JP6177113B2 - 保全点検システム - Google Patents

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Description

本発明は、プラント信号を監視するプラント監視制御装置が管理するプラント機器の点検作業を支援する保全点検システムに関するものである。
従来の保全点検システムでは、一般的に、点検を行うプラント機器や点検項目を事前に登録する必要があった。しかし、点検が必要なラント機器を含むプラント設備を設置後、当該設備の諸元を示す仕様書類が揃わなければ、当該機器の点検項目を保全点検システムに登録することができなかった。また、保全点検システムを利用するには点検を行う予定のプラント機器ごとの点検項目の抽出や保全点検システムへの点検項目の登録などの準備を手作業で行うため、点検項目の登録から漏れた場合、点検が必要となるプラント機器の運転が開始されているにも関わらず、点検対象機器に含まれていないために、点検が行われないという問題がある。
特許文献1には、発電プラントの保守作業を効率的に支援するための保守支援装置が記載されている。特許文献1の保守支援装置は、点検対象機器範囲を決定する条件設定部と、当該機器に関する点検項目や点検関連情報を提供する点検項目設定部と、点検結果として入力される損傷部位と損傷形態に基づき、追加点検項目と損傷の原因究明のための調査項目とから成る原因調査項目や調査関連情報を提供する調査項目設定部とを備えている。特許文献1の保守支援装置は、点検作業の結果として発見された損傷形態を入力することにより、さらに詳細な点検作業を含めた損傷原因究明のための原因調査項目を、機器あるいは部品・部位単位に出力することで、無駄時間の極めて少ない、効率の高い保守作業を行なえるようにしていた。
特開平6−129956号公報(0013段〜0014段、0024段〜0028段、図1)
従来の保全点検システムは、点検計画を立てる場合に保全点検業務の結果を参考に点検周期や点検項目追加を検討している。このことから、原則、点検項目の追加や点検計画は保全点検作業後に実施することとなっている。これに対して、特許文献1の保守支援装置は、計画された点検を行い、点検場所にて点検作業の結果として発見された損傷形態を入力することによりさらに詳細な点検作業を含めた損傷原因究明のための原因調査項目を調査情報データベースから抽出しているものの、点検作業前におけるプラント機器の健全度を考慮した点検を行うことはできなかった。
プラント機器の点検作業は、決められた点検周期で実施されることが多く、特許文献1の保守支援装置においても、プラント機器の健全度を考慮した点検を機動的に行うことはできなかった。すなわち、殆ど異常が見られない又は異常があっても問題のない機器の点検周期を変更することや、ここ数日間で不調が見られる機器の点検優先度を上げ、点検の密度を一時的に上げるというような適時対応は、特許文献1の保守支援装置ではできず、現状では保全作業員の能力に依存している。したがって、保全作業員の能力に依存せずに適切な点検ができるように、点検作業前におけるプラント機器の健全度を考慮した点検を適切に行えるように支援するシステムが必要である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、点検作業前におけるプラント機器の健全度を考慮した点検を行えるように支援する保全点検システムを得ることを目的としている。
本発明の保全点検システムは、プラント監視制御装置がプラント機器から収集した複数のプラント信号を分析するプラント信号分析装置と、プラント信号分析装置の分析結果に基づいて、点検が必要なプラント機器である点検対象機器を抽出する保全点検データベース装置と、を備え、プラント信号分析装置は、プラント信号の計測値が、異常判定条件に合致するかを判定し、異常判定となったプラント信号である異常プラント信号を保全点検データベース装置に通知する異常判定処理部を有し、保全点検データベース装置は、判定基準データに基づいて、異常プラント信号の点検要否を判定する点検要否判定処理部と、点検要否判定処理部にて点検要と判定された場合に、当該異常プラント信号とこの異常プラント信号に関係する点検項目を点検項目データ記憶部に追加する点検項目追加処理部と、を有し、異常判定処理部は、プラント信号の計測値が、重故障と判定する限度閾値に近づいていることを判定する注意閾値を超えた回数を計測単位期間毎に計測し、計測した注意閾値を超えた1以上の回数が、直前の計測単位期間における注意閾値を超えた1以上の回数よりも増加している増加現象が2回連続して発生していると判定した場合に、当該プラント信号を異常プラント信号であると判定することを特徴とする。
本発明の保全点検システムによれば、プラント信号分析装置は、重故障と判定する限度閾値に近づいていることを判定する注意閾値を超えた1以上の回数が直前の計測単位期間における注意閾値を超えた1以上の回数よりも増加している増加現象が2回連続して発生していると判定した場合に、プラント信号を異常プラント信号であると判定し、保全点検データベース装置が、プラント信号分析装置にて異常判定された異常プラント信号の点検要否を判定し、点検要と判定された場合に、当該異常プラント信号とこの異常プラント信号に関係する点検項目を点検項目データ記憶部に追加するので、点検作業前におけるプラント機器の健全度を考慮した点検を支援することができる。
本発明の実施の形態1による保全点検システムの構成図である。 本発明の実施の形態1による保全点検システムのブロック図である。 本発明の保全点検システムの機器異常判定の方法を説明する図である。 図2のプラント監視制御装置の動作を示すフローチャートである。 図2のプラント信号分析装置の動作を示すフローチャートである。 図2の判定条件設定処理部のフローチャートである。 図2の保全点検データベース装置の動作を示すフローチャートである。 図2の保全点検固定端末の動作を示すフローチャートである。 図2の保全点検携帯端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による保全点検システムの要部のブロック図である。 本発明の実施の形態3による保全点検システムの要部のブロック図である。 本発明の実施の形態4による保全点検システムの要部のブロック図である。 本発明の実施の形態5による保全点検システムの要部のブロック図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による保全点検システムの構成図であり、図2は本発明の実施の形態1による保全点検システムのブロック図である。図3は本発明の保全点検システムの機器異常判定の方法を説明する図である。点検保全システム10は、複数の制御装置600の監視制御を行うプラント監視制御装置100で収集した制御装置600のプラント信号を分析するプラント信号分析装置200と、保全点検データベース装置300と
、保全点検携帯端末400と、保全点検固定端末500とを備える。保全点検携帯端末400及び保全点検固定端末500は、保全点検端末である。複数の制御装置600はプラント制御バス700に接続されており、プラント制御バス700はIF(インターフェース)装置800を介してネットワーク900に接続されている。ネットワーク900とネットワーク910はFW装置810によって接続されている。
図1では、プラント監視制御装置100、プラント信号分析装置200、保全点検データベース装置300がネットワーク900に接続され、保全点検携帯端末400、保全点検固定端末500がネットワーク910に接続された例を示した。プラント監視制御装置100は、複数の制御装置600の監視制御を行うとともに、制御装置600のプラント信号をプラント監視制御装置100内に保存する機能を有する。プラント信号分析装置200は、制御装置600のプラント信号を分析し、分析した結果は該装置200内の記憶部に保存するとともに、保全点検データベース装置300に通知する。保全点検データベース装置300は、通知を受けた解析結果から点検が必要な点検機器を抽出し、保全点検固定端末500及び保全点検携帯端末400に通知する。保全点検固定端末500及び保全点検携帯端末400は、通知により点検対象機器や点検データ項目を追加する動作が可能である。なお、プラント監視制御装置100の代わりに、シーケンサーやコントローラと呼ばれる収集・制御装置などにより、プラント信号を収集しても構わない。
図3を用いて、保全点検システムの機器異常判定の方法を説明する。通常、プラント監視の場合では、各プラント信号11に設定された上下限値(限度閾値)を越えた場合は重故障として警告を促す仕組みとなっている。プラント信号分析装置200では、限度閾値Th1とは別に注意閾値Th2をユーザーが設定することが可能である。プラント信号分析装置200は、図3の注意閾値Th2を越えた回数をカウントする。図3に示したCpはカウント対象であり、このカウント対象Cpをカウントする。図3では、7回カウントされる。プラント信号分析装置200は、任意の期間と比較して明らかに注意閾値Th2を越えた回数が増加傾向であると判断した場合、または、確実に右方向に上昇の信号傾向12が所見された場合は、プラント信号11が注意範囲であると判断し、該当するプラント信号11の機器を、要注意機器と認定するとともに点検対象機器に加える。プラント信号分析装置200は、任意の期間と比較して明らかに注意閾値Th2を越えた回数が増加傾向にないと判断した場合は、プラント信号11が正常範囲であると判断する。
図2は、点検保全システム10の装置間の関連を示している。プラント設備の監視を行うプラント監視制御装置100からプラント信号分析装置200に対し、トレンドデータ記憶部101及びプロセスデータ記憶部102に保存されたプラントデータをプラント監視サーバIF(インターフェース)110を通じて定周期で定期的に送信する。トレンドデータ記憶部101に記憶されたプラントデータはトレンドデータであり、プロセスデータ記憶部102に保存されたプラントデータはプロセスデータである。また、プラント監視制御装置100は、プラント信号項目データ記憶部103に保存された監視対象となるプラント信号の項目であるプラント信号項目を、プラント信号の項目が追加された場合にプラント信号分析装置200に送信する。
プラント信号分析装置200は、判定条件設定処理部230にて、プラント監視制御装置100のプラント信号項目の更新有無を確認し、更新ありの場合に、プラント監視制御装置100からプラント信号項目を取得する。判定条件設定処理部230は、取得したプラント信号項目をプラント信号定義データ記憶部202に設定する。また、プラント信号分析装置200は、プラント監視制御装置100から送信されたプラントデータ(トレンドデータ、プロセスデータ)をオンラインデータ収集処理部210にて受信する。オンラインデータ収集処理部210は、プラントデータ(トレンドデータ、プロセスデータ)を受信したことを異常判定処理部220に通知する。異常判定処理部220は、プラント信
号定義データに基づいて傾向分析対象となったプラント信号のデータの抽出を行い、抽出したデータをオンラインデータ蓄積データ記憶部201に保存する。異常判定処理部220は、プラント信号定義データ記憶部202から機器異常判定に必要な条件定義と判定処理対象の信号項目を取得し、図3を用いて説明した機器異常判定を実施する。異常判定処理部220は、異常と判定した場合、すなわち異常判定対象となったプラント信号が異常プラント信号であると判定した場合は、保全点検データベース装置300に、異常があることを通知(異常通知)するとともに、異常判定の結果である異常判定リストを送信する。
保全点検データベース装置300は、プラント信号分析装置200の異常判定処理部220から異常があるとの通知(異常通知)を点検要否判定処理部310にて受信する。点検要否判定処理部310は、判定結果データ記憶部301から過去の判定結果と、判定基準データ記憶部304に保存された判定基準とを取り出し、過去の判定結果及び判定基準と今回受信した異常通知の内容(異常判定リスト)とを比較し、点検項目追加処理部320への通知に該当する点検項目の追加が必要か判定する。また、点検要否判定処理部310は、判定結果に係らず異常判定処理部220から通知を受けたデータを判定結果データ記憶部301へ保存する。点検要否判定処理部310は、点検項目追加が必要と判定した場合は、点検項目追加処理部320に追加処理の実施要請を通知する。この通知を受けた点検項目追加処理部320は、点検項目データ記憶部302に対して、該当する点検項目を追加する。点検項目には、異常判定対象となったプラント信号である異常プラント信号と異常プラント信号に関係する項目が含まれる。点検項目追加処理部320は、点検項目追加後、保全点検携帯端末400と保全点検固定端末500に点検実施を促す点検実施要請の通知を送信し、点検開始を待つ。図2で、点検要否判定処理部310と点検項目追加処理部320をまとめて、点検項目管理処理部390とする。
保全点検固定端末500は、保全点検データベース装置300と常時接続が可能な端末を前提としている。そのため、保全点検固定端末500は、点検実施通知処理部520にて点検実施要請の通知を受信した後、点検開始処理部510が保全点検データベース装置300に含まれる点検項目データ記憶部302のデータを直接参照する。
保全点検携帯端末400は、点検場所へ携行しての利用となるため、保全点検データベース装置300を参照する手段がない場合が存在する。このため、保全点検携帯端末400は、点検項目の追加が発生した場合は、内部に追加データを保存しておく必要がある。このため、保全点検携帯端末400は、保全点検固定端末500と異なり、点検実施通知処理部430にて点検実施要請の通知を受信した後は、点検項目ダウンロード処理部440が、保全点検データベース装置300の点検項目データ記憶部302に保存されたデータをダウンロードした後、点検携帯端末用点検項目データ401として保存する。保全点検携帯端末400は、次の点検開始処理部450の処理が実行された際に、追加された点検項目が読み込まれる仕組みになっている。
次に点検保全システム10の動作について、図4〜図9を用いて詳しく説明する。図4は図2のプラント監視制御装置の動作を示すフローチャートであり、図5は図2のプラント信号分析装置の動作を示すフローチャートである。図6は図2の判定条件設定処理部のフローチャートであり、図7は図2の保全点検データベース装置の動作を示すフローチャートである。図8は図2の保全点検固定端末の動作を示すフローチャートであり、図9は図2の保全点検携帯端末の動作を示すフローチャートである。図4に示すように、プラント監視制御装置100は、定期的にプラント制御バス700に接続された制御装置600からプラントデータであるトレンドデータ及びロセスデータを収集し、トレンドデータをトレンドデータ記憶部101に保存し、プロセスデータをプロセスデータ記憶部102に保存する(ステップS001)。その後、プラント監視制御装置100は、プラント信号分析装置200へプラントデータを送信する(ステップS002)。プラント監視制御装置100は、ステップS003にてデータ収集指令が継続しているかを確認し、データ収集指令が継続している場合はステップS001に戻り、所定の時間にプラントデータを収集する。ステップS003にてデータ収集指令が終了している(継続していない)場合は終了する。
図5に示すように、プラント信号分析装置200は、起動直後に異常判定処理部220が分析対象となるプラント信号を分析するための異常条件が設定されているプラント信号定義データを、プラント信号定義データ記憶部202から読込む(ステップS101)。プラント信号定義データを読込後、プラント監視制御装置100からプラントデータをオンラインデータ収集処理部210にて受信する(ステップS102)。異常判定処理部220は、既に読み込んでいるプラント信号定義データに基づいて傾向分析対象となったプラント信号のデータの抽出を行う(ステップS103)。異常判定処理部220は、抽出した該当データをオンラインデータ蓄積データ記憶部201に保存する(ステップS104)。
異常判定処理部220は、傾向分析対象データがなくなるまでデータ異常判定を繰り返す。まず、異常判定処理部220は、傾向分析対象信号がプラント信号定義データに設定されている異常判定条件に合致するかどうかを判断する(ステップS105)。異常判定処理部220は、傾向分析対象信号が条件に合致する場合はステップS106に進み、傾向分析対象信号が条件に合致しない場合はステップS107に進む。ステップS106にて、異常判定処理部220は、異常と判定された場合は異常判定リストに追加する。ステップS107にて、異常判定処理部220は、対象データが有るか否かを判定し、対象データが有る場合はステップS105に戻り、対象データが無い場合はステップS108に進む。異常判定処理部220は、傾向分析完了後、保全点検データベース装置300に、異常判定通知とともに、異常判定リストを送信する(ステップS108)。
プラント信号傾向分析を行うためのプラント信号定義データの作成はユーザーが判定条件設定処理部230を使って行う。詳細は後述する。プラント信号定義データはユーザーによって編集されるため、異常判定処理部220は、データ更新のチェックを行い(ステップS109)、更新があった場合はステップS110に進み、更新がなかった場合はステップS111に進む。ステップS110にて、異常判定処理部220は、プラント信号定義データの読込みを行う。プラント信号分析装置200は、ステップS111にて信号分析指令が継続しているかを確認し、信号分析指令が継続している場合はステップS102に戻り、信号分析指令が終了している(継続していない)場合は終了する。
図6に示すように、判定条件設定処理部230は、保全点検データベース装置300の点検機器リスト送信処理部330から点検対象となる機器リストを取得し(ステップS005)、プラント監視制御装置100からプラント信号項目データを取得する(ステップS006)。機器リストは保全点検データベース装置300の点検機器データ記憶部303に保存されており、プラント信号項目データはプラント監視制御装置100のプラント信号項目データ記憶部103に保存されている。判定条件設定処理部230は、ユーザーの操作指示に基づいて、点検機器とプラント信号項目との関連付けと判定する計測値の定義を行い(ステップS007)、これらをプラント信号定義データ記憶部202に保存する(ステップS008)。これにより、計測値が定義した判定条件に合致するプラント信号を異常信号と判定することができる。
図7に示すように、保全点検データベース装置300は、起動時に点検要否判定処理部310の動作に必要な定義データの読み込みなどの初期化を実行し(ステップS201)、プラント信号分析装置200からの更新通知の受信待ちとなる(ステップS202)。
ステップS202にて、点検要否判定処理部310は、更新通知を受けた後、異常判定となったプラント信号が検索キーにより判定結果データ記憶部301から既に点検項目に追加されているか、点検非対象となっていないかを検索する(ステップS203)。点検要否判定処理部310は、判定基準データ記憶部304に保存された判定基準データに基づいて、点検要否を判定し(ステップS204)、点検要と判定した場合はステップS205に進み、点検不要と判定した場合はステップS206に進む。
ステップS205にて、点検要否判定処理部310は、点検要と判定した場合に要点検リストに追加するとともに判定結果データ記憶部301に対象信号を追加する(ステップS205)。点検要否判定処理部310は、ステップS206にて、対象データが有るか否かを判定し、対象データが有る場合はステップS204に戻り、対象データが無い場合はステップS207に進む。
ステップS207にて、点検項目追加処理部320は、プラント信号分析装置200から通知を受けた異常判定対象に対して全て判定結果が出た後、点検要となる機器の点検項目を点検項目データ記憶部302に追加する(ステップS207)。点検項目には、異常判定対象となったプラント信号である異常プラント信号と異常プラント信号に関係する項目が含まれる。点検項目追加処理部320は、点検項目を追加後、保全点検固定端末500及び保全点検携帯端末400に点検実施を要請する通知を行う(ステップS208)。保全点検データベース装置300は、ステップS209にて保全点検データ追加指令が継続しているかを確認し、保全点検データ追加指令が継続している場合はステップS202に戻り、保全点検データ追加指令が終了している(継続していない)場合は終了する。
図8に示すように、保全点検固定端末500は、起動時に点検実施通知処理部520が保全点検データベース装置300の点検項目データ記憶部302に、点検項目の自動追加が行われているか確認し(ステップS301)、追加が有ると判定した場合にステップS302に進み、追加が無いと判定した場合にステップS303に進む。ステップS302にて、点検実施通知処理部520は、要注意機器の追加があった旨、メッセージを保全点検固定端末500の表示部に表示する(ステップS302)。
ステップS303にて、点検実施通知処理部520は、保全点検データベース装置300から点検実施を要請する通知を受信した場合は、起動時と同様に、ステップS304、S305を実行する。ステップS304にて、点検実施通知処理部520は、保全点検データベース装置300に、点検項目の自動追加が行われているか確認し、追加が有ると判定した場合にステップS305に進み、追加が無いと判定した場合にステップS306に進む。ステップS305にて、点検実施通知処理部520は、要注意機器の追加があった旨、メッセージを保全点検固定端末500の表示部に表示する(ステップS305)。保全点検固定端末500は、ステップS306にて端末動作指令が継続しているかを確認し、端末動作指令が継続している場合はステップS303に戻り、端末動作指令が終了している(継続していない)場合は終了する。
保全点検固定端末500は、前述したように、点検実施通知処理部520にて点検実施要請の通知を受信した後、点検開始処理部510が保全点検データベース装置300に含まれる点検項目データ記憶部302のデータを直接参照し、点検処理又は点検の支援処理を実行する。
図9に示すように、保全点検携帯端末400は、起動時に点検実施通知処理部430が保全点検データベース装置300に点検項目の自動追加が行われているか確認し(ステップS401)、追加が有ると判定した場合にステップS402に進み、追加が無いと判定した場合にステップS403に進む。ステップS402にて、点検項目ダウンロード処理
部440が点検項目を、保全点検データベース装置300の点検項目データ記憶部302から自動でダウンロードする。その後、保全点検携帯端末400は点検開始まで待受け状態となる。
ステップS403にて、点検実施通知処理部430は待受け状態中に、保全点検データベース装置300から点検実施を要請する通知を受信した場合は、起動時と同様に、ステップS404、S405を実行する。ステップS404にて、点検実施通知処理部430は、保全点検データベース装置300に点検項目の自動追加が行われているか確認し、追加が有ると判定した場合にステップS405に進み、追加が無いと判定した場合にステップS406に進む。ステップS405にて、点検項目ダウンロード処理部440が点検項目を、保全点検データベース装置300の点検項目データ記憶部302から自動でダウンロードする。
ステップS406にて点検開始処理が実行されたタイミングで、点検開始処理部450はダウンロードした点検携帯端末用点検項目データ401を読込む(ステップS407)。これにより、保全点検携帯端末400は保全点検入力状態となる。その後、保全点検携帯端末400はユーザーの操作により、点検処理又は点検の支援処理を実行する(ステップS408)。保全点検携帯端末400は、ステップS409にて携帯端末動作指令が継続しているかを確認し、携帯端末動作指令が継続している場合はステップS403に戻り、携帯端末動作指令が終了している(継続していない)場合は終了する。
実施の形態1の点検保全システム10は、点検作業前におけるプラント機器の健全度を考慮した点検を行えるように支援することができる。すなわち、点検保全システム10は、プラント機器(制御装置600)からのプラント信号を受信し、故障に近づく傾向にある信号を分析及び抽出するプラント信号分析装置200と、抽出された機器の点検要否を判断し、点検が必要との判断をした場合に、当該機器を点検対象とするための登録を自動で行う機能を有する保全点検データベース装置300とを備えることで、点検作業前におけるプラント機器の健全度を考慮した点検を行えるように支援することができ、かつ点検作業の引継漏れや予防保全に着目した的確な点検作業が可能になる。
以上のように、実施の形態1の点検保全システム10は、プラント監視制御装置100がプラント機器(制御装置600)から収集した複数のプラント信号を分析するプラント信号分析装置200と、プラント信号分析装置200の分析結果に基づいて、点検が必要なプラント機器(制御装置600)である点検対象機器を抽出する保全点検データベース装置300と、を備える。プラント信号分析装置200は、プラント信号の計測値が、異常判定条件に合致するかを判定し、異常判定となったプラント信号である異常プラント信号を保全点検データベース装置300に通知する異常判定処理部220を有し、保全点検データベース装置300は、判定基準データに基づいて、異常プラント信号の点検要否を判定する点検要否判定処理部310と、点検要否判定処理部310にて点検要と判定された場合に、当該異常プラント信号とこの異常プラント信号に関係する点検項目を点検項目データ記憶部302に追加する点検項目追加処理部320と、を有する。したがって、実施の形態1の点検保全システム10は、保全点検データベース装置300が、プラント信号分析装置200にて異常判定された異常プラント信号の点検要否を判定し、点検要と判定された場合に、当該異常プラント信号とこの異常プラント信号に関係する点検項目を点検項目データ記憶部302に追加するので、点検作業前におけるプラント機器の健全度を考慮した点検を支援することができる。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2による保全点検システムの要部のブロック図である。図10では、点検保全システム10におけるプラント信号分析装置200は、図2に記載の内容を省略した。実施の形態1では、保全点検データベース装置300の点検要否判定処理部310にて点検要と判断されたプラント信号に関連付けられた機器の点検項目を点検項目追加処理部320にて自動で追加する処理について述べた。実施の形態2の点検保全システム10は、実施の形態1とは、保全点検データベース装置300に要否回数検索処理部370が追加され、保全点検携帯端末400に要注意機器強調表示処理部480が追加され、保全点検固定端末500に要注意機器強調表示処理部540が追加された点で異なる。
実施の形態2の点検保全システム10の動作について、実施の形態1と異なる部分を説明する。実施の形態2では、要否回数検索処理部370が、判定結果データ記憶部301に記録された当該プラント信号の点検要となった回数をカウントし、判定基準データ記憶部304に設定されている累計期間および規定回数を確認する。要否回数検索処理部370は、当該期間内に点検要となった回数が規定回数を超えた機器に関しては、点検項目追加処理部320に点検項目データ記憶部302に修繕対象機器として記録するように、追加処理の実施要請を、点検要否判定処理部310を介して通知する。この通知を受けた点検項目追加処理部320は、点検項目データ記憶部302に対して、該当する機器を修繕対象機器として記録する。点検項目追加処理部320は、修繕対象機器の追加後、保全点検携帯端末400と保全点検固定端末500に修繕対象機器が登録された旨の通知を送信する。図10で、点検要否判定処理部310、点検項目追加処理部320、及び要否回数検索処理部370をまとめて、点検項目管理処理部390とする。
保全点検固定端末500は、点検実施通知処理部520にて修繕対象機器が登録された旨の通知を受信すると、要注意機器登録のメッセージを表示するとともに、点検開始の際に、当該機器が修繕対象機器であることが視覚的に判別できるよう、点検項目表示時に要注意機器強調表示処理部540にて色やアイコンを用いた強調表示を行う。保全点検携帯端末400は、保全点検固定端末500と同様に、点検実施通知処理部430にて修繕対象機器が登録された旨の通知を受信すると、要注意機器登録のメッセージを表示するとともに、点検開始の際に、当該機器が修繕対象機器であることが視覚的に判別できるよう、点検項目表示時に要注意機器強調表示処理部480にて色やアイコンを用いた強調表示を行う。
実施の形態2の点検保全システム10は、保全点検データベース装置300の要否回数検索処理部370と、保全点検固定端末500の要注意機器強調表示処理部540と、保全点検携帯端末400の要注意機器強調表示処理部480とが追加されたことにより、点検対象機器の中で要注意であっても健全な機器(要注意機器)とそうでない機器(修繕対象機器)を区別して表示できるので、修繕対象機器に対する点検を健全な機器に対する点検よりも高密度に行うことができる。すなわち、実施の形態2の点検保全システム10は、プラント機器の点検作業において、点検密度を意識した適切な点検を行うことができる。
なお、要否回数検索処理部370が、点検項目追加処理部320に点検項目データ記憶部302に修繕対象機器として記録するように、追加処理の実施要請を、点検要否判定処理部310を介して通知する例で説明したが、要否回数検索処理部370が点検項目追加処理部320に追加処理の実施要請を直接行っても構わない。
実施の形態3.
図11は、本発明の実施の形態3による保全点検システムの要部のブロック図である。図11では、点検保全システム10におけるプラント信号分析装置200は、図2に記載の内容を省略した。実施の形態1では、保全点検データベース装置300の点検要否判定処理部310にて点検要と判断されたプラント信号に関連付けられた機器の点検項目を点
検項目追加処理部320にて自動で追加する処理について述べた。実施の形態3の点検保全システム10は、実施の形態1とは、保全点検データベース装置300に点検項目除外処理部380が追加された点で異なる。
実施の形態3の点検保全システム10の動作について、実施の形態1と異なる部分を説明する。実施の形態3では、点検要否判定処理部310が、判定基準データ記憶部304に保存された点検要否の判定基準データに、除外判定をするための期間を設ける。点検要否判定処理部310は、指定期間に到達した異常判定となったプラント信号について、指定期間内に異常が無いと判定した場合に、すなわちト当該プラント信号に対する更新通知を受信しなかった場合に、点検項目追加処理部320に点検項目除外処理部380を実行して点検項目データ記憶部302から当該点検項目を除外する旨の通知を送信する。
この通知を受けた点検項目追加処理部320は、点検項目除外処理部380に当該点検項目の除外を指示し、点検項目除外処理部380が点検項目データ記憶部302から当該点検項目を除外する。図11で、点検要否判定処理部310、点検項目追加処理部320、及び点検項目除外処理部380をまとめて、点検項目管理処理部390とする。但し、点検項目データ記憶部302から除外可能な点検項目データは点検項目追加処理部320にて追加された点検項目データに限る。また、ユーザーが任意の点検項目データの削除及び削除禁止を指定可能とする。
実施の形態3の点検保全システム10は、異常の少ない機器の点検周期の変更や、自動で追加された点検項目が正常範囲に落ち着いたことによる点検対象からの解除を行うこともできる。実施の形態3の点検保全システム10は、異常の少ない機器の点検周期の変更や、自動で追加された点検項目が正常範囲に落ち着いたことによる点検対象からの解除を行うことで、適切でかつ効率的な点検を行うことができる。
実施の形態4.
図12は、本発明の実施の形態4による保全点検システムの要部のブロック図である。図12では、点検保全システム10におけるプラント信号分析装置200は、図2に記載の内容を省略した。実施の形態1では、保全点検データベース装置300の点検項目追加処理部320の処理実行の際に、保全点検固定端末500及び保全点検携帯端末400に対して点検実施通知を行っているが、実施の形態4ではこの通知と同じタイミングで屋外や外出先でも異常状態の通知を受け取ることができる例を説明する。
実施の形態4の点検保全システム10は、実施の形態1とは、保全点検データベース装置300に電子メール配信処理部340が追加された点で異なる。実施の形態4の点検保全システム10の動作について、実施の形態1と異なる部分を説明する。実施の形態4では、保全点検データベース装置300の点検項目追加処理部320の処理実行の際に、保全点検固定端末500及び保全点検携帯端末400に対して点検実施通知を行う。点検項目追加処理部320は、点検実施通知を送信するとともに、電子メール配信処理部340にプラント機器の異常状態を知らせる通知を送信するように指示する。電子メール配信処理部340は、その指示を受けて、メールサーバ820にプラント機器の異常状態を知らせる通知を電子メールにて送信する。図12で、点検要否判定処理部310、点検項目追加処理部320をまとめて、点検項目管理処理部390とする。
実施の形態4の点検保全システム10は、保全点検データベース装置300に電子メール配信処理部340を設けることにより、屋外や外出先でも担当者が異常状態の通知を、携帯電話等の携帯メール受信端末で受け取ることが可能になる。これにより担当者が遠隔地から局内への的確な指示が行えることで、プラント機器の事故や故障の発生を未然に防ぐことが可能となる。
実施の形態5.
図13は、本発明の実施の形態5による保全点検システムの要部のブロック図である。図15では、点検保全システム10におけるプラント信号分析装置200は、図2に記載の内容を省略した。また、図13では、保全点検データベース装置300において、点検機器データ記憶部303は省略した。実施の形態1〜4では、保全点検データベース装置300から保全点検携帯端末400及び保全点検固定端末500に対して点検要と判断された機器の点検項目を追加し、点検実施を促す仕組みを説明したが、実施の形態5では、保全点検固定端末500及び保全点検携帯端末400で点検結果入力を終了した場合の動作を追加した例を説明する。
実施の形態5の点検保全システム10は、実施の形態1とは、保全点検データベース装置300に、点検結果確認処理部350、点検結果受信処理部360、電子メール配信処理部340、及び点検結果データ記憶部305が追加され、保全点検固定端末500に点検終了処理部530が追加され、保全点検携帯端末400に、点検終了処理部460、及び点検結果アップロード処理部470が追加された点で異なる。実施の形態5の点検保全システム10の動作について、実施の形態1と異なる部分を以下に説明する。
保全点検固定端末500は、点検終了処理部530による点検終了処理の際に保全点検データベース装置300の点検結果データ記憶部305に対して点検結果を保存する。一方、保全点検携帯端末400は、点検終了処理部460による点検終了処理の際に点検結果を保存するが、保全点検携帯端末400からは点検結果データ記憶部305に直接保存が出来ないため、保全点検携帯端末400内に保存されている点検結果データ402を、点検結果アップロード処理部470を通じて保全点検データベース装置300内の点検結果受信処理部360に送信する。保全点検データベース装置300の点検結果受信処理部360は、保全点検携帯端末400から送信された点検結果データ402を受信し、これを点検結果データ記憶部305に保存する。
点検結果確認処理部350は、点検結果データ記憶部305のデータ変更を監視し、変更があったことを検知した場合は、点検項目データ記憶部302から点検項目データを取得し、点検要否判定処理部310を介して判定基準データ記憶部304から判定基準データを取得する。点検結果確認処理部350は、取得したデータに基づいて、点検項目管理処理部390の点検項目追加処理部320で自動登録された点検項目に該当する点検結果が含まれているかを確認する。点検結果確認処理部350は、確認の結果、自動登録された点検項目に合致する点検結果が含まれていれば予め登録されたメールアドレスに対して、電子メール配信処理部340に電子メールを配信するように指示する。電子メール配信処理部340は、この指示を受けて、予め登録されたメールアドレス宛ての電子メールをメールサーバ820に対して電子メールを送信する。電子メールの内容には、点検日時、当該機器名、点検結果のほか、前回検知した異常値の情報を含めて配信する。
実施の形態5の点検保全システム10は、保全点検データベース装置300に点検結果受信処理部360及び点検結果確認処理部350を設けることにより、要注意機器に対する点検履行の確認を可能とし、要注意機器に対する注目度を高めることで予防保全に繋げることができる。なお、点検項目管理処理部390は、実施の形態1〜4で説明した各構成であり、実施の形態5の構成は実施の形態2〜4にも適用できる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態における各構成を組み合わせたり、実施の形態における各構成を適宜、変形、省略することが可能である。
10…点検保全システム、100…プラント監視制御装置、200…プラント信号分析装置、220…異常判定処理部、300…保全点検データベース装置、302…点検項目データ記憶部、305…点検結果データ記憶部、310…点検要否判定処理部、320…点検項目追加処理部、340…電子メール配信処理部、350…点検結果確認処理部、370…要否回数検索処理部、380…点検項目除外処理部、400…保全点検携帯端末(保全点検端末)、500…保全点検固定端末(保全点検端末)、600…制御装置、820…メールサーバ820、Th1…限度閾値、Th2…注意閾値。

Claims (9)

  1. プラント監視制御装置が管理するプラント機器の点検作業を支援する保全点検システムであって、
    前記プラント監視制御装置が前記プラント機器から収集した複数のプラント信号を分析するプラント信号分析装置と、前記プラント信号分析装置の分析結果に基づいて、点検が必要な前記プラント機器である点検対象機器を抽出する保全点検データベース装置と、を備え、
    前記プラント信号分析装置は、前記プラント信号の計測値が、異常判定条件に合致するかを判定し、異常判定となった前記プラント信号である異常プラント信号を前記保全点検データベース装置に通知する異常判定処理部を有し、
    前記保全点検データベース装置は、
    判定基準データに基づいて、前記異常プラント信号の点検要否を判定する点検要否判定処理部と、
    前記点検要否判定処理部にて点検要と判定された場合に、当該異常プラント信号とこの異常プラント信号に関係する点検項目を点検項目データ記憶部に追加する点検項目追加処理部と、を有し、
    前記異常判定処理部は、前記プラント信号の計測値が、重故障と判定する限度閾値に近づいていることを判定する注意閾値を超えた回数を計測単位期間毎に計測し、
    計測した前記注意閾値を超えた1以上の回数が、直前の計測単位期間における前記注意閾値を超えた1以上の回数よりも増加している増加現象が2回連続して発生していると判定した場合に、当該プラント信号を前記異常プラント信号であると判定することを特徴とする保全点検システム。
  2. プラント監視制御装置が管理するプラント機器の点検作業を支援する保全点検システムであって、
    前記プラント監視制御装置が前記プラント機器から収集した複数のプラント信号を分析するプラント信号分析装置と、前記プラント信号分析装置の分析結果に基づいて、点検が必要な前記プラント機器である点検対象機器を抽出する保全点検データベース装置と、を備え、
    前記プラント信号分析装置は、前記プラント信号の計測値が、異常判定条件に合致するか
    を判定し、異常判定となった前記プラント信号である異常プラント信号を前記保全点検データベース装置に通知する異常判定処理部を有し、
    前記保全点検データベース装置は、
    判定基準データに基づいて、前記異常プラント信号の点検要否を判定する点検要否判定処理部と、
    前記点検要否判定処理部にて点検要と判定された場合に、当該異常プラント信号とこの異常プラント信号に関係する点検項目を点検項目データ記憶部に追加する点検項目追加処理部と、
    前記点検項目追加処理部にて前記異常プラント信号とこの異常プラント信号に関係する点検項目が点検項目データ記憶部に追加される際に、メールサーバに前記プラント機器の異常状態を知らせる通知を電子メールにて送信する電子メール配信処理部と、
    を有することを特徴とする保全点検システム。
  3. 前記保全点検データベース装置は、前記異常プラント信号が指定期間内に一度も異常判定とならなかった場合に、当該異常プラント信号とこの異常プラント信号のみに関係する点検項目を、点検項目データ記憶部から除外する点検項目除外処理部を有することを特徴とする請求項1記載の保全点検システム。
  4. 前記点検項目追加処理部は、前記点検要否判定処理部にて点検要と判定された場合に、前記異常プラント信号を出力した前記点検対象機器の存在を保全点検端末に通知することを特徴とする請求項1または3に記載の保全点検システム。
  5. 前記保全点検データベース装置は、前記プラント信号毎に、当該プラント信号が前記異常プラント信号であると判定された回数である点検要判定回数を確認し、前記点検要判定回数が規定回数を超えた場合に、前記規定回数を超えた前記異常プラント信号を出力した前記プラント機器を修繕対象機器として、前記点検項目追加処理部が前記点検項目データ記憶部に記録するように要請する要否回数検索処理部を有し、
    前記点検項目追加処理部は、前記修繕対象機器の存在を前記保全点検端末に通知することを特徴とする請求項4記載の保全点検システム。
  6. 前記保全点検端末は、前記修繕対象機器の存在の通知を受信した場合に、表示部に強調表示された要注意機器登録のメッセージを表示することを特徴とする請求項5記載の保全点検システム。
  7. 前記保全点検データベース装置は、前記点検項目追加処理部にて前記異常プラント信号とこの異常プラント信号に関係する点検項目が点検項目データ記憶部に追加される際に、メールサーバに前記プラント機器の異常状態を知らせる通知を電子メールにて送信する電子メール配信処理部を有することを特徴とする請求項1、及び3から6のいずれか1項に記載の保全点検システム。
  8. 前記保全点検データベース装置は、前記保全点検端末から送られた点検結果を保存する点検結果データ記憶部と、
    前記点検結果データ記憶部のデータ変更を監視し、変更があった場合に、前記点検項目データ記憶部に記憶された点検項目が前記点検結果に含まれるかを確認する点検結果確認処理部と、
    前記点検結果確認処理部にて前記点検項目が前記点検結果に含まれると判定された場合に、メールサーバに前記プラント機器の点検結果情報を電子メールにて送信する電子メール配信処理部と、を有することを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の保全点検システム。
  9. 前記電子メール配信処理部は、前記点検項目追加処理部にて前記異常プラント信号とこの異常プラント信号に関係する点検項目が点検項目データ記憶部に追加される際に、前記メールサーバに前記プラント機器の異常状態を知らせる通知を電子メールにて送信することを特徴とする請求項8記載の保全点検システム。
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