JP6177662B2 - 携帯端末 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末に関し、特に、バッテリが過温状態となる異常時の動作に関する。
携帯端末において、バッテリが過温状態になったときに保護回路によりバッテリの充電及び放電を禁止する技術がある(特許文献1参照)。この技術により、バッテリが過温状態となることにより生じるバッテリの性能低下(短寿命化、液漏れなど)を防ぐことができる。
特開2008−135820号公報
しかしながら、上述の技術では、バッテリが過温状態になるとバッテリの充電及び放電が停止して携帯端末の動作がいきなり停止してしまうので、ユーザは、携帯端末が故障したと誤解する可能性がある。またバッテリが過温状態になった場合に、ユーザがそのことを認識せず携帯端末を高温環境下に放置してしまうと、バッテリの温度が下がらず性能低下が進行する可能性がある。
本発明は、係る問題に鑑みてなされたものであり、バッテリが過温状態になることにより動作が停止する場合に、その理由をユーザに認識させることができる携帯端末を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る携帯端末は、ディスプレイを備えた携帯端末であって、バッテリと、前記バッテリから電力供給を受けて充電されるスーパーキャパシタと、前記バッテリの温度を計測し、計測された温度が、前記バッテリが過温状態であることを示す規定温度以上であるか否かを判断する判断部と、前記判断部による判断結果が否定的である場合、前記携帯端末の電力供給源として前記バッテリを選択し、前記判断部による判断結果が肯定的である場合、前記携帯端末の非常用の電力供給源として前記スーパーキャパシタを選択する選択部と、前記判断部による判断結果が肯定的である場合に、前記バッテリが過温状態であることを示すエラーメッセージを前記ディスプレイに表示させる制御部とを備え、前記制御部は、前記ディスプレイに前記エラーメッセージを所定時間表示させた後、前記スーパーキャパシタから前記ディスプレイへの電力供給が遮断されるよう制御する。
上述の構成により、本発明に係る携帯端末は、バッテリが過温状態になったことにより動作を停止する場合に、停止する理由をユーザに認識させることができる。
(a)本発明の一実施形態に係る携帯電話機の外観を示す正面図、(b)携帯電話機の外観を示す側面図 図1(a)(b)にて示した携帯電話機の機能構成を示すブロック図 図2に示す各ブロック間の主要な制御信号のタイミング図 図2に示す制御部による、バッテリ過温時の処理を示すフローチャート 図2に示す制御部による、電源キー押下検出時の処理を示すフローチャート バッテリが過温状態になったときに表示部に表示されるエラー画像の一例を示す図 本発明の一変形例に係るエラー画像の一例を示す図
以下、本発明の携帯端末の一実施形態に係る携帯電話機1について図面を参照しながら説明する。携帯電話機1は、スマートフォンであり、バッテリを電力供給源として動作する。バッテリは、規定温度(一例として60℃)以上の状態(以下「過温状態」という。)で使用されると寿命が短くなるため、過温状態になったときに充電及び放電を停止する保護回路を備えている。
また、携帯電話機1は、バッテリに加え、上述の規定温度以上でも動作するスーパーキャパシタを備えている。このスーパーキャパシタは、バッテリが適温状態である間に、バッテリから電力供給を受けて充電される。ここで、適温状態とは、規定温度未満である状態をいう。
携帯電話機1は、通常、バッテリを電力供給源として動作し、バッテリが過温状態になると、電力供給源をスーパーキャパシタに切り替えて動作する。ここで、スーパーキャパシタは、蓄電できる電力量がバッテリに比べ非常に少ない。このため、携帯電話機1は、電力供給源がスーパーキャパシタに切り替わったときに、バッテリが過温状態になっていることを示すエラー画像を表示するのに必要ない部分への電力供給を遮断する。そして、携帯電話機1は、エラー画像を所定のエラー表示時間(一例として5秒)だけ表示し、電源オフ状態となる。
これにより、ユーザは、携帯電話機の動作が停止した場合に、その理由が、故障ではなく、バッテリが過温状態となったためであることを認識することができる。
<1.構成>
携帯電話機1は、図1(a)及び(b)に示すように、平板状の筐体の一面(正面)に表示部10、レシーバ11、マイクロフォン12、着信ランプ15、カメラ16を備え、一側面に電源キー13、音量調整キー14を備える。また、携帯電話機1は、図2に示すように、機能構成として表示部10、バッテリパック210、スーパーキャパシタ220、選択部230、昇圧部241、昇降圧部242、SW243、SW244、入力部250、制御部260、及び主機能部270を含んで構成される。
表示部10は、ディスプレイ及びディスプレイ制御LSIで構成されている。ディスプレイは、一例として液晶ディスプレイである。ディスプレイ制御LSIは、表示対象とする画像を表すデータを制御部260から取得し、取得したデータにより表される画像をディスプレイに表示させる機能を有する。
バッテリパック210は、携帯電話機1が通常の動作を行う場合に必要な電力を各デバイス、回路などに供給する電力供給源である。バッテリパック210は、図2に示すように、バッテリ211、温度スイッチIC212、及びSW214を含んで構成される。
バッテリ211は、リチウムイオン電池セルで実現されている。バッテリ211は、充電電力に応じた電圧(以下「バッテリ電圧」という。)を出力する(図2中のVCEL)。バッテリ電圧は、バッテリ211が満充電されているときには4.2V(ボルト)である。また、バッテリ211については使用可能な温度範囲(以下「使用温度範囲」という。)が規定されており、その上限温度は60℃である。
温度スイッチIC212は、温度センサ213とその制御回路から成るICで実現されている。温度スイッチIC212は、温度センサ213がバッテリ211の温度を検出できるよう配置される。温度スイッチIC212は、温度センサ213が規定温度以上の温度を検出すると、信号(SIG1)としてH(High)レベルの信号を出力し、規定温度未満の温度を検出すると、L(Low)レベルの信号を出力する機能を有する。ここで、規定温度はバッテリ211の使用温度範囲の上限温度である60℃としている。
SW214は、FET(Field Effect Transistor)などのスイッチ素子で構成される。SW214は、入力される制御用信号(SIG1)がHレベルである場合に、信号入力端子と信号出力端子とを接続状態(オン)にし、制御用信号がLレベルである場合に、信号入力端子と信号出力端子とを切断状態(オフ)にする機能を有する。SW214は、信号VBとして、オンになった場合VCELを出力し、オフになった場合グランドレベルの信号を出力する。
スーパーキャパシタ220は、電気二重層キャパシタで実現されている。スーパーキャパシタ220は、バッテリ211から昇圧部241を介して供給される電力により充電される。スーパーキャパシタ220は、表示部10にメッセージを表示させるのに必要な電力を供給する電力供給源である。スーパーキャパシタ220は、特に、表示部10にエラー画像を表示させるのに必要な構成要素である表示部10及び制御部260に対し電力を供給し、主機能部270への電力供給は行わない。また、スーパーキャパシタ220について規定されている使用温度範囲の上限温度は80℃である。スーパーキャパシタ220は、バッテリ211の使用温度範囲の上限温度よりも、20℃程度高温の環境下でも正常動作する。スーパーキャパシタ220の静電容量(以下「SC容量」という。)は1F(ファラド)である。以下、スーパーキャパシタ220が出力する信号をVSCと表す。
選択部230は、携帯電話機1の電源供給源としてバッテリ211及びスーパーキャパシタ220のいずれかを択一的に選択するための回路群である。選択部230は、図2に示すように、比較器231、反転器232、SW233、及びSW234を含んで構成される。
比較器231は、コンパレータICで実現されている。比較器231は、2つの電圧を比較して出力にHレベルかLレベルの信号を出力する機能を有する。具体的には、比較器231は、入力信号VBの電圧が、基準電圧Vref以上の場合にはHレベルの信号を出力し、Vref未満の低い場合にはLレベルの信号を出力する。Vrefは、3.3Vである。比較器231から出力される信号SIG2は、VCELの電圧が3.3V未満の場合はLレベルになり、VCELの電圧が3.3V以上である場合にはHレベルとなる。
反転器232は、インバータICで実現されている。反転器232は、入力される信号(SIG2)の論理(Hレベル、Lレベル)を反転させた信号(SIG3)を出力する機能を有する。
昇圧部241は、DC−DCコンバータで実現されている。昇圧部241にはVBが入力される。昇圧部241は、入力されるVBに係るバッテリ電圧を5Vに昇圧し、スーパーキャパシタ220に入力する。この昇圧は、スーパーキャパシタ220に効率良く充電するために行う。
昇降圧部242は、DC−DCコンバータで実現されている。昇降圧部242は、スーパーキャパシタ220が出力する信号VSCの電圧が、電力供給対象である制御部260等の動作電圧(3.8V)より低い場合には昇圧し、高い場合には動作電圧になるよう降圧して、電圧が動作電圧と一致する信号VAを出力する。
SW233、及びSW234は、FETなどのスイッチ素子で構成される。SW233及びSW234は、制御用の信号がHレベルである場合にオンになり、制御用の信号がLレベルである場合に、オフになる機能を有する。ここでSW234の制御用信号(SIG3)は、SW233の制御用信号(SIG2)が反転器232により反転されたものである。よってSW233及びSW234の一方がオンになると他方はオフになる。
すなわち、VCELの電圧がVref以上である間、SW233がオンしSW234がオフする。このとき、バッテリ211から出力されるVCELが、携帯電話機1が通常の動作をする場合に電力供給が必要な全構成要素に入力されることになる。
また、VCELの電圧がVref未満である間、SW234がオンしSW233がオフする。このときスーパーキャパシタ220から出力されるVSCが昇降圧部242により3.8Vの電圧に変換された信号VAが、表示部10にエラー画像を表示させるのに必要な各構成要素(一例として表示部10、制御部260、選択部230、昇圧部241、昇降圧部242、SW243、SW244、入力部250、及び制御部260)に入力されることになる。
SW243、及びSW244は、FETなどのスイッチ素子で構成される。
SW243は、制御用の信号であるCTL1がHレベルである場合にオンし、CTL1がLレベルである場合にオフする機能を有する。SW243は、主機能部270にバッテリ211から電力を供給するか否かを切り替えるスイッチである。SW243がオンになるとバッテリ211から主機能部270に電力が供給され、SW243がオフになるとバッテリ211から主機能部270に電力は供給されない。
SW244は、制御用の信号CTL2がHレベルである場合にオンし、CTL2がLレベルである場合にオフする機能を有する。SW244は、表示部10に、バッテリ211又はスーパーキャパシタ220から電力を供給するか否かを切り替えるスイッチである。SW244がオンになると、バッテリ211又はスーパーキャパシタ220から表示部10に電力が供給され、SW243がオフになると、表示部10に電力は供給されない。
入力部250は、タッチパネル、キーパッド等の入力デバイスで実現されている。入力部250は、ユーザがタッチパネル、キーパッド等を操作することによって入力されるユーザ指示を取得し、取得したユーザ指示を制御部260に通知する機能を有する。キーパッドは、ユーザが携帯電話機1に対し電源をオンにするよう指示するための電源キー13、及び音量調整キー14を含む。
制御部260は、プロセッサ及びメモリを含んで構成されており、携帯電話機1の全体動作を制御する機能を有する。ここで、制御部260の有する各機能は、メモリに記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。また、制御部260(より具体的にはプロセッサ)は、通常状態とスリープ状態とのいずれかの状態で動作する。通常状態とスリープ状態とのいずれで動作するかは制御部260自身が選択する。ここ制御部260に係る通常状態とは、制御部260が動作するのに十分な電圧を動作電圧としている状態である。また制御部260に係るスリープ状態とは、制御部260が作業するために最低限必要な電圧まで動作電圧を下げた状態である。制御部260がスリープ状態で動作することで、携帯電話機1について省電力化することができる。
また、制御部260は、タイマー及びADC261を含む。タイマーは、リアルタイムクロックIC(Integrated Circuit)で実現されており、時計機能を有する。ADC261は、ADコンバータである。
制御部260は、主な機能として、割り込み処理機能、スリープ制御機能、バッテリ温度変化検出機能、残表示回数算出機能、表示制御機能、電力供給制御機能、キーロック制御機能を有する。以下、制御部260が有する主な機能について順に説明する。
(1)割り込み処理機能
割り込み処理機能は、入力部250から割り込みを受け付け、割り込みに対応づけられた処理を実行する機能である。制御部260は、電源キー押下に対応する割り込みを受け付けた場合には、この割り込みに対応づけているスリープ制御機能を実行する。この割り込み処理機能は、図5のステップS501〜S503に対応する。
(2)スリープ制御機能
スリープ制御機能は、制御部260が通常状態とスリープ状態のいずれかで動作するかを制御する機能である。制御部260は、スリープ状態で電源キー押下に対応する割り込みを受け付けた場合には、スリープ状態から通常状態に移行する処理を行う。
また、制御部260は、通常状態で電源キー押下に対応する割り込みを受け付けた場合には、通常状態からスリープ状態に移行する処理を行う。このスリープ制御機能は、図4のステップS407、並びに図5のステップS503、504、S513、及びS527に対応する。
(3)バッテリ温度変化検出機能
バッテリ温度変化検出機能は、バッテリ211が適温状態であるか過温状態であるかを判断する機能である。バッテリ温度変化検出機能は、図4のステップS401、図5のステップS505に対応する。
(4)表示制御機能
表示制御機能は、表示部10にエラー画像を表示させる制御を行う機能である。エラー画像は、ユーザに対しバッテリ211が過温状態になっていることを知らせるための画像である。エラー画像(600)は、一例として図6に示すように、メッセージ601と、エラー表示残回数602とを含む画像である。メッセージ601は、バッテリ211が高温状態のため携帯電話機1が動作を停止している旨、バッテリ211の温度が下がるまで待てば動作が再開する旨のメッセージを含む。また、エラー表示残回数602は、残表示回数算出機能により算出した残表示可能回数を示す。残表示可能回数は、携帯電話機1の電力供給源としてスーパーキャパシタ220が選択されている場合に、スーパーキャパシタ220の現在の蓄電量で、何度、過温エラー画像を表示することができるかを表す。
制御部260は、表示部10に過温エラー画像を表示するよう指示する。指示した後、タイマーを用いて時間を測定し、エラー表示時間が経過するまで待つ。エラー表示時間が経過すると、表示部10は、表示部10に対し過温エラー画像の表示を中止するよう指示する。表示制御機能は、図4のステップS405、及び図5のステップS525に対応する。
(5)残表示回数算出機能
残表示可能回数算出機能は、残表示可能回数を算出する機能である。
制御部260は、ADC261により、スーパーキャパシタ220が出力している電圧の値を読み取り、読み取った値をデジタル値に変換する。以下、このデジタル値を「SC電圧値」という。制御部260は、スーパーキャパシタ220に蓄えられている蓄積電力量Wa(=1/2×(SC容量)×(SC電圧値)2)を算出する。ここで、制御部260は、予め、過温エラー画像をエラー表示期間だけ表示部10に表示させるために必要な電力量Wbを予め記憶している。制御部260は、WとWaを用いて表示可能回数(=Wa/Wb)を算出する。
例えば、SC容量が1F、SC電圧値が5Vの場合、Wa=1/2×1×52=12.5(ジュール)となる。また、携帯電話機1の動作電圧Vaが3.8V、エラー画像をエラー表示期間だけ表示部10に表示させる際に流れる電流Iaが0.1A、エラー表示期間tが5秒であるとすると、Wb=Va×Ia×t=3.8×0.1×5=1.9(ジュール)となる。このとき、表示可能回数は、Wa/Wb=12.5/1.9=6.5であることから6回となる。残表示可能回数は、(表示可能回数−1)回となる。
残表示回数算出機能は、図4のステップS403及びS404、並びに図5のステップS523及びS524に対応する。
ここで、エラー画像中に残表示可能回数を表示することにより奏し得る効果について補足説明する。電源キーを押下したときに表示部10にエラー画像が表示されると、携帯電話機1が故障したのではなく、バッテリ211がまだ過温状態であることを明示的に知ることができユーザにとって便利である。しかしながら、残表示可能回数は、エラー画像が表示されるごとに1ずつ減っていく。エラー画像に残表示可能回数を表示することで、ユーザは、電源キーを残表示可能回数押下してしまうまでに携帯電話機1を電源オンにできるよう、電源キーの押下間隔を調整することができるようになり、ユーザの利便性を増すことができる。
(6)電力供給制御機能
電力供給制御機能は、表示部10への電力供給のオン/オフを切り替える制御を行う機能である。制御部260は、バッテリ211が過温状態となり、電力供給源としてスーパーキャパシタ220が選択されているときは、主機能部270への電力供給を遮断する。これにより、エラー画像の表示に必要ない電力の消費を抑えて、スーパーキャパシタ220が蓄積する電力量によりエラー画像が表示できる回数を、主機能部270へ電力供給を継続する場合よりも増やすことができる。
また、電力供給源としてスーパーキャパシタ220が選択されている場合において、過温エラー画像を表示する間以外はスーパーキャパシタ220から表示部10への電力供給を遮断する。これにより、エラー画像の表示に必要ない電力の消費を抑えて、スーパーキャパシタ220が蓄積する電力量によりエラー画像が表示できる回数を、表示部10へ電力供給を継続する場合よりも増やすことができる。
電力供給制御機能は、図4のステップS402及びS406、並びに図5のステップS511、S512、S521、S522、S526、S531、及びS532に対応する。
(7)キーロック制御機能
キーロック機能は、ユーザにより入力部250を用いて、所定のシーケンスに従った1以上のユーザ指示が入力されるまでは、入力部250に入力される他のユーザ指示を破棄する機能である。キーロック機能をオン/オフのいずれにするかは、ユーザにより選択され、ユーザが入力部250を用いて指示する。
但し、ユーザにより入力部250に含まれる電源キー13が押下された場合には、キーロック機能がオンになっていたとしても、電源キーの押下による指示は破棄しないものとする。これによりキーロック機能がオンである場合に、バッテリ211が過温状態になっているときでも、携帯電話機1は電源キーの押下をトリガとして表示部10にエラー画像を表示することになる。キーロック機能がオンである場合にも、ユーザはバッテリ211が過温状態であるか否かを知ることができることとなるので、ユーザの利便性は向上する。
なお、制御部260は、上述の主な機能の他、アプリケーション実行機能など一般的な携帯電話機が有する機能についても有する。
主機能部270は、ユーザによる通話、データ通信など、携帯電話機1の主機能を実行する機能部である。主機能部270は、図2に示すように、通信アンテナ271、無線通信部272、信号処理部273、マイクロフォン12、及びレシーバ11を含んで構成される。通信アンテナ271は、携帯電話網を構成する基地局との間の無線通信に用いるアンテナである。無線通信部272は、通信用LSIで実現されており、通信アンテナ271を介して、基地局との間で無線通信を行う機能を有する。無線通信部272は、基地局から受信した信号を復調してベースバンド信号を生成し、信号処理部273に送信する。また、無線通信部272は、信号処理部273から受信したベースバンド信号を変調して基地局に送信する。信号処理部273は、信号処理用LSIで実現されており、無線通信部272から受信したベースバンド信号から付加データ、音声データを復元する機能を有する。付加データは、受話時における、送話者や他の受話者の携帯電話機の電話番号、送話時における、自機、他機の電話番号などを含む通話及び通信に用いるデータである。マイクロフォン12は、通話時に、利用者が発する音声を集音して電気信号である通話信号に変換し、その通話信号を信号処理部273に送信する機能を有する。レシーバ11は、信号処理部273が生成した音声信号を受信し、受信した音声信号を音声に変換して利用者が受話できるよう出力する機能を有する。
また主機能部270は、一般的な携帯電話機が有する上記以外の機能、例えば無線通信部272が着信を検出した場合に着信ランプ15を点灯する点灯制御機能、カメラ16を用いた撮影制御機能なども有する。
<2.各制御信号のタイミング制御>
以上のように構成した携帯電話機1に用いられる各制御用信号のタイミング制御について図3を参照しながら説明する。図3の横軸は時刻tを示す。
<2−1.t=T1より前>
時刻T1より前の時刻では、バッテリ211が過温状態でなく、時刻T1においてバッテリ211が過温状態になるとする。時刻T1より前の時刻では、携帯電話機1は通常の動作を行っている。以下、各信号について説明する。
SIG1は、Hレベルになっている。温度センサ213が検出する温度は規定温度未満であるので、温度スイッチIC212がSIG1としてHレベル信号を出力する。
VBは、バッテリ211のバッテリ電圧のレベルになっている。SW214は、制御用信号として入力されるSIG1がHレベルであるのでオンになっている。SW214の信号出力端子からバッテリ211のバッテリ電圧の信号が出力される。なお、バッテリ211は十分に充電されているとする。このためVBの電圧は4.2Vであるとする。
SIG2は、Hレベルになっている。比較器231は、入力電圧(4.2V)がVref以上であると判断し、SIG2としてHレベルの信号を出力する。このときSW233はオン状態になる。
SIG3は、Lレベルになっている。このときSW234はオフ状態になる。
VINは、バッテリ211が出力する電圧のレベルになっている。SW233がオン状態であり、SW234がオフ状態であるためである。
CTL1は、Hレベルになっている。制御部260は、バッテリ211が適温状態の場合に、主機能部270への電源供給をオンにするためである。
CTL2は、Hレベルになっている。制御部260は、バッテリ211が適温状態の場合に、表示部10への電源供給をオンにするためである。
図3中の制御部状態は、制御部260が通常状態であるかスリープ状態であるかを示している。t=T1において、制御部260は通常状態である。また、電源オン割り込みは入っていない。
<2−2.t=T1>
時刻T1において、温度センサ213が規定温度以上の温度を検出したものとする。そうすると、温度スイッチIC212は、SIG1をHレベルからLレベルに変更する。
SIG1がLレベルになると、SW214はオフになる。するとVBはLレベルになる。VBがLレベルになると、比較器231は、入力電圧がVref未満であると判断し、SIG2をLレベルに変更する。反転器232はSIG3をHレベルに変更する。
ここでSIG2がLレベルになると、SW233はオフになる。またSIG3がHレベルになると、SW234がオンになる。SW233がオフになり、SW234がオンになると、VINはスーパーキャパシタ220が出力する電圧のレベルになる。
また、制御部260は、SIG1をモニタリングしており、SIG1がHレベルからLレベルに変化したことを検出する。すなわち、制御部260は、バッテリ211が過温状態になったことを検出する。このとき、制御部260は、過温エラーメッセージを表示するよう表示部10に指示する。表示部10は、過温エラーメッセージを表示する。制御部260は、タイマーを用い、T1からの経過時間の計測を開始する。
また、制御部260は、CTL1をLレベルにすることによりSW243をオフにし、バッテリ211から主機能部270への電源供給を遮断する。ただし、CTL1はHレベルのままであっても支障はない。SIG1がLレベルとなりSW214がオフしているので、SW243をオフにしなくても、バッテリ211から主機能部270への電源供給は遮断されているためである。
この2−2項で説明した処理は、図4のステップS401〜ステップS407に対応する。
<2−3.t=T2>
制御部260は、T1からエラー表示時間(=T2−T1)が経過したことを検知する。すると制御部260は、CTL2をLレベルにしてSW244をオフにする。これにより、スーパーキャパシタ220から表示部10への電力供給が遮断される。次いで、制御部260は、通常状態からスリープ状態に移行する。
<2−4.t=T3>
制御部260がスリープ状態になっているときに、ユーザが電源キーを押下した時刻をT3とする。
制御部260は、時刻T3において、入力部250から電源キー押下を示す割り込み信号を受け取る。この割り込み信号を受け取ると、制御部260は、スリープ状態から通常状態に復帰する。通常状態に復帰すると、制御部260は、SIG1が、バッテリ211が過温状態か否か判断する。過温状態であった場合には、エラー画像を生成し、表示部10に表示させる。
ここでT3では、バッテリ211は過温状態であるものとする。この場合、制御部260は、CTL2をHレベルにしてSW244をオンにする。これにより、スーパーキャパシタ220から表示部10に電力が供給される。このとき、制御部260は、エラー画像を表示するよう表示部10に指示する。表示部10は、エラー画像を表示する。ここで、制御部260はタイマーによりT3からの経過時間の計測を開始する。
この2−4項で説明した処理は、図5のステップS502〜S505、及びS521〜S527に対応する。
<2−5.t=T4>
制御部260は、T3からエラー表示時間(=T4−T3)が経過したことを検知する。すると制御部260は、CTL2をLレベルにしてSW244をオフにする。これにより、スーパーキャパシタ220から表示部10への電力供給が遮断される。次いで、制御部260は、通常状態からスリープ状態に移行する。
<2−6.t=T4より後T5より前>
t=T4より後T5より前に、制御部260が電源キー押下を示す割り込み信号を受け取った場合には、上記2−4項、2−5項で説明した、制御部260が電源キー押下を示す割り込み信号を受け取った場合に行った処理と同様の処理を実行する。
なお、制御部260は、スーパーキャパシタ220に蓄電されている電力量ではエラー画像の表示ができないと判断した場合には、バッテリ211が過温状態でなくなるまで、ユーザが入力部250を用いて指示を破棄する。
<2−7.t=T5>
時刻T5は、バッテリが過温でなくなった後に、ユーザが電源キーを押下した時刻を示す。制御部260は、時刻T3において、入力部250から電源キー押下を示す割り込み信号を受け取る。そうすると、制御部260は、スリープ状態から通常状態に復帰する。また、携帯電話機1は、通常動作を行う。
ここで、温度センサ213が検出する温度は規定温度未満であるので、温度スイッチIC212はSIG1としてHレベル信号を出力する。SIG1がHレベルになると、SW214はオンになる。するとVBはバッテリ211のバッテリ電圧のレベルになる。
このとき、比較器231は、入力電圧がVref以上であると判断し、SIG2としてHレベルの信号を出力する。このときSW233はオンになる。また、SIG3はLレベルになる。SW234はオフになる。このときVINは、バッテリ211が出力する電圧のレベルになる。制御部260は、バッテリ211が適温状態の場合に、バッテリ211から表示部10及び主機能部270へ電源を供給させるためCTL1及びCTL2をHレベルにする。
この2−7項で説明した処理は、図5のステップS501〜ステップS505、ステップS531、及びステップS532に対応する。
<3.動作>
<3−1.制御部260による、過温時処理>
制御部260が、通常動作時においてバッテリ211が過温状態になったことを検出した場合に行う過温時処理について、図4を参照しながら説明する。
ステップS401において、制御部260は、温度スイッチICの出力信号VBがHレベルからLレベルに変化するのを監視する。Lレベルに変化した場合(ステップS401でYES)、ステップS402に進む。
ステップS402において、制御部260は、CTL1をLレベルにすることにより主機能部270への電源供給をオフにする。
ステップS403において、制御部260は、残表示回数算出機能によりスーパーキャパシタ220の蓄積電力量Waを算出する。
ステップS404において、制御部260は、残表示回数算出機能により、残表示可能回数を算出する。
ステップS405において、制御部260は、エラー画像600を生成して、生成したエラー画像600を表示部10に表示するよう指示する。このとき、制御部260は、タイマーによりエラー表示時間が経過するのを計測する。そして、制御部260は、表示部10にエラー画像をエラー表示時間だけ表示させた後、表示部10にエラー画像の表示を停止するよう指示する。表示部10は、エラー画像の表示を停止する。
ステップS406において、制御部260は、CTL2をLレベルにすることにより表示部10への電力供給を遮断する。
ステップS407において、制御部260は、スリープ状態に移行し処理を終了する(END)。
<3−2.制御部260による、電源キー押下検出時処理>
入力部250において電源キーが押下された場合の電源キー押下検出時処理について、図5を参照しながら説明する。
ステップS501において、制御部260は、入力部250において電源キーが押下されることにより発生した割り込みを検出する。
ステップS502において、制御部260は、電源キー押下の割り込み発生の通知を受け付けたときに、エラー画像表示中か否か判断する。エラー画像表示中である場合(ステップS502でYES)には、処理を終了する(END)。エラー画像表示中でない場合(ステップS502でNO)、ステップS503に進む。
ステップS503において、制御部260は、スリープ状態か否か判断する。スリープ状態でない場合(ステップS503でNO)には、ステップS511に進む。スリープ状態である場合(ステップS503でYES)には、ステップS504に進む。
ステップS504において、制御部260は、スリープ状態から通常状態に移行し、ステップS521に進む。
ステップS505において、制御部260は、温度スイッチICが出力するVBがLレベルか否か、すなわちバッテリ211が過温か否か判断する。VBがLレベルでない場合(ステップS505でNO)、ステップS531に進み、VBがLレベルである場合(ステップS505でYES)、ステップS521に進む。
ステップS511において、制御部260は、CTL2をLレベルにすることにより表示部10への電力供給を遮断し、ステップS512に進む。
ステップS512において、制御部260は、CTL1をLレベルにすることにより主機能部270への電源供給を遮断し、ステップS513に進む。
ステップS513において、制御部260は、通常状態からスリープ状態に移行し、処理を終了する(END)。
ステップS521において、制御部260は、CTL1をHレベルにすることにより主機能部270への電源供給をオンにし、ステップS522に進む。
ステップS522において、制御部260は、CTL2をHレベルにすることにより表示部10への電力供給をオンにし、ステップS523に進む。
ステップS523において、制御部260は、残表示回数算出機能によりスーパーキャパシタ220の蓄積電力量Waを算出する。
ステップS524において、制御部260は、残表示回数算出機能により、残表示可能回数を算出する。
ステップS525において、制御部260は、エラー画像600を生成して、生成したエラー画像600を表示部10に表示するよう指示する。このとき、制御部260は、タイマーによりエラー表示時間が経過するのを計測する。そして、制御部260は、表示部10にエラー画像をエラー表示時間だけ表示させた後、表示部10にエラー画像の表示を停止するよう指示する。表示部10は、エラー画像の表示を停止する。
ステップS526において、制御部260は、CTL2をLレベルにすることにより表示部10への電力供給を遮断する。
ステップS527において、制御部260は、スリープ状態に移行し、処理を終了する(END)。
ステップS531において、制御部260は、バッテリ211は適温であるので、CTL2をHレベルにすることにより表示部10への電力供給をオンにし、ステップS532に進む。
ステップS532において、制御部260は、CTL1をHレベルにすることにより主機能部270への電源供給をオンにし、処理を終了する(END)。
<4.変形例>
以上、本発明に係る携帯電話機の実施形態を説明したが、例示した携帯電話機を以下のように変形することも可能であり、本発明が上述の実施形態で示した通りの携帯電話機に限られないことは勿論である。
(1)上述の実施形態では、保護回路(温度スイッチIC212及びSW214)をバッテリパック210内に配置していたが、温度センサ213がバッテリ211の温度を検出でき、検出した温度に基づき充電・放電を適切に遮断できれば足りる。例えば、保護回路をバッテリパック210外である携帯電話機1の本体部分に配置してもよい。
(2)上述の実施形態では、バッテリ211の使用温度範囲の上限温度は60℃であるとしたが、これは一例であり、バッテリ211のスペックに応じて定められてよい。また、スーパーキャパシタ220の使用温度範囲の上限温度は80℃であるとしたが、これについても一例であり、スーパーキャパシタ220のスペックに応じて定められてよい。
ただしスーパーキャパシタ220として、使用温度範囲の上限温度が、バッテリ211の使用温度範囲の上限温度よりも高いものを用いる必要がある。
(3)上述の実施形態では、スーパーキャパシタ220に効率良く充電するため昇圧部241を設けることとしたが、スーパーキャパシタ220に充電ができれば足りる。例えば、昇圧部241は省略してもよい。
(4)上述の実施形態では、制御部260による電力供給制限機能として、消費電力低減のため、主機能部270、表示部10への電力供給のオン/オフを切り替える制御について説明したが、消費電力の低減ができれば足りる。例えば、主機能部270への電力供給を遮断する際に、主機能部270に含まれる構成要素の一部についての電力供給は遮断し、他の構成要素にはついては電力供給を継続するなどしてもよい。また、スーパーキャパシタ220が蓄積可能な電力量が非常に大きい場合などには、主機能部270、表示部10への電力供給を常にオンにしておくこととしてもよい。
(5)上述の実施形態で示した携帯電話機1の機能構成では、温度センサ213による検出温度が規定温度以上で無い場合にも、バッテリ211が蓄積している電力量が不十分になりVCELの電圧が基準電圧Vref未満になると比較器231の出力SIG2がLレベルになる。SIG2がLレベルになると、上述のように、携帯電話機1の電力供給源が、バッテリ211からスーパーキャパシタ220に切り替わる。この場合には、制御部260が「バッテリ切れ」などのエラーメッセージを表示部10に表示させてもよい。
また、スーパーキャパシタ220が、バッテリ211が過温状態になった時しか動作しないよう制御するためのスイッチ素子を、昇降圧部242の出力とSW234の入力との間に挿入してもよい。この場合、制御部260が、SIG1がLレベル(過温状態を示す)であるときにスイッチ素子をオンにし、SIG1がHレベル(適温状態を示す)であるときにスイッチ素子をオフにするよう制御する。また、SIG1がLレベルであるときにスイッチ素子をオンにし、SIG1がHレベルであるときにスイッチ素子をオフにする制御信号を出力する回路を用いて実現することとしてもよい。
(6)上述の実施形態では、エラー画像に残表示可能回数を記載していたが、ユーザに対し、バッテリが過温状態であることについての情報が提示できれば足りる。例えば、エラー画像にバッテリ211の温度を記載してもよい。この場合、制御部260が、温度センサ213からバッテリ211の温度を取得できるよう携帯電話機1の構成を変更する必要がある。制御部260は、エラー画像を生成する場合に、温度センサ213からバッテリ211の温度を取得して、図7に示すような、バッテリ211の温度を示す情報(702)を記載した画像(エラー画像700)を生成する。そして、制御部260は、エラー画像700を表示部10に表示させる。これにより、ユーザは、バッテリ211の現在の温度を知ることができ、どの程度の期間経過すれば携帯電話機1が使用可能になるかを推測することができる。
(7)上述の実施形態で示した割り込み処理、スリープ制御処理、バッテリ温度変化検出処理、残表示回数算出処理、表示制御処理、電力供給制御処理、キーロック制御処理などを携帯電話機1のプロセッサ、及びそのプロセッサに接続された各種回路に実行させるための機械語或いは高級言語のプログラムコードからなる制御プログラムを、記録媒体に記録すること、又は各種通信路等を介して流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布された制御プログラムはプロセッサに読み出され得るメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがその制御プログラムを実行することにより各実施形態で示したような各機能が実現されるようになる。なお、プロセッサは、制御プログラムを直接実行する他、コンパイルして実行或いはインタプリタにより実行してもよい。
(8)上述の実施形態で示した各機能構成要素(表示部10、バッテリパック210、スーパーキャパシタ220、選択部230、昇圧部241、昇降圧部242、SW243、SW244、入力部250、制御部260、及び主機能部270など)は、その機能を実行する回路として実現されてもよいし、1又は複数のプロセッサによりプログラムを実行することで実現されてもよい。
(9)上述の実施形態及び各変形例を、部分的に組み合せてもよい。
本発明の一形態に係る携帯端末は、バッテリを電力供給源として動作し、バッテリが過温状態になり得る端末等として好適である。
1 携帯電話機
10 表示部
11 レシーバ
12 マイクロフォン
13 電源キー
14 音量調整キー
15 着信ランプ
16 カメラ
210 バッテリパック
211 バッテリ
212 温度スイッチIC
213 温度センサ
214、233、234、243、244 SW
220 スーパーキャパシタ
230 選択部
231 比較器
232 反転器
241 昇圧部
242 昇降圧部
250 入力部
260 制御部
261 ADC
270 主機能部
271 通信アンテナ
272 無線通信部
273 信号処理部
600 エラー画像

Claims (8)

  1. ディスプレイを備えた携帯端末であって、
    バッテリと、
    前記バッテリから電力供給を受けて充電されるスーパーキャパシタと、
    前記バッテリの温度を計測し、計測された温度が、前記バッテリが過温状態であることを示す規定温度以上であるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部による判断結果が否定的である場合、前記携帯端末の電力供給源として前記バッテリを選択し、前記判断部による判断結果が肯定的である場合、前記携帯端末の非常用の電力供給源として前記スーパーキャパシタを選択する選択部と、
    前記判断部による判断結果が肯定的である場合に、前記バッテリが過温状態であることを示すエラーメッセージを前記ディスプレイに表示させる制御部とを備え
    前記制御部は、前記ディスプレイに前記エラーメッセージを所定時間表示させた後、前記スーパーキャパシタから前記ディスプレイへの電力供給が遮断されるよう制御する
    ことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記携帯端末は、ユーザが前記携帯端末に指示を入力するための入力部を備え、
    前記判断部は、前記バッテリの温度を繰り返し計測し、計測するごとに、計測された温度が前記規定値以上であるか否かを判断し、
    前記制御部は、前記スーパーキャパシタから前記ディスプレイへの電力供給が遮断されるよう制御した後、前記入力部において前記指示として電源オン指示が入力された場合において、前記判断部により計測された温度が前記規定値以上であるときには、前記スーパーキャパシタから前記ディスプレイに対する電力供給がなされるよう制御し、前記エラーメッセージを前記ディスプレイに表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  3. 前記制御部は、前記ディスプレイに前記エラーメッセージを前記所定時間表示させた後、前記スーパーキャパシタから前記ディスプレイへの電力供給が遮断されるよう制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
  4. 前記制御部は、さらに、前記ディスプレイに前記エラーメッセージを前記所定時間表示させるために必要な電力量を記憶しており、前記スーパーキャパシタが供給可能な電力量を計測し、前記供給可能な電力量と前記必要な電力量とから、前記エラーメッセージの表示可能回数を算出し、前記ディスプレイに前記エラーメッセージを表示させる場合に前記表示可能回数もあわせて表示させる
    ことを特徴とする請求項3記載の携帯端末。
  5. 前記制御部は、前記入力部に所定の指示が入力されるまでは、前記入力部に入力される前記所定の指示以外の指示を破棄するロック機能を有しており、前記ロック機能を動作させている場合において、前記携帯端末の電力供給源として前記スーパーキャパシタが選択されているときには、前記電源オン指示については例外的に破棄しない
    ことを特徴とする請求項4記載の携帯端末。
  6. 前記制御部は、プロセッサ及びメモリを含んで構成されており、前記メモリに記憶されているプログラムを前記プロセッサが実行し、
    前記プロセッサは、前記携帯端末の電力供給源として前記スーパーキャパシタが選択されている場合には、前記スーパーキャパシタから前記ディスプレイへの電力供給が遮断されるよう制御してから、前記入力部において前記指示として電源オン指示が入力されるまでの間スリープ状態になる
    ことを特徴とする請求項5記載の携帯端末。
  7. 前記制御部は、前記判断部による判断結果が肯定的である場合に、前記ディスプレイにメッセージを表示させるのに必要なデバイスにのみ前記スーパーキャパシタから電力が供給されるよう制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  8. 前記スーパーキャパシタについて規定されている使用温度範囲の上限温度は、前記バッテリについて規定されている使用温度範囲の上限温度よりも高い
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
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