JP6174985B2 - コネクタ、コネクタ付き温度センサ、及びコネクタ付き延長線 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタ、コネクタ付き温度センサ、及びコネクタ付き延長線に関し、より詳細には、安価且つ容易に製造することができると共に、小型且つ軽量なコネクタ、コネクタ付き温度センサ、及びコネクタ付き延長線に関する。
液晶パネルの製造時に温度を測定する場合に使用される温度センサとして、パネルに挟めるように薄型に形成された温度センサがある。この薄型の温度センサは、薄型であるため強度が低いので、温度を測定する際に、部材に挟まれることにより折れ曲がったり、加圧の状態によっては断線したりする。そのため、この薄型の温度センサは使い捨てされている。
通常、温度センサは、温度測定器に接続されているが、温度センサを使い捨てで使用する場合は、温度測定器から温度センサを抜き取る必要がある。このとき、温度センサと温度測定器との間の長さが短い(距離が近い)場合は直接抜いても問題はないが、温度センサと温度測定器との間の長さが長い(距離が遠い)場合は、温度センサを温度測定器から抜く作業に時間が掛かる上、使い捨てる部分が多くなりその分コストが無駄になってしまう。そこで、温度センサを交換するときに、温度測定器から導出される配線を抜かずに温度センサ部分のみを交換できるように、温度センサと温度測定器との配線の途中にコネクタを設けて、温度センサからこのコネクタまでの部分を使い捨てにすることが望ましい。
これに関して、熱電対で形成された温度センサのコネクタとして、コネクタ内のコネクタピンの材料に熱電対線と同材質又は同性質の類似材料を使用したもの(例えば、特許文献1参照)や、温度センサ側の端部は熱電対線を剥き出しにして、その熱電対線の端部を直接、補償導線に繋がる補償導線と同様の材料で形成された端子に接続するもの(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
これらのコネクタは、熱電対で形成された温度センサと温度測定器までの間に異種金属の存在を排除しているため、温度センサの検出精度を高めている。
しかし、特許文献1に記載のコネクタでは、コネクタ内に熱電対線と同材質の材料で形成されたコネクタピンを設け、そのコネクタピンと温度センサの熱電対線とを接続する必要がある。また、コネクタを接続する際に、締め付け金具を捩じ込んで締め付ける構造である。そのため、加工工数が多く、安価に製造することができない。一方、特許文献2に記載のコネクタも、温度センサの端部を、スライド蓋に連動して動く板バネにより端子に押し付ける構成のため、部品点数が多く、安価に製造することができない。
また、特許文献2に記載のコネクタは、温度センサの端部を直接端部に接続する構成のため、接続するときに、温度センサの端部が折れたり、破損したりする可能性がある。特に、厚さが1mm以下の薄型の温度センサの熱電対線を直接接続する場合に、そのような問題が発生する可能性が高い。
加えて、上記のような薄型の温度センサと温度測定器との間を接続する用途に用いる場合には、コネクタの重量を軽くする必要がある。コネクタが重いとその重みによって、温度センサと温度測定器の間で配線が撓んだり、これを嫌って撓まないようにするとコネクタの配置位置が限定されたりする。
実開平7−1578号公報 特開2012−48952号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その課題は、部品点数と加工工数を少なくし、安価且つ容易に製造することができると共に、小型且つ軽量にすることができるコネクタ、コネクタ付き温度センサ、及びコネクタ付き延長線を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明のコネクタは、帯状に形成した一方の熱電対線と、該一方の熱電対線と同じ金属を帯状に形成した他方の熱電対線とを導通接続するコネクタにおいて、前記一方の熱電対線の端部に設けられた雄体と、該雄体を挿入可能な雌体挿入孔を有し、前記他方の熱電対線の端部に設けられた雌体とを備え、前記雄体を前記雌体挿入孔に挿入したときに、前記雄体の前記雌体挿入孔の内表面に対向する雄体接触面に、前記雄体の挿抜方向に沿って前記一方の熱電対線を配置すると共に、前記雌体挿入孔の前記雄体接触面に対向する雌体接触面に、前記挿抜方向に沿って前記他方の熱電対線を配置し、前記雄体を前記雌体挿入孔に挿入したときに、前記一方の熱電対線と前記他方の熱電対線とを直接接触するように構成するものである。
なお、上記の雄体と雌体を、合成樹脂から射出成形により形成すると、安価且つ容易に製造することができると共に、コネクタを軽量にすることができるので、望ましい。
また、ここでいう熱電対線とは、異なる二種の金属線であり、雄体設けた反対側の端部を接触させると温度センサを形成したり、補償導線を形成したりするものである。加えて、帯状とは、幅が0.25mm〜1.0mm、及び厚さが0.03mm〜0.1mmに形成された状態のことをいう。
この構成によれば、コネクタの雄体を雌体に挿入したときに、一方の熱電対線と他方の熱電対線を直接接触することができるので、わざわざ接触端子を設ける必要が無く、コネクタの構成部品や加工工数を減らすことができる。これにより、コネクタを、安価且つ容易に製造することができる。
また、雄体の雄体接触面に一方の熱電対線を挿抜方向に沿って配置し、及び雌体の雌体接触面に他方の熱電対線を挿抜方向に沿って配置して、一方の熱電対線と他方の熱電対線とを直接接触できるので、従来技術で必要であった接触端子や、導通させるための機構が不要になり、コネクタを小型且つ軽量にすることができる。
加えて、各熱電対線を挿抜方向に沿うように配置することで、雄体及び雌体が各熱電対線を補強する役割を担うので、雄体を雌体に挿入するときや、雄体を雌体に押圧するように構成しても、接続端子の役割を担う各熱電対線が折れ曲がったりすることを回避することができる。
更に、一方の熱電対線と他方の熱電対線とを直接接触するように構成して、一方の熱電対線と他方の熱電対線との間に異種金属の存在を回避し、コネクタを介すことで起電力が変化することを回避することができる。
また、上記のコネクタにおいて、前記一方の熱電対線を、前記雄体の挿入方向の端部側に設けられた雄体挿通孔に挿通して、前記雄体に巻き、前記一方の熱電対線の端部を前記雄体の抜去方向の端部側で固定すると共に、前記他方の熱電対線を、前記雌体の前記雌体挿入孔の開口部側に設けられた雌体挿通孔に挿通して、前記雌体に巻き、前記他方の熱電対線の端部を前記雌体挿入孔の前記開口部の反対側で固定するように構成すると、各熱電対線を雄体及び雌体のそれぞれに強固に固定することができると共に、安価且つ容易に製造することができる。
加えて、上記のコネクタにおいて、前記雄体に、前記雄体接触面を有し、前記雌体挿入孔に挿入可能に構成された雄体挿抜体と、前記雄体挿抜体の抜去方向側の端部を嵌め込み可能な雄体嵌込体を設け、該雄体嵌込体に前記雄体挿抜体を嵌め込んだときに、前記雄体挿抜体の挿抜方向に沿って前記雄体接触面に配置された前記一方の熱電対線を、前記雄体挿抜体と前記雄体嵌込体との間に挟持して固定するように構成すると、雄体挿抜体と一方の熱電対線とを強固に固定できると共に、一方の熱電対線を雄体挿抜体と雄体嵌込体との間に挟んで固定することで、溶接や接着剤による接着などの方法を用いずに製造することができるので、安価且つ容易に製造することができる。
なお、雄体挿抜体と雄体嵌込体との間に一方の熱電対線を挟持する場合は、一方の熱電対線の途中と、一方の熱電対線の端部の少なくとも二箇所を挟持するように構成するとよい。
そして、上記の課題を解決するための本発明のコネクタ付き温度センサは、上記に記載のコネクタの雄体と、前記一方の熱電対線の前記雄体を設けた反対側の端部で接触させて形成された温度センサとを備えて構成される。この構成によれば、コネクタ付きの温度センサを、温度センサの熱電対線と、コネクタの雄体のみで構成することができるので、部品点数と加工工数を減らして、安価且つ容易に製造することができると共に、重量を軽くすることができる。これにより、特にセンサ部分を薄く形成して、センサ部分が折れ曲がるなどして破損しても、直ぐに交換することできる。また、安価に製造することができるため、使い捨てにしてもコストを抑えることができる。
そして、上記の課題を解決するための本発明のコネクタ付き延長線は、上記に記載のコネクタの雌体と、前記他方の熱電対線に接続される補償導線で形成された延長線とを備えて構成される。この構成によれば、温度センサから温度測定器までの間に異種金属の存在を避けることができるため、温度センサで温度を精度良く測定することができる。
本発明のコネクタ、コネクタ付き温度センサ、及びコネクタ付き延長線によれば、第一に、熱電対線同士を直接接触することができるので、コネクタに従来技術では必要であった接触端子などを設ける必要がなく、構成部品や加工工数を減らすことができると共に、溶接や接着剤による接着などの方法を用いずに製造することができるので、安価且つ容易に製造することができる。第二に、複雑な構成を必要としないため、小型且つ軽量にすることができる。
これにより、特に、薄型の温度センサなどに用いる場合に、使い捨ての用途で用いるときのコストを下げることができるので、温度センサを手荒く使用する等して温度センサが故障した場合でも、コストの問題を気にせず容易に交換することができる。また、小型且つ軽量にすることができ、配線を重みで撓ませることがないので、コネクタの置き場所などを気にせずに使用することができる。
また、異種金属を介在させないため、コネクタを経由したときに余計な起電力が発生す
ることを回避することができるので、温度を精度良く測定することができる。
本発明に係る実施の形態のコネクタと、コネクタ付き温度センサと、コネクタ付き延長線を示した斜視図である。 図1のコネクタの雄体とコネクタの雌体を接続した状態を示した斜視断面図である。 図1のコネクタの雄体の雄体挿抜体を示した図であり、(a)は雄体挿抜体の上面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線で示した断面を示す断面図である。 図1のコネクタの雄体の雄体嵌込体を示した図であり、(a)は雄体嵌込体の上面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線で示した断面を示す断面図である。 図1のコネクタの雌体の第一挿入孔形成体を示した図であり、(a)は第一挿入孔形成体の下面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線で示した断面を示す断面図である。 図1のコネクタの雌体の第一挿入孔形成体を示した図であり、(a)は第一挿入孔形成体の背面図であり、(b)は第一挿入孔形成体の正面図である。 図1のコネクタの雌体の第二挿入孔形成体を示した図であり、(a)は第二挿入孔形成体の上面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線で示した断面を示す断面図である。 図1のコネクタの雌体の押圧体を示した側面図である。 図1のコネクタの雌体の雌体嵌込体を示した図であり、(a)は雌体嵌込体の上面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線で示した断面を示す断面図である。 図3の雄体挿抜体に熱電対線を取り付けた状態を示した図であり、(a)は雄体嵌込体の上面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線で示した断面を示す断面図である。 図1の雄体挿抜体を図4の雄体嵌込体に嵌め込んだ状態を示した図であり、(a)は雄体の上面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線で示した断面を示す断面図である。 図5の第一挿入孔形成体に補償導線を取り付けた状態を示した図であり、(a)は第一挿入孔形成体の下面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線で示した断面を示す断面図である。 図12の第一挿入孔形成体と図7の第二挿入孔形成体と図8の押圧体を図9の雌体嵌込体に嵌め込んだ状態を示した図であり、(a)は雌体の上面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線で示した断面を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態のコネクタ、コネクタ付き温度センサ、及びコネクタ付き延長線について、図面を参照しながら説明する。なお、熱電対線として+極にクロメル、−極にアルメルを用いたタイプKを例に説明するが、本発明は、+極にクロメル、−極にコンスタンタンを用いたタイプEや、+極に白金ロジウム合金(ロジウム含有量30%)、−極に白金ロジウム合金(ロジウム含有量6%)を用いたタイプBなどの様々な種類の熱電対線に適用することができる。
加えて、図面に関しては、構成が分かり易いように寸法を変化させており、各部材、各部品の板厚や幅や長さなどの比率も必ずしも実際に製造するものの比率とは一致させていない。また、図1において、コネクタの雄体の抜去方向をx1方向、雄体の挿入方向をx2方向、コネクタの雄体の上面から下面に向かう方向をy1方向、雄体の下面から上面に向かう方向をy2方向とする。また、ここでいう、上面とは、雄体接触面が設けられている側の面であり、下面とは、その反対側の見えていない面である。
図1及び図2に示すように、この実施の形態のコネクタ10は、コネクタ付き温度センサ11の雄体12とコネクタ付き延長線13の雌体14から構成される。コネクタ10の雄体12は、熱電対線15A及び15Bで形成された温度センサ16の端部に設けられ、また、コネクタ10の雌体14は、雄体12と着脱自在に構成され、補償導線17A及び17Bで形成された延長線18の端部に設けられる。
このコネクタ付き温度センサ11は、雄体12と温度センサ16から構成される。
温度センサ16は、先端で熱電対線15A及び15Bを接合して形成される測温部16aで温度を測定する熱電対のセンサであり、液晶パネルなどの製造時にパネルに挟んで使用されるものである。この温度センサ16は、幅が0.25mm〜1.0mm、及び厚さが0.03mm〜0.1mmの薄い帯状に形成された熱電対線15A及び15Bを並べて配置し、先端で接合して測温部16aを形成し、被覆部材15Cにより被覆して、幅が1.5mm〜5mm、及び厚さが0.1mm〜0.3mmの薄い帯状に形成されている。
雄体12は、雌体14に挿抜可能な雄体挿抜体20を設け、雄体接触面12aに雄体12の挿抜方向に沿って熱電対線15A及び15Bを配置して、雄体挿抜体20を雌体14の雌体挿入孔14aに挿入したときに、雌体14の熱電対線19A及び19Bと直接接触するように構成される。
また、この雄体12は、熱電対線15Aを、雄体12のx2方向の端部側に設けられた雄体第一挿通孔23Aに、熱電対線15Bを雄体第二挿通孔23Bに挿通して、それぞれを雄体12に巻き、熱電対線15A及び15Bの端部を雄体12のx1方向の端部側で固定するように構成される。
加えて、この雄体12は、雄体挿抜体20の抜去方向側の端部を嵌め込み可能な雄体嵌込体30を設け、雄体嵌込体30に雄体挿抜体20を嵌め込んだときに、雄体挿抜体20の挿抜方向に巻かれた熱電対線15A及び15Bの端部を、雄体挿抜体20と雄体嵌込体30との間に挟持して固定するように構成される。
コネクタ付き延長線13は、雌体14と延長線18から構成され、コネクタ付き温度センサ11と図示しない温度測定器との間に設けられ、熱電対線15Aと同じ材料で形成された複数本の丸線を撚って形成された補償導線17Aと、熱電対線15Bと同じ材料で形成された複数本の丸線を撚って形成された補償導線17Bとを被覆部材17Cにより被覆して形成された延長線である。
雌体14は、雄体挿抜体20を挿入及び抜去可能な雌体挿入孔14aを備え、雌体挿入孔14a内に設けられ、雄体接触面12aに対向する雌体接触面14bに挿抜方向に沿って熱電対線19A及び19Bを配置して、雄体挿抜体20を雌体14の雌体挿入孔14aに挿入したときに、雌体14の熱電対線19A及び19Bと直接接触するように構成される。
また、この雌体14は、熱電対線19Aを、雌体14のx1方向の端部側に設けられた雌体第三挿通孔45Eに、熱電対線19Bを雌体第四挿通孔45Fに挿通して、それぞれを雌体14に巻き、熱電対線19A及び19Bの端部を雌体14の雌体挿入孔14aの開口部の反対側で固定するように構成される。
雄体接触面12aは、雄体12の上面に設けられる。詳しくは、雄体挿抜体20の上面に設けられ、雄体挿抜体20を雌体14の雌体挿入孔14aに挿入したときに、雌体接触面14bと対向する面である。
雌体挿入孔14aは、雄体挿抜体20を挿入可能な挿入孔であり、第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50を重ねたときに形成される。
雌体接触面14bは、雌体挿入孔14aの内表面に設けられる。詳しくは、第一挿入孔形成体40の下面に設けられ、雄体挿抜体20を雌体14の雌体挿入孔14aに挿入したときに、雄体接触面12aと対向する面である。
上記の熱電対線15Aと補償導線17Aと熱電対線19Aは同じ金属で形成され、熱電対線15Bと補償導線17Bと熱電対線19Bは同じ金属で形成される。また、熱電対線15A及び15Bと熱電対線19A及び19Bは、前述したように幅が0.25mm〜1.0mm、及び厚さが0.03mm〜0.1mmの薄い帯状に形成される。
雄体挿抜体20は、図3の(a)に示すように、100℃前後の耐熱性と優れた弾性率を有する合成樹脂(例えば、ポリアセタール樹脂など)から、射出成形により形成された挿抜体本体21を備え、その挿抜体本体21に、温度センサ導出部22、雄体第一挿通孔23A〜雄体第四挿通孔23D、挿抜体案内部24、雌体用係合部25、嵌込体用係合部26、熱電対線挟持部27、及び熱電対線案内部28を設けて構成される。
温度センサ導出部22は、図3の(b)に示すように、挿抜体本体21のx1方向の端部に設けられる。この温度センサ導出部22は、ここから導出される温度センサ16を折らないように、あるいは傷つけないように角に丸みが形成されている。
雄体第一挿通孔23A〜雄体第四挿通孔23Dは、図3の(a)に示すように、熱電対線15A及び15Bを挿通する挿通孔である。この雄体第一挿通孔23Aと雄体第二挿通孔23Bは挿抜体本体21のx2方向の端部側に、雄体第三挿通孔23Cと雄体第四挿通孔23Dは挿抜体本体21のx1方向の端部側にそれぞれ設けられる。
この雄体第一挿通孔23A〜雄体第四挿通孔23Dは、熱電対線15A及び15Bの幅が変更されても対応できるように、大小の挿通孔を合わせた形状に形成される。複数の挿通孔を設けることで、熱電対線15A及び15Bの幅が変わった場合に、熱電対線15A及び15Bの幅に合わせた挿通孔に熱電対線15A及び15Bを通すことで、熱電対線15A及び15Bが、雄体12の幅方向に動くことを防止することができる。
なお、この実施の形態の雄体第一挿通孔23A〜雄体第四挿通孔23Dは、幅が0.5mmと0.25mmの二種類の熱電対線15A及び15Bに対応するため、それぞれに対応する多段挿通孔に形成した。
挿抜体案内部24は、挿抜体本体21の上面に設けられ、y2方向に突出して形成される。また、この挿抜体案内部24は、雄体第一挿通孔23Aと雄体第二挿通孔23Bとの間、つまり、熱電対線15Aと熱電対線15Bとを雄体接触面12aに配置したときに、熱電対線15Aと熱電対線15Bとの間に設けられる。
この挿抜体案内部24を設けることで、第一に、挿抜体案内部24が、雄体12と雌体14とを接続したときに、雄体12を雌体14の雌体挿入孔14aに案内するので、雄体12を雌体14に真っ直ぐ挿入することができる。第二に、挿抜体案内部24により、熱電対線15Aと熱電対線15Bが接触することを回避することができる。第三に、雄体12の上面と下面とを区別し易くなるので、雄体12を雌体14に接続するときに、挿入方向を間違えることを防止することができる。
雌体用係合部25は、挿抜体本体21の両側面側に設けられ、係合片25aと係合用弾性板25bとを備えて構成される。この雌体用係合部25は、係合片25aにy2方向からy1方向に向かって力が加えられた場合には、係合用弾性板25bの弾性力により、係合片25aがy1方向に動く。また、係合片25aに加えられた力が解放されると、係合用弾性板25bの弾性力により、係合片25aが元に戻る。
嵌込体用係合部26は、雄体挿抜体20を雄体嵌込体30に嵌め込んだときに、雄体嵌込体30と係合する部分である。
熱電対線挟持部27は、図3の(b)に示すように、挿抜体本体21のx1方向側に設けられる。この熱電対線挟持部27は、雄体挿抜体20を雄体嵌込体30に嵌め込んだときに、温度センサ16に繋がる熱電対線15A及び15Bと、雄体挿抜体20に巻かれた熱電対線15A及び15Bの端部の両方を雄体嵌込体30との間に挟持して、固定する部分である。
熱電対線案内部28は、挿抜体本体21の下面に設けられ、下方y1方向に突出して形成される。この熱電対線案内部28は、熱電対線15Aと熱電対線15Bとを挿抜体本体21の下面に配置したときに、熱電対線15Aと熱電対線15Bとの間に設けられる。この熱電対線案内部28を設けることで、挿抜体本体21の下面で、熱電対線15Aと熱電対線15Bが接触することを回避することができる。
雄体嵌込体30は、図4の(a)に示すように、合成樹脂から射出成形により形成された嵌込体本体31を備え、その嵌込体本体31に、温度センサ導出部32、挿抜体用挿入部33、挿抜体用係合部34、及び熱電対線挟持部35A及び35Bを設けて構成される。
温度センサ導出部32は、図4の(b)に示すように、嵌込体本体31のx1方向の端部に設けられる。この温度センサ導出部32は、ここから導出される温度センサ16を折らないように、あるいは傷つけないように角に丸みが形成されている。
挿抜体用挿入部33は、嵌込体本体31のx2方向の端部に設けられ、挿抜体本体21のx1方向側の端部を挿入可能に形成される。
挿抜体用係合部34は、嵌込体本体31の内部に突出して形成される。この挿抜体用係合部34は、雄体嵌込体30の挿抜体用挿入部33から雄体挿抜体20を挿入したときに、雄体挿抜体20の嵌込体用係合部26に係合して、雄体挿抜体20を固定する。この挿抜体用係合部34は、雄体嵌込体30に雄体挿抜体20を嵌め殺しにして、嵌込体用係合部26から外れないようにすることが好ましい。
熱電対線挟持部35Aは、嵌込体本体31の内部に設けられる。この熱電対線挟持部35Aは、雄体嵌込体30に雄体挿抜体20を嵌め込んだときに、雄体挿抜体20の熱電対線挟持部27との間に熱電対線15A及び15Bを挟持して、固定する。
熱電対線挟持部35Bは、雄体挿抜体20の上面と接触する部分に設けられる。この熱電対線挟持部35Bは、雄体嵌込体30に雄体挿抜体20を嵌め込んだときに、雄体挿抜体20の熱電対線挟持部27との間に熱電対線15A及び15Bを挟持して、固定する。
雌体14は、前述した第一挿入孔形成体40及び第二挿入孔形成体50の他に、雄体12を雌体14から抜去するときに押下される押圧体60と、第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50の両方を嵌め込む雌体嵌込体70とを備えて構成される。
第一挿入孔形成体40は、図5の(a)に示すように、合成樹脂から射出成形により形成された第一形成体本体41を備え、その第一形成体本体41に、挿入孔形成部42、延長線導出部43、嵌込体用係合部44A及び44B、第一貫通孔45A及び第二貫通孔45B、雌体第一挿通孔45C〜雌体第四挿通孔45F、雄体用係合部45G、案内引込部46、熱電対線案内部47、延長線案内部48、及び形成体用係合部49を設けて構成される。
挿入孔形成部42は、第一形成体本体41のx1方向側の端部に設けられ、第二挿入孔形成体50と合わせたときに、雄体挿抜体20の端部を挿入可能な雌体挿入孔14aを形成するように、図6の(d)に示すように、x2方向に向かって見てy1方向が開口したコの字状に形成される。
延長線導出部43は、図5の(a)及び(b)に示すように、第一形成体本体41のx2方向側の端部に設けられる。この延長線導出部43は、ここから導出される延長線18を折らないように、あるいは傷つけないように角に丸みが形成されている。
嵌込体用係合部44Aは、図5の(a)に示すように、第一形成体本体41の片側面に設けられ、係合片44Aaと係合用弾性板44Abとを備えて構成される。この嵌込体用係合部44Aは、係合片44Aaに側面から力が加えられた場合には、係合用弾性板44Abの弾性力により、係合片44Aaが内側に動く。また、係合片44Aaに加えられた力が解放されると、係合用弾性板44Abの弾性力により、係合片44Aaが元に戻る。
嵌込体用係合部44Bは、図6の(a)に示すように、第一形成体本体41のx2方向側の端部の嵌込体用係合部44Aが設けられていない側に設けられ、x1方向に向かって見たときに、第一形成体本体41のx2方向側の端部の片側を凹ませて形成される。
第一貫通孔45Aは、第一形成体本体41のx1方向側に設けられ、第一形成体本体41を貫通する貫通孔である。第二貫通孔45Bは、第一貫通孔45Aよりもx2方向側に設けられ、第一形成体本体41を貫通する貫通孔である。
雌体第一挿通孔45C〜雌体第四挿通孔45Fは、雌体接触面14bに配置される熱電対線19A及び19Bを挿通する挿通孔である。雌体第一挿通孔45Cと雌体第二挿通孔45Dは、第一貫通孔45Aのx2方向側の縁部に、雌体第三挿通孔45Eと雌体第四挿通孔45Fは、第一貫通孔45Aのx1方向側の縁部にそれぞれ設けられる。
この雌体第一挿通孔45C〜雌体第四挿通孔45Fは、第一貫通孔45A及び第二貫通孔45Bの縁部を一段広げる、つまり、周囲から一段凹ませて形成されるので、その凹みに熱電対線19A及び19Bが設けられることで、熱電対線19A及び19Bが第一挿入孔形成体40の幅方向に動くことを防止することができる。
雄体用係合部45Gは、図5の(a)に示すように、第一貫通孔45Aのx1方向側の縁部に設けられる。この雄体用係合部45Gは、雄体12が雌体14に挿入されたときに、雄体12の雌体用係合部25の係合片25aが係合する部分である。
案内引込部46は、図6の(b)に示すように、第一形成体本体41の下面である雌体接触面14bに設けられ、雄体12の挿抜体案内部24を引き込み可能に、第一形成体本体41のy2方向に凹ませて形成される。
熱電対線案内部47は、図5の(a)に示すように、案内引込部46の両側で、且つ雌
体第一挿通孔45Cと雌体第二挿通孔45Dとの間と、雌体第三挿通孔45Eと雌体第四挿通孔45Fとの間に設けられ、図6の(b)に示すように、y1方向に凹ませて形成される。
延長線案内部48は、図6の(a)に示すように、第一形成体本体41の下面に設けられ、延長線18の延長線部分を配置可能に円筒状内径面に形成される。
形成体用係合部49は、図5の(b)に示すように、第一形成体本体41の下面に設けられ、y1方向に突出して形成される。
第二挿入孔形成体50は、図7の(a)に示すように、合成樹脂から射出成形により形成された第二形成体本体51を備え、その第二形成体本体51に、挿入孔形成部52、延長線導出部53、嵌込体用係合部54、挿抜体付勢部55、及び延長線支持部56を設けて構成される。
挿入孔形成部52は、第二形成体本体51のx1方向側の端部に設けられ、第一挿入孔形成体40の挿入孔形成部42と合わせたときに、雄体挿抜体20の端部を挿入可能な雌体挿入孔14aを形成するように、x2方向に見てy2方向が開口したコの字状に形成される。
延長線導出部53は、図7の(b)に示すように、第二形成体本体51のx2方向側の端部に設けられる。この延長線導出部53は、ここから導出される延長線18を折らないように、あるいは傷つけないように角に丸みが形成されている。
嵌込体用係合部54は、図7の(a)に示すように、第二形成体本体51のx2方向の端部の両側に設けられ、第一挿入孔形成体40の嵌込体用係合部44Bと同様に、端部の両側を凹ませて形成される。
挿抜体付勢部55は、図7の(b)に示すように、第二形成体本体51の上面、つまり雄体12を雌体14に挿入したときに、雄体12の雄体接触面12aの反対側の下面と対向する面に設けられ、y2方向に付勢力が作用するように形成される。詳しくは、x1方向側の端部を第二形成体本体51に接合し、x2方向側の端部を第二形成体本体51から切り離して、y2方向にそのx2方向側の端部を突出させることで、板バネと同様の役割を果たすように構成される。
この挿抜体付勢部55は、雌体14に雄体12の雄体挿抜体20が挿入されたときに、雄体挿抜体20の下面に接触して、雄体挿抜体20をy2方向に付勢する。これにより、雄体接触面12aに配置された熱電対線15A及び15Bと、雌体挿入孔14aの内表面に設けられた雌体接触面14bに配置された熱電対線19A及び19Bとを密着させることができる。
延長線支持部56は、図7の(a)に示すように、第二形成体本体51の上面に設けられ、円筒状に形成される。
形成体用係合部57は、第二形成体本体51の上面に設けられ、第一挿入孔形成体40の形成体用係合部49が係合可能に、y1方向に凹ませて形成される。
押圧体60は、図8に示すように、合成樹脂から射出成形により形成された弾性本体61を備え、その弾性本体61に、支点部62、押圧部63、及び突出部64を設けて構成される。
弾性本体61は、薄い板状に形成され、突出部64をy1方向に押したときに、y1方向に変形可能に構成される。
支点部62は、弾性本体61のx2方向側の端部に設けられる。この支点部62は、雌体嵌込体70に嵌め込んだときに、固定され、押圧体60を押したときの支点となる。
押圧部63は、弾性本体61のx1方向側の端部に設けられる。この押圧部63は、雌体14に接続された雄体12を抜去するときに、雄体12の雄体挿抜体20の雌体用係合部25の係合片25aを押圧し、その係合片25aを雌体14の第一挿入孔形成体40の雄体用係合部45Gから外す。
突出部64は、弾性本体61のx2方向の端部側で、且つ押圧部63の反対側の面に設けられる。この突出部64を押すと、弾性本体61がy1方向に変形して、押圧部63が雄体12の係合片25aを押す。そして、この突出部64を離すと、弾性本体61の弾性力により元に戻る。
雌体嵌込体70は、図9の(a)に示すように、合成樹脂から射出成形により、第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50と押圧体60を挿入可能に形成された嵌込体本体71を備え、その嵌込体本体71に、形成体挿入孔72、形成体用係合部73Aと73B、押圧体突出孔74、及び滑止部75を設けて構成される。
形成体挿入孔72は、嵌込体本体71のx1方向の端部に設けられ、押圧体60を挿入した後に、第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50を挿入可能に形成される。
形成体用係合部73Aは、図9の(b)に示すように、嵌込体本体71の側面を開口して形成される。この形成体用係合部73Aは、雌体嵌込体70の形成体挿入孔73から第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50を挿入すると、第一挿入孔形成体40の嵌込体用係合部44Aと係合して、第一挿入孔形成体40を固定する。
形成体用係合部73Bは、形成体用係合部73Aを設けた内角以外の、嵌込体本体71のx2方向の端部側の内側の角に設けられる。これらの形成体用係合部73Bは、第一挿入孔形成体40の嵌込体用係合部44B、第二挿入孔形成体50の嵌込体用係合部54のそれぞれに係合し、第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50を固定する。
この形成体用係合部73A及び73Bは、雌体嵌込体70に第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50を嵌め殺しにして、嵌込体用係合部44A、44B、及び54から外れないようにすることが好ましい。
押圧体突出孔74は、嵌込体本体71の上面で、嵌込体本体71のx1方向側に設けられる。この押圧体突出孔74は、押圧体60の突出部64を突出するように開口している。
滑止部75は、嵌込体本体71の上面に設けられ、y2方向に突出して形成される。
次にコネクタ付き温度センサ11とコネクタ付き延長線13の組み立て方法について説明する。なお、図10〜図13においては、熱電対線15A及び15B、補償導線17A及び17B、熱電対線19A及び19Bは、その他の部材と区別が付き易いように塗り潰してある。
コネクタ付き温度センサ11の組み立て方法は、熱電対線15A及び15Bで形成された温度センサ16の端部にコネクタの雄体12を取り付ける方法であり、まず、合成樹脂から射出成形により前述した雄体挿抜体20と雄体嵌込体30を形成する。
次に、温度センサ16の測温部4aが形成された先端部の反対側の端部の被覆部材15Cを剥がして、熱電対線15A及び15Bを剥き出しにする。次に、図10の(a)に示すように、その剥き出しの熱電対線15Aを、雄体挿抜体20の下面から雄体第三挿通孔23Cに挿通し、挿抜体案内部24に沿って雄体接触面12aに配置する。次に、熱電対線15Aを雄体接触面12aから雄体第一挿通孔23Aに挿通し、熱電対線案内部28に沿って下面に配置する。このように、熱電対線15Aを雄体挿抜体20の挿抜方向に巻く。同様に、剥き出しの熱電対線15Bを雄体第二挿通孔23Bと雄体第四挿通孔23Dに挿通して、挿抜体案内部24と熱電対線案内部28に沿うように雄体挿抜体20の挿抜方向に巻く。これにより、雄体12の雄体接触面12aに、雄体12の挿抜方向に沿って熱電対線15A及び15Bを配置すると共に、熱電対線15A及び15Bと雄体挿抜体20とを強固に固定する。次に、図10の(b)に示すように、熱電対線15A及び15Bの端部を、熱電対線挟持部27に配置する。
もう一方の巻き方として、図10の(c)に示すように、熱電対線15Aを、熱電対線案内部28に沿うように雄体挿抜体20の下面に配置してから、雄体第一挿通孔23Aに挿通する。次に、挿抜体案内部24に沿って雄体接触面12aに配置してから、雄体第三挿通孔23Cに挿通して、雄体挿抜体20に巻く。同様に、熱電対線15Bも雄体挿抜体20に巻いて、それぞれの端部を熱電対線挟持部27に配置する。
次に、図11の(a)に示すように、雄体挿抜体20の温度センサ導出部22と雄体嵌込体30の温度センサ導出部32の間から温度センサ16を導出しながら、雄体挿抜体20のx1方向の端部を雄体嵌込体30に嵌め込む。雄体挿抜体20を雄体嵌込体30に嵌め込むと、雄体嵌込体30の挿抜体用係合部34が、雄体挿抜体20の嵌込体用係合部26に係合し、雄体挿抜体20を嵌め殺す。
このとき、図11の(b)に示すように、雄体挿抜体20の熱電対線挟持部27と、雄体嵌込体30の熱電対線挟持部35Aとの間に、熱電対線15A及び15Bの端部を挟み込んで、固定する。また、雄体挿抜体20の熱電対線挟持部27と雄体嵌込体30の熱電対線挟持部35Bとの間に熱電対線15A及び15Bを挟み込んで、固定する。図10の(c)に示す巻き方のときは、熱電対線挟持部27と熱電対線挟持部35Aの間に温度センサ16に繋がる熱電対線15A及び15Bを挟持し、熱電対線挟持部27と熱電対線挟持部35Bの間に熱電対線15A及び15Bの端部を挟持する。
上記の方法により組み立てられたコネクタ付き温度センサ11は、構成部材が合成樹脂で形成された雄体挿抜体20と雄体嵌込体30と、熱電対線15A及び15Bのみで構成されるので、部品点数が少なく、且つ加工工数が少ない。また、製造の際に、溶接や接着剤による接着などを用いないで組み立てることができる。そのため、雄体12の重量は0.4g〜1.0gとなり、非常に軽量なものとなる。
コネクタ付き延長線13の組み立て方法は、補償導線17A及び17Bで形成された延長線18の端部にコネクタの雌体14を取り付ける方法であり、まず、合成樹脂から射出成形により前述した第一挿入孔形成体40、第二挿入孔形成体50、押圧体60、及び雌体嵌込体70を形成する。
次に、熱電対線19Aを、図12の(a)に示すように、第一挿入孔形成体40の下面から雌体第一挿通孔35Cに挿通して、熱電対線案内部47に沿って配置する。次に、熱
電対線19Aを、第一挿入孔形成体40の上面から雌体第三挿通孔35Eに挿通して、雌体接触面14bに雄体12の挿抜方向に沿って配置する。このようにして、熱電対線19Aを第一形成体本体41の挿抜方向に巻き、その端部同士を溶接して固定する。同様に熱電対線19Bを、雌体第二挿通孔35Dと雌体第四挿通孔35Fに通して、熱電対線案内部47に沿うように第一形成体本体41に巻き、その端部同士を溶接して固定する。これにより、第一挿入孔形成体40の雌体接触面14bに、雄体12の挿抜方向に沿って熱電対線19A及び19Bを配置すると共に、熱電対線19A及び19Bと第一挿入孔形成体40とを強固に固定する。
次に、延長線18を延長線案内部48に沿って配置する。次に、延長線18の図示しない温度測定器と接続される端部とは反対側の端部の被覆部材17Cを剥がして、補償導線17A及び17Bを剥き出しにする。図12の(b)に示すように、その剥き出しの補償導線17Aの端部を熱電対線19Aと溶接し、補償導線17Bの端部を熱電対線19Bと溶接する。
次に、図13の(a)に示すように、雌体嵌込体70の押圧体突出孔74から押圧体60の突出部64を突出するように、雌体嵌込体70の形成体挿入孔73から押圧体60を挿入する。次に、図13の(b)に示すように、第一挿入孔形成体40の挿入孔形成部42と第二挿入孔形成体50の挿入孔形成部52により雌体挿入孔14aを形成するように、第一挿入孔形成体40の形成体用係合部49と第二挿入孔形成体50の形成体用係合部57を係合して、第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50とを重ねる。このとき、第一挿入孔形成体40の延長線導出部43と第二挿入孔形成体50の延長線導出部53により形成される導出口より延長線18を導出する。
次に、雌体嵌込体70に、第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50を重ねたまま挿入し、嵌め込む。第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50を重ねたまま雌体嵌込体70に嵌め込むと、第一挿入孔形成体40の嵌込体用係合部44Aの係合片44Aaは、雌体嵌込体70の内壁に押されて内側に動き、奥まで嵌め込まれたときに、元に戻って雌体嵌込体70の形成体用係合部73Aと係合する。また、第一挿入孔形成体40の嵌込体用係合部44B、第二挿入孔形成体50の嵌込体用係合部54のそれぞれと、雌体嵌込体70の各形成体用係合部74Bが係合し、第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50を嵌め殺す。
上記の方法により組み立てられたコネクタ付き延長線13は、構成部材が合成樹脂で形成された第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50と押圧体60と雌体嵌込体70と熱電対線19A及び19Bで構成され、部品点数が少なく、且つ加工工数が少ない。また、製造の際に、熱電対線19A及び19Bと補償導線17A及び17Bを溶接する以外には、溶接や接着剤による接着などを用いないで組み立てることができる。そのため、雌体14の重量は2.0g〜3.0gであり、非常に軽量なものとなる。
次に、上記の実施の形態のコネクタ付き温度センサ11とコネクタ付き延長線13の着脱について説明する。図1の状態から図2の状態に示すように、雄体12を雌体14に接続する場合は、雄体12の表裏を確認して、雄体12の挿抜体案内部24を雌体14の案内引込部46に沿うように、雌体14の雌体挿入孔14aに雄体12の雄体挿抜体20を挿入する。
このとき、雌体14の挿抜体付勢部55は、雄体12に押されてy1方向に動き、雄体12の雌体用係合部25の係合片25aは、雌体14に押されてy1方向に動く。そして、雄体12を雌体14の奥まで挿入すると、雄体12の雌体用係合部25の係合片25aは、雌体14の第一貫通孔45Aにより押圧から解放され、y2方向に動いて、雄体用係合部45Gと係合する。また、雌体14の挿抜体付勢部55は、雄体挿抜体20を下面から付勢して、雄体挿抜体20の熱電対線15A及び15Bが挿抜方向に沿って配置された雄体接触面21aを雌体14の熱電対線19A及び19Bが挿抜方向に沿って配置された雌体接触面14bに押し付ける。これにより、コネクタ付き温度センサ11の熱電対線15A及び15Bと、コネクタ付き延長線13の延長線18の補償導線17A及び17Bに接続された熱電対線19A及び19Bとを直接接触することができる。
図2の状態から図1に示すような状態に、コネクタの雄体12を雌体14から外す場合は、雌体14の押圧体60の突出部64を押すと、押圧体60の弾性本体61がy1方向に変形し、押圧部63が雄体12の係合片25aを押圧する。係合片25aを押圧すると、係合用弾性板25bがy1方向に変形し、係合片25aと雌体14の雄体用係合部45Gとの係合を外す。
雄体12の係合片25aと雌体14の雄体用係合部45Gとの係合が外れた状態で、雄体12を雌体14から抜去する。これにより、コネクタ付き温度センサ11とコネクタ付き延長線13との接続を解除することができる。
上記の実施の形態のコネクタ10、コネクタ付き温度センサ11、及びコネクタ付き延長線13によれば、コネクタ10の雄体12を雌体14に挿入したときに、温度センサ16の熱電対線15A及び15Bと、延長線18の補償導線17A及び17Bに接続された熱電対線19A及び19Bとを直接接触することができるので、わざわざ雄体接触面21aに接触端子を設ける必要が無く、コネクタ10の構成部品や加工工数を減らすことができる。これにより、コネクタ10を、安価且つ容易に製造することができる。
また、雄体12の雄体接触面21aに熱電対線15A及び15Bを挿抜方向に沿って配置し、及び雌体14の雌体接触面14bに熱電対線19A及び19Bを挿抜方向に沿って配置して、熱電対線15A及び15Bと熱電対線19A及び19Bとを直接接触できるので、従来技術で必要であった接触端子や、導通させるための機構が不要になり、コネクタ10を小型且つ軽量にすることができる。
加えて、熱電対線15A及び15Bと熱電対線19A及び19Bを挿抜方向に沿うように配置することで、雄体12及び雌体14が熱電対線15A及び15Bと熱電対線19A及び19Bを補強する役割を担うので、雄体12を雌体14に挿入するときや、雄体12を雌体14に押圧するように構成しても、熱電対線15A及び15Bと熱電対線19A及び19Bが折れ曲がったりすることを回避することができる。
更に、熱電対線15A及び15Bと熱電対線19A及び19Bとを直接接触するように構成して、熱電対線15A及び15Bと熱電対線19A及び19Bとの間に異種金属の存在を回避し、コネクタ10を介すことで起電力が変化することを回避することができるので、温度を精度良く測定することができる。
よって、上記の実施の形態のコネクタ付き温度センサ11、及びコネクタ付き延長線13を用いることで、薄い帯状に形成された温度センサ16を有するコネクタ付き温度センサ11を使い捨ての用途で用いたときのコストを下げることができる。これにより、コネクタ付き温度センサ11を手荒く使用して温度センサ16が故障しても、コストの問題を気にせず容易に交換することができる。
また、雄体12と雌体14を小型且つ軽量にすることができるので、コネクタ付き温度センサ11やコネクタ付き延長線13をコネクタ10の重みで撓ませることがないので、コネクタ10の置き場所などを気にせずに使用することができる。
なお、上記の実施の形態では、コネクタ10により温度センサ16と延長線18とを接続する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記のコネクタで延長線と別の延長線とを接続するように構成してもよい。
また、上記の実施の形態では、温度センサ16として、薄い帯状の熱電対センサを用いたが、この薄い帯状の熱電対センサは、熱電対線15A及び15Bを全長に渡って帯状に形成されてもの以外にも、丸線の熱電対線の測温部4aや、雄体導電接触部2aを形成する部分のみ平たく形成したものを用いることができる。この場合は、丸線の熱電対線を必要な部分のみ押圧して平たくすればよいので、更にコストを抑えることができる。
加えて、上記の実施の形態では、温度センサ16の測温部4aを被覆部材3Cで被覆したものを例に説明したが、本発明のコネクタ付き温度センサ11は、測温部に被覆部材を被覆しない構成としてもよい。
また、上記の実施の形態では、延長線18の補償導線17A及び17Bと同じ材料で形成された熱電対線19A及び19Bを第一挿入孔形成体40に配置したが、本発明はこれに限定されない。例えば、延長線18の補償導線が丸線ではなく、平たく形成されたものであれば、そのまま延長線導出部から導出するように構成してもよい。その場合は、補償導線を第一挿入孔形成体40の雌体第一挿通孔45C〜雌体第四挿通孔45Fにそれぞれを通して、第一挿入孔形成体40に巻いて、その端部を溶接する。
また、上記の実施の形態では、温度センサ16にコネクタ10の雄体12を、延長線18にコネクタ10の雌体14を設けた構成を例に説明したが、温度センサ16にコネクタ10の雌体14を、延長線18にコネクタ10の雄体12を設けた構成としてもよい。
また、上記の実施の形態では、雄体12を雌体14に挿入して、接続する場合に、雄体12の雌体用係合部25と雌体14の雄体用係合部45Gとを係合させるように構成し、雄体12を雌体14から抜去する場合に、雌体14の押圧体60を押して、雄体12の雌体用係合部25と雌体14の雄体用係合部45Gとを係合を解除するように構成したが、この構成は一例であり、本発明はこれに限定されない。例えば、雄体12を雌体14に挿入して、接続する場合に、雄体12から突出して形成された係合部を雌体14からも突出するように構成し、雄体12を雌体14から抜去する場合に、その突出した係合部を押して、係合を解除するように構成してもよい。
また、上記の実施の形態の、雄体挿抜体20と雄体嵌込体30、第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50、第一挿入孔形成体40と雌体嵌込体70、及び第二挿入孔形成体50と雌体嵌込体70の係合は、あくまで一例であり、本発明はこれに限定されない。
また、上記の実施の形態のコネクタ付き延長線13の組み立て方法において、第一挿入孔形成体40と第二挿入孔形成体50を雌体嵌込体70に嵌め込んだ後に、第一挿入孔形成体40の嵌込体用係合部44Aによる隙間にピンを埋め込んで嵌込体用係合部44Aと、雌体嵌込体70の形成体用係合部73Aとの係合が外れないようにしてもよい。
本発明のコネクタの雄体等は、部品点数を少なくし、安価且つ容易に製造することができると共に、小型且つ軽量にすることができるので、特に薄型に形成され、使い捨て用途で使用される温度センサに利用することができる。
10 コネクタ
11 コネクタ付き温度センサ
12 雄体
12a 雄体接触面
13 コネクタ付き延長線
14 雌体
14a 雌体挿入孔
14b 雌体接触面
15A、15B 熱電対線
16 温度センサ
17A、17B 補償導線
18 延長線
19A、19B 熱電対線
20 雄体挿抜体
30 雄体嵌込体
40 第一挿入孔形成体
50 第二挿入孔形成体
60 押圧体
70 雌体嵌込体

Claims (5)

  1. 帯状に形成した一方の熱電対線と、該一方の熱電対線と同じ金属を帯状に形成した他方の熱電対線とを導通接続するコネクタにおいて、
    前記一方の熱電対線の端部に設けられた雄体と、前記他方の熱電対線の端部に設けられ、前記雄体を挿入可能な雌体挿入孔を有した雌体とを備え、前記雄体を前記雌体挿入孔に挿入したときに、前記雄体の前記雌体挿入孔の内表面に対向する雄体接触面に、前記雄体の挿抜方向に沿って前記一方の熱電対線を配置すると共に、前記雌体挿入孔の前記雄体接触面に対向する雌体接触面に、前記挿抜方向に沿って前記他方の熱電対線を配置し、
    前記雄体を前記雌体挿入孔に挿入したときに、前記一方の熱電対線と前記他方の熱電対線とを直接接触するように構成することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記一方の熱電対線を、前記雄体の挿入方向の端部側に設けられた雄体挿通孔に挿通して、前記雄体に巻き、前記一方の熱電対線の端部を前記雄体の抜去方向の端部側で固定すると共に、前記他方の熱電対線を、前記雌体の前記雌体挿入孔の開口部側に設けられた雌体挿通孔に挿通して、前記雌体に巻き、前記他方の熱電対線の端部を前記雌体挿入孔の前記開口部の反対側で固定することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記雄体に、前記雄体接触面を有し、前記雌体挿入孔に挿入可能に構成された雄体挿抜体と、前記雄体挿抜体の抜去方向側の端部を嵌め込み可能な雄体嵌込体を設け、該雄体嵌込体に前記雄体挿抜体を嵌め込んだときに、前記雄体挿抜体の挿抜方向に沿って前記雄体接触面に配置された前記一方の熱電対線を、前記雄体挿抜体と前記雄体嵌込体との間に挟持して固定することを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタの雄体と、前記一方の熱電対線の前記雄体を設けた反対側の端部で接触させて形成された温度センサとを備えることを特徴とするコネクタ付き温度センサ。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタの雌体と、前記他方の熱電対線に接続される補償導線で形成された延長線とを備えることを特徴とするコネクタ付き延長線。
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