JP6184235B2 - インバータ試験システム、インバータ試験方法、インバータ試験装置およびインバータ試験プログラム - Google Patents
インバータ試験システム、インバータ試験方法、インバータ試験装置およびインバータ試験プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6184235B2 JP6184235B2 JP2013163023A JP2013163023A JP6184235B2 JP 6184235 B2 JP6184235 B2 JP 6184235B2 JP 2013163023 A JP2013163023 A JP 2013163023A JP 2013163023 A JP2013163023 A JP 2013163023A JP 6184235 B2 JP6184235 B2 JP 6184235B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main circuit
- motor
- inverter
- test
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
インバータ装置の試験時には、インバータ装置がモータを誤動作させてしまったときの安全を確保するために安全器具の取り付け等が必要である。このため、インバータ装置の試験を開始する前に多くの準備時間を要する。
そこで、コンピュータを用いてモータを模擬し、インバータ装置を試験するシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
そのため、出力容量が異なる複数のインバータ装置について試験を行う場合、制御基板を取り換える必要はないが、主回路基板とモータとを試験対象の出力容量に応じて取り換える必要がある。
モータを駆動させる出力電力の電力値が異なる複数の主回路基板を制御する制御機能を有する制御基板を備えるインバータ装置を試験する。
前記インバータ試験システムは、シミュレーション装置とインバータ試験装置とを備える。
前記インバータ試験装置は、
前記複数の主回路基板のうちの特定の主回路基板の出力電力の電力値を含んだ試験データを記憶する試験データ記憶部と、
前記試験データに含まれる前記電力値を前記シミュレーション装置に通知するシミュレータ設定部とを備える。
前記シミュレーション装置は、
前記複数の主回路基板の主回路基板別に、主回路基板の出力電力の電力値と、主回路基板を模擬するための主回路モデルと、を記憶する主回路モデル記憶部と、
前記インバータ試験装置から通知される電力値に基づいて前記特定の主回路基板を模擬するための主回路モデルを前記主回路モデル記憶部から選択し、選択した前記主回路モデルを用いて前記特定の主回路基板を模擬する主回路模擬部とを備える。
複数の主回路基板を制御する制御機能を有する制御基板を備えるインバータ装置を容易に試験する形態について説明する。
実施の形態1におけるインバータ試験システム100の構成について、図1に基づいて説明する。
例えば、インバータ試験システム100は、制御基板111に搭載される制御ソフトウェアを試験する。制御ソフトウェアは制御基板111を動作させるためのプログラムである。
インバータ装置110、インバータ試験装置200およびシミュレーション装置300は、ケーブルなどを介して互い接続する。
インバータ装置110は、主回路基板(単に主回路ともいう)を制御する制御基板111を備える。主回路基板は、インバータ装置に接続されるモータに電力(電流、電圧)を供給することによってモータを駆動する主回路を備える。
主回路基板は、指令の電流、電圧または周波数などの特性に応じて動作することにより、モータに電力を供給する。
モータは、主回路基板から供給される電力によって、モータに掛かる負荷の大きさ(負荷トルクともいう)に応じた周波数で回転する。
また、主回路基板はモータの現在の回転周波数に応じて電流を制御基板111にフィードバックし、制御基板111は主回路基板からフィードバックされる電流の特性に応じて指令を制御する。
シミュレーション装置300は、主回路模擬部310と、モータ模擬部320と、負荷模擬部330と、シミュレーション記憶部390とを備える。
主回路モデル391は、主回路基板を模擬するためのソフトウェア(プログラムともいう。以下同様)である。
主回路管理データ392は、主回路基板の種類毎に主回路基板の種類と主回路モデル391とを対応付けるデータである。例えば、主回路管理データ392は、主回路容量毎に主回路容量と主回路モデル391とを対応付ける。主回路容量(主回路基板の種類の一例)は、主回路基板が出力する出力電力の大きさ(電力値)である。
モータモデル393は、モータを模擬するためのソフトウェアである。
モータ管理データ394は、モータの種類毎にモータの種類とモータモデル393とを対応付けるデータである。例えば、モータ管理データ394は、モータ容量毎にモータ容量とモータモデル393とを対応付ける。モータ容量(モータの種類の一例)は、モータが出力する出力電力の大きさ(電力値)である。
負荷モデル395は、負荷装置を模擬するためのソフトウェアである。
例えば、シミュレーション記憶部390は、主回路容量別に主回路モデル391を記憶し、モータ容量別にモータモデル393を記憶する。また、シミュレーション記憶部390は、主回路管理データ392と、モータ管理データ394と、負荷モデル395とを記憶する。
以下、インバータ装置110の制御基板111に関する試験を「インバータ試験」という。制御基板111の機能を評価する試験または制御基板111の性能を評価する試験はインバータ試験の一例である。
実施の形態1におけるインバータ試験装置200の機能構成について、図2に基づいて説明する。
インバータ試験装置200は、インバータ設定部221と、インバータ制御部222と、インバータ情報収集部223(試験情報取得部の一例)とを備える。
インバータ試験装置200は、シミュレータ設定部231と、シミュレータ情報収集部232(試験情報取得部の一例)と、負荷制御部233とを備える。
インバータ試験装置200は、時間測定部241と、試験結果判定部242と、グラフ生成部243とを備える。
例えば、試験記憶部290は、インバータ試験で使用する1つ以上の試験データを含む試験データベース291およびインバータ試験によって得られる1つ以上の試験結果データを含む試験結果データベース292を記憶する。
インバータ装置110の設定項目の一例として、インバータ装置110の設定周波数および加速時間が挙げられる。インバータ装置110の設定周波数は、インバータ装置110の出力周波数の目標値である。また、インバータ装置110の加速時間は、インバータ装置110の出力周波数が設定周波数に達するまでに要する時間の目標値である。なお、インバータ装置110の出力周波数は、制御基板111が主回路基板を制御することによって回転させるモータの回転周波数に相当する。
例えば、インバータ制御部222は、設定周波数が設定された後にインバータ装置110を起動し、インバータ装置110の出力周波数が設定周波数に達したときにインバータ装置110を停止する。
例えば、インバータ制御部222は、インバータ装置110が起動してから、インバータ装置110の出力周波数が設定周波数に達するまでの時間を測定する。
実施の形態1におけるインバータ試験方法の一例について、図3から図5に基づいて説明する。
例えば、試験制御部210は、図6に示すような試験データベース291から先頭行、つまり、No.1の試験データを選択する。
S101の後、処理はS102に進む。
実施の形態1における試験データベース291の一例について、図6に基づいて説明する。
図6の試験データベース291は複数の試験データを含み、各試験データは「試験種類」「主回路容量」「モータ容量」「インバータ設定項目」「負荷条件」「期待値」を含む。
「試験種類」は、インバータ試験の種類を示す。「加速試験」「負荷試験」はインバータ試験の種類の一例である。
「主回路容量」は、主回路基板が出力する電力の大きさ(出力電力の電力値)を示す。
「モータ容量」は、モータが出力する電力の大きさ(出力電力の電力値)を示す。
「インバータ設定項目」は、インバータ装置110の設定項目の項目名(動作条件の条件名)および設定値(条件値)を示す。「設定周波数」「加速時間」は設定項目の項目名の一例である。
「負荷条件」は、モータに掛ける負荷トルクの増減量を示す。
「期待値」は、制御基板111に期待(要求)される性能値を示す。例えば、「期待値」は、インバータ装置110が起動してからインバータ装置110の出力周波数が設定周波数に達するまでの時間の目標値(目標時間)を示す。
例えば、S101で選択された試験データが図6のNo.1の試験データである場合、インバータ設定部221は、このNo.1の試験データから「設定周波数」の設定値「60Hz(ヘルツ)」と「加速時間」の設定値「5.0秒」とを取得する。そして、インバータ設定部221は、インバータ装置110と通信を行い、インバータ装置110の設定項目「設定周波数」「加速時間」に設定値「60Hz」「5.0秒」を設定する。
S102の後、処理はS103に進む。
シミュレーション装置300の主回路模擬部310は主回路容量の値を受信し、受信した主回路容量の値に対応する主回路モデル391を選択する。
例えば、S101で選択された試験データが図6のNo.1の試験データである場合、シミュレータ設定部231は、このNo.1の試験データから主回路容量の値「11kW(キロワット)」を取得し、取得した主回路容量の値をシミュレーション装置300に送信する。シミュレーション装置300の主回路模擬部310は主回路容量の値「11kW」を受信し、受信した値と同じ値に対応付けられた主回路モデル391の識別名「主回路001」を主回路管理データ392(図7参照)から取得する。そして、シミュレーション装置300の主回路模擬部310は、複数の主回路モデル391のうち、識別名「主回路001」で識別される主回路モデル391を選択する。
S103の後、処理はS104に進む。
実施の形態1における主回路管理データ392の一例について、図7に基づいて説明する。
図7の主回路管理データ392は、「主回路容量」「コンデンサ容量」「主回路モデル」を対応付けている。
「主回路容量」は、主回路基板の種類を特定するための項目の一例である主回路容量の値を示す。
「コンデンサ容量」は、主回路基板の種類を特定するための項目の一例であるコンデンサ容量の値を示す。コンデンサ容量は、主回路基板が備えるコンデンサのうち特定のコンデンサの静電容量の大きさである。
「主回路モデル」は、主回路モデル391を識別する識別名を示す。
シミュレーション装置300のモータ模擬部320はモータ容量の値を受信し、受信したモータ容量の値に対応するモータモデル393を選択する。
例えば、S101で選択された試験データが図6のNo.1の試験データである場合、シミュレータ設定部231は、このNo.1の試験データからモータ容量の値「11kW」を取得し、取得したモータ容量の値をシミュレーション装置300に送信する。シミュレーション装置300のモータ模擬部320はモータ容量の値「11kW」を受信し、受信した値と同じ値に対応付けられたモータモデル393の識別名「モータ001」をモータ管理データ394(図8参照)から取得する。そして、シミュレーション装置300のモータ模擬部320は、複数のモータモデル393のうち、識別名「モータ001」で識別されるモータモデル393を選択する。
S104の後、処理はS109に進む。
実施の形態1におけるモータ管理データ394の一例について、図8に基づいて説明する。
図8のモータ管理データ394は、「モータ容量」「一次抵抗」「モータモデル」を対応付けている。
「モータ容量」は、モータの種類を特定するための項目の一例であるモータ容量の値を示す。
「一次抵抗」は、モータの種類を特定するための項目の一例である一次抵抗の値を示す。一次抵抗は、モータが備える一次抵抗のうち特定の一次抵抗の大きさである。
「モータモデル」は、モータモデル393を識別する識別名を示す。
試験種類が「加速試験」を示す場合、処理は図4のS111に進む。例えば、S101で選択された試験データが図6のNo.1の試験データである場合、処理は図4のS111に進む。
試験種類が「負荷試験」を示す場合、処理は図5のS111に進む。例えば、S101で選択された試験データが図6のNo.3の試験データである場合、処理は図5のS111に進む。
S111(図4参照)において、インバータ制御部222はインバータ装置110と通信を行い、インバータ装置110を起動する。
インバータ装置110が起動すると、インバータ装置110の制御基板111は基板に搭載された制御ソフトウェアの実行を開始する。
インバータ装置110の制御基板111は、徐々に増加させる出力周波数が加速時間(設定時間)が経過するときに設定周波数に達するように、シミュレーション装置300に指令信号を出力する。
シミュレーション装置300は指令信号を入力し、シミュレーション装置300の主回路模擬部310は指令信号の特性に応じて主回路基板の出力周波数を模擬する。主回路基板の出力周波数はインバータ装置110の出力周波数に相当する。
シミュレーション装置300のモータ模擬部320は、主回路模擬部310によって模擬された主回路基板の出力周波数および負荷模擬部330によって模擬される負荷装置の負荷トルクに応じて、モータの回転周波数を模擬する。
また、シミュレーション装置300の主回路模擬部310は、モータ模擬部320によって模擬されたモータの回転周波数に応じて、主回路基板から制御基板111へのフィードバック電流を模擬する。
そして、インバータ装置110の制御基板111は、模擬されたフィードバック電流を入力し、フィードバック電流の特性(例えば、電流の大きさ)に応じて指令信号を制御する。
S111の後、処理はS112に進む。
S112の後、処理はS121に進む。
但し、インバータ情報収集部223がインバータ装置110から出力周波数の現在値を取得する代わりに、シミュレータ情報収集部232がシミュレーション装置300から主回路模擬部310が模擬する出力周波数の現在値またはモータ模擬部320が模擬する回転周波数の現在値を取得しても構わない。その場合、以降の処理において、インバータ情報収集部223によって取得された出力周波数の現在値の代わりに、インバータ情報収集部223によって取得された出力周波数の現在値または回転周波数の現在値が使用される。
S121の後、処理はS122に進む。
出力周波数の現在値が設定周波数の設定値以上である場合(YES)、処理はS131に進む。
出力周波数の現在値が設定周波数の設定値未満である場合(NO)、処理はS121に戻る。
S131の後、処理はS132に進む。
インバータ装置110が停止すると、インバータ装置110の制御基板111は制御ソフトウェアの実行を終了する。
S132の後、処理はS141に進む。
例えば、試験時間の長さと期待値との差が合格範囲内(例えば、0.1秒以下)である場合、試験結果判定部242は制御基板111が合格要件を満たしていると判定する(合格判定)。そうでない場合、試験結果判定部242は制御基板111が合格要件を満たしていないと判定する(不合格判定)。
但し、試験結果判定部242は、試験データに含まれる期待値の代わりに試験データに含まれる加速時間の設定値を用いて、制御基板111の合否判定を行っても構わない。
S141の後、処理はS142に進む。
そして、試験制御部210は、生成した試験結果データを試験結果データベース292に追加で設定する。
例えば、試験制御部210は、試験データの番号と試験時間と合否判定の結果とを含んだ試験データを生成し、生成した試験データを試験結果データベース292に追加することによって、図9に示すような試験結果データベース292を生成する。
図9は、実施の形態1における試験結果データベース292の一例を示す図である。
S142の後、処理はS191に進む。
未選択の試験データが残っている場合(YES)、処理はS101に戻る。
未選択の試験データが残っていない場合(NO)、インバータ試験方法の処理は終了する。
インバータ制御部222はインバータ装置110を起動し(S111)、インバータ情報収集部223はインバータ装置110から出力周波数を取得し(S121)、インバータ情報収集部223は出力周波数と設定周波数とを比較する(S122)。S121およびS122は出力周波数が設定周波数以上になるまで繰り返され、その後、処理はS151に進む。
S111、S121およびS122の内容は、同じ符号が付された加速試験用の処理(図4参照)と同じである。
また、負荷制御部233はシミュレーション装置300と通信を行い、負荷条件の値をシミュレーション装置300に通知する。
そして、シミュレーション装置300の負荷模擬部330は、模擬している負荷トルクを負荷条件の値だけ上昇させる。
例えば、S101で選択された試験データが図6のNo.3の試験データである場合、負荷制御部233は、このNo.3の試験データから負荷条件の値「2.0」を取得する。そして、負荷制御部233はこの負荷条件の値をシミュレーション装置300に通知し、シミュレーション装置300のモータ模擬部320は負荷トルクを負荷条件の値「2.0」だけ上昇させる。
S151の後、処理はS152に進む。
シミュレータ情報収集部232は、回転周波数の現在値と負荷トルクの現在値とを対応付けてシミュレーション記憶部390に記憶する。
S152の後、処理はS153に進む。
インバータ装置110がエラー状態である場合(YES)、処理はS154に進む。
インバータ装置110がエラー状態でない場合(NO)、処理はS151に戻る。
S154の後、処理はS191に進む。
未選択の試験データが残っている場合(YES)、処理はS101に戻る。
未選択の試験データが残っていない場合(NO)、インバータ試験方法の処理は終了する。
但し、上記のインバータ装置110の設定項目、インバータ試験の種類、合否判定の方法および試験結果データの内容は一例であり、上記の内容に限られない。
コンピュータを用いてシミュレーションを行うリアルタイムソフトウェアとしてNEAT社のRT−LABというソフトウェアが実用化されている。このソフトウェアは、MathWorks社のMATLAB/simulinkで作成されたシミュレーションモデルをOPAL−RT Technologies Inc社のリアルタイムシミュレータによってシミュレーションする仕組みを提供する。
実施の形態1におけるインバータ試験装置200のハードウェア構成の一例について、図10に基づいて説明する。
演算装置901、補助記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904および入出力装置905はバス909に接続している。
補助記憶装置902は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリまたはハードディスク装置である。
主記憶装置903は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
通信装置904は、有線または無線でインターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)、電話回線網またはその他のネットワークを介して通信を行う。
入出力装置905は、例えば、マウス、キーボード、ディスプレイ装置である。
例えば、オペレーティングシステム(OS)が補助記憶装置902に記憶される。また、「〜部」として説明している機能を実現するプログラム(インバータ試験プログラムの一例)が補助記憶装置902に記憶される。そして、OSおよび「〜部」として説明している機能を実現するプログラムは主記憶装置903にロードされ、演算装置901によって実行される。
実施の形態1に係る方法(インバータ試験方法の一例)は、フローチャート等を用いて説明している手順、または、それとは一部異なる手順によって実現することができる。
Claims (11)
- インバータ装置に備わる制御基板を試験するインバータ試験システムであって、
前記制御基板は、モータを駆動させる出力電力の電力値が異なる複数の主回路基板を制御する制御機能を有し、
前記インバータ試験システムは、シミュレーション装置とインバータ試験装置とを備え、
前記インバータ試験装置は、
前記複数の主回路基板のうちの特定の主回路基板の出力電力の電力値を含んだ試験データを記憶する試験データ記憶部と、
前記試験データに含まれる前記電力値を前記シミュレーション装置に通知するシミュレータ設定部とを備え、
前記シミュレーション装置は、
前記複数の主回路基板の主回路基板別に、主回路基板の出力電力の電力値と、主回路基板を模擬するための主回路モデルと、を対応付けて記憶する主回路モデル記憶部と、
前記インバータ試験装置から通知される電力値に基づいて前記特定の主回路基板を模擬するための主回路モデルを前記主回路モデル記憶部から選択し、選択した前記主回路モデルを用いて前記制御基板を試験するために前記特定の主回路基板を模擬する主回路模擬部とを備える
ことを特徴とするインバータ試験システム。 - 前記試験データは、前記特定の主回路基板の出力周波数の目標値と、前記特定の主回路基板の出力周波数が前記目標値以上になるまでに要する目標時間とを含み、
前記インバータ試験装置は、
前記主回路模擬部によって模擬される前記特定の主回路基板の出力周波数を繰り返し取得する試験情報取得部と、
前記インバータ装置が起動してから前記試験情報取得部によって取得された出力周波数が前記試験データに含まれる前記目標値以上になるまでの時間を測定する時間測定部と、
前記時間測定部によって測定された時間と前記試験データに含まれる前記目標時間とを比較し、比較結果に基づいて前記制御基板の合否を判定する試験結果判定部とを備える
ことを特徴とする請求項1記載のインバータ試験システム。 - 前記シミュレーション装置は、
前記特定の主回路基板によって駆動されるモータを模擬するモータ模擬部と、
前記モータ模擬部によって模擬される前記モータに負荷トルクを掛ける負荷装置を模擬する負荷模擬部とを備え、
前記インバータ試験装置は、
前記負荷模擬部によって模擬される前記負荷装置の負荷トルクを繰り返し変化させる負荷制御部を備え、
前記試験情報取得部は、前記負荷制御部によって前記負荷装置の負荷トルクが変化される毎に、前記モータ模擬部によって模擬された前記モータの回転周波数と、前記負荷模擬部によって模擬された前記負荷装置の負荷トルクとを取得する
ことを特徴とする請求項2記載のインバータ試験システム。 - 前記インバータ試験装置は、
前記試験情報取得部によって取得された複数の回転周波数と前記試験情報取得部によって取得された複数の負荷トルクとの関係を表す試験結果グラフを生成するグラフ生成部を備える
ことを特徴とする請求項3記載のインバータ試験システム。 - 前記シミュレーション装置は、
前記特定の主回路基板によって駆動されるモータを模擬するモータ模擬部と、
前記モータ模擬部によって模擬される前記モータに負荷トルクを掛ける負荷装置を模擬する負荷模擬部とを備え、
前記インバータ試験装置は、
前記負荷模擬部によって模擬される前記負荷装置の負荷トルクを繰り返し変化させる負荷制御部と、
前記負荷制御部によって前記負荷装置の負荷トルクが変化される毎に、前記モータ模擬部によって模擬された前記モータの回転周波数と、前記負荷模擬部によって模擬された前記負荷装置の負荷トルクとを取得する試験情報取得部とを備える
ことを特徴とする請求項1記載のインバータ試験システム。 - 前記試験データは、出力電力が異なる複数のモータのうちの特定のモータの出力電力の電力値を含み、
前記シミュレータ設定部は、前記試験データに含まれる前記特定のモータの出力電力の電力値を前記シミュレーション装置に通知し、
前記シミュレーション装置は、
前記複数のモータのモータ別に、モータの出力電力の電力値と、モータを模擬するためのモータモデルと、を記憶するモータモデル記憶部を備え、
前記モータ模擬部は、前記シミュレータ設定部から通知される前記特定のモータの出力電力の電力値に基づいて前記特定のモータを模擬するためのモータモデルを選択し、選択した前記モータモデルを用いて前記特定のモータを前記特定の主回路基板によって駆動される前記モータとして模擬する
ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載のインバータ試験システム。 - 前記試験データは、出力電力が異なる複数のモータのうちの特定のモータの出力電力の電力値を含み、
前記シミュレータ設定部は、前記試験データに含まれる前記特定のモータの出力電力の電力値を前記シミュレーション装置に通知する
前記シミュレーション装置は、
前記複数のモータのモータ別に、モータの出力電力の電力値と、モータを模擬するためのモータモデルと、を記憶するモータモデル記憶部と、
前記シミュレータ設定部から通知される前記特定のモータの出力電力の電力値に基づいて前記特定のモータを模擬するためのモータモデルを前記モータモデル記憶部から選択し、選択した前記モータモデルを用いて前記特定のモータを模擬するモータ模擬部とを備える
ことを特徴とする請求項1記載のインバータ試験システム。 - 前記試験データは、前記インバータ装置の動作条件を示す条件値を含み、
前記インバータ試験装置は、
前記試験データに含まれる前記条件値を前記インバータ装置に設定することによって、前記条件値が示す前記動作条件に従って前記インバータ装置を動作させるインバータ設定部を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のインバータ試験システム。 - インバータ装置に備わる制御基板を試験するインバータ試験方法であって、
前記制御基板は、モータを駆動させる出力電力の電力値が異なる複数の主回路基板を制御する制御機能を有し、
インバータ試験装置は、前記複数の主回路基板のうちの特定の主回路基板の出力電力の電力値を含んだ試験データを記憶する試験データ記憶部を備え、
シミュレーション装置は、前記複数の主回路基板の主回路基板別に、主回路基板の出力電力の電力値と、主回路基板を模擬するための主回路モデルと、を対応付けて記憶する主回路モデル記憶部を備え、
前記インバータ試験装置が、前記試験データに含まれる前記電力値を前記シミュレーション装置に通知し、
前記シミュレーション装置が、前記インバータ試験装置から通知される電力値に基づいて前記特定の主回路基板を模擬するための主回路モデルを前記主回路モデル記憶部から選択し、選択した前記主回路モデルを用いて前記制御基板を試験するために前記特定の主回路基板を模擬する
ことを特徴とするインバータ試験方法。 - インバータ装置に備わる制御基板を試験するインバータ試験装置であって、
前記制御基板は、モータを駆動させる出力電力の電力値が異なる複数の主回路基板を制御する制御機能を有し、
前記複数の主回路基板のうちの特定の主回路基板の出力電力の電力値を含んだ試験データを記憶する試験データ記憶部と、
前記試験データに含まれる前記電力値をシミュレーション装置に通知することによって、前記制御基板を試験するために前記シミュレーション装置に前記特定の主回路基板を模擬させるシミュレータ設定部とを備えることを特徴とするインバータ試験装置。 - 請求項10記載のインバータ試験装置としてコンピュータを機能させるためのインバータ試験プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013163023A JP6184235B2 (ja) | 2013-08-06 | 2013-08-06 | インバータ試験システム、インバータ試験方法、インバータ試験装置およびインバータ試験プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013163023A JP6184235B2 (ja) | 2013-08-06 | 2013-08-06 | インバータ試験システム、インバータ試験方法、インバータ試験装置およびインバータ試験プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015033284A JP2015033284A (ja) | 2015-02-16 |
JP6184235B2 true JP6184235B2 (ja) | 2017-08-23 |
Family
ID=52518184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013163023A Active JP6184235B2 (ja) | 2013-08-06 | 2013-08-06 | インバータ試験システム、インバータ試験方法、インバータ試験装置およびインバータ試験プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6184235B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018142612A1 (ja) * | 2017-02-06 | 2018-08-09 | 三菱電機株式会社 | 仮想検証システムおよび駆動制御器 |
JP6712553B2 (ja) * | 2017-02-09 | 2020-06-24 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | インバータの検証装置及び検証方法 |
KR102068654B1 (ko) * | 2018-02-20 | 2020-02-11 | 주식회사 엔엠씨 | 비엘 모터용 인버터 성능 시험을 위한 시뮬레이션 장치 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3422916B2 (ja) * | 1997-10-17 | 2003-07-07 | 株式会社東芝 | インバータ装置 |
JP4251720B2 (ja) * | 1999-06-24 | 2009-04-08 | 東洋電機製造株式会社 | Vvvfインバータの制御アンプ試験装置 |
JP4500155B2 (ja) * | 2004-11-17 | 2010-07-14 | トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 | シミュレーション方法 |
JP4727291B2 (ja) * | 2005-05-12 | 2011-07-20 | ディエスピーテクノロジ株式会社 | ブロック線図型シミュレーションモデル作成装置、リアルタイムシミュレーション実行装置、及び、ライブラリ |
JP5216415B2 (ja) * | 2008-05-21 | 2013-06-19 | ディエスピーテクノロジ株式会社 | 模擬モータを用いたモータ用コントローラ試験装置 |
-
2013
- 2013-08-06 JP JP2013163023A patent/JP6184235B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015033284A (ja) | 2015-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20160327615A1 (en) | Method and apparatus for a portable electric vehicle supply equipment tester | |
JP2010266439A (ja) | ハイブリッド駆動システムまたはそのシステムのサブコンポーネントを試験するための方法および試験台 | |
JP2020099141A (ja) | 制御装置試験装置とその制御方法及び制御装置試験システム | |
JP6789025B2 (ja) | 診断用周波数決定方法、蓄電池劣化診断方法、診断用周波数決定システムおよび蓄電池劣化診断装置 | |
JP6184235B2 (ja) | インバータ試験システム、インバータ試験方法、インバータ試験装置およびインバータ試験プログラム | |
US10108763B2 (en) | Method and simulation arrangement for simulating an automated industrial plant | |
JP6842212B1 (ja) | 電池性能評価方法および電池性能評価装置 | |
EP3896776A1 (en) | Simulated battery construction method and simulated battery construction device | |
JP2007102388A (ja) | 保守支援装置,保守支援方法,保守支援システム,制御装置および制御方法 | |
US10095886B2 (en) | Systems and methods for verification and deployment of applications to programmable devices | |
JP2010267570A (ja) | 特性解析装置 | |
CN115794519A (zh) | 测试方法、系统、电子设备及可读存储介质 | |
US11474160B2 (en) | Battery emulation apparatus | |
JP6249803B2 (ja) | インバータ試験システム | |
JP6541420B2 (ja) | 診断装置、診断方法、及びプログラム | |
KR20160107782A (ko) | 시험 시퀀스를 이용하여 ees의 성능을 평가하는 시스템 및 방법 | |
Jones et al. | Introduction to Predictive Models for Motor Dielectric Aging | |
US8954305B2 (en) | Circuit simulation apparatus and circuit simulation method | |
CN113924532A (zh) | 用于监测驱动器的状况的方法和系统 | |
CN106979794B (zh) | 传感器测试方法及装置 | |
US20210303495A1 (en) | Setting assistance device, setting assistance method, and program | |
KR20160107770A (ko) | Ees의 성능을 평가하는 시스템 및 방법 | |
JP5088542B2 (ja) | データ処理装置 | |
JP2013200594A (ja) | 故障率算出装置及び故障率算出用プログラム | |
JP7424292B2 (ja) | 開発支援装置、端末装置、開発支援方法、及びコンピュータプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160714 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170425 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170428 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170619 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170627 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170725 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6184235 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |