JP6186515B2 - Ip通信システム、ipアドレス設定装置、及びipアドレス設定方法 - Google Patents

Ip通信システム、ipアドレス設定装置、及びipアドレス設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、IP(Internet Protocol)アドレスをIP機器に設定する技術に関するものである。
従来、例えば、列車の車両設備である複数のIP機器(ネットワークカメラ等)に対し、それぞれ異なる機器情報(そのIP機器の動作等を指定する情報)を設定する場合、作業者が、最初に各IP機器のIPアドレスを1台ずつ設定し、その後、該設定したIPアドレスを用いて、各IP機器の機器情報を設定していた。
量産品であるIP機器(ネットワークカメラ等)では、工場からの出荷時において、同種のIP機器には同一の初期IPアドレスが設定されている。したがって、同種のIP機器を複数使用する場合、工場出荷時のIPアドレスを用いて通信することはできない。そのため、最初に、各IP機器のIPアドレスを設定する必要がある。
なお、IP機器固有のMACアドレス(Media Access Control address)に基づき、IPアドレスを任意のものに設定することも可能であるが、MACアドレスは6桁の16進数である。そのため、IP機器の数が多い場合は、MACアドレスに基づきIPアドレスを設定する方法は、作業者が間違いを起こし易いので好ましくない。
下記の特許文献1には、複数のIP機器(ネットワークカメラ等)を備える列車監視システムにおいて用いられるIP通信技術が記載されている。
特開2012‐129908公報
本発明の目的は、複数のIP機器に対し、それぞれIPアドレスを設定する技術を提供することにある。
上記課題を解決するための、本願発明のIP通信システムの代表的な構成は、次のとおりである。すなわち、
少なくとも第1〜第(n+1)のポート(nは2以上の整数)を有するスイッチングハブと、前記第1〜第nのポートにそれぞれ接続された第1〜第nのIP機器と、前記第(n+1)のポートに接続されたIPアドレス設定装置と、を備えるIP通信システムであって、
前記IPアドレス設定装置は、
前記スイッチングハブに対し、前記第1のポートを開いた状態にするとともに前記第2〜第nのポートを閉じた状態にする第1のポートオープン指示を送信し、その後、前記第1のIP機器に設定する第1のIPアドレスを送信し、
前記スイッチングハブは、
前記IPアドレス設定装置から、前記第1のポートオープン指示を受信すると、前記第1のポートを開いた状態にするとともに前記第2〜第nのポートを閉じた状態にし、前記第1のIPアドレスを受信すると、該第1のIPアドレスを前記第1のIP機器へ送信することを特徴とするIP通信システム。
また、本願発明のIPアドレス設定装置の代表的な構成は、次のとおりである。すなわち、
少なくとも第1〜第(n+1)のポート(nは2以上の整数)を有し、前記第1〜第nのポートにそれぞれ第1〜第nのIP機器が接続されるスイッチングハブと、前記第(n+1)のポートにより接続されるIPアドレス設定装置であって、
前記スイッチングハブに対し、前記第1のポートを開いた状態にするとともに前記第2〜第nのポートを閉じた状態にする第1のポートオープン指示を送信し、その後、前記第1のIP機器に設定する第1のIPアドレスを送信することを特徴とするIPアドレス設定装置。
また、本願発明のIPアドレス設定方法の代表的な構成は、次のとおりである。すなわち、
少なくとも第1〜第(n+1)のポート(nは2以上の整数)を有するスイッチングハブと、前記第1〜第nのポートにそれぞれ接続された第1〜第nのIP機器と、前記第(n+1)のポートに接続されたIPアドレス設定装置と、を備えるIP通信システムにおけるIPアドレス設定方法であって、
前記IPアドレス設定装置が、前記スイッチングハブに対し、前記第1のポートを開いた状態にするとともに前記第2〜第nのポートを閉じた状態にする第1のポートオープン指示を送信するステップと、
前記IPアドレス設定装置が、前記スイッチングハブに対し、前記第1のIP機器に設定する第1のIPアドレスを送信するステップと、
前記スイッチングハブが、前記IPアドレス設定装置から前記第1のポートオープン指示を受信すると、前記第1のポートを開いた状態にするとともに前記第2〜第nのポートを閉じた状態にするステップと、
前記スイッチングハブが、前記IPアドレス設定装置から前記第1のIPアドレスを受信すると、前記第1のIPアドレスを前記第1のIP機器へ送信するステップと、
を備えることを特徴とするIPアドレス設定方法。
上記構成によれば、複数のIP機器に対し、それぞれIPアドレスを容易に設定することができる。
本発明の実施形態に係る列車のIP機器の配置図である。 本発明の実施形態に係るIP通信システムの構成図である。 本発明の実施形態に係る設定装置のポート番号・IPアドレス対応テーブルである。 本発明の実施形態に係るIPアドレス設定シーケンス図(その1)である。 本発明の実施形態に係るIPアドレス設定シーケンス図(その2)である。 本発明の実施形態に係るIPアドレス設定シーケンス図(その3)である。 本発明の実施形態に係る設定装置の表示例(IPアドレス設定中)である。 本発明の実施形態に係る設定装置の表示例(IPアドレス設定済)である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る列車のIP機器の配置図であり、車両1を上方から見たときの配置図である。IP機器とは、IPアドレスを有し、該IPアドレスを用いて、他のIP機器と通信することのできる機器のことである。図1に示すように、車両1には、複数のIP機器(カメラ21、NDR22、モニタ23、制御装置24)が、スイッチングハブ(SWH:中継装置)11に信号接続されている。なお、図1の例の車両1は列車の先頭車両であるが、列車の中間車両においても、スイッチングハブ11が設置され、そのスイッチングハブ11に複数のIP機器が信号接続される。
スイッチングハブ11は、スイッチングハブ11に接続されたIP機器間の通信の中継を行うIP機器である。詳しくは、スイッチングハブ11に接続されたIP機器から伝送情報(この伝送情報は宛先のIPアドレスを含む)を受信すると、該伝送情報の宛先のIPアドレスのIP機器に対してのみ、上記伝送情報を送信する。スイッチングハブ11と各IP機器との接続は、図1ではその概略を示し、詳しくは後述する。
カメラ(撮像装置)21は、撮影対象物を撮像し、画像情報を生成して、スイッチングハブ11を介し、例えば、画像情報を記録するネットワークデジタルレコーダ(NDR)22や、画像情報を表示するモニタ23へ伝送する。図1の例では、車両1の外側に設けられたD1〜D4、車両1の内部に設けられたV1〜V4、S1〜S2、FFの、計11台のカメラ21が設けられている。
ネットワークデジタルレコーダ(NDR)22は、カメラ21からスイッチングハブ11を介して受信した画像情報を記録する。モニタ23は、カメラ21からスイッチングハブ11を介して受信した画像情報を、視覚できるように表示する。
制御装置(CU)24は、スイッチングハブ11を介して、各IP機器を制御する。例えば、カメラ21の向きを変える。あるいは、ネットワークデジタルレコーダ22に対し、どのカメラ21からの画像情報を、どのタイミングで記録するのかを指示する。あるいは、モニタ23に対し、どのカメラ21からの画像情報を、どのタイミングで表示するのかを指示する。
図1に示すように、スイッチングハブ11には、各IP機器に対しIPアドレスを設定するIPアドレス設定装置(SU)12が信号接続されている。以降、IPアドレス設定装置12を単に設定装置12とも称す。設定装置12は、車両1に各IP機器を搭載した後、運用開始する前に、スイッチングハブ11に接続される。そして、設定装置12は、車両1に搭載されスイッチングハブ11に接続された各IP機器に対し、それぞれのIPアドレスを設定する。
詳しく説明すると、車両1に各IP機器を搭載した後、運用開始する前の状態では、各IP機器のIPアドレスは、工場出荷時の初期IPアドレスのままである。また、例えば、11台のカメラ21の初期IPアドレスは互いに同一である。そのため、各IP機器のIPアドレスを、互いに識別可能なように書き換える必要がある。設定装置12は、予め決められたアドレス変換リスト(後述する図3の対応テーブル)を用いて、各IP機器のIPアドレスを書き換える。
なお、本実施形態では、設定装置12は、各IP機器に対しIPアドレスを設定した後、取り外されるが、設定装置12をスイッチングハブ11に常時接続するように構成してもよい。設定装置12は、例えば、一般的なパーソナルコンピュータにより構成することができる。
図2は、本発明の実施形態に係るIP通信システムの構成図である。
図2の例では、設定装置12は、スイッチングハブ11のポート12(P12:ポート番号12のポート)に接続され、各IP機器は、ポート12以外のポートに接続されている。設定装置12をポート12以外のポートに接続できることは、もちろんである。なお、ポート番号nのポートをポートnと呼ぶ。
スイッチングハブ11は、SWH制御部11aと、SWH記憶部11bと、ポート1〜16(P1〜P16)とを備える。SWH記憶部11bとポート1〜16は、SWH制御部11aに信号接続されている。ポートとは、スイッチングハブ11が外部との通信を行う出入口(通信ポート)である。
SWH制御部11aは、ポート1〜16を、それぞれ単独で、クローズ状態(閉じた状態)又はオープン状態(開いた状態)にすることができる。クローズ状態とは、そのポートが外部との通信を行うことのできない状態である。オープン状態とは、そのポートが外部との通信を行うことのできる状態である。
SWH制御部11aは、ポートがオープン状態において、各ポートに接続されたIP機器に対し、例えば周期的に、各IP機器のIPアドレスを問合せ、各IP機器から、そのIPアドレスを受信して取得する。そして、ポート番号とそのポートに接続されたIP機器のIPアドレスとを対応付けて、SWH記憶部11bに書き込み、記憶させる。なお、IPアドレスではなく、MACアドレス等のIP機器を特定可能な識別情報で対応付けを行ってもよい。
SWH記憶部11bは、ポート1〜16にそれぞれ対応付けてIPアドレスを記憶する。つまり、ポート1〜16にそれぞれ接続されたIP機器のIPアドレスを記憶する。図2の例では、例えば、ポート1に対応するIPアドレスは、カメラ21のIPアドレスであり、ポート12に対応するIPアドレスは、設定装置12のIPアドレスである。
したがって、運用開始する前の状態において車両1に各IP機器が搭載され、スイッチングハブ11のポート1〜16にそれぞれIP機器が接続されると、SWH制御部11aは、ポート1〜16に接続されたIP機器の初期IPアドレス(工場出荷IPアドレス)を受信して取得し、ポート番号とそのポートに接続されたIP機器の初期IPアドレスとを対応付けて、SWH記憶部11bに書き込み、記憶させる。
図2の例では、カメラ21、NDR22、モニタ23、制御装置24等のIP機器を代表させて、IP機器20として、その構成を示す。IP機器20は、IP機器制御部20aと、IP機器記憶部20bとを備える。IP機器記憶部20bは、IP機器制御部20aに信号接続されている。IP機器記憶部20bには、当該IP機器20のIPアドレスが記憶されている。工場出荷時には、IP機器記憶部20bに、工場出荷時のIPアドレスである工場出荷IPアドレスが記憶されている。
IP機器制御部20aは、スイッチングハブ11から、IPアドレスの問合せ電文を受信すると、そのIP機器20のIPアドレスを含む応答電文を、スイッチングハブ11へ送信する。スイッチングハブ11が送信するIPアドレスの問合せ電文には、送信元IPアドレス情報(つまり、スイッチングハブ11のIPアドレス)と、情報種別とが含まれる。情報種別は、この電文がIPアドレスの問合せ電文であることを示す。IP機器20が送信する応答電文には、宛先IPアドレス情報(つまり、スイッチングハブ11のIPアドレス)と、送信元IPアドレス情報(つまり、IP機器20のIPアドレス)と、情報種別とが含まれる。情報種別は、この電文がIPアドレスの応答電文であることを示す。
IP機器制御部20aは、スイッチングハブ11を介して、他のIP機器20から伝送情報を受信すると、該伝送情報の宛先IPアドレスと、IP機器記憶部20bに記憶した当該IP機器20のIPアドレスとを比較し、両IPアドレスが一致した場合に、上記伝送情報を当該IP機器20が受け取るべき情報と判断する。
IP機器制御部20aは、スイッチングハブ11を介して設定装置12から、当該IP機器20のIPアドレス書き換えを指示する伝送情報を受信すると、該伝送情報の宛先IPアドレスが当該IP機器20のIPアドレスと一致した場合に、上記伝送情報に含まれる書き換え用IPアドレスで、IP機器記憶部20bに記憶した当該IP機器20のIPアドレスを書き換える。
設定装置(SU)12は、SU制御部12aと、SU記憶部12bと、操作表示部12cとを備える。SU記憶部12bと操作表示部12cは、SU制御部12aに信号接続されている。操作表示部12cは、操作者からの各種指示を示す入力を受け付ける操作部と、各種表示を行う表示部とを含むように構成される。操作部は、例えば、キーボードやマウス等で構成される。表示部は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成される。操作表示部12cを、操作部と表示部とが一体となったタッチパネル等で構成してもよい。
SU記憶部12bは、スイッチングハブ11の各ポートに接続されるIP機器20に設定すべきIPアドレス(設定IPアドレス)を、スイッチングハブ11の各ポート番号に対応付けて、ポート番号・IPアドレス対応テーブル(以下、対応テーブルと略すことがある。)として記憶する。対応テーブルは、例えば、操作表示部12cを介して、操作者により設定され変更される。対応テーブルは、設定IPアドレスの代わりに、設定IPアドレスを特定するIPアドレス情報を記憶するよう構成してもよい。なお、IPアドレス情報は、設定IPアドレスそのものであってもよい。
図3は、本発明の実施形態に係る設定装置のポート番号・IPアドレス対応テーブルである。
図3の対応テーブルでは、スイッチングハブ11の各ポートのポート番号1〜16に対し、各IP機器20に設定すべきIPアドレスを特定するIPアドレス情報が、それぞれ対応付けられている。例えば、ポート番号1には、IPアドレス情報“1”が対応付けられ、ポート番号16には、IPアドレス情報“21”が対応付けられている。
図3の例では、設定IPアドレスを特定するIPアドレス情報を用いている。IPアドレス情報は、設定IPアドレスの一部(第4オクテット)を示している。設定IPアドレスの第1〜第3オクテットは、同じ車両1に搭載されるIP機器20、つまり同じスイッチングハブ11に接続されるIP機器20において、同一である。
例えば、図3のIPアドレス情報“1”は、IPアドレス“10.42.249.1”の第4オクテットを示し、IPアドレス“10.42.249.1”を意味する。図3の各IPアドレス情報が特定するIPアドレスの第1〜第3オクテットは同一であり、この場合、“10.42.249”である。
このように、同じ車両1に搭載されるIP機器20(つまり、同じスイッチングハブ11に接続されるIP機器20)の設定IPアドレスの一部(第1〜第3オクテット)を共通とすることにより、対応テーブルのIPアドレス情報を、設定IPアドレスの一部(第4オクテット)とすることができるので、対応テーブルへのIPアドレス情報の登録や変更が容易となる。また、第1〜第3オクテットを車両種別(先頭車両か中間車両かの種別)や車両番号(何番目の中間車両か)によって決めることで、IPアドレスの第1〜第3オクテットでIP機器がどの車両に設置されているかを区別することができる。さらに、上記実施例ではIPv4におけるIPアドレスの設定方法について記載したが、IPv6においても、車両種別や車両番号によって決まるセクションとIP機器によって決まるセクションを分けることでIPv4と同様のIPアドレスの設定が可能である。
なお、ポート番号12のポートは、設定装置12が接続されるので、IPアドレスを書き換える必要がない。したがって、図3の対応テーブルにおいて、ポート番号12については、設定IPアドレス(書き換え後のIPアドレス)を特定するIPアドレス情報は不要である。また、対応するポート番号のないIPアドレス情報“19”は、スイッチングハブ11のIPアドレスを示す。スイッチングハブ11のIPアドレスは、従来技術の方法で、作業者により設定済みである。
図3の例の対応テーブルでは、さらに、ポート番号1〜16に対し、各IP機器20の機器名と、設定順序と、工場出荷IPアドレスと、機器情報ファイル番号とが、それぞれ対応付けられている。
なお、図3の例では、1つのポート番号・IPアドレス対応テーブルにより、ポート番号と、設定IPアドレス(IPアドレス情報)と、機器名と、設定順序と、工場出荷IPアドレスと、機器情報ファイル番号とが対応付けられているが、これらの対応付けを、複数のテーブルを用いて行うようにしてもよい。例えば、ポート番号と設定IPアドレスとを対応付けるテーブルと、設定IPアドレスと機器名とを対応付けるテーブルと、機器名と機器情報ファイル番号とを対応付けるテーブルを、異なるテーブルとしてもよい。
機器名D1〜D4,V1〜V4,S1〜D2,FFは、図1に示すように、いずれも同種のカメラ21であり、これらの工場出荷IPアドレスは互いに同一である。カメラ21の設置場所により、それぞれ異なる機器名が付与され、それぞれ異なる機器情報を含む機器情報ファイルが設定される。機器情報とは、例えば、カメラ21の向きや撮像角度等を指定する情報である。
機器名MON1〜MON2は、モニタ(表示装置)であり、これらの工場出荷IPアドレスは互いに同一である。機器名SUは設定装置12、機器名NDRはネットワークデジタルレコーダ22、機器名CUは制御装置24、機器名SWHはスイッチングハブ11である。
設定順序は、SU制御部12aが各IP機器20に対し、それぞれのIPアドレスを設定するときの順序(つまり、設定装置12がスイッチングハブ11へ設定IPアドレスを送信するときのアドレス送信順序)や、それぞれの機器情報ファイルを設定するときの順序(つまり、設定装置12がスイッチングハブ11へ機器情報ファイルを送信するときのファイル送信順序)を示す。
なお、IPアドレスを送信するときの順序と、機器情報ファイルを送信するときの順序とを異ならせる場合は、例えば、図3のテーブルに、IPアドレス用の設定順序と、機器情報ファイル用の設定順序とを設けるようにすればよい。あるいは、図3のテーブルとは別に、ポート番号とIPアドレスの送信順序とを対応付けたアドレス送信順序テーブルや、ポート番号と機器情報ファイルの送信順序とを対応付けたファイル送信順序テーブルを設けるようにすればよい。また、例えば、IPアドレスや機器情報ファイルの送信順序をポート番号順とするような場合は、図3のテーブルにおける設定順序を省略することができる。
図3の例では、最初に、設定順序が1であるポート番号14のポートに接続されたIP機器(機器名NDRのネットワークデジタルレコーダ22)に対し、設定装置12からスイッチングハブ11を介して、設定IPアドレスが送信される。この設定IPアドレスは、設定装置12において、IPアドレス情報“15”を第4オクテットとして含むように計算され生成される。例えば、設定IPアドレス“10.42.249.15”が生成される。そして、ネットワークデジタルレコーダ22において、工場出荷IPアドレス“c”が、この設定IPアドレスに書き換えられる。
次に、設定順序が2であるポート番号1のポートに接続されたIP機器(機器名D1のカメラ21)に対し、設定装置12からスイッチングハブ11を介して、設定IPアドレスが送信される。この設定IPアドレスは、設定装置12において、IPアドレス情報“1”を第4オクテットとして含むように生成される。そして、カメラ21(D1)において、工場出荷IPアドレス“a”が、この設定IPアドレスに書き換えられる。
次に、設定順序が3であるポート番号2のポートに接続されたIP機器(機器名D2のカメラ21)に対し、設定装置12からスイッチングハブ11を介して、設定IPアドレス情報が送信される。この設定IPアドレスは、設定装置12において、IPアドレス情報“2”を第4オクテットとして含むように生成される。そして、カメラ21(D2)において、工場出荷IPアドレス“a”が、この設定IPアドレスに書き換えられる。
こうして、IPアドレス設定対象の全てのIP機器20に対し、図3の対応テーブルの設定順序に従って、各IP機器20の記憶部20bに記憶された工場出荷IPアドレスが、それぞれの設定IPアドレスに書き換えられる。
なお、SU記憶部12bには、車両種別や車両番号別に作成された対応テーブルが、それぞれ記憶されている。また、SU記憶部12bには、各IP機器20に設定すべき機器情報ファイルが、その機器情報ファイルを特定する識別子である機器情報ファイル番号と対応付けられて、機器情報ファイルのバージョン毎に記憶されている。
SU制御部12aは、操作者からのIPアドレス設定指示を操作表示部12cで受け付けると、上述したように、図3の対応テーブルに基づき、スイッチングハブ11に接続された各IP機器20に対し、それぞれの設定IPアドレスを生成する。そして、SU制御部12aは、生成した設定IPアドレスを、スイッチングハブ11を介して、各IP機器20へ送信する。そのとき、SU制御部12aは、上述したように、図3の対応テーブルの設定順序に基づき、各IP機器20の設定IPアドレスを送信する。
また、SU制御部12aは、設定IPアドレスを送信した後、そのIPアドレスを用い、各IP機器20に対し、スイッチングハブ11を介して、機器情報ファイルを送信する。このとき、SU制御部12aは、図3の対応テーブルに設定された機器情報ファイル番号と設定順序に基づき、機器情報ファイルを送信する。詳しくは、図3のテーブルの設定順序に従い、図3のテーブルの機器情報ファイル番号で特定される機器情報ファイルを、SU記憶部12bから読み出して、図3のテーブルで対応付けられるIP機器20に対し、スイッチングハブ11を介して送信する。
SWH制御部11a、SU制御部12a、機器制御部20aは、ハードウエア構成としては、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)と各制御部の動作プログラム等を格納するメモリを備えており、各CPUは、各動作プログラムに従って動作する。
次に、本発明の実施形態に係るIPアドレス設定シーケンスを説明する。
図4〜図6は、それぞれ、本発明の実施形態に係るIPアドレス設定シーケンス図の、その1、その2、その3である。このIPアドレス設定シーケンスにおいて、設定装置12の動作はSU制御部12aにより制御され、スイッチングハブ11の動作はSWH制御部11aにより制御され、IP機器20の動作は機器制御部20aにより制御される。
図4〜図6のIPアドレス設定シーケンスを行う前に、スイッチングハブ11のIPアドレス設定と、設定装置12のIPアドレス設定とを行う。設定装置12のIPアドレス設定は、操作表示部12cを用いて、従来技術で操作者により行われる。スイッチングハブ11のIPアドレス設定は、スイッチングハブ11の操作表示部(不図示)を用いて、従来技術で操作者が行ってもよいし、スイッチングハブ11に設定装置12だけを接続した状態で、設定装置12を用いて行ってもよい。
IPアドレス設定が行われると、スイッチングハブ11は再起動され、各ポートに接続されているIP機器20のIPアドレスを受信して取得する。そして、ポート番号とそのポートに接続されたIP機器のIPアドレスとを対応付けて、SWH記憶部11bに記憶する。
その後、図4に示すように、まず、操作表示部12cにおいて、操作者からの車両種別選択を受け付け(図4のステップS1)、操作者からの車両番号入力を受け付け(ステップS2)、操作者からの機器情報ファイルのバージョン選択を受け付け(ステップS3)た後、操作者からのIPアドレス設定指示、つまり開始ボタン押下を受け付ける(ステップS4)。
開始ボタン押下を受け付けると、設定装置12は、操作者に指示された車両種別と車両番号に応じた対応テーブルを選択する。そして、設定装置12は、設定装置12が接続されているポートを除くスイッチングハブ11の全てのポートを閉じる全ポートクローズ指示を、スイッチングハブ11へ送信する。例えば、設定装置12は、設定装置12が接続されているポート12を除くスイッチングハブ11の全てのポート(ポート1〜11,13〜16)に関するポートクローズ指示を、1ポートずつ、順次、送信する。
ポートクローズされると、スイッチングハブ11は、クローズされたポートを用いる通信を行うことができなくなる。つまり、クローズされたポートに対し外部から入力される電文を受信することができず、クローズされたポートから外部へ電文を送信することができなくなる。
本実施形態の例では、設定装置12が接続されているポート以外の全ポートに対し、ポート番号順に、順次、ポートクローズ処理が行われる。もし、IP機器20が接続されていないポートがある場合は、そのポートもクローズする。設定装置12は、まず、ポート番号1のポート(ポート1)に対するポートクローズ指示を、スイッチングハブ11へ送信する(ステップS5)。スイッチングハブ11では、ポート1のポートクローズ指示を受信すると、ポート1のポートクローズ処理を行う(ステップS6)。
設定装置12が送信するポートクローズ指示電文には、宛先を示す宛先IPアドレス情報と、送信元を示す送信元IPアドレス情報と、クローズ対象のポートを指定する指定ポート番号情報と、ポートを閉じるよう指示するクローズ指示情報とが含まれる。
宛先IPアドレス情報は、ポートクローズ指示電文の宛先であるIP機器20を指定する情報であり、具体的には、スイッチングハブ11のIPアドレスである。送信元IPアドレス情報は、ポートクローズ指示電文の送信元であるIP機器20を指定する情報であり、具体的には、設定装置12のIPアドレスである。
次に、設定装置12は、ポート2に対するポートクローズ指示を、スイッチングハブ11へ送信する(ステップS7)。スイッチングハブ11では、ポート2のポートクローズ指示を受信すると、ポート2のポートクローズ処理を行う(ステップS8)。こうして、設定装置12が接続されているポートを除き、スイッチングハブ11の全てのポートがクローズされる(ステップS9)。
クローズ対象の全てのポートをクローズした後、設定装置12は、図3の対応テーブルの設定順序に従い、順次、各IP機器20にIPアドレスを設定する。本実施形態では、IPアドレスを設定されると、各IP機器20は、自動的に再起動される。なお、IPアドレスを設定されても再起動しないように構成することも可能である。
まず、設定装置12は、図3の対応テーブルの設定順序が1番目のポート14に対し、IPアドレスを設定する。
具体的には、設定装置12は、まず、図3の対応テーブルを用いて、ポート14に接続されたIP機器20の設定IPアドレスを算出し生成する(ステップS11)。図3の例では、ポート14に接続されたIP機器20は、ネットワークデジタルレコーダ22であり、対応テーブルのIPアドレス情報(第4オクテット)は、“15”である。したがって、ネットワークデジタルレコーダ22の設定IPアドレスは、“10.42.249.15”と算出される。
次に、設定装置12は、ポート14に対するポートオープン指示を、スイッチングハブ11へ送信する(ステップS12)。設定装置12が送信するポートオープン指示電文には、宛先IPアドレス情報(つまり、スイッチングハブ11のIPアドレス)と、送信元IPアドレス情報(つまり、設定装置12のIPアドレス)と、オープン対象のポートを指定する指定ポート番号情報と、ポートを開けるよう指示するオープン指示情報とが含まれる。
前述した全ポートに対するポートクローズ指示と、ポート14に対するポートオープン指示とにより、ポート14を開いた状態にするとともにポート12とポート14以外のポート(ポート1〜11,13,15,16)を閉じた状態にするポートオープン指示が構成される。つまり、設定装置12は、前述した全ポートに対するポートクローズ指示と、ポート14に対するポートオープン指示とを送信することにより、ポート14を開いた状態にするとともにポート12とポート14以外のポートを閉じた状態にするポートオープン指示を送信することになる。
スイッチングハブ11では、ポート14のポートオープン指示を受信すると、ポート14のポートオープン処理を行う(ステップS13)。これにより、設定装置12とポート14に接続されたネットワークデジタルレコーダ22との間で、スイッチングハブ11を介して、IP通信が可能となる。
次に、設定装置12は、ポート14に接続されたIP機器20(ネットワークデジタルレコーダ22)に対し、PING確認情報(エコー要求)を送信する(ステップS14)。設定装置12が送信するPING確認情報電文には、宛先IPアドレス情報と、送信元IPアドレス情報と、情報種別とが含まれる。情報種別は、この電文がPING確認情報であることを示す。
PING確認情報は、宛先IPアドレス情報で指定したIP機器20と通信ができるか否かを確認するためのものであり、後述のPING応答情報が返信されるまで、例えば10秒間の間に、繰り返し送信される。所定時間内にPING応答情報が返信されない場合は、宛先IPアドレス情報で指定したIP機器20からの応答が無い旨を、操作表示部12cに表示し、次の設定順序(2番目)のポート1に対するIPアドレス設定処理に移行する。
PING確認情報電文の宛先IPアドレス情報は、PING確認情報電文の宛先であるIP機器20を指定する情報であり、具体的には、ネットワークデジタルレコーダ22の初期IPアドレス(工場出荷IPアドレス)である。この工場出荷IPアドレスは、図3の対応テーブルから取得される。送信元IPアドレス情報は、PING確認情報電文の送信元であるIP機器20を指定する情報であり、具体的には、設定装置12のIPアドレスである。
スイッチングハブ11では、設定装置12からPING確認情報電文を受信すると、PING確認情報電文の宛先IPアドレスのIP機器20(ネットワークデジタルレコーダ22)に対してのみ、受信したPING確認情報電文を送信する。詳しくは、SWH記憶部11bに記憶されたポート番号とIPアドレスとの対応表(つまり、ポート番号とそのポートに接続されたIP機器のIPアドレスとの対応表)を参照し、ポート14に対してのみ、PING確認情報電文を送信する。
ネットワークデジタルレコーダ22では、スイッチングハブ11を介して、設定装置12からPING確認情報を受信すると、受信したPING確認情報が自身宛てである場合に、つまり、受信したPING確認情報の宛先IPアドレスがネットワークデジタルレコーダ22のIPアドレス(工場出荷IPアドレス)である場合に、PING応答情報(エコー応答)を、スイッチングハブ11を介して、設定装置12へ送信する(ステップS15)。
ネットワークデジタルレコーダ22が送信するPING応答情報電文には、宛先IPアドレス情報と、送信元IPアドレス情報と、情報種別とが含まれる。情報種別は、この電文がPING応答情報であることを示す。
宛先IPアドレス情報は、PING応答情報電文の宛先であるIP機器20を指定する情報であり、具体的には、設定装置12のIPアドレスである。この設定装置12のIPアドレスは、PING確認情報電文の送信元IPアドレス情報から取得される。
送信元IPアドレス情報は、PING確認情報電文の送信元であるIP機器20を指定する情報であり、具体的には、ネットワークデジタルレコーダ22の工場出荷IPアドレスである。この工場出荷IPアドレスは、ネットワークデジタルレコーダ22の工場出荷時に、ネットワークデジタルレコーダ22の記憶部に設定されたものである。
設定装置12は、PING応答情報を適正に受信することにより、所定の番号のポートに所定のIP機器20が正しく接続されていることを確認できる。詳しくは、設定装置12は、PING応答情報の送信元IPアドレス情報が、図3の対応テーブルのポート番号14の工場出荷IPアドレスと一致しているか否かを判定し、一致している場合に、所定の番号のポート(ポート14)に所定のIP機器20(ネットワークデジタルレコーダ22)が適正に接続されていることを確認できる。
設定装置12は、PING応答情報を適正に受信できなかった場合は、PING確認情報の宛先IPアドレス情報で指定したIP機器20からの応答が適正でない旨を、操作表示部12cに表示し、次の設定順序(2番目)のポート1に対するIPアドレス設定処理に移行する。
設定装置12は、PING応答情報を適正に受信した後、ネットワークデジタルレコーダ22に対し、設定すべきIPアドレスを送信する(ステップS16)。このIPアドレス送信電文には、宛先IPアドレス情報と、送信元IPアドレス情報と、情報種別と、データとが含まれる。情報種別は、この電文がIPアドレス設定情報であることを示す。データには、設定すべきIPアドレスが含まれる。
宛先IPアドレス情報は、IPアドレス送信電文の宛先であるIP機器20を指定する情報であり、具体的には、ネットワークデジタルレコーダ22の工場出荷IPアドレスである。この工場出荷IPアドレスは、前述したように、図3の対応テーブルから取得される。送信元IPアドレス情報は、IPアドレス送信電文の送信元であるIP機器20を指定する情報であり、具体的には、設定装置12のIPアドレスである。
スイッチングハブ11では、設定装置12からIPアドレス送信電文を受信すると、IPアドレス送信電文の宛先IPアドレスのIP機器20(ネットワークデジタルレコーダ22)に対してのみ、受信したIPアドレス送信電文を送信する。
ネットワークデジタルレコーダ22では、スイッチングハブ11を介して、設定装置12からIPアドレス送信電文を受信すると(ステップS17)、ネットワークデジタルレコーダ22の記憶部に記憶されていた工場出荷IPアドレスを、受信したIPアドレス送信電文に含まれる設定IPアドレスに書き換える(ステップS18)。IPアドレスが書き換えられると、ネットワークデジタルレコーダ22は、自動的に再起動される。
設定装置12は、IPアドレス送信電文を送信した後、ポート14に対するポートクローズ指示を、スイッチングハブ11へ送信する(ステップS19)。設定装置12が送信するポートクローズ指示電文には、前述したように、宛先IPアドレス情報(つまり、スイッチングハブ11のIPアドレス)と、送信元IPアドレス情報(つまり、設定装置12のIPアドレス)と、対象のポートを指定する指定ポート番号情報と、ポートを閉じるよう指示するクローズ指示情報とが含まれる。
スイッチングハブ11では、ポート14のポートクローズ指示を受信すると、ポート14のポートクローズ処理を行う(ステップS20)。これにより、設定装置12とポート14に接続されたネットワークデジタルレコーダ22との間で、IP通信が不可能となる。
次に、設定装置12は、図3の対応テーブルの設定順序が2番目のポート1に対し、IPアドレスを設定する。
具体的には、設定装置12は、まず、対応テーブルを用いて、ポート1に接続されたIP機器20の設定IPアドレスを算出する(ステップS21)。
次に、設定装置12は、ポート1に対するポートオープン指示を、スイッチングハブ11へ送信する(ステップS22)。ポートオープン指示電文の内容は、前述したとおりである。
スイッチングハブ11では、ポート1のポートオープン指示を受信すると、ポート1のポートオープン処理を行う(ステップS23)。これにより、設定装置12とポート1に接続されたカメラ21(D1)との間で、スイッチングハブ11を介して、IP通信が可能となる。
次に、設定装置12は、ポート1に接続されたIP機器20(カメラ21(D1))に対し、スイッチングハブ11を介して、PING確認情報(エコー要求)を送信する(ステップS24)。PING確認情報電文の内容は、前述したとおりである。
スイッチングハブ11では、設定装置12からPING確認情報電文を受信すると、PING確認情報電文の宛先IPアドレスのIP機器20(カメラ21(D1))に対してのみ、受信したPING確認情報電文を送信する。
カメラ21(D1)では、スイッチングハブ11を介して、設定装置12からPING確認情報を受信すると、PING応答情報(エコー応答)を、スイッチングハブ11を介して、設定装置12へ送信する(ステップS25)。PING応答情報電文の内容は、前述したとおりである。
設定装置12は、前述したように、適正なPING応答情報を受信することにより、所定の番号のポート(ポート1)に所定のIP機器20(カメラ21(D1))が正しく接続されていることを確認できる。
設定装置12は、適正なPING応答情報を受信した後、カメラ21(D1)に対し、スイッチングハブ11を介して、設定すべきIPアドレスを含むIPアドレス送信電文を送信する(ステップS26)。IPアドレス送信電文の内容は、前述したとおりである。
スイッチングハブ11では、設定装置12からIPアドレス送信電文を受信すると、IPアドレス送信電文の宛先IPアドレスのIP機器20(カメラ21(D1))に対してのみ、受信したIPアドレス送信電文を送信する。
カメラ21(D1)では、スイッチングハブ11を介して、設定装置12からIPアドレス送信電文を受信すると(ステップS27)、カメラ21(D1)の記憶部に記憶されていた工場出荷IPアドレスを、受信したIPアドレス送信電文に含まれる設定IPアドレスに書き換える(ステップS28)。IPアドレスが書き換えられると、カメラ21(D1)は、自動的に再起動される。
再起動に要する時間(再起動時間)は、IP機器20により異なる。再起動時間は、例えば、ネットワークデジタルレコーダ22の場合は20〜30分間であり、カメラ21の場合は1分程度である。
本実施形態では、第1のIP機器(例えばNDR22)の再起動時間が、第2のIP機器(例えばカメラ21)の再起動時間よりも長い場合、第1のIPアドレスを送信した後に第2のIPアドレスを送信するよう送信順序を定める。したがって、本実施形態では、設定順序が1番目のネットワークデジタルレコーダ22へIPアドレスを設定した後、ネットワークデジタルレコーダ22の再起動中に、設定順序が2番目以降のカメラ21(D1〜D4,V1〜V4等)へIPアドレスを設定し、再起動することができる。つまり、ネットワークデジタルレコーダ22の再起動中に、並行して、カメラ21(D1〜D4,V1〜V4等)を再起動することができる。
このように、本実施形態では、図3の対応テーブルの設定順序に従い、順次、IPアドレスを設定するよう構成したので、再起動時間がより長いIP機器のIPアドレスの設定順序を、再起動時間がより短いIP機器のIPアドレスの設定順序よりも早い順序とすることができ、これにより、IP機器全体の再起動時間を短縮することができる。
設定装置12は、IPアドレス情報を送信した後、ポート1に対するポートクローズ指示を、スイッチングハブ11へ送信する(ステップS29)。ポートクローズ指示電文の内容は、前述したとおりである。
スイッチングハブ11では、ポート1のポートクローズ指示を受信すると、ポート1のポートクローズ処理を行う(ステップS30)。これにより、設定装置12とポート1に接続されたカメラ21(D1)との間で、IP通信が不可能となる。
こうして、スイッチングハブ11のポートに接続された全てのIP機器20(ただし設定装置12は除く)のIPアドレス書き換えが行われる(ステップS31)。
IPアドレス設定対象の全IP機器20に対するIPアドレス書き換えが行われた後、設定装置12は、スイッチングハブ11のポートのうち、IP機器20が接続されている全てのポート(ポート1〜16)をオープン状態にする。つまり、設定装置12は、IP機器20が接続されている全てのポート(ポート1〜16)のうち、設定装置12が接続されているポート12を除くスイッチングハブ11の全てのポート(ポート1〜11,13〜16)を開ける全ポートオープン指示を、スイッチングハブ11へ送信する。詳しくは、設定装置12は、スイッチングハブ11のポート1〜11,13〜16に関するポートオープン指示を、1ポートずつ、順次、送信する。
本実施形態の例では、ポート番号順に、順次、1ポートずつ、ポートオープン処理が行われる。
設定装置12は、まず、ポート番号1のポート(ポート1)に対するポートオープン指示を、スイッチングハブ11へ送信する(ステップS41)。スイッチングハブ11では、ポート1のポートオープン指示を受信すると、ポート1のポートオープン処理を行う(ステップS42)。
次に、設定装置12は、ポート2に対するポートオープン指示を、スイッチングハブ11へ送信する(ステップS43)。スイッチングハブ11では、ポート2のポートオープン指示を受信すると、ポート2のポートオープン処理を行う(ステップS44)。こうして、設定装置12が接続されているポート12を除き、IP機器20が接続されているスイッチングハブ11の全てのポート(ポート1〜11,13〜16)がオープンされる(ステップS45)。もし、IP機器20が接続されていないポートがある場合は、そのポートはオープンしない。
オープン対象の全てのポートをオープンした後、スイッチングハブ11は、書き換え後のIPアドレスを、IP機器20から受信して取得する。そして、受信した書き換え後のIPアドレスで、SWH記憶部11bに記憶していたIP機器20のIPアドレスを書き換える。つまり、SWH記憶部11bに記憶されているポート番号とIP機器20のIPアドレスの対応付けを更新する。
その後、設定装置12は、スイッチングハブ11のポートに接続された全てのIP機器20に対し、順次、PING確認情報を送信し、適正なPING応答情報を受信することにより、所定の番号のポートに所定のIP機器20が正しく接続されていることを確認する。このPING確認情報の宛先IPアドレスは、書き換え後のIPアドレスである。
本実施形態の例では、図3の対応テーブルの設定順序に従い、順次、PING確認情報を送信する。
まず、設定装置12は、対応テーブルの設定順序が1番目のIP機器20(ネットワークデジタルレコーダ22)に対し、スイッチングハブ11を介して、PING確認情報を送信する(ステップS51)。このPING確認情報の宛先IPアドレスは、書き換え後のIPアドレスである。スイッチングハブ11では、設定装置12からPING確認情報を受信すると、PING確認情報電文の宛先IPアドレスのIP機器20(ネットワークデジタルレコーダ22)に対してのみ、受信したPING確認情報電文を送信する。
ネットワークデジタルレコーダ22では、スイッチングハブ11を介して、設定装置12からPING確認情報を受信すると、受信したPING確認情報が自身宛てである場合に、つまり、受信したPING確認情報の宛先IPアドレスがネットワークデジタルレコーダ22のIPアドレス(書き換え後のIPアドレス)である場合に、PING応答情報(エコー応答)を、スイッチングハブ11を介して、設定装置12へ送信する(ステップS52)。
設定装置12は、スイッチングハブ11を介して、ネットワークデジタルレコーダ22からPING応答情報を受信すると、受信したPING応答情報の送信元IPアドレスが、対応テーブルで特定されるネットワークデジタルレコーダ22のIPアドレス(書き換え後のIPアドレス)である場合に、つまり、適正なPING応答情報を受信した場合に、ネットワークデジタルレコーダ22のIPアドレスが正しく書き換えられて設定されたと判定する。
次に、設定装置12は、対応テーブルの設定順序が2番目のIP機器20(カメラ21(D1))に対し、スイッチングハブ11を介して、PING確認情報を送信する(ステップS53)。このPING確認情報の宛先IPアドレスは、書き換え後のIPアドレスである。スイッチングハブ11では、設定装置12からPING確認情報を受信すると、PING確認情報電文の宛先IPアドレスのIP機器20(カメラ21(D1))に対してのみ、受信したPING確認情報電文を送信する。
カメラ21(D1)では、スイッチングハブ11を介して、設定装置12からPING確認情報を受信すると、受信したPING確認情報が自身宛てである場合に、つまり、受信したPING確認情報の宛先IPアドレスがカメラ21(D1)のIPアドレス(書き換え後のIPアドレス)である場合に、PING応答情報(エコー応答)を、スイッチングハブ11を介して、設定装置12へ送信する(ステップS54)。
設定装置12は、スイッチングハブ11を介して、カメラ21(D1)からPING応答情報を受信すると、受信したPING応答情報の送信元IPアドレスが、対応テーブルで特定されるカメラ21(D1)のIPアドレス(書き換え後のIPアドレス)である場合に、つまり、適正なPING応答情報を受信した場合に、カメラ21(D1)のIPアドレスが正しく書き換えられて設定されたと判定する。
こうして、設定装置12は、スイッチングハブ11のポートに接続された全てのIP機器20に対し、順次、書き換え後のIPアドレスを宛先IPアドレスとするPING確認情報を送信し、適正なPING応答情報を受信することにより、各IP機器20のIPアドレスが正しく書き換えられて設定されたことを確認する(ステップS55)。
各IP機器20のIPアドレスが正しく書き換えられたことを確認した後、設定装置12は、スイッチングハブ11のポートに接続されたIP機器20に対し、必要に応じて、順次、機器情報ファイルを送信する。本実施形態の例では、対応テーブルの設定順序に従い、順次、スイッチングハブ11を介して機器情報ファイルを送信する。機器情報ファイルを受信して、その機器情報ファイルの内容が設定されると、そのIP機器20は、自動的に再起動される。
例えば、設定装置12は、対応テーブルの設定順序が1番目のIP機器20(ネットワークデジタルレコーダ22)に対し、スイッチングハブ11を介して、機器情報ファイルを送信、つまり、機器情報ファイルが含まれる機器情報ファイル送信電文を送信する(ステップS61)。
設定装置12が送信する機器情報ファイル送信電文には、宛先IPアドレス情報と、送信元IPアドレス情報と、機器情報ファイル情報とが含まれる。
宛先IPアドレス情報は、機器情報ファイル送信電文の宛先であるIP機器20を指定する情報であり、具体的には、ネットワークデジタルレコーダ22の書き換え後のIPアドレスである。送信元IPアドレス情報は、機器情報ファイル送信電文の送信元であるIP機器20を指定する情報であり、具体的には、設定装置12のIPアドレスである。
スイッチングハブ11では、設定装置12から機器情報ファイル送信電文を受信すると、機器情報ファイル送信電文の宛先IPアドレスのIP機器20(ネットワークデジタルレコーダ22)に対してのみ、受信した機器情報ファイル送信電文を送信する。
ネットワークデジタルレコーダ22は、スイッチングハブ11を介して、設定装置12から機器情報ファイル送信電文を受信すると(ステップS62)、受信した機器情報ファイル送信電文が自身宛てである場合に、つまり、受信した機器情報ファイル送信電文の宛先IPアドレスがネットワークデジタルレコーダ22のIPアドレス(書き換え後のIPアドレス)である場合に、受信した機器情報ファイル送信電文に含まれる機器情報ファイルを読み込んで、ネットワークデジタルレコーダ22の記憶部に記憶し(ステップS63)、その後、再起動を行う(ステップS64)。つまり、ネットワークデジタルレコーダ22は、読み込んだ機器情報ファイルの内容を実行する。
次に、設定装置12は、対応テーブルの設定順序が2番目のIP機器20(カメラ21(D1))に対し、スイッチングハブ11を介して、機器情報ファイルを送信する。こうして、機器情報ファイル送信対象の全てのIP機器20に対し、機器情報ファイルが送信される(ステップS65)。そして、機器情報ファイルを受信した各IP機器20において、受信した機器情報ファイルが読み込まれ実行される。
機器情報ファイルの設定時間(機器情報ファイルがIP機器20に設定される時間)は、IP機器20が、受信した機器情報ファイルを読み込んで記憶し、その後、再起動を行い、機器情報ファイルの内容を実行するのに要する時間であり、ほぼ再起動に要する時間(再起動時間)に等しい。再起動時間は、IP機器20により異なる。前述したように、再起動時間は、例えば、ネットワークデジタルレコーダ22の場合は20〜30分間であり、カメラ21の場合は1分程度である。
本実施形態では、第1のIP機器(例えばNDR22)に設定される第1の機器情報ファイルの設定時間が、第2のIP機器(例えばカメラ21)に設定される第2の機器情報ファイルの設定時間よりも長い場合、第1の機器情報ファイルを送信した後に第2の機器情報ファイルを送信するよう送信順序を定める。したがって、設定順序が1番目のネットワークデジタルレコーダ22へ機器情報ファイルを設定中に、並行して、設定順序が2番目以降のカメラ21(D1〜D4,V1〜V4等)へ機器情報ファイルを設定することができる。
このように、本実施形態では、各IP機器20へIPアドレスを設定した後、対応テーブルの設定順序に従い、順次、機器情報ファイルを送信するよう構成したので、機器情報ファイルの設定時間がより長いIP機器の機器情報ファイルの設定順序を、機器情報ファイルの設定時間がより短いIP機器の機器情報ファイルの設定順序よりも早い順序とすることができ、これにより、IP機器全体の機器情報ファイルの設定時間を短縮することができる。
以上説明したように、本実施形態では、第1〜第(n+1)のポート(nは2以上の整数)を有するスイッチングハブ11と、第1〜第nのポートにそれぞれ接続された第1〜第nのIP機器と、第(n+1)のポートに接続された設定装置12と、を備えるIP通信システムにおいて、設定装置12は、第1〜第nのポートのうち第mのポート(mは1〜nのいずれか)を開いた状態にするとともに第mのポート以外の第1〜第nのポートを閉じた状態にする第mのポートオープン指示を送信し、その後、第mのIP機器に設定する第mのIPアドレスを送信する。
また、スイッチングハブ11は、設定装置12から、第mのポートオープン指示を受信すると、第mのポートを開いた状態にするとともに第mのポート以外の第1〜第nのポートを閉じた状態にし、第mのIPアドレスを受信すると、該第mのIPアドレスを第mのIP機器へ送信する.
また、設定装置12は、スイッチングハブ11に対し、第1〜第nのIP機器にそれぞれ設定する第1〜第nのIPアドレスを送信した後、第1〜第nのポートを開いた状態にする全ポートオープン指示を送信し、その後、第mのIP機器に設定する第mの機器情報ファイルを送信する。
例えば、nが15、mが1の場合は、第16のポート(ポート12)に接続された設定装置12は、スイッチングハブ11に対し、第1〜第15のポートのうち、例えば、第1のポート(ポート14)を開いた状態にするとともに第1のポート以外の他のポート(ポート1〜11,13,15,16)を閉じた状態にする第1のポートオープン指示を送信し(ステップS5〜S12)、その後、第1のIP機器(NDR22)に設定する第1のIPアドレスを送信する(ステップS16)。
また、スイッチングハブ11は、設定装置12から、第1のポートオープン指示を受信すると、第1のポート(ポート14)を開いた状態にするとともに第1のポート以外の他のポート(ポート1〜11,13,15,16)を閉じた状態にし、第1のIPアドレスを受信すると、該第1のIPアドレスを第1のIP機器(NDR22)へ送信する。
また、設定装置12は、スイッチングハブ11に対し、第1〜第15のIP機器にそれぞれ設定する第1〜第15のIPアドレスを送信(ステップS11〜S31)した後、第1〜第15のポートを開いた状態にする全ポートオープン指示を送信(ステップS41〜S45)し、その後、第1のIP機器に設定する第1の機器情報ファイルを送信する(ステップS61)。
図7は、本発明の実施形態に係る設定装置の表示例(IPアドレス設定中)である。詳しくは、IPアドレス設定中の状態を、設定装置12の操作表示部12cに表示した例である。図8は、本発明の実施形態に係る設定装置の表示例(IPアドレス設定済)である。詳しくは、IPアドレス設定後の状態を、設定装置12の操作表示部12cに表示した例である。
図7と図8において、Timeは、IPアドレス設定中の時刻又は設定終了時の時刻を示す。Car IDは、車両番号を示す。Deviceは、IP機器20の機器名を示す。IP Addressは、設定すべきIPアドレスを示す。Statusは、IPアドレス設定処理における状態を示す。
例えば、図7において、IP機器D1(カメラ21)については、2014年4月23日16時9分13秒現在において、IPアドレス“10.42.249.1”を、設定装置12が設定中、つまり、設定装置12から送信中(transfer)であることを表示している。また、IP機器D2(カメラ21)については、IPアドレス“10.42.249.2”を、設定装置12が設定準備完了(ready)していることを表示している。設定準備完了とは、設定装置12がIPアドレスを生成した後、送信待ちの状態である。
また、図8において、IP機器D1(カメラ21)については、2014年4月23日16時9分58秒において、IPアドレス“10.42.249.1”を、設定装置12が設定完了、つまり、設定装置12から送信完了した(Success)ことを表示している。また、IP機器D2(カメラ21)については、2014年4月23日16時10分47秒において、IPアドレス“10.42.249.2”を、設定装置12が設定完了した(Success)ことを表示している。
このように、IPアドレス設定処理の状態を、設定装置12の操作表示部12cに表示するので、IPアドレス設定の作業者は、IPアドレス設定処理の進捗状況や、IPアドレス設定が成功したか失敗したかの結果を容易に認識することができる。あるポートのIPアドレス設定が失敗した場合は、そのポートに対し、再度、IPアドレス設定を試みるが、そのときは、IPアドレス設定が完了していないポートの進捗状況や結果だけを表示することが好ましい。
なお、図7と図8では、IPアドレス設定処理の状態を表示したが、各IP機器における機器情報ファイルの設定状況(つまり、機器情報ファイルが読み込まれ実行される状況)を、図7と図8と同様な態様で表示するようにしてもよい。この場合、機器情報ファイルの名称や番号を、IP機器の機器名に対応付けて表示するのが好ましい。
本実施形態によれば、少なくとも次の効果を奏する。
(a)設定装置12が、スイッチングハブ11に対し、第1〜第nのIP機器20がそれぞれ接続された第1〜第nのポートのうち、第1のポートを開いた状態にするとともに第2〜第nのポート(設定装置12が接続されたポートを除く)を閉じた状態にする第1のポートオープン指示を送信し、その後、第1のIP機器20に設定する第1のIPアドレスを送信するよう構成したので、設定装置12から複数のIP機器20に対し、IPアドレスを設定又は変更することができる。
(b)スイッチングハブ11に接続された全てのIP機器20に対してIPアドレスを設定した後、設定装置12が、スイッチングハブ11に対し、各IP機器20の機器情報ファイルを送信するよう構成したので、全体のIPアドレス設定時間又は全体の機器情報ファイル設定時間のうち少なくとも一方を短縮することができる。
(c)設定装置12が、機器情報ファイルの送信順序を定めるファイル送信順序テーブルの送信順序に従い、機器情報ファイルを送信するよう構成したので、全体の機器情報ファイル設定時間を短縮することが可能となる。
(d)第1の機器情報ファイルが第1のIP機器に設定される時間が、第2の機器情報ファイルが第2のIP機器に設定される時間よりも長い場合、設定装置12が、第1の機器情報ファイルを送信した後に第2の機器情報ファイルを送信するよう構成したので、全体の機器情報ファイル設定時間を短縮することが可能となる。
(e)設定装置12が、IPアドレスの送信順序を定めるアドレス送信順序テーブルの送信順序に従い、スイッチングハブ11に対し、IPアドレスを送信するよう構成したので、全体のIPアドレス設定時間を短縮することができる。
(f)設定装置12が、スイッチングハブ11に対し、ポートオープン指示を送信した後、IP機器20に対する確認情報を送信し、スイッチングハブ11から、前記確認情報に対する応答情報を適正に受信した場合に、IPアドレスを送信するよう構成したので、適正なIP機器20に対してIPアドレスを設定することを確実に行える。
(g)設定装置12が、IP機器の初期IPアドレスを記憶し、その初期IPアドレスと応答情報に含まれる送信元IPアドレスとが一致する場合に、IPアドレスを送信するよう構成したので、IPアドレス設定対象のIP機器20が適正であるか否かを容易に確認することができる。
(h)設定装置12が、スイッチングハブ11に対し、機器情報ファイルを送信する前に、IP機器20に対する確認情報を送信し、スイッチングハブ11から、前記確認情報に対する応答情報を適正に受信した場合に、機器情報ファイルを送信するよう構成したので、適正なIP機器20に対して機器情報ファイルを設定することを確実に行える。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態では、設定装置12から、各ポートに対応するIPアドレスを送信した後、全てのポートを開いた状態にする全ポートオープン指示を送信し、その後、各ポートに対応する機器情報ファイルを送信するように構成した。しかし、各ポート毎に、IPアドレスを送信した後、機器情報ファイルを送信するように構成してもよい。すなわち、設定装置12から、第1のポートを開いた状態にするとともに他のポートを閉じた状態にするポートオープン指示を送信し、第1のポートに対応するIPアドレスを送信した後、第1のポートに対応する機器情報ファイルを送信し、その後、第2のポートを開いた状態にするとともに他のポートを閉じた状態にするポートオープン指示を送信し、第2のポートに対応するIPアドレスを送信した後、第2のポートに対応する機器情報ファイルを送信するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、全ポートクローズと全ポートオープンを、ポート番号の順に順次行うように構成したが、ポート番号の順に限られるものではなく、任意の順に行うよう構成することもできる。また、スイッチングハブの構成によっては、全ポートクローズと全ポートオープンを、1ポートずつ順次行うのではなく、一度にまとめて行うよう構成することも可能である。
また、上記実施形態では、全てのポートをオープンした後、ポートオープン状態のままで、設定装置12からPING確認情報や機器情報ファイルを送信するように構成したが、設定装置12からPING確認情報や機器情報ファイルを送信する際に、必要なポートのみをオープンするように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、設定装置12において設定IPアドレスを算出し、該算出した設定IPアドレスを、スイッチングハブ11を介して、IP機器20へ送信するように構成したが、設定IPアドレスを特定するIPアドレス情報を、設定装置12から送信し、スイッチングハブ11又はIP機器20において受信したIPアドレス情報に基づき設定IPアドレスを算出するように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、IP機器20の初期IPアドレスが工場出荷IPアドレスである場合に、工場出荷IPアドレスを設定IPアドレスに書き換えたが、IPアドレスの設定対象である初期IPアドレスは、工場出荷IPアドレスに限られるものではない。また、初期IPアドレスが存在しない場合(IPアドレスが未設定の場合)にも、本発明は適用可能である。
1…車両、11…スイッチングハブ(SWH)、11a…SWH制御部、11b…SWH記憶部、12…IPアドレス設定装置(SU)、12a…SU制御部、12b…SU記憶部、12c…操作表示部、20…IP機器、20a…機器制御部、20b…機器記憶部、21…カメラ(撮像装置)、22…ネットワークデジタルレコーダ(NDR)、23…モニタ(MON:表示装置)、24…制御装置(CU)。

Claims (9)

  1. 少なくとも第1〜第(n+1)のポート(nは2以上の整数)を有するスイッチングハブと、前記第1〜第nのポートにそれぞれ接続された第1〜第nのIP機器と、前記第(n+1)のポートに接続されたIPアドレス設定装置と、を備えるIP通信システムであって、
    前記IPアドレス設定装置は、
    前記スイッチングハブに対し、前記第1のポートを開いた状態にするとともに前記第2〜第nのポートを閉じた状態にする第1のポートオープン指示を送信し、その後、前記第1のIP機器に設定する第1のIPアドレスを送信し、
    前記スイッチングハブは、
    前記IPアドレス設定装置から、前記第1のポートオープン指示を受信すると、前記第1のポートを開いた状態にするとともに前記第2〜第nのポートを閉じた状態にし、前記第1のIPアドレスを受信すると、該第1のIPアドレスを前記第1のIP機器へ送信することを特徴とするIP通信システム。
  2. 請求項1に記載のIP通信システムであって、
    前記IPアドレス設定装置は、
    前記スイッチングハブに対し、前記第1のIPアドレスを送信した後、前記第2のポートを開いた状態にするとともに前記第2のポート以外の前記第1〜第nのポートを閉じた状態にする第2のポートオープン指示を送信し、その後、前記第2のIP機器に設定する第2のIPアドレスを送信し、
    前記スイッチングハブは、
    前記IPアドレス設定装置から、前記第2のポートオープン指示を受信すると、前記第2のポートを開いた状態にするとともに前記第2のポート以外の前記第1〜第nのポートを閉じた状態にし、前記第2のIPアドレスを受信すると、該第2のIPアドレスを前記第2のIP機器へ送信することを特徴とするIP通信システム。
  3. 請求項2に記載のIP通信システムであって、
    前記IPアドレス設定装置は、前記第1及び第2のIPアドレスの送信順序を定めるアドレス送信順序テーブルを有し、前記アドレス送信順序テーブルの送信順序に従い、前記スイッチングハブに対し、前記第1のIPアドレスを送信し、その後、前記第2のIPアドレスを送信することを特徴とするIP通信システム。
  4. 請求項1に記載のIP通信システムであって、
    前記IPアドレス設定装置は、
    前記第1のIP機器の初期IPアドレスを記憶し、
    前記第1のポートオープン指示を送信した後、前記スイッチングハブを介して前記第1のIP機器へ、前記第1のIP機器に対する第1の確認情報を送信し、その後、前記スイッチングハブを介して前記第1のIP機器から、前記第1の確認情報に対する第1の応答情報を受信し、前記初期IPアドレスと、前記第1の応答情報に含まれる送信元IPアドレスとが一致する場合に、前記第1のIPアドレスを送信することを特徴とするIP通信システム。
  5. 請求項1に記載のIP通信システムであって、
    前記IPアドレス設定装置は、
    前記第1のポートと、前記第1のIPアドレスを特定するための第1のIPアドレス情報とを対応付けて記憶しており、
    前記第1のIPアドレス情報に基づき前記第1のIPアドレスを生成し、該生成した第1のIPアドレスを送信することを特徴とするIP通信システム。
  6. 請求項1に記載のIP通信システムであって、
    前記IPアドレス設定装置は、
    前記スイッチングハブに対し、前記第1〜第nのIP機器にそれぞれ設定する第1〜第nのIPアドレスを送信した後、前記第1〜第nのポートを開いた状態にする全ポートオープン指示を送信し、その後、前記第1のIP機器に設定する第1の機器情報ファイルを送信し、その後、前記第2のIP機器に設定する第2の機器情報ファイルを送信し、
    前記スイッチングハブは、
    前記IPアドレス設定装置から、前記全ポートオープン指示を受信すると、前記第1〜第nのポートを開いた状態にし、その後、前記第1の機器情報ファイルを受信すると、前記第1の機器情報ファイルを前記第1のIP機器へ送信し、前記第2の機器情報ファイルを受信すると、前記第2の機器情報ファイルを前記第2のIP機器へ送信することを特徴とするIP通信システム。
  7. 請求項6に記載のIP通信システムであって、
    前記IPアドレス設定装置は、前記第1〜第nのIP機器に設定する機器情報ファイルのうち、前記第1及び第2の機器情報ファイルの送信順序を定めるファイル送信順序テーブルを有し、前記ファイル送信順序テーブルの送信順序に従い、前記第1及び第2の機器情報ファイルを送信し、
    前記ファイル送信順序テーブルは、
    前記第1の機器情報ファイルが前記第1のIP機器に設定される時間が、前記第2の機器情報ファイルが前記第2のIP機器に設定される時間よりも長い場合、前記第1の機器情報ファイルを送信した後に前記第2の機器情報ファイルを送信するよう前記送信順序を定めることを特徴とするIP通信システム。
  8. 少なくとも第1〜第(n+1)のポート(nは2以上の整数)を有し、前記第1〜第nのポートにそれぞれ第1〜第nのIP機器が接続されるスイッチングハブと、前記第(n+1)のポートにより接続されるIPアドレス設定装置であって、
    前記スイッチングハブに対し、前記第1のポートを開いた状態にするとともに前記第2〜第nのポートを閉じた状態にする第1のポートオープン指示を送信し、その後、前記第1のIP機器に設定する第1のIPアドレスを送信することを特徴とするIPアドレス設定装置。
  9. 少なくとも第1〜第(n+1)のポート(nは2以上の整数)を有するスイッチングハブと、前記第1〜第nのポートにそれぞれ接続された第1〜第nのIP機器と、前記第(n+1)のポートに接続されたIPアドレス設定装置と、を備えるIP通信システムにおけるIPアドレス設定方法であって、
    前記IPアドレス設定装置が、前記スイッチングハブに対し、前記第1のポートを開いた状態にするとともに前記第2〜第nのポートを閉じた状態にする第1のポートオープン指示を送信するステップと、
    前記IPアドレス設定装置が、前記スイッチングハブに対し、前記第1のIP機器に設定する第1のIPアドレスを送信するステップと、
    前記スイッチングハブが、前記IPアドレス設定装置から前記第1のポートオープン指示を受信すると、前記第1のポートを開いた状態にするとともに前記第2〜第nのポートを閉じた状態にするステップと、
    前記スイッチングハブが、前記IPアドレス設定装置から前記第1のIPアドレスを受信すると、前記第1のIPアドレスを前記第1のIP機器へ送信するステップと、
    を備えることを特徴とするIPアドレス設定方法。
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