JP6182980B2 - 作業機械及びそのメンテナンス方法 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばショベルを転用した林業機械として伐倒木の地引き、集材作業等を行う作業機械及びそのメンテナンス方法に関するものである。
ショベルにウィンチを搭載して林業機械に転用したスイングヤーダを例にとって背景技術を説明する。
ショベルは、クローラ式の下部走行体上に、キャビンを備えた上部旋回体が旋回自在に搭載されてベースマシンが構成され、上部旋回体の前部にフロントアタッチメントが装着されて構成される。
なお、この明細書においては、フロントアタッチメントが装着された側を機械の前側として各部の「前後」「左右」の方向性をいうものとする。
スイングヤーダは、ショベルをベースにして、フロントアタッチメントのアームの基端側にタワーを上向きに一体に設ける一方、上部旋回体にウィンチを搭載し、このウィンチによって巻取り駆動される作業ロープをタワー上部のガイドシーブに通して前方に引き出し、同ロープによって伐倒木の地引き、集材作業等を行う(特許文献1参照)。
ここで、ショベル転用型のスイングヤーダにおいては、ウィンチを設置するための専用スペースをとることができないため、ウィンチを上部旋回体における既存設備の上方に設置している。
具体的にいうと、ブームの基端部であるブームフットよりも後方に、上部旋回体の旋回駆動源としての旋回モータと、フロントアタッチメント関係ほかの油圧アクチュエータ群を制御するコントロールバルブが設置される。
また、これらよりも後方であって上部旋回体の後部にエンジンルームが設けられ、このエンジンルームにエンジンとその関連機器(エンジンまわり機器)が収容されるとともに、その上面開口部がボンネットで開閉される。
この機器レイアウトを前提として、ウィンチはこれらの上方に設置され、とくに大型のウィンチでは、旋回モータ及びコントロールバルブの上方空間を上から完全に塞ぎ、さらにボンネットの上方空間(ボンネットを開くのに必要な空間)をも一部塞ぐ状態で設置される。
特開2008−61653号公報
ウィンチ下方に位置する旋回モータ、コントロールバルブ、エンジンまわり機器)は、いずれもメンテナンスを必要とする機器類(メンテナンス対象機器類)であって、通常のショベルにあっては、それぞれの上方空間をメンテナンス口としてメンテナンス作業が行われる。また、エンジンまわり機器については、ボンネットを開いた状態でメンテナンスされる。
ところが、スイングヤーダにおいては、上記のようにメンテナンス対象機器類の上方空間がウィンチで塞がれ、ボンネットも一部が上方から塞がれて開かないため、メンテナンス時にはウィンチをこれらの上方から撤去する必要がある。
この場合、従来のスイングヤーダにおいてウィンチは上部旋回体に多数のボルトで固定されているため、メンテナンスに際してこの多数のボルトを締め戻し、クレーン等の吊り上げ機械でウィンチを丸ごと取外し、メンテナンス後に再び位置決めしてボルト止めしなければならない。
このため、メンテナンス対象機器類のメンテナンス作業がきわめて大がかり、かつ、面倒で非常に能率が悪いものとなっていた。
なお、対策として、ウィンチを、メンテナンス対象機器類の上方においてメンテナンス口が確保されるように高位置に設置することが考えられるが、これではウィンチを含めた機械の全高が高くなって機械の安定性、機動性、輸送性が極端に悪化するため現実的でない。
そこで本発明は、ウィンチがメンテナンス対象機器類の上方空間を塞ぐレイアウトを前提として、メンテナンス対象機器類のメンテナンス作業を簡便化することができる作業機械及びそのメンテナンス方法を提供するものである。
上記課題を解決する手段として、本発明の作業機械においては、ベースマシンに、上方からメンテナンスされるメンテナンス対象機器類を設置するとともに、上記メンテナンス対象機器類の上方に、作業ロープを巻取り駆動するウィンチドラムと上記ウィンチドラムが上部に設けられたウィンチ架台とを含むウィンチを、上記ウィンチ架台の前端側に設けられたウィンチ支軸を中心として、上記メンテナンス対象機器類のメンテナンス口となる上方空間の少なくとも一部を塞ぐウィンチ使用時位置と、上記上方空間を上記メンテナンス対象機器類のメンテナンス作業が可能となる状態で開くメンテナンス時位置との間で回動可能に設け、上記ウィンチ架台における上記ウィンチ支軸から後方に離れた部分であって上記ウィンチドラムの下方に位置する部分を着脱可能なロック手段により上記ベースマシンに止め付けて、ウィンチを上記ウィンチ使用時位置に固定するように構成したものである
また、本発明のメンテナンス方法においては、下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に搭載されるとともに、上記上部旋回体にフロントアタッチメントが装着され、上記フロントアタッチメントは、上記上部旋回体にブームフットピンを中心として起伏回動可能に取付けられたブームと、このブームの先端に水平軸まわりに回動可能に取付けられたアームと、上記ブームを起伏作動させるブームシリンダと、上記アームを回動させるアームシリンダとをアタッチメント構成要素として備え、かつ、上記上部旋回体に、上方からメンテナンスされるメンテナンス対象機器類を設置した作業機械において、上記メンテナンス対象機器類の上方に、作業ロープを巻取り駆動するウィンチドラムと上記ウィンチドラムが上部に設けられたウィンチ架台とを含むウィンチを、上記ウィンチ架台の前端側に設けられたウィンチ支軸を中心として、上記メンテナンス対象機器類のメンテナンス口となる上方空間の少なくとも一部を塞ぐウィンチ使用時位置と、上記上方空間を上記メンテナンス対象機器類のメンテナンス作業が可能となる状態で開くメンテナンス時位置の間で回動可能に設け、上記ウィンチ架台における上記ウィンチ支軸から後方に離れた部分であって上記ウィンチドラムの下方に位置する部分を着脱可能なロック手段により上記ベースマシンに止め付けて、ウィンチを上記ウィンチ使用時位置に固定するように構成し、上記ロック手段を外した後、上記ウィンチと上記アタッチメント構成要素とを回動力伝達部材によって接続した状態でアタッチメント構成要素を回動させることにより、このアタッチメント構成要素の回動力を上記ウィンチに、上記ウィンチ使用時位置と上記メンテナンス時位置の間の回動力として作用させ、上記ウィンチのメンテナンス時位置で上記メンテナンス対象機器類のメンテナンスを行うものである
この作業機械及びメンテナンス方法によれば、ウィンチを、ウィンチ支軸を中心として、ウィンチ使用時位置からメンテナンス時位置まで回動させることによってメンテナンス対象機器類の上方空間(メンテナンス口)を開いて機器類のメンテナンスを行うことができる。
すなわち、ウィンチ作業時とメンテナンス時とに応じてウィンチを回動させるだけでよいため、ウィンチを多数のボルトで上部旋回体に固定し、丸ごと撤去する場合と比べて、ウィンチの取り扱いを含めたメンテナンス作業を短時間、少労力で能率良く行うことができる。
また、この構成によれば、ロック手段によってウィンチをウィンチ使用時位置に確実に固定することができる。また、ウィンチの固定/固定解除操作をロック手段の着脱操作のみによって簡単、迅速に行うことができる。このため、メンテナンス作業を一層、簡便化することができる。
また本発明の作業機械においては、下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に搭載されて上記ベースマシンが構成されるとともに、上記上部旋回体にフロントアタッチメントが装着され、上記フロントアタッチメントは、上記上部旋回体にブームフットピンを中心として起伏回動可能に取付けられたブームと、このブームの先端に水平軸まわりに回動可能に取付けられたアームと、上記ブームを起伏作動させるブームシリンダと、上記アームを回動させるアームシリンダとをアタッチメント構成要素として備えた作業機械であって、上記上部旋回体に上記メンテナンス対象機器類及びウィンチを設けるのが望ましい
この構成によれば、ショベル転用型のスイングヤーダ等の作業機械において、ウィンチを既存機械に容易にアドオンし、機能させることができる。
この場合、上記ブームの基端部であるブームフットが取付けられた側を上部旋回体の前方として、上記上部旋回体の後部に、エンジンルームと、このエンジンルームの上面開口部を開閉するボンネットを設置するとともに、上記エンジンルームとブームフットとの間に、上記上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、上記ブームシリンダ及びアームシリンダを含む油圧アクチュエータの作動を制御するコントロールバルブを設置し、上記エンジンルームに収容されたエンジンとその関連機器からなるエンジンまわり機器、上記旋回モータ、上記コントロールバルブの三者を上記メンテナンス対象機器類として、上記ウィンチを、上記メンテナンス時位置で上記旋回モータ及びコントロールバルブのメンテナンスが可能となるとともに上記ボンネットが開閉可能となる状態で設置するのが望ましい
この構成によれば、ウィンチ下方に旋回モータと、コントロールバルブと、エンジンルームを開閉するボンネットが配置されるショベル転用型の作業機械において、メンテナンス対象機器類としての旋回モータ、コントロールバルブ、エンジンまわり機器のメンテナンスを簡便化することができる。
さらに本発明においては、上記ウィンチ架台の前端部を上記ブームフットピンと平行な水平軸である上記ウィンチ支軸によって上部旋回体に取付けることにより、ウィンチを、前端部を支点として前後方向に回動可能に設けるのが望ましい
こうすれば、ウィンチの回動方向と作業ロープの引き出し方向とが一致し、作業ロープを引き出した状態のままウィンチを回動させる場合でも、作業ロープがウィンチ回動の妨げとならない。
また、ウィンチの巻取り/巻戻し作用を利用してウィンチを回動させる方式をとることができる。
この場合、上記ウィンチ支軸を上記ブームの基端部であるブームフットの後方においてブームフットよりも上方の位置に配置するのが望ましい
こうすれば、ウィンチ支軸をブームフットよりも下方に配置した場合と比べて、ウィンチのメンテナンス時位置への回動時に、ウィンチの前端部とブーム(とくにブームフット)が干渉し難くなる。
従って、ウィンチのウィンチ使用時位置からの回動角度を大きくとってメンテナンス時位置での上方空間の開口量を大きくできるため、メンテナンス作業がやり易くなる。
また、上記ウィンチは、作業ロープを巻取り駆動する複数のウィンチドラムを上記ウィンチ架台上に前後方向に並設して成り、このウィンチを、上記ウィンチ使用時位置で上記各ウィンチドラムの回転中心が上下に位置ずれする前下がりの傾斜姿勢となる状態で設けるのが望ましい
こうすれば、各ウィンチドラムから引き出される作業ロープ同士の干渉を避けるためのロープ間隔を確保するのに必要なドラム間隔を小さくすることができる。このため、ウィンチの前後方向の長さ寸法を短くしてウィンチをコンパクト化することができる。
一方、本発明において、上記アタッチメント構成要素の回動力を上記ウィンチにウィンチ使用時位置からメンテナンス時位置までの回動力として伝える状態でウィンチとアタッチメント構成要素との間に架け渡される回動力伝達部材を備え、上記ウィンチ及びアタッチメント構成要素に、上記回動力伝達部材の両端部が着脱可能に止め付けられる止め付け部を設けるのが望ましい
こうすれば、アタッチメント構成要素、すなわちブームまたはアームの回動力(ブーム上げ下げまたはアーム押し引きの力)を利用してウィンチを自力で回動させることができる。
従って、ウィンチ回動のためのクレーン等の別の吊り上げ機械が不要となるため、メンテナンス作業を一層簡便化することができる。
この場合、上記回動力伝達部材として、上記アタッチメント構成要素の回動力を上記ウィンチ使用時位置とメンテナンス時位置の間の双方向の回動力としてウィンチに伝えるロッドを備えるのが望ましい
この構成によれば、アタッチメント構成要素の回動力をウィンチに、両位置間の双方向の回動力として作用させることができるため、回動力伝達部材として牽引ロープを用い、ウィンチのウィンチ使用時位置への復帰回動を自重で行わせる場合と比較してウィンチの回動操作を安全かつ迅速に行うことができる。
本発明の作業機械において、上記ウィンチの作業ロープ巻取り作用及び作業ロープ巻戻し作用によって上記ウィンチをウィンチ使用時位置とメンテナンス時位置の間で回動させ得るように、上記フロントアタッチメントに、上記ウィンチから引き出した作業ロープの先端を止めつけるロープ止め付け部を設けてもよい
すなわち、本発明のメンテナンス方法として、上記回動力伝達部材に代えて、上記ウィンチから引き出した作業ロープの先端を上記アタッチメント構成要素に止め付けた状態で上記ウィンチの巻取り/巻戻し作用を行わせることにより、上記ウィンチを上記ウィンチ使用時位置と上記メンテナンス時位置の間で回動させてもよい
このようにウィンチの巻取り/巻戻し作用を利用する構成、方法をとれば、アタッチメントの回動操作が不要となるため、ウィンチの自力回動をより簡単に行うことができる。
本発明によると、ウィンチがメンテナンス対象機器類の上方空間を塞ぐレイアウトを前提として、メンテナンス対象機器類のメンテナンス作業を著しく簡便化することができる。
本発明の実施形態に係るスイングヤーダの一部切り欠き全体側面図である。 同平面図である。 ウィンチをメンテナンス時位置に回動させる準備段階を示す図1破線丸囲い部分の拡大図である。 ウィンチをメンテナンス時位置に回動させた状態の図3相当図である。 本発明の第2実施形態を示す一部切り欠き全体側面図である。 本発明の第3実施形態を示す図2相当図である。
実施形態はショベル転用型のスイングヤーダを適用対象としている。
第1実施形態(図1〜図4参照)
図1,2にスイングヤーダ全体を示す。
このスイングヤーダは、自走可能なクローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が地面に対し垂直となる軸Xのまわりに旋回自在に搭載されてベースマシンが構成され、上部旋回体2の前部における左右方向のほぼ中央部にフロントアタッチメント3、左側にキャビン4が設置されるとともに、同中間部の上部にウィンチ5が搭載されて成っている。
なお、図2においてウィンチ5の外径を太線で示している。
フロントアタッチメント3は、上部旋回体2に左右方向の水平軸であるブームフットピン6を中心として起伏回動可能に取付けられたブーム7と、このブーム7の先端に左右方向の水平軸まわりに回動可能に取付けられたアーム8と、このアーム8の先端に左右方向の水平軸まわりに回動可能に取付けられたバケット9、及びこれらを作動させるブーム、アーム、バケット各シリンダ(油圧シリンダ)10,11,12を具備する。
アーム8の、ブーム7との連結側の端部にはタワー13がアーム8と一体状態で上向きに設けられ、このタワー13にガイドシーブ14,14が設けられている。
ウィンチ5は、図3,4にも示すように、ウィンチ架台15上に二つのウィンチドラム16,16が前後に並設されて成っている。
この両ウィンチドラム16,16に巻装された作業ロープ17,17は、ガイドシーブ14,14に通されて機械前方に引き出され、この作業ロープ17,17の巻取り/巻戻し作用によって伐倒木の地引き作業等を行う。
18はウィンチドラム16,16の駆動部(たとえば油圧モータを駆動源とする)で、図ではそのカバーのみを示している。
また、図1,2中、19は作業ロープ17,17のブーム7との干渉を防止するためにブーム背面側に設けられたガード部材である。
上部旋回体2は、左右方向のほぼ中央部にアッパーフレーム20を備え、このアッパーフレーム20にブームフット7a(図の簡素化のため図3,4のみに符号を付している)が取付けられている。
「ブームフット」7aとは、ブーム7の基端部であって、ブームフットピン6によって上部旋回体2に取付けられた部分をいう。
また、アッパーフレーム20の底板20a上において、ブームフット7aの後方に、上部旋回体2の旋回駆動源としての旋回モータ(油圧モータ)21が設置されるとともに、この旋回モータ21のさらに後方に、フロントアタッチメント用の各シリンダ10〜12を含む油圧アクチュエータ群の作動を制御するコントロールバルブ22が設置されている。
この旋回モータ21及びコントロールバルブ22は、その上方空間S(図3,4参照)をメンテナンス口として上方からメンテナンスされる。
一方、コントロールバルブ22のさらに後方であってアッパーフレーム20の後部(上部旋回体2の後部)にエンジンルーム23が設けられ、このエンジンルーム23にエンジン24、及びファン等のエンジン関連機器(図示省略)が収容されている。以下、エンジン24とエンジン関連機器を合わせて「エンジンまわり機器」という。
エンジンルーム23は上面側がメンテナンス口として開口し、この開口部がボンネット25で開閉される。
ボンネット25は、左右または前後の一端側を支点として回動可能に取付けられ、このボンネット25を開いた状態でエンジンまわり機器のメンテナンスが行われる。
ここで、ウィンチ5は、旋回モータ21,コントロールバルブ22、エンジンルーム23(ボンネット25)の三者に跨る上方空間に、これらのメンテナンス口となる上方空間Sを塞ぐ状態で上部旋回体2に設置されている。
詳しくは、ウィンチ5は、旋回モータ21及びコントロールバルブ22についてはその上方空間を完全に塞ぎ、エンジンルーム23についてはボンネット25のほぼ前半部を塞いで開閉不能とする状態で設置されている。図3中の斜線部分はこのウィンチ5で塞がれた部分を示す。
従って、このままでは旋回モータ21及びコントロールバルブ22が上方から見えないし手も入らず、ボンネット25も開かないため、三者いずれに対してもメンテナンス不能となる。
そこで、このスイングヤーダにおいては、ウィンチ架台15の前端部がアッパーフレーム20に、ブームフットピン6と平行なウィンチ支軸26によって枢着され、ウィンチ5が、このウィンチ支軸26を中心として図1〜図3に示すウィンチ使用時位置と、図4に示すように上方空間Sを開くメンテナンス時位置との間で前後方向に回動可能に取付けられている。
図4のメンテナンス時位置では、旋回モータ21及びコントロールバルブ22が上方から見えるし十分手も入り、ボンネット25も本来の開き角度まで開くため、これらのメンテナンスを、ウィンチ5が無い場合と同様に行うことができる。
すなわち、旋回モータ21、コントロールバルブ22、エンジンまわり機器三者のメンテナンス作業が可能となる状態で上方空間Sが開くように上記ウィンチ5のメンテナンス時位置(回動角度)が設定されている。
ここで、ウィンチ5の回動支点となるウィンチ支軸26の位置は、ブームフット7aの直ぐ後方において、ブームフット7a(ブームフットピン6)よりも上方の位置に設定されている。
また、ウィンチ5は、図1〜図3に示すウィンチ使用時位置で、図示のように前後のウィンチドラム16,16の回転中心が上下に位置ずれする前下がりの傾斜姿勢となる状態で取付けられている。
さらに、ウィンチ使用時位置において、ウィンチ支軸26から後方に離れた位置(図例では前後方向の中間部)でウィンチ架台15とアッパーフレーム20とに亘ってロックピン27が抜き差し可能に挿通され、このロックピン27によってウィンチ5がウィンチ使用時位置に固定される。
次に、ウィンチ5をウィンチ使用時位置とメンテナンス時位置との間で自力回動させる手段について説明する。
第1実施形態においては、ブーム7の下げ回動力を利用してウィンチ5をウィンチ使用時位置からメンテナンス時位置まで回動させ、ブーム上げ回動力を利用してウィンチ5をウィンチ使用時位置に戻すように構成されている。
すなわち、ウィンチ5の駆動部(カバー)18の上面、及びブーム7の下部背面にそれぞれ止め付け部28,29が設けられ、メンテナンス作業に際してこの両止め付け部28,29間に回動力伝達部材としてのロッド30が着脱可能に架け渡される。
この状態でロックピン27を外し、ブームシリンダ10を縮小させてブーム7を下げると、その下げ回動力がロッド30を介してウィンチ5に前方への回動力として伝えられ、ウィンチ5がメンテナンス時位置まで回動する。
ここで、メンテナンス時位置で、ウィンチ支軸26の中心とウィンチ5の重心Gとを結ぶ直線L1が、ウィンチ支軸中心を通る鉛直線L2を超えないようにウィンチの回動角度を規制するストッパ31(図3,4のみに示す)がアッパーフレーム20に設けられている。
一方、ウィンチ5をウィンチ使用時位置に戻すときは、ブーム7を上げ操作することにより、このブーム上げ回動力がロッド30を介してウィンチ5に後方への回動力として伝えられ、ウィンチ5がウィンチ使用時位置まで回動する。
このスイングヤーダ及びメンテナンス方法によれば、次の効果を得ることができる。
(I) ウィンチ5を、ウィンチ支軸26を中心として、ウィンチ使用時位置からメンテナンス時位置まで回動させることによってメンテナンス対象機器類(旋回モータ21、コントロールバルブ22、エンジンまわり機器)の上方空間Sを開いてこれら機器類のメンテナンスを行うことができる。
すなわち、ウィンチ作業時とメンテナンス時とに応じてウィンチ5を回動させるだけでよいため、ウィンチ5を多数のボルトで上部旋回体2に固定し、丸ごと撤去する場合と比べて、ウィンチ5の取り扱いを含めたメンテナンス作業を短時間、少労力で能率良く行うことができる。
(II) ウィンチ5をロックピン27によってウィンチ使用時位置に確実に固定することができる。
しかも、ウィンチ5のウィンチ使用時位置への固定/固定解除操作をロックピン27の着脱のみによって簡単、迅速に行うことができる。このため、メンテナンス作業を一層、簡便化することができる。
(III) ショベル転用型のスイングヤーダにおいて、ウィンチ5を既存機械に容易にアドオンし、機能させることができる。
(IV) ウィンチ下方に旋回モータ21と、コントロールバルブ22と、エンジンルーム23を開閉するボンネット25が配置されるショベル転用型のスイングヤーダにおいて、メンテナンス対象機器類としての旋回モータ21、コントロールバルブ22、エンジンまわり機器のメンテナンスを簡便化することができる。
(V) ウィンチ5の前端部を、ブームフットピン6と平行なウィンチ支軸26によって上部旋回体2に取付けることにより、ウィンチ5を、前端部を支点として前後方向に回動可能に設けているため、ウィンチ5の回動方向と作業ロープ17,17の引き出し方向とが一致し、作業ロープ17,17を引き出した状態のままウィンチ5を回動させる場合でも、作業ロープ17,17がウィンチ回動の妨げとならない。
(VI) ウィンチ支軸26をブームフット7aの後方においてブームフット7a(ブームフットピン6)よりも上方の位置に配置しているため、ウィンチ支軸26をブームフット7aよりも下方に配置した場合と比べて、ウィンチ5のメンテナンス時位置への回動時にウィンチ5の前端部とブーム7(とくにブームフット7a)が干渉し難くなる。
従って、ウィンチ5のウィンチ使用時位置からの回動角度を大きくとってメンテナンス時位置での上方空間Sの開口量を大きくできるため、メンテナンス作業がやり易くなる。
(VII) ウィンチ5を、ウィンチ使用時位置で両ウィンチドラム16,16の回転中心が上下に位置ずれする前下がりの傾斜姿勢となる状態で取付けているため、両ウィンチドラム16,16から引き出される作業ロープ17,17同士の干渉を避けるためのロープ間隔を確保するのに必要なドラム間隔を小さくすることができる。このため、ウィンチ5の前後方向の長さ寸法を短くしてウィンチ5をコンパクト化することができる。
(VIII) ウィンチ5とブーム7をロッド30によって接続し、ブーム7の下げ、上げ両回動力をロッド30を介してウィンチ5に、ウィンチ使用時位置とメンテナンス時位置の間の回動力として伝えるため、ウィンチ5の回動を、クレーン等の別の吊り上げ機械を用いることなく自力が行うことができる。このため、メンテナンス作業を一層簡便化することができる。
なお、上記のように回動力伝達部材としてロッド30を用いる場合、ウィンチ5のメンテナンス時位置で、ウィンチ支軸26の中心とウィンチ重心Gとを結ぶ直線L1が、ウィンチ支軸中心を通る鉛直線L2を超えるようにしてもよい。
この場合でも、ブーム7の上げ回動力をロッド30を介してウィンチ5にウィンチ使用時位置に戻す方向の回動力として作用させることができる。
また、ロッド30をストッパ手段として兼用することも可能であるため、ストッパ31を省略してもよい。
第2実施形態(図5参照)
第2及び第3実施形態においては、第1実施形態との相違点のみを説明する。
第2実施形態においては、回動力伝達部材として、第1実施形態のロッド30に代えて牽引ロープ32が用いられ、かつ、アーム8の引き/押し操作によってウィンチ5をウィンチ使用時位置とメンテナンス時位置との間で自力回動させるように構成されている。
すなわち、アーム8のタワー13に止め付け部33が設けられ、牽引ロープ32がこの止め付け部33と、ウィンチ5の止め付け部28の間に架け渡される。
この状態で、アーム引き(アームシリンダ11の伸長)操作を行うことにより、ウィンチ5をウィンチ使用時位置からメンテナンス時位置に回動させ、ストッパ31(図3,4参照)によって保持する。
そして、メンテナンス終了後、アーム押し(アームシリンダ11の縮み)操作を行うことにより、ウィンチ5を自重によってウィンチ使用時位置に戻す。
この構成によっても、第1実施形態と同じ基本的効果を得ることができる。
なお、牽引ロープ32の前端側を、アーム8の本体部分(たとえば先端部)に止め付け、アーム押し(アームシリンダ11の縮み)操作によってウィンチ5を回動させるようにしてもよい。
あるいは、牽引ロープ32の前端側を、第1実施形態同様、ブーム7に止め付け、ブーム7の下げ/上げ操作によってウィンチ5を回動させるようにしてもよい。
第3実施形態(図6参照)
第3実施形態においては、ウィンチ5のロープ巻取り/巻戻し作用を利用してウィンチ5を回動させるようにしている。
すなわち、一方(たとえば後側)のウィンチドラム16から引き出した作業ロープ17を回動力伝達部材として、その先端をブーム7の止め付け部29に止め付け、ブーム7は停止させたまま、ウィンチドラム16を巻取り/巻戻し回転させることにより、ウィンチ5をウィンチ使用時位置とメンテナンス時位置の間で回動させるようにしている。
この構成、方法をとれば、第1実施形態と同じ基本的効果に加えて、アタッチメント3(ブーム7またはアーム8)の回動操作が不要となるため、ウィンチ5の自力回動をより簡単に行うことができる。
なお、第2実施形態及び第3実施形態において、万が一牽引ロープ32または作業ロープ17が破断した場合の安全を確保するために、ウィンチ5をメンテナンス時位置に固定する手段(たとえばストッパ31またはその近傍位置でウィンチ5をピン固定する構成)を付加するのが望ましい。
他の実施形態
(1) 上記実施形態ではロックピン27によってウィンチ5をウィンチ使用時位置に固定する構成をとったが、ロックピン27に代えて他のロック手段、たとえば一〜複数本のボルトで固定する構成をとってもよい。
(2) 上記実施形態では二つのウィンチドラム16が前後に並設されたウィンチ構成を例に挙げたが、本発明は、一つまたは三つ以上のウィンチドラム16を備えたウィンチ構成や、複数のウィンチドラムを左右に並設したウィンチ構成をとる場合にも適用することができる。
(3) 上記実施形態では、旋回モータ21、コントロールバルブ22、エンジンまわり機器の上方空間Sを塞ぐ状態でウィンチ5が設置された場合を例にとったが、ウィンチ5が他の位置で他の機器の上方空間を塞ぐ状態で設置される場合にも上記実施形態同様に適用することができる。
(4) ウィンチ5を、専用の回動駆動手段(たとえば油圧シリンダやガススプリング)によって回動させるようにしてもよい。
(5) 本発明はショベル転用型のスイングヤーダに限らず、林業専用仕様のスイングヤーダにも、またスイングヤーダに限らずウィンチがベースマシンに、メンテナンス対象機器類の上方空間を塞ぐ状態で設置される作業機械に広く適用することができる。
1 ベースマシンを構成する下部走行体
2 同、上部旋回体
3 フロントアタッチメント
5 ウィンチ
G ウィンチ重心
L1 ウィンチ回動中心とウィンチ重心を通る直線
L2 ウィンチ回動中心を通る鉛直線
6 ブームフットピン
7 フロントアタッチメントを構成するブーム
7a ブームフット
8 フロントアタッチメントを構成するアーム
9 同、バケット
11 アームシリンダ
13 タワー
15 ウィンチ架台
16 ウィンチドラム
17 作業ロープ
20 上部旋回体のアッパーフレーム
20a 同、底板
21 メンテナンス対象機器類としての旋回モータ
22 同、コントロールバルブ
23 エンジンルーム
24 エンジンまわり機器の一つであるエンジン
25 ボンネット
S メンテナンス対象機器類の上方空間
26 ウィンチ回動中心としてのウィンチ支軸
27 ロックピン
28,29 止め付け部
30 回動力伝達部材としてのロッド
31 ストッパ(ストッパ手段)
32 回動力伝達部材としての牽引ロープ
33 止め付け部

Claims (12)

  1. ベースマシンに、上方からメンテナンスされるメンテナンス対象機器類を設置するとともに、上記メンテナンス対象機器類の上方に、作業ロープを巻取り駆動するウィンチドラムと上記ウィンチドラムが上部に設けられたウィンチ架台とを含むウィンチを、上記ウィンチ架台の前端側に設けられたウィンチ支軸を中心として、上記メンテナンス対象機器類のメンテナンス口となる上方空間の少なくとも一部を塞ぐウィンチ使用時位置と、上記上方空間を上記メンテナンス対象機器類のメンテナンス作業が可能となる状態で開くメンテナンス時位置の間で回動可能に設け
    上記ウィンチ架台における上記ウィンチ支軸から後方に離れた部分であって上記ウィンチドラムの下方に位置する部分を着脱可能なロック手段により上記ベースマシンに止め付けて、ウィンチを上記ウィンチ使用時位置に固定するように構成したことを特徴とする作業機械。
  2. 上記ベースマシンに、上記メンテナンス対象機器類を支持する底板と、上記底板から上記メンテナンス対象機器類よりも高い位置まで上方に延びるように配置されるフレームと、を設け、
    上記ウィンチ支軸は、上記メンテナンス対象機器類よりも高い位置で上記フレームに設けられ、
    上記ロック手段は、上記メンテナンス対象機器類よりも高い位置であって上記ウィンチ支軸の後方の位置で上記フレームと上記ウィンチ架台とを止め付けることを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
  3. 下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に搭載されて上記ベースマシンが構成されるとともに、上記上部旋回体にフロントアタッチメントが装着され、上記フロントアタッチメントは、上記上部旋回体にブームフットピンを中心として起伏回動可能に取付けられたブームと、このブームの先端に水平軸まわりに回動可能に取付けられたアームと、上記ブームを起伏作動させるブームシリンダと、上記アームを回動させるアームシリンダとをアタッチメント構成要素として備えた作業機械であって、上記上部旋回体に上記メンテナンス対象機器類及びウィンチを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の作業機械。
  4. 上記ブームの基端部であるブームフットが取付けられた側を上部旋回体の前方として、上記上部旋回体の後部に、エンジンルームと、このエンジンルームの上面開口部を開閉するボンネットを設置するとともに、上記エンジンルームとブームフットとの間に、上記上部旋回体を旋回駆動する旋回モータと、上記ブームシリンダ及びアームシリンダを含む油圧アクチュエータの作動を制御するコントロールバルブを設置し、上記エンジンルームに収容されたエンジンとその関連機器からなるエンジンまわり機器、上記旋回モータ、上記コントロールバルブの三者を上記メンテナンス対象機器類として、上記ウィンチを、上記メンテナンス時位置で上記旋回モータ及びコントロールバルブのメンテナンスが可能となるとともに上記ボンネットが開閉可能となる状態で設置したことを特徴とする請求項3記載の作業機械。
  5. 上記ウィンチ架台の前端部を上記ブームフットピンと平行な水平軸である上記ウィンチ支軸によって上部旋回体に取付けることにより、ウィンチを、前端部を支点として前後方向に回動可能に設けたことを特徴とする請求項4記載の作業機械。
  6. 上記ウィンチ支軸を上記ブームの基端部であるブームフットの後方においてブームフットよりも上方の位置に配置したことを特徴とする請求項5記載の作業機械。
  7. 上記ウィンチは、作業ロープを巻取り駆動する複数のウィンチドラムを上記ウィンチ架台上に前後方向に並設して成り、このウィンチを、上記ウィンチ使用時位置で上記各ウィンチドラムの回転中心が上下に位置ずれする前下がりの傾斜姿勢となる状態で設けたことを特徴とする請求項5または6記載の作業機械。
  8. 上記アタッチメント構成要素の回動力を上記ウィンチにウィンチ使用時位置からメンテナンス時位置までの回動力として伝える状態でウィンチとアタッチメント構成要素との間に架け渡される回動力伝達部材を備え、上記ウィンチ及びアタッチメント構成要素に、上記回動力伝達部材の両端部が着脱可能に止め付けられる止め付け部を設けたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の作業機械。
  9. 上記回動力伝達部材として、上記アタッチメント構成要素の回動力を上記ウィンチ使用時位置とメンテナンス時位置の間の双方向の回動力としてウィンチに伝えるロッドを備えたことを特徴とする請求項8記載の作業機械。
  10. 上記ウィンチの作業ロープ巻取り作用及び作業ロープ巻戻し作用によって上記ウィンチをウィンチ使用時位置とメンテナンス時位置の間で回動させ得るように、上記フロントアタッチメントに、上記ウィンチから引き出した作業ロープの先端を止めつけるロープ止め付け部を設けたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の作業機械。
  11. 下部走行体上に上部旋回体が旋回自在に搭載されるとともに、上記上部旋回体にフロントアタッチメントが装着され、上記フロントアタッチメントは、上記上部旋回体にブームフットピンを中心として起伏回動可能に取付けられたブームと、このブームの先端に水平軸まわりに回動可能に取付けられたアームと、上記ブームを起伏作動させるブームシリンダと、上記アームを回動させるアームシリンダとをアタッチメント構成要素として備え、かつ、上記上部旋回体に、上方からメンテナンスされるメンテナンス対象機器類を設置した作業機械において、上記メンテナンス対象機器類の上方に、作業ロープを巻取り駆動するウィンチドラムと上記ウィンチドラムが上部に設けられたウィンチ架台とを含むウィンチを、上記ウィンチ架台の前端側に設けられたウィンチ支軸を中心として、上記メンテナンス対象機器類のメンテナンス口となる上方空間の少なくとも一部を塞ぐウィンチ使用時位置と、上記上方空間を上記メンテナンス対象機器類のメンテナンス作業が可能となる状態で開くメンテナンス時位置の間で回動可能に設け、上記ウィンチ架台における上記ウィンチ支軸から後方に離れた部分であって上記ウィンチドラムの下方に位置する部分を着脱可能なロック手段により上記ベースマシンに止め付けて、ウィンチを上記ウィンチ使用時位置に固定するように構成し、上記ロック手段を外した後、上記ウィンチと上記アタッチメント構成要素とを回動力伝達部材によって接続した状態でアタッチメント構成要素を回動させることにより、このアタッチメント構成要素の回動力を上記ウィンチに、上記ウィンチ使用時位置と上記メンテナンス時位置の間の回動力として作用させ、上記ウィンチのメンテナンス時位置で上記メンテナンス対象機器類のメンテナンスを行うことを特徴とする作業機械のメンテナンス方法。
  12. 上記回動力伝達部材に代えて、上記ウィンチから引き出した作業ロープの先端を上記アタッチメント構成要素に止め付けた状態で上記ウィンチの巻取り/巻戻し作用を行わせることにより、上記ウィンチを上記ウィンチ使用時位置と上記メンテナンス時位置の間で回動させることを特徴とする請求項11記載の作業機械のメンテナンス方法。
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