JP6184307B2 - 像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、筒状の可撓性回転体を有し、記録材に形成された画像を加熱する像加熱装置に関する。特に、電子写真記録技術を用い記録材にトナー像を形成する画像形成装置に加熱定着器として搭載すれば好ましい像加熱装置に関する。
定着器に代表される可撓性の回転体を用いた像加熱装置では、しばしば、回転体の回転中に回転体が母線方向に移動する寄り移動が課題となる。この寄り移動を規制するため、回転体の端面に対向する位置に回転体の寄りを規制する規制部材を設けることがある。特許文献1には、このような規制部材を有する像加熱装置が開示されている。
特開2011−248285号
ところで、近年の画像形成装置は高速化や省エネ化が求められている。この要求に伴い、回転体の回転速度も増大し、回転体が寄り規制部材に接触した時の回転体端面に掛る圧力が大きくなっている。また、回転体の熱容量を抑えるため、回転体の薄肉化や小径化も進んでいる。このため、回転体端面に掛る単位面積当たりの圧力が大きくなっている。また、近年の画像形成装置は長寿命化も求められており、これに伴い、回転体端面が寄り規制部材に摺擦する時間も長くなっている。このように、画像形成装置に求められる性能アップに伴い、回転体端面が削れ易く、回転体の耐久性が十分でない状況になってきており、回転体の寄り移動を規制する機構の更なる改善が求められている。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、可撓性回転体の耐久性低下を改善できる像加熱装置を提供することにある。
上述の課題を解決するための本発明は、画像を担持する記録材と接触しつつ回転する筒状の可撓性回転体と、前記回転体の端面に対向する端面対向部と前記回転体の母線方向の端部で前記回転体の内面に対向する内面対向部を有し、前記回転体の母線方向への寄り移動を規制する規制部材と、を有する像加熱装置において、前記規制部材は移動可能な可動部材となっており、前記装置は更に、前記可動部材を記録材の搬送方向上流に案内するガイド部を有し前記可動部材を移動可能に保持する保持部材と、前記可動部材を前記回転体の端面に向って付勢する複数の付勢部材と、を有し、前記回転体が前記母線方向に寄り移動し前記端面対向部が前記複数の付勢部材の付勢力に抗して前記回転体に押されると前記可動部材が前記ガイド部に沿って前記搬送方向上流に移動し、前記内面対向部が前記回転体の内面を前記搬送方向上流に向かって押す構造となっており、前記複数の付勢部材は、前記可動部材の前記回転体の端部が接触する領域よりも外側の領域を付勢することを特徴とする。
本発明によれば、可撓性回転体の端面の損傷を抑制できる。
画像形成装置の断面図 像加熱装置の断面図 像加熱装置内部の斜視図及び断面図 実施例の補正機構の斜視図及び断面図 可動部材及び保持部材の斜視図 補正機構の断面図 補正機構の動作説明図 ベルトに掛る力を説明する図 可動部材の姿勢を規制する機構を説明する図
(実施例)
図1は像加熱装置である定着装置1を搭載する電子写真記録方式のプリンタ(画像形成装置)100の断面図である。画像形成部101において4色のトナー像を重畳して形成したフルカラートナー画像は、給紙部から給紙された記録材Pに転写部102で転写される。記録材Pに転写されたトナー画像は、定着装置1で記録材に加熱定着される。定着済みの記録材Pは排紙トレイ103に排出される。両面プリントの場合は、記録材の片面にトナー画像を転写及び定着した後、記録材をスイッチバックさせて両面搬送路104に搬送し、記録材の二面目に一面目処理時と同様の動作で画像形成する。これらの画像形成動作は周知なので詳細な説明は割愛する。
図2は定着装置1の概要を示す断面図、図3は定着装置の内部の斜視図(図3(a))と定着装置を記録材排出側から見た時の定着装置内部の断面図(図3(b))である。尚、矢印Sは記録材Pの搬送方向を、破線Xは定着装置の長手方向中央を夫々示している。本例の定着装置は、破線Xが記録材Pの搬送基準となっている。記録材Pは、そのサイズに拘らず、記録材幅方向中央を破線Xに合わせて搬送される。
定着装置1は、加熱ユニット2、加熱ユニット2と共に定着ニップ部を形成するローラ3、定着処理済みの記録材を搬送する搬送ローラ4等を有する。加熱ユニット2は、筒状の可撓性回転体(筒状のベルト、筒状のフィルム)9(以下、ベルト9と称する)、ベルト9の内面に接触しベルトを加熱するヒータ5を有する。更に、加熱ユニット2は、ヒータ5を保持するヒータホルダ6、加熱ユニットの剛性を保つためのステー8、等を有する。本例では、ヒータ5、ヒータホルダ6、及びステー8が、ベルト9の内面にベルトの母線方向に亘って接触するバックアップユニットを構成している。
ベルト9の内面には張架ローラはなく、ベルト9は張架されていない構成である。ローラ3はゴム層を有し、ベルト9を介してバックアップユニットと共に記録材を挟持搬送する定着ニップ部Nを形成する。また、ローラ3は不図示のモータによりギア61を介して駆動されており、ベルト9はローラ3の回転に従動して回転する。
図3(a)に示すように、定着装置のフレーム13にはローラ3の軸受を装着するためのU字形状の凹部が設けられており、ローラ3の軸端部に設けられた二つの軸受はこの凹部に保持されている。バックアップユニットの両端部にはベルト9の寄り移動を補正する補正機構(ベルトを記録材の搬送方向上流に向かって押す構造)610L及び610Rが設けられている。この位置に補正機構を配置することにより、補正機構610L及び610Rは、ベルト9の端面と対向する。
補正機構610L及び610Rは、後述する保持部材612を有している。この保持部材612に設けた溝部612f(図4(a)参照)を、ローラ3同様、フレーム13のU字形状の凹部に装着することにより、加熱ユニット2がフレーム13に保持される。保持部材612の上面612c(図5(b)参照)には圧縮バネ7により圧力が付与されている。このバネ7の圧力により、保持部材612、ステー8、及びヒータホルダ6を介して、ヒータ5がローラ3に向って付勢される。これにより、ローラ3のゴム層が圧縮され、ベルト9を介してバックアップユニットとローラ3が定着ニップ部Nを形成する。
トナー画像を担持する記録材Pは、ベルト9と接触しつつ定着ニップ部Nで挟持搬送される。この期間にトナー画像はベルト9を介してヒータ5で加熱され、記録材Pに定着される。
本例のベルト9は、耐熱樹脂製の基層(具体的な材質はポリイミド)と、フッ素樹脂の表面層と、基層と表面層の間に設けたゴム層(シリコーンゴム層)を有するものである。基層の材質はステンレスやニッケル等の金属でもよく、必要に応じてゴム層を省いた構成でもよい。
ヒータ5は図3(b)に示すように定着装置の長手方向(ベルト9の母線方向)に細長い形状である。ヒータ5はセラミック基板上に発熱抵抗体が印刷されたセラミックヒータであり、電力供給用のコネクタ62を介して電力が供給される。ヒータ5の温度は不図示の温度検出素子でモニタされており、ヒータ5は温度検出素子の検出温度が目標温度を保つように電力制御される。
ヒータホルダ6はLCP(Liquid Crystal Polymer)やPPS(Polyphenylene Sulfide)等の耐熱樹脂を成型したものである。ヒータホルダ6にはヒータ5を嵌めこむための溝が設けてあり、この溝にヒータ5を嵌めこむことによりヒータ5を長手方向に亘って保持している。ステー8は断面がU字形状で、材質は金属(本例では鉄)であり、ホルダ6に対して長手方向に亘って接触し、ホルダ6を補強している。
次に、ベルト9の寄り移動を補正する補正機構610R及び610Lについて、図4〜図8を用いて説明する。なお、補正機構610R及び610Lは、記録材Pの搬送基準Xを基準に略線対称な形状であるので、主に補正機構610Rを用いて(一部610Lを用いて)補正機構を説明する。
図4(a)は補正機構610Lの斜視図、図4(b)は補正機構610Lを記録材の搬送方向下流から見た時の断面図である。また、図5(a)は後述する可動部材611の斜視図、図5(b)〜図5(d)は可動部材611を保持する保持部材612の斜視図、正面図、V3面における断面図である。更に、図6は補正機構610Lを図4(b)のV2方向から見た時の図、図7及び図8は補正機構によるベルトの姿勢を補正するメカニズムを説明する図である。
補正機構610Lは、可動部材(規制部材)611と、可動部材611を保持する保持部材612、及び可動部材611を付勢する圧縮バネ(付勢部材)614(614a、614b)で構成されている。保持部材612は、上述したように、定着装置のフレーム13のU字形状の凹部に嵌め込まれている。これにより、ヒータ長手方向における保持部材612の位置、及び記録材搬送方向における保持部材612の位置が略決められている。保持部材612は、バネ7によりローラ3に向って付勢されているので、略固定された状態となっている。
可動部材611は保持部材612に対して移動可能に係合する部品である。可動部材611は、ステー8の長手方向端部に設けられた切欠き部に接しており、可動部材611の上部と保持部材612の間には僅かな隙間が設けられている。図4(a)に示すように、可動部材611は、ベルト9の端面に対向する端面対向部611aを有する。ベルト9が、その母線方向へ寄り移動すると、ベルト9の端面は端面対向部611aに突き当たる。また、可動部材611は、ベルト9の端部の内面に対向する内面対向部611cを有する。ベルト9内面と内面対向部611cの間には若干のクリアランスが設けられており、内面対向部611cはベルト回転時のベルト9の内面をガイドする機能も有する。
図5(a)に示すように、可動部材611は、ヒータ長手方向に対して斜めの方向に延びた凸部611bを有する。一方、図5(b)〜5(d)に示すように、保持部材612は、ヒータ長手方向に対して斜めの方向に延びた凹部(ガイド部)612bを有する。可動部材611と保持部材612を組み合わせると、保持部材612の凹部612bに可動部材611の凸部611bが収まる。この構成により、可動部材611は保持部材612の凹部612bに沿ってスライド可能に保持される。
614a、614bは可動部材611を保持部材612の座面612aから離れる方向へ付勢する(ベルトの端面に向って付勢する)圧縮バネ(付勢部材)である。本例の付勢部材は複数設けられており、また、付勢部材としてコイルバネを用いている。可動部材611がベルト9に押されていない状態で、コイルバネ614a、614bは、可動部材611のベルトの端面が接触する領域CA(図6参照)よりも外側の領域に位置するように配置されている。後述するが、コイルバネは、少なくともコイルバネの中心の位置614Xが領域CAよりも外側の領域に位置するように配置されている。また、保持部材612には、コイルバネを取り付けるバネ保持座612aが設けられている。
次に、図6〜8を用いて補正機構610の動作説明を行う。図6及び図7(a)はベルト9の端面が端面対向部611aに当接していない時の補正機構の状態を示す。なお、ローラ3の回転によりベルト9が従動回転している時、ヒータ5よりもベルト回転方向上流側の領域において、ベルト9は可動部材611の内面対向部611cと接触している。一方、ヒータ5よりもベルト回転方向下流側の領域において両者は離間している。
ベルト9の端面が端面対向部611aに接触していない時、バネ614a、614bにより付勢さている可動部材611は、保持部材612内部においてバネ保持座612aから最も離れた位置に位置する。この時、可動部材611は保持部材612に設けられた不図示のストッパー部に突き当たり、バネ614a、614bによって付勢されていても可動部材611は移動を規制され、位置が決められている。
図7(a)に示すように、ベルト9の端面が端面対向部611aに当接していない時、ベルト9の端面と可動部材611の端面対向部611aとの距離はD1である。また、保持部材612の保持座612aから可動部材611の端面対向部611aまでの距離はD2となっている。
図7(b)は、ベルト9がM1方向へ寄り移動してベルト9の端面が端面対向部611aに当接し、更に、バネ614a及び614bの付勢力に抗してベルト9が可動部材611をM1方向へ押圧した状態を示す。
ベルト9が、例えばローラ3とベルト9の相対的なアライメントがずれている等の要因により可動部材611側へ寄り移動すると、ベルト9の端面が可動部材611に当接する。更に寄り移動すると、ベルト9は可動部材をバネ614a及び614bの付勢力に抗してM1方向へ押し、可動部材611はベルトの寄り移動の力を利用して移動する。
可動部材611の凸部611bが保持部材612の凹部12bに沿って移動するので、可動部材611はM2方向へ移動する。そして、凸部611bが凹部612bの端部に突き当たった時点で可動部材611の移動は停止する。この時、図7(b)に示すように、保持部材612の保持座612aから可動部材611の端面対向部611aまでの距離はD3(<D2)となっている。また、図7(a)の状態に比べて可動部材611は記録材搬送方向Sの上流側に距離D4移動している。
上述したように、ベルト9が回転している時、ベルト9の内面は可動部材611の内面対向部611cと接触している。したがって、図7(b)のように可動部材611が記録材搬送方向Sの上流側へ移動すると、内面対向部611cがベルト9の内面を押し、結果的に補正機構610L側のベルト端部が記録材搬送方向Sの上流側へ移動する。一方、ヒータ長手方向に関して補正機構610Lの位置する側とは逆側に位置する補正機構610Rは、ベルト9の端面に押されていないので、補正機構610Rの可動部材は移動しない。
ベルト9の寄り移動方向が逆の場合、即ち、補正機構610Rにベルトが突き当たった場合は、補正機構610R内の可動部材のみが記録材搬送方向Sの上流側に移動する。この移動により、補正機構610R側のベルト端部が記録材搬送方向Sの上流側へ移動する。
このように、ベルト9がヒータ長手方向(ベルトの母線方向)へ寄り移動し、二つの補正機構610R、610Lのうちの一方に突き当たると、寄り方向の下流側のベルト9の端部だけが記録材搬送方向上流に向って力を受ける。この原理により、ベルト9のローラ3に対するアライメントが変わり、ベルトの姿勢が補正され、可動部材から離れる方向(図7(b)に示す方向M1とは逆方向)にベルトが移動し、ベルト9の端面に掛る力が抑制される。これにより、ベルトの破損を抑制できる。なお、上述のように可動部材611はバネ614a及び614bで付勢されている。このため、図7(b)に示す状態から、ベルト9が方向M1とは逆方向へ移動すると、可動部材611は図7(a)で示す位置、または、図7(a)と図7(b)の間の位置へ押し戻される。
次に、図8(a)及び図8(b)を用いて、ベルト9端面にかかる応力を下げる原理について更に説明を行う。図8(a)及び図8(b)は、加熱ユニット2とローラ3をベルト9側から見た図である。図8(a)はベルトが寄り移動している状態、図8(b)はベルト9の傾きが補正された状態を示す。
一般的にベルト9が母線方向に寄る原因は、ローラ3とベルト9のアライメントずれによるものである。図8(a)は前述したアライメントずれを起こした状態であり、補正機構610R側のベルト端部が記録材搬送方向Sの下流側へ、補正機構610L側のベルト端部が記録材搬送方向Sの上流側へ傾いた状態を表す。図8(a)で示すように、ベルト9はローラ3の回転により力Fを受ける。力Fは、ベルト9の母線方向F1と、それに直交する方向F2に分解することができ、ベルト9は力F1によって補正機構610Rに向って寄り移動する。ベルト9が補正機構610Rの可動部材611に接触して可動部材611を押すと、可動部材611は保持部材612に案内され、記録材搬送方向Sの上流側へ移動する。可動部材611の移動に伴い、前述した原理でベルト9の姿勢が図8(b)のように補正される。ローラ3とベルト9のアライメントのずれが解消されるため、力Fとベルト9母線方向の角度が変わる。その結果、力F1が低減し、ベルト9端面にかかる応力も低減する。
以上のように、ベルト9端面に掛る応力を低減できるのでベルト9端面の摩耗を抑制することが出来る。
ところで、ローラ3に対するベルト9のアライメントがずれて寄りが生じると、寄った側のベルトの端部が、シート搬送方向下流に傾斜する。その後、可動部材611の端面対向部611aにベルト9が突き当たる際、図9に示すように、ベルト9は、端面対向部611aのうち、シート搬送方向上流側の領域に突き当たる。ベルト9が端面対向部611aに突き当たった際、可動部材611は凸部611bの点Pを支点にして凸部611bが凹部612bと点Qで突き当たるように回転(図示RO方向)する力が加わる。このため、可動部材の凸部611bと、保持部材の凹部612bが齧ることになり、可動部材のスムーズな移動が妨げられてしまう。
これに対して、本例では、可動部材611がベルト9に押されていない状態で、コイルバネ614a、614bは、その全体が、可動部材611のベルトの端面が接触する領域CA(図6参照)よりも外側の領域に位置するように配置されている。このため、RO方向のモーメントに対し、バネ614aの力CFが反力となり、点P及び点Qにかかる力を低減するように働く。これにより、可動部材611は、保持部材612の凹部612bに沿ってスムーズに移動できる。なお、コイルバネは、少なくともコイルバネの中心の位置614Xが領域CAよりも外側の領域に位置するように配置されていればよい。
ベルト9が寄り移動する間は、バネ614aの力が、RO方向のモーメントの反力として働く。何故ならば、バネ614aは端面対向部のベルト当接領域CAの外側(シート搬送方向上流側)に配置されているからである。ベルト9が寄って端面対向部611aを押す力に対し、バネ614aが圧縮され生じる反力は同じ大きさとなるが、支点Pから端面対向部611aのベルト9当接ポイントまでの距離L1より、バネ614aまでの距離L2の方が大きい。そのため、力CFがRO方向のモーメントを打ち消すのに有効に作用する。
また、仮にベルト9が図9に示す傾きとは反対方向に傾いた場合には、バネ614bがバネ614aと同様の作用をし、RO方向とは逆方向のモーメントの反力として働き、可動部材611はスムーズにガイドされ移動する。
上述した実施例では、補正機構をベルトの両端に対向する位置に夫々設けているが、ベルトの寄り方向を予め一方向に定めておき、上述した補正機構をベルトの寄り方向の側にのみ設ける構成でもよい。また、本例では、ベルトの長さが二つの可動部材間のスパンより短い構成を前提として説明した。しかしながら、ベルトの長さが二つの可動部材間のスパンとほぼ同じ構成、即ち、ベルトの両端が二つの可動部材と常に接触する構成でもよい。
9 ベルト
610R、610L 補正機構
611 可動部材
612 保持部材

Claims (7)

  1. 画像を担持する記録材と接触しつつ回転する筒状の可撓性回転体と、
    前記回転体の端面に対向する端面対向部と前記回転体の母線方向の端部で前記回転体の内面に対向する内面対向部を有し、前記回転体の母線方向への寄り移動を規制する規制部材と、
    を有する像加熱装置において、
    前記規制部材は移動可能な可動部材となっており、
    前記装置は更に、前記可動部材を記録材の搬送方向上流に案内するガイド部を有し前記可動部材を移動可能に保持する保持部材と、前記可動部材を前記回転体の端面に向って付勢する複数の付勢部材と、を有し、前記回転体が前記母線方向に寄り移動し前記端面対向部が前記複数の付勢部材の付勢力に抗して前記回転体に押されると前記可動部材が前記ガイド部に沿って前記搬送方向上流に移動し、前記内面対向部が前記回転体の内面を前記搬送方向上流に向かって押す構造となっており、
    前記複数の付勢部材は、前記可動部材の前記回転体の端部が接触する領域よりも外側の領域を付勢することを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記付勢部材はコイルバネであり、少なくとも前記コイルバネの中心の位置が、前記可動部材の前記回転体の端面が接触する領域よりも外側の領域に位置するように前記複数のコイルバネは配置されていることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記構造は、前記回転体の前記母線方向の両端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の像加熱装置。
  4. 前記回転体は張架されていないことを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の像加熱装置。
  5. 前記回転体の内面に前記母線方向に亘って接触するバックアップユニットと、前記回転体を介して前記バックアップユニットと共に記録材を挟持搬送するニップ部を形成するローラと、を有し、前記回転体は前記ローラの回転に従動して回転することを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載の像加熱装置。
  6. 前記装置は更に、前記回転体を加熱するヒータを有することを特徴とする請求項1〜5いずれか一項に記載の像加熱装置。
  7. 前記ヒータは前記回転体の内面に接触していることを特徴とする請求項6に記載の像加熱装置。
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