JP6185800B2 - タイヤ保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの内部に雨水等が浸入するのを防止するタイヤ保護装置に関するものである。
タイヤ保護装置には、タイヤの軸方向に対応するビード部間のタイヤ開口を全周に亘って塞いで、タイヤの内部に雨水が浸入したり、ゴミやほこりが侵入したりするのを防止するようにしたものがある。
従来のこの種のタイヤ保護装置は、円錐部と円錐部の小径側に突設された円筒部とを有する一対の遮蔽部材を備え、タイヤの軸方向両側から遮蔽部材の円筒部側をタイヤ内に挿入して、円筒部同士を螺合等により連結固定し、各遮蔽部材の円錐部の外表面をタイヤのビード部(タイヤ開口縁部)に全周に亘って押圧接当させて、タイヤ開口を塞ぐようにしたものがある(例えば特許文献1)。
また、他の従来のタイヤ保護装置には、タイヤの周方向に沿って環状に延びた可撓性を有する環状体を備えたものがあり、環状体をタイヤ空洞部内に外方突出状に挿入して、環状体の外面をタイヤのビード部(タイヤ開口縁部)に全周に亘って押圧接当させて、タイヤ開口を塞ぐようにしたものがある(例えば特許文献2)。
特開2007−320387号公報 特開2009−274621号公報
しかし、従来の場合、タイヤ保護装置はタイヤの軸方向に対応するビード部間のタイヤ開口の大きさに比べて遮蔽部材や環状体が大きく、特に重量が6トン〜7トンもある大きなタイヤに装着されるタイヤ保護装置では、タイヤ保護装置の遮蔽部材や環状体が非常に大型で重量の重いものになり、タイヤへの装着時やタイヤから外した収納時にタイヤ保護装置が嵩張った。また、タイヤ保護装置をタイヤに装着する際に、環状体をタイヤの空洞部に挿入したり、一対の遮蔽部材をタイヤに内嵌してタイヤ内で連結したりするのが困難であり、タイヤ保護装置のタイヤへの装着が非常に面倒であった。
本発明は上記問題点に鑑み、軽くて嵩張るのを防止できしかもタイヤへの装着も簡単になし得るタイヤ保護装置を提供することを目的としている。
本発明における課題解決のための具体的手段は、次の通りである。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、タイヤ8の軸方向に対応するビード部9間のタイヤ開口10を全周に亘って塞ぐようにタイヤ8に内嵌される筒状帆布3と、筒状帆布3の軸方向両端部をタイヤ8のビード部9にそれぞれ押さえ付ける一対の押さえリング4とを備え、
押さえリング4は、タイヤ8のビード部9に軸方向外方から係合する係合環状部13と、係合環状部13の内端部からタイヤ8の軸方向内方に延びた円筒状の押さえ筒部14とを断面L字状に備え、
筒状帆布3の軸方向の両端部に、押さえ筒部14の外周面に沿って配置されるビード被覆筒部19と、ビード被覆筒部19から係合環状部13の内面に沿って径方向外方に突出されたビード被覆環状部20とが設けられ、ビード被覆環状部20が係合環状部13に周方向に間隔おいて複数の連結具25により連結され、押さえ筒部14でビード被覆筒部19をタイヤ8のビード部9に押さえ付けるようにしている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、押さえリング4の係合環状部13に周方向に間隔をおいて複数の第1取付孔17が設けられ、ビード被覆環状部20に前記複数の第1取付孔17に対応して複数の第2取付孔22が設けられ、前記連結具25が前記第1取付孔17
及び第2取付孔22に挿通されて係合環状部13とビード被覆環状部20とを重合固定するように連結している点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記ビード被覆環状部20は、筒状帆布3を構成するシート材の端部を、複数回に亘って折り返して重合し、その重合部分を縫着すると共に重合部分に前記複数の第2取付孔22を貫通形成し、その第2取付孔22の開口縁部に鳩目23を嵌合装着してなる点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、一対の押さえリング4を、周方向の複数箇所で互いに軸方向内方に接近させるように連結する複数の連結バンド5が具備されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記筒状帆布3には、少なくともその一部にタイヤ8の内部が見えるように透過性を有する透過部21が設けられている点にある。
本発明によれば、タイヤ保護装置は、タイヤの軸方向に対応するビード部間のタイヤ開口に対応する筒状帆布と、その筒状帆布の軸方向両端部に対応する一対の押さえリングで、タイヤ開口を全周に亘って塞ぐことができるため、タイヤ保護装置の構成部材がタイヤ開口に対応する必要最小限のもので済み、しかもタイヤ開口を塞ぐ筒状帆布は厚みの薄いシート材であるから、タイヤが大型であってもタイヤ保護装置全体を軽量になし得る。また、上記の如くタイヤ保護装置の構成部材がタイヤ開口に対応する必要最小限のもので済むため、タイヤに装着した際にタイヤから筒状帆布や押さえリングが大きく外方突出することはなくなるし、タイヤ保護装置を収納する際には筒状帆布を折り畳んで収納することも可能であり、タイヤ保護装置が嵩張らずに済む。
また、タイヤ保護装置をタイヤに装着する場合は、筒状帆布をタイヤの軸方向に挿入して内嵌すると共に、タイヤの軸方向両端部のビード部に一対の押さえリングをそれぞれ内嵌して、一対の押さえリングで筒状帆布の両端部をビード部に押さえ付ければよく、筒状帆布が軽量であることとも相俟って、タイヤ保護装置を非常に簡単にタイヤに装着することができる。
しかも、押さえリングの係合環状部と筒状帆布のビード被覆環状部とを複数の連結具により周方向に間隔をおいて複数箇所で連結固定することにより、筒状帆布のビード被覆環状部を周方向全周に亘って押さえリングの係合環状部の内面に沿わせて保持することができて、ビード被覆筒部を周方向全周に亘って押さえリングの押さえ筒部の内面に沿わせて保持することができ、タイヤのビード部と一対の押さえリングとの間で、筒状帆布の両端部のビード被覆筒部とビード被覆環状部とを全周に亘って挟持でき、筒状帆布が可撓性を有しているにも拘わらずタイヤ開口を全周に亘って確実かつ体裁よく塞ぐことができる。
本発明の第1実施形態を示すタイヤ保護装置の要部の側面断面図である。 同タイヤ保護装置の他の要部の側面断面図である。 同タイヤに装着したタイヤ保護装置の側面断面図である。 同タイヤに装着したタイヤ保護装置の斜視図である。 同タイヤに装着したタイヤ保護装置の側面図である。 同フック部材及び係止溝の斜視図である。 第2実施形態を示すタイヤ保護装置の要部の側面断面図である。 第3実施形態を示すタイヤ保護装置の要部の側面断面図である。 第4実施形態を示すタイヤ保護装置の要部の側面断面図である。 第5実施形態を示すタイヤ保護装置の要部の側面断面図である。 第6実施形態を示すタイヤ保護装置の要部の側面断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の第1実施形態を示している。図1〜図6において、タイヤ保護装置1は、可撓性を有する筒状帆布3と一対の押さえリング4と複数の連結バンド5とを備え、筒状帆布3はタイヤ8の軸方向に対応するビード部9間のタイヤ開口10を全周に亘
って塞ぐようにタイヤ8に内嵌され、一対の押さえリング4は筒状帆布3の軸方向両端部をタイヤ8のビード部9にそれぞれ押さえ付けている。複数の連結バンド5は、一対の押さえリング4を互いに軸方向内方に接近させるように連結している。
ここで、本実施形態におけるタイヤ保護装置1が装着されるタイヤ8は、例えば、重量が6トン〜7トン程度で、外径が3m〜5m程度で、内径が1m〜2m程度で、幅が1m〜2m程度である大きなタイヤである。
一対の押さえリング4は、タイヤ8のビード部9に軸方向外方から係合する係合環状部13と、係合環状部13の内端部からタイヤ8の軸方向内方に延びた円筒状の押さえ筒部14とを断面L字状に備えている。
押さえリング4は、係合環状部13と押さえ筒部14とを一体に形成すべくポリエチレン樹脂等の硬質合成樹脂を押し出し成形して、その押し出し成形した成形樹脂の両端部同士を熱溶着15により連結して円筒状に形成してなる。
押さえリング4の押さえ筒部14の直径は、タイヤ8のビード部9内端面の直径(タイヤ8の内径)よりもやや大きくなるように設定されており、押さえ筒部14はタイヤ8及び押さえリング4の弾性を利用してタイヤ8のビード部9に強制的に内嵌される。
押さえリング4の係合環状部13に周方向に等間隔をおいて複数(図例では24個)の第1取付孔17が設けられている。
筒状帆布3は、ポリエステル製の基布にポリ塩化ビニールの樹脂を被覆してなる厚さ0.35mm〜0.47mm程度のシート材(ターポリン等)により構成され、このシート材は、例えば幅1010mmで全長4700mmの長方形であり、シート材の長手方向の両端部同士を重合して縫着等により連結することにより、円筒状に形成されている。
筒状帆布3の軸方向の両端部に、押さえ筒部14の外周面に沿って配置されるビード被覆筒部19と、ビード被覆筒部19から係合環状部13の内面に沿って径方向外方に配置されるビード被覆環状部20とが設けられ、ビード被覆筒部19は押さえ筒部14でタイヤ8のビード部9に押さえ付けられている。
筒状帆布3の周方向の一部にタイヤ8の内部が見えるように透明又は半透明になった透過性を有する透過部21が設けられている。
前記ビード被覆環状部20は、筒状帆布3を構成するシート材の端部を、複数回に亘って(図例では4枚重ねに)折り返して重ね幅が30mm程度になるように重合し、その重合部分を縫着すると共に、重合部分に周方向に等間隔をおいて複数の第2取付孔22を貫通形成し、その第2取付孔22の開口縁部に鳩目23を嵌合装着してなる。
而して、ビード被覆環状部20に前記複数の第1取付孔17に対応して複数の第2取付孔22が周方向に等間隔をおいて設けられ、複数(図例では24個)の連結具25が前記第1取付孔17及び第2取付孔22にそれぞれ挿通されて係合環状部13とビード被覆環状部20とを重合固定するように連結している。
前記連結具25は、合成樹脂により形成されたインシロック(結束バンド)により構成され、係止筒体27と係止筒体27から突出したバンド片28とを一体に有し、バンド片28の先端側を係止筒体27に挿入することにより、係止筒体27内に設けた係止爪部29でバンド片28を抜き方向に移動不能に係止するように構成されており、図1に示すように、バンド片28を第1取付孔17及び第2取付孔22に挿通すると共に係止筒体27に挿通して締め付けることにより、係合環状部13とビード被覆環状部20とを重合固定するようになっている。
連結バンド5は、押さえリング4の押さえ筒部14及び筒状帆布3の内面に沿ってタイヤ軸方向に配置されるバンド部材31と、バンド部材31の両端部に連結された一対のフック部材32とを有している。
バンド部材31は、その一端側に繊維製バンド等により構成された伸縮不能なバンド本体34を有すると共に、その他端側にゴムバンド等により構成された長手方向に伸縮自在の伸縮バンド部35を有し、バンド本体34と弾性バンド部35とは縫着等により連結されている。
各フック部材32は金属線材を折り曲げ形成してなり、鈎形に屈曲した幅方向一対のフ
ック部37と、一対のフック部37の先端部同士を連結する連結杆部38と一対のフック部37の基部側を結合する結合部39とを有している。
一対の押さえリング4の係合環状部13の周方向に等間隔をおいた複数箇所(図例では6箇所)に一対ずつ係止溝41(図例では合計で12個の係止溝41)が形成されている。
図6に示すように、各係止溝41は係合環状部13にその外周端から径方向内方に没入形成してなり、各係止溝41は、径方向内方の奥部に設けられた係止凹部42を有すると共に、係止凹部42の径方向外方に設けられた一対の抜止凸部43を有しており、一対の抜止凸部43は係止凹部42からフック部材32が外れるための通路を塞ぐように互いに対向する方向に突出されている。
而して、係止溝41は連結バンド5の1つのフック部材32に対して一対ずつ配置されており、一対の係止溝41にフック部材32の幅方向の一対のフック部37がそれぞれ係脱自在に係合するようになっている。そして、各連結バンド5は弾性バンド部35を長手方向に伸長させた状態で一対のフック部材32がそれぞれ一対の係止溝41にそれぞれ係合されて、一対の押さえリング4を互いに軸方向内方に接近させるように連結している。
前記第1実施形態によれば、タイヤ保護装置1をタイヤ8に装着する場合、例えば、筒状帆布3の軸方向の一端部に一方の押さえリング4を複数の連結具25により取り付けた後に、透過部21をタイヤ8の下部側に位置させて、筒状帆布3を他端部側からタイヤ8にその軸方向に挿入し、他端部側をタイヤ8からやや突出させる。その後、筒状帆布3の軸方向の他端部に他方の押さえリング4を複数の連結具25により取り付ければよい。
筒状帆布3に押さえリング4を取り付けるには、筒状帆布3の端部に押さえリング4の押さえ筒部14を内嵌するように挿入して、筒状帆布3のビード被覆環状部20を係合環状部13の内面に沿わせると共に、筒状帆布3のビード被覆筒部19を押さえ筒部14の外周面に添わせる。この際に、筒状帆布3に対して押さえリング4を軸心廻りにやや回転させて複数の第1取付孔17と複数の第2取付孔22とをそれぞれ一致させる。
次に、複数の連結具25のバンド片28を複数の第1取付孔17及び第2取付孔22にそれぞれ挿通すると共にビード被覆環状部20及び係合環状部13の外端側を巻回させた後に、係止筒体27に挿通して締め付けることにより、係合環状部13とビード被覆環状部20とを周方向の複数箇所で重合固定すればよい。
そして、筒状帆布3に押さえリング4を取り付ける際又はその後に、タイヤ8の軸方向両端部のビード部9に一対の押さえリング4の押さえ筒部14を筒状帆布3のビード被覆筒部19を介して内嵌させて、一対の押さえリング4の係合環状部13を筒状帆布3のビード被覆環状部20を介してタイヤ8のビード部9に軸方向外方から接当させるように係合させる。
最後に、複数の連結バンド5をその弾性バンド部35を長手方向に伸長させながら一対のフック部材32を一対の係止溝41にそれぞれ係合して、複数の連結バンド5により一対の押さえリング4を周方向の複数箇所で互いに軸方向内方に接近させるように連結すればよい。
従って、タイヤ8にタイヤ保護装置1を装着した後は、筒状帆布3によってタイヤ8の軸方向に対応するビード部9間のタイヤ開口10を全周に亘って塞いで、タイヤ8の内部に雨水が浸入したり、ゴミやほこりが侵入したりするのを確実に防止できる。
しかも、タイヤ8の軸方向に対応するビード部9間のタイヤ開口10に対応する筒状帆布3と、その筒状帆布3の軸方向両端部に対応する一対の押さえリング4で、タイヤ開口10を全周に亘って確実に塞ぐことができるため、タイヤ保護装置1の構成部材がタイヤ開口10に対応する必要最小限のもので済み、しかもタイヤ開口10を塞ぐ筒状帆布3は厚みの薄いシート材であるから、タイヤ8が大型であってもタイヤ保護装置1全体を軽量になし得る。また、上記の如くタイヤ保護装置1の構成部材がタイヤ開口10に対応する必要最小限のもので済むため、タイヤ8に装着した際にタイヤ8から筒状帆布3や押さえリング4が大きく外方突出することはなくなるし、タイヤ保護装置1を収納する際には筒状帆布3を折り畳んで収納することも可能であり、タイヤ保護装置1が嵩張らずに済む。
また、タイヤ保護装置1をタイヤ8に装着する場合は、筒状帆布3をタイヤ8の軸方向に挿入して内嵌すると共に、タイヤ8の軸方向両端部のビード部9に一対の押さえリング4をそれぞれ内嵌して、一対の押さえリング4で筒状帆布3の両端部をビード部9に押さえ付ければよく、筒状帆布3が軽量であることとも相俟って、タイヤ保護装置1を非常に簡単にタイヤ8に装着することができる。
しかも、押さえリング4の係合環状部13と筒状帆布3のビード被覆環状部20とを複数の連結具25により周方向に間隔をおいて複数箇所で連結固定することにより、筒状帆布3のビード被覆環状部20を周方向全周に亘って押さえリング4の係合環状部13の内面に沿わせて保持することができて、タイヤ8のビード部9と一対の押さえリング4との間で、筒状帆布3の両端部のビード被覆筒部19とビード被覆環状部20とを全周に亘って挟持でき、筒状帆布3が可撓性を有しているにも拘わらずタイヤ開口10を全周に亘って確実かつ体裁よく塞ぐことができる。
また、前記第1実施形態では、押さえリング4の係合環状部13と筒状帆布3のビード被覆環状部20とを第1取付孔17及び第2取付孔22を利用して複数の連結具25で周方向に間隔をおいて複数箇所で簡単かつ確実に連結固定することができる。
また、ビード被覆環状部20は、筒状帆布3を構成するシート材の端部を、複数回に亘って折り返して重合し、その重合部分を縫着すると共に、重合部分に前記複数の第2取付孔22を貫通形成し、その第2取付孔22の開口縁部に鳩目23を嵌合装着してなるので、筒状帆布3は可撓性を有するシート材で構成されているにも拘わらず、ビード被覆環状部20を分厚くて頑丈に形成することができるし、また、第2取付孔22の開口縁部から破れたりや破損を生じないように鳩目23で補強することができる。
また、一対の押さえリング4を、周方向の複数箇所で互いに軸方向内方に接近させるように連結する複数の連結バンド5が具備されているので、複数の連結バンド5で、一対の押さえリング4を互いに軸方向内方に接近させて、各押さえリング4の係合環状部13をタイヤ8のビード部9に外側方から押し付けると共に、押さえ筒部14をタイヤ8のビード部9に深く内嵌させておくことができ、押さえリング4をタイヤ8から外側方に不測に抜脱したりガタ付いたりしないように強固に装着保持しておくことができる。
また、筒状帆布3には透過部21が設けられているので、タイヤ保護装置1を装着しているタイヤ8の内部を、タイヤ保護装置1を取り外すことなく透過部21を通してタイヤ8の内部に雨水やゴミやほこりが侵入しているか否かを目で確認することができ、便利である。
また、一対の押さえリング4は、係合環状部13と押さえ筒部14とを一体に形成すべくポリエチレン樹脂等の合成樹脂を押し出し成形して、押し出し成形した両端部同士を熱溶着15により連結して円筒状に形成してなるので、タイヤ保護装置1を装着するタイヤ8が大型であるために、押さえリング4の直径が3m〜5m程度に大きくなっても、小型で単純な押出し用金型によって押さえリング4を安価で簡単に製造することができる。
図7は第2実施形態を示し、連結具25は、合成樹脂により形成され、頭部49と頭部49から突出した一対の挿通脚部50と挿通脚部50の先端側に連結された屈伸自在な係合屈伸部51とを備え、一対の挿通脚部50は連結片53により連結され、挿通脚部50の先端部に一対の係止突起52が設けられ、係合屈伸部51は互いに離間する方向にくの字状に屈曲自在な一対の屈曲脚片54と、一対の屈曲脚片54の先端部間から挿通脚部50に向けて突出された係合突片55とを有しており、係合屈伸部51は、一対の屈曲脚片54がくの字状に屈曲して屈曲状態になったときに、係合突片55が挿通脚部50の係止突起52に係合して、係合屈伸部51の屈曲状態を保持できるようになっている。
而して、係合屈伸部51が伸長状態のときに連結具25の係合屈伸部51及び挿通脚部50を第2取付孔22及び第1取付孔17に挿入して係合屈伸部51を第2取付孔22及び第1取付孔17から突出させた後、係合屈伸部51を屈曲して係合突片55を挿通脚部50の係止突起52に係合しておけば、係合屈伸部51が第2取付孔22又は第1取付孔17の開口縁部に係合し、その結果、連結具25の頭部49と係合屈伸部51との間で、係合環状部13とビード被覆環状部20とを挟持して重合固定するようになっている。そ
の他の点は前記第1実施形態の場合と同様の構成である。
図8は第3実施形態を示し、連結具25は、頭部57とねじ軸部58とを一体に有する雄ねじ部材59と、頭部61とねじ筒部62とを一体に有する雌ねじ部材64とを備え、ねじ軸部58がねじ筒部62に着脱自在に螺合されるように構成されている。
而して、雌ねじ部材64のねじ筒部62をビード被覆環状部20側から第1取付孔17及び第2取付孔22に挿入すると共に、雄ねじ部材59のねじ軸部58を係合環状部13側から第1取付孔17及び第2取付孔22に挿入して、ねじ軸部58をねじ筒部62に螺合して締め付けることにより、連結具25の雌ねじ部材64と雄ねじ部材59との間で係合環状部13とビード被覆環状部20とを挟持して重合固定するようになっている。その他の点は前記第1実施形態の場合と同様の構成である。
図9は第4実施形態を示し、ビード被覆環状部20は、筒状帆布3を構成するシート材の端部を2つ折りに折り返して縫着することにより、周方向の袋部66が環状に形成されており、この袋部66に補強バンド67が環状に挿通保持され、袋部66及び補強バンド67に周方向に等間隔をおいて複数の第2取付孔22が貫通形成され、その第2取付孔22の開口縁部に鳩目23が嵌合装着されている。その他の点は前記第1実施形態の場合と同様の構成である。
図10は第5実施形態を示し、ビード被覆環状部20は、筒状帆布3を構成するシート材の端部を2つ折りに折り返して縫着することにより、周方向の袋部66がビード被覆環状部20の外周部に環状に形成されており、この袋部66に紐71が環状に挿通保持され、袋部66の内周側のシート材に周方向に等間隔をおいて複数の第2取付孔22が貫通形成され、その第2取付孔22の開口縁部に鳩目23が嵌合装着されている。その他の点は前記第1実施形態の場合と同様の構成である。
図11は第6実施形態を示し、筒状帆布3の軸方向の中途部に蛇腹部69が形成され、この蛇腹部69によって筒状帆布3を軸方向に伸縮調整可能にしたものである。その他の点は前記第1実施形態の場合と同様の構成である。
なお、前記実施形態では、筒状帆布3には、少なくともその一部にタイヤ8の内部が見えるように透過性を有する透過部21が設けられているが、これに代え、筒状帆布3全体が透過性を有するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、タイヤ保護装置1が装着されるタイヤ8は重量が6トン〜7トン程度の大きなタイヤ8であるが、これに代え、タイヤ保護装置1が装着されるタイヤ8は普通乗用車等に使用されるタイヤ外径が500mm〜1000mm程度の比較的小さなタイヤであってもよく、タイヤ保護装置1の筒状帆布3や押さえリング4の大きさはタイヤ8の大きさに対応して適宜変更される。
また、一対の押さえリング4を周方向の複数箇所で互いに軸方向内方に接近させるように連結する連結バンド5は、前記実施形態に示すような構造のものに限定されず、例えばバンド部材を一対の押さえリング4間に巻回して締め付けるようにしたものであってもよい。
1 タイヤ保護装置
3 筒状帆布
4 押さえリング
5 連結バンド
8 タイヤ
9 ビード部
10 タイヤ開口
13 係合環状部
14 押さえ筒部
17 第1取付孔
19 ビード被覆筒部
20 ビード被覆環状部
21 透過部
22 第2取付孔
23 鳩目
25 連結具

Claims (5)

  1. タイヤ(8)の軸方向に対応するビード部(9)間のタイヤ開口(10)を全周に亘って塞ぐようにタイヤ(8)に内嵌される筒状帆布(3)と、筒状帆布(3)の軸方向両端部をタイヤ(8)のビード部(9)にそれぞれ押さえ付ける一対の押さえリング(4)とを備え、
    押さえリング(4)は、タイヤ(8)のビード部(9)に軸方向外方から係合する係合環状部(13)と、係合環状部(13)の内端部からタイヤ(8)の軸方向内方に延びた円筒状の押さえ筒部(14)とを断面L字状に備え、
    筒状帆布(3)の軸方向の両端部に、押さえ筒部(14)の外周面に沿って配置されるビード被覆筒部(19)と、ビード被覆筒部(19)から係合環状部(13)の内面に沿って径方向外方に突出されたビード被覆環状部(20)とが設けられ、ビード被覆環状部(20)が係合環状部(13)に周方向に間隔おいて複数の連結具(25)により連結され、押さえ筒部(14)でビード被覆筒部(19)をタイヤ(8)のビード部(9)に押さえ付けるようにしていることを特徴とするタイヤ保護装置。
  2. 押さえリング(4)の係合環状部(13)に周方向に間隔をおいて複数の第1取付孔(17)が設けられ、ビード被覆環状部(20)に前記複数の第1取付孔(17)に対応して複数の第2取付孔(22)が設けられ、前記連結具(25)が前記第1取付孔(17)及び第2取付孔(22)に挿通されて係合環状部(13)とビード被覆環状部(20)とを重合固定するように連結していることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ保護装置。
  3. 前記ビード被覆環状部(20)は、筒状帆布(3)を構成するシート材の端部を、複数回に亘って折り返して重合し、その重合部分を縫着すると共に重合部分に前記複数の第2取付孔(22)を貫通形成し、その第2取付孔(22)の開口縁部に鳩目(23)を嵌合装着してなることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ保護装置。
  4. 一対の押さえリング(4)を、周方向の複数箇所で互いに軸方向内方に接近させるように連結する複数の連結バンド(5)が具備されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ保護装置。
  5. 前記筒状帆布(3)には、少なくともその一部にタイヤ(8)の内部が見えるように透過性を有する透過部(21)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤ保護装置。

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