JP6183043B2 - フローズン飲料ディスペンサ - Google Patents

フローズン飲料ディスペンサ Download PDF

Info

Publication number
JP6183043B2
JP6183043B2 JP2013164643A JP2013164643A JP6183043B2 JP 6183043 B2 JP6183043 B2 JP 6183043B2 JP 2013164643 A JP2013164643 A JP 2013164643A JP 2013164643 A JP2013164643 A JP 2013164643A JP 6183043 B2 JP6183043 B2 JP 6183043B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sales
frozen
valve
frozen beverage
slide valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013164643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015034015A (ja
Inventor
正美 橋本
正美 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2013164643A priority Critical patent/JP6183043B2/ja
Publication of JP2015034015A publication Critical patent/JP2015034015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6183043B2 publication Critical patent/JP6183043B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

本発明は、シロップと希釈水と炭酸ガスなどを原料としてシャーベット状のフローズン飲料を製造、販売するフローズン飲料ディスペンサに関する。
フローズン飲料ディスペンサは、シロップと希釈水と炭酸ガスなどを原料としてその混合飲料を冷却シリンダで凍らせながら攪拌して空気を混入させたシャーベット状のフローズン飲料を製造、販売するものである(例えば、特許文献1参照)。
図10は、フローズン飲料ディスペンサの概略構成図である。図に示すように、30は希釈水供給回路、31は水ポンプ、33は希釈水流量調整器、34は希釈水電磁弁、35は希釈水逆止弁、40はシロップ供給回路、41は炭酸ガスボンベ、42はシロップタンク、44はシロップ流量調整器、45はシロップ電磁弁、46はシロップ逆止弁、50は炭酸ガス供給回路、51炭酸ガス電磁弁、52は炭酸ガス逆止弁、70は冷却シリンダ、80は販売バルブである。
販売バルブ80は、図11に示すように、販売レバー81、スライド弁82、シール部83、スプリング84、バルブカバー85、販売ノズル86などから構成されている。
そして、顧客により販売レバー81が手前側(図中、左側方向)に引かれると、スライド弁82が上方に移動することでシール部83が開放され、冷却シリンダ70でシャーベット状に製造されているフローズン飲料が販売ノズル86から吐出されて販売される。また、販売レバー81を元に戻すと、スライド弁82がスプリング84により下方に移動してシール部83が閉塞され、フローズン飲料の吐出が停止される。
このように、フローズン飲料ディスペンサは、顧客が販売バルブ80の販売レバー81を手前側に引くことによって冷却シリンダ70で製造されているシャーベット状のフローズン飲料が販売ノズル86から吐出されて販売され、販売レバー81を元に戻すことでフローズン飲料の吐出を停止するようにしている。
特開2002−240896号公報
前記のフローズン飲料ディスペンサは、ファミリーレストラン、ファーストフード店、コンビニエンスストアなどに備え付けて使用するものであり、販売バルブ80の販売レバー81を操作する顧客は不特定多数である。
一般的に、フローズン飲料はシロップと希釈水と炭酸ガスなどを原料としてその混合飲料を冷却シリンダ70で凍らせながら攪拌して空気を混入させ、−5℃前後の飲料温度のシャーベット状に細かい氷の粒と原料の粒とが混合されたものである。
しかしながら、フローズン飲料は、−5℃前後の状態が連続して継続すると氷の成長が加速されて氷の粒が大きくなり、フローズン飲料の舌触りがざらざらしてきて飲料品質が悪くなる。この氷の粒が大きくなり、舌触りがざらざらして飲料品質が悪くなったシャーベット状のフローズン飲料は、一般的に1日に1度、冷凍装置の運転を停止して氷を解凍し、液体の状態にもどす解凍作業が必要となる。
この氷の解凍状態で顧客が販売バルブ80の販売レバー81を操作すると、完全にはシャーベット状になっていない不完全なフローズン飲料を販売することになる。
そのため、従来は販売バルブ80の手前に販売停止の札などを掛けて顧客にフローズン飲料販売停止中の案内をしていたが、この販売停止案内に時間を要することとなり、困難な人手作業となっている。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、フローズン飲料解凍状態の販売停止を自動的に行うことができるフローズン飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るフローズン飲料ディスペンサは、シロップと希釈水を原料としてその混合飲料を凍らせながら攪拌してフローズン飲料を製造、販売するフローズン飲料ディスペンサであって、そのディスペンサ本体に搭載した冷却シリンダ内のフローズン飲料を、シール部と販売レバーの操作によりシール部を開放・閉塞するスライド弁とを有する販売バルブを介して販売するフローズン飲料ディスペンサおいて、前記販売バルブに、予め設定されたフローズン飲料解凍時の販売を停止させる販売停止手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るフローズン飲料ディスペンサは、上述した請求項1において、販売停止手段は、フローズン飲料を販売するときにはシール部を開放し、フローズン飲料の販売を停止するときには前記シール部を閉塞させるスライド弁と、前記スライド弁を前記シール部を閉塞する閉塞位置に固定させるスライド弁固定手段と、から構成されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るフローズン飲料ディスペンサは、上述した請求項2において、前記スライド弁固定手段は、ソレノイドの起動により前記スライド弁を前記シール部を閉塞する閉塞位置に固定させるスライド弁固定リンク機構を有していることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係るフローズン飲料ディスペンサは、上述した請求項3において、前記スライド弁固定リンク機構が前記スライド弁を前記シール部を閉塞する閉塞位置に固定させると、販売バルブの販売レバーが操作不能状態に固定されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、シロップと希釈水を原料としてその混合飲料を凍らせながら攪拌してフローズン飲料を製造、販売するフローズン飲料ディスペンサであって、そのディスペンサ本体に搭載した冷却シリンダ内のフローズン飲料を、シール部と販売レバーの操作によりシール部を開放・閉塞するスライド弁とを有する販売バルブを介して販売するフローズン飲料ディスペンサにおいて、前記販売バルブに、予め設定されたローズン飲料解凍時の販売を停止させる販売停止手段を設けたことにより、フローズン飲料の解凍時に誤って完全にシャーベット状になっていない不完全な品質のフローズン飲料を販売することを防止することができ、フローズン飲料解凍状態の販売停止を自動的に行うことができるフローズン飲料ディスペンサを提供することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、販売停止手段は、フローズン飲料を販売するときにはシール部を開放し、フローズン飲料の販売を停止するときにはシール部を閉塞させるスライド弁と、スライド弁を前記シール部を閉塞する閉塞位置に固定させるスライド弁固定手段と、から構成されることにより、簡易な構成でフローズン飲料解凍状態の販売停止を自動的に行うことができるフローズン飲料ディスペンサを提供することが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、スライド弁固定手段は、ソレノイドの起動によりスライド弁を前記シール部を閉塞する閉塞位置に固定させるスライド弁固定リンク機構を有していることにより、フローズン飲料解凍状態の販売停止を制御手段が自動で行うことができるフローズン飲料ディスペンサを提供することが可能となる。
また、請求項4の発明によれば、スライド弁固定リンク機構がスライド弁を前記シール部を閉塞する閉塞位置に固定させると、販売バルブの販売レバーが操作不能状態に固定されることにより、顧客が誤って解凍状態のフローズン飲料を販売することを防止することが可能となる。
本発明の実施の形態であるフローズン飲料ディスペンサを示す外観斜視図である。 図1に示したフローズン飲料ディスペンサの概略構成図である。 図1に示したフローズン飲料ディスペンサの販売バルブを示す外観斜視図である。 図3に示した販売バルブの販売レバーを操作することによりスライド弁がシール部を開放可能としている断面側面図である。 図3に示した販売バルブのスライド弁をシール部閉塞位置に固定させている断面側面図である。 図1に示した販売バルブに取り付けたアルコール販売ノズルを示し、(a)、(b)は外観斜視図、(c)はその断面側面図である。 図1に示したフローズン飲料ディスペンサの制御ブロック図である。 図1に示したフローズン飲料ディスペンサのフローズン飲料解凍時に販売を停止させる制御を示すフローチャート図である。 図1に示したフローズン飲料ディスペンサのアルコール添加フローズン飲料販売の制御を示すタイミングチャート図である。 従来のフローズン飲料ディスペンサの概略構成図である。 図10に示した販売バルブの断面側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るフローズン飲料ディスペンサの好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、従来と同一構成に関しては同一符号を用いる。
図1は、本発明の実施の形態である、シロップと希釈水と炭酸ガスなどを原料としてその混合飲料を冷却シリンダで凍らせながら攪拌して空気を混入させたシャーベット状のフローズン飲料を製造、販売するフローズン飲料ディスペンサを示す外観斜視図である。図に示すように、フローズン飲料ディスペンサ1は、ディスペンサ本体2と操作パネル3と販売バルブ10を備えている。
ディスペンサ本体2は箱体であり、その底部には、高さ調整をするための調整脚2aが設けてある。また、ディスペンサ本体2の内部には、シロップと希釈水と炭酸ガスを原料としてその混合飲料を凍らせながら攪拌して空気を混入させてシャーベット状のフローズン飲料を製造する冷却シリンダ70や、冷却シリンダ70を冷却する冷凍装置72(図7参照)、希釈水供給回路30、水ポンプ31、希釈水自動バルブ32、希釈水逆止弁35、シロップ供給回路40、シロップ自動バルブ43、シロップ逆止弁46、炭酸ガス供給回路50、炭酸ガス電磁弁51、炭酸ガス逆止弁52、アルコール供給回路60、アルコール自動バルブ62(以上、詳細は図2参照)などを備えている。
操作パネル3の前面には、フローズン飲料にアルコール(飲料)を添加したアルコール添加フローズン飲料を選択するときに押圧するアルコール販売ボタン(飲料販売選択ボタン)4を備えている。
販売バルブ10は、販売レバー11が手前側(図中、右側方向)に引かれると、冷却シリンダ70でシャーベット状に製造されているフローズン飲料を販売ノズル20(図3、4、5参照)から吐出して販売する。
そして、アルコール販売ボタン4が押圧されないで販売レバー11が手前側(図中、右側方向)に引かれると、販売ノズル20からフローズン飲料が販売される。また、アルコール販売ボタン4が押圧されて販売レバー11が手前側に引かれると、販売ノズル20から販売されているフローズン飲料に、アルコール販売ノズル21からアルコールを吐出して添加し、フローズン飲料にアルコールが添加されたアルコール添加フローズン飲料が販売される。
また、ディスペンサ本体2の前面下端部には、ドリップトレイ5を備えている。ドリップトレイ5は、販売バルブ10やアルコール販売ノズル21から垂れる飲料を受け止めるためのもので、カバー6を通過してドリップトレイ5に受け止められる。
図2は、本発明の実施の形態であるフローズン飲料ディスペンサ1の概略構成図である。図に示すように、10は販売バルブ、30は冷却シリンダ70に水道水を供給する希釈水供給回路、31は水道水を圧送する水ポンプ、32は流量センサと電磁弁を有し、電磁弁を開放して流量センサが出力するパルス数が所定のパルス数に達すると電磁弁を閉塞し、予め定めている量の希釈水を供給する希釈水自動バルブ、35は希釈水逆止弁、40は冷却シリンダ70にシロップを供給するシロップ供給回路、41は炭酸ガスボンベ、42はシロップタンク、43は希釈水自動バルブ32と同じく、流量センサと電磁弁を有し、電磁弁を開放して流量センサが出力するパルス数が所定のパルス数に達すると電磁弁を閉塞し、予め定めている量のシロップを供給するシロップ自動バルブ、46はシロップ逆止弁、50は希釈水とシロップの混合飲料に炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給回路、51炭酸ガス電磁弁、52は炭酸ガス逆止弁、60はアルコール販売ノズル21にアルコールを供給するアルコール供給回路、61はアルコールタンク、62は希釈水自動バルブ32と同じく、流量センサと電磁弁を有し、電磁弁を開放して流量センサが出力するパルス数が所定のパルス数に達すると電磁弁を閉塞し、予め定めている量のアルコールを供給するアルコール自動バルブ、70は冷却シリンダである。なお、アルコール自動バルブ62を用いて予め定めている量のアルコールを供給する実施の形態を説明しているが、例えば、流量調整器を用いて時間制御により予め定めている量のアルコールを供給するようにしてもよい。
図3、4、5は、販売バルブ10を示し、フローズン飲料を販売するときに手前側(図中、左側方向)に引く販売レバー11、フローズン飲料を販売するときにはシール部13を開放し、フローズン飲料の販売を停止するときにはシール部13を閉塞させるスライド弁12、スライド弁12をシール部13側に押圧してシール部13を閉塞するスプリング14、ソレノイド15の起動によりスライド弁12をシール部13閉塞位置に固定させるスライド弁固定リンク機構16、スライド弁12の上端に設けられたマグネット18の上昇を検知して制御部90に検知信号(フローズン飲料販売検知信号)を出力するマグネットセンサ17、バルブカバー19、販売ノズル20などから構成され、バルブ固定ベース9を介してディスペンサ本体2の内部に備えられる冷却シリンダ70に接続されるようにして固定される。
また、図1、2、6に示すように、販売ノズル20の周囲(近傍)には、アルコール販売ノズル(飲料販売ノズル)21が装着されている。アルコール販売ノズル21は、ノズル本体22と、アルコール供給回路60に接続される接続端子23と、アルコールを吐出するノズル部24から構成され、接続端子23とノズル部24は連通している。
図7は、本発明の実施の形態であるフローズン飲料ディスペンサ1の制御ブロック図を示し、フローズン飲料ディスペンサ1でのフローズン飲料の製造や販売などを制御する制御部(制御手段)90は、中央処理装置としてのCPU91、CPU91の制御プログラムを格納するROM(リード・オンリー・メモリ)92、CPU91の制御に必要な各種のプログラムやデータを随時記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ:例えば、シロップと希釈水と炭酸ガスの混合比率やフローズン飲料の解凍開始時間、フローズン飲料の解凍時間、製造時間などを記憶する)93、基準クロック発生部(図示せず)で発生するクロックをカウントして各種時刻を計時するタイマー(フローズン飲料の解凍開始時間やフローズン飲料の解凍が完了する時間、フローズン飲料の製造が完了する時間など)94、フローズン飲料ディスペンサ1に備えられている各機器に通電する電力回路を有する通電部95から構成されている。
また、制御部90には、フローズン飲料ディスペンサ1の各種設定データ(例えば、シロップと希釈水と炭酸ガスの混合比率やフローズン飲料の解凍開始時間、フローズン飲料の解凍時間、製造時間など)を入力するリモコン96、フローズン飲料にアルコールを添加したアルコール添加フローズン飲料を選択するときに押圧するアルコール販売ボタン4、マグネット18の上昇を検知して制御部90にスライド弁12が上昇したことを検知した検知信号(フローズン飲料販売検知信号)を出力するマグネットセンサ17などが接続されている。
さらに、制御部90は、スライド弁12をシール部13閉塞位置に固定させるスライド弁固定リンク機構16を時計方向に回転させるソレノイド15、水ポンプ31、希釈水自動バルブ32、シロップ自動バルブ43、炭酸ガス電磁弁51、アルコール自動バルブ62、冷却シリンダ70で製造するフローズン飲料を攪拌する攪拌モータ71、冷却シリンダ70を冷却する冷凍装置72などへの通電制御を行う。
次に、制御部90によるフローズン飲料解凍時に販売バルブ10の販売レバー11を操作不能状態に固定してフローズン飲料販売を停止させる制御の手順を図8のフローチャート図を用いて説明する。予め設定しているフローズン飲料の解凍開始時間になると、先ず、冷却シリンダ70を冷却している冷凍装置72の運転を停止してフローズン飲料の解凍を開始する(ステップS11)。冷凍装置72の運転を停止してフローズン飲料の解凍を開始した後、ソレノイド15にON信号を出力する(ステップS12)。制御部90がソレノイド15にON信号を出力すると、ソレノイド15の昇降シャフト15aが上昇することによってスライド弁固定リンク機構16が時計方向に回転してスライド弁12の上方への移動を禁止し、スライド弁12をシール部13閉塞位置に固定させることで、販売バルブ10の販売レバー11は操作不能状態に固定され、顧客が販売バルブ10を操作してフローズン飲料を販売することができなくなる(図5参照)。
そして、予め設定している所定時間(フローズン飲料の解凍が完了する時間)経過すると(ステップS13)、冷凍装置72の運転を開始して冷却シリンダ70を冷却し、シロップと希釈水と炭酸ガスなどを原料としてその混合飲料を冷却シリンダ70で凍らせながら攪拌して空気を混入させたシャーベット状のフローズン飲料の製造を開始する(ステップS14)。
さらに、予め設定している所定時間(フローズン飲料の製造が完了する時間)経過すると(ステップS15)、ソレノイド15に出力しているON信号を停止する(ステップS16)。制御部90がソレノイド15に出力しているON信号を停止すると、ソレノイド15の昇降シャフト15aが下降することによってスライド弁固定リンク機構16が反時計方向に回転してスライド弁12の昇降が自由となり(スライド弁の移動を許可)、販売バルブ10の販売レバー11は操作可能状態に戻り、顧客が販売バルブ10を操作してフローズン飲料を販売することができるようになる(図4参照)。
このように、制御部90によるフローズン飲料解凍時に販売バルブ10の販売レバー11を操作不能状態に固定してフローズン飲料販売を停止させるには、予め設定してあるフローズン飲料の解凍開始時間になると、先ず、冷却シリンダ70を冷却している冷凍装置72の運転を停止してフローズン飲料の解凍を開始した後、ソレノイド15にON信号を出力して、ソレノイド15の昇降シャフト15aを上昇させることによってスライド弁固定リンク機構16を時計方向に回転させてスライド弁12の上方への移動を禁止し、スライド弁12をシール部13閉塞位置に固定させることで、販売バルブ10の販売レバー11を操作不能状態に固定し、顧客が販売バルブ10の販売レバー11を操作することをできなくする。
そして、予め設定してあるフローズン飲料の解凍が完了する時間が経過すると、冷凍装置72の運転を開始して冷却シリンダ70を冷却し、シロップと希釈水と炭酸ガスなどを原料としてその混合飲料を冷却シリンダ70で凍らせながら攪拌して空気を混入させたシャーベット状のフローズン飲料の製造を開始する。
さらに、予め設定してあるフローズン飲料の製造が完了する時間が経過し、ソレノイド15に出力しているON信号を停止すると、ソレノイド15の昇降シャフト15aが下降することによってスライド弁固定リンク機構16が反時計方向に回転してスライド弁12の昇降が自由となり、販売バルブ10の販売レバー11が操作可能状態に戻ることによって、顧客が販売バルブ10の販売レバー11を操作して、シャーベット状に細かい氷の粒と原料の粒とが混合されたフローズン飲料を販売することができるようになるので、フローズン飲料の解凍時に完全にシャーベット状になっていない不完全な品質のフローズン飲料を誤って販売することを防止することができ、フローズン飲料解凍状態の販売停止を自動的に行うことができるフローズン飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。
なお、フローズン飲料解凍時に販売バルブ10の販売レバー11を操作不能状態に固定してフローズン飲料の販売を停止させているときには、点灯表示手段などを用いて顧客にフローズン飲料の販売を停止させていることを表示するようにしてもよい。
次に、制御部90によるフローズン飲料ディスペンサのアルコール添加フローズン飲料販売の制御を図9のタイミングチャート図を用いて説明する。
アルコール販売ボタン4が押圧されると、アルコール販売ボタン4を点灯する。そして、アルコール販売ボタン4を押圧してから所定時間T1(例えば、2秒)以内に販売バルブ10の販売レバー11が顧客により操作されると、スライド弁12が上昇してシール部13が開放されてフローズン飲料が販売ノズル20から販売される。同時に、スライド弁12の上端に設けられたマグネット18の上昇をマグネットセンサ17が検知し、フローズン飲料販売検知信号を制御部90に出力する。制御部90は、フローズン飲料販売検知信号を受信して所定時間T2(例えば、0.5秒)経過後、アルコール自動バルブ62に信号を出力して予め定めている所定時間T3で所定量のアルコールをアルコール販売ノズル21から供給する。そして、所定時間経過して顧客により販売レバー11が元の位置に戻されると、フローズン飲料の販売が停止する。なお、アルコール販売ボタン4を押圧してから所定時間T1(例えば、2秒)経過すると、アルコール販売ボタン4が消灯して待機状態に戻る。
このように、フローズン飲料ディスペンサ1でアルコール添加フローズン飲料を販売するには、アルコール販売ボタン4が押圧されると、アルコール販売ボタン4が点灯する。そして、アルコール販売ボタン4が押圧されてから所定時間T1以内に販売レバー11が操作されると、スライド弁12が上昇してシール部13が開放されてフローズン飲料が販売ノズル20から販売され、同時に、スライド弁12の上端に設けられたマグネット18の上昇をマグネットセンサ17が検知してフローズン飲料販売検知信号を制御部90に出力する。フローズン飲料販売検知信号を受信して所定時間T2経過後、アルコール自動バルブ62に信号を出力して予め定めている所定時間T3で計測した所定量のアルコールをアルコール販売ノズル21から供給するように制御部90が制御することによって、品質の安定したアルコールなどの各種飲料、また、各種フレーバーを添加したフローズン飲料を安定的に製造、販売することができるフローズン飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。また、アルコール自動バルブ62を用いて予め定めている量のアルコールを供給する実施の形態を説明しているが、例えば、流量調整器を用いて時間制御により予め定めている量のアルコールを供給するようにしてもよい。
なお、単独のアルコール販売ボタン4でアルコール添加フローズン飲料を販売する実施の形態を用いて説明しているが、複数の各種飲料販売選択ボタンを備え、各種飲料、また、各種フレーバーを添加したフローズン飲料を販売するようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、シロップと希釈水と炭酸ガスなどを原料としてその混合飲料を凍らせながら攪拌してフローズン飲料を製造、販売するフローズン飲料ディスペンサ1であって、そのディスペンサ本体2に搭載した冷却シリンダ70内のフローズン飲料を、シール部13と販売レバー11の操作によりシール部13を開放・閉塞するスライド弁12とを有する販売バルブ10を介して販売するフローズン飲料ディスペンサ1において、前記販売バルブ10に、予め設定されたフローズン飲料解凍時の販売を停止させる販売停止手段を設けたことにより、フローズン飲料の解凍時に誤って完全にシャーベット状になっていない不完全な品質のフローズン飲料を販売することを防止することができ、フローズン飲料解凍状態の販売停止を自動的に行うことができるフローズン飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。
また、販売停止手段は、フローズン飲料を販売するときにはシール部13を開放し、フローズン飲料の販売を停止するときにはシール部13を閉塞させるスライド弁12と、スライド弁12を前記シール部13を閉塞する閉塞位置に固定させるスライド弁固定手段と、から構成されることにより、簡易な構成でフローズン飲料解凍状態の販売停止を自動的に行うことができるフローズン飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。
また、スライド弁固定手段は、ソレノイド15の起動によりスライド弁12を前記シール部13を閉塞する閉塞位置に固定させるスライド弁固定リンク機構16を有していることにより、フローズン飲料解凍状態の販売停止を制御手段が自動で行うことができるフローズン飲料ディスペンサ1を提供することが可能となる。
また、スライド弁固定リンク機構16がスライド弁12を前記シール部13を閉塞する閉塞位置に固定させると、販売バルブ10の販売レバー11が操作不能状態に固定されることにより、顧客が誤って解凍状態のフローズン飲料を販売することを防止することが可能となる。
1 フローズン飲料ディスペンサ
2 ディスペンサ本体
4 アルコール販売ボタン(飲料販売選択ボタン)
10 販売バルブ
11 販売レバー
12 スライド弁
13 シール部
15 ソレノイド
16 スライド弁固定リンク機構
17 マグネットセンサ
18 マグネット
20 販売ノズル
21 アルコール販売ノズル(飲料販売ノズル)
31 水ポンプ
32 希釈水自動バルブ
43 シロップ自動バルブ
51 炭酸ガス電磁弁
62 アルコール自動バルブ
70 冷却シリンダ
71 攪拌モータ
72 冷凍装置
90 制御部(制御手段)

Claims (4)

  1. シロップと希釈水を原料としてその混合飲料を凍らせながら攪拌してフローズン飲料を製造、販売するフローズン飲料ディスペンサであって、そのディスペンサ本体に搭載した冷却シリンダ内のフローズン飲料を、シール部と販売レバーの操作によりシール部を開放・閉塞するスライド弁とを有する販売バルブを介して販売するフローズン飲料ディスペンサおいて、前記販売バルブに、予め設定されたフローズン飲料解凍時の販売を停止させる販売停止手段を設けたことを特徴とするフローズン飲料ディスペンサ。
  2. 販売停止手段は、フローズン飲料を販売するときにはシール部を開放し、フローズン飲料の販売を停止するときには前記シール部を閉塞させるスライド弁と、前記スライド弁を前記シール部を閉塞する閉塞位置に固定させるスライド弁固定手段と、から構成されることを特徴とする請求項1に記載のフローズン飲料ディスペンサ。
  3. 前記スライド弁固定手段は、ソレノイドの起動により前記スライド弁を前記シール部を閉塞する閉塞位置に固定させるスライド弁固定リンク機構を有していることを特徴とする請求項2に記載のフローズン飲料ディスペンサ。
  4. 前記スライド弁固定リンク機構が前記スライド弁を前記シール部を閉塞する閉塞位置に固定させると、販売バルブの販売レバーが操作不能状態に固定されることを特徴とする請求項3に記載のフローズン飲料ディスペンサ。
JP2013164643A 2013-08-08 2013-08-08 フローズン飲料ディスペンサ Active JP6183043B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013164643A JP6183043B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 フローズン飲料ディスペンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013164643A JP6183043B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 フローズン飲料ディスペンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015034015A JP2015034015A (ja) 2015-02-19
JP6183043B2 true JP6183043B2 (ja) 2017-08-23

Family

ID=52542842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013164643A Active JP6183043B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 フローズン飲料ディスペンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6183043B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5938159B2 (ja) * 1979-02-13 1984-09-13 三洋電機株式会社 半凍結炭酸飲料ディスペンサ−
JPH0131900Y2 (ja) * 1985-01-16 1989-09-29
JPS6352799U (ja) * 1986-09-26 1988-04-09
JP2542712B2 (ja) * 1989-12-09 1996-10-09 ザ・コカ―コーラ・カンパニー 飲料デイスペンサ及びそのコネクタ装置
JP2002240896A (ja) * 2001-02-15 2002-08-28 Fuji Electric Co Ltd フローズン飲料ディスペンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015034015A (ja) 2015-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11974588B2 (en) System for beverage and/or flowable edible product dispensing
US20230416070A1 (en) Beverage dispenser
AU2014309057B2 (en) Dispenser with vessel identification
CA2934142C (en) Beverage dispensing device for dispensing different types of beverages or beverage components
EP2772713B1 (en) Refrigerator and method of controlling the same
US4068781A (en) Hot and cold beverage vendor
US20130064943A1 (en) Frozen confection machine
US20190125122A1 (en) Flowable product dispensing and/or injecting machine
US20200208084A1 (en) Beverage maker
JP6011184B2 (ja) 飲料供給装置
JP6183043B2 (ja) フローズン飲料ディスペンサ
JP6168297B2 (ja) フローズン飲料ディスペンサ
US11365380B2 (en) Beverage maker and method for making beverage
KR20160147082A (ko) 음료 제조장치
JP2020031710A (ja) 飲料製造装置
JP6194468B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2002002890A (ja) 食品製造装置
JP2002000468A (ja) 食品製造装置
JP2000276647A (ja) 自動販売機
JP2002000469A (ja) 食品製造装置
JP2009193330A (ja) カップ式飲料自動販売機
JP2011192054A (ja) カップ式飲料自動販売機
JP2006146791A (ja) カップ式飲料自動販売機
KR20050113083A (ko) 자동판매기
JP2011253456A (ja) カップ式飲料自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20151005

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20151005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6183043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250