JP6173798B2 - 内面材のリング状支持部材を固定するための固定部材及びその固定部材を用いた管の内層構造 - Google Patents
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このうち、特許文献1に記載のものは、組み立てることにより管状、角形又は馬蹄形の筒状体を構成する、内周面を構成する内面板と、該内面板の周縁に立設された外周板とをプラスチックによって一体に形成した流路施設修復用ブロック体を用いて施工されるものであり、また、特許文献2に記載のものは、既設管路内に、当該既設管路内面に略沿った中空骨組み状補強材が配置され、その補強材の内側に、既設管路の筒長方向並びに周方向にそれぞれ複数の内面部材が連続的に取り付けられて筒状に組み立てられているとともに、既設管路の筒長方向に隣接している内面部材同士は、互いの端面が当接した状態で、双方の内面部材に跨って配置された内面材連接材により相互に連結されてなり、内面部材と既設管路内面との間に硬化性充填材が充填されてなるものである。
そして、起立片に設けたリング状支持部材の固定部が、リング状支持部材が挿入される一端を閉鎖した溝部と、該溝部に挿入されたリング状支持部材を溝部の閉鎖端との間で挟持する挟持片と、挟持片を溝部の閉鎖端側に向けて締め付けるねじとから構成することにより、固定部材にリング状支持部材を簡易に固定することができる。
この固定部材1は、管2の内周面に沿って内面材6(図1〜図2においては、図示省略。)を取り付けるために管2の内周面に沿って設けられるリング状支持部材3を固定するための部材であって、管2の内周面に沿って管2の長手方向に設けられる接地片11と、この接地片11に一体に形成した起立片12と、この起立片12に設けたリング状支持部材3の固定部15とからなり、接地片11の管の長手方向の有効長さLによって、管2の長手方向に隣接するリング状支持部材3間の距離を規定するようにしたものである。
ここで、連結手段13は、接地片11の一端部に形成した突起片13aと、他端部に形成した、突起片13aが嵌入される長孔13bとで構成するようにしている。
これにより、管2の長手方向に隣接する固定部材1同士を連結することができ、相互に隣接する固定部材1、さらには、リング状支持部材3の一体性を高めることができる。
なお、連結手段13は、突起片13aと長孔13bとの組み合わせのほか、図3に示す変形実施例のように、突起片13aと突起片13b’との組み合わせとし、両突起片13a、13b’を突き合わせて、両突起片13a、13b’に形成した貫通孔にボルトや割ピンを挿入して係合するようにすることもできる。
一方、連結手段13を設けず、隣接する固定部材1同士を突き合わせて設置する場合や、図3に示す変形実施例のように、連結手段13を突起片13aと突起片13b’との組み合わせとし、両突起片13a、13b’を突き合わせて設置する場合には、接地片11の実長となる。
これにより、管2の内部で、リング状支持部材3を寝かした状態で、リング状支持部材3に固定部材1を固定し、突起片13aの位置を支点として、図1(b)の矢印に示す方向に起こすことで、リング状支持部材3を管2の内周面と干渉することなく立ち上げるとともに、長孔13bに管2の長手方向に隣接する他の固定部材1の突起片13aを嵌入させるようにして管2の長手方向に隣接する他の固定部材1同士と連結することができる。
この場合、図4に示す、本発明の内面材のリング状支持部材を固定するための固定部材の各種実施例のように、接地片11の底面から起立片12に設けたリング状支持部材3の固定部15までの寸法Hを異ならせた固定部材1を用意することができる。
これにより、接地片11の底面から起立片12に設けたリング状支持部材3の固定部15までの寸法Hを適正に設定した固定部材1を用いることで、リング状支持部材3を管2の適正位置に固定することができる。すなわち、寸法Hが、管2の半径とリング状支持部材3の半径との差と同じ固定部材1を用いることによって、管2の中心にリング状支持部材3の中心を合わせることができ、これにより、管2の内周面と内面材6によって区画された環状の隙間に充填される硬化材7の厚みを、周方向で均一にすることができ、強固で安定的な管の内層構造を構築することができるものとなる。
これにより、アンカー固定部14を介して管2にアンカー4を打ち込むことにより、固定部材1と管2の一体性を高めることができる。
この場合、溝部15aは、その溝幅を、リング状支持部材3ががたつきなく挿入されるように、鉄製棒材や異形鉄筋等からなる棒状部材が用いられるリング状支持部材3の直径より若干大きく形成するようにする。
これにより、固定部材1にリング状支持部材を簡易に固定することができる。
なお、本実施例において、溝部15aは、管2の長手方向に形成するようにしたが、管2の長手方向と直交する方向に形成することもできる(参考例)。
また、起立片12と挟持片15bの固定には、ねじ15cによる締結のほか、結束バンド、番線、リベット等の周知の固定方式を採用することができる。さらに、結束バンドや番線等の線材を使用する固定方式の場合には、挟持片15bを省略し、起立片12に貫通孔を形成し、この貫通孔に線材を通してリング状支持部材3を溝部15aの閉鎖端に締め付けるようにすることができる。
また、固定部材1は、管2の円周方向には連続していないため、図5(c)に示すように、固定部材1Aを固定部材1と別の位置に設置することで、等間隔に配設したリング状支持部材3の間に、強度の向上等を目的として、補助的にリング状支持部材3Aを配設することができる。
なお、リング状支持部材3には、鉄製棒材や異形鉄筋を用いることが好ましいが、断面形状が四角形や多角形の棒状部材や中空体(パイプ部材)を用いることもでき、また、金属製の部材以外の合成樹脂製や複合材料製の部材も使用することができる。
そして、この固定部材1を用いた管の内層構造は、長期に亘って耐久性のある管を構築することができる。
11 接地片
12 起立片
13 連結手段
13a 突起片
13b 長孔
14 アンカー固定部
15 リング状支持部材の固定部
15a 溝部
15b 挟持片
15c ねじ
2 管
3 リング状支持部材
4 アンカー
5 連結部材
6 内面材
7 硬化材
L 接地片の管の長手方向の有効長さ
Claims (5)
- 管の内周面に沿って内面材を取り付けるために管の内周面に沿って設けられるリング状支持部材を固定するための部材であって、管の内周面に沿って管の長手方向に設けられる接地片と、該接地片に一体に形成した起立片と、該起立片に設けたリング状支持部材の固定部とからなるとともに、該リング状支持部材の固定部が、リング状支持部材が挿入される一端を閉鎖され、管の長手方向に形成されて、リング状支持部材を収容できるようにした溝部と、該溝部に挿入されたリング状支持部材を溝部の閉鎖端との間で挟持する挟持片と、挟持片を溝部の閉鎖端側に向けて締め付けるねじとからなり、接地片の管の長手方向の有効長さによって、管の長手方向に隣接するリング状支持部材間の距離を規定するようにしたことを特徴とする内面材のリング状支持部材を固定するための固定部材。
- 接地片に、管の長手方向に隣接する他の固定部材の接地片との連結手段を形成してなることを特徴とする請求項1記載の内面材のリング状支持部材を固定するための固定部材。
- 接地片底面から起立片に設けたリング状支持部材の固定部までの寸法によって、リング状支持部材の高さ方向の設置位置を規定するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の内面材のリング状支持部材を固定するための固定部材。
- 接地片に、管に対するアンカー固定部を形成してなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の内面材のリング状支持部材を固定するための固定部材。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の固定部材と、該固定部材により管の内周面に沿って固定されたリング状支持部材と、該リング状支持部材に、連結部材を介して、管の内周面に沿って取り付けられた内面材と、管の内周面と内面材によって区画された環状の隙間に充填された硬化材とからなることを特徴とする管の内層構造。
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