JP6179022B2 - 加熱コイル及び連続加熱装置 - Google Patents

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本発明は、薄肉立体形状のワークにその長手方向に連続して設定された被加熱領域を加熱するための加熱コイルと、この加熱コイルを用いた連続加熱装置と、に関する。
従来より、加熱コイルを用いた誘導加熱技術は熱処理等に多用されている。薄肉部材のワークを熱処理する際にも加熱コイルを用いた誘導加熱は利用されている(例えば下記特許文献1)。
ところが、薄肉で立体形状を有するワーク部材の一部を加熱する場合には、例えばヒーターやバーナー等の加熱手段を利用して加熱しており、誘導加熱技術は利用されていなかった。
特開2008−240114号公報
誘導加熱を利用して薄肉で立体形状を有するワークを加熱すると、加熱時における部材の変形が大きいため、加熱コイルがワークと接触する可能性があった。またワークの変形が大きいことで所定温度範囲内に安定して加熱することが容易でなく、加熱効率も大幅に低下することがあった。さらに加熱コイルの劣化が起こり易くて長時間連続して加熱できないなどの問題点もあった。
即ち、薄肉立体形状のワークの一部を加熱すると変形が大きいため、加熱コイルとワークとのギャップを近接させて精度よく一定に保つことが困難である。そのため、加熱コイルとワークとのギャップを離間させるとすれば、加熱効率が低下する上、通電時にワークではなく、加熱コイルに装着したコアが誘導加熱されてしまい、加熱コイルがコアの発熱により劣化する。その結果、薄肉立体形状のワークを長時間連続して加熱することができなかった。
そこで本発明では、薄肉立体形状のワークでも長時間連続して加熱でき、しかも加熱効率を向上できる加熱コイルを提供することを第1の目的とし、この加熱コイルを用いた連続加熱装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成する本発明の加熱コイルは、長手方向に連続した被加熱領域を有する薄肉立体形状のワークを長手方向に移動させつつ被加熱領域を誘導加熱するための加熱コイルであって、ワークの長手方向に延びる複数の長手部と、複数の長手部を直列に連結する複数の連結部と、を備え、複数の長手部は、ワークの表面の一部に長手方向に連続して設定された被加熱領域に対向配置されて通電時に同じ向きに電流が流れる複数の第1長手部と、第1長手部から離間して配置され、通電時に第1長手部とは逆向きに電流が流れ、被加熱領域に隣接して長手方向に延びる隣接領域に対向配置された第2長手部と、を有する。
本発明の加熱コイルでは、複数の長手部はその周囲にコアが装着されないコアレス状態で配置されているのが好適である。
この加熱コイルでは、隣り合う第1長手部同士が、各第1長手部により加熱された所定温度範囲の昇温領域が連続するように互いに近接配置されていてもよい。
またワークが角部を有し、第1長手部と第2長手部とは角部を介して配置されているのがよい。
本発明の連続加熱装置は、薄肉立体形状のワークを一方向に移動させる搬送手段と、上記のような加熱コイルと、を備えている。
本発明の加熱コイル及び連続加熱装置によれば、複数の長手部が直列に連結されて長手方向に延びているため、加熱コイルに通電してワークを長手方向に沿って相対移動させれば、長手方向に連続するワークの被加熱領域に各長手部を長い距離で対向させることができるので、充分に加熱し易い。そのため、加熱コイルとワークとのギャップを大きくすることが可能である。
その際、ワークの被加熱領域に対向配置される複数の第1長手部に同じ向きに電流が流れるため、各第1長手部により生じる磁場が打ち消し合うことがなく、加熱効率を向上できる。また、加熱コイルの第1長手部と逆向きに電流が流れる第2長手部が、第1長手部から離間して配置されているので、加熱効率が低下し難い。
そのため、通電時に加熱コイルの複数の長手部及び連結部が加熱され難く、長時間連続して使用することができる。また、加熱コイルとワークとのギャップを大きくできるため、薄肉立体形状のワークの一部を加熱した際に大きな変形が生じても、コイルとワークとが接触することを防止でき、薄肉立体形状のワークを長時間、連続して加熱することが可能である。
その結果、薄肉立体形状のワークを長時間連続して加熱でき、しかも加熱効率を向上できる加熱コイルと、そのような加熱コイルを用いた連続加熱装置を提供することが可能である。
本発明の実施形態における連続加熱装置を示す部分正面図である。 本発明の実施形態における連続加熱装置を示す側面図である。 本発明の実施形態における加熱コイルの底面図である。 本発明の実施形態における加熱コイルを模式的に示す斜視図である。 本発明の実施形態において、加熱コイルの互いに隣接配置された長手部により加熱される領域を模式的に示した説明図である。 本発明の実施形態における加熱対象のワーク及び連続加熱装置の要部を示す断面図である。 本発明の実施形態における連続加熱装置の変形例を説明する図であり、加熱コイルの複数の長手部の配置を示している。 本発明の実施形態における連続加熱装置の他の変形例を説明する図であり、加熱コイルの複数の長手部の配置を示している。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明する。
加熱対象のワークは、薄肉立体形状を有し、誘導加熱可能な被加熱領域が長手方向に連続して設けられたものである。
この実施形態のワークWは、図6に示すように、長方形の断面形状が長手方向に連続した形状を有する中空の金属製薄肉部材である。このワークWには、2つの角部近傍の表面の一部に、長手方向に連続した帯状の被加熱領域Whが一対設定されている。
ワークWの被加熱領域Whの用途や加熱目的は特に限定されず、例えば焼戻し等の熱処理、各種の加熱加工、付着物質の加熱処理などであってもよい。この実施形態では、被加熱領域Whを後工程で必要な温度とするために、例えば100℃〜800℃の温度に加熱する。
このようなワークWの被加熱領域Whを加熱するための連続加熱装置10は、図1及び図6に示すように、ワークWを長手方向に移動させる搬送手段11と、移動するワークWに対向配置される加熱コイル20と、を備えている。この実施形態では、一対の被加熱領域Whを加熱するために、互いに勝手反対の一対の加熱コイル20を備えている。
搬送手段11は、複数のワークWを順次載置して長手方向に沿って略一定速度で移動可能に構成されており、例えば駆動ローラ等を備えている。
各加熱コイル20は、図1乃至図3に示すように、ワークWの長手方向に沿って配置される複数の長手部21と、複数の長手部21間を直列に連結する複数の連結部23と、直列に連結された長手部21及び連結部23に電力を導くリード部25と、を備えている。図4に示すように、この加熱コイル20では、一方のリード部25から他方のリード部25まで分岐なく各部が一連に連続している。
本実施形態の複数の長手部21及び連結部23は、略同一の断面形状を有する中空角材等により形成されており、内部に冷却液が通液可能となっている。各部は一体に接合されており、一対のリード部25の端部に設けられた図示しない取付部により装置本体に固定されている。
複数の長手部21は、通電時に同じ向きに電流が流れる複数の第1長手部21aと、第1長手部21aと離間して配置され通電時に第1長手部21aとは逆向きに電流が流れる第2長手部21bと、を有する。
複数の第1長手部21aは、搬送手段11により搬送されるワークWの被加熱領域Whに対向するように配置されている。これらの第1長手部21aは、何れも搬送手段の搬送方向と略平行に配置されている。複数の第1長手部21aが互いに隣り合うように配置されることで、第1長手部21aの間に第2長手部21bが配置されていない。
第1長手部21a間の間隔は、ワークWの被加熱領域Whの広さ、第1長手部21aの大きさ、数などに応じて適宜設定できる。この実施形態では、隣り合う第1長手部21a同士の間隔は、各第1長手部21aにより加熱された所定温度範囲の昇温領域が連続するように互いに近接配置されている。ここで、所定温度範囲は加熱後のワークWの被加熱領域Whの許容温度範囲である。
例えば図5(a)のように、隣り合う第1長手部21a同士を離間させて配置した場合には、所定温度範囲の昇温領域Whaが各第1長手部21aに対応する2つの部分となる。
ところが本実施形態では、図5(b)のように、第1長手部21a同士を近接配置しているため、所定温度範囲の昇温領域Whaが各第1長手部21aに対応する部分に加えて第1長手部21a間の部分も含められる。
これらの複数の第1長手部21aとワークWの被加熱領域Whとの間のギャップは適宜設定可能であるが、この実施形態では複数の第1長手部21aが、何れもワークWの被加熱領域Whとの間のギャップが略等しくなるように配置されている。
この第1長手部21aと被加熱領域Whとの間のギャップは、連続して搬送されるワークWと加熱コイル20とが接触したり衝突したりしないように広くするのがよく、例えば2mm以上、更には5mm以上としてもよい。
一方、複数の第2長手部21bは、ワークWの被加熱領域Whの両側に隣接して長手方向に延びる隣接領域Wsを加熱するように搬送されるワークWの隣接領域Wsに対向する位置に配置されている。複数の第2長手部21bは何れも搬送手段の搬送方向と略平行に配置されている。
この実施形態では、加熱コイル20の各第2長手部21bは第1長手部から離間して配置されている。ここでは図5(c)に示すように、図5(b)と同程度に第2長手部21bを第1長手部と近接させると、第2長手部21bと第1長手部とで生じる磁場が互いに打ち消されて、各長手部21a,21bで生じるワークWの昇温領域Wha,Whbが小さくなる。そのため、各第2長手部21bを第1長手部から、例えば複数の第1長手部21a間の間隔よりも離間させて、各長手部21で生じる磁場が打ち消されて加熱効率が低下するのを防止できる程度にしている。
なお、加熱コイル20の複数の第2長手部21bとワークWの隣接領域Wsとの間のギャップは、各第1長手部21aと被加熱領域Whとの間のギャップと同等としている。
本実施形態の加熱コイル20における複数の長手部21は、周囲にコアが装着されないコアレス状態で配置されている。コアレス状態とは、加熱コイル20の長手部21の周囲に、長手部21により形成される磁束を集中させるためのコアを装着しない状態である。
各種の部材を高温に誘導加熱する場合、加熱コイル20の周囲にコアを装着することで、加熱時に磁束を集中させて加熱効率を向上できる。ところが、薄板立体形状のワークWでは、装置に導入されるワークWの形状に誤差が存在する場合が多く、また加熱時にワークWの変形が生じ易い。特にワークWの一部を加熱する場合には大きな変形が生じ易い。そのため、形状の誤差や大きな変形が生じても加熱できるように、加熱コイル20とワークWとのギャップを大きく設けるとすれば、コアが加熱されてコア自体や加熱コイルが熱により劣化が生じる。そこでこの実施形態では、複数の長手部21をコアレス状態で配置する。
このような連続加熱装置10の動作について説明すると、まず一対の勝手反対の加熱コイル20を連続加熱装置10の所定位置に固定し、電力を常時給電しておく。この状態で複数のワークWを順次搬送手段11により載置して長手方向に沿って略一定速度で移動させる。
するとワークWの被加熱領域Whが、加熱コイル20の複数の第1長手部21aと対向する位置を通過することで、被加熱領域Whが所定温度範囲に加熱される。これと同時に、ワークWの隣接領域Wsが複数の第2長手部21bと対向する位置を通過することで、隣接領域Wsが所定温度範囲に加熱される。
そしてワークWを順次供給することで、長時間連続して多数のワークWを加熱処理することが行われる。
以上のような加熱コイル20を用いた連続加熱装置10によれば、複数の長手部21が直列に連結されて長手方向に延びているため、加熱コイルに通電してワークWを長手方向に沿って相対移動させれば、長手方向に連続する被加熱領域Whに各長手部21a,21bを長い距離で対向させることができるので、充分に加熱できる。そのため加熱コイル20とワークWとのギャップを大きくできる。
その際、ワークWの被加熱領域Whに対向配置される複数の第1長手部21aに同じ向きに電流が流れるため、各第1長手部21aにより生じる磁場が打消し合うことがなく、加熱効率を向上できる。また第1長手部21aと逆向きに電流が流れる第2長手部21bが第1長手部21aから離間して配置されているので、加熱効率を低下し難い。
そのため、通電時に複数の長手部21及び連結部23が加熱され難く、長時間連続して使用することができる。また加熱コイル20とワークWとのギャップを大きくできるため、薄肉立体形状のワークWの一部を加熱した際に大きな変形が生じても、加熱コイル20とワークWとが接触するようなことを防止でき、薄肉立体形状のワークWを長時間連続して加熱することができる。
また複数の第1長手部21a及び第2長手部21bが直列に連結され、通電時に逆方向に電流が流れることで逆位相となるため、互いに略平行に配置された第1長手部21aと第2長手部21bとの間隔を調整することで、昇温領域の幅を容易に調整することができる。
例えば、第1長手部21aに対してワークWの角部を介して配置される第2長手部21bの相対位置をワークWに応じて調整することにより、第1長手部21a及び第2長手部21bの昇温領域の幅を狭くし、各昇温領域にワークWの角部が含まれないようにすることも可能である。これにより、ワークWの角部の過加熱を防止しつつ、被加熱領域Whの加熱温度を上昇させることもできる。
この実施形態の加熱コイル20では、複数の長手部21を周囲にコアが装着されないコアレス状態で配置されているので、加熱コイル20とワークWとの間の間隔を広くしてもコアが加熱されてコア自体や加熱コイル20が劣化するようなことがない。そのため、ワークWと加熱コイル20との間のギャップを大きく設けることが可能で、ワークWの形状にバラツキが存在したり、加熱時の変形が大きく生じたりしても、ワークWと加熱コイル20とが衝突したり接触したりするのを防止できる。その結果、薄肉立体形状のワークWを長手方向に移動させつつ長時間連続して加熱することが可能である。
この実施形態の加熱コイル20では、隣り合う第1長手部21a同士が互いに近接配置されているので、各第1長手部21a間の磁束密度を高めることができる。そのため、各第1長手部21aの対向する領域を昇温するだけでなく、各第1長手部21aの対向する領域間の領域も昇温できる。
このように、各第1長手部21aにより加熱されたワークWの所定温度範囲の昇温領域Whaを連続させれば、隣り合う第1長手部21aにより所定温度範囲に加熱される昇温領域Whaを広げて、発熱量及び加熱効率を向上することができる。
その結果、加熱コイル20の第1長手部21a同士を互いに近接配置することで、コアを配置していない開放状態であっても、コアを配置した場合と同程度の加熱効率を得ることが可能である。
この実施形態の加熱コイル20よれば、第2長手部21bが被加熱領域Whに隣接して長手方向に延びる隣接領域Wsに対向可能に配置されているので、第2長手部21bにより隣接領域Wsを加熱できる。これにより、ワークWの被加熱領域Whから隣接領域Wsへの伝熱で被加熱領域Whの温度が低下することを防止でき、所定温度範囲を保ち易くできる。
なお上記実施形態は本発明の範囲内において適宜変更可能である。例えば上記実施形態では、複数の第1長手部21aを互いに近接配置した例について説明したが、被加熱領域Whの幅が広い場合には、互いに離間させて配置しても本発明を適用することは可能である。
上記実施形態では、加熱対象のワークWとして、長方形の断面形状が連続した中空部材を加熱したが、ワークWの形状は長手方向に連続した被加熱領域を有する薄肉立体形状であれば特に限定されるものではない。
例えば長手方向と直交する断面形状が、図7に示すような矩形のワークWでもよい。その場合、図中の頂面をワークWの被加熱領域Whとして設定したとすると、加熱コイル20にはその頂面に対向配置可能な一対の第1長手部21aを設ける。また頂面と隣接するワークWの左右の側面の頂面側を隣接領域Wsとして設定し、各隣接領域Wsに対向配置して第2長手部21bをそれぞれ設けることで、上記実施形態と同様に本発明を適用することができる。
また、長手方向と直交する断面形状が、図8に示すような略C字形状のワークWで内側端が内部側に折り曲げ整形されているものであってもよい。その場合、ワークWの略C字形状の両端側における図中の頂面を被加熱領域Whとして設定し、ワークWの両側面及び内側端面を隣接領域Wsとして設定する。そして、加熱コイル20には、頂面に対向配置可能な一対の第1長手部21aを設ける。またワークWの頂面と隣接する左右の側面の頂面側には隣接領域Wsとして設定し、各隣接領域Wsに近接配置される第2長手部21bをそれぞれ設ければよい。
さらに、長手方向と直交するワークWの断面形状が円形、楕円形、略コ字状、略L字状、略H字状、各種の異形形状などであっても、何ら制限されることなく本発明を同様に適用することができる。
上記実施形態では、加熱コイル20に長手部21を4本設けた例について説明したが、第1長手部21a及び第2長手部21bの数は特に限定されない。その場合であっても、ワークWの被加熱領域Whに第1長手部21を複数並べて配置するのが好適である。
W ワーク
Wh 被加熱領域
Wha 昇温領域
Ws 隣接領域
10 連続加熱装置
11 搬送手段
12 駆動ローラ
20 加熱コイル
21 長手部
21a 第1長手部
21b 第2長手部
23 連結部
25 リード部

Claims (5)

  1. 長手方向に連続した被加熱領域を有する薄肉立体形状のワークを前記長手方向に移動させつつ前記被加熱領域を誘導加熱するための加熱コイルであって、
    前記ワークの長手方向に延びる複数の長手部と、該複数の長手部を直列に連結する複数の連結部と、を備え、
    前記複数の長手部は、前記ワークの表面の一部に長手方向に連続して設定された前記被加熱領域に対向配置されて通電時に同じ向きに電流が流れる複数の第1長手部と、該第1長手部から離間して配置され、通電時に該第1長手部とは逆向きに電流が流れ、前記被加熱領域に隣接して長手方向に延びる隣接領域に対向配置された第2長手部と、を有する、加熱コイル。
  2. 前記複数の長手部は、その周囲にコアが装着されないコアレス状態で配置されている、請求項1に記載の加熱コイル。
  3. 前記各第1長手部により加熱された前記ワークの所定温度範囲の昇温領域が互いに連続するように、隣り合う上記第1長手部同士が近接配置されている、請求項1又は2に記載の加熱コイル。
  4. 前記ワークは角部を有し、前記第1長手部と前記第2長手部とは前記角部を介して配置されている、請求項1に記載の加熱コイル。
  5. 薄肉立体形状の前記ワークを一方向に移動させる搬送手段と、請求項1乃至4の何れかに記載の加熱コイルと、を備えた連続加熱装置。
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