JP6185864B2 - 積分球 - Google Patents

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Description

この発明は積分球に関し、より具体的にはその構造に関する。
光源の光束や測定対象の色彩を測定(解析)するために使用される積分球は一般に、球面を有する構造体を備え、光源から照射された光は球面で拡散反射を繰り返して空間的に積分されるように構成されており、その例として下記の特許文献1記載の技術を挙げることができる。
特許文献1記載の技術においては、元来、粉末状態の白色塗料は剥離強度が著しく低いためにバインダを使用して強度を高めていたが、バインダを使用しても白色塗料は十分な強度を持たず、またバインダは熱や紫外線によって変色してしまうことから、バインダを使用せず、入射光に対して使用波長域において拡散反射性を有する溶射皮膜で球面を被覆するように構成している。
特許第4272629号公報
特許文献1記載の技術も含め、積分球では通例、光源にタングステンランプやハロゲンランプなどの赤外線放射量が大きいランプを使用することから、測定対象は強い赤外線の入射によって瞬間的に加熱される。そのため、有機物のような熱に弱い測定対象を観察する際には測定対象が変色してしまい、正確な色を測定できないという不都合があった。
また、特許文献1記載の溶射皮膜によって球面の劣化はある程度回避することができるが、それでも球面は光源から照射される赤外線や、赤外線あるいは光源からの熱によって劣化し易い不都合があった。また、溶射には大掛かりな装置が必要となる不都合があった。
従って、この発明は上記した不都合を解消し、光源から照射されて球面で拡散反射させて得た光を利用して測定対象の色彩を測定すると共に、球面や測定対象に与える熱負荷を減少させて球面の劣化や測定精度の低下を可能な限り抑えるようにした積分球を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る積分球にあっては、球面を有する構造体と、入射ポートにおいて一端に前記球面に光を照射可能な発光素子が取り付けられると共に、他端にヒートシンクが取り付けられたLED回路基板と、前記構造体に穿設される測定ポートと、前記構造体に穿設されると共に、前記発光素子から照射されて前記球面で拡散反射された光を前記測定ポートを介して測定対象に反射させて得た反射光を外部に出射可能な出射ポートと、前記構造体の外部において前記出射ポートに接続可能な測定器と、測定対象物の測定面に設置されると共に、前記測定ポートの外部から前記構造体に接続可能な測定ガイドと、を備え、前記測定ガイドは、前記測定面に当接する面を有すると共に、その反対側に前記構造体の内壁を臨んで前記内壁と同一の曲率を有する面を有する如く構成した。
請求項2に係る積分球にあっては、前記入射ポートと出射ポートと測定ポートは、前記球面空間において、前記入射ポートの中心軸線と出射ポートの中心軸線の交差角が略90度となると共に、前記出射ポートの中心軸線と前記測定対象が保持される測定面から前記測定ポートの中心を通って前記球面空間に延びる法線の交差角が所定範囲内の角度となるように前記構造体に穿設される如く構成した。
請求項3に係る積分球にあっては、前記測定ポートは、前記法線が前記球面空間の中心点を通るように前記構造体に穿設される如く構成した。
請求項4に係る積分球にあっては、前記測定器は、前記出射ポートに光吸収部を介して接続可能である如く構成した。
請求項5に係る積分球にあっては、前記LED回路基板が前記構造体の外部に配置され、よって前記発光素子から照射された光が前記構造体に穿設された入射ポートを介して前記球面に入射される如く構成した。
請求項6に係る積分球にあっては、前記LED回路基板は、断熱材からなる遮光板を介して前記構造体の外部から前記入射ポートに取り付けられる如く構成した。
請求項7に係る積分球にあっては、前記出射ポートと測定ポートは、前記拡散反射された光が通過自在な窓で閉鎖される如く構成した。
請求項に係る積分球にあっては、前記測定ガイドは、それぞれ径の異なる孔が穿設される複数個のガイドからなる如く構成した。
請求項に係る積分球にあっては、前記測定ガイドは、前記球面の内壁を臨む面に前記内壁と同一の拡散反射コーティングが施される如く構成した。
請求項10に係る積分球にあっては、前記測定ガイドは、前記測定面に当接する面に光の侵入を防止する光侵入防止部を備える如く構成した。
請求項1に係る積分球にあっては、球面を有する構造体と、入射ポートにおいて一端に球面に光を照射可能な発光素子が取り付けられると共に、他端にヒートシンクが取り付けられたLED回路基板と、発光素子から照射されて球面で拡散反射された光を測定ポートを介して測定対象に反射させて得た反射光を外部に出射可能な出射ポートと、構造体の外部において出射ポートに接続可能な測定器とを備える如く構成したので、球面や測定対象に与える熱負荷を減少させて球面の劣化や測定(解析)精度の低下を可能な限り抑えることができる。
即ち、発光素子から照射されて球面で拡散反射された光を出射ポートから外部に出射して測定器で測定することで、拡散反射によって得られた均一の強度の光を測定対照に反射させることができて測定対象の色彩を精度良く測定することができると共に、測定角度に依存する測定対象であっても、その色彩を精度良く測定することができる。また、LED回路基板の熱をヒートシンクで取り除くことができ、構造体の内部への熱の拡散を防止することができる。
また、光を照射する光源としてLED発光素子を用いることで、照射する波長領域を選択して赤外線の放射を抑制することができるため、測定対象の赤外線による過度の加熱を防止することができ、有機物のような熱に弱い測定対象を変色させずに測定することができる。
また、内面に拡散反射コーティングが施された球面を有する構造体とした場合、拡散反射コーティングの劣化を進展させる赤外線や紫外線などの波長域の光を除くことができることから、球面の劣化を抑えることができると共に、LED発光素子は発熱量も比較的少ないので、素子から伝わる熱による劣化も抑えることができ、耐久性を向上させることができる。また、請求項1に係る積分球にあっては、測定対象物の測定面に設置されると共に、測定ポートの外部から構造体に接続可能な測定ガイドを備え、測定ガイドは、測定面に当接する面を有すると共に、その反対側に構造体の内壁を臨んで内壁と同一の曲率を有する面を有する如く構成したので、測定対象を測定ポートに確実に位置させることができる。また、測定ガイドによって測定ポートを測定対象に容易に位置させることができる。即ち、例えば測定対象が車体の塗装色であるときなどは探すのは簡単であるが、車の部品のなかの局所的な微小な箇所である場合など、そこに測定ポートを迅速に位置させるのが困難である。しかしながら、上記のように構成することで、測定ガイドを構造体から取り外し、目視によって測定対象を探し、そこに測定ガイドを位置させ、次いで構造体を測定ガイドに接続することで、測定ポートを測定対象に容易かつ迅速に位置させることができる。また、内壁と同様、拡散反射によって得られた均一の強度の光を測定対象に反射させることができ、測定精度を一層向上させることができる。
請求項2に係る積分球にあっては、入射ポートと出射ポートと測定ポートは、球面空間において、入射ポートの中心軸線と出射ポートの中心軸線の交差角が略90度となると共に、出射ポートの中心軸線と測定対象が保持される測定面から測定ポートの中心を通って球面空間に延びる法線の交差角が所定範囲内の角度となるように構造体に穿設される如く構成したので、上記した効果に加え、構造体の製作を容易にすることができる。
即ち、構造体には入射ポートと出射ポートにおいてLED回路基板や発光素子あるいは測定器を固定(あるいは接続)するための固定部を形成する必要があるが、そのままでは製作が煩瑣となるところ、入射ポートと出射ポートのそれぞれの中心軸線の交差角が略90度(より具体的には90度またはその近傍の角度)となるように構成することで、構造体の構成を単純化することができ、その製作を容易にすることができる。
また、出射ポートの中心軸線と測定対象が保持される測定面から測定ポートの中心を通って球面空間に延びる法線の交差角が所定範囲内の角度、例えば0度より大きくて10度以下の角度となるように構造体に穿設される如く構成したので、測定器から測定対象に入射した光が入射角と反射角が等しくなる正反射角度で測定器に直接入射されるのを防止することができ、それによって測定精度を向上させることができる。
また、出射ポートの中心軸線と測定対象が保持される測定面から測定ポートの中心を通って球面空間に延びる法線の交差角が所定範囲内の角度となるように構成したので、発光素子から測定対象への直接入射を防止する遮光板を小さくすることができる。
請求項3に係る積分球にあっては、測定ポートは、法線が球面空間の中心点を通るように構造体に穿設される如く構成したので、上記した効果に加え、発光素子から照射されて球面で拡散反射された光を均等に入射して測定対象に反射させることができ、それによって測定精度を一層向上させることができる。
請求項4に係る積分球にあっては、測定器は、出射ポートに光吸収部を介して接続可能である如く構成したので、上記した効果に加え、測定対象以外からの光の入射を効果的に防止することができ、それによって測定精度を一層向上させることができる。
請求項5に係る積分球にあっては、LED回路基板が構造体の外部に配置され、よって発光素子から照射された光が構造体に穿設された入射ポートを介して球面に入射される如く構成したので、構造体の内側に光源を配置することがないので、球面の劣化を一層抑えることができると共に、遮光板を構造体の内部に配置する必要がないので、内部に遮光板を配置することに起因してスループットが低下するのを防止することができる。
請求項6に係る積分球にあっては、LED回路基板は、断熱材からなる遮光板を介して構造体の外部から入射ポートに取り付けられる如く構成したので、光源からの熱を球面に一層伝え難くすることができる。
請求項7に係る積分球にあっては、出射ポートと測定ポートは、拡散反射された光が通過自在な窓で閉鎖される如く構成したので、上記した効果に加え、構造体の内部に水や油の蒸気を含む異物が侵入するのを防止することができ、球面の劣化や着色を防止することができる。
請求項に係る積分球にあっては、測定ガイドは、それぞれ径の異なる孔が穿設される複数個のガイドからなる如く構成したので、上記した効果に加え、測定対象に応じて測定ガイドの孔径を選択することができ、よって測定精度を一層向上させることができる。
請求項に係る積分球にあっては、測定ガイドは、球面の内壁を臨む面に拡散反射コーティングが施される如く構成したので、上記した効果に加え、拡散反射によって得られた均一の強度の光を測定対象に反射させることができ、測定精度を一層向上させることができる。
請求項10に係る積分球にあっては、測定ガイドは、測定面に当接する面に光の侵入を防止する光侵入防止部を備える如く構成したので、上記した効果に加え、積分球外部の光が測定ポートから積分球内部に侵入するのを防止することができ、測定精度を一層向上させることができる。
この発明の第1実施例に係る積分球を概略的に示す模式図である。 この発明の第2実施例に係る積分球を概略的に示す模式図である。 図2に示す積分球への測定ガイドの接続を示す説明図である。 同様に図2に示す積分球への測定ガイドの接続を示す説明図である。 図3に示す測定ガイドを説明する説明図である。 同様に図3に示す測定ガイドを説明する説明図である。 図3に示す測定ガイドを使用して測定対象の位置に積分球を設置するときの手順を模式的に示す説明図である。 この発明の第3実施例に係る積分球を部分的に示す説明図である。 図8に示す砲弾型の発光素子の説明図である。 この発明の第4実施例に係る積分球を部分的に示す説明図である。
以下、添付図面に即してこの発明の第1実施例に係る積分球を実施するための形態を説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る積分球を概略的に示す模式図である。
図1において、符号10は積分球を示す。積分球10は図示のような球形の構造体12を備える。構造体12は拡散反射コーティングが施され、所定の曲率を持って湾曲させられた球面の内壁12aを有すると共に、入射ポート12bと出射ポート12cと測定ポート12dが穿設される。
拡散反射コーティングは、光が球面の内壁12aを拡散反射するように公知の手法で施されると共に、構造体12の内部には球面空間12eが形成される。
構造体12には、LED回路基板14が配置される。LED回路基板14の一端(構造体12に接近する側)には入射ポート12bにおいて構造体12の内壁12aで形成される球面空間12eに挿入されて光(白色光)を照射可能なLED(発光ダイオード)からなる発光素子(光源。図1で模式的に示す)14aが取り付けられると共に、他端(構造体12から離間する側)には放熱用のヒートシンク(放熱フィン)14bが取り付けられる。
公知の如く、LEDは電球と蛍光灯に比して発熱量が小さく、使用時間が延びるにつれても発熱量が比較的増えないという特性を有する。また、白色LEDは発光成分のほぼ全てが可視光領域となる。
構造体12の内部において発光素子14aの付近には遮光板(バッフル)16が配置される。
積分球10において、入射ポート12bにおいて発光素子14aから入射された光は内壁12aで拡散反射を繰り返して空間的に積分される。即ち、構造体12の内壁12aで形成される球面空間12eにおいて入射された光は発光素子14aの広がりや入射角度に依存することなく、光源の強度に比例した均一な強度分布となる。
構造体12は内壁12aの球面で拡散反射された光を、測定ポート12dを介して測定対象(具体的には測定対象物20の測定箇所(測定対象物20の局地的な部位。図1で誇張して示す)20aに反射させて得た反射光を出射ポート12cから外部に出射するように構成される。
このように、発光素子14aから照射される光は入射ポート12bから構造体12の内壁12aで形成される球面空間12eに向けて照射されるが、発光素子14aから照射される光が測定対象20aを直接照射(入射)しないように、遮光板16によって入射角が制限される。
構造体12の外部において出射ポート12cには測定器22が接続可能に設けられる。測定器22は、刺激値直読式のRGBフォトトランジスタからなるセンサ22aと、センサ22aの出力に基づいて出射された光から測定対象20aの色彩を測色(測定)するマイクロコンピュータからなる測色回路22bと、電源回路(バッテリ)22cと、液晶画面(図示せず)を備える。
LED回路基板14はケーブル14cを介して電源回路22cに接続され、電源回路22cから直流電源の供給を受けることで駆動され、発光素子14aを発光させる。
測定器22においてセンサ22aは出射ポート12cを臨む位置に形成される筒状通路(光吸収部)22a1の内側に配置される。筒状通路22a1の内壁は直接入射などを防止するために黒色に塗装(形成)される。
積分球10は構造体12とそれに一体に取り付けられた(接続可能に設けられた)測定器22からなり、測定器22には電源回路22cと液晶画面が設けられると共に、端部にグリップ(図示せず)が形成され、作業者が積分球10をグリップで把持して携行して測色作業可能なように構成される。
図示の如く、構造体12において出射ポート12cと測定ポート12dは、拡散反射された光が通過自在な窓(破線で示す)24で閉鎖される。窓24は合成石英などの、可視光に対して透明な素材からなる。窓24は出射ポート12cと測定ポート12dの周縁にOリング24aを介して構造体12に気密・液密に取り付けられる。
これにより、窓24は防水機能を有することとなって構造体12の内壁12aで形成される球面空間は密閉され、外部からの水や油の蒸気を含む異物の侵入は阻止される。
また、図示の如く、入射ポート12bと出射ポート12cと測定ポート12dは、球面空間12eにおいて、入射ポート12bの中心軸線12b2と出射ポート12cの中心軸線12c1の交差角θ1が略90度となると共に、出射ポート12cの中心軸線12c1と測定対象20aが保持される測定面20bから測定ポート12dの中心を通って球面空間12eに延びる法線12d1の交差角θ2が所定範囲内の角度となるように、詳しくは0度より大きいが、10度以下となるように構造体12に穿設される。
即ち、測定ポートの付近には測定ガイド30が測定ポート12dの外部から構造体12に接続可能に設けられ、測定ガイド30は測定対象20aをこの測定面に保持、より具体的には出射ポート12cの中心軸線12c1と測定面20bからの法線12d1の交差角θ2が所定範囲内の角度となるように保持するように構成される。測定ガイド30は大略逆円錐台状を呈し、測定面20bに当接する平坦面30eを有する。
また、測定ポート12dは、その法線12d1が球面空間12eの中心点12e1を通るように構造体12に穿設、換言すれば測定ポート12dにおいて測定ガイド30を介して測定対象20aが保持される測定面20bが球面空間12eの中心点12e1を向くように穿設される。尚、入射ポート12bも、その中心軸線12b2が球面空間12eの中心点12e1を通るように構造体12に穿設される。
この実施例にあっては上記の如く構成したので、入射ポート12bにおいて発光素子14aによって照射されて球面で拡散反射された光を出射ポート12cから外部に出射して測定器22で測定することで、拡散反射によって得られた均一の強度の光を測定対象20aに反射させることができ、例えば金属のような色が測定角度に依存する測定対象であっても、その色彩を精度良く測定(解析)することができる。また、LED回路基板14の熱をヒートシンク14bで取り除くことができ、構造体12の内部への熱の拡散を防止することができる。
また、光を照射する光源としてLED発光素子14aを用いることで、拡散反射コーティングされた球面の劣化を抑えることができると共に、発熱量も比較的少ないので、熱による劣化も抑えることができ、耐久性を向上させることができる。
また、LED回路基板14が構造体12の外部に配置される如く構成したので、拡散反射コーティングされた球面の劣化を一層抑えることができる。
また、入射ポート12bと出射ポート12cと測定ポート12dは、球面空間12eにおいて、入射ポート12bの中心軸線12b2と出射ポート12cの中心軸線12c1の交差角θ1が略90度となると共に、出射ポート12cの中心軸線12c1と測定対象20aが保持される測定面20bから測定ポート12dの中心を通って球面空間12eに延びる法線12d1の交差角θ2が所定範囲内の角度となるように、詳しくは0度より大きいが、10度以下となるように構造体12に穿設される如く構成したので、構造体12の製作を容易にすることができる。
即ち、構造体12には入射ポート12bと出射ポート12cにおいてLED回路基板14や発光素子14aあるいは測定器22を固定(あるいは接続)するための固定部を形成する必要があり、そのままでは製作が煩瑣となるが、入射ポート12bと出射ポート12cのそれぞれの中心軸線12b2,12c1の交差角θ1が略90度となるように構成することで、構造体12の構成を単純化することができ、その製作を容易にすることができる。
また、出射ポート12cの中心軸線12c1と測定対象20aが保持される測定面20bから測定ポート12dの中心を通って球面空間12eに延びる法線12d1の交差角θ2が所定範囲内の角度、例えば0度より大きいが、10度以下となるように構造体12に穿設される如く構成したので、測定器22から測定対象20aに入射した光が入射角と反射角が等しくなる正反射角度で測定器22に直接入射されるのを防止することができ、それによって測定精度を向上させることができる。
また、測定ポート12dは、その法線12d1が球面空間12eの中心点12e1を通るように構造体12に穿設される如く構成したので、発光素子14aから照射されて球面で拡散反射された光を均等に入射して測定対象20aに反射させることができ、それによって測定精度を向上させることができる。
また、出射ポート12cの中心軸線12c1と測定対象20aが保持される測定面20bから測定ポート12dの中心を通って球面空間12eに延びる法線12d1の交差角θ2が所定範囲内の角度となるように構造体12に穿設される如く構成したので、発光素子14aから測定対象20aへの直接入射を防止する遮光板16を小さくすることができる。
また、測定器22は、出射ポート12cに筒状通路(光吸収部)22a1を介して接続可能である如く構成したので、測定対象20a以外からの光の入射を効果的に防止することができ、それによって測定精度を向上させることができる。
また、出射ポート12cと測定ポート12dは、拡散反射された光が通過自在な窓24で閉鎖される如く構成したので、構造体12の内部に異物が侵入するのを防止でき、拡散反射コーティングされた球面の劣化や着色を防止することができる。
図2は、この発明の第2実施例に係る積分球10aを概略的に示す模式図である。
第2実施例に係る積分球10aは第1実施例に係る積分球10と構造が基本的に同一であるので、同一の部位には同一の符号を付して説明を省略し、以下、第1実施例と相違する点に焦点をおいて説明する。
図示の如く、第2実施例に係る積分球10aにおいて発光素子14aは表面実装型からなり、例えば白色LEDの場合、青色LEDと黄色発光体から構成されて白色光を、入射ポート12bにおいて(より具体的には入射ポート12bを介して)構造体12の内壁12aで形成される球面空間12eに向けて照射するように構成される。遮光板(バッフル)16はLED回路基板14と構造体12の間に配置される。
尚、第1実施例と同様、第2実施例に係る積分球10aも、構造体12の測定ポート12dの付近において、測定対象(測定対象物20の測定箇所)20aに測定ポート12dを接続自在な測定ガイド30を備える。
図3と図4に良く示す如く、第2実施例(および後述する第4実施例)において測定ガイド30は、構造体12の測定ポート12dの孔径と同径の蓋部と、それより大径の大径部とを備え、測定ポート12dの外部(構造体12の外部側)から構造体12に接続(取り付け)可能であるように構成される。
また、図5と図6に示す如く、測定ガイド30は複数個、具体的には3個のガイド30a,30b,30cからなる。より具体的には、測定ガイド30はそれぞれ径の異なる孔30a1,30b1,30c1が穿設された3個のガイド30a,30b,30cからなる。
尚、ガイド30a,30b,30cは全て、構造体12の内壁12aを臨む蓋部の面30a2,30b2,30c2に内壁12aの球面と同一の拡散反射コーティングが施されると共に、前記内壁12aを臨む蓋部の面30a2,30b2,30c2は壁面12aと同一の曲率を有するように構成される。
第2実施例にあっては上記の如く構成したので、第1実施例と同様、発光素子14aから照射されて球面で拡散反射された光を出射ポート12cから外部に出射して測定器22で測定することで、拡散反射によって得られた均一の強度の光を測定対象20aに反射させることができ、例えば金属のような色が測定角度に依存する測定対象であっても、その色彩を精度良く測定(解析)することができる。また、LED回路基板14の熱をヒートシンク14bで取り除くことができ、構造体12の内部への熱の拡散を防止することができる。
また、光を照射する光源としてLED発光素子14aを用いることで、拡散反射コーティングされた球面の劣化を抑えることができると共に、発熱量も比較的少ないので、熱による劣化も抑えることができ、耐久性を向上させることができる。
また、LED回路基板14が構造体12の外部に配置される如く構成したので、拡散反射コーティングされた球面の劣化を一層抑えることができると共に、外部に遮光板16を配置することでスループットが低下するのを防止することができる。
また、LED回路基板14は、断熱材からなる遮光板16を介して構造体12の外部から入射ポート12bに取り付けられる如く構成したので、光源からの熱を拡散反射コーティングされた球面に一層伝え難くすることができる。
また、出射ポート12cと測定ポート12dは、拡散反射された光が通過自在な窓24で閉鎖される如く構成したので、構造体12の内部に異物が侵入するのを防止でき、拡散反射コーティングされた球面の劣化や着色を防止することができる。
また、測定対象20aに接続自在な測定ガイド30を備えると共に、測定ガイド30を測定ポート12dの外部から構造体12に取り付け可能である如く構成したので、上記した効果に加え、測定対象20aの測定したい箇所に応じて測定ポート12dを容易に位置させることができる。
それについてさらに説明すると、図7は、測定ガイド30を使用して測定対象20aの位置に積分球10aを設置(接続)するときの手順を模式的に示す説明図である。
以下説明すると、同図(a)に示す如く、測定対象20aを目視によって探し、その付近に測定ガイド30(例えば30a)を設置する。次いで同図(b)に示す如く、目標とする測定対象20aが孔30a1に入るように測定ガイド30aの位置を微調整する。次いで同図(c)に示す如く、測定ガイド30aの上に積分球10aを設置する(測定ガイド30を積分球10aに接続する(取り付ける))。
前記した如く、測定対象20aとしては車体の表面のどこでも良い場合などの探すのが簡単な測定対象と、部品の表面の局地的で微小な部位などの探すのが極めて困難な測定対象とがある。後者の場合、測定ガイド30がないとすると、作業者は目標とする測定対象20aが測定ポート12dに入るように積分球10aを移動させなければならない。
そのとき、積分球10aによって測定対象20aが隠されてしまうため、積分球10aの横から測定対象20aに向けて測定ポート12dを位置決めせざるを得ず、積分球10aの位置決め作業が不正確で煩瑣となる。しかしながら、上記のように構成することで、積分球10aを測定対象20a上に正確かつ迅速に位置させることができる。尚、残余の構成および効果は第1実施例と異ならない。
図8はこの発明の第3実施例に係る積分球10bを部分的に示す説明図である。
第2実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第3実施例に係る積分球10bにおいてLED回路基板14は、図2に示した表面実装型の発光素子14aと異なり、第1実施例と同様、砲弾型の発光素子14aを備えるように構成した。
より具体的には、発光素子14aは、図9に示す如く、エポキシ樹脂14a1で封止された砲弾型の形状を呈し、例えば白色LEDの場合、青色LEDと黄色発光体から構成されて白色光を構造体12の内壁12aで形成される球面空間12eに向けて照射するように構成される。発光素子14aは±30度程度の指向性を有する。
LED回路基板14はケーブル14cを介して電源回路22cに接続されると共に、発光素子14aはリード14dを介して電源回路22cに接続される。LED回路基板14は電源回路22cから直流電源の供給を受けることで駆動され、発光素子14aを発光させる。
第3実施例においては±30度の指向性を有する発光素子14aを光源として用い、構造体12の出射ポート12cの端部と入射ポート12bと測定ポート12dの端部のなす角度が60度となる位置に設置し、60度より外側の光を遮光板16で遮ることで、一層効率の良い照明を実現することができる。尚、残余の構成および効果は第2実施例および第1実施例と異ならない。
図10はこの発明の第4実施例に係る積分球10cを部分的に示す説明図である。
第2実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第4実施例に係る積分球10cにおいては、第2実施例で図示した構造体12の出射ポート12cと測定ポート12dを閉鎖する窓24を除去するようにした。また、構造体12の入射ポート12bは第2実施例の入射ポート12bに比して狭小に形成されると共に、第3実施例と同様に砲弾型からなる発光素子14aをその入射ポート12bから構造体12の内部に挿入して突出させるように構成した。
また、測定ガイド30は、測定面20bに当接する平坦面30eに光の侵入を防止する光侵入防止部30fを備え、積分球外部の光が測定ポート12dから構造体12の内部に侵入するのを防止するように構成される。
第4実施例に係る積分球10cにあっては、上記のように構成することで第2、第3実施例の構成に比して密閉性では劣るものの構造が簡易となる効果を有する。尚、第2実施例の構造体12から窓24を除去する例を示したが、第1実施例の構造体12から窓24を除去しても良い。
また、測定ガイド30は、測定面20bに当接する平坦面30eに光の侵入を防止する光侵入防止部30fを備える如く構成したので、積分球外部の光が測定ポート12dから積分球内部に侵入するのを防止することができ、測定精度を一層向上させることができる。
上記した如く、第1から第4実施例に係る積分球10,10a,10b,10cにあっては、球面を有する構造体12と、入射ポート12bにおいて一端に前記球面に光を照射可能な発光素子14aが取り付けられると共に、他端にヒートシンク14bが取り付けられたLED回路基板14と、前記構造体12に穿設される測定ポート12dと、前記構造体12に穿設されると共に、前記発光素子から照射されて前記球面で拡散反射された光を前記測定ポート12dを介して測定対象20aに反射させて得た反射光を外部に出射可能な出射ポート12cと、前記構造体12の外部において前記出射ポートに接続可能な測定器22とを備える如く構成したので、球面や測定対象20aに与える熱負荷を減少させて球面の劣化や測定(解析)精度の低下を可能な限り抑えることができる。
即ち、発光素子14aから照射されて球面で拡散反射された光を出射ポート12cから外部に出射して測定器22で測定することで、拡散反射によって得られた均一の強度の光を測定対象20aに反射させることができて測定対象の色彩を精度良く測定することができると共に、測定角度に依存する測定対象20aであっても、その色彩を精度良く解析することができる。また、LED回路基板14の熱をヒートシンク(放熱フィン)14bで取り除くことができ、構造体12の内部への熱の拡散を防止することができる。
また、光を照射する光源としてLED発光素子14aを用いることで、照射する波長領域を選択して赤外線の放射を抑制することができるため、測定対象20aの赤外線による過度の加熱を防止することができ、有機物のような熱に弱い測定対象20aを変色させずに測定することができる。
また、内面に拡散反射コーティングが施された球面を有する構造体からなる場合、拡散反射コーティングの劣化を進展させる赤外線や紫外線などの波長域の光を除くことができることから、球面の劣化を抑えることができると共に、LED発光素子14aは発熱量も比較的少ないので、素子14aから伝わる熱による劣化も抑えることができ、耐久性を向上させることができる。
また、前記入射ポート12bと出射ポート12cと測定ポート12dは、前記球面空間12eにおいて、前記入射ポート12bの中心軸線12b2と出射ポート12cの中心軸線12c1の交差角θ1が略90度となると共に、前記出射ポート12cの中心軸線12c1と測定対象20aが保持される測定面20bから測定ポート12dの中心を通って球面空間12eを延びる法線12d1の交差角θ2が所定範囲内の角度となるように前記構造体12に穿設される如く構成したので、上記した効果に加え、構造体12の製作を容易にすることができる。
即ち、構造体12には入射ポート12bと出射ポート12cにおいてLED回路基板14や発光素子14aあるいは測定器22を固定(あるいは接続)するための固定部を形成する必要があるが、そのままでは製作が煩瑣となるところ、入射ポート12bと出射ポート12cのそれぞれの中心軸線12b2,12c1の交差角θ1が略90度(より具体的には90度またはその近傍の角度)となるように構成することで、構造体12の構成を単純化することができ、その製作を容易にすることができる。
また、出射ポート12cの中心軸線12c1と測定対象20aが保持される測定面20bから測定ポート12dの中心を通って球面空間12eに延びる法線12d1の交差角θ2が所定角度範囲内の角度、例えば0度より大きくて10度以下の角度となるように構造体12に穿設される如く構成したので、測定器22から測定対象20aに入射した光が入射角と反射角が等しくなる正反射角度で測定器22に直接入射されるのを防止することができ、それによって測定精度を向上させることができる。
また、出射ポート12cの中心軸線12c1と測定対象20aが保持される測定面20bから測定ポート12dの中心を通って球面空間12eに延びる法線12d1の交差角が所定範囲内の角度となるように構成したので、発光素子から測定対象への直接入射を防止する遮光板を小さくすることができる。
また、前記測定ポート12dは、前記法線12d1が前記球面空間12eの中心点12e1を通るように前記構造体12に穿設される如く構成したので、上記した効果に加え、発光素子14aから照射されて球面で拡散反射された光を均等に入射して測定対象20aに反射させることができ、それによって測定精度を向上させることができる。
また、前記測定器22は、前記出射ポート12cに筒状通路(光吸収部)22a1を介して接続可能である如く構成したので、上記した効果に加え、測定対象20a以外からの光の入射を効果的に防止することができ、それによって測定精度を向上させることができる。
また、前記LED回路基板14が前記構造体12の外部に配置され、よって前記発光素子14aから照射された光が前記構造体12に穿設された入射ポート12bを介して前記球面に入射される如く構成したので、構造体12の内側に光源を配置することがないので、拡散反射コーティングされた球面の劣化を一層抑えることができると共に、遮光板16を構造体12の内部に配置する必要がないので、内部に遮光板16を配置することに起因してスループットが低下するのを防止することができる。
また、前記LED回路基板14は、断熱材からなる遮光板16を介して前記構造体12の外部から前記入射ポート12bに取り付けられる如く構成したので、光源からの熱を球面に一層伝え難くすることができる。
また、前記出射ポート12cと測定ポート12dは、拡散反射された光が通過自在な窓24で閉鎖される如く構成したので、上記した効果に加え、構造体12の内部に水や油の蒸気を含む異物が侵入するのを防止することができ、球面の劣化や着色を防止することができる。
また、前記測定対象20aを前記測定面20bに保持する測定ガイド30を備えると共に、前記測定ガイド30を前記測定ポート12dの外部から前記構造体12に接続可能である如く構成したので、上記した効果に加え、測定対象20aを測定ポート12dに確実に位置させることができる。
また、測定ガイド30によって測定ポート12dを測定対象20aに容易に位置させることができる。即ち、例えば測定対象20aが車体の塗装色であるときなどは探すのは簡単であるが、車の部品のなかの局所的な微小な箇所である場合など、そこに測定ポート12dを迅速に位置させるのが困難である。
しかしながら、上記のように構成することで、測定ガイド30を構造体12から取り外し、目視によって測定対象20aを探し、そこに測定ガイド30を位置させ、次いで構造体12を測定ガイド30に接続することで、測定ポート12dを測定対象20aに容易かつ迅速に位置させることができる。
また、前記測定ガイド30は、それぞれ径の異なる孔30a1,30b1,30c1が穿設される複数個のガイド30a,30b,30cからなる如く構成したので、上記した効果に加え、測定対象20aに応じて測定ガイド30の孔径を選択することができ、よって測定精度を向上させることができる。
また、前記測定ガイド30(30a,30b,30c)は、前記内壁12aを臨む面30a2,30b2,30c2に前記内壁と同一の拡散反射コーティングが施される如く構成したので、上記した効果に加え、内壁12aと同様、拡散反射によって得られた均一の強度の光を測定対象に反射させることができ、測定精度を向上させることができる。
また、前記測定ガイド30(30a,30b,30c)は、前記内壁12aを臨む面30a2,30b2,30c2が前記内壁12aと同一の曲率を有する如く構成したので、上記した効果に加え、内壁12aと同様、拡散反射によって得られた均一の強度の光を測定対象20aに反射させることができ、測定精度を向上させることができる。
また、前記測定ガイド30は、測定面20bに当接する面(平坦面)30eに光の侵入を防止する光侵入防止部30fを備える如く構成したので、上記した効果に加え、積分球外部の光が測定ポート12dから積分球内部に侵入するのを防止することができ、測定精度を一層向上させることができる。
尚、上記において発光素子を白色LEDから構成したが、それに限られるものではなく、赤外線と紫外線の発生がなく、測定対象とする波長領域の光を照射できれば、どのような構成であっても良い。
また、測定対象の色彩を測定する場合を例にとって積分球の構成を説明したが、この発明に係る積分球の構成はそれに限られるものではなく、光源の光束を測定する場合など種々の用途の積分球に妥当するものである。
また、拡散反射コーティングを塗布する場合を例にとって積分球の構成を説明したが、それに限られるものではなく。バリウムを含有させた樹脂で一体成形するなど、測定対象とする波長領域で反射率が高いように構成されていれば、どのような構成であっても良い。
10,10a,10b,10c 積分球、12 構造体、12a 内壁、12b 入射ポート、12b1 端部、12b2 中心軸線、12c 出射ポート、12c1 中心軸線、12d 測定ポート、12d1 法線、12e 球面空間、12e1 球面空間の中心点、14 LED回路基板、14a 発光素子、14b ヒートシンク、16 遮光板、20 測定対象物、20a 測定対象(測定箇所)、20b 測定面、22 測定器、22a センサ、22b 測色回路、22c 電源回路、24 窓、24a Oリング、30(30a,30b,30c) 測定ガイド、30a1,30b1,30c1 孔、30a2,30b2,30c2 面、30e 面(平坦面)、30f 光侵入防止部

Claims (10)

  1. 球面を有する構造体と、入射ポートにおいて一端に前記球面に光を照射可能な発光素子が取り付けられると共に、他端にヒートシンクが取り付けられたLED回路基板と、前記構造体に穿設される測定ポートと、前記構造体に穿設されると共に、前記発光素子から照射されて前記球面で拡散反射された光を前記測定ポートを介して測定対象に反射させて得た反射光を外部に出射可能な出射ポートと、前記構造体の外部において前記出射ポートに接続可能な測定器と、測定対象物の測定面に設置されると共に、前記測定ポートの外部から前記構造体に接続可能な測定ガイドと、を備え、前記測定ガイドは、前記測定面に当接する面を有すると共に、その反対側に前記構造体の内壁を臨んで前記内壁と同一の曲率を有する面を有することを特徴とする積分球。
  2. 前記入射ポートと出射ポートと測定ポートは、前記球面空間において、前記入射ポートの中心軸線と出射ポートの中心軸線の交差角が略90度となると共に、前記出射ポートの中心軸線と前記測定対象が保持される測定面から前記測定ポートの中心を通って前記球面空間に延びる法線の交差角が所定範囲内の角度となるように前記構造体に穿設されることを特徴とする請求項1記載の積分球。
  3. 前記測定ポートは、前記法線が前記球面空間の中心点を通るように前記構造体に穿設されることを特徴とする請求項2記載の積分球。
  4. 前記測定器は、前記出射ポートに光吸収部を介して接続可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の積分球。
  5. 前記LED回路基板が前記構造体の外部に配置され、よって前記発光素子から照射された光が前記構造体に穿設された入射ポートを介して前記球面に入射されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の積分球。
  6. 前記LED回路基板は、断熱材からなる遮光板を介して前記構造体の外部から前記入射ポートに取り付けられることを特徴とする請求項1または5記載の積分球。
  7. 前記出射ポートと測定ポートは、前記拡散反射された光が通過自在な窓で閉鎖されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の積分球。
  8. 前記測定ガイドは、それぞれ径の異なる孔が穿設される複数個のガイドからなることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の積分球。
  9. 前記測定ガイドは、前記球面の前記内壁を臨む面に拡散反射コーティングが施されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の積分球。
  10. 前記測定ガイドは、前記測定面に当接する面に光の侵入を防止する光侵入防止部を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の積分球。
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