JP6184128B2 - 圧延ロールのカリバー投影システム - Google Patents

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Description

本発明は、圧延ロールのカリバー投影システムに関するものである。
圧延ロールには、圧延材である圧鋼を圧延するためのロールカリバーが加工されており、上記カリバーに上記圧鋼を通材させて圧延するが、上記圧鋼が所定の寸法になるまで複数の圧延ロールのカリバーにより繰り返し圧延される。
上記圧延ロールにおいて、基準端面とロールカリバーとの距離、すなわち、カリバーピッチが基準寸法になっている必要がある。この寸法がずれていると、圧延材に片寄りや食い違いが発生し、製品にならない事になる。特に、線材圧延ラインの仕上圧延機においては、圧延速度が90m/s以上になる場合があり、このような場合に、ずれがあると、前述のように製品不良になると共に、上記ロールカリバーの摩耗が部分的に激しくなって焼付が発生することになる。そして、上記ずれが大きい場合は、コブル(ロールに噛み込みせず、玉状にもつれた状態になり、屑になるのと、これを取り除くのに多大な時間と労力を要する)が発生するに至る。圧延ロールの交換をしている間は、圧延機を停止している状態のため、圧延の作業性向上のためには、この停止時間を短くし、そのセット時間を最小限にすることが重要となる。
上記課題解決の対策として、特開平6−167313号公報で開示された圧延ロールカリバーの形状計測方法および装置や特開平11−44518号公報で開示されたキャリバーの形状計測装置及び形状調整方法がある。
例えば特開平6−167313号公報に開示されている技術は、投光機よりの光線がロールカリバーエッジの影像を回転移動するカメラ装置に映し出すものであり、そしてカメラの装置内での受光端がエッジ端部位置を2値化により検出するものであり、さらに、検出した複数のエッジ位置に基づいてキャリバーの形状及び位置を精密に測定するものである。
特開平6−167313号公報 特開平11−44518号公報
従来例は、いずれもカリバーがどの程度ずれているか、どの程度上記ずれを調整するか数値で表現されている訳ではないので、計測結果の迅速な確認ができず、特に、線材圧延ラインの仕上圧延機においては、圧延速度が90m/s以上になるようなところにおいては、上下の圧延ロールのカリバーがどの程度ずれているか計測し、それをほぼゼロになるように調整する必要がある。
本発明では、圧延ロールのカリバーの設定目標寸法に対するずれを計測し、そのずれを確実に判定可能とする圧延ロールのカリバー投影システムを提供するものである。
本発明の第1の特徴は、カリバーを形成していると共に径方向の両側面が基準端面である圧延ロールを測定台上に載置する基台と、上記圧延ロールに光を照射する照明装置と、光が照射されている上記圧延ロールを撮像する撮像装置と、この撮像装置による上記圧延ロールの撮像画像を投影画像として表示する表示画面を有する撮像表示装置と、この撮像表示装置及び上記撮像装置に接続しかつこれらを制御可能である制御部を有すると共に演算部及び記憶部を設けている制御装置とを備えていることにある。上記圧延ロールは標準型圧延ロールである。上記表示画面には、一側に上圧延ロールの投影画像に含まれるカリバーのカリバー像のピッチ寸法の測定値及び基準差並びにロール幅の測定値及び基準差と、他側に下圧延ロールの投影画像に含まれるカリバーのカリバー像のピッチ寸法の測定値及び基準差並びにロール幅の測定値及び基準差とが対向位置関係に一覧表示可能であると共に、画面最下部には上記ロール幅の測定値及び基準差が表示可能であり、画面中央部には対向するピッチ寸法の測定値及び基準差並びに上記ロール幅の測定値及び基準差と並んで上記基準差間の差が上下差として表示可能であり、対向するピッチ寸法の測定値及び基準差並びに上記ロール幅の測定値及び基準差と、上記上下差とが一覧表示されるものである。上記制御装置は、下記の(1)、(2)、(3)、(4)及び(5)を満たすものである
(1)上記記憶部によって上記圧延ロールの投影画像の各位置の計測情報を保存すると共に上記計測情報を検索可能である。
(2)上記圧延ロールの投影画像に含まれるカリバーのカリバー像の中心位置及び基準端面像の位置を検出可能であり、上記カリバー像の中心位置と上記基準端面像との間の距離であるカリバーのピッチ寸法を計測し、上記ピッチ寸法の測定値及び上記測定値と上記ピッチ寸法の基準値との差である基準差をそれぞれ上記表示画面に表示可能である。
(3)上記圧延ロールの投影画像に含まれる一方の基準端面像と他方の基準端面像の間の距離であるロール幅をそれぞれ計測し、上記ロール幅の測定値及びこのロール幅とロール幅の基準値との差である基準差を上記表示画面に表示可能である。
(4)上記標準型圧延ロールのタイプに応じてカリバーの計測領域範囲を検出データとして記憶部に保存すると共に、上記検出データに基づいて上記計測領域範囲が上記表示画面に表示可能であって、上記計測領域範囲内のカリバー像の円弧形状の画像処理を通じて円弧を検出し、上記カリバー像の中心点を抽出すると共に、その中心位置を検出可能である。
(5)計測領域範囲内であって円弧形状になっていない部分を画像処理による演算不可能部分に設定可能である。
本発明の第2の特徴は上記第1の特徴を前提とし、測定台上に着脱可能であるスペーサを備えており、圧延ロールが上記スペーサを介して上記測定台上に保持されるものであり、制御装置は上記スペーサの投影画像に含まれる測定台像側の端面像の位置を検出可能であり、上記カリバー像の中心位置と上記端面像の位置との間の距離を計測可能である。表示画面は下記の(1)、(2)及び(3)を満たすものである。制御装置は、記憶部によって圧延ロールの投影画像の各位置の計測情報及びスペーサの投影画像の計測情報を保存すると共に、上記計測情報を検索可能である。
(1)上記カリバー像のピッチ寸法の測定値及び基準差並びに上記測定値と上記距離との差であるスペーサの厚みの測定値をそれぞれ表示可能である。
(2)一側に上圧延ロールの投影画像に含まれる少なくとも圧延するために使用の対象となっているカリバーのカリバー像のピッチ寸法の測定値及び基準差並びにスペーサの厚みの測定値を、他側に下圧延ロールの投影画像に含まれる少なくとも圧延するために使用の対象となっているカリバーのカリバー像のピッチ寸法の測定値及び基準差並びにスペーサの厚みの測定値を対向位置関係に表示可能であると共に、対向する上記測定値及び基準差と並んで上記両基準差間の差が上下差として表示可能である。
(3)上記測定値及び基準差と上記上下差とが一覧表示されるものである。
本発明によれば、圧延ロールのカリバーがどの程度ずれているかを測定(計測)し、カリバーのピッチ寸法の測定値及び基準差を表示画面に表示可能であるから、ずれの判定が容易となり、測定後に行う調整が正確かつ効率的に行え、圧延材に片寄りや食い違いによる製品不良の問題を解決することができ、歩留向上に寄与すると共に圧延ロールのカリバーの偏摩耗や焼付、コブルの発生を抑制することができ、圧延機へセットしその確認もほぼ無くなり、生産性向上に寄与する。
本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムを示す正面図である。 本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムを示す平面図であって、制御装置を省略している図である。 本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムを示す拡大側面図であって、照明装置及び基台の一部を省略している図である。 本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムを示す拡大側面図であって、圧延ロールを基台から切り離している状態を示す図である。 本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムにおける撮像表示装置の表示画面の表示状態を説明するための図であって、計測前の表示状態を拡大して示す図である。 本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムにおけるカリバーの計測例を示す表示画面の拡大正面図であって、ピッチ寸法及びロール幅を説明するための図である。 本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムにおける圧延ロールが属する標準型圧延ロールのカリバーの中心位置を検出するための説明図である。 本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムにおける上圧延ロールのカリバーの計測例を示す表示画面の拡大正面図であって、ピッチ寸法及びロール幅のそれぞれの測定値並びにピッチ寸法及びロール幅のそれぞれの基準差が表示されている図である。 本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムにおける下圧延ロールのカリバーの計測例を示す表示画面の拡大正面図であって、ピッチ寸法及びロール幅のそれぞれの測定値並びにピッチ寸法及びロール幅のそれぞれの基準差が表示されている図である。 本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムにおける上下の各ロールのカリバーのピッチ寸法及びロール幅の各計測値並びに対向するカリバーのピッチ寸法の基準差間の差である上下差を一覧表示している図である。 本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムにおける圧延ロールの他の実施形態のカリバー及びロール幅の各計測例を示す拡大説明図であって、計測前の表示画面の表示状態を説明するための図である。 図11におけるカリバーの計測例を示す拡大説明図であって、ピッチ寸法及びロール幅を説明するための図である。 本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムの他の実施形態を示す正面図である。 図13における圧延ロールのカリバー投影システムを示す平面図であって、制御装置を省略している図である。 図13における圧延ロールのカリバー投影システムを示す拡大側面図であって、照明装置及び基台の一部を省略している図である。 図13における圧延ロールのカリバー投影システムを示す拡大側面図であって、圧延ロール及びスペーサを基台上の測定台から切り離している状態を示す図である。 図13における圧延ロールのカリバー投影システムを示す拡大側面図であって、スペーサを外して圧延ロールを直接測定台に載置している状態を示す図である。 図13における圧延ロールのカリバー投影システムに使用する撮像表示装置の表示画面の表示状態を説明するための拡大正面図であって、上ロールのピッチ寸法及びロール幅のそれぞれの測定値並びにピッチ寸法及びロール幅のそれぞれの基準差が表示されている図である。 図13における圧延ロールのカリバー投影システムに使用する撮像表示装置の表示画面の表示状態を説明するための拡大正面図であって、上圧延ロールの下側の端面側のカリバーのピッチ寸法の測定値及び基準差並びにスペーサの厚みの測定値が表示されている図である。 図13における圧延ロールのカリバー投影システムに使用する撮像表示装置の表示画面の表示状態を説明するための拡大正面図であって、下圧延ロールのピッチ寸法及びロール幅のそれぞれの測定値並びにピッチ寸法の基準値と測定値との差及びロール幅の基準値と測定値との差が表示されている図である。 図13における圧延ロールのカリバー投影システムに使用する撮像表示装置の表示画面の表示状態を説明するための拡大正面図であって、下圧延ロールの下側基準端面側のカリバーのピッチ寸法の測定値及び基準差並びにスペーサの厚みの測定値が表示されている図である。 図13における圧延ロールのカリバー投影システムに使用する撮像表示装置の表示画面の表示状態を説明するための図であって、上下の各圧延ロールのピッチ寸法のそれぞれの測定値及び基準差並びにスペーサの厚みの測定値及び上下の各ロールの最下部の対向するカリバーのピッチ寸法の基準値の差である上下差を一覧表示している図である。
本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムの実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜図3に示す圧延ロールのカリバー投影システムS1は、圧延ロール1を載置する基台2、上記圧延ロールに光を照射する照明装置3、光が照射されている上記圧延ロールを撮像する撮像装置4、この撮像装置による上記圧延ロールの撮像画像を投影画像として表示する表示画面5aを有する撮像表示装置5並びにこの撮像表示装置及び上記撮像装置に接続しこれらを制御可能である制御装置6を備えている。
圧延ロール1は、図1及び図3に示すようにアタッチメント7を介して基台2に着脱可能に取り付けられている。また、圧延ロール1は、その全周に長さ方向(図1上下方向)に沿って複数本の溝が間隔をおいて切り込んであり、これらの溝がカリバー1aを形成している。カリバー1aは、図4に示す例では圧延ロール1の両端面(両基準端面)1b,1c間に等間隔に4本(カリバー1a1,1a2,1a3,1a4)設けられている。
アタッチメント7には、図1〜図4に示すように測定台8を設けてある。測定台8上にはロール受け部8aを突出してある。ロール受け部8aは圧延ロール1の内孔1dに嵌合可能である。また、測定台8の底部には連結体(図示せず。)を設けてあり、この連結体のねじ孔をアタッチメント7に取り付けてあるスクリューシャフト9が貫通している。このため、測定台8は、スクリューシャフト9に接続しているハンドル10を回すことにより、スクリューシャフトに沿って図2上下方向に移動可能となる。測定台8のロール受け部8aに嵌め込まれている圧延ロール1は、測定台8の移動方向に移動され、撮像装置4に対する最適な撮影位置に移動可能となる。
図1及び図2において、基台2上の両側には、圧延ロール1を挟んで一側(図右側)に投影装置である照明装置3を、他側(左側)に撮像装置4をそれぞれ配置してある。
照明装置3は圧延ロール1に光を投射する装置である。撮像装置4は照明装置3から光が投影されている圧延ロール1を撮像する装置である。
図1において、撮像装置4の図左側にはこれに隣接して撮像表示装置5を、そしてこの撮像表示装置の下部に制御装置6をそれぞれ配置してある。
撮像表示装置5の表示画面5aは図1右側に向けられている。撮像表示装置5は基台2の底板から起立してあるスタンド11に支持されており、撮像装置4より高い位置に設置されている。
図1に示す制御装置6は撮像装置4及び撮像表示装置5と接続され、これらの装置を制御部12により制御可能である。制御装置6には入力装置16が接続されている。制御装置6はパーソナルコンピューターからなり、制御部12の他に、画像処理部13、記憶部14及び演算部15を有している。制御装置6には表示画面5aに表示された情報を印刷するためのプリンタ(図示せず。)が接続されている。
撮像表示装置5と制御装置6との関係について、図1、図5及び図6を参照して説明する。
図1において、制御装置6の記憶部14には、図5に示す垂直線21及び水平線22に係る基準値が保存されており、上記垂直線及び水平線は撮像表示装置5の表示画面5aに表示される。そして、制御装置6は、撮像装置4によって撮像された圧延ロール1の撮像画像を画像処理部13によって画像データとして取り入れると共に、この画像データに基づいて撮像表示装置5の表示画面5aに上記圧延ロールの断面形状に対応する投影画像1Gを表示可能である。また、制御装置6は、制御部12を通じて投影画像1Gの各カリバー像の中心位置を検出可能であり、これらの位置情報は記憶部14に保存される。制御装置6は、投影画像1Gの各位置を検知可能であることから、上記投影画像に含まれるカリバー像1a1G,1a2G,1a3G,1a4Gの中心位置、基準端面像1bG,1cG及び外端面像1eGの各位置をそれぞれ検知することができる。さらに、制御装置6は、演算部15を通じて各カリバー像1a1G,1a2G,1a3G,1a4Gから基準端面像1bG,1cGまでの距離及び外端面像1eGから目安線23までの距離をそれぞれ測定可能である。
撮像表示装置5の表示画面5aの表示構成について、図1、図5、図6、図8及び図9を参照して説明する。
図5及び図6に示す表示画面5aにおいて、画像表示領域の境界線を示す円20の内部には圧延ロール1の投影画像1Gが表示されると共に、上記円の中心は測定基準となる原点である。また、表示画面5aには、上記原点で交差する基準となる垂直線21、水平線22が表示され、この垂直線の右側には垂直線と平行の目安線23が表示されている。目安線23は圧延ロール1のセット時に、圧延ロール1の仮の位置を決めるための目安にするためのものである。また、表示画面5aには、カリバー像1a1G,1a2G,1a3G,1a4G、基準端面像1bG,1cG及び外端面像1eGが表示されている。
図6の表示画面5aに表示されている圧延ロール1の投影画像1Gの下半部分において、下側のカリバー像1a4Gの中心位置から下側の基準端面像1cGまでの距離がピッチ寸法P1である。そして、中央寄りの下方のカリバー像1a3Gの中心位置から下側の基準端面像1cGまでの距離がピッチ寸法Q1である。
また、図6の表示画面5aに表示されている投影画像1Gの上半部分において、上側のカリバー像1a1Gの中心位置から上側の基準端面像1bGまでの距離がピッチ寸法P2である。そして、中央寄りの上方のカリバー像1a2Gの中心位置から上側の基準端面像1bGまでの距離がピッチ寸法Q2である。
図5の表示画面5aに表示されている投影画像1Gにおいて、上側の基準端面像1bGから下側の基準端面像1cGまでの距離がロール幅Wである。8Gは測定台8の投影画像である測定台像である。
図5に示す表示画面5aに表示されている測定値欄54,56,57,58,60,62,64,66,67及び基準値差欄55,59,61,63,65について説明する。
ロール幅測定値欄54及びロール幅基準値差欄55は、垂直線21を挟んで左側中央寄りの位置であって水平線22を挟んで上下に表示されている。ロール幅測定値欄54にはロール幅Wの測定値が表示される。ロール幅基準値差欄55にはロール幅Wの基準値とロール幅の測定値との差(基準差)が表示される。
上端面測定値欄56と下端面測定値欄57とは水平線22を挟んで上下右側中央寄りの位置に表示されている。上端面測定値欄56と下端面測定値欄57には、外端面像1eGから目安線23までのそれぞれの距離M,Nの測定値が表示される。
ピッチ測定値欄58にはカリバー像1a2Gの中心位置から上側の基準端面像1bGまでの距離(ピッチ寸法Q2)の測定値が表示される。ピッチ測定値欄60にはカリバー像1a3Gの中心位置から下側の基準端面像1cGまでの距離(ピッチ寸法Q1)の測定値が表示される。
ピッチ基準値差欄59には設定目標寸法である距離(ピッチ寸法Q2)の基準値と上記距離の測定値との差(基準差)が表示される。ピッチ基準値差欄61は設定目標寸法である距離(ピッチ寸法Q1)の基準値と上記距離の測定値との差(基準差)が表示される。
ピッチ測定値欄62にはカリバー像1a1Gの中心位置から上側の基準端面像1bGまでの距離(ピッチ寸法P2)の測定値が表示される。ピッチ測定値欄64にはカリバー像1a4Gの中心位置から下側の基準端面像1cGまでの距離(ピッチ寸法P1)の測定値が表示される。
ピッチ基準値差欄63には、設定目標寸法である距離(ピッチ寸法P2)の基準値と上記距離の測定値との差(基準差)が表示される。ピッチ基準値差欄65には、設定目標寸法である距離(ピッチ寸法P1)の基準値と上記距離の測定値との差(基準差)が表示される。
測定値欄66はピッチ測定値欄62の図5の右側に隣接して表示されている。測定値欄66には、カリバー像1a1Gの中心位置から下側の基準端面像1cGまでの距離(ピッチ寸法U)の測定値が表示される。
測定値欄67はピッチ測定値欄58の図5の右側に隣接して表示されている。測定値欄67には、カリバー像1a2Gの中心位置から下側の基準端面像1cGまでの距離(ピッチ寸法V)の測定値が表示される。
ロール名称欄68には測定の対象となる圧延ロール(上圧延ロール又は下圧延ロール)1の識別番号が表示される。
次に、本発明の圧延ロールのカリバー投影システムS1の使用方法について説明する。
まず、圧延ロール1のカリバー1a1〜1a4を計測する前に、圧延対象となる上下の圧延ロールのカリバーの中心位置を計測(検出)して、計測データを制御装置6の記憶部14に保存しておき、計測された上記中心位置のデータを利用して各カリバーの計測をすることになる。
上下の圧延ロールのカリバー1a1〜1a4の中心位置を計測する必要性は、各カリバーの中心を通る中心線上にパスラインが存在するからである。このため、上記カリバー1a1〜1a4の中心位置が本来の中心位置からずれると、換言すればパスラインからずれると、圧延材の断面に歪みが出て、設定目標としている断面形状にならないことになるからである。また、各カリバー1a1〜1a4の計測は、その中心位置の検出値がその後の計測の基準になるからである。
通常、圧延ロールとして、4本のカリバーを有する圧延ロール(仮に「4型圧延ロール」という。)及び2本のカリバーを有する圧延ロール(仮に「2型圧延ロール」という。)の2種類のものが広く使用されている。そして、4型圧延ロールは各カリバーの位置によって第1乃至第4のタイプに分類され、また、2型圧延ロールは各カリバーの位置によって第1及び第2のタイプに分類される。したがって、上記6タイプの圧延ロールが標準型圧延ロールとなっており、一般に使用されている圧延ロールは上記標準型圧延ロール系のいずれかに属することになる。
この点に着目して、圧延ロール1のカリバー1a1〜1a4の中心位置の測定の迅速化を図るために、予め、タイプ別に標準型圧延ロールのカリバーの中心位置を計測し、それぞれのその計測データを保存しておき、個々の圧延ロールのカリバーの測定に利用する。
上記各標準型圧延ロールの各カリバーの中心位置の検出方法について説明する。上記各標準型圧延ロールに係る検出方法はいずれも共通しているので、上記4型圧延ロールの検出方法について図7を参照して説明する。
なお、4型圧延ロールを図1に示す基台2上に載せ、撮像装置4によって圧延ロールを撮像し、投影画像が撮像表示装置5の表示画面5aに表示されるまでの過程は後述しているので、その説明を省略する。
図7に示す圧延ロールの投影画像1Gxに含まれるカリバー像1a1Gx〜1a4Gxが表示されている表示画面5aにおいて、投影画像の外端面像1eGxを目安線23に合わせてから、制御装置6に対して入力装置16(図1)によって断面が円弧形状の各カリバーの半径Rの計測領域範囲Tx1〜Tx4の設定を求める。
すると、制御装置6は、投影画像1Gxから計測領域範囲Tx1〜Tx4を検出すると共に、カリバー像1a1Gx〜1a4Gxの円弧形状の画像処理を通じて半径Rの円弧の中心位置C1〜C4を検出する。また、制御装置6は、図7の拡大部Aに示す3箇所の不安定部分E1,E2,E3を、画像処理(マスキング処理)によって円弧形状と認識しない特定部分と指定(設定)して、カリバー像1a1Gx〜1a4Gxの中心位置C1〜C4の検出精度の向上を図る。
このように、カリバー像1a1Gx〜1a4Gxの中心位置C1〜C4を検出する際には、円弧形状の各カリバーの半径Rの計測領域範囲(検出エリア)Tx1〜Tx4の設定を求める。
なお、上記4型圧延ロールの標準例では、上記半径Rの円弧の中心位置C1〜C4の検出後には、カリバー像1a1Gx〜1a4Gxの中心位置(これらの中心位置を通る中心線L1〜L4)から圧延ロール1の基準端面像1bGx,1cGxまでの各距離であるピッチ寸法P1,P2,Q1,Q2,U,Vを計測する。カリバー像1a1Gx〜1a4Gxの中心位置C1〜C4及びピッチ寸法P1,P2,Q1,Q2,U,Vの測定値は、計測データとして記憶部14に保存される。また、ロール幅Wの測定値、そして外端面像1eGxの上側と目安線23との距離Mの測定値及び下側との目安線との距離Nの測定値のいずれも記憶部14に保存される。
上述したカリバー像1a1Gx〜1a4Gxの中心位置C1〜C4の検出方法を用いて、4タイプの4型圧延ロール及び2タイプの2型圧延ロール(合計8種類の標準型圧延ロール)の各カリバー像の中心位置をそれぞれ検出すると共に、各カリバー像の計測領域範囲を求め、これらの計測領域範囲を検出データとして記憶部14にそれぞれ保存しておき、この検出データを実際の測定時に利用する。
さて、各標準型圧延ロールのカリバーの中心位置の検出データに基づいて、圧延ロール1のカリバーのピッチ寸法等を計測するのであるが、その手順として、上圧延ロールを測定してから下圧延ロールを測定する。
本例では、図1及び図4に示す圧延ロール1が4型圧延ロールの第1のタイプの標準型圧延ロール系に属するものとして、そのカリバーの計測方法を主に図5〜図9を参照して説明する。
図1及び図4に示すように、吊り上げた上圧延ロール1を基台2のアタッチメント7の上方に移動させ、まず、上圧延ロールの内孔1dを測定台8のロール受け部8aの真上に位置させてから、この上圧延ロールを降下させ、基台上に設置し、仮止めする。その後、撮像装置4によって上圧延ロール1を撮像すると、撮像表示装置5の表示画面5aには、図8に示すように上圧延ロールの投影画像である上圧延ロール像1Guが表示される。上圧延ロール像1Guが最適な位置にくるように、上圧延ロール1の位置を調整する。調整に際しては、ハンドル10を回して上圧延ロール1をスクリューシャフト9に沿って図2上下方向に移動させ、表示画面5aに表示されている上圧延ロール像1Guに含まれる外端面像1eGが目安線23上に重なるように又はその近傍に位置するように位置合わせをし、位置合わせと同時に、図8に示すように上圧延ロール像1Guの各カリバー像1a1G〜1a4Gが検出エリアである計測領域範囲T11〜T14内に位置するように調整する。
表示画面5aに表示されている計測領域範囲T11〜T14について説明すると、測定の際に、入力装置16によって、圧延の対象となる上圧延ロール1に付与されている識別番号(図8のロール名称欄68に表示されている「M634」)を入力して特定した段階で、上記上圧延ロールが4型圧延ロールの第1のタイプの標準型圧延ロール系であることが認識されるから、記憶部14に保存されている上記第1のタイプに対応するデータに基づいて上記計測領域範囲T11〜T14が表示画面5aに表示されるのである。
各カリバー像1a1G〜1a4Gを計測領域範囲T11〜T14内の位置合わせをした後に、上圧延ロール1の位置を固定する。
固定後、制御装置6は、計測領域範囲T11〜T14内のカリバー像1a1G〜1a4Gの円弧形状の画像処理を通じて円弧を検出し、その中心点を抽出するので、中心位置が検出される。検出後、カリバー像1a1G〜1a4Gの中心位置から上圧延ロール像1Guの基準端面像1bG,1cGまでの各距離であるピッチ寸法P1,P2,Q1,Q2,U,Vを計測する。カリバー像1a1G〜1a4Gの中心位置及びピッチ寸法P1,P2,Q1,Q2,U,Vの測定値は、計測データとして記憶部14に保存される。また、ロール幅Wの測定値、そして外端面像1eGの上側と目安線23との距離Mの測定値及び下側との目安線との距離Nの測定値のいずれも記憶部14に保存される。そして各測定値は、演算部15によりそれぞれの測定値の基準値との差(基準差)を算出する。
上圧延ロール1の計測結果として、図8に示す表示画面5aのロール幅測定値欄54にはロール幅Wの測定値が、上下の各端面測定値欄56,57には外端面像1eGから目安線23までのそれぞれの距離の測定値が表示され、各ピッチ測定値欄58,60,62,64にはピッチ寸法Q2,Q1,P2,P1の測定値が表示され、測定値欄66にはカリバー像1a1Gの中心位置から基準端面像1cGまでのピッチ寸法Uの測定値が、そして、測定値欄67にはカリバー像1a2Gの中心位置から基準端面像1cGまでのピッチ寸法Vの測定値がそれぞれ表示される。
同時に、基準値差欄55,59,61,63,65には上記各ピッチ寸法Q2,Q1,P2,P1の基準値と上記測定値との差(基準差)が数値で表示される。基準値差欄55の数値「0.011」は、55.011(ロール幅測定値)−55.00(基準値)から算出される値である。基準値差欄59の数値「−0.115」は、22.110(ピッチ寸法Q2)−22.225(基準値)から算出される値である。基準値差欄61の数値「−0.045」は、22.180(ピッチ寸法Q1)−22.225(基準値)から算出される値である。基準値差欄63の数値「1.603」は、9.828(ピッチ寸法P2)−8.225(基準値)から算出される値である。基準値差欄65の数値「1.585」は、9.810(ピッチ寸法P1)−8.225(基準値)から算出される値である。
上記数値の単位はmmであり、以下、単位の表示を省略する。
なお、図8に示す基準値差欄の数値は、4型圧延ロールの第1のタイプの標準型圧延ロール系に属する上圧延ロール1に付与されている識別番号を入力して特定した段階で、上圧延ロールに対応しているカリバーのピッチ寸法P1,P2の基準値「8.225」、ピッチ寸法Q1,Q2の基準値「22.225」及びロール幅Wの基準値「55」が制御装置6の記憶部14に保存されているので、これらの基準値をベースにして算出された値である。
上圧延ロール1のピッチ寸法P1,P2,Q1,Q2,U,V及びロール幅Wを計測した後は、測定台8から上圧延ロールを降ろし、下圧延ロールを測定台上に載せて上圧延ロールと同様の方法で測定する。
図9に示すように、表示画面5aの下圧延ロール像1Gdの外端面像1eGを目安線23まで移動させ、下圧延ロール像の各カリバー像1a1G〜1a4Gが検出エリアである計測領域範囲T11〜T14内に位置するように調整する。調整後、制御装置6は、計測領域範囲T11〜T14内のカリバー像1a1G〜1a4Gの円弧形状の画像処理を通じて円弧を検出し、その中心点を抽出するので、中心位置が検出される。検出後、ピッチ寸法P1,P2,Q1,Q2,U,Vを計測する。カリバー像1a1G〜1a4Gの中心位置及びピッチ寸法P1,P2,Q1,Q2,U,Vの測定値は、計測データとして記憶部14に保存される。また、ロール幅Wの測定値、そして外端面像1eGの上側と目安線23との距離Mの測定値及び下側との目安線との距離Nの測定値のいずれも記憶部14に保存される。そして各測定値は、演算部15によりそれぞれの測定値の基準値との差(基準差)を算出する。
算出の結果、図9に示す表示画面5aのロール幅測定値欄54にはロール幅Wの測定値が、上下の各端面測定値欄56,57には外端面像1eGから目安線23までのそれぞれの距離の測定値が表示され、各ピッチ測定値欄58,60,62,64にはピッチ寸法Q2,Q1,P2,P1の測定値が表示され、測定値欄66にはピッチ寸法Uの測定値が、測定値欄67にはピッチ寸法Vの測定値がそれぞれ表示される。
同時に、基準値差欄55,59,61,63,65には上記各ピッチ寸法Q2,Q1,P2,P1の基準値と測定値との差(基準差)が数値で表示される。ロール幅基準値差欄55の数値「0.083」は、55.083(ロール幅測定値)−55.00(基準値)から算出される値である。ピッチ基準値差欄59の数値「0.010」は、22.235(ピッチ寸法Q2)−22.225(基準値)から算出される値である。ピッチ基準値差欄61の数値「0.053」は、22.278(ピッチ寸法Q1)−22.225(基準値)から算出される値である。ピッチ基準値差欄63の数値「1.643」は、9.868(ピッチ寸法P2)−8.225(基準値)から算出される値である。ピッチ基準値差欄65の数値「1.473」は、9.698(ピッチ寸法P1)−8.225(基準値)から算出される値である。
上下の両圧延ロール1のピッチ寸法及びロール幅を測定した後、入力装置16(図1)を用いて図9に示す表示画面5aを次画面に切り替えると、表示画面には図10に示す上下の両圧延ロールの測定結果の一覧表が表示される。切り替わった表示画面5aでは、左右両側に上下の圧延ロールの各カリバーのピッチ寸法の測定値及び基準差が対向位置関係に一覧表示されると共に、最下部にはロール幅の測定値及び基準差が表示されており、また、画面中央部には対向するカリバーのピッチ寸法の基準差である上下差が表示され、その最下部にはロール幅の上下差が表示されている。
その後、図10に示す一覧表を印刷して、圧延ロール組み込み作業者に渡す。
圧延ロール組み込み作業者は、上下の圧延ロール1を圧延機に組み込む際に、必要に応じて上記一覧表を参考にしながら、対向する上下のカリバーのずれをなくすための調整作業をする。圧延ロールを組み込む過程では、圧延ロールと圧延機の基準面との間にスペーサ等の部材を差し入れる。
圧延ロール組み込み作業者が図10の一覧表を参考にする場合について説明する。
例えば上下の圧延ロール1の対向するカリバー1a(図4)を圧延に使用する際には、測定した上下の圧延ロールのカリバーのピッチ寸法における上下差は0.040であるから、上下差0となるような厚みのあるスペーサ等の部材を一方の上圧延ロール1と圧延機の基準面との間に挿入する。挿入部材を重ねて使用する場合には適宜の厚みの各部材を選択して組み合わせて使用する。また、他方の下圧延ロール1と圧延機の基準面との間に挿入する部材によって上下差0を越える場合には挿入部材を薄く加工して調整する。
圧延ロール組み込み作業者が一覧表を使用しないで調整する場合には、図8及び図9に示す計測情報を印刷してから、使用の対象となる上下のカリバーの上下差をそれぞれ基準差に基づいて計算し、求めた上下差が0となるように、一覧表を使用した場合と同様の方法で調整する。
圧延ロールのカリバーが2本設けられている場合の計測例について図11及び図12を参照して説明する。
この場合の圧延ロールは前記2型圧延ロール系に属するものであるが、その構成及び計測例は、図1に示す圧延ロール1のカリバーの本数が相違し、その相違に基づいて計測する点を除いて上記圧延ロール1のそれらと実質的に異なるものではないので、説明に際し共通する構成部分に関して上述した構成及び計測例の説明に使用した符号をそのまま使用する。その測定方法も、図1に示す圧延ロール1のカリバーのそれと共通しているので、特徴的な部分のみを説明する。
図11に示す表示画面5aには、圧延ロールの投影画像1GA、水平線22を挟んで上下にカリバー像1a1GA,1a2GAが表示されている。また、表示画面5aに表示されているロール幅測定値欄70は前記ロール幅測定値欄54に、ロール幅基準値差欄71は前記ロール幅基準値差欄55に、上端面測定値欄72及び下端面測定値欄73は前記上端面測定値欄56及び下端面測定値欄57に、ピッチ測定値欄74,76及びピッチ基準値差欄75,77は前記ピッチ測定値欄58,60及びピッチ基準値差欄59,61に、測定値欄78は前記測定値欄67に、ロール名称欄79はロール名称欄68にそれぞれ対応している。
図11において、符号1bGA,1cGAは基準端面像を示す。
測定方法について説明する。
図11の表示画面5aに鎖線で示している圧延ロールの投影画像1GAである上圧延ロールの投影画像の外端面像1eGAを目安線23まで移動させ、各カリバー像1a1GA,1a2GAが検出エリアである計測領域範囲T21,T22内に位置するように調整する。調整後、制御装置6(図1)は、計測領域範囲T21,T22内のカリバー像1a1GA,1a2GAの円弧形状の画像処理を通じて円弧を検出し、その中心点を抽出するので、中心位置が検出される。計測領域範囲T21,T22内のカリバー像1a1GA,1a2GAの円弧形状の画像処理を通じて円弧を検出し、その中心点を抽出するので、中心位置が検出される。検出後、ピッチ寸法Q1,Q2,Uを計測する。カリバー像1a1GA,1a2GAの中心位置及びピッチ寸法Q1,Q2,Uの測定値は、計測データとして記憶部14(図1)に保存される。また、ロール幅Wの測定値、そして外端面像1eGAの上側と目安線23との距離Mの測定値及び下側と目安線との距離Nの測定値のいずれも記憶部14に保存される。そして各測定値は、演算部15によりそれぞれの測定値の基準値との差(基準差)を算出する。
算出の結果、図11に示す表示画面5aにはいずれも具体的な数値は明示されていないが、ロール幅測定値欄70にはロール幅Wの測定値が、上下の各端面測定値欄72,73には外端面像1eGAから目安線23までのそれぞれの距離M,Nの測定値が表示され、各ピッチ測定値欄74,76にはピッチ寸法Q2,Q1の測定値が表示され、測定値欄78にはピッチ寸法Uの測定値がそれぞれ表示される。
同時に、基準値差欄71,75,77には上記ロール幅W及び各ピッチ寸法Q2,Q1の基準値と測定値との差(基準差)が数値で表示される。
下圧延ロールのカリバーの測定についても、上述した上圧延ロールのカリバーのそれと同じ方法によって行う。
上下の圧延ロールのカリバーの測定時に計測領域範囲T21,T22が表示画面5aに表示されている。これは、測定の際に、入力装置16(図1)によって、圧延の対象となる上下の圧延ロールに付与されている識別番号を図11のロール名称欄に入力して特定した段階で、上記圧延ロールが2型圧延ロールの第1のタイプ又は第2のタイプのいずれかの標準型圧延ロール系であることが認識されるからである。例えば、圧延ロールが第1のタイプであれば、記憶部14に保存されている第1のタイプに対応するデータに基づいて上記計測領域範囲T21,T22が図11鎖線に示すように表示画面5aに表示されるのである。
測定者は上下の圧延ロールのカリバーにおける測定結果(上圧延ロールのカリバーの測定結果は図11の各欄に表示されることになる数値)を印刷して、印刷物に基づいて、圧延ロール組み込み作業者は、圧延の対象となるカリバーの測定値及び基準値差並びに上下差に基づいてカリバーにずれのない調整をしながら上下の圧延ロールの取り付け作業をする。
上記印刷物を使用しない場合には、下圧延ロールのカリバーの測定後に、測定結果が表示されている表示画面5aを次画面に切り換え、図示していないが、前記図10に示すような各カリバーのピッチ寸法の測定値及び基準差が一覧表として表示されるので、この一覧表に基づいて圧延ロール組み込み作業者は、上下の圧延ロールの対向するカリバーにずれのない調整をしながら上下の圧延ロールの取り付け作業をする。
本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムの他の実施形態について、図13〜図22を参照して説明する。
図13〜図15に示す圧延ロールのカリバー投影システムS2は、その基本構成が図1〜図3に示す圧延ロールのカリバー投影システムS1のそれと実質的に同一であるので、共通する構成部分についての説明を省略し、相違する構成部分について説明する。
このため、圧延ロールのカリバー投影システムS2の説明に用いる符号を圧延ロールのカリバー投影システムS1と共通する構成部分に使用した符号をそのまま使用している。
圧延ロールのカリバー投影システムS2は、圧延ロール1を圧延機に取り付ける際、スペーサを圧延機と圧延ロールとの間に差し込んで圧延機の基準面とカリバーとの距離が基準距離となるようにする場合に有効である。このため、圧延ロールのカリバー投影システムS2では、スペーサの厚みと、このスペーサを含めた基準面からカリバーの中心位置までの距離を測定して、測定結果を一覧表にし、この一覧表に基づいて圧延ロールを精度良く圧延機に組み込むことを可能とするものである。
そこで、圧延ロールのカリバー投影システムS2では、圧延ロール1を測定台8にスペーサ17を介して載置し、圧延ロール1のカリバー1a及びスペーサ17の厚さを計測する。
図13及び図16に示すスペーサ17はリング状に形成されている。スペーサ17は、図16鎖線に示すように測定台8のロール受け部8aに離脱可能に嵌め込まれる。スペーサ17の一方の端面である下側の端面17aは測定台8上に載せられる。
また、図13及び図16に示すように、圧延ロール1のカリバー1aの計測時に、スペーサ17はロール受け部8aに嵌め込まれて測定台8上に保持された状態で、スペーサ上面に圧延ロール1の端面1cが載せられる。この状態で、後述するようにスペーサ17の厚みとスペーサを含めた基準面からカリバーまでの距離が計測される。
本発明の圧延ロールのカリバー投影システムS2の使用方法を説明する。
圧延のために使用するカリバーは、図16に示す圧延ロール1のカリバーのうち、最下端部に位置しているカリバー1a4とする。
なお、図8及び図9に示すカリバーのピッチ寸法P1,P2の基準値「8.225」、ピッチ寸法Q1,Q2の基準値「22.225」及びロール幅Wの基準値「55」は、本例でもそのまま適用される。
まず、図16及び図18に示す上圧延ロール1の上圧延ロール像1Guに含まれるカリバー1a4のカリバー像1a4Gの中心位置から下側の基準端面1cの基準端面像1cGまでの距離(ピッチ寸法P1)を測定する。
ピッチ寸法P1の測定は次のようにして行われる。
図16に示すスペーサ17を測定台8から外してから、図17に示すように上圧延ロール1を測定台上に載せた状態で測定する。測定により、図18に示す表示画面5aにはピッチ寸法P1の測定値がピッチ測定値欄64に表示され、図示の例では測定値「9.698」が表示される。測定結果は記憶部14(図13)に保存される。
カリバー1a4のカリバー像1a4Gの中心位置の検出方法について説明する。
この検出方法は上述した図8及び図9に示すカリバー像1a1G〜1a4Gの中心位置の検出方法と実質的に同じであるので、概略説明する。
図18の表示画面5aに示している上圧延ロール像1Guの外端面像1eGを目安線23まで移動させ、上圧延ロール像のカリバー像1a4Gを検出エリアである計測領域範囲T31〜T34のうち、計測領域範囲T34内に位置するように調整する。調整後、制御装置6(図13)は、計測領域範囲T34内のカリバー像1a4Gの円弧形状の画像処理を通じて円弧を検出し、その中心点を抽出するので、中心位置が検出される。
次に、図13、図15及び図16に示すように、上圧延ロール1を吊り上げて、測定台8上にスペーサ17をセットしてから上圧延ロールを降下させ、この上圧延ロールと測定台との間にスペーサを介在させる。この状態で、カリバー1a4の中心位置からスペーサ17の下側の端面までの距離及びスペーサの厚みを測定すると、その測定結果は図19に示す表示画面5aに表示される。
図19に示す表示画面5aには、上圧延ロール像1Guに含まれるカリバー像1a4Gの中心位置からスペーサ17の投影画像であるスペーサ像17Gの下側の端面像17aGまでの距離D1が測定値欄82に表示され、スペーサ像17Gの厚みの測定値であるスペーサ値がスペーサの厚みの測定値欄85に表示される。図示の例では、スペーサの厚みの測定値欄85にはスペーサ値「14.114」が表示され、スペーサ値は記憶部14(図13)に保存される。この例のスペーサ値14.114の計算式は、23.812(距離D1)−9.698(ピッチ寸法P1)である。スペーサの厚みの測定値(スペーサ値)及び距離D1の基準値の各単位はmmであり、以下、単位表示を省略する。
図19に示す表示画面5aにおいて、80は上端面測定値欄、81は下端面測定値欄、84はピッチ基準値差欄、86はロール名称欄をそれぞれ示す。上端面測定値欄80、下端面測定値欄81、ピッチ基準値差欄84及びロール名称欄86は、図5に示す上端面測定値欄56、下端面測定値欄57、ピッチ基準値差欄65及びロール名称欄68にそれぞれ対応している。
スペーサ17の厚み(スペーサ値)を測定した後、図15に示す測定台8から上圧延ロール1を降ろし、スペーサ17を外す。
そして、下圧延ロール1を測定台8に載せて、上圧延ロールと同様な方法で測定する。測定結果として、図20に示す表示画面5aにはピッチ寸法P1の測定値が測定値欄64に表示され、図示の例では測定値「9.698」が表示される。測定結果は記憶部14(図13)に保存される。
また、図13、図15及び図16に示すように、下圧延ロール1を吊り上げ、測定台8上にスペーサ17を再びセットしてから下圧延ロールを降下させ、この下圧延ロールと測定台との間にスペーサを介在させる。この状態で、カリバー1a4の中心位置からスペーサ17の下側の端面までの距離D1及びスペーサの厚みを測定すると、その測定結果は図21に示す表示画面5aに表示される。
図21に示す表示画面5aには、下圧延ロール像1Gdに含まれるカリバー像1a4Gの中心位置からスペーサ17のスペーサ像17Gの下側の端面像17aGまでの距離D1が測定値欄82に表示され、スペーサ値が測定値欄85に表示される。図示の例では、測定値欄82には測定値「23.667」が、スペーサの厚みの測定値欄85にはスペーサ値「13.969」がそれぞれ表示され、これらの測定値は記憶部14(図13)に保存される。この例のスペーサ値13.969の計算式は、23.667(距離D1)−9.698(ピッチ寸法P1)である。
その後、図21に示す表示画面5aから次画面に切り換えると、切り替わった表示画面5aには、図22に示すように下側であって左右両側に上下の圧延ロールの各カリバーのピッチ寸法の測定値及び基準差が対向位置関係に一覧表示されると共に、最下部にはスペーサの厚みの測定値(スペーサ値)が表示されており、また、画面中央部には対向するカリバーのピッチ寸法の測定値と並んで図左右の基準値間の差である上下差が表示される。
その後、図22に示す一覧表を印刷して、圧延ロール組み込み作業者に渡す。
圧延ロール1を組み込む前に、上記距離D1の基準値を22.225に設定しておく。
圧延ロール組み込み作業者は、上記一覧表に基づいて上下の圧延ロールのカリバーの上下差(図示の例では0.145)が0となるようにスペーサ17の厚みを調整する。調整方法として、スペーサ17を薄く削る方法、複数のスペーサを重ねる方法又は加工等を施すことなく上下差0にできる厚みに対応した新たなスペーサを利用する方法等がある。
図22に示す例では、上下差を0とするために、上下の各圧延ロールに使用するスペーサ17はいずれも厚さ0.145だけ薄くする。上圧延ロールの取付け時に差し入れる調整後のスペーサはその厚みが13.969(計算式:14.114−0.145)のものを使用する。また、下圧延ロールの取付け時に差し入れる調整後のスペーサはその厚みが13.824(計算式:13.969−0.145)のものを使用する。
このように、対向するカリバーにずれがないように、スペーサ17の厚みを調整してから上下の圧延ロールの取り付け作業をする。
上下の圧延ロールのカリバーの測定時に、図18及び図20に示すように計測領域範囲T31〜T34が表示画面5aに表示される。これは、測定の際に、入力装置16(図13)によって、圧延の対象となる上下の圧延ロールに付与されている識別番号(上圧延ロールにあっては図18に示す「M636」、下圧延ロールにあっては図20に示す「M637」)をロール名称欄68に入力して特定した段階で、上記圧延ロールが前記4型圧延ロールの第1乃至第4のタイプのいずれかの標準型圧延ロール系であることが認識されるからである。例えば、上下の圧延ロールが第1のタイプであれば、記憶部14に保存されている第1のタイプに対応するデータに基づいて上記計測領域範囲T31〜T34が上記表示画面に表示される。
本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムS2にあっては、圧延ロール1におけるカリバーのピッチ(圧延ロール1の基準端面1b,1cと各カリバー1aの中心との距離)について、投影画像1Gu,1Gdを通じて、ピッチ寸法を測定し、ピッチ寸法及びピッチ寸法と基準値との差(基準差)が表示画面5aに数値として表示される。
上記数値表示により、圧延ロールの片寄りやずれ等の判定が判定者によってバラツキが生じにくく、その後の調整作業が効率的かつ正確に行え、圧延材の片寄りや食い違いの発生を抑制することができる。
本発明に係る圧延ロールのカリバー投影システムS1,S2において、図8、図11及び図18に示す各表示画面5aにロール幅の測定値及びこの測定値と基準値との差(基準差)が数値として表示されるが、この差(基準差)の表示があれば、上下の各圧延ロールの基準差の確認が容易となり、差が例えば1.00以上の場合には差のある圧延ロールの使用を止める。
C1〜C4 カリバー像の中心位置
P1,P2 ピッチ寸法(カリバー像の中心位置から基準端面までの距離)
Q1,Q2 ピッチ寸法(カリバー像の中心位置から基準端面までの距離)
S1,S2 圧延ロールのカリバー投影システム
Tx1〜Tx4 計測領域範囲
T11〜T14 計測領域範囲
T21,T22 計測領域範囲
T31〜T34 計測領域範囲
W ロール幅
1 圧延ロール(上下の圧延ロール)
1a カリバー
1a1〜1a4 カリバー
1b,1c 圧延ロールの端面(基準端面)
1G,1GA 圧延ロールの投影画像
1Gu 上圧延ロール像(上圧延ロールの投影画像)
1Gd 下圧延ロール像(下圧延ロールの投影画像)
1a1G〜1a4G カリバー像
1a1GA カリバー像
1a2GA カリバー像
1a1Gx〜1a4Gx カリバー像
1bG,1cG 基準端面像
1bGA,1cGA 基準端面像
1eG 外端面像
2 基台
3 照明装置
4 撮像装置
5 撮像表示装置
5a 表示画面
6 制御装置
8 測定台
8G 測定台像
12 制御部
13 画像処理部
14 記憶部
15 演算部
17 スペーサ
17a スペーサの一方の端面
17G スペーサ像(スペーサの投影画像)
17aG スペーサの端面像
54,70 ロール幅測定値欄
55,71 ロール幅基準値差欄
58,60 ピッチ測定値欄
59,61 ピッチ基準値差欄
62,64 ピッチ測定値欄
63,65 ピッチ基準値差欄
75,77 ピッチ基準値差欄
74,76 ピッチ測定値欄
82 測定値欄
84 ピッチ基準値差欄
85 スペーサの厚みの測定値欄

Claims (2)

  1. カリバーを形成していると共に径方向の両側面が基準端面である圧延ロールを測定台上に載置する基台と、上記圧延ロールに光を照射する照明装置と、光が照射されている上記圧延ロールを撮像する撮像装置と、この撮像装置による上記圧延ロールの撮像画像を投影画像として表示する表示画面を有する撮像表示装置と、この撮像表示装置及び上記撮像装置に接続しかつこれらを制御可能である制御部を有すると共に演算部及び記憶部を設けている制御装置とを備えており、
    上記圧延ロールは標準型圧延ロールであり、
    上記表示画面には、一側に上圧延ロールの投影画像に含まれるカリバーのカリバー像のピッチ寸法の測定値及び基準差並びにロール幅の測定値及び基準差と、他側に下圧延ロールの投影画像に含まれるカリバーのカリバー像のピッチ寸法の測定値及び基準差並びにロール幅の測定値及び基準差とが対向位置関係に一覧表示可能であると共に、画面最下部には上記ロール幅の測定値及び基準差が表示可能であり、画面中央部には対向するピッチ寸法の測定値及び基準差並びに上記ロール幅の測定値及び基準差と並んで上記基準差間の差が上下差として表示可能であり、対向するピッチ寸法の測定値及び基準差並びに上記ロール幅の測定値及び基準差と、上記上下差とが一覧表示されるものであり、
    上記制御装置は、下記の(1)、(2)、(3)、(4)及び(5)を満たすものである
    ことを特徴とする圧延ロールのカリバー投影システム。
    (1)上記記憶部によって上記圧延ロールの投影画像の各位置の計測情報を保存すると共に上記計測情報を検索可能である。
    (2)上記圧延ロールの投影画像に含まれるカリバーのカリバー像の中心位置及び基準端面像の位置を検出可能であり、上記カリバー像の中心位置と上記基準端面像との間の距離であるカリバーのピッチ寸法を計測し、上記ピッチ寸法の測定値及び上記測定値と上記ピッチ寸法の基準値との差である基準差をそれぞれ上記表示画面に表示可能である
    (3)上記圧延ロールの投影画像に含まれる一方の基準端面像と他方の基準端面像の間の距離であるロール幅をそれぞれ計測し、上記ロール幅の測定値及びこのロール幅とロール幅の基準値との差である基準差を上記表示画面に表示可能である。
    (4)上記標準型圧延ロールのタイプに応じてカリバーの計測領域範囲を検出データとして記憶部に保存すると共に、上記検出データに基づいて上記計測領域範囲が上記表示画面に表示可能であって、上記計測領域範囲内のカリバー像の円弧形状の画像処理を通じて円弧を検出し、上記カリバー像の中心点を抽出すると共に、その中心位置を検出可能である。
    (5)計測領域範囲内であって円弧形状になっていない部分を画像処理による演算不可能部分に設定可能である。
  2. 測定台上に着脱可能であるスペーサを備えており、圧延ロールが上記スペーサを介して上記測定台上に保持されるものであり、制御装置は上記スペーサの投影画像に含まれる測定台像側の端面像の位置を検出可能であり、上記カリバー像の中心位置と上記端面像の位置との間の距離を計測可能であり、
    表示画面は下記の(1)、(2)及び(3)を満たすものであり、
    制御装置は、記憶部によって圧延ロールの投影画像の各位置の計測情報及びスペーサの投影画像の計測情報を保存すると共に、上記計測情報を検索可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の圧延ロールのカリバー投影システム。
    (1)上記カリバー像のピッチ寸法の測定値及び基準差並びに上記測定値と上記距離との差であるスペーサの厚みの測定値をそれぞれ表示可能である。
    (2)一側に上圧延ロールの投影画像に含まれる少なくとも圧延するために使用の対象となっているカリバーのカリバー像のピッチ寸法の測定値及び基準差並びにスペーサの厚みの測定値を、他側に下圧延ロールの投影画像に含まれる少なくとも圧延するために使用の対象となっているカリバーのカリバー像のピッチ寸法の測定値及び基準差並びにスペーサの厚みの測定値を対向位置関係に表示可能であると共に、対向する上記測定値及び基準差と並んで上記両基準差間の差が上下差として表示可能である。
    (3)上記測定値及び基準差と上記上下差とが一覧表示されるものである。
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