JP6177065B2 - 金属レプリカ及びスタンパの製造方法 - Google Patents
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Description
電鋳によって母型の表面上に金属電着層を形成する電鋳工程を含む金属レプリカの製造方法であって、
電流密度を縦軸とし時間を横軸とした座標上に前記母型に印加する電流密度値の時間変化をプロットしたグラフを電流密度変化曲線とし、
前記電鋳工程において、電流密度値が上昇するときに印加する全ての電気量をQUとし、
電流密度値が下降するときに印加する全ての電気量をQDとすると、
0.20≦QU/QD≦5.00
であり、
さらに、前記電流密度変化曲線では、電流密度値が少なくとも1回昇降し、
電流密度値が1回昇降する間に、電流密度値が上昇するときに印加する電気量をQM2とし、
電流密度値が下降するときに印加する電気量をQM4とすると、
0.20≦QM2/QM4≦5.00
である。
図1及び2を用いて、第1実施形態にかかるスタンパについて説明する。図1は、第1実施形態にかかるスタンパの上面図及び上面拡大図を示す。図2は、第1実施形態にかかるスタンパの断面図を示す。
次に、図3〜6を用いて、第1実施形態にかかるスタンパの製造方法について説明する。図3は、第1実施形態にかかるスタンパの製造方法のフローチャートを示す。図4は、第1実施形態にかかるスタンパの製造方法の模式図を示す。図5は、フォトレジストパターンの上面図を示す。図6は、電流密度変化の制御方法を説明するための図を示す。
次に、上記した製造方法により、表1及び2に示す複数の製造条件でスタンパ17及び複製スタンパを製造し、形状精度の評価を行った。この結果を表3に示した。製造方法の一部詳細について説明する。
点S1:点R1に対応する微細凹凸パターン18(柱部19)の測定点
点R0:フォトレジストパターン13(孔部14)での中心点(原点)
点S0:微細凹凸パターン18(柱部19)での中心点(原点)
ただし、R0と同じX座標であるR1および対応するS1について本式の対象から除外する。
10 ホットプレート、 11 ガラス基板、 12 フォトレジスト、
13 フォトレジストパターン、 14 孔部、 15 導電膜、
16 金属電着層、 16c 圧縮層、 16t 引張層、
17 スタンパ、 18 微細凹凸パターン、 19 柱部、 、
20 母型
Claims (13)
- 電鋳によって母型の表面上に金属電着層を形成する電鋳工程を含む金属レプリカの製造方法であって、
電流密度を縦軸とし時間を横軸とした座標上に、前記母型に印加する電流密度値の時間変化をプロットしたグラフを電流密度変化曲線とし、
前記電鋳工程において、電流密度値が上昇するときに印加する全ての電気量をQUとし、
電流密度値が下降するときに印加する全ての電気量をQDとすると、
0.20≦QU/QD≦5.00
であり、
さらに、前記電流密度変化曲線では、電流密度値が少なくとも1回、低密度電流値D1[A/dm 2 ]から高密度電流値D2[A/dm 2 ]までの間を昇降し、
電流密度値が1回昇降する間に、電流密度値が低密度電流値D1から高密度電流値D2まで上昇するときに印加する電気量をQM2とし、
電流密度値が高密度電流値D2から低密度電流値D1まで下降するときに印加する電気量をQM4とすると、
3.2≦D1≦3.4
であり、
0.20≦QM2/QM4≦5.00
であることを特徴とする金属レプリカの製造方法。 - 前記電流密度変化曲線では、
0.95≦QM2/QM4≦1.05を満たすように電流密度値が少なくとも1回昇降する
ことを特徴とする請求項1に記載の金属レプリカの製造方法。 - 前記電流密度変化曲線のうち電流密度値が1回昇降する部分は、電流密度値が上昇する上昇部と、電流密度値が下降する下降部とを含み、
前記上昇部と前記下降部とは、時間軸に垂直な一の仮想線に関して線対称になっていることを特徴とする請求項2に記載の金属レプリカの製造方法。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載される金属レプリカの製造方法において、
前記電流密度変化曲線には前記電流密度値の昇降があり、
電流密度値が上昇するときの電流密度変化速度をVJU[A/(dm2・min)]とし、
電流密度値が下降するときの電流密度変化速度をVJD[A/(dm2・min)]とすると、
0<VJU≦14、
−14≦VJD<0、
であることを特徴とする金属レプリカの製造方法。 - 前記電鋳工程における全電気量をQAとすると、
(QU+QD)/QA×100≧3.00
であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載の金属レプリカの製造方法。 - 前記金属電着層が、Ni、Ag、Au、Cd、Co、Cr、Cu、Fe、Sn、及び、Znからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の金属レプリカの製造方法。
- 前記金属電着層が、Niからなることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1つに記載の金属レプリカの製造方法。
- 前記金属電着層の厚みが、200〜800μmであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載される金属レプリカの製造方法。
- 前記電鋳工程を奇数回繰り返すことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載される金属レプリカの製造方法。
- 前記電鋳工程を偶数回繰り返すことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載される金属レプリカの製造方法。
- 請求項1〜10のいずれか1つに記載される金属レプリカの製造方法により金属レプリカを製造し、
前記金属レプリカを、前記母型として用いることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載される金属レプリカの製造方法。 - 請求項1〜10のいずれか1つに記載される金属レプリカの製造方法により金属レプリカを製造し、
前記金属レプリカを母型として複製スタンパを複製し、
さらに、前記複製スタンパを前記母型として用いることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載される金属レプリカの製造方法。 - 請求項1〜12のいずれか1つに記載される金属レプリカの製造方法によって得られる金属レプリカを用いたスタンパの製造方法。
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