JP6171206B1 - 浴室の改装用防水床の施工法 - Google Patents

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【課題】工期、騒音に優れ、臭気も少なく、意匠性に富み、コストも低廉なものである改装用防水床の施工法を提供する。【解決手段】洗い場床となる平坦部及び前記平坦部に連なる側壁部とを有し、これら平坦部及び側壁部には、既設浴室の排水口に対応する部位に連なる方形の切欠き部が設けられ、前記切欠き部には排水枡を形成するように排水口に合わせて3面からなる平面視コ字状の排水枡用立壁が形成され、平坦部の切欠き部には目皿を載置する受け部が形成されている浴室の改装用防水床の施工法であり、前記洗い場床となる平坦部及び側壁部は、主剤と硬化剤の組合せで専用の機械にて別々に加温しながらホース圧送してホース先端にて混合、攪拌して吹付けにより成形品としたウレタン成形シートを表面仕上げ材としてコンクリート下地に接着剤で貼付けて形成し、排水枡用立壁はウレタン成形シートによる型材の内側にウレタン樹脂を充填して既設コンクリートの切欠き部分を狭めるものとして形成する。【選択図】 図1

Description

本発明は、浴室の改装用防水床の施工法に関する。
図13、図14は在来工法によりマンション、一般住宅等に設置された浴室の一例を示すもので、浴室1はコンクリート製の建築物躯体2をコンクリート防水下地7としてその上にアスファルト等による防水層3を形成するとともに、浴室の一画を浴槽載置場4とし、他方の一画にはタイル243を貼って洗い場5とし、壁6にもタイルを貼っている。
図中14は既設浴槽、44は浴槽14の排水口で、浴槽載置場4に形成した4個の浴槽架台8上に載置・固定される。
浴室の改修や改装は、浴室内の湯水栓、ガス栓、換気扇等の末端機器を外し、既設浴槽14を除き、排水口、点検口、ドア、額縁、沓摺り等を外し、床面、壁のタイルのはつり作業(削る作業)及びモルタルのはつり作業を行った後、再び、床面、壁、沓摺り裏面、排水口周囲の防水工事を行い、床にモルタルとともにタイルを貼り、壁にタイルを貼り、新しい浴槽を設置して浴室を復元させる。
この他にも周りの壁・天井・床が一体になっている風呂であるユニットバスに交換する方法、塗料による再塗装を行う方法、既存の壁面および天井面に、陶磁器製、ガラス製のセラミックスのタイルや、FRP製パネルなどの硬質樹脂製パネルなどを接着剤で新たに貼設する方法などある。
また、下記特許文献は既設浴室の洗い場の床に適用して設置する防水床成形品として提案されたもので、図12に示すように、改装用防水床は表面模様入りのFRP一体成形品で、洗い場床となる平板部27及び前記平板部27の長手方向の一辺と略直角に連なる下降する側壁部28とを有し、前記平板部27及び側壁部28には、既設浴室の排水口11に対応する部位にそれぞれ互いに連なる方形の切欠き29が設けられ、前記切欠き部には排水枡を形成するように浴室の排水口11に合わせて3面からなる平面視コ字状の排水枡用立壁31,31a,31bが形成され、平板部の切欠き部には目皿26を載置する受け部30が形成されている。
特開2000−116563号公報
この特許文献1では、防水床45を洗い場床面上に配置し、エポキシ樹脂系接着剤等の接着剤を用いてこれを床面に接着させる。接着剤が硬化した後、貼り付けた防水床45の周囲および防水床45の排水枡用立壁31,31a,31bとモルタル(防水下地)との間に、ガラス繊維、ガラスマット、サーフェイスマット等の補強材及び接着剤(高引火点防水用樹脂等)を用いるFRPライニング工法により防水層を形成させ、浴室の排水口11(図13参照)を除く浴室床全面の防水を完成させる。
前記タイルのはつり作業(削る作業)及びモルタルのはつり作業を行った後、再び、床面、壁、沓摺り裏面、排水口周囲の防水工事を行い、床にモルタルとともにタイルを貼り、壁にタイルを貼り、新しい浴槽を設置して浴室を復元させる従来の改修方法では、作業が煩雑で改修に時間がかかり、排水口周囲は美観に欠ける問題があった。
また、ユニットバスによる交換は高額であり、再塗装は、強い臭気が発生し、作業者や周辺住民への健康被害を及ぼすおそれがある。
また、陶磁器製、ガラス製のセラミックスのタイルによる改修は、数多くのタイルを壁面に貼り付ける必要があり、施工に長時間を要する上に目地の形成などに高度の技術を要する。
また、FRP製パネルは、硬いため、切断を丸鋸等で行う必要があり、騒音を発生するため、集合住宅、病院等で使用するには不向きであり、また、柔軟性に乏しいため、被着体面の不陸に対して追従性が悪く、接着し難い、という問題がある。また、タイルやFRP製パネルでは、冬場には表面温度が低くなり易いという問題は解決し得ない。
前記特許文献1による表面模様入りのFRP一体成形品の改装用防水床を用いる改修方法でもユニットバスによる改修方法と同様で、金型を用いる成形品であるため設置する浴室は寸法が限定されたものとなり、汎用性に乏しい。また、寸法合わせに切断等の加工をおこなう必要が生じた場合は前記FRP製パネルの貼り付けと同様の騒音を発生などの問題がある。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、工期、騒音に優れ、臭気も少なく、意匠性に富み、コストも低廉である浴室の改装用防水床の施工法を提供することにある。
前記目的を達成するため請求項1記載の本発明は、洗い場床となる平坦部及び前記平坦部に連なる側壁部とを有し、これら平坦部及び側壁部には、既設浴室の排水口に対応する部位に連なる方形の切欠き部が設けられ、前記切欠き部には排水枡を形成するように排水口に合わせて3面からなる平面視コ字状の排水枡用立壁が形成され、平坦部の切欠き部には目皿を載置する受け部が形成されている浴室の改装用防水床の施工法であり、前記洗い場床となる平坦部及び側壁部は、主剤と硬化剤の組合せで専用の機械にて別々に加温しながらホース圧送してホース先端にて混合、攪拌して吹付けにより成形品としたウレタン成形シートを表面仕上げ材としてコンクリート防水下地に接着剤で貼付けて形成し、排水枡用立壁はウレタン成形シートによる型材の内側にウレタン樹脂を充填して既設コンクリートの切欠き部分を狭めるものとして形成することを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、洗い場床となる平坦部及び側壁部は主剤と硬化剤の組合せで専用の機械にて別々に加温しながらホース圧送してホース先端にて混合、攪拌して吹付けにより成形品としたウレタンシートをコンクリート下地に接着材で貼り付けてなるもので、不陸等にも簡単に対応でき、シートによる成形品と現場で塗る不定形品である接着材とが一体化できるものとなり、水密性を上げることができる。
本発明はウレタン塗膜防水を行なうものであり、従来のウレタン塗膜防水は現場での吹付施工によるものであったが、他方、液状材料を塗布するため、水平に広がりやすく、下地面に不陸があると均一な厚みに施工できず、膜厚の確保が難しい短所があった。また、2液を現場で撹拌混合するために、撹拌混合が不十分であると未硬化など品質にバラツキを生じる短所もあった。
本発明は樹脂防水シートを製造して、現場で貼り合わせるので安定した品質確保のための準備ができ、更に、現場周囲への飛散防止用の養生、硬化を待つ養生期間など、現場作業を大幅に軽減できる効果がある。
また、前期接着剤は、手塗りでありながら、数時間で指触乾燥(タックフリー)となる硬化性を有する。硬化が速いことで浴室防水改修を速成で行うことが出きる。しかも、労働安全衛生法の特定化学物質であるTDIやMOCAを全く含まないものを使用することで、現場でこれらを取扱う作業者や居住者の健康への影響も低減される。
これに加えてシートおよび硬化後接着材の物性は浴室での対温水性も良好であり、耐久性も高い。
また、既存の浴室排水溝を用途に応じて小さくしたり、段差位置を変えたりする場合の方法として、本発明はウレタン成形シートによる型材の内側にウレタン樹脂を充填して既設コンクリートの切欠き部分を狭めるものとしたので、複雑な形状も事前に型取りしているので精度のよいものとなり、型材としてのウレタン成形シートと充填する純粋なウレタンであるウレタン樹とが一体化し、既存下地、ウレタン型材との付着力に優れ、肌別れしない。また、複雑な形状も事前に型取りしているので精度のよいものとなる。
なお、モルタルで行う既存の工法と比べた場合、モルタルは速硬性のモルタルがあるが普通モルタルは硬化時間と仕上げまでの乾燥時間が必要であり、速硬性モルタルは硬化時間は短縮出来るが共に充填部分の境目の肌別れ、複雑な形状は補修作業が生じる等品質、精度的に限界が生じる。本発明によれば、これらの問題をウレタン成形シートによる型材で解決できる。
請求項2記載の本発明は、表面仕上げ材としてのウレタン成形シートは、排水口周囲のウレタン成形シートを型材としてその内側にウレタン樹脂を充填した部分の上にも延設させることを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、表面仕上げ材としてのウレタン成形シートをこの排水口周囲のウレタン成形シートを型材としてその内側にウレタン樹脂を充填した部分の上にも延設させることで、ウレタン相互で固めて一体的なものとすることができる。
請求項3記載の本発明は、目皿を載置する受け部はウレタン成形シートによる型材に段部として形成することを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、目皿を載置する受け部を形成するのにウレタン成形シートにこれを予め形作ることで、施工の簡素化、合理化を図ることができる。
以上述べたように本発明の浴室の改装用防水床の施工法は、工期、騒音に優れ、臭気も少なく、意匠性に富み、コストも低廉なものである。
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の浴室の改装用防水床の施工法の1実施形態を示す平面図、図2は同上要部の拡大平面図、図3は要部の拡大断面図で、既設浴室の構造は前記のごとく図13、図14に示すものである。
対象となる浴室1はコンクリート製の建築物躯体2上に防水層を形成するとともに、浴室の一画を浴槽載置場4とし、他方の一画は洗い場5とし、壁6にも防水を施す。図中19は入口、13は窓を示す。
浴室の改装施工の手順としては、既存不要物の撤去から始まり、図示は省略するが、浴室内の湯水栓、ガス栓、換気扇等の末端機器を外し、浴槽14を除き、排水口、点検口、ドア、額縁、沓摺り等を外す。
次いで、清掃、下地補修等として、床面、壁のタイルのはつり作業(削る作業)及びモルタルのはつり作業を行った後、コンクリートスラブ、コンクリート壁などのコンクリート防水下地7を露出させる。
前記建築物躯体2にはモルタルまたはコンクリートにより浴槽載置場4は平坦部の上に4個の浴槽架台8が形成され、また、洗い場5となる部分はモルタルまたはコンクリートにより平坦部9及び前記平坦部9に連なる側壁部10として形成され、また、前記浴槽載置場4とこの側壁部10の間は溝12が形成され、この溝12に連なるものとして浴槽載置場4側と洗い場5側の両方に切欠き部15、16が形成されている。
また、これら切欠き部16にはそれぞれ排水口18が形成されている。排水口17はバスタブの排水口で、これに切欠き部15が対応してバスタブの排水を受ける。
本発明はこのような浴室のコンクリート防水下地7にウレタンの塗膜防水を施し、かつ、前記切欠き部16には排水枡を形成するように排水口18に合わせて3面からなる平面視コ字状の排水枡用立壁を形成するものであり、その際、既設のコンクリートの前記切欠き部16を狭めて適切な大きさの排水枡を形成するようにするものである。
図8は前記洗い場5となる平坦部9を中心にウレタンの塗膜防水を施す本発明の概要を示す説明図であるが、シート型取り(図示せず)を行い、コンクリート防水下地7の上にプライマー20を塗布し、さらにその上に接着剤21を塗布した後、成形品としたウレタンシート22を貼付ける。
なお、全体の施工手順は排水口(ドレイン)18の周囲部分を先に行い、次いで浴槽載置場4、洗い場5の施工となる。
前記プライマー20は、JIS硬度A50、抗張力50kg/cm2、伸び700%程度の比較的軟らかいウレタンエラストマーからなる。
ウレタンシート22は、これを形成するウレタン防水剤は、水酸基を2個以上有するPPGの水酸基当量に対して、過剰な当量比のジフェニルメタンジイソシアネート(以下、「MDI」と略すこともある。)を混合し、加熱、攪拌することにより反応させて得られた、イソシアネート基を2個以上有するMDI系プレポリマーに可塑剤を加えた主材と、アミノ基を2個以上有するDETDAやジェファーミン等のアミン、水酸基を2個以上有するPPG、可塑剤、老化防止剤および反応触媒を配合した硬化材とからなり、これらに可塑剤を加えて混練した顔料とを予め混合し、専用の機械にて加温しながら、ホース圧送してホース先端にて混合、攪拌して凹状型枠に吹きつけて成形した。
ウレタンシート22の材料であるウレタン防水剤として、例えば、ユープレックス株式会社の「コスミックRIM S100、S200」が好適である。
また、凹状型枠の底に凹凸模様を形成しておけば、ウレタンシート22の表面に梨地のように細かなもの、波のようなうねり模様、溜まった水を掃き出し易い模様や、滑りにくい模様、撥水性を発揮できる模様、蒸発を促す模様など従来からある各種機能の凹凸模様や、単に装飾を目的とした模様などを形成してウレタンシート22を表面仕上げ材としての製品とすることができる。
さらに、ウレタンシート22の成形に際しては、前記凹状型枠内部に離型剤を塗り、その後、内部にトップコート剤を塗装し、トップコート層を形成し、続いて、トップコート層が乾いたならば、トップコート層の表面に、前記ウレタン防水剤を吹き付けるようにすれば、トップコート層が一体成形したウレタンシート22を得ることができる。
ここで使用するトップコート剤は、使用時にウレタン防水剤の経年劣化を防止することを主な機能として、例えば紫外線防止機能を有する材料(例えば、ユープレックス株式会社の「コスミック・トップUV」)を使用する。また、トップコート層の色や平面模様も自由に形成することもできる。
ウレタンシート22の物性を下記表1に示す。(ウレタンシート22をリムシートと称する。)
Figure 0006171206
接着剤21は、耐水および耐温水性を有するに2成分型ポリウレタン樹脂であり、水酸基を2個以上有する水酸基当量500以上のポリプロピレングリコール「PPG」と水酸基を2個以上有する短鎖の多価アルコールとをイソシアネート基/水酸基=1.9〜2.1さらに1.95〜2.05の当量インデックスで反応させて生成したイソシアネートプレポリマー(主剤)と、アミノ基を2個以上有するジエチルトルエンジアミン(DETDA)および水酸基を2個以上有する水酸基当量500以上のポリプロピレングリコール「PPG」もしくは、ポリプロピレングリコールの水酸基をアミノ化したジェファーミンを少なくても含有してなる(硬化剤)を、主剤イソシアネート基/(硬化剤のアミノ基+水酸基)=1.0〜1.3さらに1.1〜1.2の当量比で混合攪拌して得られる。
接着剤21は、特定化学物質であるTDIやMOCAを使用しないものであり、労働安全衛生法の特定化学物質を全く含まないので、製造工程や土木建築現場でこれらを取扱う作業者の健康への影響も低減される。
図中23は断面直角三角形のシール材であり、壁面と床面のウレタンシート22の端部の突合せによる隅角部にウレタンシート22と同じ材質の二液型ポリウレタン樹脂の成形品である断面直角三角形のシール材23を、直角からの面を各ウレタンシート22への接着面として貼り込んだ。
床・立ち上がり、立ち上がりの入隅はコーナーアングル材で納めることも可能であるが、汚れが溜まりやすい等の欠点がある。これを面取り状にし、入隅に汚れを溜めなくする方法としては現場打ちシールがあるが厚みの確保、配合、下地処理等技能を要求される部分が多い。
これを予めウレタンシート22と同等な高性能なウレタンで断面直角三角形のシール材23を成型し専用の接着剤で接着させることにより容易に防水機能と施工性の向上(硬化時間は不要)につなげることができる。
また、ウレタンシート22はこれを壁6の防水としても用いることができ、図示の例では出巾木25の場合であり、ウレタンシート22の端部は折り曲げて出巾木25の上面に被せるが、その上をウレタンシール材24で押さえる。
次に、排水口(ドレイン)18の周囲部分の施工について説明する。これは既存の浴室排水溝を用途に応じて小さくしたり、段差位置を変えたりするもので、図5、図6に示すように、既存の切欠き部16の表面にプライマー処理32を施し、ウレタン成形シートによる型材33を既存の切欠き部16の表面より離間させて設置する。
該ウレタン成形シートによる型材33の成形材料としては、前記ウレタンシート22と同じ材料を用いることができ、また、該型材33の上部内側には目皿(グレーチング)37を載置する受け部36を段部として形成しておく。
ウレタン成形シートによる型材33は排水枡用立壁を構成するものであり、その内側にウレタン樹脂34を充填して一体化し、これらで既設コンクリートの切欠き部16を狭める。
ウレタン成形シートによる型材33の形状については、外向きフランジを有するコ字形や図7に示すように枡形の矩形、円形なども使用できる。
前記充填するウレタン樹脂34には前記接着剤21と同じ材料が使用できる。
なお、ウレタン樹脂34を充填するに際しては、型材33の変形を防止するためアクリル板等による変形防止枠35で型材33の内側を抑えるようにすればよい。変形防止枠35には透明材料を使用すればウレタン樹脂34の充填状況を目視できるものとなる。
また、図5にウレタン成形シートによる型材33にコ字形のものを使用した場合に、妻側端部が開放されたものとなるが、前記変形防止枠35を型枠として配置することもでき、もしくはコ字形のウレタン成形シートによる型材33の端部をさらに折り曲げて外向きフランジとし、この部分で閉塞するようにしてもよい。
また、このように排水口(ドレイン)18の周囲部分を先に行い、次いで浴槽載置場4や洗い場5の防水施工を行なうが、洗い場5の表面仕上げ材としてのウレタンシート22は、前記排水口周囲のウレタンシートを型材33やその内側のウレタン樹脂34の上にも延設させて貼ることができる。
防水施工の後で、浴槽38を搬入して設置するが、図11に示すように、壁6のウレタンシート22に対しては、断面直角三角形のシール材23をもって浴槽38のバスタブ39との取り合いを行い、また、図10に示すように天井40にもウレタンシート22をもって防水を施す場合は、壁6のウレタンシート22に対してはこの天井40のウレタンシート22と断面直角三角形のシール材23をもって接合を行なう。
図9は沓摺り部分を示すもので、沓摺41の上にはノンスリップタイプのウレタン成形シート22を貼り、これをウレタンシート22と接合させるのにも断面直角三角形のシール材23をもって接合を行なうことができる。
本発明の浴室の改装用防水床の施工法の1実施形態を示す平面図である。 本発明の浴室の改装用防水床の施工法の1実施形態を示す要部の拡大平面図である。 本発明の浴室の改装用防水床の施工法の1実施形態を示す要部の拡大断面図である。 本発明の浴室の改装用防水床の施工法の排水枡部分の拡大断面図である。 本発明の浴室の改装用防水床の施工法の排水枡部分の斜視図である。 本発明の浴室の改装用防水床の施工法の排水枡部分の説明図である。 ウレタン成形シートによる型材の他例を示す斜視図である。 本発明の浴室の改装用防水床の施工法の洗い場および壁部分の斜視図である。 本発明の浴室の改装用防水床の施工法の沓摺り部分の断面図である。 本発明の浴室の改装用防水床の施工法での壁・天井部分の斜視図である。 本発明の浴室の改装用防水床の施工法での壁・浴槽部分の取り合いを示す斜視図である。 従来例を示す斜視図である。 浴室の一例を示す平面図である。 浴室の一例を示す断面図である。
1…浴室 2…建築物躯体
3…防水層 4…浴槽載置場
5…洗い場 6…壁
7…コンクリート防水下地
8…浴槽架台 9…平坦部
10…側壁部 11…浴室の排水口
12…溝 13…窓
14…既設浴槽 15、16…切欠き部
17、18…排水口 19…入口
20…プライマー 21…接着剤
22…ウレタンシート 23…断面直角三角形のシール材
24…ウレタンシール材
25…出巾木 26…目皿
27…平板部 28…側壁部
29…切欠き 30…受け部
31,31a,31b…排水枡用立壁
32…プライマー処理
33…ウレタン成形シートによる型材
34…ウレタン樹脂 35…変形防止枠
36…受け部 37…目皿(グレーチング)
38…浴槽 39…バスタブ
40…天井 41…沓摺
42…ノンスリップタイプのウレタン成形シート
43…タイル 44…排水口
45…防水床

Claims (3)

  1. 洗い場床となる平坦部及び前記平坦部に連なる側壁部とを有し、これら平坦部及び側壁部には、既設浴室の排水口に対応する部位に連なる方形の切欠き部が設けられ、前記切欠き部には排水枡を形成するように排水口に合わせて3面からなる平面視コ字状の排水枡用立壁が形成され、平坦部の切欠き部には目皿を載置する受け部が形成されている浴室の改装用防水床の施工法であり、
    前記洗い場床となる平坦部及び側壁部は、主剤と硬化剤の組合せで専用の機械にて別々に加温しながらホース圧送してホース先端にて混合、攪拌して吹付けにより成形品としたウレタン成形シートを表面仕上げ材としてコンクリート防水下地に接着剤で貼付けて形成し、
    排水枡用立壁はウレタン成形シートによる型材の内側にウレタン樹脂を充填して既設コンクリートの切欠き部分を狭めるものとして形成することを特徴とした浴室の改装用防水床の施工法。
  2. 表面仕上げ材としてのウレタン成形シートは、排水口周囲のウレタン成形シートを型材としてその内側にウレタン樹脂を充填した部分の上にも延設させる請求項1記載の浴室の改装用防水床の施工法。
  3. 目皿を載置する受け部はウレタン成形シートによる型材に段部として形成する請求項1または請求項2記載の浴室の改装用防水床の施工法。
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