JP5954014B2 - マイクロニードル刺し込み量規制器具 - Google Patents

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Description

この発明は、マルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器の為のマイクロニードル刺し込み量規制器具に関係している。
マルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器は、例えば医療分野で知られている。医療分野におけるこのような流体注入器は注射器として知られている。
流体注入器は、所定量の流体(医療分野では、例えば薬液)を保持可能な細長い流体保持空間と流体保持空間の長手方向の一端に配置され流体保持空間からの流体が流出可能な流体流出口と流体保持空間の長手方向の他端に配置された流体保持空間入口開口とを有した流体保持筒(注射器では注射筒)と、流体保持筒の流体保持空間に流体保持空間入口開口から前記長手方向中心線に沿い摺動可能に組み合わされたピストン部材と、を備えている。
医療分野においてマルチマイクロニードルデバイスは、医療分野において良く知られている一本の注射針の代わりに、従来の注射器の注射筒の流体流出口に取り付けられて皮内注射することに使用することが検討されている。マルチマイクロニードルデバイスは、注射筒の流体、医療分野では薬液、の流体流出口に着脱可能に取り付けられる流出口取付口と注射器のピストン部材の押圧により注射筒の流体流出口から流出口取付口に流出された流体を一時的に保持する平坦な流体保持空間とが形成されている平坦な本体と、平坦な本体において流出口取付口とは流体保持空間を挟んで反対側に位置している平面上に複数配置されたマイクロニードルと、を備えている。
平坦な本体の前記平面は皮膚接触表面として機能し、複数のマイクロニードルの夫々は前記平面上の基端と前記平面から離れた先端との間を延出している微小な流体注入路を有しており、前記基端と前記先端との間の長さ、即ち個々のマイクロニードルの高さは使用対象となる皮膚組織を有した生物(例えば全ての人間)の前記皮膚組織の厚さの範囲内に入るよう設定されている。
特表2006−518675号公報 特表2004−507371号公報 特表2003−501161号公報 特表2002−521222号公報
マルチマイクロニードルデバイスを使用した注射器により皮内注射をする場合には、予め注射器の注射筒内に注射筒の流体流出口を介して皮内注射に使用する流体、例えば薬液、を取り込み、その後に注射筒の流体流出口にマルチマイクロニードルデバイスの流出口取付口を着脱可能に取り付け、さらにその後に注射器のピストン部材をわずかに押してマルチマイクロニードルデバイスの流体保持空間及び複数のマイクロニードルの夫々の微小な流体注入路中の空気を注射筒からの流体で外部空間に押し出し、マルチマイクロニードルデバイスの流体保持空間及び複数のマイクロニードルの夫々の微小な流体注入路中を流体で充たしておく。
次に、マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面を生物、例えば人、の皮膚の露出している所望の個所に押し当てる。この押し当てにより皮膚接触表面の複数のマイクロニードルが生物、例えば人、の皮膚の露出している所望の個所の皮膚組織に突き刺される。そして次に注射器のピストン部材を押すと、注射筒からの流体がマルチマイクロニードルデバイスの流体保持空間及び複数のマイクロニードルの夫々の微小な流体注入路を介して生物、例えば人、の皮膚の露出している所望の個所の皮膚組織内に注入される。
マルチマイクロニードルデバイスを使用した注射器により皮内注射をする場合には、マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面を生物、例えば人、の皮膚の露出している所望の個所に押し当てたまま注射器のピストン部材を押すことになる。この場合、前記皮膚の露出している所望の個所にはマルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面からの圧力に加え注射器のピストン部材を押す力が負荷されて前記皮膚の露出している所望の個所の皮膚組織が圧縮され幾分弾力性を失う。このことが、マルチマイクロニードルデバイスを使用した注射器により皮内注射をする場合に前記所望の個所の皮膚組織に複数のマイクロニードルからの流体、例えば薬液、の全部を注入することが出来ず、前記所望の個所の皮膚の表面に前記流体が漏れ出てしまったり、或いは所望の量の流体の全部を前記所望の個所の皮膚組織に注入するのに比較的多くの時間がかかっていた。
この発明は上記事情の下でなされ、この発明の目的は、マルチマイクロニードルデバイスを使用した、例えば注射器の如き、流体注入器により、所望の個所の皮膚組織に皮内注射をする場合に、誰でも容易に確実に短時間で流体注入器中の所望の量の流体の全部を所望の個所の皮膚組織に注入することが出来るマイクロニードル刺し込み量規制器具を提供することである。
上述したこの発明の目的を達成する為に、この発明に従った、マイクロニードル刺し込み量規制器具は、マルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器の為のマイクロニードル刺し込み量規制器具であって:
マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面からの複数のマイクロニードルの突出高さよりも小さな所定の厚さを有し、前記皮膚接触表面の全体が貫通可能な第1開口と、前記皮膚接触表面において複数のマイクロニードルが配置されている領域が貫通可能であるとともに前記皮膚接触表面において複数のマイクロニードルを取り囲む領域は貫通しない第2開口と、第1開口と第2開口とを連通し前記複数のマイクロニードルを第1開口と第2開口との間で通過可能にする連通口と、を有するマイクロニードル刺し込み量規制部を備えている、
ことを特徴とする。
このように構成されていることを特徴とするこの発明に従った、マルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器の為のマイクロニードル刺し込み量規制器具は、マイクロニードル刺し込み量規制部の第1開口を生物の皮膚の露出している所望の個所に配置した後に流体注入器のマルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面の全体を前記第1開口に貫通させることにより生物の皮膚の露出している所望の個所に前記皮膚接触表面の複数のマイクロニードルを前記所望の位置の皮膚組織に対し十分に刺し込むことが出来る。
前述した如く、マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面がマイクロニードル刺し込み量規制部の第1開口を介して生物の皮膚の露出されている所望の位置に十分押し当てられているとともに、皮膚接触表面の複数のマイクロニードルが前記所望の位置の皮膚組織に対し十分に刺し込まれている間に、皮膚接触表面の複数のマイクロニードルをマイクロニードル刺し込み量規制部の連通口を通過させて生物の皮膚の露出されている所望の位置に第1開口に代わりマイクロニードル刺し込み量規制部の第2開口を移動させると、マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面において複数のマイクロニードルを取り囲む領域にマイクロニードル刺し込み量規制部において第2開口を取り囲む領域が重複する。
マイクロニードル刺し込み量規制部のこの移動は、マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面においてマイクロニードル刺し込み量規制部の第2開口により取り囲まれていて複数のマイクロニードルが設けられている領域が皮膚の露出されている所望の位置を押圧する力を緩和することが出来る。即ち、皮膚の露出されている所望の位置の皮膚組織の弾力性が回復する。
この後、流体注入器のピストン部材が押圧され流体注入器からマルチマイクロニードルデバイスの複数のマイクロニードルを介し流体が流出されると、複数のマイクロニードルから流出された流体は生物の皮膚の露出されている所望の位置の皮膚組織内に素早く注入されることが出来る。
生物の皮膚の露出している所望の個所に配置させたマイクロニードル刺し込み量規制部の第1開口に前述した如くマルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面の全体を配置させて貫通させることにより生物の皮膚の露出している所望の個所に前記皮膚接触表面の複数のマイクロニードルを前記所望の位置の皮膚組織に対し十分に刺し込んだ後に、皮膚接触表面の複数のマイクロニードルをマイクロニードル刺し込み量規制部の連通口を通過させて生物の皮膚の露出されている所望の位置に第1開口に代わりマイクロニードル刺し込み量規制部の第2開口を移動させ、マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面において複数のマイクロニードルを取り囲む領域にマイクロニードル刺し込み量規制部において第2開口を取り囲む領域を重複させることは、誰でも容易に確実に行うことが出来る。
従って、このように構成されていることを特徴とするこの発明に従った、マルチマイクロニードルデバイス使用流体注入器の為のマイクロニードル刺し込み量規制器具を使用することにより、マルチマイクロニードルデバイスを使用した、例えば注射器の如き、流体注入器により、所望の個所の皮膚組織に皮内注射をする場合に、誰でも容易に確実に短時間で流体注入器中の所望の量の流体の全部を所望の個所の皮膚組織に注入することが出来る。
図1の(A)は、この発明の一実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具と組み合わされているとともにマルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器の概略的な側面図であり、ここにおいてはマイクロニードル刺し込み量規制器具のマイクロニードル刺し込み量規制部の第1開口がマルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面に対面して配置されており; 図1の(B)は、図1の(A)のマイクロニードル刺し込み量規制器具のマイクロニードル刺し込み量規制部の概略的な裏面図であり; 図1の(C)は、図1の(A)の流体注入器の概略的な側面図であるが、ここにおいてはマイクロニードル刺し込み量規制器具のマイクロニードル刺し込み量規制部の第2開口がマルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面に対面して配置されており;そして、 図1の(D)は、図1の(C)のマイクロニードル刺し込み量規制器具のマイクロニードル刺し込み量規制部の概略的な裏面図である。 図2の(A)は、この発明の別の実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具と組み合わされているとともにマルチマイクロニードルデバイスを使用した流体注入器の概略的な側面図であり、ここにおいてはマイクロニードル刺し込み量規制器具が流体注入器を着脱可能に保持している流体注入器保持体を備えていて、さらにここにおいてはマイクロニードル刺し込み量規制器具のマイクロニードル刺し込み量規制部の第1開口がマルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面に対面して配置されており; 図2の(B)は、図2の(A)のマイクロニードル刺し込み量規制器具のマイクロニードル刺し込み量規制部の概略的な裏面図であり; 図2の(C)は、図2の(A)の流体注入器保持体の概略的な側面図であるが、ここにおいてはマイクロニードル刺し込み量規制器具のマイクロニードル刺し込み量規制部の第2開口がマルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面に対面して配置されており;そして、 図2の(D)は、図2の(C)のマイクロニードル刺し込み量規制器具のマイクロニードル刺し込み量規制部の概略的な裏面図である。
[一実施形態]
最初に、図1の(A)及び(B)を参照して、マルチマイクロニードルデバイス10を使用した流体注入器12の為の、この発明の一実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14の構造について概略的に説明する。
この発明の一実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14と組み合わされるマルチマイクロニードルデバイス10を使用した流体注入器12は例えば医療分野において注射器として使用されることが検討されている。
流体注入器12は、所定量の流体(医療分野では、例えば薬液)を保持可能な細長い流体保持空間と流体保持空間の長手方向の一端に配置され流体保持空間からの流体が流出可能な流体流出口12aと流体保持空間の長手方向の他端に配置された流体保持空間入口開口とを有した流体保持筒12b(注射器では注射筒)と、流体保持筒12bの流体保持空間に流体保持空間入口開口から前記長手方向中心線に沿い摺動可能に組み合わされたピストン部材12cと、を備えている。
この実施形態においては、流体流出口12aと流体保持空間の長手方向の他端に配置された流体保持空間入口開口とを有した流体保持筒12b(注射器では注射筒)と、ピストン部材12cと、を備えた流体注入器12は、公知の注射器の注射筒とピストン部材との組み合わせであることが出来る。
医療分野においてマルチマイクロニードルデバイス10は、医療分野において良く知られている一本の注射針の代わりに、従来の注射器の注射筒の流出口に取り付けられて皮内注射する為に使用することが検討されている。
マルチマイクロニードルデバイス10は、流体注入器12の流体保持筒12b(注射器では注射筒)の流体、医療分野では薬液、の流体流出口12aに着脱可能に取り付けられる流出口取付口10aと流体注入器12のピストン部材12cの押圧により流体保持筒12bの流体流出口12aから流出口取付口10aに流出された流体を一時的に保持する平坦な流体保持空間とが形成されている平坦な本体10bと、平坦な本体10bにおいて流出口取付口10aとは流体保持空間を挟んで反対側に位置している平面上に複数配置されたマイクロニードル10cと、を備えている。
マルチマイクロニードルデバイス10は、例えば、シリコン基板に公知のフォトリソグラフィ法を用いたエッチング手段を適用することにより作製することが出来る。さらには、当該シリコン製のマルチマイクロニードルデバイスを原版として、電鋳法により反転形状の複製版を作製し、複製版から樹脂製のマルチマイクロニードルデバイス10を作成することも出来る。
平坦な本体10bの前記平面は皮膚接触表面10dとして機能し、複数のマイクロニードル10cの夫々は前記平面上の基端と前記平面から離れた先端との間を延出している微小な流体注入路を有しており、前記基端と前記先端との間の長さ、即ち個々のマイクロニードル10cの高さは使用対象となる皮膚組織を有した生物(例えば全ての人間)の前記皮膚組織の厚さの範囲内に入るよう設定されている。具体的には、マイクロニードル10cの高さは100〜2000μmの範囲内で設定されることが好ましい。また、マイクロニードル10cの形状は、円錐体や角錐体といった錐体形状や、円柱や角柱といった柱状形状の中から適宜選択される。
この発明の一実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14は、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dからの複数のマイクロニードル10cの突出高さよりも小さな所定の厚さを有し、皮膚接触表面10dの全体が貫通可能な第1開口16aと、皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが配置されている領域が貫通可能であるとともに皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cを取り囲む領域は貫通しない第2開口16bと、第1開口16aと第2開口16bとを連通し複数のマイクロニードル10cを第1開口16aと第2開口16bとの間で通過可能にする連通口16cと、を有するマイクロニードル刺し込み量規制部16を備えている、
マイクロニードル刺し込み量規制部16において、第1開口16aはマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dの外直径よりも大きな直径を有している。第2開口16bはマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dの外直径よりも小さいが皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが配置されている領域の直径よりは大きな直径を有している。そして、連通口16cは、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが配置されている領域の直径よりは大きいが第2開口16bの直径よりも小さい直径を有している。
連通口16cの周辺において流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aに向いた平面(この実施形態では上方平面)は、第1開口16aの周縁から第2開口16bの周縁までの移行領域16dが、連通口16cの周縁の厚さが流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aから最も遠ざかっていて最も薄く前記周縁から遠ざかるのに伴いて流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aに向いマイクロニードル刺し込み量規制部16の前記上方平面のその他の領域と同じ厚さにまで徐々に厚くなる傾斜面に形成されている。
この実施形態においてマイクロニードル刺し込み量規制器14は、流体注入器12の流体保持容器12bに取り付けられ、マイクロニードル刺し込み量規制部16をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dに対向させた状態で流体保持容器12bの長手方向中心線に対し交差する方向、好ましくは直交する方向、に移動可能に支持したマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18をさらに備えている。
この実施形態では、マイクロニードル刺し込み量規制部16は長方形状をしていてその長手方向中心線に沿いに第1開口16a,連通口16c,そして第2開口16bが並んで配置されている。
この実施形態では、マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18は、流体注入器12の流体保持容器12bの外周面において流体流出口12aの近傍に、例えば摩擦係合により着脱可能に固定されており、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの直径方向両側に向かい突出した1対の支持壁18aを有している。そして、1対の支持壁18aの突出端が、マイクロニードル刺し込み量規制部16の1対の長手方向延出縁をその長手方向に移動可能に支持しているとともにマイクロニードル刺し込み量規制部16の厚さの範囲内でマイクロニードル刺し込み量規制部16の厚さ方向に移動可能に支持している。
マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に保持されているマイクロニードル刺し込み量規制部16は、その厚さ方向の移動範囲の上端位置(流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aに接近した位置)に於いては、マイクロニードル刺し込み量規制部16のその厚さ方向において流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aとは反対を向いている平面(この実施形態では下方平面)がマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触平面10dと略同じに配置される。
また、マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に保持されているマイクロニードル刺し込み量規制部16は、その厚さ方向の移動範囲の下端位置(流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aから遠ざかった位置)に於いては、マイクロニードル刺し込み量規制部16のその厚さ方向において流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aに向いた平面(この実施形態では上方平面)がマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触平面10dと略同じに配置される。
第1開口16aの直径は、前述した如く、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dの外直径よりも大きな直径を有しているので、マイクロニードル刺し込み量規制部16が第1開口16aをマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dに対向させた初期位置に配置されている間には、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に対し前述した上端位置と前述した下端位置との間で移動可能である。
前述した如く第2開口16bはマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dの外直径よりも小さいが皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが配置されている領域の直径よりは大きな直径を有しており、そして、連通口16cは、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが配置されている領域の直径よりは大きいが第2開口16bの直径よりも小さい直径を有している。
従って、マイクロニードル刺し込み量規制部16が、第1開口16aをマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dに対向させた初期位置に配置されている間にマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に対し前述した上端位置に配置されていると、マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に保持されているマイクロニードル刺し込み量規制部16をマイクロニードル刺し込み量規制部16の1対の長手方向延出縁の長手方向に移動させて連通口16cを介して複数のマイクロニードル16cを第1開口16aから第2開口16bへと移動させる間には、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dの周辺が、マイクロニードル刺し込み量規制部16の連通口16cの周辺において前記上方平面の移行領域16dの前記傾斜面に衝突し、マイクロニードル刺し込み量規制部16はマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に対し前述した上端位置から前述した下端位置へと押し下げられる。そしてその後、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域上に滑らせて第2開口16bをマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cが配置されている領域に対向させた作動位置に配置される。この際には、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域に重複させ覆っている。
マイクロニードル刺し込み量規制部16が、第1開口16aをマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dに対向させた初期位置に配置されている間にマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に対し前述した下端位置に配置されていると、マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に保持されているマイクロニードル刺し込み量規制部16をマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18の1対の長手方向延出縁をその長手方向に移動させて連通口16cを介して複数のマイクロニードル16cを第1開口16aから第2開口16bへと移動させる間には、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dの周辺が、マイクロニードル刺し込み量規制部16の連通口16cの周辺において前記上方平面の移行領域16dの前記傾斜面に衝突しない。従って、マイクロニードル刺し込み量規制部16はマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に対し前述した下端位置を維持したまま、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域上に滑らせて第2開口16bをマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cが配置されている領域に対向させた作動位置に配置される。この際にも、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域に重複させ覆っている。
次に、図1の(A)乃至(D)を参照しながら、この発明の一実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14と組み合わされているとともにマルチマイクロニードルデバイス10を使用している流体注入器12を操作して生物、この実施形態では例えば人、の皮膚の露出している所望の個所の皮膚組織に流体注入器12が保持している流体、例えば薬液、を注入する手順を説明する。
生物、例えば人、の皮膚組織に注入する為の流体、例えば薬液、の所望量が、流体保持筒12b及びマルチマイクロニードルデバイス10の本体10aの流体保持空間及びマルチマイクロニードルデバイス10の複数のマイクロニードル10cの微小な流体注入路に既に満たされている。
そして、前述したこの発明の一実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14と組み合わされているとともにマルチマイクロニードルデバイス10を使用している流体注入器12の使用者は、マイクロニードル刺し込み量規制器具14のマイクロニードル刺し込み量規制部16を、図1の(A)中に示されている如く、第1開口16aをマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dに対向させた初期位置に配置させている間に、流体注入器12の外周面を握り、次に、生物、例えば人、の皮膚SKの露出している所望の位置に、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dを押し当てる。
この時には、初期位置のマイクロニードル刺し込み量規制器具14のマイクロニードル刺し込み量規制部16の前述した下方平面も、生物、例えば人、の皮膚SKの露出している所望の位置の周辺に当接し、マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に対し前述した上端位置に配置される。
そして、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10d上の複数のマイクロニードル10cが前記領域の皮膚組織に確実に突き刺される(図1の(A)参照)。
またこの時、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dが押し当てられた皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織の弾力性は幾分失われる。
次に、マイクロニードル刺し込み量規制器具14のマイクロニードル刺し込み量規制部16をマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に対しその長手方向に沿い移動させ、複数のマイクロニードル10cに対し第1開口16aから連通口16cを通過させて第2開口16bを位置させる。
この間には、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dの周辺が、マイクロニードル刺し込み量規制部16の連通口16cの周辺において前記上方平面の移行領域16dの前記傾斜面に衝突し、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域が移行領域16dの前記傾斜面を介してマイクロニードル刺し込み量規制部16の前述した上方平面において第2開口16bの周辺上に滑り上がらせられ、結果としてマイクロニードル刺し込み量規制部16はマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に対し前述した上端位置から前述した下端位置へと押し下げられる。
その後、図1の(C)及び(D)中に示されている如く、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域上に滑らせて第2開口16bをマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが配置されている領域に対向させた作動位置に配置される。この際には、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cを取り囲む領域に重複させ覆っている。
マイクロニードル刺し込み量規制部16は、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dからの複数のマイクロニードル10cの突出高さよりも小さな厚さを有しているので、作動位置に移動されて第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cを取り囲む領域に重複させ覆っているマイクロニードル刺し込み量規制部16は、皮膚SKの露出している所望の位置からの複数のマイクロニードル10cの抜け出しを生じさせることがない。
しかも、皮膚SKの露出している所望の位置において、作動位置に移動されたマイクロニードル刺し込み量規制部16の第2開口16bに取り囲まれていて、マイクロニードル刺し込み量規制部16により押されていない領域、即ち、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが突出している領域に対応している領域は、弾力性が回復することにより皮膚接触表面10dに向い膨らむ。
この間に使用者は、流体注入器12のピストン部材12cを図1の(C)中に矢印Pで示す如く押圧する。この結果、流体注入器12の流体保持筒12b,マルチマイクロニードルデバイス10の本体10aの流体保持空間,そして多数のマイクロニードル10cの微小な流体注入路に前述されていた如く満たされていた流体を、前記押圧の距離に応じてマルチマイクロニードルデバイス10の多数のマイクロニードル10cの微小な流体注入路を介し、皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前述した如く弾力性が回復されている前記領域の皮膚組織内に、図1の(C)中に複数の矢印Iで示す如く皮膚SKの外に漏らすことなく容易に素早く注入させることが出来る。
流体注入器12からのマルチマイクロニードルデバイス10の多数のマイクロニードル10cを介した皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織内への前記流体の注入が終了した後には、流体注入器12がマイクロニードル刺し込み量規制部16を保持しているマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18を伴って皮膚SKの露出している前述した所望の位置から引き離され、同時にマルチマイクロニードルデバイス10の複数のマイクロニードル10cが皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織から引き抜かれる。
この発明の概念に従えば、マイクロニードル刺し込み量規制器具14のマイクロニードル刺し込み量規制部16は、マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18により流体注入器12の流体保持筒12bに取り付けられていなくとも良い。
この場合には、マルチマイクロニードルデバイス10を使用した流体注入器12の使用者は、生物、例えば人、の皮膚SKの露出している前述した所望の位置にマイクロニードル刺し込み量規制部16の第1開口16aを配置させた後に、流体注入器12の外周面を握り、前述した一実施形態に関係している図1の(A)及び(B)中に図示されているのと同様に、第1開口16aを介して皮膚SKの露出している前述した所望の位置にマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dを押し当て、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10d上の複数のマイクロニードル10cを前記領域の皮膚組織に確実に突き刺す。
次に、使用者は、前述した一実施形態に関係している図1の(C)及び(D)中に図示されているのと同様に、マイクロニードル刺し込み量規制器具14のマイクロニードル刺し込み量規制部16をその長手方向に沿い移動させ、複数のマイクロニードル10cに対し第1開口16aから連通口16cを通過させて第2開口16bを位置させる。
この間には、図1の(C)及び(D)中に示されていた前述した一実施形態の場合と同様に、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dの周辺が、マイクロニードル刺し込み量規制部16の連通口16cの周辺において前記上方平面の移行領域16dの前記傾斜面に衝突し、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域が移行領域16dの前記傾斜面を介してマイクロニードル刺し込み量規制部16の前述した上方平面において第2開口16bの周辺上に滑り上がらせられる。
その後、図1の(C)及び(D)中に示されていた前述した一実施形態の場合と同様に、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域上に滑らせて第2開口16bをマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが配置されている領域に対向させた作動位置に配置される。この際には、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cを取り囲む領域に重複させ覆っている。
マイクロニードル刺し込み量規制部16は、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dからの複数のマイクロニードル10cの突出高さよりも小さな厚さを有しているので、作動位置に移動されて第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cを取り囲む領域に重複させ覆っているマイクロニードル刺し込み量規制部16は、皮膚SKの露出している所望の位置からの複数のマイクロニードル10cの抜け出しを生じさせることがなく、しかも皮膚SKの露出している所望の位置において、作動位置に移動されたマイクロニードル刺し込み量規制部16の第2開口16bに取り囲まれていて、マイクロニードル刺し込み量規制部16により押されていない領域、即ち、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが突出している領域に対応している領域は、弾力性が回復することにより皮膚接触表面10dに向い膨らむ。
この間に使用者が、流体注入器12のピストン部材12cを押圧すると、流体注入器12の流体保持筒12b,マルチマイクロニードルデバイス10の本体10aの流体保持空間,そして多数のマイクロニードル10cの微小な流体注入路に前述されていた如く満たされていた流体を、前記押圧の距離に応じてマルチマイクロニードルデバイス10の多数のマイクロニードル10cの微小な流体注入路を介し、皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前述した如く弾力性が回復されている前記領域の皮膚組織内に皮膚SKの外に漏らすことなく容易に素早く注入させることが出来る。
流体注入器12からのマルチマイクロニードルデバイス10の多数のマイクロニードル10cを介した皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織内への前記流体の注入が終了した後には、流体注入器12が皮膚SKの露出している前述した所望の位置から引き離され、同時にマルチマイクロニードルデバイス10の複数のマイクロニードル10cが皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織から引き抜かれる。最後に、マイクロニードル刺し込み量規制部16が、皮膚SKの露出している前述した所望の位置から引き離される。
[別の実施形態]
次に、図2の(A)乃至(D)を参照しながら、この発明の別の実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14´について説明する。
このマイクロニードル刺し込み量規制器具14´は、マルチマイクロニードルデバイス10を使用した流体注入器12を着脱可能に保持している流体注入器保持体20を備えている。
この実施形態において使用されるマルチマイクロニードルデバイス10を使用した流体注入器12の構成は図1の(A)乃至(D)を参照しながら前述したマルチマイクロニードルデバイス10を使用した流体注入器12の構成と同じである。従って、図2の(A)乃至(D)中に示されているマルチマイクロニードルデバイス10及び流体注入器12の構成の説明は、図1の(A)乃至(D)を参照しながら前述したマルチマイクロニードルデバイス10を使用した流体注入器12の構成部材に付されていた参照符号と同じ参照符号を図2の(A)乃至(D)中に示されているマルチマイクロニードルデバイス10を使用した流体注入器12の対応している構成部材にも付すことにより、省略する。
この発明の別の実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14´が備えている流体注入器保持体20は、生物、例えば人、の皮膚組織に注入する為の流体、例えば薬液、の所望量が、流体保持筒12b及びマルチマイクロニードルデバイス10の本体10aの流体保持空間及びマルチマイクロニードルデバイス10の複数のマイクロニードル10cの微小な流体注入路に既に満たされている流体注入器12を着脱可能に保持するよう構成されている。
詳細には、流体注入器保持体20は、流体注入器12の流体保持筒12b及び流体流出口12aの外周面の縦半分が摩擦係合されるとともに流体注入器12のピストン部材12cはその長手方向に移動可能に収容する流体注入器保持溝20aを備えている。流体注入器保持溝20aは、流体注入器保持体20の外周面に、流体注入器保持溝20aに対する流体注入器12の着脱を可能にする開口を含む。
流体注入器12は、前述した如く、公知の注射器の注射筒とピストン部材との組み合わせであることが出来、そのために、流体注入器保持体20の流体注入器保持溝20aは、公知の注射器の注射筒の鍔部材12dを着脱可能に受け入れ流体注入器保持溝20a中における流体注入器12の位置決めをする位置決め部20bを含む。
流体注入器保持体20の流体注入器保持溝20a中で位置決め部20bにより位置決めされている流体注入器12に取り付けられているマルチマイクロニードルデバイス10は、流体注入器保持体20の流体注入器保持溝20a中から外部空間中に露出されている。即ち、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10d及び複数のマイクロニードル10cを外部空間に突出させている。
流体注入器保持体20は、流体注入器保持溝20aにおいてピストン部材12cの突出端側に、流体保持筒12bに対するピストン部材12cの移動方向に移動可能なピストン部材操作棒20cを備えている。ピストン部材操作棒20cにおいて、流体注入器保持溝20a中の流体注入器12のピストン部材12cとは反対側の端部が外部空間中に突出されている。
この実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14´が、図1の(A)乃至(D)を参照しながら前述した一実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14と異なっているのは、マイクロニードル刺し込み量規制部16をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dに対向させた状態で流体保持容器12bの長手方向中心線に対し交差する方向、好ましくは直交する方向、に移動可能に支持したマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18´が、流体注入器保持体20において流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aが外部空間に突出されている側の端部に、例えば摩擦係合により着脱可能に取り付けられていることである。
この発明の別の実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14´のその他の構成は、図1の(A)乃至(D)を参照しながら前述したマイクロニードル刺し込み量規制器具14の構成と同じである。従って、図2の(A)乃至(D)中に示されているマイクロニードル刺し込み量規制器具14´の構成の説明は、図1の(A)乃至(D)を参照しながら前述したマイクロニードル刺し込み量規制器具14の構成部材に付されていた参照符号と同じ参照符号を図2の(A)乃至(D)中に示されているマイクロニードル刺し込み量規制器具14´において対応している構成部材にも付すことにより、省略する。
マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18´に保持されているマイクロニードル刺し込み量規制部16は、その厚さ方向の移動範囲の上端位置(流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aに接近した位置)に於いては、マイクロニードル刺し込み量規制部16のその厚さ方向において流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aとは反対を向いている平面(この実施形態では下方平面)がマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触平面と略同じに配置される。
また、マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18´に保持されているマイクロニードル刺し込み量規制部16は、その厚さ方向の移動範囲の下端位置(流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aから遠ざかった位置)に於いては、マイクロニードル刺し込み量規制部16のその厚さ方向において流体注入器12の流体保持容器12bの流体流出口12aに向いた平面(この実施形態では上方平面)がマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触平面と略同じに配置される。
次に、図2の(A)乃至(D)を参照しながら、この発明の別の実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14´と組み合わされているとともにマルチマイクロニードルデバイス10を使用している流体注入器12を操作して生物、この実施形態では例えば人、の皮膚の露出している所望の個所の皮膚組織に流体注入器12が保持している流体、例えば薬液、を注入する手順を説明する。
生物、例えば人、の皮膚組織に注入する為の流体、例えば薬液、の所望量が、流体保持筒12b及びマルチマイクロニードルデバイス10の本体10aの流体保持空間及びマルチマイクロニードルデバイス10の複数のマイクロニードル10cの微小な流体注入路に既に満たされている。
そしてこの流体注入器12は、マイクロニードル刺し込み量規制器具14´の流体注入器保持体20の流体注入器保持溝20a中の所定位置中に、図2の(A)中に示されている如く着脱自在に保持されている。
そして、前述したこの発明の他の実施形態に従ったマイクロニードル刺し込み量規制器具14´と組み合わされているとともにマルチマイクロニードルデバイス10を使用している流体注入器12の使用者は、マイクロニードル刺し込み量規制器具14´のマイクロニードル刺し込み量規制部16を、図2の(A)中に示されている如く、第1開口16aをマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dに対向させた初期位置に配置させている間に、流体注入器保持体20の外周面を握り、次に、生物、例えば人、の皮膚SKの露出している所望の位置に、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dを押し当てる。
この時には、初期位置のマイクロニードル刺し込み量規制器具14´のマイクロニードル刺し込み量規制部16の前述した下方平面も、生物、例えば人、の皮膚SKの露出している所望の位置の周辺に当接し、マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に対し前述した上端位置に配置される。
そして、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10d上の複数のマイクロニードル10cが前記領域の皮膚組織に確実に突き刺される(図2の(A)参照)。
またこの時、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dが押し当てられた皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織の弾力性は幾分失われる。
次に、マイクロニードル刺し込み量規制器具14´のマイクロニードル刺し込み量規制部16をマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に対しその長手方向に沿い移動させ、複数のマイクロニードル10cに対し第1開口16aから連通口16cを通過させて第2開口16bを位置させる。
この間には、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dの周辺が、マイクロニードル刺し込み量規制部16の連通口16cの周辺においてマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10d側の平面の移行領域16dの前記傾斜面に衝突し、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域が移行領域16dの前記傾斜面を介してマイクロニードル刺し込み量規制部16の前述した上方平面において第2開口16bの周辺上に滑り上がらせられ、結果としてマイクロニードル刺し込み量規制部16はマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18に対し前述した上端位置から前述した下端位置へと押し下げられる。
その後、図2の(C)及び(D)中に示されている如く、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域上に滑らせて第2開口16bをマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが配置されている領域に対向させた作動位置に配置される。この際には、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cを取り囲む領域に重複させ覆っている。
マイクロニードル刺し込み量規制部16は、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dからの複数のマイクロニードル10cの突出高さよりも小さな厚さを有しているので、作動位置に移動されて第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cを取り囲む領域に重複させ覆っているマイクロニードル刺し込み量規制部16は、皮膚SKの露出している所望の位置からの複数のマイクロニードル10cの抜け出しを生じさせることがない。
しかも、皮膚SKの露出している所望の位置において、作動位置に移動されたマイクロニードル刺し込み量規制部16の第2開口16bに取り囲まれていて、マイクロニードル刺し込み量規制部16により押されていない領域、即ち、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが突出している領域に対応している領域は、弾力性が回復することにより皮膚接触表面10dに向い膨らむ。
この間に使用者は、流体注入器保持体20のピストン部材操作棒20cを図2の(C)中に矢印Pで示す如く押圧し、ひいては流体注入器12のピストン部材12cを図2の(C)中に矢印Pで示す方向に押圧する。この結果、流体注入器12の流体保持筒12b,マルチマイクロニードルデバイス10の本体10aの流体保持空間,そして多数のマイクロニードル10cの微小な流体注入路に前述されていた如く満たされていた流体を、前記押圧の距離に応じてマルチマイクロニードルデバイス10の多数のマイクロニードル10cの微小な流体注入路を介し、皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前述した如く弾力性が回復されている前記領域の皮膚組織内に、図2の(C)中に複数の矢印Iで示す如く皮膚SKの外に漏らすことなく容易に素早く注入させることが出来る。
流体注入器12からのマルチマイクロニードルデバイス10の多数のマイクロニードル10cを介した皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織内への前記流体の注入が終了した後には、流体注入器保持体20がマイクロニードル刺し込み量規制部16を保持しているマイクロニードル刺し込み量規制部保持部18´を伴って皮膚SKの露出している前述した所望の位置から引き離され、同時にマルチマイクロニードルデバイス10の複数のマイクロニードル10cが皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織から引き抜かれる。
この発明の概念に従えば、マイクロニードル刺し込み量規制器具14´のマイクロニードル刺し込み量規制部16は、マイクロニードル刺し込み量規制部保持部18´により流体注入器保持体20に取り付けられていなくとも良い。
この場合には、マルチマイクロニードルデバイス10を使用した流体注入器12の使用者は、生物、例えば人、の皮膚SKの露出している前述した所望の位置にマイクロニードル刺し込み量規制部16の第1開口16aを配置させた後に、流体注入器保持体20の外周面を握り、前述した別の実施形態に関係している図2の(A)及び(B)中に図示されているのと同様に、第1開口16aを介して皮膚SKの露出している前述した所望の位置にマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dを押し当て、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10d上の複数のマイクロニードル10cを前記領域の皮膚組織に確実に突き刺す。
次に、使用者は、前述した別の実施形態に関係している図2の(C)及び(D)中に図示されているのと同様に、マイクロニードル刺し込み量規制器具14´のマイクロニードル刺し込み量規制部16をその長手方向に沿い移動させ、複数のマイクロニードル10cに対し第1開口16aから連通口16cを通過させて第2開口16bを位置させる。
この間には、図2の(C)及び(D)中に示されていた前述した別の実施形態の場合と同様に、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dの周辺が、マイクロニードル刺し込み量規制部16の連通口16cの周辺において前記上方平面の移行領域16dの前記傾斜面に衝突し、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域が移行領域16dの前記傾斜面を介してマイクロニードル刺し込み量規制部16の前述した上方平面において第2開口16bの周辺上に滑り上がらせられる。
その後、図2の(C)及び(D)中に示されていた前述した別の実施形態の場合と同様に、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル16cを取り囲む領域上に滑らせて第2開口16bをマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが配置されている領域に対向させた作動位置に配置される。この際には、マイクロニードル刺し込み量規制部16は、その前述した上方平面において第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cを取り囲む領域に重複させ覆っている。
マイクロニードル刺し込み量規制部16は、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dからの複数のマイクロニードル10cの突出高さよりも小さな厚さを有しているので、作動位置に移動されて第2開口16bの周辺をマルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cを取り囲む領域に重複させ覆っているマイクロニードル刺し込み量規制部16は、皮膚SKの露出している所望の位置からの複数のマイクロニードル10cの抜け出しを生じさせることがなく、しかも皮膚SKの露出している所望の位置において、作動位置に移動されたマイクロニードル刺し込み量規制部16の第2開口16bに取り囲まれていて、マイクロニードル刺し込み量規制部16により押されていない領域、即ち、マルチマイクロニードルデバイス10の本体10bの皮膚接触表面10dにおいて複数のマイクロニードル10cが突出している領域に対応している領域は、弾力性が回復することにより皮膚接触表面10dに向い膨らむ。
この間に使用者が、流体注入器保持体20のピストン部材操作棒20cを図2の(C)中に矢印Pで示す如く押圧し、ひいては流体注入器12のピストン部材12cを図2の(C)中に矢印Pで示す方向に押圧すると、流体注入器12の流体保持筒12b,マルチマイクロニードルデバイス10の本体10aの流体保持空間,そして多数のマイクロニードル10cの微小な流体注入路に前述されていた如く満たされていた流体を、前記押圧の距離に応じてマルチマイクロニードルデバイス10の多数のマイクロニードル10cの微小な流体注入路を介し、皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前述した如く弾力性が回復されている前記領域の皮膚組織内に皮膚SKの外に漏らすことなく容易に素早く注入させることが出来る。
流体注入器12からのマルチマイクロニードルデバイス10の多数のマイクロニードル10cを介した皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織内への前記流体の注入が終了した後には、流体注入器保持体20が流体注入器12を伴って皮膚SKの露出している前述した所望の位置から引き離され、同時にマルチマイクロニードルデバイス10の複数のマイクロニードル10cが皮膚SKの露出している前述した所望の位置の前記領域の皮膚組織から引き抜かれる。最後に、マイクロニードル刺し込み量規制部16が、皮膚SKの露出している前述した所望の位置から引き離される。
10…マルチマイクロニードルデバイス、10a…流体流出口、10b…本体、10c…マイクロニードル、10d…皮膚接触表面、12…流体注入器、12a…流体流出口、12b…流体保持筒、12c…ピストン部材、12d…鍔部材、14,14´…マイクロニードル刺し込み量規制器具、16…マイクロニードル刺し込み量規制部、16a…第1開口、16b…第2開口、16c…連通口、16d…移行領域(傾斜面)、18,18´…マイクロニードル刺し込み量規制部保持部、18a…支持壁、SK…皮膚組織、20…流体注入器保持体、20a…流体注入器保持溝、20b…位置決め部、20c…ピストン部材操作棒。

Claims (3)

  1. マルチマイクロニードルデバイスを使用する流体注入器の為のマイクロニードル刺し込み量規制器具であって:
    マルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面からの複数のマイクロニードルの突出高さよりも小さな所定の厚さを有し、前記皮膚接触表面の全体が貫通可能な第1開口と、前記皮膚接触表面において複数のマイクロニードルが配置されている領域が貫通可能であるとともに前記皮膚接触表面において複数のマイクロニードルを取り囲む領域は貫通しない第2開口と、第1開口と第2開口とを連通し前記複数のマイクロニードルを第1開口と第2開口との間で通過可能にする連通口と、を有するマイクロニードル刺し込み量規制部を備えている、
    ことを特徴とするマイクロニードル刺し込み量規制器具。
  2. 流体注入器の流体保持容器に取り付けられ、連通口を介して前記複数のマイクロニードルを第1開口と第2開口との間で通過させることにより、マイクロニードル刺し込み量規制部を、第1開口をマルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面に対向させた初期位置と、第2開口をマルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面に対向させた作動位置と、の間で移動可能に保持したマイクロニードル刺し込み量規制部保持部をさらに備えている、ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロニードル刺し込み量規制器具。
  3. 流体注入器をマルチマイクロニードルデバイスの本体の皮膚接触表面及び複数のマイクロニードルを外部空間に突出させて着脱可能に保持する流体注入器保持体をさらに備えており、
    前記マイクロニードル刺し込み量規制部保持部が流体注入器保持体に固定されている、ことを特徴とする、請求項2に記載のマイクロニードル刺し込み量規制器具。
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