JP6182637B1 - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙製衛生物品の保管を適正に行うとともに、より大きい開口の取出口を形成する。【解決手段】ロール紙Rを収容する袋本体部10を備える包装袋100であって、袋本体部は、上下方向に略直交する方向に直線状に引き裂かれる性質を有するとともに、ガスバリア性を有する包装用フィルムFから成形されてなり、袋本体部の左右の側面には、一方向と斜めに交わるように延在する直線状の第1切れ目521と、一方向に延在する直線状の第2切れ目522とを有する第2のノッチ52が複数形成され、複数の第2のノッチは、互いに離間して配置されるとともに、隣合う二つの第2のノッチのうち、一方の第2のノッチの第2切れ目を一方向に沿って延長した直線が、他方の第2のノッチの第1切れ目と交わるように配置されてなる。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、トイレットペーパーなどのロール紙又はティッシュペーパー用カートン等の紙製衛生物品を包装した包装袋に関する。
従来、例えば、トイレットペーパーや紙管に香料を付与して香り付きとした紙製衛生物品をフィルムで包装した包装体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この包装体に用いられるフィルムとしては、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムなどが一般的であるが、これらのフィルムは、ガスバリア性という観点からは好ましくなく、製品化後の出荷前保管時、出荷後の倉庫保管時、店頭陳列時等に、香料がフィルムを透過して外部に漏れてしまう。
そこで、ガスバリア性樹脂フィルムを用いて紙製衛生物品を包装したものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−223921号公報 特開2015−63316号公報
ところで、一方向に直線状に引き裂かれる性質を有するフィルムを用いることで開封し易くした包装袋が知られている。
しかしながら、この包装袋では、より大きい取出口を形成する上で、一方向と交わる斜め方向に切り開かれるようにミシン目を形成すると、ミシン目の切れ目数の増加に伴って包装袋をより開封し易くなるものの、ミシン目から香料が漏れ易くなってしまうといった問題がある。また、切れ目の大きさによっては、虫などの異物が混入してしまう虞もある。
そこで、本発明の課題は、紙製衛生物品の保管を適正に行うことができるとともに、より大きい開口の取出口を形成することができる包装袋を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
紙製衛生物品を収容する袋本体部を備える包装袋であって、
前記袋本体部は、
一方向に直線状に引き裂かれる性質を有するとともに、ガスバリア性を有するフィルムから成形されてなり、
前記袋本体部の一面には、前記一方向と斜めに交わるように延在する直線状の第1切れ目と、前記一方向に延在する直線状の第2切れ目とを有するノッチが複数形成され、
前記複数のノッチは、
互いに離間して配置されるとともに、隣合う二つのノッチのうち、一方のノッチの前記第2切れ目を前記一方向に沿って延長した直線が、他方のノッチの前記第1切れ目と交わるように配置されてなることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の包装袋において、
前記複数のノッチは、前記フィルムが切り開かれた状態でその端部が階段状をなすように前記一方向に略直交する他方向の位置をずらして配置されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の包装袋において、
前記複数のノッチは、
前記第1切れ目の一端部と前記第2切れ目の一端部とが接続され、
前記第2切れ目の前記一端部と反対側の他端部が、前記第1切れ目の前記一端部と反対側の他端部よりも前記フィルムが切り開かれる方向の下流側に配置されてなることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の包装袋において、
前記袋本体部の前記一面と隣合う他面には、前記一方向に延在する直線状の切れ目を有するノッチが形成され、
前記他面における前記ノッチと、前記一面における最も前記他面側に位置する前記ノッチの前記第1切れ目の前記第2切れ目と反対側の端部とは、前記一方向に略直交する他方向の位置が略等しくされていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の包装袋において、
前記一方向は、上下方向に略直交する方向であることを特徴としている。
本発明によれば、紙製衛生物品の保管を適正に行うことができるとともに、より大きい開口の取出口を形成することができる。
本発明を適用した一実施形態の包装袋を示す斜視図である。 図1の包装袋の取出口が切り開かれた状態を模式的に示す斜視図である。 図1の包装袋を右側から視て一部分を拡大して示す側面図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した一実施形態の包装袋100を示す斜視図であり、図2は、包装袋100の取出口30が切り開かれた状態を模式的に示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、包装袋100は、紙製衛生物品としてのトイレットペーパー、ペーパータオルなどのロール紙Rを段積みして包装用フィルムFでガゼット包装したものであり、ロール紙Rを収容する袋本体部10と、この袋本体部10の上部に設けられた把手部20とを備えている。
なお、以下の説明では、包装袋100の把手部20から当該包装袋100の載置面(底面)に亘る方向を上下方向とし、上下方向に直交する一方向を左右方向とし、上下方向及び左右方向の双方に直交する方向を前後方向とする。
ガゼット包装は、筒状に形成した包装用フィルムF内にロール紙Rを内包し、両端開口部が熱融着処理で封止されるものである。
熱融着処理は、例えば、一般的に160〜250℃で行なわれ、包装用フィルムFは、この温度範囲での熱融着処理において特に適するものである。より具体的には、包装用フィルムFは、JIS Z 1707におけるヒートシールレンジが、圧力0.2MPa、1秒、110℃の条件において、10N/15mmであるのが好ましい。
なお、ガゼット包装の手順については、公知の方法を適用することができ、ここでは詳細な説明は省略するが、例えば、予め筒状に形成された包装用フィルムFを、その両側部分を断面M時型になるように筒の内側に押し込んだ状態で、一方の開口部を熱融着処理等により封止して一方が閉じられた三方閉じの袋状の前駆体を形成し、次に被包装物であるロール紙Rをその袋内に挿入して、その後に他方の開口部を熱融着処理して封止する。
また、上記熱融着処理にて、何れか一方の開口部(例えば、図1にて上側となる開口部)の封止に伴って、把手部20が形成される。すなわち、把手部20は、熱融着処理により被包装物である複数のロール紙R、…が内包される袋部分(袋本体部10)と分けられる余剰代の部分である。
また、把手部20の左右方向の略中央部には、二つの指掛け穴21、21が形成されている。
包装用フィルムFは、積層構造を有する樹脂製フィルムであり、例えば、中層と、この中層を挟む二つの外層と、中層と外層とを接着する二つの接着層とから構成されている。
二つの外層は、例えば、融点が150℃以下のポリエチレン樹脂層である。包装用フィルムFの二つの外層をポリエチレン樹脂層とすることにより、包装用フィルムFを熱融着処理により封止可能となっている。
ここで、融点が低いほうが低温で融着処理できるため好ましいが、過度に融点が低いと、例えば、熱融着時に穴があく虞があり、実質的には下限値は80℃程度である。
また、ポリエチレン樹脂層としては、具体的には、例えば、直鎖低密度ポリエチレンフィルム層(LLDPE)、低密度ポリエチレンフィルム層(LDPE)、中密度ポリエチレンフィルム層(MDPE)が挙げられる。このうち、熱融着性及びコストの点で、密度0.910〜0.940g/cm3で融点が110〜120℃の直鎖低密度ポリエチレンフィルム層(LLDPE)が好ましい。なお、二つの外層は、必ずしも同じ種類のポリエチレン樹脂層である必要はない。
中層は、例えば、融点が180℃以下のエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂層(EVOH樹脂層)である。包装用フィルムFの中層をEVOH樹脂層とすることにより、包装用フィルムF全体として、例えば、香料を付与した香り付きトイレットロールの包装に適する高いガスバリア性を確保可能となっている。
このEVOH樹脂層を形成するための具体的な樹脂としては、公知の樹脂を使用することができる。また、市販品では、例えば、株式会社クラレ社製のエバール、日本合成化学工業株式会社製のソアノール等が挙げられる。
また、EVOH樹脂層は、包装用フィルムF全体としての熱融着性を向上させる上で、二つの外層のポリエチレン樹脂層の融点に近いほうが好ましく、180℃以下であるのがより好ましい。ここで、EVOH樹脂層は、エチレン含有率を多くすることによりある程度まで融点を下げることが可能であるが、エチレンの含有率の増加に伴ってガスバリア性を確保することが困難となり、実質的には下限値は150℃程度である。
このEVOH樹脂層のエチレン含有率は、32mol%を上回り、且つ、48mol%を下回るのが好ましく、38mol%以上、且つ、44mol%以下がより好ましい。エチレン含有率が32mol%以下となると、包装用フィルムF全体としての熱融着性が低下してしまい、また、エチレン含有率が48mol%以上となると、ガスバリア性及び後述する開封性(TD方向への裂け易さ)が低下してしまうためである。
接着層は、例えば、酸変性されたポリオレフィン系樹脂層である。また、酸変性されたポリオレフィン系樹脂としては、具体的には、例えば、マレイン酸変性ポリプロピレン系樹脂、カルボン酸変性ポリプロピレン系樹脂、無水マレイン酸変性ポリプロピレン系樹脂等が挙げられる。
また、包装用フィルムFは、酸素透過度が40cc/m3・day・atm以下であるのが好ましい。
上記した二つの外層を構成するポリエチレン樹脂層は、融点が低く熱融着性に優れるもののガスバリア性は低い性質を有しているが、包装用フィルムFでは、二つの外層のポリエチレン樹脂層間に極めて酸素透過度の低いEVOH樹脂層である中層を介在させることにより、酸素透過度を40cc/m3・day・atm以下とすることができる。
ここで、包装用フィルムFの酸素透過度の下限値は、特に限定されるものではないが、例えば、コストなどトイレットロールの包装に適するフィルムであることを考慮すれば、実質的には下限値は1.0cc/m3・day・atm程度である。
なお、酸素透過度は、JIS K 7126(B)に基づいて、23℃、65%RHの測定条件で測定した値である。
包装用フィルムFは、全体の厚さが22〜45[μm]、二つの外層の厚さがそれぞれ5〜15[μm]、中層の厚さが2〜10[μm]、二つの接着層の厚さがそれぞれ2〜5[μm]程度であるのが好ましい。なお、二つの外層や接着層は、それぞれ必ずしも同じ厚さでなくとも良い。
そして、包装用フィルムFを上記した各樹脂層の構成とし、且つ、この厚さとすることにより、ガゼット包装を行う際に包装用フィルムFどうしが積層される部分、すなわち把手部20を形成する場合であっても熱が十分に伝達され良好なヒートシール性が得られ、且つ、ロール紙Rに付与した香料が包装用フィルムFを透過して外部に漏れ出ることが効果的に防止されるようになる。そのうえ、円筒形状のロール紙Rの形状に追従する適度な柔軟性と、人の手で容易に開封できつつ意図せず破れない強度をも確保することができる。
なお、包装用フォルムF及び各層の厚さは、例えば、断面を光学顕微鏡により測定することにより確認することができる。
また、包装用フィルムFは、JIS Z 1707における抗張力が、MD方向(図1における上下方向)で20〜40MPa、好ましくは25〜35MPaであり、TD方向(図1における左右方向及び前後方向)で25〜45MPa、好ましくは30〜40MPaである。また、包装用フィルムFは、JIS Z 1707における伸度が、MD方向で150〜330%、好ましくは160〜200%であり、TD方向で520〜800%、好ましくは650〜750%である。なお、抗張力及び伸度の測定は、引張速度500[mm/min]で測定する。
さらに、包装用フィルムFは、JIS K 7128における引裂試験(エルメンドルフ法)における結果は、MD方向で200〜400N/cm、好ましくは250〜350N/cmであり、TD方向で100〜300N/cm、好ましくは150〜250N/cmである。
このように、包装用フィルムFは、TD方向の方がMD方向よりも引き裂き易くなっており、左右方向及び前後方向(一方向)に直線状に引き裂かれる性質を有していると言える。
また、包装用フィルムFは、例えば、Tダイ法による共押出法、押し出しラミネート法等によって製造することができ、ガゼット包装のために筒状に形成することについては、公知の方法を適宜任意に適用可能である。
上記したように包装用フィルムFは、ガスバリア性を有するとともに、上下方向に略直交する左右方向や前後方向(一方向)に直線状に引き裂かれる性質を有している。また、この包装用フィルムFから成形された袋本体部10には、取出口30(図2参照)を形成するための第1のノッチ51と第2のノッチ52とが形成されている。
すなわち、袋本体部10の図1における上端部には、包装用フィルムFがガゼット折りされたガゼット折部40が設けられ、このガゼット折部40を形成する包装用フィルムFの対向する面同士を接合することで把手部20が形成されている。
そして、袋本体部10におけるガゼット折部40の包装用フィルムFが折り込まれていない面に対応する前面(他面)11の左右方向略中央に、左右方向に延在する直線状の切れ目を有する第1のノッチ51が形成されている。
第1のノッチ51の左右方向の長さは、例えば、3〜5[mm]が好ましい。上限を5[mm]としたのは、5[mm]より大きくなると、虫などの異物が混入してしまう虞があるためである。なお、下限については、より小さい値が好ましい。また、第1のノッチ51は、袋本体部10の上下方向の略等しい位置に離間して複数形成されていても良い。
また、袋本体部10における前面11と隣合い、ガゼット折部40の包装用フィルムFが折り込まれている左右の両側面に対応する左右の両側面(一面)12、12の各々に、第2のノッチ52がそれぞれ形成されている。
ここで、第2のノッチ52について、図3(a)及び図3(b)を参照して詳細に説明する。図3(a)は、包装袋100を右側から視て一部分を拡大して示す側面図であり、図3(b)は、隣合う二つの第2のノッチ52、52の位置関係を模式的に表す図である。
図3(a)及び図3(b)に示すように、袋本体部10における左右の両側面12、12の各々には、複数(例えば、6つ)の第2のノッチ52、…が形成されている。
複数の第2のノッチ52、…の各々は、左右方向(一方向)と斜めに交わるように延在する直線状の第1切れ目521と、左右方向に延在する直線状の第2切れ目522とを有して形成され、第1切れ目521の一端部521aと第2切れ目522の一端部522aとが接続されている(図3(b)参照)。
また、複数の第2のノッチ52、…は、互いに略等しい間隔(例えば、30[mm]等)を空けて離間して配置されている。さらに、複数の第2のノッチ52、…は、上下方向(一方向に略直交する他方向)の位置をずらして配置されている。具体的には、複数の第2のノッチ52、…は、袋本体部10における左右の両側面12、12の各々にて、前側から後ろ側にかけて次第に高くなるように上下方向の位置をずらして配置されている。
そして、隣合う二つの第2のノッチ52、52のうち、一方の第2のノッチ52(例えば、図3(b)における左側の第2のノッチ52等)の第2切れ目522を前後方向に沿って延長した直線(図3(a)及び図3(b)では、一点鎖線で示す)lが、他方の第2のノッチ52(例えば、図3(b)における右側の第2のノッチ52等)の第1切れ目521と交わるように配置されている。
すなわち、隣合う二つの第2のノッチ52、52のうち、一方の第2のノッチ52の第2切れ目522の上下方向の位置に対して、他方の第2のノッチ52の第1切れ目521の一方の第2のノッチ52側の一端部の上下方向の位置が略等しいか、それよりも下側(第2切れ目522と反対側)となるように配置されている。
また、複数の第2のノッチ52、…の各々は、第2切れ目522の一端部522aと反対側の他端部522bが、第1切れ目521の一端部521aと反対側の他端部521bよりも包装用フィルムFが切り開かれる方向の下流側に配置されている。具体的には、第1切れ目521は、隣合う第2のノッチ52の第2切れ目522を前後方向に沿って延長した直線lとのなす角度が鋭角(例えば、70°程度)となるように傾斜して形成されている。なお、第1切れ目521と直線lとのなす角度の大きさは、一例であってこれに限られるものではなく、包装用フィルムFの材質に起因するTD方向の引き裂き易さや取出口30の大きさ等を考慮して適宜任意に変更可能である。
これにより、包装用フィルムFが切り開かれた状態で、当該包装用フィルムFの端部が階段状をなす(図2参照)。
ここで、各第2のノッチ52の長さは、例えば、3〜5[mm]が好ましい。上限を5[mm]としたのは、5[mm]より大きくなると、虫などの異物が混入してしまう虞があるためである。なお、下限については、より小さい値が好ましい。
そして、第1切れ目521の長さは、例えば、2〜4[mm]が好ましく、第2切れ目522の長さは、例えば、1〜2[mm]が好ましい。また、第1切れ目521のうち、隣合う第2のノッチ52の第2切れ目522を前後方向に沿って延長した直線と交わる交点から一端部521aまでの長さは、2〜3[mm]が好ましく、交点から他端部521bまでの長さは、1〜2[mm]が好ましい。
また、隣合う第2のノッチ52どうしの前後方向の離間距離(間隔)については、袋本体部10の前後方向の長さにもよるが、例えば、12ロールの場合、20〜50[mm]程度である。すなわち、隣合う第2のノッチ52どうしの離間距離が小さくなると、側面12に形成される第2のノッチ52の個数が相対的に多くなり、保香性の評価が悪くなる虞がある一方で、大きくなると、側面12に形成される第2のノッチ52の個数が相対的に少なくなり、包装用フィルムFが切り開かれた状態でその端部により形成される階段の数が相対的に少なくなって取出口30の開口が相対的に小さくなるためである。
また、第1のノッチ51は、この第1のノッチ51を上下方向に略直交する方向(左右方向や前後方向)に沿って延長した直線(図示略)が、袋本体部10の左右の両側面12、12における最も前面11側に位置する第2のノッチ52の第1切れ目521と交わるような位置関係となっている。具体的には、第1のノッチ51は、左右の両側面12、12における最も前面11側に位置する第2のノッチ52の第1切れ目521の他端部521b(つまり、下端部)と上下方向(一方向に略直交する方向)の位置が略等しくされている。
なお、第1のノッチ51及び第2のノッチ52の総数は、各ノッチの幅及び長さにもよるが、例えば、12ロールの場合、ノッチ形成用のカッターの刃厚を0.38[mm]として形成された全てのノッチの切れ目を加算した長さが55[mm](全てのノッチにより形成される開口部の面積が20.9[mm2])よりも小さくなるように設定されるのが好ましい。すなわち、全ての切れ目を加算した長さが55[mm]よりも大きくなると、ロール紙Rを香り付きのトイレットロールとした場合の保香性の評価が悪くなってしまうためである。
ここで、例えば、12ロール用の包装袋100が上下方向342[mm]、左右方向204[mm]、前後方向204[mm]の略直方体であるとして換算すると、全てのノッチにより形成される開口部の面積は、包装袋100の表面積(362304[mm2])に対して0.0058%よりも小さくなるのが好ましい。なお、ノッチ形成用のカッターの刃厚は、例えば、0.1〜0.7[mm]の範囲内で適宜任意に変更可能であり、仮に、カッターの刃厚を0.1[mm]とすると全てのノッチの切れ目を加算した長さが209[mm]となり、カッターの刃厚を0.7[mm]とすると全てのノッチの切れ目を加算した長さが29.9[mm]となる。
紙製衛生物品としては、例えば、トイレットペーパー、ペーパータオルなどのロール紙Rを例示して説明するが、一例であってこれらに限られるものではなく、ティッシュペーパーが収納されたカートン、紙おむつ、吸収性パッド、生理用品などの吸収性物品等を適用しても良い。
また、袋本体部10には、例えば、12個のトイレットペーパーのロール紙Rが収容され、具体的には、1段4個のトイレットペーパーのロール紙Rを3段積みして収容されている。なお、ロール紙Rの包装数は、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
ロール紙Rは、紙管に帯状のトイレットペーパーを巻きつけた芯有りのトイレットロールであっても良いし、コアレスとも称される芯無しトイレットロールであっても良い。また、ロール紙Rの大きさは、特に限定されるものではないが、例えば、高さ(幅)が100〜120[mm]、巻径(ロール径)が100〜120[mm]、芯径が10〜48[mm]、巻長が20〜100[m]のものが一般的である。
ロール紙Rを構成するトイレットペーパーも、特に限定されるものではないが、例えば、プライ数が1〜3プライ、全体での紙厚100〜360[μm]、米坪が1プライ当り11〜25g/m2の範囲のものである。
なお、米坪は、JIS P 8124(1998)の米坪測定方法によるものである。また、紙厚は、JIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて5回測定した平均値をいう。
また、ロール紙Rは、香料が付与された香り付きのトイレットロールである。香料を付着させる位置としては、例えば、トイレットペーパーの表裏面、紙管等が挙げられる。
香料は、天然系或いは合成系の香料を用いることができる。この香料としては、具体的には、例えば、レモン油、グレープフルーツ油、ローズマリー油、ペパーミント油、マンダリン油、ライム油、ユズ油、カモミール油、ラベンダー油、ローズ油、スペアミント油等の天然香料類や、リナロール、シトロネロール、メントール、ゲラニオール等のアルコール類等の合成香料などが挙げられる。これらは単独で用いても良いし、複数を組み合わせて調合香料として用いても良い。
なお、香料は、香気の強さや揮散性の調整のために適宜ジプロピレングリコール、パラフィンオイル等の鉱物油、ヒマシ油、大豆油の植物油を用いて希釈しても良い。
次に、包装袋100の開封方法について説明する。
使用者は袋本体部10の前面11の第1のノッチ51に指等を掛け、袋本体部10側を固定した状態で上方向、より具体的には、斜め後ろ方向に引っ張り上げる。これにより、包装用フィルムFの袋本体部10の前面が第1のノッチ51から左右方向に切り開かれていく。つまり、第1のノッチ51の切れ目が袋本体部10の左右の両側面12、12に至るように左右方向に拡大していく。
そして、袋本体部10の左右の両側面12、12では、前面11にて切り開かれている部分と上下方向に略等しい位置で前から後ろに切り開かれ、この側面12が切り開かれることで形成された切れ目が最も前面11側に位置する第2のノッチ52の第1切れ目521と繋がると、当該第1切れ目521と接続されている第2切れ目522の他端部522bから後ろ側に切り開かれていく。さらに、一つ後ろ側の第2のノッチ52の第1切れ目521まで切り開かれると、同様に、当該第1切れ目521と接続されている第2切れ目522の他端部522bから後ろ側に切り開かれていくことが順次繰り返されて、袋本体部10の後面に至るまで包装用フィルムFが切り開かれていく。
これにより、袋本体部10の前面11並びに左右の両側面12、12が切り開かれて取出口30が形成された状態となる(図2参照)。
以下、本発明の実施例及び比較例について説明する。
<ノッチ数の検討>
ノッチ数に応じた保香性について、以下の実施例1〜3及び比較例1〜3を参照して説明する。
(包装袋)
1段4個のトイレットロールを3段積みしたものを包装用フィルムで包装して、試験に用いた。
包装袋のサイズ:上下方向342[mm]、左右方向204[mm]、前後方向204[mm]
包装用フィルム:中層を接着層を介して二つの外層で挟んだ積層構造、全体厚さ27[mm]
中層:EVOH樹脂層、厚さ3[μm]
外層:ポリエチレン樹脂層、厚さ9[μm]
EVOH樹脂層の割合:11%
エチレン含有率:38mol%
接着層:無水マレイン酸変性ポリプロピレン系樹脂層、厚さ3[μm]
(ノッチ)
第1のノッチ:長さ3.0[mm]
第2のノッチ:左右の両側面の各々に、長さ2.0[mm]×6個<実施例1>、長さ2.7[mm]×6個<実施例2>、長さ4.0[mm]×6個<実施例3>、長さ4.3[mm]×6個<比較例1>、長さ6[mm]×6個<比較例2>、長さ7.7[mm]×6個<比較例3>
全ての切れ目を加算した長さ:27.0[mm]<実施例1>、35.4[mm]<実施例2>、51.0[mm]<実施例3>、54.6[mm]<比較例1>、75.0[mm]<比較例2>、95.4[mm]<比較例3>
ノッチ形成用のカッターの刃厚:0.38[mm]
(トイレットロール)
サイズ:高さ114[mm]、巻径106[mm]、芯径41[mm]
トイレットペーパー:2プライ、紙厚135[μm]、1プライ当りの米坪14.5[g/m2]
(保香性の試験)
香料(小川香料株式会社:フルーティフローラルBR24891)を各トイレットロールに0.06g付与し、香り付きのトイレットロール12個を包装用フィルムで包装した。温度50℃、湿度50%の条件下で24時間静置し、その後に開封して、トイレットロールの香りが残っているか否かを5人の評価者により官能評価した。
Figure 0006182637
表1中、保香性の欄の、○は5人全員が「しっかり香る」を示し、△は1人以上が「香りがやや弱い」を示し、×は1人以上が「香りが弱い」を示している。
[評価]
全ての切れ目を加算した長さ(切れ目長さ)が51.0[mm]まででは(実施例1〜3参照)、香りが十分に残っていた。一方、切れ目長さを54.6[mm]以上とすると(比較例1〜3参照)、香りが低下し、切れ目長さが75.0[mm]以上では(比較例2、3参照)、香りが弱くなった。
<EVOH樹脂層のエチレン含有率の検討>
EVOH樹脂層のエチレン含有率の検討試験について、以下の実施例11〜16及び比較例11〜22を参照して説明する。
(包装袋)
1段4個のトイレットロールを3段積みしたものを包装用フィルムで包装して、試験に用いた。
包装袋のサイズ:上下方向342[mm]、左右方向204[mm]、前後方向204[mm]
包装用フィルム:中層を接着層を介して二つの外層で挟んだ積層構造
全体厚さ:26[μm]<実施例11、14、比較例11、14、17、20>、27[μm]<実施例12、15、比較例12、15、18、21>、30[μm]<実施例13、16、比較例13、16、19、22>
外層:ポリエチレン(PE)樹脂層、厚さ8.5[μm]<実施例11、14、比較例11、14>、厚さ9[μm]<実施例12、15、比較例12、15、18>、厚さ9.5[μm]<実施例13、16、比較例13、16、19、22>、厚さ7.5[μm]<比較例17、20>、厚さ8[μm]<比較例21>
中層:EVOH樹脂層、厚さ3[μm]<実施例11、12、14、15、比較例11、12、14、15、18>、厚さ5[μm]<実施例13、16、比較例13、16、17、19〜22>
EVOH樹脂層の割合:12%<実施例11、14、比較例11、14>、11%<実施例12、15、比較例12、15、18>、17%<実施例13、16、比較例13、16、19、22>、19%<比較例17、20、21>
エチレン含有率:32mol%<比較例17〜19>、38mol%<実施例14〜16、比較例14〜16>、44mol%<実施例11〜13、比較例11〜13>、48mol%<比較例19〜22>
接着層:無水マレイン酸変性ポリプロピレン系樹脂層、厚さ3[μm]
(ノッチ)
包装袋に、ノッチの全ての切れ目を加算した長さが51.0[mm]となるように、上記した実施例3の条件で第1のノッチ及び第2のノッチを形成したものを実施例11〜16並びに比較例17〜22とし、何れのノッチも形成していないものを比較例11〜16とした。
全ての切れ目を加算した長さ:51.0[mm]<実施例11〜16、比較例17〜22>、0[mm]<比較例11〜16>
第1のノッチ:長さ3.0[mm]
第2のノッチ:左右の両側面の各々に、長さ4.0[mm]×6個
ノッチ形成用のカッターの刃厚:0.38[mm]
(トイレットロール)
サイズ:高さ114[mm]、巻径106[mm]、芯径41[mm]
トイレットペーパー:2プライ、紙厚135[μm]、1プライ当りの米坪14.5[g/m2]
(保香性の試験)
香料(小川香料株式会社:フルーティフローラルBR24891)を各トイレットロールに0.06g付与し、香り付きのトイレットロール12個を包装用フィルムで包装した。温度50℃、湿度50%の条件下で24時間静置し、その後に開封して、トイレットロールの香りが残っているか否かを5人の評価者により官能評価した。
(熱融着性の試験)
ガゼット包装した際のヒートシールが良好であるか、シール面を剥がす際に、接着面が破れることなく、直ぐに剥がれるか、穴がないか等の不良を目視にて確認した。このときのヒートシール温度は110℃とした。
(開封性の試験)
ノッチに指をかけて、このノッチから包装用フィルムが左右方向に引き裂かれていくようにして包装袋を開封した。このときの開封のし易さを5人の評価者により官能評価した。
Figure 0006182637
表2中、保香性の欄の、○は5人全員が「しっかり香る」を示し、×は1人以上が「香りが弱い」を示している。
また、熱融着性の欄の、○はヒートシールが良好に行なわれたことを示し、×はヒートシールが一部十分でないなどの不良が認められたことを示している。
また、開封性の欄の、○は5人全員が容易に開封できたことを示し、×は1人以上が開封できなかったことを示している。
[評価]
EVOH樹脂層のエチレン含有率を32mol%とすると(比較例17〜19参照)、包装用フィルム全体の厚さに拘わらず、ヒートシールの不良が認められた。また、エチレン含有率を48mol%とすると(比較例20〜22参照)、包装用フィルム全体の厚さに拘わらず、ノッチを形成しても、開封し難かった。
これにより、EVOH樹脂層のエチレン含有率は、32mol%を上回り、且つ、48mol%を下回るのが好ましいと考えられ、エチレン含有率を38mol%とした場合(実施例14〜16参照)や44mol%とした場合(実施例11〜13参照)では、包装用フィルム全体の厚さに拘わらず、ノッチを形成しても香りが十分に残っており、また、開封し易かった。
なお、エチレン含有率を38mol%や44mol%としても、ノッチを形成しない場合には(比較例11〜16参照)、包装用フィルム全体の厚さに拘わらず、開封し難かった。
以上のように、本実施形態の包装袋100によれば、袋本体部10は、上下方向に略直交する左右方向や前後方向に直線状に引き裂かれる性質を有するとともに、ガスバリア性を有する包装用フィルムFから成形されてなり、袋本体部10の一面(左右の両側面12、12)には、前後方向(一方向)と斜めに交わるように延在する直線状の第1切れ目521と、前後方向に延在する直線状の第2切れ目522とを有する第2のノッチ52が複数形成され、複数の第2のノッチ52、…は、互いに離間して配置されるとともに、隣合う二つの第2のノッチ52、52のうち、一方の第2のノッチ52の第2切れ目522を前後方向に沿って延長した直線lが、他方の第2のノッチ52の第1切れ目521と交わるように配置されているので、包装用フィルムFを複数の第2のノッチ52、…を経由して前後方向に切り開くことができ、切り開かれた端部が直線状をなすものよりも取出口30の開口の大きさをより大きくすることができる。例えば、複数の第2のノッチ52、…が上下方向の位置をずらして配置されており、包装用フィルムFが切り開かれた状態でその端部が階段状をなすようにすることができる。
また、取出口30が形成されていないロール紙Rの保管状態にて、ミシン目が形成されている従来のものに比べて、虫などの異物の混入を適正に抑制することができるだけでなく、例えば、紙製衛生物品が香り付きのトイレットロールなどの香料が付与されたものであっても、香料を漏れ難くすることができる。
したがって、ロール紙Rの保管を適正に行うことができるとともに、より大きい開口の取出口30を形成することができる。
具体的には、袋本体部10の前面11には、左右方向に延在する直線状の切れ目を有する第1のノッチ51が形成されているので、包装用フィルムFが第1のノッチ51から左右方向に切り開かれ、第1のノッチ51の切れ目が袋本体部10の左右の両側面12、12に至るように左右方向に拡大していく。また、第1のノッチ51は、左右の両側面12、12における最も前面11側に位置する第2のノッチ52の第1切れ目521の他端部512b(第2切れ目522と反対側の端部)と上下方向の位置が略等しくされているので、左右の両側面12、12では、前面11にて切り開かれている部分と上下方向に略等しい位置で前から後ろに切り開かれ、この側面12が切り開かれることで形成された切れ目が最も前面11側に位置する第2のノッチ52と繋がり、当該第2のノッチ52の第2切れ目522の他端部522bから後ろ側に切り開かれていく。さらに、一つ後ろ側の第2のノッチ52まで切り開かれると、同様に、当該第2のノッチ52の第2切れ目522の他端部522bから後ろ側に切り開かれていくことが順次繰り返されて、袋本体部10の後面に至るまで包装用フィルムFが切り開かれていく。特に、複数の第2のノッチ52、…は、第2切れ目522の他端部522bが、第1切れ目521の他端部521bよりも包装用フィルムFが切り開かれる方向の下流側に配置されているので、包装用フィルムFを切り開く際に複数の第2のノッチ52、…にて引っ掛かり難くなり、当該包装用フィルムFを複数の第2のノッチ52、…を経由して前後方向によりスムーズに切り開くことができる。このようにして、袋本体部10の前面11並びに左右の両側面12、12が切り開かれてより大きな取出口30を形成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、包装用フィルムFに第1のノッチ51及び第2のノッチ52が形成されたものを例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、少なくとも第2のノッチ52が形成されていれば良い。
さらに、第2のノッチ52を、袋本体部10の左右の両側面12、12に形成するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、前面11に第1のノッチ51に加えて、或いは、代わりに第2のノッチ52を形成しても良い。例えば、包装用フィルムFが切り開かれた状態でその端部が略「V」字状をなすように、複数の第2のノッチ52、…が前面11に形成されていても良い。
また、上記実施形態で例示した包装用フィルムFは、一例であってこれに限られるものではなく、包装用フィルムFのヒートシール性等を損なわない範囲で適宜任意に変更可能である。例えば、外層と中層とを一体化するための架橋剤層などの積層構造のフィルムをより効果的に一体化構造とするために用いられる層を設けることができる。
さらに、上記実施形態では、袋本体部10に、略等しい形状の複数のロール紙R、…(紙製衛生物品)が上下方向に積載されるとともに、左右方向及び前後方向(直交方向)に並んで収容されたものを例示したが、複数のロール紙R、…の収容態様は一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。即ち、必ずしも複数のロール紙R、…を上下方向に積載する必要はなく、また、同様に、必ずしも複数のロール紙R、…を左右方向や前後方向に並べる必要はない。
また、上記実施形態では、上下方向に略直交する左右方向や前後方向を一方向とし、上下方向を他方向としたが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
100 包装袋
10 袋本体部
11 前面
12 側面
20 把持部
30 取出口
51 第1のノッチ
52 第2のノッチ
521 第1切れ目
522 第2切れ目
R ロール紙(紙製衛生物品)

Claims (5)

  1. 紙製衛生物品を収容する袋本体部を備える包装袋であって、
    前記袋本体部は、
    一方向に直線状に引き裂かれる性質を有するとともに、ガスバリア性を有するフィルムから成形されてなり、
    前記袋本体部の一面には、前記一方向と斜めに交わるように延在する直線状の第1切れ目と、前記一方向に延在する直線状の第2切れ目とを有するノッチが複数形成され、
    前記複数のノッチは、
    互いに離間して配置されるとともに、隣合う二つのノッチのうち、一方のノッチの前記第2切れ目を前記一方向に沿って延長した直線が、他方のノッチの前記第1切れ目と交わるように配置されてなることを特徴とする包装袋。
  2. 前記複数のノッチは、前記フィルムが切り開かれた状態でその端部が階段状をなすように前記一方向に略直交する他方向の位置をずらして配置されていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記複数のノッチは、
    前記第1切れ目の一端部と前記第2切れ目の一端部とが接続され、
    前記第2切れ目の前記一端部と反対側の他端部が、前記第1切れ目の前記一端部と反対側の他端部よりも前記フィルムが切り開かれる方向の下流側に配置されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装袋。
  4. 前記袋本体部の前記一面と隣合う他面には、前記一方向に延在する直線状の切れ目を有するノッチが形成され、
    前記他面における前記ノッチと、前記一面における最も前記他面側に位置する前記ノッチの前記第1切れ目の前記第2切れ目と反対側の端部とは、前記一方向に略直交する他方向の位置が略等しくされていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の包装袋。
  5. 前記一方向は、上下方向に略直交する方向であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の包装袋。
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