JP6181624B2 - Transplanter - Google Patents
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- A01C11/00—Transplanting machines
- A01C11/02—Transplanting machines for seedlings
Description
本発明は、苗トレイで育てられたセル成形苗を畝上に移植する移植機における苗トレイの縦送り装置に関する。 The present invention relates to a vertical feed device for a seedling tray in a transplanting machine for transplanting a cell-molded seedling grown in a seedling tray onto a cocoon.
従来、縦横に凹状の鉢部を配置形成した苗トレイで野菜苗を育てたセル成形苗を苗トレイから一つずつ取り出して畝上に移植する移植機は、公知となっている(特許文献1参照)。この移植機において、苗トレイはトレイ載台に載置し、縦搬送装置が駆動されることで移植部へ搬送され、移植部において、間欠的に横送りされて苗トレイからセル成形苗が取り出されて畝上へ搬送されて移植されるようになっている。 2. Description of the Related Art Conventionally, a transplanting machine that takes out cell-molded seedlings grown from vegetable seedlings one by one from a seedling tray in a seedling tray in which concave and horizontal pot portions are arranged and formed and transplants them onto a cocoon is known (Patent Document 1). reference). In this transplanter, the seedling tray is placed on the tray mounting table, and is transported to the transplanting unit by driving the vertical conveying device. In the transplanting unit, the seedling tray is intermittently fed laterally and the cell molded seedling is taken out from the seedling tray. They are then transported onto the cage and transplanted.
前記特許文献1における縦搬送装置は、左右の駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に無端チェーンが巻回され、対向する左右の無端チェーンの間は搬送部材となる縦送りピンにより左右方向に連結され、縦送りピンは搬送方向に所定間隔をあけて配置される。そして、駆動スプロケットを駆動することにより、無端チェーンが回動され、縦送りピンは苗トレイの下方から鉢部と鉢部の間に入り、無端チェーンの回動とともに苗トレイが縦方向に搬送される構成としていた。
しかし、苗トレイ搬送時に、鉢部と鉢部の間に下方から縦送りピンを進入させるように構成し、縦送りピンは無端チェーンを構成するリンクプレートとリンクプレートを連結する連結ピンの延長上に配置する構成としていたので、縦送りピンが鉢部と鉢部の間に進入するときに引っ掛かったり、乗り上げて1列遅れたりすることがあった。
In the vertical conveying device in
However, when the seedling tray is transported, a vertical feed pin is inserted between the bowl part and the bowl part from below, and the vertical feed pin is an extension of the link pin that connects the link plate and the link plate constituting the endless chain. Therefore, the vertical feed pin may be caught when entering between the bowl portion and the bowl portion, or may be delayed by one row when it rides on.
つまり、図8に示すように、従来の縦搬送装置は、苗トレイ20の搬送方向Vに対して、無端チェーン40の上側の搬送方向Wの角度が傾斜するように角度が設けられ、縦送り部材45が鉢部20aと鉢部20aの間の下方から進入するようにしていた。そして、駆動スプロケット34の歯部と歯部の間に最初に縦送り部材45が係合した状態で、次の縦送り部材45が鉢部20aと鉢部20aの間に下から入るときに、鉢部20aの下端と干渉し、引っ掛かったり、乗り上げて1列遅れたり、上ガイドと下ガイドに挟まれて潰れたりすることがあった。
そこで、縦送り部材を左右の無端チェーンから突出し、縦送り部材が鉢部と鉢部の間に入るときに干渉されないようにして、苗トレイを潰したり、1列遅れたりすることが生じないようにする。
That is, as shown in FIG. 8, the conventional vertical conveying apparatus is provided with an angle so that the angle in the conveying direction W on the upper side of the
Therefore, the vertical feed member protrudes from the left and right endless chains so that it does not interfere when the vertical feed member enters between the pot portions and the pot portion so that the seedling tray is not crushed or delayed by one row. To.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、セル成形苗を収容する鉢部を縦横に複数配置した苗トレイを、移植部へ縦搬送する移植機の縦搬送装置において、縦搬送装置は左右の歯付回転部材と、左右の無端帯ガイドと、前記歯付回転部材と無端帯ガイドとの間を巻回する左右の無端帯と、該左右の無端帯により苗トレイを保持するための複数の縦送り部材とを備え、前記縦送り部材は、前記無端帯の上下厚さ方向中央から内側にオフセットして配置されるものである。
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
That is, according to
請求項2においては、前記無端帯は、無端チェーンにより構成され、前記縦送り部材は、前記無端チェーンを構成するリンクプレートとリンクプレートを連結するリンクピンから内側にオフセットして配置されるものである。
請求項3においては、前記無端チェーンのリンクピンとリンクピンのピッチは、苗トレイの鉢部と鉢部のピッチよりも長く構成したものである。
請求項4においては、前記無端帯は、歯付ベルトにより構成され、前記縦送り部材は所定歯数ごとに歯部上下厚さ方向中心よりも内側にオフセットして配置されるものである。
請求項5においては、前記縦送り部材と縦送り部材との間には、位置が変更可能な可変縦送り部材が設けられる。
According to a second aspect of the present invention, the endless belt is constituted by an endless chain, and the vertical feed member is arranged offset inward from a link pin that connects the link plate and the link plate constituting the endless chain. is there.
In
According to a fourth aspect of the present invention, the endless belt is constituted by a toothed belt, and the vertical feed member is arranged offset from the center in the vertical direction of the tooth portion for each predetermined number of teeth.
According to a fifth aspect of the present invention, a variable longitudinal feed member whose position can be changed is provided between the longitudinal feed member and the longitudinal feed member.
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
苗トレイを移植部へ搬送するときに、縦送り部材が苗トレイの鉢部と鉢部の間に下方から入るときに、鉢部の底部に当接することがなくなり、縦送りを1列飛ばしたり、鉢部を突き上げて潰したりするようなことをなくすことができたのである。また、無端帯が歯付回転部材に巻き掛かった状態では、苗トレイが縦送り部材により無理に引っ張られることがなくなり、苗トレイに無理な力がかからず、搬送抵抗も小さくすることができ、また、苗トレイの縦送りの停止位置も安定するので、苗トレイからの移植部への苗の搬送が確実に行える。
As effects of the present invention, the following effects can be obtained.
When transporting the seedling tray to the transplanting part, when the vertical feed member enters from between the pot part and the pot part of the seedling tray from below, it will not contact the bottom part of the pot part and skip the vertical feed by one row It was possible to eliminate such things as pushing the bowl up and crushing it. In addition, in the state where the endless belt is wound around the toothed rotating member, the seedling tray is not forcibly pulled by the vertical feed member, an excessive force is not applied to the seedling tray, and the conveyance resistance can be reduced. In addition, since the stop position of the vertical feed of the seedling tray is also stabilized, the seedling can be reliably conveyed from the seedling tray to the transplanting portion.
まず、図1より、本発明の一実施形態としての縦搬送装置30を備える移植機10の全体構造について説明する。なお、F方向を前方として、前後方向を規定して説明する。
First, the entire structure of the
移植機10は、走行部1と苗供給部2と移植部3と後部に操縦部4とを備え、歩行型の移植機を構成している。走行部1は機体フレーム5の前部上にエンジン6を載置し、機体フレーム5の後部にミッションケース7を支持し、その後部に移植部3を支持している。
The
機体フレーム5の前部両側から前下方に前輪支持フレーム8・8を突出し、該前輪支持フレーム8・8先端に前輪9・9を回転自在に支持している。機体フレーム5の後部両側から後輪駆動ケース11・11を後下方に突出し、該後輪駆動ケース11・11の後下部に後輪12・12を軸支している。前記エンジン6からの動力はミッションケース7を介して変速され、後輪駆動ケース11・11を介して変速後の動力が後輪12・12に伝達される。前記前輪支持フレーム8と後輪駆動ケース11はリンクを介して昇降機構と連結され、昇降機構により畝上面に追随して昇降させ、移植部3によるセル成形苗の植付深さを一定に保持し、または、作業の開始・終了時に昇降できるようにしている。
Front
機体フレーム5の後端部には、左右一対のハンドル支持フレーム15・15を後上方へ向けて延設し、両ハンドル支持フレーム15・15の後端部に平面視でU字状に形成したハンドル16を取り付けている。該ハンドル16には操縦部4を形成している。該ハンドル16には株間調節レバーや主変速レバー17や植付クラッチレバー18や昇降レバー19等を取り付けている。
A pair of left and right
前記ハンドル支持フレーム15・15の間の上部には苗供給部2が配置されている。苗供給部2は、図2、図3に示すように、平面視略U字状のパイプを折り曲げて形成して搬送枠31に、トレイ載台21と空トレイ収納台22と縦搬送装置30を取り付けている。
トレイ載台21は苗トレイ20を載置するものであり、側面視で前低後高に配設している。空トレイ収納台22は、移植後の空の苗トレイ20をトレイ載台21の下方で載置するものであり、棒状体を折り曲げ形成して、縦搬送装置30の前下部から上後方に延設している。縦搬送装置30は、図示しない植付ミッションケースからの動力により左右往復移動されるとともに、植付ミッションケースからの動力を縦搬送駆動軸32に伝えて、苗トレイ20を縦送りする。縦搬送装置30の構成は後述する。前記苗トレイ20は、可撓性を有する合成樹脂製で、複数のセル成形苗を収容する凹状の鉢部20a・20a・・・を縦方向及び横方向に複数形成している。
A
The
前記移植部3は、縦搬送装置30の前方に配置して、苗供給部2のトレイ載台21上に載置された苗トレイ20の鉢部20aからセル成形苗(図示せず)を取り出す苗取出装置23と、該苗取出装置23により取り出されたセル成形苗を受けて畝面に植え付ける植付装置24とを具備している。苗取出装置23は取出アームに苗取出爪を設けて前後往復揺動させて、苗トレイ20の鉢部20aからセル成形苗を取り出し、植付装置24の植付アームに設けた移植爪内に放出する。移植爪は植付アームの上下移動により移植部3から畝上面にセル成形苗を搬送し、移植爪を開いて畝上に移植する。移植後はハンドル支持フレーム15の下部に設けた左右の鎮圧輪29・29により両側から根本の土が押えられる。
The
前記縦搬送装置30は、図2、図3に示すように、搬送枠31にトレイ載台21と空トレイ収納台22と上トレイ押え25と下トレイガイド26と駆動軸32と従動軸33が支持され、搬送枠31は前記ハンドル支持フレーム15に取り付けられる。側面視において、トレイ載台21の下端の下方に従動軸33が配置され、トレイ載台21の延長上の前下方に下トレイガイド26が配置され、下トレイガイド26の前部下方に駆動軸32が配置される。
As shown in FIGS. 2 and 3, the vertical conveying
図2、図4に示すように、前記駆動軸32の両側には歯付回転部材となる駆動スプロケット34・34が固設され、従動軸33の両側には円板状の無端帯ガイド(従動輪)35・35が固設される。前記駆動スプロケット34・34と無端帯ガイド35・35には無端帯として無端チェーン40・40がそれぞれ巻回される。なお、無端帯は無端状の歯付ベルト50とすることも可能であり、詳細は後述する。
前記上トレイ押え25は、左右の無端チェーン40・40の間で、左右方向に適宜間隔をあけて配置され、側面視で、前記駆動スプロケット34の前下部から外周に沿って上方のトレイ載台21下部上方へ延設している。前記空トレイ収納台22は、上トレイ押え25の前端から前記駆動スプロケット34の前下部から外周に沿って下方へ伸び、駆動スプロケット34の下部から斜め後上方へ延設している。
As shown in FIGS. 2 and 4, drive
The
前記無端チェーン40は、図4、図5に示すように、左右のリンクプレート41・41と、左右のリンクプレート41・41を連結するリンクピン42とを備え、これを1組として、前後一方の左右のリンクプレート41・41の間に、他の組の前後他方の左右のリンクプレート41・41間を挿入して、両者にリンクピン42を挿入して連結する。こうして多数組を無端状に連結することで無端チェーン40が形成される。但し、チェーンの構造は前記オフセット式に限定するものではなく、ピンリンク式や継手リンク式等であってもよい。そして、リンクピン42とリンクピン42との間にスプロケットの歯部が歯合され、駆動スプロケット34と無端帯ガイド35の間で無端チェーン40が回転される構成としている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
また、搬送方向で数組のリンクプレート41毎に取付リンクプレート44が、リンクプレート41の側面に固定されている。つまり、左右の無端チェーン40・40において、内側のリンクプレート41・41の数組毎に対向するように取付リンクプレート44・44が固定され、左右の取付リンクプレート44・44に縦送り部材45が固定される。なお、本実施形態では、縦送り部材45はピンを左右の取付リンクプレート44・44の間に横架して連結される構成としている。但し、図5に示すように、連結せずに左右両側の取付リンクプレート44・44から左右中央水平方向にピンを突出する構成であってもよい。また、縦送り部材45は丸棒状のピンに限定するものではなく、図9(a)に示すように、フラットバーを突出または横架する構成であってもよい。また、図9(b)に示すように、ピンは1本に限定せず複数本突出または横架する構成であってもよく、苗トレイ20の鉢部20aの外周に安定して当接させるようにできればよい。
前記縦送り部材45の軸径は、前記苗トレイ20の縦方向に配列される鉢部20aと鉢部20aの間の凹溝の最奥部の間隔より若干大きく構成している。また、無端チェーン40のリンクピン42とリンクピン42のピッチL2は、苗トレイ20の鉢部20aと鉢部20aのピッチL1よりも若干長く構成している(図7(c)、L2>L1)。
Further, an
The shaft diameter of the
こうして、左右の無端チェーン40・40の対向面に配置される取付リンクプレート44・44の間に、両無端チェーン40・40を連結し、かつ、前記苗トレイ20の鉢部20aに引掛けて(保持して)強制搬送する搬送部材となる縦送り部材45を所定ピッチ間隔を置いて複数設けて、該縦送り部材45により、苗トレイ20の鉢部20aに当接させて強制的に縦送するようにしている。この縦送りは、苗トレイ20を間欠的に横送りして横1列のセル成形苗が苗取出し爪により取出しが終了すると、1段縦送りして、次の列の苗取りが行われるのである。
Thus, the
前記縦送り部材45の取付リンクプレート44に対する取付位置は、前記リンクピン42に対してオフセットした位置としている。つまり、縦送り部材45は無端チェーン40がスプロケット34及び無端帯ガイド35に巻回されたときに、側面視でリンクピン42よりも中央側(巻回した状態の上下方向内側)に位置して取付リンクプレート44に固定される。具体的には、取付リンクプレート44は側面視で略三角形状に構成され、上(外周)側の頂点の近傍にはリンクピン42・42が取り付けられ、縦送り部材45は取付リンクプレート44の下(内周)側の頂点近傍に回転自在に支持されるのである。こうして、縦送り部材45は環状の無端チェーン40においてリンクピン42よりも内側(中心側)に位置するように配設される。
The
また、縦送り部材45は図6に示すような構成とすることも可能である。つまり、縦送り部材45は正面視略U字状に棒状体が折り曲げ形成され、左右中央の水平部を搬送部材とし、両端を直接左右の無端チェーン40・40の内側のリンクプレート41・41に固定し、縦送り部材45の搬送部分(鉢部20aと当接する部分)がリンクピン42よりも内側(中心側)に位置する構成であってもよい。但し、縦送り部材45は正面視略L字状に棒状体が折り曲げ形成して、左右のリンクプレート41・41から突設してもよい。
Further, the
また、無端帯として、歯付ベルト50により構成可能である。即ち、図10に示すように、歯付ベルト50は輪状のベルトの内周面側に歯部50a・50a・・・が所定間隔毎に内方向に突出して形成され、歯付回転部材となる歯付プーリ34の歯部と歯合可能としている。そして数個の歯部50a毎に縦送り部材45の一端が固定され、左右の歯付ベルト50・50間に縦送り部材45・45・・・が所定間隔をあけて横架される。
Further, the endless belt can be constituted by a
前記縦送り部材45を歯付ベルト50に固定する構成は、例えば、図10(a)では、歯部50aと歯部50aの間に縦送り部材45の一端を位置させてリベット51等により両者を固定している。詳しくは、縦送り部材45は歯付ベルト50の所定歯数ごとに歯部50aと歯部50aの間に縦送り部材45を位置させてリベット51等により固定し、縦送り部材45が上下厚さ方向中心よりも内側にオフセットして配置される構成としている。なお、縦送り部材45が歯合する歯付プーリ34の外周には、縦送り部材45の形状及び間隔に合わせて凹部34a・34a・・・が形成されている。こうして縦送り部材45を無端帯に簡単に取り付けられるようにしている。
For example, in FIG. 10A, the
また、縦送り部材45を歯付ベルト50に固定する別実施形態として、図10(b)に示すように、歯付ベルト50の内周に所定間隔毎に凸部50b・50b・・・を形成し、該凸部50bに挿入孔を左右方向に貫通開口し、該挿入孔に縦送り部材45の一端を挿入して固定する構成とする。なお、縦送り部材45が歯合する歯付プーリ34の外周には、凸部50bの形状及び間隔に合わせて凹部34b・34b・・・が形成されている。こうして縦送り部材45を無端帯に簡単に取り付けられるようにしている。なお、縦送り部材45のオフセット量は前記と同じ量としている。
このように、無端帯として歯付ベルト50を用いることにより、部品点数を減少し、軽量化と静音化が可能となる。
As another embodiment for fixing the
Thus, by using the
このような構成において、苗トレイ20がトレイ載台21に載せられ、縦搬送装置30が駆動されると、苗トレイ20の上面は上トレイ押え25によりガイドされる。一方、左右の無端チェーン40・40(または歯付ベルト50・50)に支持される縦送り部材45は、図3に示すように、トレイ載台21の下端と下トレイガイド26の後部との間の隙間を前下方に向かって通過する。この縦送り部材45が隙間を通過するときに、苗トレイ20の下方から鉢部20aと鉢部20aの間に入り込み、縦送り時には鉢部20aの後面に当接して苗トレイ20が強制的に搬送されるようにしている。
In such a configuration, when the
この縦送り部材45が下方から鉢部20aと鉢部20aの間に入るとき、リンクピン42・42間のピッチと鉢部20a・20a間のピッチが略等しいことにより、従来では引っ掛かったり、乗り上げたりすることがあった。つまり、図7(a)に示すように、縦送り部材45は鉢部20aと鉢部20aの間の最奥の溝の略上端に入り込み搬送するようにして、直線状では確実に搬送できるが、図7(b)に示すように、前側の縦送り部材45が駆動スプロケット34に歯合し、後側の縦送り部材45が鉢部20aと鉢部20aの間に入り込むときには、鉢部20aの下端に引っ掛かることがあった。
When the
本実施形態では、図7(c)に示すように、リンクピン42とリンクピン42のピッチL2は、鉢部20aと鉢部20aのピッチL1よりも長く構成している。このように構成することによって、無端チェーン40の直線部分において、縦送り部材45が鉢部20aと鉢部20aの間に入るときには、鉢部20aの下端に当たることがなくスムースに入ることができる。具体的には、縦送り部材45がn個のリンクプレート41毎に配置され、n番目の鉢部20aの底部とn+1番目の鉢部20aの底部の間に(その間の距離をL3とする)縦送り部材45が入るようになる。即ち、縦送り部材45が鉢部20aと鉢部20aの間に入ってからn番目のリンクプレート41までの長さ(n×L2)と、n番目の鉢部20aまでの長さ(n×L1)との差(n×L2−n×L1)は、L3以下となるように設定している(0<n×(L2−L1)<L3)。こうして、縦送り部材45が鉢部20aと鉢部20aの間に容易に入ることができるようになるのである。
In this embodiment, as shown in FIG.7 (c), the pitch L2 of the
また、図7(d)に示すように、縦送り部材45をリンクピン42から回転中心側にオフセットした位置に配置して、無端チェーン40が駆動スプロケット34に巻き掛けられている状態のとき、縦送り部材45と縦送り部材45と間の距離は、直線時よりも短くなる。この巻き掛けられることにより短くなった縦送り部材45と縦送り部材45と間の距離は、無端チェーン40に巻き掛けられるに伴って苗トレイ20が湾曲された状態で、前記ピッチの差(L2−L1)が相殺されるように設定されている。つまり、無端チェーン40が駆動スプロケット34に巻き掛けられている状態では、縦送り部材45が中心側にオフセットされていることにより、苗トレイ20の溝の上端(連結部20b)は、径が短い側で略円弧状の無端チェーン40のリンクピン42の回動軌跡と縦送り部材45の回動軌跡との間に位置することになり、ピッチの差(L2−L1)が相殺される。よって、苗トレイ20が縦送り部材45により押されて搬送されるときに、引き伸ばされたり、圧縮されたりして無理な力がかからず、搬送抵抗も小さく搬送されるようになるのである。
Further, as shown in FIG. 7D, when the
尚、無端チェーン40が巻き掛けられるに伴って湾曲された苗トレイ20が搬送されるときには、鉢部20aと鉢部20aの連結部20bと、その内周側に位置する縦送り部材45は、駆動軸32の中心を通る同一の半径方向の線上に位置するように構成される。
In addition, when the
また、無端チェーン40のリンクピン42とリンクピン42の間隔を従来と同じ間隔とした場合にも、鉢部20aと鉢部20aの間のピッチと同じ(L1=L2)とし、縦送り部材45をリンクピン42から回転中心側にオフセットさせることで、巻き掛けられている状態のとき、縦送り部材45と縦送り部材45と間の距離は、前記と同様の長さにすることができるので、搬送時に苗トレイ20が引き伸ばされたり圧縮されたりすることをなくすようにできる。
Even when the interval between the
また、図11、図12、図13に示すように、前記縦送り部材45と縦送り部材45との間には、送り位置(支持位置)が変更可能な可変縦送り部材46を設けて、苗トレイ20の鉢部20aへの面圧を低減して潰れることを抑え、苗取り位置を安定させるようにすることもできる。そして、可変縦送り部材46の送り位置を変更可能とすることで、鉢部20aの大きさ及び配設数が異なる苗トレイ20も搬送できるようにすることも可能としている。
As shown in FIGS. 11, 12, and 13, a variable
即ち、苗トレイ20には、一枚の縦横の長さは一定であるが、鉢部20aの大きさが異なり縦横の鉢部20aの数が異なる数種類の苗トレイ20があり、移植する苗の種類に応じた大きさの鉢部20aを有する苗トレイ20が使用される。
例えば、図11(a)に示すように、128穴の苗トレイ20の場合、鉢部20aの4列毎に縦送り部材45が位置し、図11(b)に示すように、200穴の苗トレイ20の場合、鉢部20aの5列毎に縦送り部材45が位置して支持され搬送されるようにしている。但し、搬送方向前側と後側の送り位置は適用しない。このように、4列または5列毎に苗トレイ20を支持する構成であると、縦送り部材45と縦送り部材45の間が鉢部20aの重量により垂れ下がり苗取り位置がずれたり、縦送り部材45による支持部の荷重が大きくなって鉢部20aが変形したりすることがあった。
That is, in the
For example, as shown in FIG. 11 (a), in the case of a 128-
そこで、縦送り部材45と縦送り部材45の間に可変縦送り部材46を配置し、縦送り部材45と可変縦送り部材46に荷重がかかるようにして負荷を分散し、変形等を防止できるようにしている。可変縦送り部材46の構成は、図12、図13に示すように、棒体の両側をクランク状に折り曲げて両端に枢支軸部46a・46aを形成し、該枢支軸部46a・46aの先端を左右の無端チェーン40・40の対向するリンクプレート41に軸支させる。この軸支位置はリンクピン42と同一軸心上に配置している。この軸支部の上方に逆V字状に形成した上規制体47を配置し、軸支部の下方に三角形状の下規制体48を配置している。
Therefore, the variable
こうして、可変縦送り部材46を上規制体47と下規制体48とにより可変縦送り部材46を搬送前方位置と後方位置に保持可能とし、可変縦送り部材46を前後に回動可能として搬送前方位置と後方位置に切り換え可能に構成している。なお、縦送り部材45の取付位置にも上規制体47と下規制体48を配置して固定する構成としているが、縦送り部材45はリンクプレート41に一体的に固定する構成であってもよい。つまり、本実施形態では、縦送り部材45と可変縦送り部材46は同じ部品を使用して部品の種類を削減してコストを抑えるようにしているが、縦送り部材45の固定分は位置変更できない構成とすることもできる。
In this way, the variable
また、縦送り部材45と可変縦送り部材46は前記歯付ベルト50に設けることも可能であり、この場合には、図14に示すように、歯付ベルト50の側面に上規制体47と下規制体48を前記無端チェーン40と同じ位置に取り付ける。なお、縦送り部材45と可変縦送り部材46のオフセット量は前記と同じ量としている。
Further, the
このような構成において、128穴の苗トレイ20を移植機10に供給して移植作業を行う場合には、前記可変縦送り部材46を前方位置に保持させ、駆動スプロケット34を回転させ苗トレイ20を供給すると、図11(a)、図12に示すように(矢印方向をトレイ搬送方向とする)、第1列目と第2列目の間に縦送り部材45が進入して搬送され、次に2列飛ばして第3列目と第4列目の間に可変縦送り部材46が進入して支持しながら送り、次に2列飛ばして第5列目と第6列目の間に縦送り部材45が進入する。その後、可変縦送り部材46と縦送り部材45が2列毎に交互に進入して支持しながら苗トレイ20を送る。
In such a configuration, when the
また、200穴の苗トレイ20を移植機10に供給して移植作業を行う場合には、前記可変縦送り部材46・46・・・を後方位置に保持させるように切り換えておき、駆動スプロケット34を回転させると、図11(b)、図12に示すように、第1列目と第2列目の間に縦送り部材45が進入して支持しながら搬送し、次に2列飛ばして第3列目と第4列目の間に可変縦送り部材46が進入する。次に3列飛ばして第6列目と第7列目の間に縦送り部材45が進入する。その後、2列飛ばして可変縦送り部材46が進入し、次に3列飛ばして縦送り部材45が進入し、これを繰り返して苗トレイ20を支持しながら搬送する。
When the
こうして、縦送り部材45と縦送り部材45との間に可変縦送り部材46が位置して、苗トレイ20を支えることになり、従来に比べて、苗トレイ20が受ける面圧を減少できて、鉢部20aを潰すことをなくし、苗取り位置を安定させることができるようになったのである。そして、可変縦送り部材46の保持位置を変更するだけで、128穴と200穴の苗トレイ20に対応して搬送できるようになり、苗トレイ20の種類毎に無端帯や駆動スプロケット34等を変更することなく、多種類の野菜苗を安定して移植できるようになる。
Thus, the variable
3 移植部
10 移植機
20 苗トレイ
20a 鉢部
30 縦搬送装置
34 歯付回転部材(駆動スプロケット、歯付プーリ)
35 無端帯ガイド
40 無端チェーン
41 リンクプレート
42 リンクピン
45 縦送り部材
46 可変縦送り部材
DESCRIPTION OF
35
Claims (5)
5. The transplanter according to claim 1, wherein a variable longitudinal feed member whose position is changeable is provided between the longitudinal feed member and the longitudinal feed member.
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