JP6178097B2 - 保護回路モジュールおよび電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、保護回路モジュールおよび電池パックに関する。なお、保護回路モジュールは、保護回路と、他の半導体素子(トランジスタなど)により形成される。電池パックは、保護回路モジュール及び二次電池を有する。
電池パックに内蔵されているリチウム二次電池などの二次電池は、過充電または過放電状態にあると、副反応が起こることによる劣化が生じ、寿命が短くなる。さらに、内部短絡による発火などの恐れがある。そのため、過充電電圧以上または過放電電圧以下において電源を遮断する保護回路モジュールが用いられる。
保護回路モジュールは、二次電池の電圧や充放電電流を監視する保護回路及び電流を遮断するためのスイッチ等により構成される。保護回路は、二次電池の異常を検出したときに、電流遮断用のスイッチを制御して電池パックにおける電力の入出力を遮断する機能を有する。
二次電池の放電が進み、電池電圧が放電下限電圧未満になると保護回路が作動し、電流遮断用のスイッチにより、外部の負荷に流れ込む放電電流を遮断することで、二次電池の過放電を防止する。
また、充電が進んで電池電圧が充電上限電圧を超えると保護回路が作動し、電流遮断用のスイッチにより、二次電池に流れ込む充電電流を遮断することで、二次電池の過充電を防止する(例えば特許文献1参照。)。
特開2010−187532号公報
以上のように、保護回路は、二次電池の電圧や充放電電流を監視し、電流遮断用のスイッチを制御して二次電池と外部との電気的な経路を遮断することによって、過放電および過充電を防止する。
しかし二次電池と外部との経路は、スイッチを制御して電気的に遮断されているが、物理的に遮断されているわけではないため、例えばスイッチに用いられているトランジスタのオフ電流が流れてしまう。
そのため、例えば過放電を防止するためにスイッチを構成するトランジスタをオフ状態とした場合でも、二次電池と外部の負荷が接続されている状態では、徐々に放電が進んでしまう。それによって、過放電が徐々に進行し、二次電池の劣化または破損などを引き起こすことが懸念される。
同様に、過充電によりスイッチをオフした場合においても、該スイッチを構成するトランジスタのオフ電流により、徐々に過充電が進行し、二次電池の破損などを引き起こすことが懸念される。
そこで本発明の一態様は、上記問題に鑑み、電池パックの保護回路において電流遮断用のスイッチに用いるトランジスタのリーク電流を低減させ、安全かつ高寿命な保護回路モジュールおよび電池パックを提供することを課題とする。
本発明の一態様は、保護回路と、充電制御用スイッチと、放電制御用スイッチと、を有し、充電制御用スイッチおよび放電制御用スイッチは保護回路に電気的に接続され、保護回路は、二次電池の電圧を検出し所定の電圧と比較して、その比較結果に応じた制御信号を充電制御用スイッチまたは放電制御用スイッチに出力して、充電制御用スイッチまたは放電制御用スイッチを導通または非導通とし、充電制御用スイッチおよび放電制御用スイッチは、酸化物半導体を有するトランジスタと、酸化物半導体を有するトランジスタと並列に接続するダイオードと、を有する保護回路モジュールである。
本発明の一態様は、上記トランジスタのゲートと、保護回路が電気的に接続されている保護回路モジュールである。
本発明の一態様は、上記ダイオードは、酸化物半導体を有するダイオードであることが好ましい。
本発明の一態様は、酸化物半導体は、In、Ga、Sn及びZnから選ばれた一種以上の元素を含むことを特徴とする保護回路モジュールである。
本発明の一態様は、保護回路と積層して、充電制御用スイッチおよび放電制御用スイッチが形成される保護回路モジュールである。
本発明の一態様は、保護回路モジュールと、二次電池と、を有し、二次電池、充電制御用スイッチおよび放電制御用スイッチは、直列に接続される電池パックである。
本発明の一態様は、上記二次電池は、リチウム二次電池を用いることができる。なおリチウム二次電池とは、キャリアイオンとしてリチウムイオンを用いる二次電池をいう。また、リチウムイオンの代わりに用いることが可能なキャリアイオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、カルシウム、ストロンチウム、バリウム等のアルカリ土類金属イオン、ベリリウムイオン、またはマグネシウムイオン等がある。
本発明の一態様により、電池パックの保護回路において電流遮断用のスイッチに用いるトランジスタのリーク電流を低減させ、安全かつ高寿命な保護回路モジュールおよび電池パックを提供することができる。
本発明の一形態に係る電池パックおよびダイオードを示す回路図。 本発明の一形態に係る電池パックを示す回路図。 本発明の一形態に係る電池パックを示す回路図。 本発明の一形態に係るトランジスタを示す断面図。 電子機器を説明する図。
本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する本発明の構成において、同一部分または同様な機能を有する部分には、同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。
なお、本明細書で説明する各図において、各構成の大きさ、膜の厚さ、または領域は、明瞭化のために誇張されている場合がある。よって、必ずしもそのスケールに限定されない。
また、本明細書にて用いる第1、第2、第3などの用語は、構成要素の混同を避けるために付したものであり、数的に限定するものではない。そのため、例えば、「第1の」を「第2の」または「第3の」などと適宜置き換えて説明することができる。
また本明細書においては、トランジスタのソースとドレインは、一方をドレインと呼ぶとき他方をソースとする。すなわち、電位の高低によって、それらを区別しない。従って、本明細書において、ソースとされている部分をドレインと読み替えることもできる。
また本明細書においては、トランジスタのゲートを、ゲートまたはゲート電極と呼び、それらを区別しない。さらにトランジスタのソースとドレインを、ソース及びドレイン、ソース領域及びドレイン領域、またはソース電極及びドレイン電極と呼び、それらを区別しない。
(実施の形態1)
図1に、本発明の一態様に係る電池パック500の構成について、一例として回路図を示す。
図1(A)に示すように、電池パック500は保護回路モジュール100と、二次電池110によって構成されている。なお、図1(B)は、図1(A)に示す保護回路モジュール100におけるダイオード204およびダイオード304について代用可能である別形態の回路図を示す。
また、保護回路モジュール100は、保護回路102、放電制御用スイッチ200、充電制御用スイッチ300によって構成される。保護回路102は、二次電池110と並列に接続されており、VDD端子およびVSS端子により二次電池の電位を検出し、その結果に応じて放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300を制御する。さらに、保護回路102は、二次電池110の充電時において、二次電池110に供給される電流(充電電流)を検出する機能を有していても良い。また、二次電池110の放電時において、二次電池110から流れる電流(放電電流)を検出する機能を有していても良い。
二次電池110として、例えば、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、燃料電池、空気電池、リチウム二次電池等を用いることができる。また、二次電池の代わりに、キャパシタ(例えばリチウムイオンキャパシタなど。)を用いてもよい。
また、二次電池110は複数設けることができる。必要とする起電力に応じて、二次電池110を直列に接続させて用いてもよく、それぞれの二次電池110の電位を検出するように、保護回路102と接続させればよい。
放電制御用スイッチ200は、トランジスタ202およびダイオード204が並列に接続して形成される。また、充電制御用スイッチ300は、トランジスタ302およびダイオード304が並列に接続して形成される。
また、放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300は、二次電池110と直列に接続されている。放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300は外部との充放電経路上に設けられており、放電制御用スイッチ200または充電制御用スイッチ300を電気的に遮断することによって、過放電または過充電を防止する機能を有する。
二次電池110の電圧が、放電により放電禁止電圧以下となった場合、放電制御用スイッチ200を制御することによって、外部と二次電池110との経路が遮断される。
二次電池110の電圧が、充電により満充電電圧以上となった場合、充電制御用スイッチ300を制御することによって、外部と二次電池110との経路が遮断される。
以上のような動作によって、二次電池の過充電または過放電を防止することができる。ただし、放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300は、それぞれトランジスタとダイオードによって構成されており、保護回路102からの制御信号によってトランジスタ202またはトランジスタ302をオフ状態とすることによって、放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300を切断しても、トランジスタ202またはトランジスタ302のオフ状態におけるリーク電流(オフリーク電流ともいう。)が流れることによって、徐々に過放電または過充電が進行してしまう。
そのため、本発明の一態様に示すように、放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300を構成するトランジスタに、酸化物半導体を有するトランジスタを用いることによって、オフリーク電流を低減させることができるため、二次電池の過充電および過放電による劣化を抑制することができる。
さらに、放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300を構成するダイオードにも、酸化物半導体を有するダイオードを用いることが好ましい。例えば、p型のシリコンウェハと、n型の酸化物半導体を用いることによって、ダイオードを形成することができる。
本発明における酸化物半導体は、例えばIn−Ga−Zn系酸化物などを用いることができ、このような酸化物半導体は、エネルギーギャップが2eV以上、好ましくは2.5eV以上、より好ましくは3eV以上である。このように、エネルギーギャップの広い酸化物半導体を用いることで、トランジスタおよびダイオードのオフリーク電流を低減することができる。
また、酸化物半導体はエネルギーギャップが広いため、高耐圧のトランジスタおよびダイオードを形成することができる。
このように、酸化物半導体を有するトランジスタおよびダイオードを放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300に用いることによって、放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300におけるオフリーク電流を低減させることができるため、二次電池の過充電および過放電による劣化を抑制することができる。
またダイオードは、図1(A)に示したようなダイオード204およびダイオード304に限らず、ダイオード特性を示す素子であればよい。例えば図1(B)に示すように、ダイオード204の代わりにダイオード接続したトランジスタ206を、ダイオード304の代わりにダイオード接続したトランジスタ306を、それぞれ用いることができる。
このように、トランジスタを用いてダイオード特性を示す素子を形成することによって、放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300の作製工程を簡略化することができるため好ましい。また、酸化物半導体をダイオード接続したトランジスタ206およびダイオード接続したトランジスタ306に用いることによって、オフリーク電流を低減させることができるため、二次電池の過充電および過放電による劣化を抑制することができる。
本発明の一態様における酸化物半導体は、例えばスパッタリング法などによって形成することができ、特に高温プロセスを必要としないため、薄膜の酸化物半導体膜を用いたトランジスタを積層させることによる多層化を、容易に行うことができる。
また、本実施の形態において、トランジスタ202、トランジスタ302、ダイオード接続したトランジスタ206およびダイオード接続したトランジスタ306は、n型のトランジスタを示したが、これに限定されるものではなく、p型のトランジスタを用いてもよい。
また、本発明の一態様における酸化物半導体膜は、単結晶、多結晶(ポリクリスタルともいう。)または非晶質などの状態をとる。
好ましくは、酸化物半導体膜は、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline Oxide Semiconductor)膜とする。
酸化物半導体膜は、例えば非単結晶を有してもよい。非単結晶は、例えば、CAAC(C Axis Aligned Crystal)、多結晶、微結晶、非晶質部を有する。非晶質部は、微結晶、CAACよりも欠陥準位密度が高い。また、微結晶は、CAACよりも欠陥準位密度が高い。なお、CAACを有する酸化物半導体を、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline Oxide Semiconductor)と呼ぶ。
酸化物半導体膜は、例えばCAAC−OSを有してもよい。CAAC−OSは、例えば、c軸配向し、a軸または/およびb軸はマクロに揃っていない。
酸化物半導体膜は、例えば微結晶を有してもよい。なお、微結晶を有する酸化物半導体を、微結晶酸化物半導体と呼ぶ。微結晶酸化物半導体膜は、例えば、1nm以上10nm未満のサイズの微結晶(ナノ結晶ともいう。)を膜中に含む。
酸化物半導体膜は、例えば非晶質部を有してもよい。なお、非晶質部を有する酸化物半導体を、非晶質酸化物半導体と呼ぶ。非晶質酸化物半導体膜は、例えば、原子配列が無秩序であり、結晶成分を有さない。または、非晶質酸化物半導体膜は、例えば、完全な非晶質であり、結晶部を有さない。
なお、酸化物半導体膜が、CAAC−OS、微結晶酸化物半導体、非晶質酸化物半導体の混合膜であってもよい。混合膜は、例えば、非晶質酸化物半導体の領域と、微結晶酸化物半導体の領域と、CAAC−OSの領域と、を有する。また、混合膜は、例えば、非晶質酸化物半導体の領域と、微結晶酸化物半導体の領域と、CAAC−OSの領域と、の積層構造を有してもよい。
なお、酸化物半導体膜は、例えば、単結晶を有してもよい。
酸化物半導体膜は、複数の結晶部を有し、当該結晶部のc軸が被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向に揃っていることが好ましい。なお、異なる結晶部間で、それぞれa軸およびb軸の向きが異なっていてもよい。そのような酸化物半導体膜の一例としては、CAAC−OS膜がある。
なお、当該結晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさであることが多い。また、透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)による観察像では、CAAC−OS膜に含まれる非晶質部と結晶部との境界、結晶部と結晶部との境界は明確ではない。また、TEMによってCAAC−OS膜には明確な粒界(グレインバウンダリーともいう。)は確認できない。そのため、CAAC−OS膜は、粒界に起因する電子移動度の低下が抑制される。
CAAC−OS膜に含まれる結晶部は、例えば、c軸がCAAC−OS膜の被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向になるように揃い、かつab面に垂直な方向から見て金属原子が三角形状または六角形状に配列し、c軸に垂直な方向から見て金属原子が層状または金属原子と酸素原子とが層状に配列している。なお、異なる結晶部間で、それぞれa軸およびb軸の向きが異なっていてもよい。本明細書において、単に垂直と記載する場合、80°以上100°以下、好ましくは85°以上95°以下の範囲も含まれることとする。また、単に平行と記載する場合、−10°以上10°以下、好ましくは−5°以上5°以下の範囲も含まれることとする。
なお、CAAC−OS膜において、結晶部の分布が一様でなくてもよい。例えば、CAAC−OS膜の形成過程において、酸化物半導体膜の表面側から結晶成長させる場合、被形成面の近傍に対し表面の近傍では結晶部の占める割合が高くなることがある。また、CAAC−OS膜へ不純物を添加することにより、当該不純物添加領域において結晶部が非晶質化することもある。
CAAC−OS膜に含まれる結晶部のc軸は、CAAC−OS膜の被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向になるように揃うため、CAAC−OS膜の形状(被形成面の断面形状または表面の断面形状)によっては互いに異なる方向を向くことがある。また、結晶部は、成膜したとき、または成膜後に加熱処理などの結晶化処理を行ったときに形成される。従って、結晶部のc軸は、CAAC−OS膜が形成されたときの被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向になるように揃う。
CAAC−OS膜を用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動が小さい。よって、当該トランジスタは、信頼性が高い。
なお、酸化物半導体膜を構成する酸素の一部は窒素で置換されてもよい。
以上に示したようなCAAC−OS膜をトランジスタに用いることによって、よりリーク電流の小さいトランジスタを形成することができる。
(過放電における制御動作)次に、図2(A)を用いて、二次電池110が過放電となった場合の動作について説明する。図2(A)は、図1(A)に示した電池パックに、外部負荷150が接続された電池パック600である。なお、図2(A)では外部負荷150として抵抗素子を示したが、これに限らず、二次電池110からの電力を消費するものであればよい。
電池パック600において、二次電池110を放電させることによって外部負荷150へ電力を供給し、二次電池110の電圧が放電禁止電圧以下となった場合、放電制御用スイッチ200におけるトランジスタ202に対して保護回路102から制御信号を出力することによって、トランジスタ202をオフ状態とする。それによって二次電池110からの放電経路が遮断され、過放電を防止することができる。また、その後、二次電池110が充電されて二次電池110の電位が上昇すると、該電位を保護回路102で検出して、トランジスタ202へ制御信号を出力し、トランジスタ202をオン状態とする。
(過充電における制御動作)次に、図2(B)を用いて、二次電池110が過充電となった場合の動作について説明する。図2(B)は、図1(A)に示した電池パックに、充電用電源160が接続された電池パック700である。なお、図2(B)に示す充電用電源160以外に、二次電池110へ電力を供給するものを接続してもよい。
電池パック700において、充電用電源160から二次電池110へ電力を供給することによって、二次電池110を充電させ、二次電池110の電圧が満充電電圧以上となった場合、充電制御用スイッチ300におけるトランジスタ302に対して保護回路102から制御信号を出力することによって、トランジスタ302をオフ状態とする。それによって充電用電源160からの充電経路が遮断され、過充電を防止することができる。また、その後、二次電池110が放電されて二次電池110の電位が低下すると、該電位を保護回路102で検出して、トランジスタ302へ制御信号を出力し、トランジスタ302をオン状態とする。
以上に示した動作によって、過放電および過充電を防止することができる。
本発明の一態様に示すように、電池パックの保護回路において電流遮断用のスイッチに用いるトランジスタに酸化物半導体、好ましくはCAAC−OS膜を用いることによって、トランジスタのオフリーク電流を低減させ、それによって安全かつ高寿命な保護回路モジュールおよび電池パックを提供することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態1に示した電池パック500と異なる電池パックの回路構成について、図3を用いて説明する。
図3に示す電池パック800は、実施の形態1に示した保護回路モジュール100に、さらに保護抵抗165、ヒューズ170およびサーミスタ180を備えた保護回路モジュール101を有する電池パック800である。なお、図3では保護抵抗165、ヒューズ170およびサーミスタ180を備えた保護回路モジュール101を示したが、保護抵抗165、ヒューズ170およびサーミスタ180のいずれか一以上を備えた構成でも構わない。
保護抵抗165は、保護回路102と接続されており、それによって保護回路102において、充放電経路に流れる電流を検出する。保護抵抗165は、二次電池110と接続する充放電経路において、異常な大電流が流れることによる電池パック800の破損を防止するための抵抗である。例えば、電池パックの正極および負極が短絡した場合において、大電流が回路内を流れることによって二次電池の劣化や、保護回路の破壊が発生するのを防止する。異常な電流を検出した場合、放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300をともに遮断する。
ヒューズ170は、上記示した保護抵抗165と同様の目的で設けられ、二次電池110と接続する充放電経路において、異常な大電流が流れることによる電池パック800の破損を防ぐための素子である。保護抵抗165を用いて異常電流を検出し、それによって放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300を電気的に遮断するのとは異なり、ヒューズ170は、充放電経路内に設けられており、異常な電流がヒューズ170に流れることによるジュール熱の発生でヒューズが溶けることによって、充放電経路を物理的に遮断する。
サーミスタ180は、温度変化によって電気抵抗の変化が大きい抵抗であり、この抵抗値を検出することによって温度を測定するセンサとして機能する。サーミスタ180を設けることによって、充放電時に二次電池110の温度が許容温度を超えないように監視することができる。また、サーミスタ180を保護回路102に接続し、保護回路においてサーミスタ180の抵抗値から温度を検出するための回路を設ける構成としても構わない。それによって、サーミスタ180によって検出した温度が異常な温度となった場合、保護回路102から放電制御用スイッチ200および充電制御用スイッチ300へ制御信号を出力し、充放電経路を遮断させることができる。
以上のように、本実施の形態における電池パックにおいても、電池パックの保護回路において電流遮断用のスイッチに用いるトランジスタに酸化物半導体、好ましくはCAAC−OS膜を用いることによって、トランジスタのオフリーク電流を低減させ、それによって安全かつ高寿命な保護回路モジュールおよび電池パックを提供することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、図4を用いて、実施の形態1に示す保護回路102を構成している素子であるトランジスタ900と、放電制御用スイッチ200におけるトランジスタ202(充電制御用スイッチ300におけるトランジスタ302も同様。)の構成を、断面図で一例として示す。
本実施の形態では、トランジスタ900は半導体基板901の一部を有するトランジスタ、トランジスタ202は酸化物半導体を有するトランジスタを示しているが、これに限定されるものではない。また、トランジスタ900上に積層させてトランジスタ202が形成された構成を示すが、積層順は逆でもよく、また同一平面状にトランジスタが形成されていてもよい。
トランジスタ900は、半導体基板901と、半導体基板901に設けられた素子分離絶縁膜902と、半導体基板901上のゲート絶縁膜904と、ゲート絶縁膜904上のゲート電極905と、半導体基板901においてゲート電極905と重畳しない領域に形成されたソース領域およびドレイン領域903と、層間絶縁膜906と、層間絶縁膜を加工して形成したコンタクトホールにおいてゲート電極905およびソース領域およびドレイン領域903と接続する配線907と、を有する。
トランジスタ202は、下地絶縁膜908と、下地絶縁膜908上の酸化物半導体膜909と、酸化物半導体膜909と接するソース電極およびドレイン電極910と、ソース電極およびドレイン電極910上のゲート絶縁膜911と、ゲート絶縁膜911上において、酸化物半導体膜909と重畳するゲート電極912と、ゲート電極912およびゲート絶縁膜911上の層間絶縁膜913と、を有する。
なお、図4に示すように、トランジスタ202のバックチャネル側に、下地絶縁膜908を介してバックゲート電極920が形成されていてもよい。バックゲート電極920は、図4のように配線907と同一層によって形成してもよく、また別に設けても構わない。バックゲート電極920を設けることによって、トランジスタ202の閾値電圧を容易に制御することができる。
また、トランジスタ202はトップゲート構造について示したが、ボトムゲート構造でも構わない。
半導体基板901としては、単結晶シリコン基板(シリコンウェハ)、化合物半導体基板(SiC基板、GaN基板等)を用いることができ、本実施の形態においては、p型のシリコン基板を用いた場合について説明する。
また、半導体基板901の代わりに、SOI(Silicon On Insulator)基板として、鏡面研磨ウェハに酸素イオンを注入した後、高温加熱することにより、表面から一定の深さに酸化層を形成させるとともに、表面層に生じた欠陥を消滅させて作られた所謂SIMOX(Separation by IMplanted OXygen)基板や、水素イオン注入により形成された微小ボイドの熱処理による成長を利用して半導体基板を劈開するスマートカット法や、ELTRAN法(Epitaxial Layer Transfer:キャノン社の登録商標)等を用いて形成したSOI基板を用いてもよい。
素子分離絶縁膜902は、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法またはSTI(Shallow Trench Isolation)法等を用いて形成する。
ゲート絶縁膜904は、酸素雰囲気にて熱処理を行い(熱酸化法ともいう。)半導体基板901の表面を酸化させて酸化シリコン膜を形成することができる。また、熱酸化法により酸化シリコン膜を形成した後に、窒化処理を行うことによって酸化シリコン膜の表面を窒化させることにより、酸化シリコン膜と酸素と窒素を有するシリコン膜(酸化窒化シリコン膜)との積層構造で形成してもよい。また、プラズマCVD法などの堆積法を用いて成膜してもよい。
また、高誘電率物質(high−k材料ともいう)であるタンタル酸化物、酸化ハフニウム、酸化ハフニウムシリケート、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、などの金属酸化物、または酸化ランタンなどの希土類酸化物等を、CVD法、スパッタリング法等により形成してもよい。
ゲート電極905は、タンタル、タングステン、チタン、モリブデン、クロム、ニオブ等から選択された金属、またはこれらの金属を主成分とする合金材料若しくは化合物材料を用いることができる。また、リン等の不純物元素を添加した多結晶シリコンを用いることができる。また、金属窒化物膜と上記の金属膜の積層構造でゲート電極905を形成してもよい。金属窒化物としては、窒化タングステン、窒化モリブデン、窒化チタンを用いることができる。金属窒化物膜を設けることにより、金属膜の密着性を向上させることができ、剥離を防止することができる。
なお、ゲート電極905の側面にサイドウォール絶縁膜を有する構成としてもよい。サイドウォール絶縁膜を設けることによって、トランジスタのソースおよびドレイン間における電界を緩和することができ、素子の信頼性を向上させることができる。
ソース領域およびドレイン領域903は、ゲート電極905をマスクにして、半導体基板901に、導電性を付与する不純物元素を添加することによって形成することができる。このようにゲート電極905をマスクにすることによって、セルフアラインでソース領域およびドレイン領域903を形成することができる。本実施の形態では、p型のシリコン基板に対して、n型の導電性を付与するリン(P)を添加することによって、n型のシリコンからなるソース領域およびドレイン領域903を形成すればよい。
層間絶縁膜906は、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム、窒化酸化アルミニウム、窒化アルミニウムなどを用いればよく、積層または単層で設ければよい。なお、層間絶縁膜906に窒化シリコンをCVD法により形成することで、層間絶縁膜906に水素を多く含んだ膜を形成させることができる。このような層間絶縁膜906を用いて加熱処理を行うことによって、半導体基板へ水素を拡散させ、この水素により半導体基板におけるダングリングボンドを終端させ、それによって半導体基板中の欠陥を低減させることができる。
また、層間絶縁膜906として、BPSG(Boron Phosphorus Silicate Glass)などの無機材料、または、ポリイミド、アクリルなどの有機材料を用いて形成することで、層間絶縁膜906の平坦性を高めることができる。
配線907は、アルミニウム、チタン、クロム、ニッケル、銅、イットリウム、ジルコニウム、モリブデン、銀、タンタル、またはタングステンからなる単体金属、またはこれを主成分とする合金を単層構造または積層構造として用いる。例えば、シリコンを含むアルミニウム膜の単層構造、アルミニウム膜上にチタン膜を積層する二層構造、タングステン膜上にチタン膜を積層する二層構造、銅−マグネシウム−アルミニウム合金膜上に銅膜を積層する二層構造、チタン膜と、そのチタン膜上に重ねてアルミニウム膜を積層し、さらにその上にチタン膜を形成する三層構造などがある。なお、酸化インジウム、酸化錫または酸化亜鉛を含む透明導電材料を用いてもよい。
また、配線907はトランジスタ202のバックゲート電極として機能させることができる。
下地絶縁膜908は、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、窒化シリコン、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ジルコニウム、酸化イットリウム、酸化ガリウム、酸化ランタン、酸化セシウム、酸化タンタル及び酸化マグネシウムの一種以上を選択して、単層または積層で用いればよい。
また、下地絶縁膜908は十分な平坦性を有することが好ましい。具体的には、平均面粗さ(Ra)が1nm以下、好ましくは0.3nm以下、さらに好ましくは0.1nm以下となるように下地絶縁膜を設ける。上述の数値以下のRaとすることで、酸化物半導体膜に結晶領域が形成されやすくなる。なお、Raは、JIS B 0601:2001(ISO4287:1997)で定義されている算術平均粗さを曲面に対して適用できるよう三次元に拡張したものであり、「基準面から指定面までの偏差の絶対値を平均した値」で表現でき、数式(1)にて定義される。
Figure 0006178097
ここで、指定面とは、粗さ計測の対象となる面であり、座標((x,y,f(x,y)),(x,y,f(x,y)),(x,y,f(x,y)),(x,y,f(x,y))の4点で表される四角形の領域とし、指定面をxy平面に投影した長方形の面積をS、指定面の平均高さをZとする。Raは原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)にて測定可能である。
酸化窒化シリコンとは、その組成において、窒素よりも酸素の含有量が多いものを示し、例えば、酸素が50原子%以上70原子%以下、窒素が0.5原子%以上15原子%以下、シリコンが25原子%以上35原子%以下、水素が0原子%以上10原子%以下の範囲で含まれるものをいう。また、窒化酸化シリコンとは、その組成において、酸素よりも窒素の含有量が多いものを示し、例えば、酸素が5原子%以上30原子%以下、窒素が20原子%以上55原子%以下、シリコンが25原子%以上35原子%以下、水素が10原子%以上25原子%以下の範囲で含まれるものをいう。但し、上記範囲は、ラザフォード後方散乱法(RBS:Rutherford Backscattering Spectrometry)や、水素前方散乱法(HFS:Hydrogen Forward scattering Spectrometry)を用いて測定した場合のものである。また、構成元素の組成は、その合計が100原子%を超えない値をとる。
また、下地絶縁膜908は、加熱処理により酸素を放出する絶縁膜を用いると好ましい。
「加熱処理により酸素を放出する」とは、TDS(Thermal Desorption Spectroscopy:昇温脱離ガス分光法)分析にて、酸素原子に換算しての酸素の放出量が1.0×1018atoms/cm以上、好ましくは3.0×1020atoms/cm以上であることをいう。
ここで、TDS分析にて、酸素原子に換算しての酸素の放出量の測定方法について、以下に説明する。
TDS分析したときの気体の放出量は、スペクトルの積分値に比例する。このため、測定したスペクトルの積分値と標準試料の基準値との比により、気体の放出量を計算することができる。標準試料の基準値は、所定の原子を含む試料の、スペクトルの積分値に対する原子の密度の割合である。
例えば、標準試料である所定の密度の水素を含むシリコンウェハのTDS分析結果、及び絶縁膜のTDS分析結果から、絶縁膜の酸素分子の放出量(NO2)は、数式2で求めることができる。ここで、TDS分析で得られる質量数32で検出されるスペクトルの全てが酸素分子由来と仮定する。質量数32のものとしてほかにCHOHがあるが、存在する可能性が低いものとしてここでは考慮しない。また、酸素原子の同位体である質量数17の酸素原子及び質量数18の酸素原子を含む酸素分子についても、自然界における存在比率が極微量であるため考慮しない。
Figure 0006178097
H2は、標準試料から脱離した水素分子を密度で換算した値である。SH2は、標準試料をTDS分析したときのスペクトルの積分値である。ここで、標準試料の基準値を、NH2/SH2とする。SO2は、絶縁膜をTDS分析したときのスペクトルの積分値である。αは、TDS分析におけるスペクトル強度に影響する係数である。数式2の詳細に関しては、特開平6−275697公報を参照する。なお、上記絶縁膜の酸素の放出量は、電子科学株式会社製の昇温脱離分析装置EMD−WA1000S/Wを用い、標準試料として1×1016atoms/cmの水素原子を含むシリコンウェハを用いて測定する。
また、TDS分析において、酸素の一部は酸素原子として検出される。酸素分子と酸素原子の比率は、酸素分子のイオン化率から算出することができる。なお、上述のαは酸素分子のイオン化率を含むため、酸素分子の放出量を評価することで、酸素原子の放出量についても見積もることができる。
なお、NO2は酸素分子の放出量である。酸素原子に換算したときの放出量は、酸素分子の放出量の2倍となる。
酸化物半導体膜を用いたトランジスタの場合、下地絶縁膜から酸化物半導体膜に酸素が供給されることで、酸化物半導体膜と下地絶縁膜との界面準位密度を低減できる。この結果、トランジスタの動作などに起因して、酸化物半導体膜と下地絶縁膜との界面にキャリアが捕獲されることを抑制することができ、信頼性の高いトランジスタを得ることができる。
さらに、酸化物半導体膜の酸素欠損に起因して電荷が生じる場合がある。一般に酸化物半導体膜の酸素欠損は、一部がドナーとなりキャリアである電子を放出する。この結果、トランジスタのしきい値電圧がマイナス方向にシフトしてしまう。そこで、下地絶縁膜から酸化物半導体膜に酸素が十分に供給され、好ましくは酸化物半導体膜に酸素が過剰に含まれていることにより、しきい値電圧がマイナス方向へシフトする要因である、酸化物半導体膜の酸素欠損密度を低減することができる。
酸化物半導体膜909に用いる材料としては、少なくともインジウム(In)あるいは亜鉛(Zn)を含むことが好ましい。特にInとZnを含むことが好ましい。また、該酸化物半導体膜909を用いたトランジスタの電気特性のばらつきを減らすためのスタビライザーとして、それらに加えてガリウム(Ga)を有することが好ましい。また、スタビライザーとしてスズ(Sn)、ハフニウム(Hf)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)またはジルコニウム(Zr)を有することが好ましい。
また、他のスタビライザーとして、ランタノイドである、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)のいずれか一種あるいは複数種を有してもよい。
例えば、酸化物半導体として、酸化インジウム、酸化ガリウム、酸化スズ、酸化亜鉛、In−Zn系酸化物、Sn−Zn系酸化物、Al−Zn系酸化物、Zn−Mg系酸化物、Sn−Mg系酸化物、In−Mg系酸化物、In−Ga系酸化物、In−Ga−Zn系酸化物(IGZOとも表記する。)、In−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、Sn−Ga−Zn系酸化物、Al−Ga−Zn系酸化物、Sn−Al−Zn系酸化物、In−Hf−Zn系酸化物、In−La−Zn系酸化物、In−Ce−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系酸化物、In−Nd−Zn系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸化物、In−Gd−Zn系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化物、In−Ho−Zn系酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物、In−Yb−Zn系酸化物、In−Lu−Zn系酸化物、In−Sn−Ga−Zn系酸化物、In−Hf−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−Sn−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Hf−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系酸化物を用いることができる。
好ましくは、酸化物半導体膜909は、CAAC−OS膜とする。
また、CAAC−OSのように結晶部を有する酸化物半導体では、よりバルク内欠陥を低減することができる。さらに、表面の平坦性を高めることによって、アモルファス状態の酸化物半導体以上の移動度を得ることができる。表面の平坦性を高めるためには、平坦な表面上に酸化物半導体を形成することが好ましく、具体的には、平均面粗さ(Ra)が1nm以下、好ましくは0.3nm以下、より好ましくは0.1nm以下の表面上に形成するとよい。
酸化物半導体膜909は、スパッタリング法、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法、CVD法、パルスレーザ堆積法、ALD(Atomic Layer Deposition)法等を適宜用いることができる。また、酸化物半導体膜909は、スパッタリングターゲット表面に対し、概略垂直に複数の基板表面がセットされた状態で成膜を行うスパッタ装置を用いて成膜してもよい。
また、酸化物半導体膜909において、銅、アルミニウム、塩素などの不純物がほとんど含まれない高純度化されたものであることが望ましい。トランジスタの製造工程において、これらの不純物が混入または酸化物半導体膜909表面に付着する恐れのない工程を適宜選択することが好ましく、酸化物半導体膜909表面に付着した場合には、シュウ酸や希フッ酸などに曝す、またはプラズマ処理(NOプラズマ処理など)を行うことにより、酸化物半導体膜909表面の不純物を除去することが好ましい。具体的には、酸化物半導体膜909の銅濃度は1×1018atoms/cm以下、好ましくは1×1017atoms/cm以下とする。また酸化物半導体膜909のアルミニウム濃度は1×1018atoms/cm以下とする。また、酸化物半導体膜909の塩素濃度は2×1018atoms/cm以下とする。
ソース電極およびドレイン電極910は、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、銅(Cu)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)から選ばれた元素を含む金属膜、または上述した元素を成分とする金属窒化物膜(窒化チタン膜、窒化モリブデン膜、窒化タングステン膜等)を用いることができる。また、Al、Cuなどの金属膜の下側又は上側の一方または双方にTi、Mo、Wなどの高融点金属膜またはそれらの金属窒化物膜(窒化チタン膜、窒化モリブデン膜、窒化タングステン膜等)を積層させた構成としても良い。また、導電性の金属酸化物で形成しても良い。導電性の金属酸化物としては酸化インジウム(In)、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム酸化スズ(In−SnO)、酸化インジウム酸化亜鉛(In−ZnO)またはこれらの金属酸化物材料に酸化シリコンを含ませたものを用いることができる。
ゲート絶縁膜911は、プラズマCVD法又はスパッタリング法等により形成することができ、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ガリウム、酸化マグネシウム、酸化タンタル、酸化イットリウム、酸化ジルコニウム、酸化ランタン及び酸化ネオジムを含む材料から一種以上選択して、単層または積層して用いればよい。
また、ゲート絶縁膜911の材料として酸化ハフニウム、酸化イットリウム、ハフニウムシリケート(HfSi(x>0、y>0))、窒素が添加されたハフニウムシリケート(HfSiO(x>0、y>0))、ハフニウムアルミネート(HfAl(x>0、y>0))、酸化ランタンなどのhigh−k材料を用いることでゲートリーク電流を低減できる。また、ゲート絶縁膜911をキャパシタに用いる場合、容量を増加させることができるため好ましい。また、ゲート絶縁膜911は、単層構造としても良いし、積層構造としても良い。
ゲート電極912は、モリブデン、チタン、タンタル、タングステン、アルミニウム、銅、クロム、ネオジム、スカンジウム等の金属材料またはこれらを主成分とする合金材料を用いて形成することができる。また、ゲート電極912としてリン等の不純物元素をドーピングした多結晶シリコン膜に代表される半導体膜、ニッケルシリサイドなどのシリサイド膜を用いてもよい。ゲート電極912は、単層構造としてもよいし、積層構造としてもよい。
また、ゲート電極912は、酸化インジウム酸化スズ、酸化タングステンを含むインジウム酸化物、酸化タングステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム酸化物、酸化チタンを含むインジウム錫酸化物、酸化インジウム酸化亜鉛、酸化ケイ素を添加したインジウム錫酸化物などの導電性材料を適用することもできる。
また、ゲート絶縁膜911と接するゲート電極912の一層として、窒素を含む金属酸化物、具体的には、窒素を含むIn−Ga−Zn−O膜や、窒素を含むIn−Sn−O膜や、窒素を含むIn−Ga−O膜や、窒素を含むIn−Zn−O膜や、窒素を含むSn−O膜や、窒素を含むIn−O膜や、金属窒化膜(InN、SnNなど)を用いることができる。これらの膜は5eV(電子ボルト)以上、好ましくは5.5eV(電子ボルト)以上の仕事関数を有し、ゲート電極層として用いた場合、トランジスタの電気特性のしきい値電圧をプラスにすることができる。
層間絶縁膜913は、下地絶縁膜908と同様の材料により形成すればよい。
層間絶縁膜913は、比誘電率が小さく、かつ十分な厚さを有すると好ましい。例えば、比誘電率が3.8程度である酸化シリコン膜を用い、300nm以上1000nm以下の厚さとすればよい。層間絶縁膜913の表面は、大気成分などの影響でわずかに固定電荷を有し、その影響により、トランジスタのしきい値電圧が変動することがある。そのため、層間絶縁膜913は、表面に生じる電荷の影響が十分に小さくなるような範囲の比誘電率及び厚さとすることが好ましい。
以上に示したような構成によって、トランジスタ900と、トランジスタ202を形成することができる。また、このようにトランジスタ900とトランジスタ202を積層させて形成させることができるため、必要な占有面積を縮小することができる。
(実施の形態4)
本発明の一態様に係る保護回路モジュールまたは電池パックは、表示機器、パーソナルコンピュータ、記録媒体を備えた画像再生装置(代表的にはDVD:Digital Versatile Disc等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを有する装置)に用いることができる。その他に、本発明の一態様に係る保護回路モジュールまたは電池パックを用いることができる電子機器として、携帯電話、携帯型を含むゲーム機、携帯情報端末、電子書籍、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、デジタルオーディオプレイヤー等)、複写機、ファクシミリ、プリンター、プリンター複合機、現金自動預け入れ払い機(ATM)、自動販売機などが挙げられる。これら電子機器の具体例を図5に示す。
図5(A)は携帯型ゲーム機であり、筐体5001、筐体5002、表示部5003、表示部5004、マイクロホン5005、スピーカー5006、操作キー5007、スタイラス5008等を有する。なお、図5(A)に示した携帯型ゲーム機は、2つの表示部5003と表示部5004とを有しているが、携帯型ゲーム機が有する表示部の数は、これに限定されない。
図5(B)は携帯情報端末であり、第1筐体5601、第2筐体5602、第1表示部5603、第2表示部5604、接続部5605、操作キー5606等を有する。第1表示部5603は第1筐体5601に設けられており、第2表示部5604は第2筐体5602に設けられている。そして、第1筐体5601と第2筐体5602とは、接続部5605により接続されており、第1筐体5601と第2筐体5602の間の角度は、接続部5605により変更できる。第1表示部5603における映像の切り替えを、接続部5605における第1筐体5601と第2筐体5602との間の角度に従って、切り替える構成としても良い。また、第1表示部5603及び第2表示部5604の少なくとも一方に、位置入力装置としての機能が付加された表示装置を用いるようにしても良い。なお、位置入力装置としての機能は、表示装置にタッチパネルを設けることで付加することができる。或いは、位置入力装置としての機能は、フォトセンサとも呼ばれる光電変換素子を表示装置の画素部に設けることでも、付加することができる。
図5(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、筐体5401、表示部5402、キーボード5403、ポインティングデバイス5404等を有する。
図5(D)は電気冷凍冷蔵庫であり、筐体5301、冷蔵室用扉5302、冷凍室用扉5303等を有する。
図5(E)はビデオカメラであり、第1筐体5801、第2筐体5802、表示部5803、操作キー5804、レンズ5805、接続部5806等を有する。操作キー5804及びレンズ5805は第1筐体5801に設けられており、表示部5803は第2筐体5802に設けられている。そして、第1筐体5801と第2筐体5802とは、接続部5806により接続されており、第1筐体5801と第2筐体5802の間の角度は、接続部5806により変更できる。表示部5803における映像の切り替えを、接続部5806における第1筐体5801と第2筐体5802との間の角度に従って行う構成としても良い。
図5(F)は普通自動車であり、車体5101、車輪5102、ダッシュボード5103、ライト5104等を有する。
本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせて実施することができる。
100 保護回路モジュール
101 保護回路モジュール
102 保護回路
110 二次電池
150 外部負荷
160 充電用電源
165 保護抵抗
170 ヒューズ
180 サーミスタ
200 放電制御用スイッチ
202 トランジスタ
204 ダイオード
206 トランジスタ
300 充電制御用スイッチ
302 トランジスタ
304 ダイオード
306 トランジスタ
500 電池パック
600 電池パック
700 電池パック
800 電池パック
900 トランジスタ
901 半導体基板
902 素子分離絶縁膜
903 ソース領域およびドレイン領域
904 ゲート絶縁膜
905 ゲート電極
906 層間絶縁膜
907 配線
908 下地絶縁膜
909 酸化物半導体膜
910 ソース電極およびドレイン電極
911 ゲート絶縁膜
912 ゲート電極
913 層間絶縁膜
920 バックゲート電極
5001 筐体
5002 筐体
5003 表示部
5004 表示部
5005 マイクロホン
5006 スピーカー
5007 操作キー
5008 スタイラス
5101 車体
5102 車輪
5103 ダッシュボード
5104 ライト
5301 筐体
5302 冷蔵室用扉
5303 冷凍室用扉
5401 筐体
5402 表示部
5403 キーボード
5404 ポインティングデバイス
5601 筐体
5602 筐体
5603 表示部
5604 表示部
5605 接続部
5606 操作キー
5801 筐体
5802 筐体
5803 表示部
5804 操作キー
5805 レンズ
5806 接続部

Claims (5)

  1. 保護回路と、充電制御用スイッチと、放電制御用スイッチと、を有し、
    前記充電制御用スイッチおよび前記放電制御用スイッチは前記保護回路に接続され、
    前記保護回路は、二次電池の電圧を検出し所定の電圧と比較して、その比較結果に応じた制御信号を前記充電制御用スイッチまたは前記放電制御用スイッチに出力して、前記充電制御用スイッチまたは前記放電制御用スイッチを導通または非導通とし、
    前記充電制御用スイッチおよび前記放電制御用スイッチは、前記保護回路上に積層されており、
    前記充電制御用スイッチおよび前記放電制御用スイッチは、酸化物半導体を有する第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタと並列に接続するダイオードと、を有し、
    前記保護回路が有する第2のトランジスタは、シリコンを有し、
    前記第1のトランジスタは、バックゲート電極を有し、
    前記第2のトランジスタは、ソース領域またはドレイン領域が配線に接続されており、
    前記バックゲート電極と、前記配線とは、同一の層に位置することを特徴とする保護回路モジュール。
  2. 請求項1において、
    前記ダイオードは、酸化物半導体を有することを特徴とする保護回路モジュール。
  3. 請求項1または請求項において、
    前記酸化物半導体は、In、Ga、Sn及びZnから選ばれた一種以上の元素を含むことを特徴とする保護回路モジュール。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の保護回路モジュールと、二次電池と、を有し、
    前記二次電池、前記充電制御用スイッチおよび前記放電制御用スイッチは、直列に接続されることを特徴とする電池パック。
  5. 請求項において、
    前記二次電池は、リチウム二次電池であることを特徴とする電池パック。
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