JP6171247B2 - 通信システムおよび通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、複数台の子機と親機とを備え、親機からの返送要求への応答として各子機が返送データを送信するように構成された通信システムおよびそれに用いられる通信端末に関する。
従来から、親機(伝送ユニット)と複数台の子機(入力端末器および制御端末器)が信号線に接続され、親機と子機との間で時分割多重伝送方式の伝送信号によるデータ伝送を行うシステムが知られている(たとえば特許文献1参照)。特許文献1に記載のシステムは、子機としての入力端末器および制御端末器がそれぞれアドレスを備えており、親機としての伝送ユニットに設定されたアドレスの対応関係を用いて入力端末器への監視入力に呼応させて制御端末器により負荷を制御させる。
この種の通信システムにおいて、親機は、常時はアドレスデータをサイクリックに変更した伝送信号を信号線に送出する常時ポーリングを行い、入力端末器から発生した割込信号を検出すると割込ポーリングモードの伝送信号を送出する。割込信号を発生した入力端末器は、割込ポーリングモードの伝送信号のアドレスデータの上位ビットが自身のアドレスの上位ビットに一致していると、その伝送信号の返送期間に同期して自身のアドレスデータの下位ビットを返送する。このようにして親機は割込信号を発生した子機(入力端末器)のアドレスデータを取得し、この子機に対して監視データの返送を要求する伝送信号を送出してこの子機から監視データを取得する。
特開2005−73075号公報
ところで、上記通信システムにおいては、アドレスの上位ビットが同じ複数台の子機にて同時に割込信号が発生した場合、これら複数台の子機は、親機からの返送要求(割込ポーリングモードの伝送信号)に対し一斉にデータ(アドレスデータ)を返送する。つまり、伝送信号の返送期間には複数台の子機からのデータが返送されるので、信号の衝突が生じて、親機は、一斉に送信された複数台の子機のいずれからもデータを正常に取得できないことがある。この場合、これら複数台の子機はいずれも親機に対してデータを再送する必要が生じるので、子機から親機へのデータの伝送効率が悪くなる。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、複数台の子機からデータが一斉に送信された場合でも、少なくとも1台の子機からのデータについては親機で正常に取得可能な通信システムおよびそれに用いられる通信端末を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る通信システムは、複数台の子機と、前記複数台の子機と通信可能な親機とを備え、前記親機は、前記複数台の子機のうち少なくとも1台に対して返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記子機から送信される返送データを取得する取得部を有し、前記複数台の子機の各々は、自身宛ての前記返送要求を受信したときに前記親機に前記返送データを送信する応答部を有し、前記応答部は、一定期間を2n個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、前記複数台の子機のうち特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の子機のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、前記取得部は、一度に取得する前記返送データのビット数の情報を含んだ前記返送要求を送信するように構成されており、前記応答部は、前記返送要求を受信する度に、当該返送要求に含まれる前記ビット数の情報に従って前記一定期間を2 n 個の前記スロットに分割し、前記返送データをnビット分送信するように構成されていることを特徴とする。
本発明の別の一態様に係る通信システムは、複数台の子機と、前記複数台の子機と通信可能な親機とを備え、前記親機は、前記複数台の子機のうち少なくとも1台に対して返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記子機から送信される返送データを取得する取得部を有し、前記複数台の子機の各々は、自身宛ての前記返送要求を受信したときに前記親機に前記返送データを送信する応答部を有し、前記応答部は、一定期間を2 n 個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、前記複数台の子機のうち特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の子機のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、前記応答部は、前記返送データの全ビット分をパルス位置変調方式以外の方式で一度に送信する一括信号を、前記PPM信号に付加して送信するように構成されており、前記取得部は、前記一括信号を正常に受信できた場合には、当該一括信号にて前記返送データを取得するように構成されていることを特徴とする。
本発明の別の一態様に係る通信システムは、複数台の子機と、前記複数台の子機と通信可能な親機とを備え、前記親機は、前記複数台の子機のうち少なくとも1台に対して返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記子機から送信される返送データを取得する取得部を有し、前記複数台の子機の各々は、自身宛ての前記返送要求を受信したときに前記親機に前記返送データを送信する応答部を有し、前記応答部は、一定期間を2 n 個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、前記複数台の子機のうち特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の子機のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、前記取得部は、前記複数回のうち初回の前記返送要求と2回目以降の前記返送要求とを前記子機にて区別可能な形態で送信するように構成されており、前記応答部は、前記親機から初回の前記返送要求を受信することなく2回目以降の前記返送要求を受信した場合には前記返送データを送信しないように構成されていることを特徴とする。
この通信システムにおいて、前記応答部は、前記一定期間を2個の前記スロットに分割し、前記返送要求を受信する度に前記返送データを1ビットずつ送信するように構成されていることがより望ましい。
この通信システムにおいて、前記応答部は、前記一定期間を4個以上の前記スロットに分割し、前記返送要求を受信する度に前記返送データを複数ビットずつ送信するように構成されていることが望ましい。
この通信システムにおいて、前記複数台の子機の各々は、個別のアドレスを記憶している記憶部と、前記親機に割込信号を送信する割込部とをさらに有し、前記応答部は、前記割込信号を送信後に前記返送要求を受信すると、前記記憶部に記憶されている前記アドレスを表す前記返送データを前記親機に送信するように構成され、前記取得部は、前記複数台の子機の少なくとも1台から前記割込信号を受信すると、前記返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記返送データを取得することにより、前記割込信号の送信元の前記子機の前記アドレスを特定するように構成されていることがより望ましい。
この通信システムにおいて、前記親機は、通信線に伝送信号を繰り返し送信するように構成されており、前記複数台の子機の各々は、前記伝送信号に同期するように前記伝送信号に重畳される重畳信号を用いて前記親機と通信するように構成されていることがより望ましい。
本発明の一態様に係る通信端末は、親機から送信される自身宛ての返送要求を受信したときに前記親機に返送データを送信する応答部を有し、前記応答部は、一定期間を2n個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、前記親機は、前記返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記返送データを取得する取得部を有し、前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の前記応答部のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、前記取得部は、一度に取得する前記返送データのビット数の情報を含んだ前記返送要求を送信するように構成されており、前記応答部は、前記返送要求を受信する度に、当該返送要求に含まれる前記ビット数の情報に従って前記一定期間を2 n 個の前記スロットに分割し、前記返送データをnビット分送信するように構成されていることを特徴とする。
本発明の別の一態様に係る通信端末は、親機から送信される自身宛ての返送要求を受信したときに前記親機に返送データを送信する応答部を有し、前記応答部は、一定期間を2 n 個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、前記親機は、前記返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記返送データを取得する取得部を有し、前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の前記応答部のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、前記応答部は、前記返送データの全ビット分をパルス位置変調方式以外の方式で一度に送信する一括信号を、前記PPM信号に付加して送信するように構成されており、前記取得部は、前記一括信号を正常に受信できた場合には、当該一括信号にて前記返送データを取得するように構成されていることを特徴とする。
本発明の別の一態様に係る通信端末は、親機から送信される自身宛ての返送要求を受信したときに前記親機に返送データを送信する応答部を有し、前記応答部は、一定期間を2 n 個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、前記親機は、前記返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記返送データを取得する取得部を有し、前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の前記応答部のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、前記取得部は、前記複数回のうち初回の前記返送要求と2回目以降の前記返送要求とを前記応答部にて区別可能な形態で送信するように構成されており、前記応答部は、前記親機から初回の前記返送要求を受信することなく2回目以降の前記返送要求を受信した場合には前記返送データを送信しないように構成されていることを特徴とする。
本発明は、応答部が、一定期間を2個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を親機に送信し、PPM信号においてパルスが存在するスロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって返送データを送信する。したがって、複数台の子機からデータが一斉に送信された場合でも、少なくとも1台の子機からのデータについては親機で正常に取得できるという利点がある。
実施形態に係る通信システムの構成を示す概略ブロック図である。 実施形態に係る通信システムの動作の説明図である。 実施形態に係る通信システムの動作の説明図である。 実施形態に係る通信システムの動作の説明図である。 実施形態に係る通信システムの動作の説明図である。 実施形態に係る通信システムの動作の説明図である。 実施形態に係る通信システムの動作の説明図である。 実施形態に係る通信システムの動作の説明図である。 実施形態に係る通信システムの動作の説明図である。 実施形態1に係る通信システムの他の構成例の動作の説明図である。
(実施形態1)
本実施形態の通信システム10は、たとえば図1に示すように、2線式の信号線L1に接続される親機1と複数台の子機201,202,203,・・・(以下、各々を区別しないときには単に「子機2」という)とを備えている。この通信システム10では、複数台の子機2の各々は、信号線L1を伝送される時分割多重伝送方式の伝送信号を用いて親機1との間で通信を行うように構成された通信端末である。
図1は、通信システム10がオフィスビル等において照明器具3を制御するための照明システムに適用された例を示している。照明システムは、エリア(たとえばフロア)ごとに、親機1が1台ずつ設けられ、各親機1に接続された信号線L1に子機2が複数台ずつ接続されて通信システム10を構成する。
本実施形態の通信システム10では、親機1は、伝送信号を信号線L1に繰り返し送出する伝送ユニットからなり、伝送信号を用いて各子機2と通信する機能を有している。複数台の子機2は、親機1に対して信号線L1を介して並列接続されており、互いに直接通信するのではなく親機1を介して互いに通信する。この通信システム10では、親機1および子機2は、親機1から子機2へのデータ伝送と子機2から親機1へのデータ伝送とが時分割で行われる時分割多重伝送システムを構築する。
子機2は、壁スイッチ等のスイッチ(図示せず)の監視入力を監視する監視用の端末と、リレー(図示せず)を有し負荷(ここでは照明器具3)のオンオフ制御等を行う制御用の端末との2種類に分類される。本実施形態では、同一の信号線L1に対し監視用の子機201,202と制御用の子機203,204とが複数台ずつ接続されている場合を例に説明する。
以下に、親機1および子機2の構成について図1を参照して説明する。なお、図1では1台の子機201についてのみ構成を図示しているが、他の子機202,203,・・・においても基本的な構成は同様である。
親機1は、複数台の子機2のうち少なくとも1台に対して返送要求を送信し、返送要求への応答として子機2から送信される返送データを取得する取得部11を有している。子機2は、自身宛ての返送要求を受信したときに親機1に返送データを送信する応答部21を有している。
子機2は、個別のアドレスを記憶している記憶部22と、親機1に割込信号を送信する割込部23とをさらに有している。子機2は、予め個別に割り当てられた自身のアドレスを各々の(第2の)記憶部22に記憶している。ただし、たとえば監視用の子機2が複数回路のスイッチを有する場合、子機2に固有の端末アドレス(チャンネル)だけでは、この子機2のスイッチが全て該当することになり、実際に操作された唯一のスイッチを特定することはできない。
そこで、監視用の子機2においては、実際に操作された唯一のスイッチを特定できるように、スイッチごとに負荷番号が割り振られ、子機2の端末アドレスの後に負荷番号が付加されたアドレスをスイッチ固有のアドレス(識別子)として用いる。同様に、制御用の子機2においてはリレーごとに負荷番号が割り振られ、子機2の端末アドレスの後に負荷番号が付加されたアドレスをリレー固有のアドレス(識別子)とする。
さらに、子機2のアドレスは、端末アドレスの上位概念として割り振られるページを含んでいる。つまり、記憶部22には、ページと端末アドレスと負荷番号との組み合わせからなるアドレスが記憶されることになる。本実施形態では、ページが4ビット(16通り)、端末アドレスと負荷番号との組み合わせが8ビット(256通り)で表される12ビット(4096通り)のアドレスが記憶部22に記憶されている場合を想定する。
子機2は、割込部23にて割込信号が発生すると、割込フラグをオンにして割込モードに移行する。応答部21は、割込信号を送信後に返送要求を受信すると、記憶部22に記憶されているアドレスを表すアドレスデータを返送データとして親機1に送信するように構成されている。つまり、子機2は、割込フラグがオンの状態(割込モード)で返送要求を受信すると、自身のアドレスデータを返送データとして親機1へ送信する。
一方、親機1の取得部11は、複数台の子機2の少なくとも1台から割込信号を受信すると、返送要求を送信し、この返送要求への応答として返送データを取得することにより、割込信号の発生元の子機2のアドレスを特定するように構成されている。つまり、親機1は、割込信号を受信した場合、複数台の子機2のうち少なくとも1台に対して返送要求を送信し、返送要求への応答として割込フラグがオンの状態(割込モード)の子機2から送信されるアドレスデータを取得するアドレスサーチを行う。このように、親機1は、割込信号を受信した場合には、アドレスサーチを行うことによって割込信号の発生元の子機2を特定できる。
また、親機1は、信号線L1に接続された(第1の)通信インタフェース(以下、「インタフェース」を「I/F」と表記する)12と、伝送信号を送出する伝送部13と、(第1の)記憶部14と、(第1の)制御部15とをさらに有している。制御部15は、取得部11、通信I/F12、伝送部13の動作を制御する。本実施形態では、親機1は、マイコン(マイクロコンピュータ)を主構成とし、記憶部14に記憶されたプログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。
親機1は、監視用の子機2と制御用の子機2とをアドレスによって対応付けた制御テーブルを記憶部14に記憶している。制御テーブルでは、ページと端末アドレスと負荷番号との組み合わせからなるアドレスが一対一あるいは一対多に対応付けられる。
また、子機2は、信号線L1に接続された(第2の)通信I/F24と、(第2の)制御部25とをさらに有している。制御部25は、応答部21、割込部23、通信I/F24の動作を制御する。本実施形態では、子機2は、マイコンを主構成とし、記憶部22に記憶されたプログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。なお、子機2の内部回路の電源は、信号線L1を介して伝送される伝送信号を整流し安定化することによって供給される。
ところで、本実施形態において、子機2の応答部21は、パルス位置変調(PPM:Pulse Position Modulation)方式によって、返送データを送信するように構成されている。ここでいうパルス位置変調方式は、一定期間を2個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を送信し、PPM信号においてパルスが存在するスロットの位置によってnビットのデータを伝達する変調方式である。つまり、応答部21は、一定期間を2個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を親機1に送信することによって、返送データのnビット分を親機1へ送信する。
ただし、応答部21は、特定の返送データについてのみパルス位置変調方式にて送信し、その他の返送データについてはパルス位置変調方式以外の方式で送信するように構成されている。本実施形態では、パルス位置変調方式で送信される特定の返送データは、アドレスサーチの際に親機1からの返送要求に対して割込モードの子機2が送信するアドレスデータである。
本実施形態では、応答部21は、一定期間を2個のスロットに分割し、返送要求を受信する度に返送データ(アドレスデータ)を1ビットずつ送信するように構成されている。取得部11は、返送データ(アドレスデータ)を全ビット分取得するまで、返送要求を複数回繰り返して送信するように構成されている。ここでは、親機1は12ビットあるアドレスデータを、上位ビット側から順に1ビットずつ取得する。
続いて、本実施形態の通信システム2の動作について説明する。
親機1は、図2に示すように時間軸方向において複数の区間に分割された形式の電圧波形からなる時分割方式の伝送信号を、信号線L1に対して繰り返し送信する。すなわち、伝送信号は、予備割込帯101と、予備帯102と、送信帯103と、返信帯104と、割込帯105と、短絡検出帯106と、休止帯107との7つの区間からなる複極(±24V)の時分割多重信号である。
予備割込帯101は2次割込の有無を検出するための期間、予備帯102は割込帯105および短絡検出帯106に合わせて設定された期間であり、送信帯103は子機2にデータを伝送するための期間である。返信帯104は子機2からの返送データを受信するタイムスロットであり、割込帯105は割込信号の有無を検出するための期間であり、短絡検出帯106は短絡を検出するための期間である。休止帯107は処理が間に合わないときのための期間である。
ここで、親機1は、割込帯105で割込信号が検出された場合に、その後の最初の送信帯103、返信帯104で割込信号の発生元の子機2と通信を行う。ただし、本来、予備割込帯101および予備帯102はスタートパルス、割込帯105および短絡検出帯106はエンドパルスとして設定された区間である。そこで、本実施形態では、予備割込帯101から短絡検出帯106までの期間を1周期、つまり1フレーム(F1,F2,・・・)とする。休止帯107は、1つのフレームによるデータ伝送の終了から次のフレームの開始までのインターバルである。
親機1は、常時は、モードデータが通常モードである伝送信号を送信し、この伝送信号の送信帯103に含まれるアドレスデータをサイクリックに変化させて子機2に順次アクセスする常時ポーリングを行う。常時ポーリングの際には、送信帯103に含まれるアドレスデータが自身のアドレスに一致した子機2は、この送信帯103に含まれる返送要求を受信し、その後の最初の(同一フレームの)返信帯104にて返送データを親機1に送信する。ここで、子機2は、伝送信号の返信帯104に同期した電流モードの信号(適当な低インピーダンスを介して信号線L1を短絡することにより送出される信号)により返送データを送信する。
一方、監視用の子機2は、たとえばスイッチが操作されて監視入力を検出すると、割込部242にて伝送信号の割込帯105に同期して割込信号を発生する。割込信号を発生した子機2は、割込フラグをオンにして割込モードに移行する。これにより、親機1はアドレスサーチを開始し、割込信号の発生元の子機2のアドレスを特定する。アドレスサーチを行う際の通信システム10の動作については後述する。
親機1は、アドレスサーチにより割込信号の発生元の子機2のアドレスを特定すると、伝送信号の送信帯103にて、そのアドレスを指定して子機2に対して返送要求を送信する。子機2は、自身のアドレスを含む返送要求を受信すると、これに応答して、その後の最初の(同一フレームの)返信帯104にて監視入力に対応した監視データ(スイッチのオンオフ状態など)を返送データとして親機1に送信する。
親機1は、監視データからなる返送データを受信すると、この監視データに制御テーブル上で対応する制御用の子機2に対して、伝送信号の送信帯103にて制御データを送信する。これにより、制御データを受信した制御用の子機2は、制御データに従って照明器具3をオンオフ制御する。
上述したように、基本システムでは、ポーリング・セレクティング方式のプロトコル(第1プロトコル)に従い、親機1を介して子機2同士(監視用の端末と制御用の端末)が通信を行うこととなる。
次に、1台の子機2で割込信号が発生し、親機1がアドレスサーチを行う際の通信システム10の動作について図3および図4を参照して説明する。ここでは、アドレスが「8−02」(2進数表記で「1000−00000010」)である子機201で割込信号が発生した場合の動作を例に説明する。なお、図4においては、(a)に親機1が送受信する信号、(b)に子機201が送受信する信号を示し、それぞれ時間軸(横軸)の上方には送信する信号、下方には受信する信号を示している。
親機1は、伝送信号の割込帯105にて子機201で発生した割込信号A0を検出すると、伝送信号の送信帯103に含まれるモードデータを通常モードから割込ポーリングモードに切り替える。割込ポーリングモードにおいては、親機1は、取得部11にて返送要求を送信し、割込信号A0の発生元の子機201のアドレスを特定するためのアドレスサーチを開始する。
子機2は、割込フラグがオンの状態(割込モード)で返送要求を受信すると、記憶部22に記憶されているアドレスを表すアドレスデータを返送データとして親機1に送信する。このとき、応答部21は、返送要求を受信する度に返送データを上位ビット側から順に1ビットずつ送信するので、親機1は、返送データを全ビット(12ビット)分取得するまで返送要求を複数回繰り返して送信する。
ここで、アドレスサーチにおいては、応答部21はパルス位置変調方式によって返送データを送信するので、親機1と子機2との間で授受される返送要求および返送データは、図4に示すような形式となる。すなわち、アドレス「8−02」の子機201は、第1フレームF1の送信帯103において親機1からの返送要求R1を受信すると、第1フレームF1の返信帯104において返送データの最上位ビットを第1データD1として親機1に送信する。
このとき、子機2は、一定期間を2個に分割したスロットT1,T2のいずれか1つにパルスを含むPPM信号を親機1に送信することによって、自身のアドレスデータ(返送データ)の最上位ビットを第1データD1として親機1へ送信する。具体的には、応答部21は、伝送信号の返信帯104を第1のスロットT1と第2のスロットT2とに分割し、スロットT1,T2のどちらにパルスが存在するかによって1ビットのデータを表すPPM信号を生成する。つまり、1ビットのデータは「0」または「1」の符号で表されるので、PPM信号は、第1のスロットT1を「0」、第2のスロットT2を「1」にそれぞれ対応付けることにより、パルスの位置で1ビットのデータを表している。
図4の例では、子機201は、第1フレームF1において自身のアドレスの最上位ビットである「1」を第1データD1として送信するので、第2のスロットT2にパルスを含むPPM信号を送信する。親機1は、受信したPPM信号を復調することによって、割込信号A0の発生元である子機201のアドレスデータ(返送データ)の最上位ビット(ここでは「1」)を取得する。
以降、親機1は、子機2から取得済みの上位mビット分(mは1〜11の整数)のアドレスデータを返送要求に含めて送信し、子機2のアドレスデータを1ビットずつ取得する。子機2は、割込フラグがオンであり、且つ返送要求に含まれている上位mビット分のアドレスデータが記憶部22に記憶されているアドレスの上位mビットに一致していれば、応答部21により、返送データ(アドレスデータ)のm+1ビット目を送信する。親機1および子機2は、このような返送要求および返送データのやり取りを、親機1が返送データの最下位ビットを取得するまで繰り返す。
すなわち、伝送信号の第2フレームF2で送信される返送要求R2には、親機1が取得済みの上位1ビット分のアドレスデータ(ここでは「1」)が含まれている。割込信号A0の発生元の子機201は、自身のアドレスデータの上位から2ビット目が「0」であるから、第1のスロットT1にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R2に対する応答として「0」を表す第2データD2を親機1に送信する。これにより、親機1は、割込信号A0の発生元である子機201のアドレスデータ(返送データ)の2ビット目(ここでは「0」)を取得する。
伝送信号の第3フレームF3で送信される返送要求R3には、親機1が取得済みの上位2ビット分のアドレスデータ(ここでは「10」)が含まれている。割込信号A0の発生元の子機201は、自身のアドレスデータの上位から3ビット目が「0」であるから、第1のスロットT1にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R3に対する応答として「0」を表す第3データD3を親機1に送信する。これにより、親機1は、割込信号A0の発生元である子機201のアドレスデータ(返送データ)の3ビット目(ここでは「0」)を取得する。
同様に、第4フレームF4〜第11フレームF11の間に、親機1は割込信号A0の発生元である子機201のアドレスデータの4〜11ビット目(ここでは「0−0000001」)を取得する。
その後、伝送信号の第12フレームF12で送信される返送要求R12には、最下位ビットを除く親機1が取得済みの上位11ビット分のアドレスデータ(ここでは「1000−0000001」)が含まれている。割込信号A0の発生元の子機201は、自身のアドレスデータの最下位ビットが「0」であるから、第1のスロットT1にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R12に対する応答として「0」を表す第12データD12を親機1に送信する。これにより、親機1は、割込信号A0の発生元である子機201のアドレスデータ(返送データ)の最下位ビットを取得し、この子機201のアドレス「8−02」(2進数表記で「1000−00000010」)を特定して、アドレスサーチが完了する。
上述したような動作によって、アドレスが「8−02」(2進数表記で「1000−00000010」)の子機201で割込信号を発生した場合、親機1は、アドレスサーチを行うことにより、割込信号の発生元である子機201のアドレスを特定できる。このとき、親機1は、アドレスサーチを開始して最初の返送要求R1を送信してから、子機2のアドレス全体を取得してアドレスサーチが完了するまでに、伝送信号で子機2のアドレスのビット数と同数周期(フレーム)分の時間を要する。つまり、上述のように子機2のアドレスが12ビットで表される場合には、アドレスサーチに要する時間は伝送信号の12周期分となる。
また、図3の例では、親機1は、子機2のアドレスを特定後、伝送信号の次フレームの送信帯103において、アドレス全体(全ビット)を含む確認要求B0を子機2に送信するように構成されている。この場合に、子機2は、自身のアドレスを含む確認要求B0を受信すると、返信帯104において親機1に対し確認応答C0を送信し、且つ割込フラグをオフして割込モードを終了する。割込フラグをオフする処理までアドレスサーチに含むとすれば、アドレスサーチに要する時間は子機2のアドレスのビット数に1を加えた周期分となる。つまり、上述のように子機2のアドレスが12ビットで表される場合には、割込フラグをオフする処理を含んだアドレスサーチに要する時間は、伝送信号の13周期分となる。なお、確認応答は、返送データとは異なりパルス位置変調方式以外の方式で送信される。
次に、複数台の子機2で割込信号が同時に発生し、親機1がアドレスサーチを行う際の通信システム10の動作について図5および図6を参照して説明する。ここでは、アドレスが「8−0E」(2進数表記で「1000−00001110」)である子機202と、アドレスが「8−0F」(2進数表記で「1000−00001111」)である子機203とで割込信号が発生した場合の動作を例に説明する。子機202は割込信号A1を発生し、子機203は割込信号A2を発生する。なお、図6においては、(a)に親機1が送受信する信号、(b)に子機202が送受信する信号、(c)に子機203が送受信する信号を示し、それぞれ時間軸(横軸)の上方には送信する信号、下方には受信する信号を示している。
親機1は、伝送信号の割込帯105にて子機202,203で発生した割込信号A1,A2を検出すると、図3および図4の例と同様に、割込信号A1,A2の発生元の子機202,203のアドレスを特定するためのアドレスサーチを開始する。アドレスサーチにおいて、親機1と子機2との間で授受される返送要求および返送データは、図6に示すような形式となる。
すなわち、アドレス「8−0E」の子機202は、第1フレームF1の送信帯103において親機1からの返送要求R1を受信すると、第1フレームF1の返信帯104において返送データの最上位ビットを第1データD11として親機1に送信する。また、アドレス「8−0F」の子機203は、第1フレームF1の送信帯103において親機1からの返送要求R1を受信すると、第1フレームF1の返信帯104において返送データの最上位ビットを第1データD12として親機1に送信する。
図6の例では、子機202は、第1フレームF1において自身のアドレスデータ(返送データ)の最上位ビットである「1」を第1データD11として送信するので、第2のスロットT2にパルスを含むPPM信号を送信する。また、子機203は、第1フレームF1において自身のアドレスデータ(返送データ)の最上位ビットである「1」を第1データD12として送信するので、第2のスロットT2にパルスを含むPPM信号を送信する。つまり、第1フレームF1においては、子機202と子機203との両方からPPM信号が同時に送信されるため、これら2つのPPM信号が重複することになる。
ただし、パルス位置変調方式では、親機1は、スロットT1,T2のどちらにパルスが存在するかが判別できれば、PPM信号同士が重複していてもデータを正常に取得することが可能である。ここでは、子機202からの第1データD11と子機203からの第1データD12とはいずれも「1」である。したがって、親機1は、受信したPPM信号を復調することによって、割込信号A1,A2の発生元である子機202,203のアドレスデータの最上位ビットとして「1」を取得する。
以降、親機1は、子機2から取得済みの上位mビット分(mは1〜11の整数)のアドレスデータを返送要求に含めて送信し、子機2のアドレスデータを1ビットずつ取得する。子機2は、割込フラグがオンであり、且つ返送要求に含まれている上位mビット分のアドレスデータが記憶部22に記憶されているアドレスの上位mビットに一致していれば、応答部21により、返送データ(アドレスデータ)のm+1ビット目を送信する。親機1および子機2は、このような返送要求および返送データのやり取りを、親機1が返送データの最下位ビットを取得するまで繰り返す。
すなわち、伝送信号の第2フレームF2で送信される返送要求R2には、親機1が取得済みの上位1ビット分のアドレスデータ(ここでは「1」)が含まれている。割込信号A1の発生元の子機202は、自身のアドレスデータの上位から2ビット目が「0」であるから、第1のスロットT1にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R2に対する応答として「0」を表す第2データD21を親機1に送信する。また、割込信号A2の発生元の子機203は、自身のアドレスデータの上位から2ビット目が「0」であるから、第1のスロットT1にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R2に対する応答として「0」を表す第2データD22を親機1に送信する。
ここでは、子機202からの第2データD21と子機203からの第2データD22とはいずれも「0」であるので、親機1は、子機202,203のアドレスデータの2ビット目として「0」を取得する。
伝送信号の第3フレームF3で送信される返送要求R3には、親機1が取得済みの上位2ビット分のアドレスデータ(ここでは「10」)が含まれている。割込信号A1の発生元の子機202は、自身のアドレスデータの上位から3ビット目が「0」であるから、第1のスロットT1にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R3に対する応答として「0」を表す第3データD31を親機1に送信する。また、割込信号A2の発生元の子機203は、自身のアドレスデータの上位から3ビット目が「0」であるから、第1のスロットT1にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R3に対する応答として「0」を表す第3データD32を親機1に送信する。
ここでは、子機202からの第3データD31と子機203からの第3データD32とはいずれも「0」であるので、親機1は、子機202,203のアドレスの3ビット目として「0」を取得する。
同様に、第4フレームF4〜第11フレームF11の間に、親機1は割込信号A1,A2の発生元である子機202,203で共通するアドレスの4〜11ビット目(ここでは「0−0000111」)を取得する。
その後、伝送信号の第12フレームF12で送信される返送要求R12には、最下位ビットを除く親機1が取得済みの上位11ビット分のアドレスデータ(ここでは「1000−0000111」)が含まれている。割込信号A1の発生元の子機202は、自身のアドレスデータの最下位ビットが「0」であるから、第1のスロットT1にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R12に対する応答として「0」を表す第12データD121を親機1に送信する。一方、割込信号A2の発生元の子機203は、自身のアドレスデータの最下位ビットが「1」であるから、第2のスロットT2にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R12に対する応答として「1」を表す第12データD122を親機1に送信する。
つまり、第12フレームF12においては、子機202から第1のスロットT1にパルスを含むPPM信号が送信され、子機203から第2のスロットT2にパルスを含むPPM信号が送信され、これら2つのPPM信号が重複することになる。したがって、親機1は、受信したPPM信号を復調することによって、第12データD121から、割込信号A1の発生元である子機202のアドレスの最下位ビット(ここでは「0」)を取得する。これにより、親機1は、子機202のアドレス「8−0E」(2進数表記で「1000−00001110」)を特定できる。
さらに、親機1は、受信したPPM信号を復調することによって、第12データD122から、割込信号A2の発生元である子機203のアドレスの最下位ビット(ここでは「1」)を取得する。これにより、親機1は、子機203についてもアドレス「8−0F」(2進数表記で「1000−00001111」)を特定できる。
上述したような動作によって、複数台の子機202,203で割込信号が同時に発生した場合でも、親機1は、アドレスサーチを行うことにより、割込信号の発生元である各子機202,203のアドレスを特定できる。このとき、親機1は、アドレスサーチを開始して最初の返送要求R1を送信してから、最初の(アドレスが最も若い)1台の子機2のアドレス全体を取得するまでに、伝送信号で子機2のアドレスのビット数と同数周期(フレーム)分の時間を要する。つまり、上述のように子機2のアドレスが12ビットで表される場合には、最初の1台の子機2のアドレスサーチに要する時間は伝送信号の12周期分となる。
また、図5の例では、親機1は、子機2のアドレスを特定後、伝送信号の次フレームの送信帯103において、アドレス全体(全ビット)を含む確認要求B1を子機2に送信するように構成されている。この場合に、子機202は、自身のアドレスを含む確認要求を受信すると、返信帯104において親機1に対し確認応答C1を送信し、且つ割込フラグをオフして割込モードを終了する。割込フラグをオフする処理までアドレスサーチに含むとすれば、最初の1台の子機2のアドレスサーチに要する時間は子機2のアドレスのビット数に1を加えた周期分となる。つまり、上述のように子機2のアドレスが12ビットで表される場合には、最初の1台の子機2のアドレスサーチ(割込フラグをオフする処理を含む)に要する時間は伝送信号の13周期分となる。
なお、親機1は、最初の1台の子機2のアドレスを取得した後もアドレスサーチを継続し、残りの子機2のアドレスも続けて取得してもよいが、最初の1台の子機2のアドレスを取得してアドレスサーチを一旦終了してもよい。アドレスサーチを一旦終了する場合、親機1は、残りの子機2のアドレスを取得する前に、特定したアドレスを指定して割込信号の発生元の子機2から監視データを取得する。その後、親機1は、残りの子機2からアドレスを取得するためにアドレスサーチを再開する。
以上説明した本実施形態の通信システム10によれば、複数台の子機2からデータが一斉に送信された場合でも、少なくとも1台の子機2からのデータについては親機1で正常に取得可能であるという効果がある。
すなわち、応答部21は、パルス位置変調方式によって返送データを送信するので、複数台の子機2が一斉に返送データを送信した場合でも、親機1は、一斉に送信された複数台の子機2からのデータを正常に取得することができる。したがって、これら複数台の子機2はいずれも親機1に対してデータを再送する必要がなく、子機2から親機1へのデータの伝送効率がよくなる。
さらに詳しく説明すると、たとえばアドレスサーチ時において、伝送信号の返信帯104に複数台の子機2からデータ(アドレスデータ)が返送されてPPM信号が重複することがあっても、信号が衝突して親機1でデータを解読できなくなることはない。そのため、親機1は、アドレスサーチを開始して最初の返送要求を送信してから、最初の1台の子機2のアドレス全体を取得するまでに要する時間が固定的に決められる。よって、上述したように、1台の子機2のみで割込信号が発生した場合でも、複数台の子機2で同時に割込信号が発生した場合でも、親機1は、同じ長さの時間で最初の1台の子機2のアドレスを取得することができる。つまり、上述した図3の例および図5の例では、親機1は、いずれも伝送信号の12周期分の時間で、最初の1台の子機2からアドレスを取得することができる。
これに対して、応答部がパルス位置変調方式以外の方式によって返送データを送信するように構成された通信システムを比較例とし、以下に比較例の動作を簡単に説明する。ここでは、図5と同様に、アドレスが「8−0E」の子機202と、アドレスが「8−0F」の子機203とで同時に割込信号が発生した場合を例として、比較例の動作を説明する。
親機1は割込信号を検出すると、アドレスの上位4ビット(ここでは「8」)を含む返送要求を送信する。返送要求に対する応答(返送データ)として、子機202はアドレスの下位8ビット「0E」を返送し、子機203はアドレスの下位8ビット「0F」を返送する。このとき、子機202からの信号と子機203からの信号とは互いに衝突するため、親機1はいずれの子機202,203からも返送データを正常に取得することができない。そこで、親機1は、両子機202,203からの信号の衝突が生じたことをパルス幅の異常またはパリティチェック方式により検知すると、子機2に対して2回目の返送要求を送信する。
親機1は、2回目の返送要求としては、アドレスの上位8ビット(ここでは「8−0」)を含む返送要求を送信する。2回目の返送要求に対する応答(返送データ)として、子機202は自身のアドレスの下位4ビット「E」を返送し、子機203は自身のアドレスの下位4ビット「F」を返送する。このとき、子機202からの信号と子機203からの信号とは互いに衝突するため、親機1はいずれの子機202,203からも返送データを正常に取得することができない。そこで、親機1は、両子機202,203からの信号の衝突が生じたことをパルス幅の異常またはパリティチェック方式により検知すると、子機2に対して3回目の返送要求を送信する。
親機1は、3回目の返送要求としては、アドレス全体(ここでは「8−00」)を含む返送要求を送信し、子機2からの応答がなければ、アドレスの下位4ビットを順次変化させながら、4回目以降の返送要求を送信する。ここで、親機1は、アドレスの下位4ビットを、0,1,2,・・・の順に変化させていくとすれば、17回目の返送要求に子機202のアドレス「8−0E」が含まれることになる。子機202は、17回目の返送要求に対する応答(返送データ)として、自身のアドレスの下位8ビット「0E」を返送する。
これにより、親機1は、最初の1台の子機202のアドレス「8−0E」を特定することができる。その後、親機1は、アドレスサーチを継続し、残りの子機203のアドレスについても特定する。
このように、比較例では、複数台の子機2からデータが一斉に返送されると信号の衝突が生じるため、親機1は、複数台の子機2のいずれからもデータを正常に取得できず、結果的に、子機2からデータを取得するのに時間が掛かることがある。つまり、上述したように、アドレスが「8−0E」の子機202と、アドレスが「8−0F」の子機203とで同時に割込信号が発生した場合、比較例では、最初の1台の子機203からアドレスを取得するのに、伝送信号の17周期分の時間を要することになる。これに対して、本実施形態では、親機1は、伝送信号の12周期分の時間で、最初の1台の子機203からアドレスを取得できるので、子機2からデータ(アドレスデータ)を取得するのに要する時間が短くなり、子機2から親機1へのデータの伝送効率がよくなる。
また、本実施形態では、パルス位置変調方式で送信される特定の返送データは、アドレスサーチの際に親機1からの返送要求に対して割込モードの子機2が送信するアドレスデータである。つまり、応答部21は、割込信号を送信後に返送要求を受信すると、記憶部22に記憶されているアドレスを表す返送データ(アドレスデータ)を親機1に送信するように構成されている。この構成によれば、複数台の子機2が同時に割込信号を発生した場合に、親機1は、これら複数台の子機2のアドレスを効率よく取得することができる。
さらにまた、本実施形態では、応答部21は、一定期間を2個のスロットに分割し、返送要求を受信する度に返送データ(アドレスデータ)を1ビットずつ送信するように構成されている。この構成によれば、子機2は、一度に1ビットのデータを送信できればよいので、子機2と親機1との通信には比較的低速の通信方式を用いることができる。
ところで、本実施形態の通信システム10は、子機2が返送要求を受信する度に返送データを1ビットずつ送信する構成に代えて、以下の構成を採用していてもよい。つまり、応答部21は、一定期間を4個以上のスロットに分割し、返送要求を受信する度に返送データを複数ビットずつ送信するように構成されていてもよい。この場合でも、取得部11は、返送データを全ビット分取得するまで、返送要求を複数回繰り返して送信するように構成されている。
すなわち、応答部21は、たとえば図7に示すように一定期間を4個のスロットに分割することにより、返送データ(アドレスデータ)を2ビットずつ送信することができる。なお、図7においては、子機2が送受信する信号を示し、時間軸(横軸)の上方には送信する信号、下方には受信する信号を示している。
図7の例では、応答部21は、一定期間を4個に分割したスロットT1〜T4のいずれか1つ(図7では第3のスロットT3)にパルスを含むPPM信号を親機1に送信することによって、返送データ(アドレスデータ)の上位2ビット分を親機1へ送信する。具体的には、応答部21は、伝送信号の返信帯104を第1のスロットT1〜第4のスロットT4に分割し、スロットT1〜T4のいずれにパルスが存在するかによって2ビットのデータを表すPPM信号を生成する。つまり、2ビットのデータは「00」、「01」、「10」、「11」の符号で表される。そこで、PPM信号は、第1のスロットT1を「00」、第2のスロットT2を「01」、第3のスロットT3を「10」、第4のスロットT4を「11」にそれぞれ対応付けることにより、パルスの位置で2ビットのデータを表すことができる。
このように、応答部21は、一定期間を4個以上のスロットに分割することで、返送要求を受信する度に返送データを複数ビットずつ送信可能となる。応答部21は、たとえば返送データを3ビットずつ送信する場合には一定期間を8個以上のスロットに分割すればよく、返送データを4ビットずつ送信する場合には一定期間を16個以上のスロットに分割すればよい。
この構成によれば、応答部21は、返送要求を受信する度に返送データを複数ビットずつ送信できるので、返送データを1ビットずつ送信する場合に比べて、返送データの全ビット分の送信に要する時間を短くできる。つまり、親機1は、アドレスサーチを開始して最初の返送要求を送信してから、最初の(アドレスが最も若い)1台の子機2のアドレス全体を取得するまでに、伝送信号で子機2のアドレスのビット数の半分の周期(フレーム)分の時間を要する。そのため、上述のように子機2のアドレスが12ビットで表される場合には、最初の1台の子機2のアドレスサーチに要する時間は伝送信号の6周期分となる。なお、割込フラグをオフする処理までアドレスサーチに含むとすれば、最初の1台の子機2のアドレスサーチに要する時間は伝送信号の7周期分となる。
さらに、本実施形態の通信システム10は、子機2が返送要求を受信する度に返送データを1ビットずつ送信する構成に代えて、以下の構成を採用していてもよい。つまり、取得部11は、一度に取得する返送データのビット数の情報を含んだ返送要求を送信し、返送データを全ビット分取得するまで、返送要求を複数回繰り返して送信するように構成されていてもよい。この場合、応答部21は、返送要求を受信する度に、返送要求に含まれるビット数の情報に従って一定期間を2個のスロットに分割し、返送データをnビット分送信するように構成される。
すなわち、取得部11は、たとえば図8に示すように返送要求を送信する度に、一度に取得する返送データのビット数を指定することができる。図8の例では、取得部11は、アドレスサーチ開始後1回目の返送要求R1および2回目の返送要求R2においては返送データのビット数を1ビットに指定し、3回目の返送要求R3においては返送データのビット数を2ビットに指定している。
そのため、応答部21は、1回目の返送要求R1への応答としては、一定期間を2個のスロットに分割することにより、アドレスデータの最上位ビットの1ビット分を送信する。応答部21は、2回目の返送要求R2への応答としては、一定期間を2個のスロットに分割することにより、アドレスデータの上位から2ビット目の1ビット分を送信する。また、応答部21は、3回目の返送要求R3への応答としては、一定期間を4個のスロットに分割することにより、アドレスデータの上位から3,4ビット目の2ビット分を送信する。
この構成によれば、親機1は、返送要求を送信する度に、取得する返送データのビット数を指定できるので、返送要求ごとに返送データのビット数を変化させることができる。これにより、親機1は、たとえば返送データの中で細かく把握する必要がある箇所については1ビットずつ取得し、大雑把に把握すればよい箇所については複数ビットずつ取得することで、必要なデータを確実に取得しつつデータ全体の取得に要する時間を短くできる。たとえば、親機1は、アドレスデータを返送データとして取得する場合に、アドレスデータのページに相当する上位4ビット分については1ビットずつ取得し、端末アドレスと負荷番号との組み合わせに相当する下位8ビット分については2ビットずつ取得する。さらに、ノイズの影響などにより親機1と子機2との間の伝送環境(伝送品質)が随時変化する場合には、親機1は、現在の伝送環境が良好であれば一度に取得するビット数を増やすことも可能である。
なお、取得部11は、返送データのビット数を直接指定する代わりに、一度の返送データの送信に使用するスロット数を返送要求に含めることによって、一度に取得する返送データのビット数を指定してもよい。
ところで、本実施形態の通信システム10は、上述したように応答部21が返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して送信する場合において、途中のビットで複数台の子機2から異なるデータが送信された場合に対応するため、以下の構成を採用する。
すなわち、取得部11は、複数個のスロットにパルスが存在するPPM信号を受信した場合、複数台の子機2のうち特定のスロット(以下、「優先スロット」という)にパルスを送信した子機2のみを対象として、残りの返送要求を送信するように構成されている。ここで、親機1においては、予め複数個のスロットの中から1個のスロットが選択され優先スロットとして設定されている。
以下に、符号「0」に対応する第1のスロットT1が優先スロットであると仮定し、図9を参照して通信システム10の動作について説明する。図9は、アドレスが「8−02」(2進数表記で「1000−00000010」)の子機201と、アドレスが「8−08」(2進数表記で「1000−00001000」)の子機204とで同時に割込信号が発生した場合の動作を示している。なお、図9においては、(a)に親機1が送受信する信号、(b)に子機201が送受信する信号、(c)に子機204が送受信する信号を示し、それぞれ時間軸(横軸)の上方には送信する信号、下方には受信する信号を示している。
この場合に、子機201,204の応答部21は、親機1からの返送要求への応答として、自身のアドレスデータ(返送データ)をPPM信号により1ビットずつ送信する。親機1は、受信したPPM信号を復調することによって、割込信号の発生元である子機201,204のアドレスデータを1ビットずつ取得する。ここでは、子機201,204のアドレスデータは上位8ビット分が共通であるから、親機1は、第1フレームF1〜第8フレームF8の間に、子機201,204で共通するアドレスの上位1〜8ビット目(ここでは「1000−0000」)を取得する。
第9フレームF9においては、子機201は、自身のアドレスの9ビット目が「0」であるから、第1のスロットT1にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R9に対する応答として「0」を表す第9データD91を親機1に送信する。一方、子機204は、自身のアドレスの9ビット目が「1」であるから、第2のスロットT2にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R9に対する応答として「1」を表す第9データD92を親機1に送信する。
このとき、親機1は、第1のスロットT1が優先スロットであるので、子機204については落選とし、以降の返送要求については、アドレスの上位9ビット分が「1000−00000」である子機2のみを対象に送信する。つまり、図9の例では、取得部11は、子機2から返送データとして「0」と「1」との両方が送信された場合に、「0」の返送データを優先して採用する。
第10フレームF10においては、親機1は、取得済みの上位9ビット分のアドレスデータ(ここでは「1000−00000」)が含まれる返送要求R10を送信する。これに対して、子機201は、自身のアドレスの10ビット目が「0」であるから、第1のスロットT1にパルスを含むPPM信号を送信することで、返送要求R10に対する応答として「0」を表す第10データD101を親機1に送信する。一方、子機204は、返送要求R10に含まれる上位9ビット分のアドレスデータが自身のアドレスデータに一致しないので、返送要求R10に対しては返送データを送信しない。
以降の第11フレームF11、第12フレームF12において、親機1は、子機201からアドレスの下位2ビット(ここでは「10」)を取得し、子機201のアドレス「8−02」(2進数表記で「1000−00000010」)を特定できる。
なお、親機1は、子機201のアドレスを取得した後、アドレスサーチを継続して残りの子機204のアドレスも続けて取得してもよいが、最初の1台の子機201のアドレスを取得してアドレスサーチを一旦終了してもよい。アドレスサーチを継続する場合、親機1は、残りの子機204からアドレスの下位3ビット(ここでは「000」)のみ取得することで、子機204のアドレス「8−08」(2進数表記で「1000−00001000」)を特定できる。
この構成によれば、親機1は、返送データの途中のビットで複数台の子機2から異なるデータが送信された場合に対応することができる。つまり、親機1は、返送データの途中のビットでデータが分岐する場合でも、優先スロットとして規定されたスロットにパルスを送信した子機2のみを対象として、返送データの残りのビット分を取得することができる。
また、本実施形態の他の構成例として、応答部21は、返送データの全ビット分をパルス位置変調方式以外の方式で一度に送信する一括信号を、PPM信号に付加して送信するように構成されていてもよい。この場合、取得部11は、一括信号を正常に受信できた場合には、一括信号にて返送データを取得するように構成される。
すなわち、応答部21は、図10に示すように返送要求への応答として返送データを送信する際に、伝送信号の返信帯104を一括信号の送信用の返信区間T0と、PPM信号の送信用の複数個(ここでは2個)のスロットT1,T2とに分割する。図10の例では、返信区間T0はスロットT1,T2の手前に設定されている。図10は、アドレスが「8−02」(2進数表記で「1000−00000010」)の子機201と、アドレスが「8−08」(2進数表記で「1000−00001000」)の子機204とで同時に割込信号が発生した場合の動作を示している。また、ここでは、符号「0」に対応する第1のスロットT1が優先スロットであると仮定する。なお、図10においては、(a)に親機1が送受信する信号、(b)に子機201が送受信する信号、(c)に子機204が送受信する信号を示し、それぞれ時間軸(横軸)の上方には送信する信号、下方には受信する信号を示している。
この場合に、子機201,204の応答部21は、親機1からの返送要求への応答として、自身のアドレスデータ(返送データ)をPPM信号により1ビットずつ送信する。さらに、子機201,204の応答部21は、親機1からの返送要求への応答として、PPM信号に加えて自身のアドレスデータの全ビット分を表す一括信号S1,S2を送信する。
ただし、子機201からの一括信号S1と子機204からの一括信号S2とは互いに衝突するため、親機1はいずれの子機201,204からも一括信号S1,S2を正常に取得することができない。一方で、親機1は、受信したPPM信号を復調することによって、割込信号の発生元である子機201,204のアドレスデータを1ビットずつ取得する。そのため、親機1は、図9の例と同様に、第1フレームF1〜第9フレームF9の間に、子機201のアドレスの上位1〜9ビット目(ここでは「1000−00000」)を取得する。
第10フレームF10においては、親機1は、取得済みの上位9ビット分のアドレスデータ(ここでは「1000−00000」)が含まれる返送要求R10を送信する。子機201は、返送要求R10への応答として、「0」を表す第10データD101に加えて自身のアドレスデータの全ビット分を表す一括信号S1を送信する。一方、子機204は、返送要求R10に含まれる上位9ビット分のアドレスデータが自身のアドレスデータに一致しないので、返送要求R10に対しては返送データを送信しない。
したがって、第10フレームF10においては、子機201からの一括信号S1が送信され、子機204からの一括信号S2は送信されないので、一括信号S1,S2の衝突が生じず、親機1は、子機201からの一括信号を正常に取得することができる。つまり、親機1は、第10フレームF10において、子機201から返送データ(アドレスデータ)の全ビット分を取得することができ、子機201のアドレス「8−02」(2進数表記で「1000−00000010」)を特定できる。
この構成によれば、親機1は、一括信号の衝突が生じなければ、1回の返送要求に対する応答で返送データ全体を取得でき、返送データの取得に要する時間が短くなる。また、一括信号の衝突が生じる場合でも、親機1は、一括信号の衝突が生じなくなった時点で、返送データ全体を取得できるので、一括信号がない場合に比べて返送データの取得に要する時間を短くできる。
さらに他の構成例として、通信システム10は、上述したように応答部21が返送データを1ビットずつあるいは複数ビットずつ送信する場合において、返送要求を途中から受信した子機2が返送データを送信することを禁止するように構成されていてもよい。この場合、取得部11は、複数回の返送要求のうち初回(1回目)の返送要求と2回目以降の返送要求とを、子機2にて区別可能な形態で送信するように構成される。応答部21は、親機1から初回の返送要求を受信することなく2回目以降の返送要求を受信した場合には返送データを送信しないように構成される。
この構成によれば、初回の返送要求を受信していない子機2は、2回目以降の返送要求を受信しても返送データを送信しないので、返送要求を途中から受信した子機2が返送データを送信することが禁止される。言い換えれば、複数台の子機2のうち、返送要求を初回から順に受信している子機2のみが、返送要求への応答として返送データを送信することが許可される。その結果、親機1は、上位ビットと下位ビットとを別々の子機2から取得することにより、誤った返送データを受信してしまうことを回避できる。
(実施形態2)
本実施形態の通信システム10は、複数台の子機2の各々が、伝送信号に同期するように伝送信号に重畳される重畳信号(第2プロトコルの信号)を用いて親機1と通信するように構成されている点で実施形態1と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
すなわち、本実施形態に係る通信システム10では、少なくとも一部の子機2は、実施形態1で説明した伝送信号(第1プロトコルの信号)と信号線L1を共用しつつ、伝送信号に重畳される重畳信号を用いて通信を行う。
ここにおいて、重畳信号は、伝送信号に比べて、周波数が十分に高い信号であって(伝送信号の)1フレーム当たりに伝送可能なデータの情報量が十分に多い。そのため、重畳信号による通信(第2プロトコルの通信)は、伝送信号による通信(第1プロトコルの通信)に比べて通信速度を高速化でき、たとえば連続して変化する量を表す数値のように比較的情報量の多いデータの伝送に適している。そこで、本実施形態では、子機2は、電圧、電流、電力等を計測する計測ユニット(多回路エネルギーモニタ)の計測結果の伝送を行う。
また、子機2は、信号線L1上の伝送信号を監視し、伝送信号のデータ伝送状況(以下、「ステート」という)を解析する機能を有している。子機2は、ステートの解析結果から重畳信号の重畳に適した重畳可能帯にあるか否かを判断し、重畳可能帯と判断されたタイミングで、伝送信号に重畳信号を重畳する。すなわち、子機2は、親機1から信号線L1に送出される伝送信号に同期して、通信するように構成されている。そのため、親機1は、伝送信号を同期信号として利用することで、重畳信号を用いた通信における同期をとるためだけの同期信号を送出する必要がない。
本実施形態においては、子機2は、原則、伝送信号のうち予備割込帯101と予備帯102と休止帯107とを重畳可能帯として重畳信号の重畳に用いる。つまり、予備割込帯101と予備帯102と休止帯107とは、重畳信号が重畳されても第1プロトコルの通信に影響がなく、重畳信号も伝送信号の影響を受けにくい。
その他の区間(送信帯103と返信帯104と割込帯105と短絡検出帯106)は、伝送信号がハイレベルあるいはローレベルに安定している時間が相対的に短く、重畳信号が重畳されると第1プロトコルの通信に影響を与えやすい。また上記他の区間に重畳信号が重畳されると、重畳信号も親機1と子機2との間で授受される重畳信号以外の信号(割込信号や送信データ)の影響を受けやすい。そのため、本実施形態では、予備割込帯101、予備帯102、休止帯107以外の区間は、重畳信号の重畳には使用されない区間(以下、「重畳不可帯」という)とする。
なお、伝送信号の立ち上がりおよび立ち下がりの期間も、高調波ノイズの影響や信号の電圧反転に伴う過渡応答の影響などにより、重畳信号を重畳するのに適していない。したがって、子機2は、予備割込帯101、予備帯102、休止帯107の中でも、区間の切り替わり(立ち上がり)後の所定の回避時間(たとえば300μs)については、重畳不可帯と判断する。
子機2は、ステートの解析結果から重畳可能帯と判断されたときに限って重畳信号を送信するように構成されている。子機2は、このように伝送信号に同期して重畳可能帯にのみ重畳信号を重畳させることにより、共通の信号線L1を使用する第1プロトコルの通信と第2プロトコルの通信との干渉を回避する。
ところで、本実施形態1の通信システム10は、親機1から子機2への返送要求および子機2から親機1への返送データをいずれも重畳信号を用いて伝送するように構成されている。この構成においても、子機2の応答部21は、パルス位置変調方式によって返送データを送信するので、複数台の子機2が一斉に返送データを送信した場合でも、親機1は、一斉に送信された複数台の子機2からのデータを正常に取得することができる。したがって、これら複数台の子機2はいずれも親機1に対してデータを再送する必要がなく、子機2から親機1へのデータの伝送効率がよくなる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
1 親機
11 取得部
2 子機(通信端末)
21 応答部
22 記憶部
23 割込部
10 通信システム

Claims (10)

  1. 複数台の子機と、前記複数台の子機と通信可能な親機とを備え、
    前記親機は、前記複数台の子機のうち少なくとも1台に対して返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記子機から送信される返送データを取得する取得部を有し、
    前記複数台の子機の各々は、自身宛ての前記返送要求を受信したときに前記親機に前記返送データを送信する応答部を有し、
    前記応答部は、一定期間を2n個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、
    前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、
    前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、前記複数台の子機のうち特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の子機のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、
    前記取得部は、一度に取得する前記返送データのビット数の情報を含んだ前記返送要求を送信するように構成されており、
    前記応答部は、前記返送要求を受信する度に、当該返送要求に含まれる前記ビット数の情報に従って前記一定期間を2 n 個の前記スロットに分割し、前記返送データをnビット分送信するように構成されている
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 複数台の子機と、前記複数台の子機と通信可能な親機とを備え、
    前記親機は、前記複数台の子機のうち少なくとも1台に対して返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記子機から送信される返送データを取得する取得部を有し、
    前記複数台の子機の各々は、自身宛ての前記返送要求を受信したときに前記親機に前記返送データを送信する応答部を有し、
    前記応答部は、一定期間を2 n 個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、
    前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、
    前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、前記複数台の子機のうち特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の子機のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、
    前記応答部は、前記返送データの全ビット分をパルス位置変調方式以外の方式で一度に送信する一括信号を、前記PPM信号に付加して送信するように構成されており、
    前記取得部は、前記一括信号を正常に受信できた場合には、当該一括信号にて前記返送データを取得するように構成されている
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 複数台の子機と、前記複数台の子機と通信可能な親機とを備え、
    前記親機は、前記複数台の子機のうち少なくとも1台に対して返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記子機から送信される返送データを取得する取得部を有し、
    前記複数台の子機の各々は、自身宛ての前記返送要求を受信したときに前記親機に前記返送データを送信する応答部を有し、
    前記応答部は、一定期間を2 n 個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、
    前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、
    前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、前記複数台の子機のうち特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の子機のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、
    前記取得部は、前記複数回のうち初回の前記返送要求と2回目以降の前記返送要求とを前記子機にて区別可能な形態で送信するように構成されており、
    前記応答部は、前記親機から初回の前記返送要求を受信することなく2回目以降の前記返送要求を受信した場合には前記返送データを送信しないように構成されている
    ことを特徴とする通信システム。
  4. 前記応答部は、前記一定期間を2個の前記スロットに分割し、前記返送要求を受信する度に前記返送データを1ビットずつ送信するように構成されている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の通信システム。
  5. 前記応答部は、前記一定期間を4個以上の前記スロットに分割し、前記返送要求を受信する度に前記返送データを複数ビットずつ送信するように構成されている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の通信システム。
  6. 前記複数台の子機の各々は、個別のアドレスを記憶している記憶部と、前記親機に割込信号を送信する割込部とをさらに有し、
    前記応答部は、前記割込信号を送信後に前記返送要求を受信すると、前記記憶部に記憶されている前記アドレスを表す前記返送データを前記親機に送信するように構成され、
    前記取得部は、前記複数台の子機の少なくとも1台から前記割込信号を受信すると、前記返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記返送データを取得することにより、前記割込信号の送信元の前記子機の前記アドレスを特定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 前記親機は、通信線に伝送信号を繰り返し送信するように構成されており、
    前記複数台の子機の各々は、前記伝送信号に同期するように前記伝送信号に重畳される重畳信号を用いて前記親機と通信するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 親機から送信される自身宛ての返送要求を受信したときに前記親機に返送データを送信する応答部を有し、
    前記応答部は、一定期間を2 n 個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、
    前記親機は、前記返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記返送データを取得する取得部を有し、
    前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、
    前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の前記応答部のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、
    前記取得部は、一度に取得する前記返送データのビット数の情報を含んだ前記返送要求を送信するように構成されており、
    前記応答部は、前記返送要求を受信する度に、当該返送要求に含まれる前記ビット数の情報に従って前記一定期間を2 n 個の前記スロットに分割し、前記返送データをnビット分送信するように構成されている
    ことを特徴とする通信端末。
  9. 親機から送信される自身宛ての返送要求を受信したときに前記親機に返送データを送信する応答部を有し、
    前記応答部は、一定期間を2 n 個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、
    前記親機は、前記返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記返送データを取得する取得部を有し、
    前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、
    前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の前記応答部のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、
    前記応答部は、前記返送データの全ビット分をパルス位置変調方式以外の方式で一度に送信する一括信号を、前記PPM信号に付加して送信するように構成されており、
    前記取得部は、前記一括信号を正常に受信できた場合には、当該一括信号にて前記返送データを取得するように構成されている
    ことを特徴とする通信端末。
  10. 親機から送信される自身宛ての返送要求を受信したときに前記親機に返送データを送信する応答部を有し、
    前記応答部は、一定期間を2 n 個に分割したスロットのいずれか1つにパルスを含むPPM信号を前記親機に送信し、前記PPM信号においてパルスが存在する前記スロットの位置によってnビットのデータを伝達するパルス位置変調方式によって、前記返送データを送信するように構成されており、
    前記親機は、前記返送要求を送信し、当該返送要求への応答として前記返送データを取得する取得部を有し、
    前記応答部は、前記返送データを1ビットまたは複数ビットずつに分割して前記返送要求を受信する度に送信するように構成されており、
    前記取得部は、前記返送データを全ビット分取得するまで前記返送要求を複数回繰り返して送信し、複数個の前記スロットにパルスが存在する前記PPM信号を受信した場合、特定のスロットにパルスが存在する前記PPM信号の送信元の前記応答部のみを対象として、残りの前記返送要求に対し前記返送データを送信させるように構成されており、
    前記取得部は、前記複数回のうち初回の前記返送要求と2回目以降の前記返送要求とを前記応答部にて区別可能な形態で送信するように構成されており、
    前記応答部は、前記親機から初回の前記返送要求を受信することなく2回目以降の前記返送要求を受信した場合には前記返送データを送信しないように構成されている
    ことを特徴とする通信端末。
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