JP6175985B2 - 復調方法、受信装置、及び通信システム - Google Patents

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本発明は、JT65通信プロトコルに基づいて、送信された送信信号を受信して復調する復調方法、受信装置、並びに通信システムに関するものである。
従来から、JT65通信プロトコルに基づいて複数のシンボルを、通信帯域内に複数設定した通信周波数それぞれに割り当てたうえで、前記シンボルを、時系列に沿って順次変更しながら所定の時間周期で送信したうえで、送信した送信信号を受信して復調する通信システムが知られている(非特許文献1、2参照)。
WSJT Home Page by K1JT[平成25年7月25日検索]、インターネット<URL:http://physics.princeton.edu/pulsar/K1JT/JT65.pdf WSJT Home Page by K1JT[平成25年7月25日検索]、インターネット<URL:http://physics.princeton.edu/pulsar/K1JT/JT65 Japanese.pdf
ところで、一般に、シングルキャリア信号の復調では、基準信号それぞれの周波数のずれから周波数が補正される。しかしながら、JT65通信プロトコルに基づいた通信システムでは、数Hz程度と非常に周波数間隔の短い65値のFSK変調波を復調するため、周波数ズレの影響を受けやすい。また、変調波のシンボルレートも、2.7[symbol/s]程度と非常に遅く、データの始まりから終わりまでに周波数が10Hz以上変化することもあって、65値FSK信号の周波数間隔と周波数ズレの比が大きく、そのためSNRが劣化すると、上述した一般的なシングルキャリア信号の復調における周波数補正では、精度の高い補正が困難になる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、JT65通信プロトコルに基づいた通信システムにおいて、精度の高い周波数補正を行える復調方法、受信装置、および通信システムを提供することを目的としている。
本発明の復調方法は、JT65通信プロトコルに基づいて65値FSK変調されて送信された送信信号を受信して復調する復調方法であって、
受信した受信信号の帯域の中で、最大電力を示す第1の周波数を検出し、検出した前記第1の周波数を基準周波数に設定する基準周波数設定ステップと、
前記受信信号に含まれる全シンボルの中でゼロないし任意数のシンボルを空けて離間して並ぶ複数のシンボルを、誤差検出用シンボルに設定したうえで、設定した前記誤差検出用シンボルにおいて、その誤差検出用シンボルを中心として受信順で前後に並ぶ複数のシンボルそれぞれが重畳された周波数群の中で最大電力を示す第2の周波数を検出し、検出した第2の周波数をその誤差検出用シンボルにおける局所基準周波数に選定する局所基準周波数選定ステップと、
前記誤差検出用シンボルそれぞれにおいて、前記基準周波数と前記局所基準周波数との誤差を算出する誤差算出ステップと、
前記誤差の時系列変化の曲線近似を行ったうえで、作成した曲線に基づいて、前記誤差がゼロに矯正されるような発振周波数の時系列変化を示す局部発振信号を生成し、生成した前記局部発振信号を前記受信信号に混合することで前記受信信号の周波数補正を行う補正ステップと、
前記周波数補正された前記受信信号を65値FSK復調する復調ステップと、
を含んでいる。
また、本発明の受信装置は、 JT65通信プロトコルに基づいて65値FSK変調されて送信された送信信号を受信して復調する受信装置であって、
受信した受信信号の帯域の中で、最大電力を示す第1の周波数を検出し、検出した前記第1の周波数を基準周波数に設定する基準周波数設定手段と、
前記受信信号に含まれる全シンボルの中でゼロないし任意数のシンボルを空けて離間して並ぶ複数のシンボルを、誤差検出用シンボルに設定したうえで、設定した前記誤差検出用シンボルにおいて、その誤差検出用シンボルを中心として受信順で前後に並ぶ複数のシンボルそれぞれが重畳された周波数群の中で最大電力を示す第2の周波数を検出し、検出した第2の周波数をその誤差検出用シンボルにおける局所基準周波数に選定する局所基準周波数選定手段と、
前記誤差検出用シンボルそれぞれにおいて、前記基準周波数と前記局所基準周波数との間の誤差を算出する誤差算出手段と、
前記誤差の時系列変化の曲線近似を行ったうえで、作成した曲線に基づいて、前記誤差がゼロに矯正されるような発振周波数の時系列変化を示す局部発振信号を生成し、生成した前記局部発振信号を前記受信信号に混合することで前記受信信号の周波数補正を行う補正手段と、
前記周波数補正された前記受信信号を65値FSK復調する復調手段と、
を備える。
また、本発明の通信システムは、JT65通信プロトコルに基づいて複数のシンボルを65値FSK変調して送信する送信装置と、前記送信装置が送信する送信信号を受信して復調する受信装置とを備える通信システムであって、
前記受信装置は、
受信した受信信号の帯域の中で、最大電力を示す第1の周波数を検出し、検出した前記第1の周波数を基準周波数に設定する基準周波数設定手段と、
前記受信信号に含まれる全シンボルの中でゼロないし任意数のシンボルを空けて離間して並ぶ複数のシンボルを、誤差検出用シンボルに設定したうえで、設定した前記誤差検出用シンボルにおいて、その誤差検出用シンボルを中心として受信順で前後に並ぶ複数のシンボルそれぞれが重畳された周波数群の中で最大電力を示す第2の周波数を検出し、検出した第2の周波数をその誤差検出用シンボルにおける局所基準周波数に選定する局所基準周波数選定手段と、
前記誤差検出用シンボルそれぞれにおいて、前記基準周波数と前記局所基準周波数との間の誤差を算出する誤差算出手段と、
前記誤差の時系列変化の曲線近似を行ったうえで、作成した曲線に基づいて、前記誤差がゼロに矯正されるような発振周波数の時系列変化を示す局部発振信号を生成し、生成した前記局部発振信号を前記受信信号に混合することで前記受信信号の周波数補正を行う補正手段と、
前記周波数補正された前記受信信号を65値FSK復調する復調手段と、
を備える。
本発明の復調方法や受信装置や通信システムでは、前記誤差の時系列変化の曲線近似を行ったうえで、作成した曲線に基づいて、前記誤差がゼロに矯正されるような発振周波数の時系列変化を示す局部発振信号を生成し、生成した前記局部発振信号を前記受信信号に混合することで前記受信信号の周波数補正を行うので、基準周波数に基づいた復調処理の精度が向上する。
本発明の復調方法には、前記補正ステップでは、前記曲線近似として二次曲線近似を行う、という態様がある。
本発明の受信装置には、前記補正手段は、前記曲線近似として二次曲線近似を行う、という態様がある。
本発明では、曲線近似に基づいて、受信信号の周波数補正を行うので、補正に要する演算処理量が軽減される。また、曲線近似に基づいて受信信号の周波数補正を行うので、複数の誤差検出用シンボルの一部において局所基準周波数の選定を行ったとしても、受信信号の受信周期全期にわたって適用可能な曲線近似を作成することができる。そのため、その分でも演算処理量が軽減される。また、誤差の周波数変化を示す二次曲線の作成と、作成した二次曲線を打ち消す局部発信信号の生成と、生成した局部発信信号に基づいた受信信号の周波数補正を行うという、比較的容易な演算処理並びに信号処理により、本発明を実現できるので、その分、演算処理量のさらなる軽減を図ることができるうえに、回路構成の複雑化を回避することができる。
本発明の復調方法には、前記誤差算出ステップでは、所定値以上の誤差を、誤検出されたものとして排除する、という態様がある。
本発明の受信装置には、前記誤差算出手段は、所定値以上の誤差を、誤検出されたものとして排除する、という態様がある。
全てのシンボルに応じて設定する基準周波数と、誤差検出用シンボル毎に検出する局所基準周波数との間に生じる誤差は、時系列に沿って比較的なだらかに変化する。そのため、発生する可能性のある誤差の最大値を予め設定しておけば、この最大誤差以上の値を示す誤差は誤検出された誤差であると判断することができる。これらの態様では、この理論に基づいて、誤検出誤差の排除を可能としており、その分、さらに基準周波数に基づいた復調処理の精度が向上する。
本発明によれば、基準周波数の周波数精度を向上させて、復調処理精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に通信システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態の通信システムの65値FSK復調器の構成を示すブロック図である。 PN符号の構成を示す図である。 送信信号の構成を示す図である。 PN符号を除いた受信信号の構成を示す図である。 誤差検出用シンボルおよびシンボル群の構成を示す図である。 二次曲線と局部発信信号の構成を示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係る通信システム1を説明する。図1は、通信システム1の構成を示すブロック図である。
通信システム1は、JT65通信プロトコルに基づいて65値FSK変調された信号を相互通信する通信システムであって、送信装置2と受信装置3とを備える。送信装置2は、入力器4と、2進変換器5と、ビット分割器6と、RS符号器7と、インターリーバー8と、グレイ符号器9と、同期信号生成器10と、65値FSK変調器11と、送信器12とを備える。受信装置3は、受信器13と、65値FSK復調器14と、グレイ復号器16と、デインターリーバー17と、RS/DS復号器18と、ビット分割器19と、キャラクタ変換器20と、出力器21とを備える。同期信号生成器10は、PN符号器10aと、同期合成器10bとを備える。65値FSK復調器14は、図2に示すように、基準周波数設定手段14aと、局所基準周波数選定手段14bと、誤差算出手段14cと、補正手段14dと、同期相関器14eと、65値FSK復調部14fとを備える。
次に送信装置2による送信信号の生成動作並びに送信動作を説明する。入力器4は、送信装置2を操作する操作者によって入力される入力データを受け付ける装置であって、キーボード等から構成される。ここで、入力データは、例えば、Digit[0-9], Letter[A-Z], Space characterから構成される。
2進変換器5は、入力器4に入力された入力データを2進法データに変換する。ここで、JT65通信プロトコルでは、コールサインの局数が最大228であり、グリットロケータ(運用地域を識別する符号)が最大215であると想定しているため、1回の送信メーセージには、72ビット(=28+28+15)のデータが必要となる。そのため、2進変換器5は、入力器4に入力された入力データを72ビットの2進法データに変換する。
ビット分割器6は、2進変換器5によって72ビットデータに変換された入力データを分割する。具体的には、ビット分割器6は、例えば、72ビットの入力データを、6ビット毎に12個に分割する。
RS符号器7は、ビット分割器6で6ビット毎に12分割された入力データに誤り訂正符号を付加する。具体的には、例えば、入力データに306ビットの誤り訂正符号を付加することで、合計378ビットのデータとしたうえで、さらにこのデータを63個の6ビット情報に符号化する。なお、この63個の6ビット情報を以下の説明ではビット情報63という。
インターリーバー8は、RS符号器7から出力されるビット情報63を、複行複列のマトリックに順次入力したうえで、入力時とは異なる方向で読み出すことでビット情報63の配列変換を行う。インターリーバー8によって配列変換されたビット情報63はバイナリーコードであることが維持されている。グレイ符号器9は、インターリーバー8によって配列変換されたビット情報63をグレイコードに変換する。以下、グレイコードに変換されたビット情報63をビット情報63(グレイコード)という。
同期信号生成器10は、PN符号器10aと同期合成器10bとを用いて以下のようにして同期用の基準信号を生成する。すなわち、JT65通信プロトコルは、1分間の送受信シーケンスを使用して送信装置2と受信装置3との間で通信を行うために、精度の高い同期を要求する。そこで、PN符号器10aは、まず擬似ランダム信号を用いて系列長126を有するPN符号を生成し、生成したPN符号を合成器10bに供給する。具体的には、図3に示すように、PN符号器10aは、"1"の数63個、"0"の数63個からなる系列長126を有するPN符号を生成する。PN信号は、ビット情報63(グレイコード)を構成する各ビット情報の出力タイミングの同期を取るための同期信号として機能する。したがって、このPN信号を同期信号として出力される送信信号は、系列長126で規定される時間周期の1/126の時間間隔で計126個のシンボルが順次送信される信号形態となる。
合成器10bは、グレイ符号器9から出力されるビット情報63(グレイコード)に、PN符号器10aから供給されるPN符号を合成する。以下、PN符号が合成されたビット情報63(グレイコード)をビット情報63・PN符号という。
65値FSK変調器11は、同期信号生成器10から出力されるビット情報63・PN符号に含まれるビット情報(グレイコード)を次のようにして65値FSK変調する。すなわち、65値FSK変調器11では、複数(65値FSKでは総数64)の変調周波数mf164からなる変調周波数群mfgと、基準周波数pf(1270.5Hz)とからなる総数65の周波数群fgが設定されている。以下、送信時に設定する基準周波数と、受信時に検出する基準周波数とを区別するため、送信時に設定する基準周波数pfを、基準周波数(送信)pf1と称し、受信時に受信信号から検出する基準周波数pfを、基準周波数(受信)pf2と称する。本発明の請求項における復調時の各ステップや装置で述べられている基準周波数は基本的に基準周波数(受信)pf2のことである。
変調周波数群mfgを構成する変調周波数mf164それぞれは、1270.5Hzを基点として、mf164=1270.5+2.6917×(N+2)×m(Nは自然数、mはJT65モードにより異なる自然数)の式を満たす周波数に設定されている。なお、50MHzを利用するJT65Aモードでは、m=1となる。ビット情報63(グレイコード)は、計63個のビット情報b163から構成されており、ビット情報b163の63個のそれぞれのデータは、64種類の変調周波数mf164のいずれか一つの周波数に対応する。さらにビット情報63(グレイコード)は、前述したように、入力データに誤り訂正符号を付加して符号化しさらにグレイコードに変換したものである。したがって、入力データそれぞれは、変調周波数mf164のいずれか一つの周波数に対応する。
65値FSK変調器11は、上記のようにして設定された周波数群fg(変調周波数群mfg+基準周波数(送信)pf1)それぞれに、ビット情報63・PN符号に含まれる各ビット情報b163と基準信号とを当て嵌めることでビット情報63(グレイコード)の周波数変調を行う。ビット情報b163と基準信号の当て嵌めはPN符号に基づいて行われる。すなわち、図4に示すように、例えば、PN符号の"1"の出力タイミングでは、基準信号の周波数である基準周波数(送信)pf1が設定される。一方、PN符号の"0"の出力タイミングでは、ビット情報63(グレイコード)を構成する各ビット情報b163に対応する変調周波数mf164が設定される。さらにここで設定される変調周波数mf164は、ビット情報63(グレイコード)におけるビット情報b163の出力順(時系列出力順)に沿って設定される。以下、さらに詳細に説明する。
PN符号は、JT65通信プロトコルにおける同期信号として機能し、さらにはその出力期間t0〜txは、JT65通信プロトコルにおける通信周期(所定の時間周期)を規定している。図4に示すように、PN符号の出力期間t1〜txにおける出力タイミングT0-1、T3-4、T4-5、T8-9、T9-10、T10-11、…、T(x-7)-(x-6)、T(x-6)-(x-5)、T(x-5)-(x-4)、T(x-4)-(x-3)、T(x-3)-(x-2)、T(x-2)-(x-1)、T(x-1)-xでは、データ"1"が出力される。したがって、これらのタイミングでは、基準周波数(送信)pf1が設定される。一方、出力タイミングT1-2、T2-3、T5-6、T6-7、T7-8、…では、データ"0"が出力される。したがって、これらのタイミングでは、そのタイミングでビット情報63(グレイコード)から出力されるビット情報b163に対応する変調周波数mf164が設定される。ビット情報b163に対応する変調周波数mf164は、ビット情報b163の出力順(時系列出力順)に従って設定される。
以上のようにして、65値FSK変調器11は、ビット情報63(グレイコード)と基準周波数情報とを、変調周波数mf164と基準周波数(送信)pf1とを含んで周波数変調させることで、送信信号Rtを生成する。送信器12は、65値FSK変調器11が生成する送信信号Rtを伝送路Aに向けて送信する。このようして周波数変調されて送信信号Rtに重畳されたビット情報63と基準周波数情報とは、JT65通信プロトコルに基づいた通信システムにおける情報伝達の基本単位となる。以下、この基本単位をシンボルS1126と称する。シンボルS1126は、ビット情報63それぞれに対応するシンボルSと、基準周波数(送信)pf1に対応するシンボルSとを含む。
次に受信装置3による受信動作並びに復調動作を説明する。受信器13は送信装置2が伝送路Aに向けて送信した送信信号Rtを受信して、その受信信号Rrを65値FSK復調器14に出力する。65値FSK復調器14は、受信器13から供給される受信信号Rrを次のようにして65値FSK復調する。すなわち、まず、基準周波数設定手段14aは、受信器13から供給される受信信号Rrから次のようにして基準周波数(受信)pf2を抽出する。
基準周波数(受信)pf2の抽出に際して基準周波数設定手段14aは、受信信号Rrの全帯域(全シンボルS1126)の中で電力が一番大きい、換言すれば重畳されているシンボル数が最も多い周波数(以下、第1の周波数という)を検出し、検出した第1の周波数を基準周波数(受信)pf2に設定する。なお、第1の周波数の検出は、受信信号Rrに含まれる全シンボルS1126に対して、1シンボル毎に高速フーリエ変換処理(FFT処理)を行い、それによって得られる各シンボルS1126の電力を出力周波数毎に集計し、集計した各周波数の総和電力において一番大きい電力を示す周波数を第1の周波数(基準周波数(受信)pf2)として検出してもよい。FFT処理による第1の周波数の検出方法は、前者の検出方法より演算量が少ないものの、若干検出精度が前者より劣る。後者(FFT処理)による第1の周波数の検出精度を向上させるためには、8シンボル毎といったように、比較的少ない複数シンボル毎にFFT処理すればよく、そうすれば、後者の検出精度は向上する。以上が基準周波数設定ステップである。
各々の無線通信機内部にある発振素子の温度変化や経年変化のために、受信信号Rrにおける周波数が、送信信号Rtの送信時からみて比較的大きく変動することがある。しかも、その周波数変動量が時系列に沿ってさらに変動することがある。そのため、上述した基準周波数(受信)pf2の設定だけを行っていたのでは、受信信号Rrの周波数変動に即応しない基準周波数(受信)pf2になってしまって、後段の復調処理精度が十分に維持できなくなってしまう。
そこで、この通信システム1(具体的には受信装置3の65値FSK復調器14)では、以下のようにして、受信信号Rrを補正する。すなわち、まず、65値FSK復調器14の局所基準周波数選定手段14bは、図5に示すように、受信信号Rrに含まれる全シンボルS1126の中でゼロないし任意数のシンボル数q(q=0,自然数)で離間して受信順に並ぶ複数のシンボルSを、誤差検出用シンボルSd1n(nは自然数)に設定する。例としては、q=8、n=8、すなわち、8シンボル毎に離間して並ぶ8つのシンボルSが誤差検出用シンボルSd1nとして挙げられる。ただし、この設定は一例であって、他の離間間隔(16シンボル間隔の4つの誤差検出用シンボル設定等)であってもよいのはいうまでもない。離間間隔を可及的に小さくしていけば、周波数補正精度は向上するが、演算数が増加する。一方、離間間隔を可及的に大きくしていけば演算数は減少するものの、周波数補正精度はその分劣化する。
次に、局所基準周波数選定手段14bは、設定した誤差検出用シンボルSd1nにおいて、各誤差検出用シンボルSdx(xは1≦x≦nを満たす自然数)を中心として受信順で前後に隣接して並ぶシンボル群Sgxを設定する。具体的には、その誤差検出用シンボルSdxを中心として受信順でm+1個(mは自然数)前方に位置するシンボルSx-(m+1)から、受信順でm個後方に位置するシンボルSx+mまでの都合2m個のシンボルSx-(m+1)x+mを、シンボル群Sgxとして設定する。ここでは、mを3として、シンボル群Sgxを構成するシンボル数を8とする。m=3としたシンボル群Sgxの設定例を図6に示す。ここで、mは、前述したq(隣接する誤差検出用シンボルSd1nの離間シンボル数)より大きい自然数としてもよい(m>q)。 m>qとした場合、隣接するシンボル群Sgx、Sgx’では、構成するシンボルが一部重複することになるが、以下の制御を行ううえで何ら支障はない。
次に、局所基準周波数選定手段14bは、誤差検出用シンボルSd1nに設定したシンボル群Sg1nにおいて、そのシンボル群Sgx(xは1≦x≦nを満たす自然数)を構成するシンボルSx-(m+1)〜Sdx〜Sx+mそれぞれが重畳された周波数群の中で最大電力を示す第2の周波数を検出する。第2の周波数の検出は、例えば、そのシンボル群Sgxに含まれる全シンボルSx-(m+1)〜Sdx〜Sx+mに対して、1シンボル毎に高速フーリエ変換処理(FFT処理)を行い、それによって得られる各シンボルSx-(m+1)〜Sdx〜Sx+mの電力を出力周波数毎に集計し、集計した各周波数の総和電力において一番大きい電力を示す周波数を第2の周波数として検出する。第2の周波数の検出におけるFFT処理の処理範囲を2mとすることで、周波数の検出間隔が1/2mとなり、後述する誤差検出処理において微少な誤差を検出することが可能となる。
ここで、FFT処理を行ううえでは、各シンボル群Sg1nを構成するシンボル数2mを2k個(kは自然数)とするのが好ましい。本実施の形態では、これに従い、2m=23=8としている。この他、例えば、2m=16としてもよいのは言うまでもない。65値FSK復調器14は、検出した第2の周波数を局所基準周波数pf31nに選定する。以上が局所基準周波数選定ステップである。
次に、65値FSK復調器14の誤差算出手段14cは、誤差検出用シンボルSd1nそれぞれにおいて、選定した局所基準周波数pf31nそれぞれと、基準周波数設定ステップで設定した基準周波数(受信)pf2との間の誤差e1nを算出し、算出した誤差e1nを補正手段14dに出力する。
誤差算出手段14cは、誤差e1nの検出においては、所定値以上の誤差を、誤検出されたものとして排除するのが好ましい。全てのシンボルS1126に応じて設定する基準周波数(受信)pf2と、誤差検出用シンボルSd1n毎に検出する局所基準周波数pf31nとの間に生じる誤差e1nは、時系列に沿って比較的なだらかに変化する。そのため、発生する可能性のある誤差e1nの最大値を予め設定しておけば、この最大誤差(例えば、100Hz)以上の値を示す誤差e1nは誤検出された誤差であると判断することができる。これに基づいて、所定値以上の誤差を、誤検出されたものとして排除すれば、その分、基準周波数に基づいた復調処理の精度を向上させることができる。以上が誤差算出ステップである。
次に、65値FSK復調器14の補正手段14dは、誤差算出手段14cから供給された誤差e1nのデータに基づいて、二次曲線近似を行う。具体的には、誤差検出手段14cから供給された誤差e1nの時系列に沿った変化を示す二次曲線をfnとし、その誤差e1nが生じたタイミング(誤差検出用シンボルSd1nの検出タイミング)をtnとすると、求める二次曲線は、
fn=a×tn 2+b×tn+c
と表わすことができる。すると、求める二次曲線fnの係数項は、
Figure 0006175985
となる。求めた二次曲線fnの一例を図7に示す。
さらに、補正手段14dは、図7に示すように、求めた二次曲線fnを打ち消すように発振周波数が周期的に変動する局部発振信号fn’を生成する。二次曲線fnを打ち消すとは、各タイミングにおいて誤差e1nがゼロに矯正されることをいう。補正手段14dは、生成した局部発振信号fn’を時系列順に沿って受信信号Rrに混合することで受信信号Rrの周波数補正を行う。以下、補正後の受信信号Rrを、受信信号(補正)Rr’という。受信信号(補正)Rr’においては、受信順に沿った全ての時点における基準周波数(受信)pf2は、予め設定しておいた基準周波数(第1の周波数)に可及的に近似したものとなる。補正手段14dは、生成した受信信号(補正)Rr’を同期相関器14eに出力する。以上が補正ステップである。
受信信号(補正)Rr’が供給された同期相関器14eと65値FSK復調部14fとは、以下の処理を行う。すなわち、同期相関器14eは、受信信号(補正)Rr’からPN符号を抽出し、さらに抽出したPN符号との相関検出を行うことで、受信信号(補正)Rr’におけるデータ開始タイミングを検出する。そのうえで、65値FSK復調部14fは、同期相関器14eが検出したデータ開始タイミングから順次データが存在するタイミングでFFT処理を行うことで、受信信号(補正)Rr’における各シンボルS1126をグレイコードに復元する。
ここで、先に補正手段14dにおいて、予め設定しておいた基準周波数(第1の周波数)に可及的に近似するように基準周波数(受信)pf2が補正された受信信号(補正)Rr’を生成するので、65値FSK復調部14fが行うシンボル復元処理におけるシンボル復元精度は高いものとなる。
グレイ復号器16は、65値FSK復調部14fによって復元されたグレイコードを、グレイコードからなるビット情報63(グレイコード)に復号する。デインターリーバー17は、インターリーバー8とは逆の処理を行うことで、ビット情報63(グレイコード)を、バイナリーコードからなるビット情報63に変換する。
RS/DS復号器18は、378ビットのビット情報63を誤り訂正復号することで、6ビット毎に12分割されたデータに変換する。ビット分割器19は、RS/DS復号器18が出力する6ビット毎に12分割されたデータを72ビットデータに変換する。キャラクタ変換器20は、ビット分割器19が出力する72ビットデータを、例えば、Digit[0-9], Letter[A-Z], Space characterから構成されるキャラクターデータに変換する。出力器21は、キャラクターデータを外部に出力するディスプレイ表示装置や印刷装置や発声装置等からなる出力装置であって、キャラクタ変換器20から出力されるキャラクターデータを表示/印字/発声等の処理によって外部に出力する。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々適宜に変更可能である。
1 通信システム
2 送信装置
3 受信装置
4 入力器
5 2進変換器
6 ビット分割器
7 RS符号器
8 インターリーバー
9 グレイ符号器
10 同期信号生成器
10a PN符号器
10b 合成器
11 65値FSK変調器
12 送信器
13 受信器
14 65値FSK復調器
14a 基準周波数設定手段
14b 局所基準周波数選定手段
14c 誤差算出手段
14d 補正手段
14e 同期相関器
14f 65値FSK復調部
16 グレイ復号器
17 デインターリーバー
18 RS/DS復号器
19 ビット分割器
20 キャラクタ変換器
21 出力器
A 伝送路
163 ビット情報
1n 誤差
n 二次曲線
n' 局部発振信号
fg 周波数群
mf164 変調周波数
mfg 変調周波数群
pf1 基準周波数(送信)
pf2 基準周波数(受信)
pf31n 局所基準周波数
Rt 送信信号
Rr 受信信号
Rr’ 受信信号(補正)
1126 シンボル
Sd1n 誤差検出用シンボル
Sgx シンボル群

Claims (7)

  1. JT65通信プロトコルに基づいて65値FSK変調されて送信された送信信号を受信して復調する復調方法であって、
    受信した受信信号の帯域の中で、最大電力を示す第1の周波数を検出し、検出した前記第1の周波数を基準周波数に設定する基準周波数設定ステップと、
    前記受信信号に含まれる全シンボルの中でゼロないし任意数のシンボルを空けて離間して並ぶ複数のシンボルを、誤差検出用シンボルに設定したうえで、設定した前記誤差検出用シンボルにおいて、その誤差検出用シンボルを中心として受信順で前後に並ぶ複数のシンボルそれぞれが重畳された周波数群の中で最大電力を示す第2の周波数を検出し、検出した第2の周波数をその誤差検出用シンボルにおける局所基準周波数に選定する局所基準周波数選定ステップと、
    前記誤差検出用シンボルそれぞれにおいて、前記基準周波数と前記局所基準周波数との間の誤差を算出する誤差算出ステップと、
    前記誤差の時系列変化の曲線近似を行ったうえで、作成した曲線に基づいて、前記誤差がゼロに矯正されるような発振周波数の時系列変化を示す局部発振信号を生成し、生成した前記局部発振信号を前記受信信号に混合することで前記受信信号の周波数補正を行う補正ステップと、
    前記周波数補正された前記受信信号を65値FSK復調する復調ステップと、
    を含む、
    ことを特徴とする復調方法。
  2. 前記補正ステップでは、前記曲線近似として二次曲線近似を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の復調方法。
  3. 前記誤差算出ステップでは、所定値以上の誤差を、誤検出されたものとして排除する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の復調方法。
  4. JT65通信プロトコルに基づいて65値FSK変調されて送信された送信信号を受信して復調する受信装置であって、
    受信した受信信号の帯域の中で、最大電力を示す第1の周波数を検出し、検出した前記第1の周波数を基準周波数に設定する基準周波数設定手段と、
    前記受信信号に含まれる全シンボルの中でゼロないし任意数のシンボルを空けて離間して並ぶ複数のシンボルを、誤差検出用シンボルに設定したうえで、設定した前記誤差検出用シンボルにおいて、その誤差検出用シンボルを中心として受信順で前後に並ぶ複数のシンボルそれぞれが重畳された周波数群の中で最大電力を示す第2の周波数を検出し、検出した第2の周波数をその誤差検出用シンボルにおける局所基準周波数に選定する局所基準周波数選定手段と、
    前記誤差検出用シンボルそれぞれにおいて、前記基準周波数と前記局所基準周波数との間の誤差を算出する誤差算出手段と、
    前記誤差の時系列変化の曲線近似を行ったうえで、作成した曲線に基づいて、前記誤差がゼロに矯正されるような発振周波数の時系列変化を示す局部発振信号を生成し、生成した前記局部発振信号を前記受信信号に混合することで前記受信信号の周波数補正を行う補正手段と、
    前記周波数補正された前記受信信号を65値FSK復調する復調手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする受信装置。
  5. 前記補正手段は、前記曲線近似として二次曲線近似を行う、
    ことを特徴とする請求項4に記載の受信装置。
  6. 前記誤差算出手段は、所定値以上の誤差を、誤検出されたものとして排除する、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の受信装置。
  7. JT65通信プロトコルに基づいて複数のシンボルを65値FSK変調して送信する送信装置と、前記送信装置が送信する送信信号を受信して復調する受信装置とを備える通信システムであって、
    前記受信装置は、
    受信した受信信号の帯域の中で、最大電力を示す第1の周波数を検出し、検出した前記第1の周波数を基準周波数に設定する基準周波数設定手段と、
    前記受信信号に含まれる全シンボルの中でゼロないし任意数のシンボルを空けて離間して並ぶ複数のシンボルを、誤差検出用シンボルに設定したうえで、設定した前記誤差検出用シンボルにおいて、その誤差検出用シンボルを中心として受信順で前後に並ぶ複数のシンボルそれぞれが重畳された周波数群の中で最大電力を示す第2の周波数を検出し、検出した第2の周波数をその誤差検出用シンボルにおける局所基準周波数に選定する局所基準周波数選定手段と、
    前記誤差検出用シンボルそれぞれにおいて、前記基準周波数と前記局所基準周波数との間の誤差を算出する誤差算出手段と、
    前記誤差の時系列変化の曲線近似を行ったうえで、作成した曲線に基づいて、前記誤差がゼロに矯正されるような発振周波数の時系列変化を示す局部発振信号を生成し、生成した前記局部発振信号を前記受信信号に混合することで前記受信信号の周波数補正を行う補正手段と、
    前記周波数補正された前記受信信号を65値FSK復調する復調手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする通信システム。
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