JP6183366B2 - マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具 - Google Patents

マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具 Download PDF

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Description

この発明は、マルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器の操作器具に関係している。
マルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器は、例えば医療分野で知られている。医療分野におけるこのような流体注入器は注射器として知られている。
流体注入器は、所定量の流体(医療分野では、例えば薬液)を保持可能な細長い流体保持空間と、流体保持空間の長手方向の一端に配置され流体保持空間からの流体が流出可能な流体流出口と、そして、流体保持空間の長手方向の他端に配置された流体保持空間入口開口と、を有した流体保持筒(注射器では注射筒)を備えている。流体注入器はさらに、流体保持筒の流体保持空間に流体保持空間入口開口を介し上記長手方向中心線に沿い摺動可能に組み合わされたピストン部材を備えている。
医療分野においてマルチマイクロニードルデバイスは、医療分野において良く知られている一本の注射針の代わりに、従来の注射器の注射筒の流体流出口に取り付けられて皮内注射することに使用することが検討されている。マルチマイクロニードルデバイスは、注射筒の流体(医療分野では薬液)の流体流出口に着脱可能に取り付けられる流出口取付口と、注射器のピストン部材の押圧により注射筒の流体流出口から流出口取付口に流出された流体を一時的に保持する流体保持空間と、が形成されている本体を備えている。マルチマイクロニードルデバイスはさらに、本体において流出口取付口とは流体保持空間を挟んで反対側に位置している平面上に複数配置されたマイクロニードルを備えている。
本体の上記平面は皮膚接触表面として機能し、複数のマイクロニードルの夫々は上記平面上の基端と上記平面から離れた先端との間を延出している微小な流体注入路を有している。複数のマイクロニードルの夫々における上記基端と上記先端との間の長さ(即ち、個々のマイクロニードルの高さ)は、使用対象となる皮膚組織を有した生物(例えば全ての人間)の前記皮膚組織の厚さの範囲内に入るよう設定されている。
マルチマイクロニードルデバイスを使用した注射器により皮内注射をする場合には、予め注射器の注射筒内に注射筒の流体流出口を介して皮内注射に使用する流体(例えば、薬液)を取り込んでおく。次に、注射筒の流体流出口にマルチマイクロニードルデバイスの流出口取付口を着脱可能に取り付ける。その後、注射器のピストン部材をわずかに押してマルチマイクロニードルデバイスの流体保持空間及び複数のマイクロニードルの夫々の微小な流体注入路中の空気を注射筒からの流体で外部空間に押し出し、マルチマイクロニードルデバイスの流体保持空間及び複数のマイクロニードルの夫々の微小な流体注入路中を流体で充たしておく。
次に、マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面を生物(例えば、人)の皮膚の露出している所望の個所に押し当てる。この押し当てにより皮膚接触表面の複数のマイクロニードルが生物(例えば、人)の皮膚の露出している所望の個所の皮膚組織に突き刺される。そして次に注射器のピストンを押すと、注射筒からの流体がマルチマイクロニードルデバイスの流体保持空間及び複数のマイクロニードルの夫々の微小な流体注入路を介して生物(例えば、人)の皮膚の露出している所望の個所の皮膚組織内に注入される。
マルチマイクロニードルデバイスを使用した注射器により皮内注射をする場合には、マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面を生物(例えば、人)の皮膚の露出している所望の個所に押し当てたまま注射器のピストン部材を押すことになる。この場合、前記皮膚の露出している所望の個所にはマルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面からの圧力に加え注射器のピストンを押す力が負荷されて、前記皮膚の露出している所望の個所の皮膚組織が圧縮され、幾分弾力性を失う。このことにより、マルチマイクロニードルデバイスを使用した注射器により皮内注射をする場合に前記所望の個所の皮膚組織に複数のマイクロニードルからの流体(例えば、薬液)の全部を注入することが出来ず、前記所望の個所の皮膚の表面に前記流体が漏れ出てしまったり、或いは所望の量の流体の全部を前記所望の個所の皮膚組織に注入するのに比較的多くの時間がかかっていた。
この発明は上記事情の下でなされ、この発明の目的は、マルチマイクロニードルデバイスを使用した、例えば注射器の如き、流体注入器により、所望の個所の皮膚組織に皮内注射をする場合に、誰でも容易に確実に短時間で流体注入器中の所望の量の流体の全部を所望の個所の皮膚組織に注入することが出来、しかも構成が簡易で安価な操作器具、即ちマルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具、を提供することである。
上述したこの発明の目的を達成する為に、この発明のつの概念に従った、マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具の夫々は:
一端開口と、他端開口と、一端開口と他端開口との間を延出しマルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器を流体注入器の長手方向中心線に沿い移動可能に保持する流体注入器収容空間と、を有した外筒と;
外筒の流体注入器収容空間中で流体注入器を、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを外筒の一端開口から流体注入器収容空間中に引っ込めた初期位置と、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを外筒の一端開口から第1所定距離まで外部空間に突出させた第1突出位置と、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを外筒の一端開口から第1所定距離よりも短い第2所定距離まで外部空間に突出させた第2突出位置と、の間で順次移動させ、第2突出位置の次に初期位置に復帰させる、選択移動機構と;
を備えていて、
第2突出位置において流体注入器からマルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを介し流体が流出される。
そして前記選択移動機構は、
外筒と流体注入器との間に介在され、磁力により流体注入器を初期位置に向かい付勢する付勢ユニットと、
外筒の外周壁において、外筒の一端開口から内方に所定の距離離れた第1位置に外筒の流体注入器収容空間内に選択的に出没可能に設けられた第1ストッパと、
外筒の外周壁において、外筒の一端開口から内方に第1位置よりも所定の距離離れた第2位置に外筒の流体注入器収容空間内に選択的に出没可能に設けられた第2ストッパと、
外筒の流体注入器収容空間中で、流体注入器収容空間に保持されている流体注入器とともに流体注入器収容空間の長手方向中心線に沿い移動し外筒の外周壁に向かい張り出した係合部と、
を備えていて、
外筒の外周壁の第1及び第2ストッパが引っ込み位置に配置されている間に係合部は第1及び第2ストッパに係合することなく付勢ユニットの付勢力により流体注入器が初期位置に配置され、
流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に移動された後に第1ストッパが突出位置に配置されることにより、係合部が第1ストッパに係合して流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に保持され、
流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に移動された後に第1ストッパが引っ込み位置に配置されるとともに第2ストッパが突出位置に配置される、係合部が第2ストッパに係合して流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第2突出位置に保持される
さらに、この発明の1つの概念に従った、マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具の前記選択移動機構は、付勢ユニットが、係合部に設けられた第1磁力保持体と、外筒に第1磁力保持体との間に磁力による反発力を生じるよう配置された第2磁力保持体と、を備えている、
ことを特徴としている。
また、この発明のもう1つの概念に従った、マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具の前記選択移動機構は、外筒の外周壁に設けられた外筒磁力保持体と、流体注入器とともに流体注入器収容空間の長手方向中心線に沿い移動し、外筒磁力保持体との間に磁力による反発力及び吸引力の何れか一方を生じるよう配置された流体注入器磁力保持体と、を備えている、
ことを特徴としている。
このように構成されていることを特徴とするこの発明のつの概念に従った、マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具の夫々においては:
外筒の一端開口と他端開口との間を延出している流体注入器収容空間中に、流体注入器の長手方向中心線に沿い移動可能に保持されているマルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器を、選択移動機構により、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを外筒の一端開口から流体注入器収容空間中に引っ込めた初期位置と、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを外筒の一端開口から第1所定距離まで外部空間に突出させた第1突出位置と、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを外筒の一端開口から第1所定距離よりも短い第2所定距離まで外部空間に突出させた第2突出位置と、の間で順次移動させ、第2突出位置の次に初期位置に復帰させている。そして、第2突出位置において流体注入器からマルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを介し流体が流出される。
第1突出位置ではマルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを上記所望の位置の皮膚組織に対し十分に差し込むことが出来る。また、マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面を生物の皮膚の露出されている所望の位置に十分押し当てることも出来る。
この時には、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルが生物の皮膚の露出されている所望の位置を押圧する力が皮膚の露出されている所望の位置の弾力性を低下させる。そして、この傾向は、マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面が生物の皮膚の露出されている所望の位置に前述した如く十分押し当てられることによりさらに高まる。
次に、第2突出位置ではマルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルが生物の皮膚の露出されている所望の位置を押圧する力を緩和することが出来る。即ち、皮膚の露出されている所望の位置の皮膚組織の弾力性が回復する。そして、この傾向は、マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面が前述した如く生物の皮膚の露出されている所望の位置に接触している場合にはさらに強まる。
そしてこのような第2突出位置において流体注入器からマルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを介し流体が流出されることにより、複数のマイクロニードルから流出された流体は生物の皮膚の露出されている所望の位置の皮膚組織内に素早く注入されることが出来る。
しかも、外筒に対するマルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器の初期位置から第1突出位置への移動及び第1突出位置から第2突出位置への移動、そして第2突出位置から初期位置への復帰は、選択移動機構を操作することにより、誰でも容易に確実に行うことが出来る。
従って、このように構成されていることを特徴とするこの発明に従った、マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具を使用することにより、マルチマイクロニードルデバイスを使用した、例えば注射器の如き、流体注入器により、所望の個所の皮膚組織に皮内注射をする場合に、誰でも容易に確実に短時間で流体注入器中の所望の量の流体の全部を所望の個所の皮膚組織に注入することが出来る。
しかも前記選択移動機構は、
外筒と流体注入器との間に介在され、磁力により流体注入器を初期位置に向かい付勢する付勢ユニットと、
外筒の外周壁において、外筒の一端開口から内方に所定の距離離れた第1位置に外筒の流体注入器収容空間内に選択的に出没可能に設けられた第1ストッパと、
外筒の外周壁において、外筒の一端開口から内方に第1位置よりも所定の距離離れた第2位置に外筒の流体注入器収容空間内に選択的に出没可能に設けられた第2ストッパと、
外筒の流体注入器収容空間中で、流体注入器収容空間に保持されている流体注入器とともに流体注入器収容空間の長手方向中心線に沿い移動し外筒の外周壁に向かい張り出した係合部と、
を備えていて、
外筒の外周壁の第1及び第2ストッパが引っ込み位置に配置されている間に係合部は第1及び第2ストッパに係合することなく付勢ユニットの付勢力により流体注入器が初期位置に配置され、
流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に移動された後に第1ストッパが突出位置に配置されることにより、係合部が第1ストッパに係合して流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に保持され、
流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に移動された後に第1ストッパが引っ込み位置に配置されるとともに第2ストッパが突出位置に配置される、係合部が第2ストッパに係合して流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第2突出位置に保持される。
さらに、この発明の1つの概念に従った、マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具の前記選択移動機構は、付勢ユニットが、係合部に設けられた第1磁力保持体と、外筒に第1磁力保持体との間に磁力による反発力を生じるよう配置された第2磁力保持体と、を備えている。
また、この発明のもう1つの概念に従った、マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具の前記選択移動機構は、外筒の外周壁に設けられた外筒磁力保持体と、流体注入器とともに流体注入器収容空間の長手方向中心線に沿い移動し、外筒磁力保持体との間に磁力による反発力及び吸引力の何れか一方を生じるよう配置された流体注入器磁力保持体と、を備えている。
このような選択移動機構は、構成が簡易で安価に提供されることが出来る。
図1は、マルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器の為の、一実施形態に従った操作器具の概略的な縦断面図であり、ここにおいては前記操作器具の外筒内においてマルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器は選択移動機構により初期位置に配置されている。 図2は、マルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器の為の、一実施形態に従った操作器具の概略的な縦断面図であり、ここにおいては前記操作器具の外筒内においてマルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器は選択移動機構により第1突出位置に配置されている。 図3は、マルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器の為の、一実施形態に従った操作器具の概略的な縦断面図であり、ここにおいては前記操作器具の外筒内においてマルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器は選択移動機構により第2突出位置に配置されている。 図4は、マルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器の為の、一実施形態に従った操作器具の第1変形例の概略的な縦断面図であり、ここにおいては前記操作器具の外筒内においてマルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器は選択移動機構により初期位置に配置されている。 図5は、マルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器の為の、一実施形態に従った操作器具の第2変形例の概略的な縦断面図であり、ここにおいては前記操作器具の外筒内においてマルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器は選択移動機構により第1突出位置に配置されている。
[第1実施形態]
図1乃至図3を参照して、マルチマイクロニードルデバイス50を使用した流体注入器52の為の、一実施形態に従った操作器具54の構造について概略的に説明する。
この実施形態に従った操作器具54により操作されるマルチマイクロニードルデバイス50を使用した流体注入器52は例えば医療分野において注射器として使用されることが検討されている。
流体注入器52は、所定量の流体(医療分野では、例えば薬液)を保持可能な細長い流体保持空間と流体保持空間の長手方向の一端に配置され流体保持空間からの流体が流出可能な流体流出口52aと流体保持空間の長手方向の他端に配置された流体保持空間入口開口とを有した流体保持筒52b(注射器では注射筒)を備えている。流体注入器52はさらに、流体保持筒52bの流体保持空間に流体保持空間入口開口を介し上記長手方向中心線に沿い摺動可能に組み合わされたピストン部材52cを備えている。
医療分野においてマルチマイクロニードルデバイス50は、医療分野において良く知られている一本の注射針の代わりに、従来の注射器の注射筒の流体流出口に取り付けられて皮内注射する為に使用することが検討されている。
マルチマイクロニードルデバイス50は、流体注入器52の流体保持筒52b(注射器では注射筒)の流体(医療分野では薬液)の流体流出口52aに着脱可能に取り付けられる流出口取付口50aと流体注入器52のピストン部材52cの押圧により流体保持筒52bの流体流出口52aから流出口取付口50aに流出された流体を一時的に保持する流体保持空間とが形成されている本体50bと、本体50bにおいて流出口取付口50aとは流体保持空間を挟んで反対側に位置している表面(この実施形態では平面)上に複数配置されたマイクロニードル50cと、を備えている。
マルチマイクロニードルデバイス50は、例えば、シリコン基板に公知のフォトリソグラフィ法を用いたエッチング加工を適用することにより作製することが出来る。さらには、当該シリコン製のマルチマイクロニードルデバイスを原版として、電鋳法により反転形状の複製版を作製し、複製版から樹脂製のマルチマイクロニードルデバイスを作成することも出来る。
マルチマイクロニードルデバイス50は、少なくとも複数のマイクロニードル50cが生体適合性材料で形成されていることが好ましく、マルチマイクロニードルデバイス50の全体が生体適合性材料で形成されていることはさらに好ましい。生体適合性材料は、例えばステンレス鋼,チタン,マンガン等を含む金属、例えば医療用シリコーン,ポリ乳酸,ポリグリコール酸,ポリカーボネート等を含む樹脂,そして例えばシリコン等の無機材料を含む。
前述した如き生体適合性樹脂材料は、射出成形,インプリント,ホットエンボス,キャスティング等の公知の成形技術により、マルチマイクロニードルデバイス50の少なくとも複数のマイクロニードル50c又はマルチマイクロニードルデバイス50の全体へと加工されることが出来る。
複数のマイクロニードル50cの夫々は上記平面上の基端と上記平面から離れた先端との間を延出している微小な流体注入路を有している。複数のマイクロニードル50cの夫々における上記基端と上記先端との間の長さ、即ち個々のマイクロニードル50cの高さは、使用対象となる皮膚組織を有した生物(例えば全ての人間)の前記皮膚組織の厚さの範囲内、好ましくは神経を含まない前記皮膚組織の厚さの範囲内、に入るよう設定されている。具体的には、マイクロニードル50cの高さは100〜2000μmの範囲内で設定されることが好ましい。
複数のマイクロニードル50cの夫々の全体形状は、円錐及び角錐を含む錐体形状、又は円錐形状又は角錐形状の先端部を伴った円柱又は角柱であって良い。複数のマイクロニードル50cの夫々に対する微小な流体流出路の形成は、例えばマイクロドリル,レーザ光線,等を使用した公知の微小穴あけ加工により実行することが出来る。
本体50bの前記平面上における複数のマイクロニードル50cの配列は、使用目的に応じて、格子状,同心円状,ランダム状等であることが出来る。
この実施形態に従った操作器具54は、一端開口56aと、他端開口56bと、一端開口56aと他端開口56bとの間を延出しマルチマイクロニードルデバイス50を使用する流体注入器52を流体注入器52の長手方向中心線に沿い移動可能に保持する流体注入器収容空間56cと、を有した外筒56を備えている。
この実施形態に従った操作器具54は、外筒56の流体注入器収容空間56c中で流体注入器52を、初期位置と、第1突出位置と、第2突出位置と、の間で順次移動させる選択移動機構58をさらに備えている。
この実施形態に従った操作器具54の選択移動機構58はさらに、外筒56の流体注入器収容空間56c中で流体注入器52を、第2突出位置の次に初期位置に復帰させるよう構成されている。
初期位置において流体注入器52は、マルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cを、図1中に示されている如く、外筒56の一端開口56aから流体注入器収容空間56c中に引っ込められている。
第1突出位置において流体注入器52は、マルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cを、図2中に示されている如く、外筒56の一端開口56aから第1所定距離まで外部空間に突出させられる。
第2突出位置において流体注入器52は、マルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cを、図3中に示されている如く、外筒56の一端開口56aから上述した第1所定距離よりも短い第2所定距離まで外部空間に突出させられる。
この実施形態に従った操作器具54では、第2突出位置において流体注入器52からマルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cを介し流体が流出される。
この実施形態では外筒56の一端開口56aは、外筒56の一端に形成されている端壁の中央部位に形成されている所定の直径の開口であり、外筒56の前記端壁の外表面は皮膚接触表面56dとして機能する。
この実施形態に従った操作器具54の選択移動機構58は、外筒56と流体注入器52との間に介在され、磁力により流体注入器52を図1中に示されている前述した如き初期位置に向かい付勢する付勢ユニット58aを備えている。
この実施形態に従った操作器具54の選択移動機構58はまた、外筒56の外周壁において前記端壁の一端開口56aから内方に向かい所定距離離れた第1位置において外筒56の流体注入器収容空間56cに対し選択的に出没可能に設けられた第1ストッパ58bを備えている。第1ストッパ58bは、外筒56の外周壁の第1位置に、例えば公知の摺動機構又は公知の回転機構により流体注入器収容空間56cに対し選択的に出没可能に設けられている。
この実施形態に従った操作器具54の選択移動機構58はまた、外筒56の外周壁において前記端壁の一端開口56aから内方に第1位置よりも所定距離離れた第2位置において外筒56の流体注入器収容空間56cに対し選択的に出没可能に設けられた第2ストッパ58cを備えている。第2ストッパ58cは、外筒56の外周壁の第2位置に、例えば公知の摺動機構又は公知の回転機構により流体注入器収容空間56cに対し選択的に出没可能に設けられている。
この実施形態に従った操作器具54の選択移動機構58はさらに、流体注入器52の外周壁において外筒56の外周壁に向かい張り出した係合部58dを備えている。
より詳細には、選択移動機構58は、一端開口と他端開口とを有していて外筒56の外周壁とマルチマイクロニードルデバイス50を伴った流体注入器52の流体保持筒52b(注射器では注射筒)の外周壁との間に配置されている筒状の中間部材58eを備えている。中間部材58eの一端開口には流体注入器52のマルチマイクロニードルデバイス50の本体50bの外周面が固定されていて、中間部材58eの一端開口と他端開口との間を延出している柱状空間内にマルチマイクロニードルデバイス50に接続されている流体注入器52が収容されている。中間部材58eは、マルチマイクロニードルデバイス50を伴った流体注入器52とともに外筒56の流体注入器収容空間56c中で外筒56の長手方向中心線に対し移動可能であり、中間部材58eの外周壁に係合部58dが固定されている。
マルチマイクロニードルデバイス50の本体50bと中間部材58eとは相互に別々に形成された後に例えば接着剤,スナップ係合,固定ねじ等を含む公知の固定構造によりマルチマイクロニードルデバイス50の本体50bを中間部材58eに固定して良く、或いはマルチマイクロニードルデバイス50と中間部材58eとは同時に一体的に形成されて良い。
中間部材58eと係合部58dも相互に別々に形成された後に例えば接着剤,スナップ係合,固定ねじ等を含む公知の固定構造により相互に固定されて良く、或いは中間部材58eと係合部58dとは同時に一体的に形成されて良い。
即ち、この実施形態の係合部58dは、中間部材58e及びマルチマイクロニードルデバイス50を介して流体注入器52の外周壁から外筒56の外周壁に向かい張り出している。
付勢ユニット58aは、流体注入器52の外周壁の係合部58dに設けられた第1磁力保持体FMと、外筒56に第1磁力保持体FMとの間に磁力による反発力を生じるよう配置された第2磁力保持体SMと、を備えている。
第1磁力保持体FM及び第2磁力保持体SMの夫々は磁石であることが出来るし、磁力を保持するよう加工された磁性体であることが出来るし、磁石又は磁力を保持するよう加工された磁性体の細片又は細粒が混ぜ込まれた透磁性材料であることが出来る。
流体注入器52の外周壁の係合部58dは全体が第1磁力保持体FMで形成されていて良く、また係合部58dの一部が第1磁力保持体FMであって良い。
係合部58dは、流体注入器52の外周壁の少なくとも1個所に有れば良く、前記外周壁上に環状に配置された複数個所にあっても良く、全体が環形状をしていても良い。
第2磁力保持体SMは、外筒56の少なくとも1個所に有れば良く、前記外筒上に環状に配置された複数個所にあっても良く、全体が環形状をしていても良い。
この実施形態において第2磁力保持体SMは、環形状をしていて、外筒56の内周面上で一端開口56aの周りにおいて流体注入器52の外周壁の係合部58dと対向するよう例えば接着剤,スナップ係合,固定ねじ等を含む公知の固定手段により固定されている。
図1中に示されている如く、第1ストッパ58b及び第2ストッパ58cが外筒56から引き込められた位置に配置されている間には、マルチマイクロニードルデバイス50に接続されている流体注入器52は付勢ユニット58aの磁力による反発力(付勢力)により中間部材58eとともに前述した初期位置に配置されている。ここにおいて、流体注入器52の係合部58dは、外筒56の一端開口56aに対し外筒56の外周壁の第1ストッパ58b及び第2ストッパ58cよりも内方に位置している。
中間部材58eの外周壁において他端開口を有する他端部位は、流体注入器52が図1中に示されている前述した如き初期位置に配置されている間に、外筒56の他端開口56bから外部空間中に突出している。中間部材58eの外周壁の他端部位には、使用者が中間部材58eを外筒56の流体注入器収容空間56b中で外筒56に対し外筒56の長手方向中心線に対し相対的に移動させる為の手助けとなる中間部材操作張り出し58fが形成されている。
中間部材58eの他端開口からは、マルチマイクロニードルデバイス50に接続されている流体注入器52の流体保持筒52b(注射器では注射筒)の他端部位及びピストン部材52cが外部空間中に突出されている。
この実施形態においては、外筒56,中間部材58e,そして流体注入器52の流体保持筒52b(注射器では注射筒)の夫々は、流体保持筒52bが保持している流体(医療分野では薬液)の量を外筒56の外部から視認出来るよう透明な材料で形成されていることが好ましい。外筒56及び中間部材58eの夫々は、夫々の外周壁において流体注入器52の流体保持筒52bに対応した部位のみ透明な材料で形成されて良い。
次に、図1乃至図3を参照しながら、前述した実施形態に従った操作器具54によりマルチマイクロニードルデバイス50を使用する流体注入器52を操作して生物(この実施形態では、例えば人)の皮膚の露出している所望の個所の皮膚組織に流体注入器52が保持している流体(例えば、薬液)を注入する手順を説明する。
最初に、前述した実施形態に従った操作器具54の使用者は、選択移動機構58の第1ストッパ58b及び第2ストッパ58cが図1中に示されている如く引っ込み位置に配置されていて、マルチマイクロニードルデバイス50を伴った中間部材58eが付勢ユニット58aの磁力による反発力(付勢力)により図1中に示されている如く初期位置に配置されている間に、流体注入器52の流体保持筒52bの流体流出口52aをマルチマイクロニードルデバイス50の流出口取付口50aに着脱可能に取り付ける。
この時、前述した如く初期位置に配置されているマルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cは、外筒56の一端開口56aから外筒56の流体注入器収容空間56b中に引っ込められている。
さらに、生物(例えば、人)の皮膚組織に注入する為の流体(例えば、薬液)が流体注入器52の流体保持筒52bに既に満たされていて、ピストン部材52cを少し押すことにより流体保持筒52bが保持している流体をマルチマイクロニードルデバイス50の本体50bの流体保持空間及びマルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cの微小な流体注入路に流入させ、これ等を前記流体で満たす。
この後、使用者は外筒56の外周面を、選択移動機構58の前述した引っ込み位置にある第1ストッパ58b及び第2ストッパ58cに触れないようにして握り、次に、生物(例えば、人)の皮膚SKの露出している所望の位置に、図1中に示されている如く、外筒56の一端の端壁の端面の外表面の皮膚接触表面56dを押し当てる。
この時、皮膚SKの露出している所望の位置は、外筒56の前記端壁の皮膚接触表面56dにより皮膚SKの内方に押される。
次に、中間部材58eの中間部材操作張り出し58fを押し、中間部材58eを、付勢ユニット58aの磁力の反発力(付勢力)に抗して、外筒56の前記端壁に向かい、中間部材58eの係合部58dが引っ込み位置の第2ストッパ58c及び第1ストッパ58bを通過するまで移動させる。
その後、第2ストッパ58c及び第1ストッパ58bを、図2中に示されている如く、突出位置に移動させ、中間部材58eの中間部材操作張り出し58fに対する押しを解除する。この結果、マルチマイクロニードルデバイス50が固定されている中間部材58eは付勢ユニット58aの磁力の反発力(付勢力)により図1中の初期位置に復帰しようとするが、中間部材58eの係合部58dが突出位置の第1ストッパ58bに図2中に示されている如く係合するので、マルチマイクロニードルデバイス50が固定されている中間部材58eは、マルチマイクロニードルデバイス50を付勢ユニット58aの磁力の反発力(付勢力)に抗して第1突出位置に保持する。
このようにして図1中に示されている初期位置から図2中に示されている第1突出位置に移動されたマルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cは、外筒56の一端開口56aから外部に第1所定距離を突出する。この時、複数のマイクロニードル50cは、外筒56の前記端壁の皮膚接触表面56dで押されている皮膚SKの露出している前述した所望の位置において外筒56の前記端壁の一端開口56aで囲まれた領域に、図2中に示されている如く確実に突き刺される。
この時、皮膚SKの露出している前述した所望の位置の上記領域の皮膚組織の弾力性は幾分失われている。
次に、選択移動機構18の第1ストッパ58bを図3中に示されている如く、引っ込み位置に移動させる。この結果、マルチマイクロニードルデバイス50が固定されている中間部材58eは付勢ユニット58aの磁力の反発力(付勢力)により図1中の初期位置に復帰しようとするが、中間部材58eの係合部58dが突出位置の第2ストッパ58cに図3中に示されている如く係合するので、マルチマイクロニードルデバイス50が固定されている中間部材58eはマルチマイクロニードルデバイス50を付勢ユニット58aの磁力の反発力(付勢力)に抗して第2突出位置に保持する。
このようにして図2中に示されている第1突出位置から図3中に示されている第2突出位置に移動されたマルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cは、外筒56の一端開口56aから第1所定距離よりも短い第2所定距離を突出する。
第2突出位置に移動されたマルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cは、皮膚SKの露出している前述した所望の位置において外筒56の一端開口16aで囲まれた領域に対する押圧力を弱めるが上記領域の弾力性が回復することにより上記領域が複数のマイクロニードル50cに追従し、その結果として、図3中に示されている如く、上記領域に対する複数のマイクロニードル50cの突き刺しも維持されている。
マルチマイクロニードルデバイス50が上述した如く図3中に示されている第2突出位置に保持されている間に、使用者は流体注入器52のピストン部材52cを押圧する。この結果、流体注入器52の流体保持筒52b,マルチマイクロニードルデバイス50の本体50bの流体保持空間,そして複数のマイクロニードル50cの微小な流体注入路に前述されていた如く満たされていた流体を、上記押圧の距離に応じてマルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cの微小な流体注入路を介し、皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前述した如く弾力性が回復されている前記領域の皮膚組織内に、図3中に複数の矢印で示す如く皮膚SKの外に漏らすことなく容易に素早く注入させることが出来る。
この時、使用者は、ピストン部材52cの押圧により、マルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cが流体保持筒52b及び中間部材58eとともに図3中に示されている第2突出位置から図2中に示されている第1突出位置へと向かい移動する可能性を無くすために、中間部材58eの他端部位又は流体保持筒52bの他端部位を保持するか、或いは第1ストッパ58bを再度突出位置に移動させておくことが出来る。
操作器具54の外筒56,中間部材58e,そして流体注入器52の流体保持筒52bが前述した如く透明材料で形成されている場合、使用者は前記流体の注入量を操作器具54の外筒56,中間部材58e,そして流体注入器52の流体保持筒52bを介して視認することにより、容易に確認することが出来る。
流体注入器52からのマルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cを介した皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織内への前記流体の注入が終了した後には、操作器具54が皮膚SKの露出している前述した所望の位置から引き離され、同時にマルチマイクロニードルデバイス50が皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織から引き抜かれる。
なお、操作器具54が皮膚SKの露出している前述した所望の位置から引き離される前又は引き離された後に、第2ストッパ58cを引っ込み位置に移動させる。この結果、マルチマイクロニードルデバイス50が固定されている中間部材58eは付勢ユニット58aの磁力の反発力(付勢力)により図1中の初期位置に復帰する。
さらに、前述した実施形態においては、マルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cが図3中に示されていた如く第2突出位置に保持されている間に、使用者が流体注入器52の外部に露出しているピストン部材52cを押圧していた。しかしながら、この間にピストン部材52cを押圧するのを、図1乃至図3中に示されている、流体注入器選択駆動ユニット60により行わせることが出来る。
このような流体注入器選択駆動ユニット60は、中間部材58eの外周面においてマルチマイクロニードルデバイス50とは反対の部位に着脱可能に固定されることが出来、前述した如くピストン部材52cの外部露出端を選択的に押圧するよう構成されている。このような構成は、ピストン部材52cの外部露出端に当接させた図示しない駆動部材と、この駆動部材にピストン部材52cの外部露出端に向かう付勢力を発揮する図示しない付勢力発生源と、図示しない付勢力発生源による付勢力の発生を選択的に行わせるスイッチ機構と、を含むことが出来る。
より具体的には、例えば図示しない付勢力発生源としては圧縮ばね又は引っ張りばね又は弾性材料又は圧縮空気を含む圧縮ガスの供給源の中から選択することが出来る。さらに、スイッチ機構としては、図示しない駆動部材を図示しない付勢力発生源からの付勢力に抗して移動を停止させておく公知の掛け金機構又は引き金式係合解除機構又は押し金式係合解除機構、又は図示しない駆動部材に対する圧縮空気を含む圧縮ガス供給源からの圧縮ガスの供給を選択的に行うことが出来る手動又は電磁駆動オン−オフ弁であることが出来る。
[第1変形例]
次に、図4を参照しながら、図1乃至図3中に示されていた一実施形態に従った操作器具54の第1変形例を説明する。
第1変形例の操作器具54´の大部分の構成は図1乃至図3中に示されていた一実施形態に従った操作器具54の構成の大部分と同じである。従って、図4中に示されている第1変形例の操作器具54´において、図1乃至図3中に示されていた一実施形態に従った操作器具54の構成部材と同じ構成部材には同じ参照符号を付して、これ等の構成部材についての詳細な説明は省略する。
第1変形例の操作器具54´が一実施形態に従った操作器具54と異なっているのは、外筒56の流体注入器収容空間56c内における付勢ユニット58´aの配置である。第1変形例においては、付勢ユニット58´aの第2磁力保持体SMが、外筒56において一端開口56aが形成されているとともに皮膚接触表面56dを提供している前記端壁を構成している。
[第2変形例]
次に、図5を参照しながら、図1乃至図3中に示されていた一実施形態に従った操作器具54の第2変形例を説明する。
第2変形例の操作器具54´´の大部分の構成は図1乃至図3中に示されていた一実施形態に従った操作器具54の構成の大部分と同じである。従って、図5中に示されている第2変形例の操作器具54´´において、図1乃至図3中に示されていた一実施形態に従った操作器具54の構成部材と同じ構成部材には同じ参照符号を付して、これ等の構成部材についての詳細な説明は省略する。
第2変形例の操作器具54´´が一実施形態に従った操作器具54と異なっているのは、外筒56の流体注入器収容空間56c内における付勢ユニット58´´aの配置と外筒56の前記端壁の一端開口56´aの寸法とである。
第2変形例の付勢ユニット58´´aは、外筒56の外周壁に設けられた外筒磁力保持体OMと、流体注入器52の外周壁に外筒磁力保持体OMとの間に磁力による反発力及び吸引力の何れか一方を生じるよう配置された流体注入器磁力保持体RMと、を備えている。
外筒磁力保持体OM及び流体注入器磁力保持体RMの夫々は磁石であることが出来るし、磁力を保持するよう加工された磁性体であることが出来るし、磁石又は磁力を保持するよう加工された磁性体の細片又は細粒が混ぜ込まれた透磁性材料であることが出来る。
第2変形例において、流体注入器磁力保持体RMは流体注入器52の為の中間部材58eの外周面において外筒56の一端開口56´aから第1及び第2ストッパ58b,58cよりも内方に固定されている。
第2変形例において、流体注入器磁力保持体RMは、流体注入器52の為の中間部材58eの外周面に、例えば接着剤,固定ねじ,嵌合等を含む公知の固定手段により固定されている。
流体注入器磁力保持体RMは流体注入器52の為の中間部材58eの外周面の少なくとも1個所に有れば良く、前記外周壁上に環状に配置された複数個所にあっても良く、全体が環形状をしていても良い。
第2変形例において、外筒磁力保持体OMは、外筒56の外周壁の内表面において外筒56の一端開口56´aから流体注入器磁力保持体RMよりも内方、即ち外筒56の他端開口56bに近い位置、に例えば接着剤,固定ねじ,嵌合等を含む公知の固定手段により固定されていて、流体注入器磁力保持体RMとの間に磁力による吸引力を発生させている。
外筒磁力保持体OMは、外筒56の外周壁の内表面の少なくとも1個所に有れば良く、外筒56の外周壁の内表面上に環状に配置された複数個所にあっても良く、全体が環形状をしていても良い。
なおこの変形例においては、図5中に2点鎖線で示す如く、流体注入器磁力保持体RM´を、外筒磁力保持体OMよりも外筒56の外周壁の内表面において外筒56の一端開口56´aから遠い位置、即ち外筒56の他端開口56bに近い位置、に例えば接着剤,固定ねじ,嵌合等を含む公知の固定手段により固定し、外筒磁力保持体OMとの間に磁力による反発力を発生させるようにしても良い。
第2変形例の操作器具54´´の外筒56の前記端壁の一端開口56´aにおける外筒56の径方向の寸法は、マルチマイクロニードルデバイス50の本体50bにおける外筒56の径方向の寸法よりも僅かに大きく設定されている。
さらに、外筒56の前記端壁の皮膚接触表面56dからの外筒56の外周壁における第1ストッパ58bまでの距離が、図1乃至図3を参照しながら前述した一実施形態における外筒56の前記端壁の皮膚接触表面56dからの外筒56の外周壁における第1ストッパ58bまでの距離よりも短く設定されている。この結果として、第2変形例においては、マルチマイクロニードルデバイス50が固定されている中間部材58eの係合部58dが外筒56の外周壁において突出位置に配置されている第1ストッパ58bに係合し、付勢ユニット58´´aの磁力による吸引力及び反発力の何れか一方(付勢力)に抗してマルチマイクロニードルデバイス50の複数のマイクロニードル50cを、図5中に示されている如く第1突出位置に保持した時、マルチマイクロニードルデバイス50の本体50bが操作器具54´´の外筒56の前記端壁の一端開口56´a中に突入し、本体50bの外端面が操作器具54´´の外筒56の前記端壁の皮膚接触表面56dと実質的に面一になる。
なお、図1乃至図3を参照しながら前述した一実施形態の操作器具54,図4を参照しながら前述した第1変形例の操作器具54´,そして図5を参照しながら前述した第2変形例の操作器具54´´の夫々においては、選択移動機構58の係合部58d及び付勢ユニット58a,58´a,そして58´´aの第1磁力保持体FM又は流体注入器磁力保持体RM又はRM´が流体注入器52の流体保持筒52bの外周壁に直接形成又は直接固定されておらず、流体保持筒52bが着脱可能に接続されているマルチマイクロニードルデバイス50を介して流体保持筒52bに固定されている中間部材58eの外表面に形成又は固定されている。しかしながら、この発明の概念に従えば、中間部材58eを省略して、選択移動機構58の係合部58d及び付勢ユニット58a,58´a,そして58´´aの第1磁力保持体FM又は流体注入器磁力保持体RM又はRM´を流体注入器52の流体保持筒52bの外周壁に直接形成又は直接固定しても良いことは当然である。
50…マルチマイクロニードルデバイス、50a…流出口取付口、50b…本体、50c…マイクロニードル、52…流体注入器、52a…流体流出口、52b…流体保持筒、52c…ピストン部材、54…操作器具、56…外筒、56a…一端開口、56b…他端開口、56c…流体注入器収容空間、56d…皮膚接触表面、58…選択移動機構、58a…付勢ユニット、FM…第1磁力保持体、SM…第2磁力保持体、58b…第1ストッパ、58c…第2ストッパ、58d…係合部、58e…中間部材、58f…中間部材操作張り出し、60…流体注入器選択駆動ユニット、SK…皮膚:
54´…操作器具、58´a…付勢ユニット、RM…流体注入器磁力保持体、OM…外筒磁力保持体;
54´´…操作器具、56´a…一端開口、58´´a…付勢ユニット、RM´…流体注入器磁力保持体。

Claims (8)

  1. マルチマイクロニードルデバイス(50)を使用する流体注入器(52)の操作器具(54)であって:
    一端開口(56a)と、他端開口(56b)と、一端開口と他端開口との間を延出しマルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器を流体注入器の長手方向中心線に沿い移動可能に保持する流体注入器収容空間(56c)と、を有した外筒(56)と;
    外筒の流体注入器収容空間中で流体注入器を、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードル(50c)を外筒の一端開口から流体注入器収容空間中に引っ込めた初期位置と、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを外筒の一端開口から第1所定距離まで外部空間に突出させた第1突出位置と、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを外筒の一端開口から第1所定距離よりも短い第2所定距離まで外部空間に突出させた第2突出位置と、の間で順次移動させ、第2突出位置の次に初期位置に復帰させる、選択移動機構(58)と;
    を備えていて、
    第2突出位置において流体注入器からマルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを介し流体が流出され、
    選択移動機構(58)は、
    外筒(56)と流体注入器(52)との間に介在され、磁力により流体注入器を初期位置に向かい付勢する付勢ユニット(58a,58´a)と、
    外筒の外周壁において、外筒の一端開口(56a)から内方に所定の距離離れた第1位置に外筒の流体注入器収容空間(56c)内に選択的に出没可能に設けられた第1ストッパ(58b)と、
    外筒の外周壁において、外筒の一端開口から内方に第1位置よりも所定の距離離れた第2位置に外筒の流体注入器収容空間内に選択的に出没可能に設けられた第2ストッパ(58c)と、
    外筒(56)の流体注入器収容空間(56c)中で、流体注入器収容空間(56c)に保持されている流体注入器(52)とともに流体注入器収容空間(56c)の長手方向中心線に沿い移動し外筒の外周壁に向かい張り出した係合部(58d)と、
    を備えていて、
    外筒の外周壁の第1及び第2ストッパが引っ込み位置に配置されている間に係合部は第1及び第2ストッパに係合することなく付勢ユニットの付勢力により流体注入器が初期位置に配置され、
    流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に移動された後に第1ストッパが突出位置に配置されることにより、係合部が第1ストッパに係合して流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に保持され、
    流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に移動された後に第1ストッパが引っ込み位置に配置されるとともに第2ストッパが突出位置に配置される、係合部が第2ストッパに係合して流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第2突出位置に保持され、
    付勢ユニット(58a,58´a)が、係合部(58d)に設けられた第1磁力保持体(FM)と、外筒(56)に第1磁力保持体との間に磁力による反発力を生じるよう配置された第2磁力保持体(SM)と、を備えている、
    ことを特徴とする、マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具。
  2. 第1磁力保持体(FM)及び第2磁力保持体(SM)の夫々が磁石を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のマルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具。
  3. 前記選択移動機構(58)は、一端開口と他端開口とを有していて外筒(56)の外周壁とマルチマイクロニードルデバイス(50)を伴った流体注入器(52)の外周壁との間に配置され、前記一端開口にマルチマイクロニードルデバイス(50)が固定され前記一端開口と前記他端開口との間を延出している柱状空間内にマルチマイクロニードルデバイス(50)に接続されている流体注入器(52)が収容されていて、流体注入器(52)とともに外筒(56)の流体注入器収容空間(56c)中で外筒(56)の長手方向中心線に対し移動可能である中間部材(58e)を備えていて、
    前記係合部(58d)が中間部材(58e)の外周壁に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具。
  4. 流体注入器(52)を選択的に駆動して流体注入器が保持している流体をマルチマイクロニードルデバイス(50)を介して流出させるよう構成されている流体注入器選択駆動ユニット(60)をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のマルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具。
  5. マルチマイクロニードルデバイス(50)を使用する流体注入器(52)の操作器具(54)であって:
    一端開口(56´a)と、他端開口(56b)と、一端開口と他端開口との間を延出しマルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器を流体注入器の長手方向中心線に沿い移動可能に保持する流体注入器収容空間(56c)と、を有した外筒(56)と;
    外筒の流体注入器収容空間中で流体注入器を、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードル(50c)を外筒の一端開口から流体注入器収容空間中に引っ込めた初期位置と、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを外筒の一端開口から第1所定距離まで外部空間に突出させた第1突出位置と、マルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを外筒の一端開口から第1所定距離よりも短い第2所定距離まで外部空間に突出させた第2突出位置と、の間で順次移動させ、第2突出位置の次に初期位置に復帰させる、選択移動機構(58)と;
    を備えていて、
    第2突出位置において流体注入器からマルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを介し流体が流出され、
    選択移動機構(58)は、
    外筒(56)と流体注入器(52)との間に介在され、磁力により流体注入器を初期位置に向かい付勢する付勢ユニット(58´´a)と、
    外筒の外周壁において、外筒の一端開口(56´a)から内方に所定の距離離れた第1位置に外筒の流体注入器収容空間(56c)内に選択的に出没可能に設けられた第1ストッパ(58b)と、
    外筒の外周壁において、外筒の一端開口から内方に第1位置よりも所定の距離離れた第2位置に外筒の流体注入器収容空間内に選択的に出没可能に設けられた第2ストッパ(58c)と、
    外筒(56)の流体注入器収容空間(56c)中で、流体注入器収容空間(56c)に保持されている流体注入器(52)とともに流体注入器収容空間(56c)の長手方向中心線に沿い移動し外筒の外周壁に向かい張り出した係合部(58d)と、
    を備えていて、
    外筒の外周壁の第1及び第2ストッパが引っ込み位置に配置されている間に係合部は第1及び第2ストッパに係合することなく付勢ユニットの付勢力により流体注入器が初期位置に配置され、
    流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に移動された後に第1ストッパが突出位置に配置されることにより、係合部が第1ストッパに係合して流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に保持され、
    流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第1突出位置に移動された後に第1ストッパが引っ込み位置に配置されるとともに第2ストッパが突出位置に配置されると、係合部が第2ストッパに係合して流体注入器が付勢ユニットの付勢力に抗して第2突出位置に保持され
    付勢ユニット(58´´a)が、外筒(56)の外周壁に設けられた外筒磁力保持体(OM)と、流体注入器(52)とともに流体注入器収容空間(56c)の長手方向中心線に沿い移動し、外筒磁力保持体との間に磁力による反発力及び吸引力の何れか一方を生じるよう配置された流体注入器磁力保持体(RM,RM´)と、を備えている、
    ことを特徴とする、マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具。
  6. 外筒磁力保持体(OM)及び流体注入器磁力保持体(RM,RM´)の夫々が磁石を含む、ことを特徴とする請求項5に記載のマルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具。
  7. 前記選択移動機構(58)は、一端開口と他端開口とを有していて外筒(56)の外周壁とマルチマイクロニードルデバイス(50)を伴った流体注入器(52)の外周壁との間に配置され、前記一端開口にマルチマイクロニードルデバイス(50)が固定され前記一端開口と前記他端開口との間を延出している柱状空間内にマルチマイクロニードルデバイス(50)に接続されている流体注入器(52)が収容されていて、流体注入器(52)とともに外筒(56)の流体注入器収容空間(56c)中で外筒(56)の長手方向中心線に対し移動可能である中間部材(58e)を備えていて、
    前記係合部(58d)及び前記流体注入器磁力保持体(RM,RM´)が中間部材(58e)の外周壁に固定されている、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のマルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具。
  8. 流体注入器(52)を選択的に駆動して流体注入器が保持している流体をマルチマイクロニードルデバイス(50)を介して流出させるよう構成されている流体注入器選択駆動ユニット(60)をさらに備えている、ことを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の、マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器操作器具。
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