが狭くなっている
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  2. 請求項1記載のイルミネーション装置において、
    前記プリズムは、螺旋状の溝を有する
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  3. 請求項1又は2記載のイルミネーション装置において、
    前記光源から離間するほどに、前記溝の深さが深くなっている
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
    前記溝間のピッチは、0.2mm以下である
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
    前記溝は、前記光源側の第1の斜面と、前記光源と反対側の第2の斜面とを有するV字型の溝であり、
    前記導光板の前記一方の表面と前記第1の斜面及び前記第2の斜面との成す角度が、40度〜50度である
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
    前記溝は、前記光源側の第1の斜面と、前記光源と反対側の第2の斜面とを有し、隣接する前記溝の前記第1の斜面と前記第2の斜面とが接するように形成されたV字型の溝であり、
    前記導光板の前記一方の表面と前記第1の斜面との成す角度が41度〜46度であり、
    前記導光板の前記一方の表面と前記第2の斜面との成す角度が1度〜5度である
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
    法線方向の発光強度に対して0.5程度の発光強度となる角度において配向分布が互いに重なるように、隣接する前記光源が配置されている
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
    前記開口部は、前記光源の発光面に対向する面が平坦になっている
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のイルミネーション装置において、
    前記導光板の前記他方の表面側に配置されたレンズシートを更に有する
    ことを特徴とするイルミネーション装置。
  10. 中央部に開口部が設けられた平板状の導光板と、前記導光板の前記開口部の内側面に発光面が対向するように配置され、前記内側面から前記導光板内に光を入射する複数の光源とを有し、前記導光板の一方の表面に、前記開口部を囲うように、前記複数の光源から発せられて前記導光板内を伝搬する前記光を反射して前記導光板の他方の表面から出射するプリズムが形成され、前記プリズムは、同心円状に配置された複数のリング状の溝を有し、前記光源から離間するほどに、前記溝間のピッチが狭くなっているイルミネーション装置と、
    前記イルミネーション装置の前記光源を制御する制御装置と
    を有することを特徴とする電子機器。
  11. 請求項10記載の電子機器において、
    前記複数の光源は、前記制御装置が形成された回路基板に形成されており、
    前記複数の光源が形成された前記回路基板上に、前記導光板が配置されている
    ことを特徴とする電子機器。
  12. 請求項11記載の電子機器において、
    前記回路基板に、前記導光板が嵌合する形状の溝が形成されている
    ことを特徴とする電子機器。
  13. 請求項10記載の電子機器において、
    前記導光板は、外装部品と一体形成されている
    ことを特徴とする電子機器。
  14. 請求項13記載の電子機器において、
    前記外装部品は、光を拡散する拡散材を含む
    ことを特徴とする電子機器。
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