JP6171291B2 - 表示体の真偽判定方法 - Google Patents

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本発明は、微細凹凸構造により生じる光学効果に微粒子の配列により生じる呈色効果を組み合わせた偽造防止技術及これを利用した表示体の真偽判定方法に関する。
有価証券、証明書、ブランド品、電子機器及び個人認証媒体などの物品は、偽造が困難であることが望まれる。そのため、このような物品には、偽造防止効果に優れた表示体を支持させることがある。
偽造防止技術を施した表示体として、種々の構成が知られている(特許文献1〜8)。例えば、特許文献1では、蛍光発光インキを用いた蛍光画像形成物のセキュリティレベルを上げるために、それぞれの蛍光体が発光する蛍光の波長領域が異なる2種類の蛍光体を含有する蛍光画像形成物を用いている。また特許文献3では、特定の角度からのみ確認できる凹版潜像が開示されている。また特許文献4では、ホログラム層と光反射性層と配向膜との組み合わせによる真偽判定用媒体が開示されている。
近年では、ホログラムが設けられた真偽判定用媒体が広く用いられるようになっている。ここでホログラムとはレリーフ型の回折格子により形成され、虹色に光る回折光が観察できることが特徴となっている。消費者は、その虹色に光る回折光を確認することにより真偽判定を行うことが可能となる。
しかしながら、ホログラムを設けた真偽判定用媒体が広く利用されるようになったことで、ホログラム技術が広く認知されてしまっている。更に、現在では装飾フィルムなどにもホログラムが利用されるようにもなっている。それらの流れを受け、ホログラムを設けた真偽判定用媒体の偽造品の発生が増加傾向にある。そのため、回折光が虹色に光る特徴のみでは、十分な偽造防止効果を提供するには問題がある。
特開平10−250214号公報 特開2004−181791号公報 特開平11−291609号公報 特開2005−091786号公報 特表2002−530687号公報 特表2009−535670号公報 特開平5−273500号公報 特開2008−139508号公報
本発明の目的は、上述のような従来の問題を解決するものであり、ホログラム単体より高度な偽造防止効果を備える表示体を提供することにある。
上記課題を達成するための請求項1に係る発明は、光透過性を有する基材の一方の面に、
微細凹凸構造を備える第一領域と平滑面からなる第二領域とを備える構造形成層と、
少なくとも第一領域の微細凹凸構造を被覆する反射層と、
第二領域の平滑面上もしくはその内部に微粒子層とを有し、
前記表示体の裏面に白色基板を設置し、前記微粒子層に対応する領域が所望の呈色状態を示すかどうかを目視確認し、更に前記表示体の裏面に黒色基板を設置し、前記微粒子層に対応する領域が別の所望の呈色状態を示すかどうかを目視確認し、最初と後の呈色状態が補色関係にあるかどうかを照合する
ことを特徴とする表示体としたものである。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記光反射層が、金属材料もしくは誘電体材料からなることを特徴とする請求項1に記載の表示体としたものである。
また、本発明の請求項3に係る発明は、前記微細凹凸構造により、回折、干渉、散乱、吸収のうち少なくとも1つの光学効果が発現することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示体としたものである。
また、本発明の請求項4に係る発明は、前記微粒子層が、有機物、無機物、金属のいずれかから選択された平均粒径が100nm以上1000nm以下の球状微粒子からなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示体としたものである。
また、本発明の請求項5に係る発明は、前記微粒子層が、球状微粒子と前記球状微粒子間間隙を埋設する光透過性の包埋樹脂により組成され、前記微粒子と前記包埋樹脂の屈折率差が0.01以上0.80以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示体。としたものである。
また、本発明の請求項6に係る発明は、前記微粒子層において、前記微粒子部分のほとんどが空隙であることを特徴とする請求項5に記載の表示体としたものである。
また、本発明の請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の表示体を、光反射層上に形成した光透過性接着層を介して、物品に属する支持体に設けた開口部を覆うように貼付したことを特徴とする表示体付き物品としたものである。
また、本発明の請求項8に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の表示体において、
表示体の裏面に黒色基板を設置し、微粒子層に対応する領域が所望の呈色状態を示すかどうかを目視確認することを特徴とする表示体の真偽判定方法としたものである。
また、本発明の請求項に係る発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の表示体において、
表示体の裏面に白色基板を設置し、微粒子層に対応する領域が所望の呈色状態を示すかどうかを目視確認し、更に前記表示体の裏面に黒色基板を設置し、微粒子層に対応する領域が別の所望の呈色状態を示すかどうかを目視確認し、最初と後の呈色状態が補色関係にあるかどうかを照合することを特徴とする表示体の真偽判定方法としたものである。
本発明によれば、光学効果を呈する微細凹凸構造と、微粒子層を組み合わせることにより、複数の偽造防止機能を付与することが可能となり、より高度な偽造防止効果を有する表示体、表示体付き物品を提供することが可能となる。
また、微粒子層の背景色を変えた場合の呈色状態を目視観察することで表示体の真偽を容易に判定できるという効果がある。
本発明の一態様に係る表示体の一例を示す断面図。 本発明の一態様に係る表示体の他の例を示す断面図。 本発明の一態様に係る表示体の他の例を示す断面図。 本発明の一態様に係る表示体の他の例を示す断面図。 微細凹凸構造の一例を示す斜視図。 微細凹凸構造の他の例を示す斜視図。 図6に示す微細凹凸構造による光の干渉現象を説明する模式図。 微細凹凸構造の他の例を示す斜視図。 微細凹凸構造の他の例を示す斜視図。 微細凹凸構造の他の例を示す斜視図。 微粒子層における光の回折を示す断面図。 本発明の一態様に係る表示体付き物品の一例を示す模式図。 図11におけるA−A線に沿った断面図。 本発明の一態様に係る表示体付き物品の真偽判定方法の一例を示す模式図。 本発明の一態様に係る表示体付き物品の真偽判定方法の他の例を示す模式図。 本発明の一態様に係る表示体付き物品の真偽判定方法の他の例を示す模式図。 本発明の一態様に係る表示体の他の例を示す断面図。
以下、本発明の態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同様又は類似した機能を発揮する構成要素には全ての図面を通じて同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一態様に係る表示体の一例を示す断面図である。また図2、図3、図4も、それぞれ本発明の別の態様に係る表示体の断面図である。図1および図2、図3、図4では、表示体100の主面に平行な方向且つ互いに直交する方向をX方向およびY方向とし、表示体100の主面に垂直な方向をZ方向としている。
図1に示す表示体100は、基材10と、基材10に積層された構造形成層11と、光反射層12と、複数の微粒子14からなる微粒子層13とを含んでいる場合である。ここで、基材10と、構造形成層11と、光反射層12と、微粒子層13とをまとめて積層体200と記している。
基材10は、単層構造であっても、多層構造を有していてもよい。また、コレステリック液晶など光学異方性を有する材料が積層されていてもよい。また、基材10は構造形成層11と、光反射層12と、微粒子層13を支持できる厚さを有しており、材料として、PETフィルムやCPPフィルム、OPSフィルムなどを使用することができる。
構造形成層11の一方の主面には、第1領域DM1および第2領域DM2が形成されている。第1領域DM1においては、後に説明する微細凹凸構造が形成され、第2領域DM2は、一般的にはDM1のような意識的な構造を伴わない平滑な面となっているものである。構造形成層11の材料としては、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂などを使用することができる。
但し、構造形成層11において、第1領域DM1に形成されている微細凹凸構造と異なる構造が形成されている領域が複数含まれていてもよい。
構造形成層11は、単層構造を有していてもよく、多層構造を有していてもよい。更に、構造形成層11は、光透過性を著しく低下させない条件で、樹脂への染料の添加などにより、着色されていてもよい。また、金属、半導体、セラミック、磁性材料などからなる微粒子が添加されていてもよい。
また、構造形成層11の材料として、例えばSiOやTiO、MgFなどの無機
材料やそれらの混合物を使用することができる。無機材料を構造形成層11とする際には、例えば、蒸着、スパッタリングなどの薄膜形成技術を利用することができる。また、無機材料へ微細凹凸構造を形成する際には、化学的エッチングやレーザー加工などの手法を用いることが可能となる。
光反射層12は、構造形成層11に設けられた第1領域DM1と第2領域DM2のうち少なくとも微細凹凸構造が形成された第1領域DM1を被覆している。第1領域DM1を光反射層12で被覆することにより、後に説明する光学効果が目視において観察しやすくなる。図1から図4に示す表示体100においては、光反射層12は第1領域DM1の微細凹凸構造上に形成されている。
光反射層12の材料として、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、鉄、銅、銀及び金などの金属材料が挙げられる。また光反射層12は、単層構造を有していてもよく、多層構造を有していてもよい。また、SiOやTiO、MgFなどの無機材料やそれらの混合物、誘電体材料の単層構造や多層構造であってもよい。
光反射層12は、例えば、蒸着及びスパッタリングなどの薄膜形成技術により形成することができる。更には、光反射層12を平面的にパターン状に分布させるために、マスク蒸着、化学的エッチング、レーザー加工などの手法が用いられる。第1領域DM1において光反射層12を平面的にパターン分布させることにより、この光反射層12の分布を用いて像を表現することもできる。
微粒子層13は、構造形成層11に設けられた第2領域DM2に対応する領域の上面に微粒子14の配列により形成される。微粒子14を配列させて微粒子層13を形成することにより、後に説明する光学効果が得られる。
微粒子14の材料として、例えばポリスチレンやアクリルなどの有機物、SiOやTiO、MgF、ZnOなどの無機物、金や銀、銅、アルミなどの金属材料、セラミック材料などが挙げられる。また、機能性微粒子やコア-シェル構造微粒子でもよい。
図2に示す表示体100は、図1に示す形態において、微粒子層13が構造形成層11の内部に形成されている場合である。こうすることでも、図1に示す表示体100と同じような光学効果を付与することができる。
図3に示す表示体100は、図1に示す形態において、微粒子層13を覆うように包埋樹脂15を構造形成層11上に形成した場合である。包埋樹脂15によって覆うことにより、微粒子層13の配列の崩れを防ぐことが可能となる。ここで、微粒子層13を形成している微粒子14と包埋樹脂15との屈折率差は、後に説明する光学効果をより効果的に発現させるため、0.01以上0.8以下となるように選択するとよい。
図4に示す表示体100は、図3に示す態様において、微粒子14部分が空隙16になっている場合である。全てが空隙である必要はないが、空隙を設けることで、光学効果に加え、後で説明する力学応答性を付随させることができる。
図1および図2、図3、図4に示した表示体100は、一例として光反射層12が構造形成層11に対して前面側に位置しており、微粒子層13が光反射層12に対して前面側に位置している構成となっている。構造形成層11の後面側に光反射層12が位置されていても良く、更には光反射層12の後面側に微粒子層13が位置されていてもよい。
更に、図1および図2、図3、図4に示した表示体100における微粒子14及び空隙
16は、それぞれ接触して設けられているが、図2から図4の包埋樹脂15が存在する場合には接触していない構造も可能である。
以下、図1および図2、図3、図4に示した表示体100の詳細な構成および光学効果について説明する。
構造形成層11は、上述したとおり第1領域DM1および第2領域DM2を含んでいる。具体的には、第1領域DM1は図5および図6、図8、図9、図10に示されるようにXY平面上に微細凹凸構造が形成されている。各微細凹凸構造は、回折、干渉、散乱、吸収のうち少なくとも1つの光学効果を発現する構造となっている。
図5に示す微細凹凸構造は、回折の光学効果を発現させる構造を模式的に描いており、一般的に回折格子と呼ばれる構造となっている。この回折格子は、例えば、複数の溝を配列してなる。なお、「回折格子」は、照明光を照射することにより回折光を生じる構造を意味し、例えば複数の溝を平行且つ等間隔に配置する通常の回折格子に加え、ホログラムに記録された干渉縞も包含することとする。回折格子を構成している溝の深さは、典型的には0.01μm以上1.00μm以下の範囲内である。また、回折格子の周期は、典型的には0.20μm以上5.00μm以下の範囲内である。
図5に示す回折格子構造は、X軸方向に対して周期的に配列しているが、Y軸方向に対して周期的に配列していてもよく、更には、XY平面内にて周期的に配列していても良い。また、図5に示す回折格子構造はY軸方向に略平行な線構造がX軸方向に対して周期的に配列しているが、Y軸方向に略平行な線構造だけではなく、曲線構造となっていても良い。
図6に示す微細凹凸構造は、干渉の光学効果を発現させる構造を描いている。ここで、凹部PIT1の底面は、基材10の主面又は構造形成層11、光反射層12の主面に対して略平行となるように形成されている。そうすることで、図7に示すように入射光IL1及びIL2間において位相差が生じ、各入射光にて干渉することで特定の波長領域の光が弱く又は強くなる。
図6において凹部PIT1は、XY平面状にランダムに形成されているが、周期的に形成されていても良い。また、凹部PIT1の形状は正方形形状でもよく、長方形形状、円形状、多角形形状でも良い。凹部PIT1の形状を変更することにより、干渉光の指向性を変えることが可能となる。なお、凹部PIT1の平均深さは、典型的には0.10μm以上1.00μm以下の範囲内である。
図8および図9に示す微細凹凸構造は、散乱の光学効果を発現させる構造を描いている。具体的には、図8に示す微細凹凸構造は指向性のある散乱光を生じさせる構造であり、図9に示す微細凹凸構造は無指向性の散乱光を生じさせる構造である。図8に描いている凸部PIT2は、XY平面上において、Y軸方向に略平行かつ有限な長さを持つ凸構造となっており、X軸方向へランダムな周期で配列されている。このような構造とすることで、X軸方向に対して指向性を持つ散乱光が射出される。なお、凸部PIT2の平均高さは、典型的には0.01μm以上1.00μm以下の範囲内であり、各凸部PIT2の平均高さはその範囲内でランダムに選択される。更に、凸部PIT2のX軸方向の配置間隔は、典型的には0.20μm以上5.00μm以下の範囲内であり、各凸部PIT2の配置間隔はその範囲内でランダムに選択される。
図8では凸部PIT2がX軸方向に配列しているが、Y軸方向に配列していてもよく、更にはXY平面内にて特定の領域毎に特定方向へ配列していても良い。また、曲線構造と
なっていても良い。
図9に示す微細凹凸構造は、上述の通り無指向性の散乱光を生じさせるために、凸部PIT3がXY平面状にランダムに配置され、形成されている。ランダムに配置された各凸部PIT3により、入射光は散乱されるため、無指向性の散乱光を射出させることが可能となる。なお、凸部PIT3の形状は図9に示すように全て同じ形状でも良いが、各PIT3が異なる形状となっていても良い。そうすることで、更に無指向性を強めることが可能となる。ここで凸部PIT3の平均高さは、典型的には0.10μm以上1.00μm以下の範囲内あり、各凸部PIT3の平均高さはその範囲内でランダムに選択される。
図10に示す微細凹凸構造は、回折及び吸収の光学効果を発現させる構造を描いている。図10に描かれている凸部はX軸方向及びY軸方向の2方向に対して周期的に配列しているため、回折格子のように振舞う構造となっており、X軸方向及びY軸方向へ回折光を射出する構造となっている。さらに、凸部構造の構造ピッチが100nm以上500nm以下と可視光領域よりも短い範囲内、又は短波長領域と同程度のピッチとなっているため、モスアイ構造のように振舞い、光学吸収効果が発現される。
図5および図6、図7、図8、図9、図10においては、凹部または凸部により構成されている微細凹凸構造を描いているが、凹部および凸部が逆となっていても同様な光学効果が得られる。
図1及び図2、図3、図4に示す表示体100において、第1領域DM1に上記にて説明した図5及び図6、図8、図9、図10に示す微細凹凸構造が形成されることで、各種光学効果を発現することが可能となる。さらに、第1領域DM1内に複数の微細凹凸構造を形成することにより、複数の光学効果を利用して像を描くことが可能となる。
光反射層12は、少なくとも構造形成層11における第1領域DM1を覆うように形成され、上述した微細凹凸構造の光学効果を目視観察時において、よりわかりやすくすることが可能となる。なお、金属材料により形成されていることにより、金属光沢を有し且つ光学効果を発現させることが可能となり、意匠性も向上する。光反射層12として金属材料を用いた際、典型的な層厚は10nm以上100nm以下の範囲内である。
更に、光反射層12として誘電体材料を用いることも可能であり、そうすることで、光透過性を保ちつつ光学効果を発現させることも可能となる。光反射層12として誘電体材料を用いた際、典型的な層厚は10nm以上100nm以下の範囲内である。
加えて、光反射層12を部分的に除去してパターン化することにより、表示体100へ意匠性を付与することが可能となる。
微粒子層13(あるいは図4の空隙16)は、上述した構造形成層11において、図1および図2、図3、図4に示したように第2領域DM2において積極的に設けられる。なお、微粒子層13を形成する微粒子14または空隙16の平均粒径φは100nm以上1000nm以下が好ましく、150nm以上400nm以下がより好ましい。こうすることで、後に説明する光学効果が目視観察時にわかりやすくなる。
微粒子層13は複数の微粒子14または空隙16が3次元状に配列することで、後に説明する光学効果を示す。なお、微粒子層13の配列パターンは、微粒子14を配列させる際の条件によりFCC構造(:Face−Centerd Cubic 面心立方格子構造)、またはBCC構造(:Body−Centerd Cubic 体心立方格子)となり得る。このように、結晶構造が異なることで、微粒子間の構造ピッチが異なり、後に
説明する光学効果も異なる。
図11に微粒子層13のZ方向断面をとった概略図を示す。図11は、微粒子層13中に微粒子14が理想的な周期配列を呈して配列する様子を示したもので、該構造に、入射光IL3が入射されると、配列構造により下記式1を満たす光の回折が生じる。
mλ=2nd・sinθ (式1)
ここで、m:回折次数、 λ:回折光の波長(媒質中)、 n:媒質屈折率、 d:構造ピッチ、 θ:光源入射角度、である。
式1から、微粒子14の構造ピッチにより、θを固定すると特定の波長が回折により強められることがわかる。
微粒子層13のように微粒子14が3次元的に配列している構造は、オパール結晶として知られており、微粒子14の配列による構造ピッチ、および微粒子14の平均粒径φにより回折光の波長が変化することは良く知られている。
本発明において、微粒子層13における微粒子14の配列は、微粒子14の平均粒径φおよび微粒子14の配列時の条件により決定される。そのため、微粒子14の平均粒径φおよび配列条件等所定の条件を満たすことにより、所望の波長の光を強く回折する微粒子層13を得ることが可能となる。
なお、微粒子14の平均粒径φは、本発明においては100nm以上1000nm以下としている。式1において、光源入射角度θを90度とすると、回折光の波長λは構造ピッチdの2倍となる(媒質の屈折率n=1、回折次数m=1とした場合)。また、微粒子14を最密充填構造パターンとすると、構造ピッチdは微粒子14の平均粒径φと同一となることから、平均粒径φを150nm以上400nm以下とすると可視光領域における波長の光が回折するため、目視での観察が容易となる。また、観察角度の変更や回折次数m=2の回折光を観察するために、平均粒径φを100nm以上1000nm以下の範囲から選択できる。
微粒子層13は少なくとも2層積層されていなければ光の回折効果が得られない。図1および図2、図3、図4においては、何れも3層積層されている場合を描いているが、3層以上の積層でもよく、層数が増えると回折する光の強度が強くなり、回折光の観察が容易になる。
微粒子層13において、微粒子14が特定の構造ピッチ、特定の平均粒径φで配列することで、回折光を生じ、微粒子層13を観察した時に観察可能となる光は有彩色を呈する。その有彩色は構造色と呼ばれている。
図1において、微粒子層13は構造形成層11の前面側に設置されているため、外部からの衝撃により、容易に微粒子層13が崩れてしまう危険性がある。その際には、図3に示すように包埋樹脂15を用いて微粒子層13を固定化させるのが好ましい。なお、包埋樹脂15は光透過性を持たせる必要がある。
ここで本発明における光透過性とは、本発明の表示体および表示体付き物品を、自然光や太陽光、蛍光灯などの光源を通して観察することで、表示体100および積層体200を光が透過し、目視観察できることとしている。
包埋樹脂15を選択する際には、微粒子14との屈折率差が重要となる。屈折率差が小さい場合、包埋樹脂15中の微粒子14により回折する光の量が少なくなり、回折光の目視観察が困難となる。そのため、最低でも屈折率差は0.01以上あることが望ましい。
また、現在一般的に入手できる高屈折率樹脂の屈折率は、1.70程度となっている。加えて、微粒子14の屈折率を1.00(空隙の場合、樹脂の場合は1より大きい。)とすると、屈折率差は最大で0.70程度とすることが可能となる。
以上より、包埋樹脂15を利用する際には、微粒子14との屈折率差に注意し、屈折率差0.01以上0.80以下とする必要がある。
なお、微粒子14を包埋樹脂15で固定する場合、図4に示すように微粒子層13を空隙16により形成することが可能となる。特に、空隙16を空気(屈折率1.0)とすると、包埋樹脂15との屈折率差がより大きくなる。
溶解又は分解可能な微粒子14を用いて図3に示す表示体100を形成し、その後、微粒子14を溶解又は分解させることにより、図4に示すような空隙16による微粒子層13が得られる。そうすることで、上述したように包埋樹脂15と空隙16との屈折率差を大きくすることが可能となり、回折光を容易に目視観察可能となる。
更に、図4に示す表示体100において、弾力性を有する包埋樹脂15を用いた際には、表示体100へ圧力を加えることにより空隙16の構造ピッチが異なり、回折光による呈色を変化させることが可能となる。
加えて、空隙16に包埋樹脂15と異なる屈折率を有する液体材料を充填させることによっても、回折光による呈色を変化させることが可能となる。
図12、図13に示す表示体付き物品300は、表示体100において、光透過性を有する接着層52を設け、光透過部51を有する支持体50に表示体100を貼付した場合を描いている。図12において、表示体100は光透過部51の領域全てを覆うように貼付されている。図13は、図12におけるA−A線に沿った断面図を描いている。支持体50が光不透過性の材料(例えば、紙基材)であれば、支持体50に開口部を設ければ光透過部51となる。一方で、支持体50が光透過性の材料(例えば、ポリマー基材)であれば、基材全体を光透過部51として使える。
表示体100は光反射層12を含む構成であり、かつ部分的に光反射層12が除去され、微粒子層13が並置されている。そのため、光透過性を有する接着層52を設け、光透過部51を有する支持体50に表示体100を貼付すると、光反射層12が形成されている領域では光が透過せず、光反射層12が除去され微粒子層13が形成されている領域では、光が透過する。そうすることで、後で説明する真偽判定方法がわかりやすくなる。
光透過性を有する接着層52は、表示体100の基材10側に設けられていてもよく、光反射層12及び微粒子層13が形成されている側に設けられていてもよい(後述する図17で示す実施態様以外は)。
図14は、表示体付き物品300の裏面に黒色基板400を設置した場合を描いている。こうする事で、微粒子層13が設けられた微粒子領域60において、回折光による呈色が鮮明となり、目視観察が容易となる。更には、表示体100形成時に、微粒子層13を組成する微粒子の屈折率を選択することで、通常観察時には無色であるが、表示体付き物品300の裏面に黒色基板400を設置することで、初めて回折光による呈色を目視確認させることも可能となる。
図15は、表示体付き物品300の裏面に白色基板410を設置した場合を描いている
。こうする事で、微粒子層13が設けられた微粒子領域60において、回折光による第1の呈色と補色関係となる第2の呈色が目視観察可能となる。更には、表示体100形成時に、微粒子層13を形成する微粒子の屈折率を選択することで、通常観察時には無色であるが、表示体付き物品300の裏面に黒色基板400を設置することで、初めて回折光による第1の呈色を目視確認させ、次に白色基板410を設置し、第1の呈色とは補色関係となる第2の呈色を目視確認させることが可能となる。
上述のように回折光による第1の呈色と、その補色関係となる第2の呈色を黒色基板400および白色基板410を用いることで、目視確認させることにより真偽判定を行うことが可能となる。
図16は、観察者OBが表示体付き物品300および表示体100を透過光で観察する場合を描いている。こうすることにより、図14に示した効果と同様な効果を得ることが可能となる。具体的には、表示体100を無限遠方の背景を用いて透過で目視確認するため、仮想的に表示体付き物品の裏面は黒色と同義となり、微粒子層13が設けられた微粒子領域60にて回折光による呈色が目視確認可能となる。
図17は、微粒子層13が光反射層12の上面にて形成されている場合を描いている。ここで、光反射層12が金属材料からなっている場合には、微粒子層の回折光による呈色と金属材料からの反射光により、第2領域DM2において着色メタリック調の呈色となる。
表示体100および表示体付き物品300は、照射光源により回折光による呈色の彩度が異なる。具体的には、LED光源を用いて表示体100および表示体付き物品300を照明すると、高彩度な呈色を目視確認可能となる。
上述のように表示体100および表示体付き物品300に微粒子層13を設けることで、回折光による第1の呈色を確認すること、更にはその補色関係となる第2の呈色を確認することが可能となるため、偽造防止効果を高めることができる。
更に、構造形成層11における第1領域DM1に形成されている微細凹凸構造による光学効果は、微細な凹凸構造により発現しているため、通常の印刷技術や加工技術による偽造は困難となる。
上述した表示体100は、例えば、偽造防止用ラベルとして接着材などを介して印刷物やカード媒体、その他の物品に貼付して使用することができる。更に、偽造防止以外の目的で使用することができ、例えば、表示体100および表示体付き物品300は、玩具、学習教材又は装飾品等としても利用することができる。
以下に、本発明の具体的実施例について説明するが、本発明はこの形態に限定されるものではない。
PETフィルムに、構造形成層に対応する紫外線硬化性樹脂をグラビアロールコーターで塗工し、微細凹凸構造形成用フィルムとした。
次に、微細凹凸構造形成用フィルムへ微細凹凸構造と平滑面を形成するために、平均周期1μmの回折格子構造と平滑面が形成された金属版を作製した。
次に、紫外線硬化性樹脂を金属版に押し当て、メタルハライドランプによる紫外線を照
射し、紫外線硬化性樹脂硬化後、金属版を剥離することにより微細凹凸構造および平滑面を形成した。その後、真空蒸着法によりアルミニウムを膜厚100nm程度となるように蒸着し、光反射層を設け、平滑面部分のアルミニウムを化学的エッチング処理により除去した。
微細凹凸構造が形成され、かつ光反射層が蒸着された界面領域上に、粒径132nmのSiO微粒子がPETA(ペンタエリスリトールトリアクリレート)モノマーに対して10wt.%分散された樹脂モノマーを滴下し、硬化させ、表示体を得た。
上記のようにして得られた表示体において、回折格子構造による回折光とSiO微粒子による青緑色かつ白濁した呈色を目視確認できた。更に、表示体の裏面に黒色基板を設置し、目視確認したところ、青緑色の呈色の彩度が高くなり、より観察が容易になることを確認できた。更に、裏面を白色基板とすることで、青緑色と補色関係となるオレンジ色の呈色を目視確認できた。
PETフィルムに、構造形成層に対応する紫外線硬化性樹脂をグラビアロールコーターで塗工し、微細凹凸構造形成用フィルムとした。
次に、微細凹凸構造形成用フィルムへ微細凹凸構造と平滑面を形成するために、平均周期1μmの回折格子構造と平滑面が形成された金属版を作製した。
次に、紫外線硬化性樹脂を金属版に押し当て、メタルハライドランプによる紫外線を照射し、紫外線硬化性樹脂硬化後、金属版を剥離することにより微細凹凸構造および平滑面を形成した。その後、真空蒸着法によりアルミニウムを膜厚100nm程度となるように蒸着し、光反射層を設け、平滑面部分のアルミニウムを化学的エッチング処理により除去した。
微細凹凸構造が形成され、かつ光反射層が蒸着された界面領域上に、粒径132nmのSiO微粒子がPETAモノマーに対して20wt.%分散された樹脂モノマーを滴下し、硬化させ、表示体を得た。
上記のようにして得られた表示体において、回折格子構造による回折光を目視確認できた一方で、SiO微粒子による回折光の呈色を目視確認できなかった。
次に表示体の裏面に黒色基板を設置し、目視確認したところ、SiO微粒子による回折光の呈色として青色の呈色を目視確認できた。更に、裏面を白色基板とすることで、青色と補色関係となる黄色の呈色を目視確認できた。
10…基材
11…構造形成層
12…光反射層
13…微粒子層
14…微粒子
15…包埋樹脂
16…空隙
30…微粒子配列面
50…支持体
51…光透過部
52…接着層
60…微粒子領域
100…表示体
200…積層体
300…表示体付き物品
400…黒色基板
410…白色基板
φ…平均粒径
DM1…第1領域
DM2…第2領域
PIT1…凹部
PIT2…凸部
PIT3…凸部
IL…入射光
θ…光源入射角度
d…微粒子構造ピッチ
OB…観察者

Claims (6)

  1. 光透過性を有する基材の一方の面に、
    微細凹凸構造を備える第一領域と平滑面からなる第二領域とを備える構造形成層と、
    少なくとも第一領域の微細凹凸構造を被覆する反射層と、
    第二領域の平滑面上もしくはその内部に微粒子層とを有する表示体の裏面に白色基板を設置し、
    前記微粒子層に対応する領域が所望の呈色状態を示すかどうかを目視確認し、更に前記表示体の裏面に黒色基板を設置し、前記微粒子層に対応する領域が別の所望の呈色状態を示すかどうかを目視確認し、最初と後の呈色状態が補色関係にあるかどうかを照合する
    ことを特徴とする表示体の真偽判定方法。
  2. 前記反射層が、金属材料もしくは誘電体材料からなることを特徴とする請求項1に記載の表示体の真偽判定方法。
  3. 前記微細凹凸構造により、回折、干渉、散乱、吸収のうち少なくとも1つの光学効果が発現することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示体の真偽判定方法。
  4. 前記微粒子層が、有機物、無機物、金属のいずれかから選択された平均粒径が100nm以上1000nm以下の球状微粒子からなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示体の真偽判定方法。
  5. 前記微粒子層が、前記球状微粒子と前記球状微粒子間間隙を埋設する光透過性の包埋樹脂により組成され、前記微粒子と前記包埋樹脂の屈折率差が0.01以上0.80以下であることを特徴とする請求項4に記載の表示体の真偽判定方法。
  6. 前記微粒子層において、前記微粒子部分のほとんどが空隙であることを特徴とする請求項5に記載の表示体の真偽判定方法。
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