JP6183484B2 - 内角度測定具 - Google Patents

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本発明は、生産工程の多種多様の作業の中で材料に形成される内角角度を測定する内角度測定具に関する。
生産工程における多種多様の加工の中には、素材の表面から深くなるに従って小径となるテーパ状の孔を形成することがある。また、予め形成されたテーパ状の孔の内角角度を測定することがある。このようなテーパ状の孔の内角角度を測定するときには、一般的に内角度測定ゲージが使用される。
この内角度測定ゲージとして、実用新案登録第3193096号公報(特許文献1)には、3枚の特殊鋼板を二等辺三角形に形成し、第二餘弦法則を用いて1辺の指示線板に示された数値により内角度を測定する内角度測定ゲージが示されている。また、特開2006−125915号公報(特許文献2)には、1辺に分度器を形成した4枚の帯板を四角形に構成し、この4枚の帯板を平行四辺形にしたときの角度を分度器によって読み取るようにした内角度測定器が示されている。このように、分度器の機能を用いて内角度を測定する測定器は、特開2006−112798号公報(特許文献3)、実用新案登録第3172187号公報(特許文献4)、実用新案登録第3172186号公報(特許文献5)及び、実用新案登録第3172185号公報(特許文献6)に開示されている。
実用新案登録第3193096号公報 特開2006−125915号公報 特開2006−112798号公報 実用新案登録第3172187号公報 実用新案登録第3172186号公報 実用新案登録第3172185号公報
上述した特許文献に示された内角度測定器は、三角形の一辺に形成された目盛や、分度器に形成された目盛を読み取ることにより内角度を測定していた。しかし、通常の場合、定規や分度器に付されている目盛りは1度乃至2度程度のため、正確な内角度を測定することができない。また、複数枚の帯板を三角形や四角形に回転可能に連結しているので、連結個所のガタが複数個所に及ぶことから、相乗して精度を悪化させる問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、マイクロメータのスピンドルによって進退する計測駒に開角度によって高精度な内角度を測定することができる内角度測定具を提供することにある。
そこで、本発明による内角度測定具は、ステム部を有し、シンブルの回転によってスピンドルを進退させるマイクロメータヘッドと、前記スピンドルを進退させるように前記ステムに基端側を固着され、先端側側面の両側に軸方向に延びる窓を形成した筒状の支持本体と、前記支持本体の内部の先端側に設けた支点部を支点として揺動させる複数の計測駒とを備え、前記計測駒は、前記窓から突出する外側面と、前記スピンドルの先端に当接する摺動面とを有し、前記窓から突出させた複数の前記計測駒の外側面による開角度を前記スピンドルの進退動作により可変調整することを要旨としている。
また、複数の計測駒の摺動面を曲面に形成することにより、マイクロメータヘッドのスピンドルの進退動作と複数の前記計測駒の開角度動作を比例させることが望ましい。
さらに、マイクロメータヘッドのスリーブの軸方向に付けた目盛と、シンブルの径方向に付けた目盛とを角度を表す目盛とすることが望ましい。
さらにまた、各種の大きさのテーパ孔に対応させるための拡張補助具を複数の計測駒の外側面に設けても良い。
本発明によれば、マイクロメータヘッドのスピンドルの先端を、複数の計測駒の摺動面に当接させて揺動させ、計測駒に開角度によって内角度を計測するようにしているので、マイクロメータヘッドの精度に従って、0.1度の精度で内角度を測定することができる。また、計測駒を支持本体の内部に設けた支点部を支点として揺動させることにより、ガタによる精度の悪化を未然に防止し、計測駒を高精度に揺動させることが可能となる。
また、複数の計測駒の摺動面を曲面に形成すると、マイクロメータヘッドのシンブルを等角度で回転させたとき、スピンドルの進退によって計測駒が等角度で開角度を変化させることができる。
マイクロメータヘッドのスリーブの軸方向に付けた目盛と、シンブルの径方向に付けた目盛とを角度を表す目盛とすると、シンブルの回転により計測駒の開角度を任意に設定することができる。
さらに、複数の計測駒の外側面に拡張補助具を設けることにより、測定対象となる素材に形成されたテーパ状の孔が大きい場合であっても、1種類の内角度測定具によって測定することが可能となる。
本発明による内角度測定具を示す斜視図である。 内角度測定具の一部断面正面図である。 内角度測定具の平面図である。 内角度測定具により20°の角度を測定する状態を示す説明図である。 内角度測定具の計測駒の動作を示す説明図である。 内角度測定具の他の実施例を示す説明図である。 (A)(B)は、幅を変更した計測駒を示す平面図である。 (A)(B)は、外側面の角度を変更した計測駒を示す平面図である。 幅と外側面の角度を変更した計測駒を示す平面図である。 内角度測定具の計測駒を3個にした実施例を示す断面図である。 図7に示す内角度測定具のA−A断面図である。
本発明による内角度測定具は、ステム部を有し、シンブルの回転によってスピンドルを進退させるマイクロメータヘッドと、前記スピンドルを進退させるように前記ステムに基端側を固着され、先端側側面の両側に軸方向に延びる窓を形成した筒状の支持本体と、前記支持本体の内部の先端側に設けた支点部を支点として揺動させる複数の計測駒とを備え、前記計測駒は、前記窓から突出する外側面と、前記スピンドルの先端に当接する摺動面とを有し、前記窓から突出させた複数の前記計測駒の外側面による開角度を前記スピンドルの進退動作により可変調整するように構成されている。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。図1は、本発明による内角度測定具の実施例を示している。内角度測定具は、マイクロメータヘッド1と、筒状の支持本体2と、一対の計測駒3により構成している。
マイクロメータヘッド1は、図1及び図2に示すように、軸方向に目盛を付したスリーブ1aと、このスリーブ1aの外周を回転するように設け、周囲に目盛を付したシンブル1bと、スリーブ1aの先端側に設けたステム部1cと、シンブル1bの回転操作によって進退するスピンドル1dによって構成されている。このマイクロメータヘッド1は、市販されているものを使用することができる。
マイクロメータヘッド1のステム部1cには、支持本体2の基端側が固着されている。支持本体2は円筒状に形成され、スピンドル1dの進退動作を許容する内径に形成されている。さらに、支持本体2の先端側から基端側に向けて、180°対向した位置に、軸方向に延びる左右一対の窓2aが形成されている。また、支持本体2の先端は、略円錐台状に形成されている。また、スリーブ1aの軸方向に付された目盛と、シンブル1bの周囲に付した目盛は、市販されているマイクロメータヘッドとは異なり、後述する一対の計測駒3の開角度を表示する目盛となっている。
支持本体2の左右一対の窓2aからは、左右対称に揺動させる一対の計測駒3が突出させている。計測駒3は、図2に示すように、上端側が支持本体2の内部の先端側に設けた支点部4を支点として左右対称に揺動するようになっている。そして、計測駒3の窓2aから突出する外側面3aは、直線状に形成されている。一方、外側面3aと反対側の摺動面3bは、曲面状に形成されていて、マイクロメータヘッド1のスピンドル1dの先端に当接させている。なお、一対の計測駒3には、バネ7の先端が掛けられ、このバネ7によって、一対の計測駒3がスピンドル1dの先端に常時当接させるように、軽く押圧させている。マイクロメータヘッド1のスピンドル1dに進退によって、図5に示すように、一対の計測駒3の開角度を、例えば20°から100°のように広角度で設定もしくは計測できるようになっている。このような広角度の範囲で計測しようとする場合、開角度を表示する目盛が小さくなるため、必要に応じて、0°から25°、25°から50°、50°から75°75°から100°、或いは、0°から50°、50°から100°といったように、計測可能な角度範囲を設定することにより、目盛が大きくなることから、正確な測定が可能になる。
一対の計測駒3の摺動面3bに形成した曲面は、マイクロメータヘッド1のスピンドル1dの移動距離と計測駒3の開角度が正比例して変化する曲線としている。なお、計測駒3の摺動面3bを直線状に形成しても良いが、この場合は、スリーブ1a或いはシンブル1bの目盛に一方または両方を対数目盛のようにする必要がある。
上述したように、計測駒3は支持本体2の内部に設けた支点部4を支点として左右対称に揺動させているが、図3に示すように、例えば支持本体2を軸方向に延びる左右一対の窓2aに沿って2分割し、一方の支持本体2に支点部4の一端を固着し、一対の計測駒3を支点部4に挿入した後に他方の支持本体2を重合し、支点部4の他端を他方の支持本体2の孔に嵌合して支点部4を固定しても良い。また、円筒状に形成した支持本体2の支点部4を設ける位置に軸方向と直行する透孔を形成し、一対の計測駒3を定位置に設置した状態で、透孔に横方向から支点部4となる軸を挿入することにより、一対の計測駒3を設けても良い。
次に、本発明による内角度測定具を使用した角度測定方法について説明する。例えば、図2に示すように、素材5には表面から深くなるに従って小径となるテーパ状の孔5aが形成されている。このとき、孔5aのテーパ角が60°とすると、一対の計測駒3の開角度が予め60°になるようにシンブル1bを回転させてスリーブ1aを進退させ、スリーブ1aの軸方向に付した目盛と、シンブル1bの周囲に付した目盛によって合わせる。
その後、テーパ状の孔5aの開口側から支持本体2の左右一対の窓2aから左右対称に突出した一対の計測駒3を挿入する。孔5aのテーパ角が60°の場合は、図2に示すように、計測駒3の直線状に形成された外側面3aが、孔5aの内面に接合する。しかし、孔5aのテーパ角が60°と異なる場合には、外側面3aと孔5aの内面とが離間する。この場合は、シンブル1bを回転させることによりスリーブ1aを進退させて一対の計測駒3の開角度を変え、計測駒3の外側面3aが孔5aの内面に接合するように調整する。この状態におけるシンブル1bとスリーブ1aの目盛を読み取ることにより、孔5aのテーパ角が正確に測定される。
一方、上述したテーパ状の孔を例えば20°の角度に加工する場合には、図4に示すように、シンブル1bとスリーブ1aの目盛を20°に合わせることにより、一対の計測駒3が20°の開角度に設定される。素材5に20°のテーパ状の孔5aを形成した後、20°の開角度に設定された一対の計測駒3を挿入し、テーパ状の孔5aの内面に計測駒3の外側面3aが全て接合しているかを確認し、必要に応じて追加工を行うことにより、高精度のテーパ状の孔5aを形成することができる。
図6は、本発明による内角度測定具の測定範囲を拡大するための他の実施例を示している。図2に示したような素材5に形成されたテーパ状の孔5aは、大小各種の内径を測定することが必要となる。一対の計測駒3の直径よりも大きい大径の孔5aの場合は、測定不能となる。この対策として、大小各種の複数の内角度測定具を予め取り揃えておくことも考えられるが、実態に合わない問題が生ずる。図6に示す実施例は、このような問題を未然に回避し、大径の孔5aであっても測定可能にするためのものである。
一対の計測駒3には、図6に示すように、計測駒3の直線状に形成された外側面3aに拡張補助具6が設けられている。この拡張補助具6としては、高い精度を必要とすることから、一般にシリンダーゲージに用いられるアンビルを使用することが望ましい。拡張補助具6は、ベースとなるマザーアンビル6aの雄ねじ部6bが計測駒3の外側面3aに形成された螺孔3cに螺着される。マザーアンビル6aには、アンビル6cが着脱自在に装着される。このアンビル6cは、先端部が例えば超硬金属によって半球状に形成されている。そして、予め各種の長さのアンビル6cが用意され、素材5に形成されたテーパ状の孔5aの内径に応じて適宜の長さのアンビル6cを装着することにより、大小各種の内径の孔5aを測定することができる。なお、図6に示す実施例においては、拡張補助具6を一対の計測駒3の外側面3aに各々2個設けるようにしているが、必要に応じて複数個の拡張補助具6を設けるようにしても良い。また、マザーアンビル6aの雄ねじ部6bを計測駒3の外側面3aに形成された螺孔3cに螺着するように構成することにより、拡張補助具6が着脱可能となり、これにより、大小各種の内径を有する素材5のテーパ状の孔5aを1台の内角度測定具によって測定することができる。
図7は、大小各種のテーパ状の孔5aの内径に応じて測定するための他の実施例を示している。図7(A)は、計測駒3の幅W1を前述した計測駒3よりも大きく形成した例を示している。このように、計測駒3の幅W1を大きくすることにより、大きな内径のテーパ状の孔5aの内角度を測定することができる。さらに大きな内径のテーパ状の孔5aを測定する場合には、図7(B)に示すように、計測駒3の幅W2を前述した計測駒3の幅W1よりも大きくすることにより、精度良く内角度を測定することができる。
一方、素材5に形成されたテーパ状の孔5aは、広範囲の内角度に形成されている。図8(A)(B)は、所定の範囲の内角度を測定するための計測駒3を示している。すなわち、前述した計測駒3は、外側面3aを軸方向と平行にしていたが、図8に(A)に示す計測駒3は、窓2aから突出する外側面3aを予め所定の角度θ1に傾斜させている。このように外側面3aを傾斜させ、初期角度を設定することにより、計測可能な角度範囲の最低角度が例えば30°となり、目盛が大きくなることから正確な測定が可能になる。初期角度をさらに大きく設定する場合には、図8(B)に示すように、外側面3aを予め所定の角度θ2にさらに大きくすることにより、大きな内角度のテーパ状の孔5aを測定することが可能となる。
図9は、内径が大きく、しかも、大きな角度に形成されたテーパ状の孔5aの内角度を測定する場合に好適な計測駒3を示している。この例は、図7に示したように計測駒3の幅を大きな幅W3に設定するとともに、外側面3a傾斜角度θ3を予め大きな角度に設定している。計測駒3を図7、図8、図9に示すように形成することにより、多種多様なテーパ状の孔5aの内角度を測定することが可能となる。
図10は、本発明による内角度測定具の第2の実施例を示し、3個の計測駒を設けている。なお、前述した実施例と同符号は同部品を示し、その詳細な説明は省略する。マイクロメータヘッド1のステム部1cに基端側が固着された円筒状の支持本体10には、先端側から基端側に向けて120°の等角度の位置に軸方向に延びる3個の窓10aが形成されている。
支持本体10の3個の窓10aからは、図11に示すように、放射方向に揺動させる3個の計測駒11を突出させている。計測駒11は、図10及び図11に示すように、上端側が支持本体10の内部の先端側に120°の等角度に設けた支点部12を支点として揺動するようになっている。この支点部12は、図11に示すように、一部を開口させたリング13に計測駒11の一端に形成した透孔を挿入することにより構成されている。そして、円筒状の支持本体10の開口した先端には、蓋14が嵌合されている。この蓋1の内面には3個の突起が形成されていて、リング13を離脱不能に押圧するとともに、3個の突起の間の隙間に3個の計測駒11を配設することにより位置決めしている。
そして、3個の計測駒11から各々突出する3個の計測駒11の外側面11aは、前述した実施例を同様に直線状に形成されている。また、外側面11aと反対側の摺動面11bも、前述した実施例を同様に曲面状に形成されていて、マイクロメータヘッド1のスピンドル1dの先端に当接させている。そして、マイクロメータヘッド1のスピンドル1dの進退によって、図10の二点鎖線で示すように、3個の計測駒11の開角度を、例えば0°から25°、0°から50°のような角度で設定もしくは計測できるようにいている。なお、円筒状の支持本体10の開口した先端には、蓋14が嵌合されている。この蓋14の内面には突起が形成されていて、リング13を離脱不能に押圧している。
次に、図7に示す第2の実施例による本発明の内角度測定具の角度測定方法について説明する。前述した実施例と同様に、例えば、図2に示すような、素材5に形成されたテーパ状の孔5aのテーパ角を測定する。孔5aのテーパ角が60°とすると、3個の計測駒11の開角度θが予め60°になるようにシンブル1bを回転させてスリーブ1aを進退させ、スリーブ1aの軸方向に付した目盛と、シンブル1bの周囲に付した目盛によって合わせることが望ましい。
その後、テーパ状の孔5aの開口側から支持本体2の周方向に120°の等角度に形成した3個の窓10aから突出した3個の計測駒11を挿入する。孔5aのテーパ角が60°の場合は、計測駒11の直線状に形成された外側面11aの全てが、孔5aの内面に接合する。しかし、孔6aのテーパ角が60°と異なる場合には、外側面11aと孔5aの内面とが離間する。この場合は、シンブル1bを回転させることによりスピンドル1dを進退させて3個の計測駒11の開角度を変え、計測駒11の外側面11aが孔5aの内面に接合するように調整し、このときのシンブル1bとスリーブ1aの目盛を読み取ることにより、孔5aのテーパ角が正確に測定される。
なお、孔5aのテーパ角が不明の場合には、3個の計測駒11の開角度を小さくしておく。その状態で3個の計測駒11を挿入したのち、シンブル1bを回転させてスピンドル1dを進行させて、3個の計測駒11の開角度を大きくし、計測駒11の外側面11aが孔5aの内面に接合するように調整し、このときのシンブル1bとスリーブ1aの目盛を読み取ることにより、孔5aのテーパ角を測定するようにしても良い。
このように構成した第2の実施例による本発明の内角度測定具によれば、測定対象とする孔5aに3個の計測駒11を挿入したときに、3点支持の原理から3個の計測駒11が均等に孔5aの内面に接合させることができる。このため、孔5aの内角を正確に測定することが可能となる。因みに、内角度測定具を孔5aの軸心に対して傾斜した状態で挿入した場合でも、3個の計測駒11が孔5aの内面に沿って接合しながら挿入するので、この点で、前述した実施例と比較して内角度の測定が容易になる。
以上、本発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。前述した実施例において、計測駒の外側面を直線に形成したが、一部に突起を形成し、突起の頂点における開角度によって素材のテーパ孔の角度を計測するようにしても良い。また、支持本体の窓から、2個または3個の計測駒を突出させるようにしたが、4個や5個といった複数の計測駒を突出させるようにしても良い。
1 マイクロメータヘッド
1a スリーブ
1b シンブル
1c ステム部
1d スピンドル
2 支持本体
2a 窓
3 計測駒
3a 外側面
3b 摺動面
4 支点部
6 拡張補助具

Claims (4)

  1. ステム部を有し、シンブルの回転によってスピンドルを進退させるマイクロメータヘッドと、
    前記スピンドルを進退させるように前記ステムに基端側を固着され、先端側側面に軸方向に延びる複数の窓を形成した筒状の支持本体と、
    前記支持本体の内部の先端側に設けた支点部を支点として揺動させる複数の計測駒とを備え、
    前記計測駒は、前記窓から突出する外側面と、前記スピンドルの先端に当接する摺動面とを有し、
    前記窓から突出させた複数の前記計測駒の外側面による開角度を前記スピンドルの進退動作により可変調整することを特徴とする内角度測定具。
  2. 複数の前記計測駒の摺動面を曲面に形成し、前記マイクロメータヘッドの前記スピンドルの進退動作と一対の前記計測駒の開角度動作を比例させた請求項1に記載の内角度測定具。
  3. 前記マイクロメータヘッドのスリーブの軸方向に付けた目盛と、前記シンブルの径方向に付けた目盛とを角度を表す目盛とした請求項1及び2に記載の内角度測定具。
  4. 前記計測駒の外側面に拡張補助具を設けた請求項1に記載の内角度測定具。
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