JP6182486B2 - 電動モータの電子回路装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば自動車の電動パワーステアリング装置などに用いられる電動モータの電子回路装置に関する。
例えば、自動車の電動パワーステアリング装置は、一般にアクチュエータとして3相交流モータを用いており、その駆動・制御のために、パワー系電子部品を含む電子回路装置(コントローラ)が必要となるが、近年では、構成の簡素化の要求から、この電子回路装置を別置きとはせずに、電動モータと一体化することが一般的である。
特許文献1には、電動モータの一端部に設けたハウジングの内部に、マイクロプロセッサを含む制御系電子部品を備えた制御基板と、インバータを構成するパワー系電子部品を備えたパワー系基板と、を互いに重ねて配置した電子回路装置が開示されている。ここで、特許文献1の装置では、電動モータの回転を検出するセンサとして、回転軸端部に設けたマグネット部と組み合わされる磁気式回転センサが用いられており、比較的小型のパッケージを有する回転センサが制御基板の表面、詳しくは、電動モータの回転軸端部に対向する側の面に取り付けられている。
特開2013−90532号公報
上記特許文献1の装置では、磁気式回転センサの背部(つまり制御基板を挟んで電動モータとは反対側)にパワー系基板が存在し、このパワー系基板の回路を比較的大きな電流が流れるので、この電流によって生じた磁界が磁気式回転センサへ影響する、という問題がある。そして、この磁界の影響を抑制するために、特許文献1の装置では、制御基板とパワー系基板との間の距離を比較的大きく確保しており、装置の小型化の点でなお改善の余地があった。
この発明は、電動モータの一端部に設けられたハウジング内に、制御系電子部品を備えた制御基板と、パワー系電子部品を備えたパワー系基板と、が互いに重ねて配置され、かつ、上記制御基板が上記電動モータと上記パワー系基板との間に位置する電動モータの電子回路装置において、
上記制御基板の上記電動モータ側となる第1の面に、回転センサが取り付けられており、
上記制御基板の第2の面には、平坦な頂面を有するパッケージを備えた制御系電子部品が少なくとも1つ実装されており、上記回転センサの投影領域を覆う磁気シールドが、上記電子部品の上記頂面に支持されている、ことを特徴としている。
このように上記制御基板の第2の面つまり磁気式回転センサが取り付けられる第1の面の裏側となる面に磁気シールドを設けることで、パワー系基板を流れる電流により磁界が発生しても、磁束は磁気シールドを通って流れることとなり、回転センサへの影響が抑制される。
この発明によれば、パワー系基板を流れる電流による磁界の回転センサへの影響が効果的に抑制される。従って、制御基板とパワー系基板とを比較的近付けて配置することが可能となり、電子回路装置の小型化に寄与する。しかも、磁気シールドが制御系電子部品のパッケージに支持されるので、磁気シールドの設置のための面積を制御基板の第2の面に大きく確保する必要がなく、第2の面における電子部品の実装密度が高く得られる。
この発明の一実施例を電動モータとともに示す断面図。 同じく分解斜視図。 異なる方向から示した分解斜視図。 要部を拡大して示す断面図。 制御基板の第2の面を示す斜視図。 磁気シールドの斜視図。 磁気シールドの形状を変更した他の実施例を示す制御基板の斜視図。 磁気シールドの形状を変更したさらに他の実施例を示す制御基板の斜視図。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明に係る電子回路装置を一体に備えた電動アクチュエータの断面図であり、図2,図3は、その分解斜視図である。この電動アクチュエータは、例えば、自動車の電動パワーステアリング装置に適用されるものであって、アルミニウム合金のダイキャスト等からなる円筒状のハウジング1と、このハウジング1の一端の開口部に取り付けられる同じくアルミニウム合金のダイキャスト等からなる円盤状のベース部材2と、このベース部材2の背面を覆うように取り付けられる合成樹脂製のカバー3と、を備えている。
図1に示すように、上記ハウジング1の内部には、円筒状のステータ5とロータ6とを主体として3相交流ブラシレスモータとして構成された電動モータ4が収容されており、2つのベアリング7,8によって支持されたロータ6の回転軸9の一端部9aがハウジング1の先端面から突出している。回転軸9の他端部9bは、ハウジング1の開口部を覆うエンドプレート10の中心部からベース部材2側へ臨んでおり、この回転軸9の他端部9bに、磁気式回転検出装置を構成するマグネット部12を備えている。詳しくは、有底円筒状をなすキャップ状部材11が回転軸9の他端部9bに取り付けられており、このキャップ状部材11の端面に、回転軸9と同心の円盤状をなすマグネット部12が設けられている。上記マグネット部12は、N極とS極とがそれぞれ半円形に分かれた形に構成されている。
電子回路装置を構成するベース部材2と電動モータ4との間には、偏平な円形の空間が形成されており、この空間に、2枚の回路基板つまり制御基板15とパワー系基板16とが収容されている。これらの制御基板15およびパワー系基板16は、ハウジング1の内周円に対応した外形状をなし、互いに重ね合わせた形に配置されている。詳しくは、制御基板15は、ベース部材2から電動モータ4へ向かって突出形成された複数のボス部17の先端にそれぞれネジ18によって固定されている。他方、パワー系基板16は、ボス部17に対応する部分が切り欠かれた外形状をなし、ベース部材2の前面(電動モータ4に向かう面)に複数本のネジ19によって固定されている。従って、制御基板15は、電動モータ4とパワー系基板16との間に位置している。制御基板15とパワー系基板16との間にはボス部17によって適宜な間隔が与えられており、両者は基本的に互いに平行となっている。また、これら2つの基板15,16は、回転軸9の中心線に対し直交する平面に沿って配置されている。
ベース部材2とその背面側を覆うカバー3との間には、やはり偏平な円形の空間が形成されており、この空間に、さらに別の回路基板つまりフィルタ系基板21が収容されている。このフィルタ系基板21は、複数本のネジ22によってベース部材2の背面に固定されている。カバー3は、合成樹脂材料にて成形された複数個のコネクタ部23を一体に備えており、このカバー3は、複数本のネジ24によってベース部材2の外周部に固定されている。
上記制御基板15は、エポキシ樹脂基材等の非金属基材を用いたプリント配線基板からなり、図4および図5に示すように、相対的に小さな電流が流れるマイクロプロセッサ25やプリドライバ26等の多数の制御系電子部品が両面に実装されている。ここで、図3には、電動モータ4側に向かう制御基板15の第1の面15Aが示されており、図2および図5には、パワー系基板16側に向かう第2の面15Bが示されている。なお、これらの図では、マイクロプロセッサ25およびプリドライバ26以外の比較的小さな制御系電子部品は図示省略されている。
パワー系基板16は、熱伝達性に優れた金属回路基板を用いたもので、インバータ回路を構成する図示しない6個の半導体スイッチング素子(例えばMOS−FET)などの相対的に大きな電流が流れるパワー系電子部品が片面(つまり制御基板15の第2の面15Bと対向する面)に実装されている。また、このパワー系基板16においては、インバータ回路の配線の一部として、比較的厚肉の帯状金属導体をブリッジ状に折り曲げてなる2個のジャンパ28を備えており、各ジャンパ28が、図示しない一部の電子部品を跨ぐ形で大電流の回路を構成している。2個のジャンパ28は、互いに平行に並んで位置している。より詳しくは、パワー系基板16上において、回転軸9の中心線を挟んで両側に配置されている。
フィルタ系基板21は、パワー系基板16と同じく熱伝達性に優れた金属回路基板を用いたもので、複数個の電解コンデンサ29等のフィルタ系電子部品が片面(つまりカバー3に向かう側の面)に実装されている。このフィルタ系基板21の回路には、パワー系基板16と同じく、制御基板15に比較して相対的に大きな電流が流れる。
図3,図4に示すように、制御基板15の第1の面15Aに、前述したマグネット部12とともに磁気式回転検出装置を構成する回転センサ31が取り付けられている。この回転センサ31は、例えば磁気抵抗効果素子(MR素子)ないし巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)を用いたもので、偏平な矩形の樹脂パッケージを備えており、他の制御系電子部品とともに制御基板15の第1の面15Aの上に実装されている。この回転センサ31は、図1,図4に示すように、電動モータ4の回転軸9の中心線上つまりマグネット部12に対向する位置に配設されている。前述したようにマグネット部12は半円形にN極とS極とに分かれており、電動モータ4の回転時に、回転センサ31からロータ6(マグネット部12)の回転角ならびに回転速度を示す信号が得られる。
上記の回転センサ31に対し、制御基板15の第2の面15Bには、透磁率の高い材料からなる比較的薄い金属板を折り曲げ形成してなる磁気シールド33が取り付けられている。この磁気シールド33は、少なくとも上記回転センサ31のパッケージの投影領域(第1の面15Aにある回転センサ31のパッケージを第2の面15Bに投影したときの領域)31A(図5参照)を覆い得る大きさを有している。
具体的には、本実施例の磁気シールド33は、図6にも示すように、細長く延びた台形状をなす本体部33aと、この本体部33aの4辺の中の平行な2辺の端縁33aa,33abからそれぞれ延長形成された2つの脚部33b,33cと、残りの2辺の端縁33ac,33adからそれぞれ延長形成された側壁部33d,33eと、を有する。
脚部33b,33cは、図4に示すように、略90°ずつ2回折り曲げることでステップ状に形成されたものであり、各々の先端部が本体部33aと平行な接合面33f,33gを構成している。また、側壁部33d,33eは、本体部33aから脚部33b,33cの基部と同様に略90°折り曲げられたものであり、脚部33b,33cとともに本体部33aの周囲を囲っている。つまり、本体部33aと脚部33b,33cと側壁部33d,33eとによって、磁気シールド33は、底面のみが開口した偏平な箱状に構成されている。上記脚部33b,33cの接合面33f,33gの部分には、それぞれ円形の開口部33h,33iが設けられている(図6参照)。上記本体部33aは、上述した回転センサ31の投影領域31Aよりも大きな形状を有し、投影領域31Aの全体を覆っている。
上記のように構成された磁気シールド33は、制御基板15の第2の面15Bに実装された制御系電子部品の上に取り付けられる。具体的には、前述したマイクロプロセッサ25およびプリドライバ26が、第2の面15Bにおいて回転軸9の中心線を挟んで両側に位置するように配置されている。これらのマイクロプロセッサ25およびプリドライバ26は、それぞれ平坦な頂面25a,26aを有する偏平な矩形の樹脂パッケージを備えており、磁気シールド33の相対的に大きな方の脚部33bがマイクロプロセッサ25の頂面25aに接着剤でもって接着されているとともに、相対的に小さな方の脚部33cがプリドライバ26の頂面26aに接着剤でもって接着されている。マイクロプロセッサ25およびプリドライバ26は、前述した回転センサ31の投影領域31Aとは重ならないように配置されており、両者に跨って支持された磁気シールド33が回転軸9の中心線を横切り、かつ該磁気シールド33の本体部33aが回転センサ31の投影領域31Aを覆っている。
図示例では、マイクロプロセッサ25は第2の面15Bに実装される電子部品の中で最も大きなパッケージを有する電子部品であり、プリドライバ26は、2番目に大きなパッケージを有する電子部品である。脚部33b,33cの接合面33f,33g部分は、各々のパッケージの頂面25a,26aからはみ出すことがない大きさに設定されている(図5参照)。
なお、図示例では、マイクロプロセッサ25のパッケージの高さとプリドライバ26のパッケージの高さとがほぼ等しいものとなっているが、本発明は必ずしも等しい高さのパッケージでなくてもよく、各々のパッケージの高さが多少異なっていてもよい。
上記磁気シールド33は、一実施例では、透磁率が高い鉄系金属板からなる。表面の腐食防止や接着強度の確保などのために表面に適当な表面処理を施すようにしてもよい。なお、磁気シールド33を構成する材料としては、少なくとも大気よりも相対的に透磁率が高いものであればよく、銅などからなる他の配線類よりも透磁率が高いものがさらに望ましい。
上記のように構成された制御基板15およびパワー系基板16をハウジング1内に収容した状態では、図1および図4に示すように、回転センサ31の背部にインバータ回路のジャンパ28が位置し、このジャンパ28から回転センサ31を覆い隠すように磁気シールド33が両者間に介在している。パワー系基板16のインバータ回路などには比較的大きな電流が流れ、これによって磁界が発生する。特にジャンパ28は物理的に回転センサ31に近い位置にあるので、仮に磁気シールド33がないと、ジャンパ28で発生した磁界が磁気式回転センサ31に影響を与え得る。これに対し、上記実施例では、透磁率の高い金属からなる磁気シールド33が回転センサ31の投影領域31A全体を覆っているので、磁束線が磁気シールド33に沿って迂回し、回転センサ31への影響が抑制される。特に、上記磁気シールド33は、回転センサ31に近い位置で該回転センサ31を覆っており、しかも周囲を脚部33b,33cと側壁部33d,33eとによって囲った形状となっているため、比較的小型の磁気シールド33でもって効果的な磁界の遮断が可能である。
また、ジャンパ28で生じる磁界の磁束線は、基本的にジャンパ28に直交する方向に膨らむ形となるが、図4に示すように、全体としては帯状に細長い形状をなす磁気シールド33が、この磁束線の方向に沿って配置されているため、磁気シールド33を不必要に大型化することなく磁界の影響を効果的に抑制できる。
そして、磁気シールド33は、絶縁されているパッケージに支持されているため、電位的に他の配線回路から独立しており、ハウジング1への接地などもなされていないので、磁気シールド33が受けた磁界がさらに他の電子部品へ影響するような懸念がない。
このように、上記実施例では、制御基板15に搭載した小型の磁気シールド33でもってパワー系基板16からの磁界の影響を抑制できるため、制御基板15とパワー系基板16とを比較的近接して配置することが可能となり、ジャンパ28のレイアウトなどについても設計の自由度が高くなる。
特に、上記実施例では、制御基板15に実装された制御系電子部品(マイクロプロセッサ25およびプリドライバ26)のパッケージに重ねて磁気シールド33が配置されるので、制御基板15の第2の面15Bに磁気シールド33取付のための面積を大きく確保する必要がなく、電子部品の実装密度を損なうことがない。なお、他の小型の制御系電子部品が磁気シールド33により覆われた状態となっていてもよい。
ここで、上記磁気シールド33は接着剤によって電子部品のパッケージに固定されているが、上記実施例の構成では、電子部品のパッケージに接着される脚部33b,33cが本体部33aに対し弾性変形し得るので、組付後の熱膨張や振動による応力が緩和され、マイクロプロセッサ25やプリドライバ26のパッケージに過度の力を与えることがない。さらに、各脚部33b,33cの接合面33f,33g部分がパッケージの頂面25a,26aからはみ出ていないため、接着時に、接着剤がパッケージの頂面25a,26aから垂れて制御基板15表面に付着することが抑制される。また、接合面33f,33g部分に設けられた開口部33h,33iから接着剤の一部が溢れ出た状態で固化するので、いわゆるアンカー効果が得られ、接着強度が高く得られる。
なお、磁気シールド33は、小型の部品であるため、他の電子部品と同様に、吸着式のマウント装置を利用して取付を行うことが可能である。従って、例えば大型の金属板からなるシールド部材をハウジングにネジ止めするような構成に比べて、装置の小型化のみならず、組立工程の上で有利となる。
以上、この発明の一実施例を詳細に説明したが、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。磁気シールド33を支持する電子部品が上記のマイクロプロセッサ25およびプリドライバ26に限定されないことは勿論である。磁気シールド33の形状や寸法等は、任意であり、制御基板15の第2の面15Bにおける電子部品のレイアウト等に応じて適宜に設定すればよい。
図7は、一例として、磁気シールド33の本体部33aの形状を変更した実施例を示している。この実施例では、本体部33aの一方の長辺41が直線をなすのに対し、他方の長辺42が、長辺41に平行な平行辺部分42aと、長辺41に対し傾斜した傾斜辺部分42bと、を有している。換言すれば、本体部33aが、長方形部分33a1と台形部分33a2とを連続させた五角形をなしている。制御基板15の第1の面15Aに取り付けられている回転センサ31の投影領域31Aは、長方形部分33a1によって覆われている。なお、平行辺部分42aと傾斜辺部分42bとの境界となる点43は、長辺42の長手方向の位置として、磁気シールド33全体の重心位置Gよりも脚部33c(つまり相対的に幅の狭い方の脚部)寄りに位置している。
このような五角形をなす磁気シールド33は、長方形部分33a1が幅広に形成されることから、吸着式のマウント装置によって吸着しやすい形状となる。特に重心位置Gに近い位置で吸着保持されることになり、取付時の姿勢が安定する。
図8は、磁気シールド33のさらに変形例を示している。この実施例では、2つの電子部品例えばマイクロプロセッサ25とプリドライバ26とが回転軸9の中心線(つまり回転センサ31の配設位置)を挟んで両側に位置しておらず、例えば90°の角度をなすように配置されている。磁気シールド33は、これらの電子部品のレイアウトに対応して全体としてL字形をなすように構成されている。この例でも、磁気シールド33の本体部33aが回転センサ31の投影領域31Aを覆っている。
なお、図示は省略するが、1つの電子部品(例えばマイクロプロセッサ25)のみに磁気シールド33を片持ち状に支持させた構成も可能である。
また上記実施例では、回転軸9の端面にマグネット部12を備えているが、本発明においては、回転センサ31の被検出対象となるマグネット部の位置は必ずしも回転軸9の端面でなくてもよく、回転軸9の端部の適当な位置(例えば周面など)あるいはロータ6の回転軸9以外の箇所に配置することも可能である。この場合、回転センサ31は、制御基板15上において、このマグネット部に対応した位置に配置される。
1…ハウジング
2…ベース部材
4…電動モータ
15…制御基板
15A…第1の面
15B…第2の面2
16…パワー系基板
25…マイクロプロセッサ
26…プリドライバ
28…ジャンパ
31…回転センサ
33…磁気シールド

Claims (6)

  1. 電動モータの一端部に設けられたハウジング内に、制御系電子部品を備えた制御基板と、パワー系電子部品を備えたパワー系基板と、が互いに重ねて配置され、かつ、上記制御基板が上記電動モータと上記パワー系基板との間に位置する電動モータの電子回路装置において、
    上記制御基板の上記電動モータ側となる第1の面に、回転センサが取り付けられており、
    上記制御基板の第2の面には、平坦な頂面を有するパッケージを備えた制御系電子部品が少なくとも1つ実装されており、上記回転センサの投影領域を覆う磁気シールドが、上記電子部品の上記頂面に支持されている、ことを特徴とする電動モータの電子回路装置。
  2. 上記磁気シールドは、上記第2の面に実装された2つの電子部品に支持されている、ことを特徴とする請求項1に記載の電動モータの電子回路装置。
  3. 上記回転センサは上記電動モータの中心線上に位置しており、
    上記第2の面には、上記中心線を挟んで2つの電子部品が配置されており、上記磁気シールドは、上記中心線を横切るようにこれら2つの電子部品に亘って配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載の電動モータの電子回路装置。
  4. 上記磁気シールドは、上記投影領域を覆う本体部と、この本体部の端縁から延び、かつステップ状に折曲形成された2つの脚部と、を備え、これらの脚部が2つの電子部品の頂面にそれぞれ接着されている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電動モータの電子回路装置。
  5. 上記脚部の接合面部分は、各々が接着される電子部品の頂面からはみ出さない大きさに形成されている、ことを特徴とする請求項4に記載の電動モータの電子回路装置。
  6. 上記脚部の接合面部分に、開口部が形成されている、ことを特徴とする請求項4または5に記載の電動モータの電子回路装置。
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