JP6170892B2 - 旋回体上にベッセルを載置する不整地運搬車 - Google Patents
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Description
1.不整地運搬車
図1は本発明の一実施形態に係る不整地運搬車の側面図、図2はその上面図、図3は正面図である。なお、本願明細書では、図1における左右を不整地運搬車の前後とする。
2.油圧回路システム
図4は、本実施形態に係る不整地運搬車が備える油圧回路システムの回路図である。油圧回路システム15は、走行回路16、パイロット回路17、アクチュエータ回路18、エンジンユニット46、制御装置50等を備えている。
エンジンユニット46は、エンジン34及びラジエータ35を備えている。図4に示すように、エンジン34は、シャフト37やカップリング等を介して両傾転ポンプ(HSTポンプ)19a,19b、パイロットポンプ26及びアクチュエータポンプ27に連結している。エンジン34は、エンジン回転数を測定するエンジン回転数測定部(不図示)を備えている。
走行回路16は両傾転ポンプ19a,19bを備えている。両傾転ポンプ19a,19bは、一対の入出力ポートを持つ両傾転斜板機構、及び両傾転斜板の傾斜角を調整するレギュレータを備えており、不図示の走行操作装置の操作により生成されるパイロット圧がこのレギュレータに供給されることで、圧油の吸入及び吐出の方向と吐出流量が制御されるように構成されている。両傾転ポンプ19a,19bは可変容量型の油圧ポンプであり、エンジン34により駆動される。両傾転ポンプ19aと油圧モータ8aは管路52a,52bにより接続し、閉回路を構成している。同様に、両傾転ポンプ19bと油圧モータ8bは管路53a,53bにより接続し、閉回路を構成している。なお、油圧モータ8a,8bは、走行装置2の左右の油圧モータ8に相当する。
パイロット回路17は、パイロットポンプ26、電磁切換弁33、パイロット操作装置24,25、吐出管路38、リリーフ弁28a、リリーフ管路43及び暖機装置30a等を備えている。
アクチュエータ回路18は、アクチュエータポンプ27、コントロールバルブ22,23、ベッセルシリンダ(アクチュエータ)20、旋回モータ(アクチュエータ)21、吐出管路42、リリーフ弁(第2のリリーフ弁)28b、リリーフ管路(第2のリリーフ管路)44、暖機装置(第2の暖機装置)30b及びオイルクーラ31等を備えている。
制御装置50はエンジン冷却水温度又は作動油温の少なくとも一方が各設定温度以下であり、ロックレバー45がロック位置にあること及びエンジン34の回転数が設定回転数(アイドル回転数又はその付近で設定した回転数)以下であること全てを満たすことを条件として暖機装置30a,30bに暖機運転を指示する信号を出力するように構成されている。本実施形態では、上述の条件を暖機条件と言う。
本実施形態に係る不整地運搬車の動作について説明する。
走行操作装置(不図示)を操作すると、その操作に応じて生成されるパイロット圧により両傾転ポンプ19a,19bの斜板の傾転角が制御されて両傾転ポンプ19a,19bからの圧油の吐出方向及び流量が制御される。両傾転ポンプ19a,19bから吐出された圧油は油圧モータ8a,8bに供給される。油圧モータ8a,8bは圧油の供給方向及び供給流量に応じた回転方向及び回転速度で駆動される。これにより、走行操作装置の操作に応じた進行方向及び速度で不整地運搬車1が走行する。
パイロット操作装置24の操作レバー24cを操作すると、操作量に応じたパイロット圧が操作方向に応じてコントロールバルブ22の受圧部22a又は受圧部22bに作用し、コントロールバルブ22が中立位置から駆動される。これにより、アクチュエータポンプ27からの圧油が、コントロールバルブ22で方向及び流量を制御されて旋回モータ21に供給され、圧油の供給方向及び供給流量に応じた回転方向及び速度で旋回モータ21が駆動される。これにより、走行装置2に対して、パイロット操作装置24の操作に応じた方向及び速度で旋回体4が旋回する。
パイロット操作装置25の操作レバー25cを操作すると、操作量に応じたパイロット圧が操作方向に応じてコントロールバルブ23の受圧部23a又は受圧部23bに作用し、コントロールバルブ23が中立位置から駆動される。これにより、アクチュエータポンプ27からの圧油が、コントロールバルブ23で方向及び流量を制御されてベッセルシリンダ20に供給され、圧油の供給方向及び供給流量に応じた回転方向及び速度でベッセルシリンダ20が駆動される。これにより、パイロット操作装置25の操作に応じた方向及び速度でベッセル13が昇降する。
上述のように、本実施形態に係る不整地運搬車1では、暖機条件を満たす場合に制御装置50からの信号に応じて暖機運転が実行される。図5は制御装置50による暖機運転の実行手順を示すフローチャートである。以下、図5を参照して、暖機運転の実行手順について説明する。
(1)本実施形態によれば、パイロットポンプ26及びアクチュエータポンプ27の吐出管路38及び42を暖機装置30a及び30bで遮断してリリーフ弁28a及び28bを作動させることで、エンジン34に積極的に負荷をかけることができる。これにより、効率的にエンジン34を暖機することができ、ひいてはエンジン冷却水の温度も効率的に設定温度まで上げることができる。また、昇圧により作動油温度も効率的に設定温度まで上げることができる。
図6は本発明の参考例に係る不整地運搬車が備える油圧回路システムの回路図である。図6において、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。図6に示すように、本参考例に係る油圧回路システム115は暖機装置30bを省略した点で第1実施形態に係る油圧回路システム15と異なる。その他の構成は上記実施形態と同様である。
以上においては、ロックレバー45がロック位置にあってエンジン回転数が設定回転数以下であることを前提として、エンジン冷却水と作動油の少なくとも一方が各設定温度以下である場合を暖機条件として例示したが、暖機条件は取捨選択が可能である。例えば、ロックレバー45がロック位置にあることを暖機条件から除外しても良い。この場合、暖機装置30bのみを作動させることで、不整地運搬車1を操作しつつ暖機運転を継続することができるため、暖機が不十分な段階で暖機運転が中止されエンジンに負荷がかかることを回避することができる。また、暖機運転の実行中に走行等したいような場合に対しても対応することができる。
34 エンジン
19a,19b 両傾転ポンプ(第1,第2の両傾転ポンプ)
8 油圧モータ(第1,第2の走行用油圧モータ)
29 作動油タンク
20,21 アクチュエータ
22,23 コントロールバルブ(第1,第2のコントロールバルブ)
26 パイロットポンプ
27 アクチュエータポンプ
24,25 パイロット操作装置(第1,第2のパイロット操作装置)
38,42 吐出管路
43 リリーフ管路(第1のリリーフ管路)
44 第2のリリーフ管路
28a リリーフ弁(第1のリリーフ弁)
28b 第2のリリーフ弁
30a 第1の切換弁
30b 第2の切換弁
45 ロックレバー
50 制御装置
Claims (4)
- 走行装置と、
前記走行装置の上部に設けられ、前記走行装置に対して旋回可能に支持された旋回体と、
前記旋回体の前側に設けられた運転室と、
前記旋回体の前記運転室の後側に設けられたパワーユニットと、
前記旋回体の前記パワーユニットの後側に設けられたベッセルと、
エンジンと、
前記エンジンにより駆動される第1及び第2の両傾転ポンプと、
前記第1の両傾転ポンプと閉回路で接続された第1の走行用油圧モータと、
前記第2の両傾転ポンプと閉回路で接続された第2の走行用油圧モータと、
作動油タンクと、
前記旋回体を旋回させる旋回モータと、
前記ベッセルを昇降させるベッセルシリンダと、
前記エンジンにより駆動され、前記作動油タンクの作動油を圧油として吐出し、前記ベッセルシリンダ及び前記旋回モータに供給するアクチュエータポンプと、
前記旋回モータに供給する圧油の流れを制御する第1のコントロールバルブと、
前記ベッセルシリンダに供給する圧油の流れを制御する第2のコントロールバルブと、
前記エンジンにより駆動され、前記作動油タンクの作動油を圧油として吐出するパイロットポンプと、
前記パイロットポンプからの圧油の流れを制御して前記第1のコントロールバルブに対するパイロット圧を生成する第1のパイロット操作装置と、
前記パイロットポンプからの圧油の流れを制御して前記第2のコントロールバルブに対するパイロット圧を生成する第2のパイロット操作装置と、
前記運転室に設けられ、引き上げた状態のロック位置と倒した状態の作業位置とに切り換え可能に構成されたロックレバーと、
前記ロックレバーが前記ロック位置にあるときは前記パイロットポンプの吐出管路を遮断する位置にあり、前記ロックレバーが前記作業位置にあるときは前記パイロットポンプの吐出管路を開通する位置にあるロック弁と
を備えた不整地運搬車において、
前記パイロットポンプの吐出管路及び前記作動油タンクを接続する第1のリリーフ管路と、
前記第1のリリーフ管路に設けた第1のリリーフ弁と、
前記パイロットポンプの吐出管路の前記ロック弁の前記圧油の流れ方向の上流側かつ前記第1のリリーフ管路の分岐位置の前記圧油の流れ方向の下流側に設けられ、前記パイロットポンプの吐出管路を遮断する遮断位置に切り換わり、該吐出管路の圧力を前記第1のリリーフ弁によるリリーフ圧まで昇圧させる第1の切換弁と、
前記アクチュエータポンプの吐出管路及び前記作動油タンクを接続する第2のリリーフ管路と、
前記第2のリリーフ管路に設けた第2のリリーフ弁と、
前記アクチュエータポンプの吐出管路の前記第2のリリーフ弁の前記圧油の流れ方向の下流側に設けられ、前記アクチュエータポンプの吐出管路を遮断する遮断位置に切り換わり、該吐出管路の圧力を前記第2のリリーフ弁によるリリーフ圧まで昇圧させる第2の切換弁と、
エンジン冷却水温度又は作動油温の少なくとも一方が各設定温度以下であることを条件として前記第1及び第2の切換弁に前記パイロットポンプ及び前記アクチュエータポンプの吐出管路の遮断を指示する信号を出力する制御装置と
を備えたことを特徴とする不整地運搬車。 - 請求項1に記載の不整地運搬車において、
前記制御装置は、前記条件を満たし、かつ前記ロックレバーが前記ロック位置にある場合に、前記第1及び第2の切換弁に前記パイロットポンプ及び前記アクチュエータポンプの吐出管路の遮断を指示する信号を出力することを特徴とする不整地運搬車。 - 請求項1に記載の不整地運搬車において、
前記パイロットポンプ及び前記アクチュエータポンプはギヤポンプであることを特徴とする不整地運搬車。 - 請求項1に記載の不整地運搬車において、
前記アクチュエータポンプは、前記パイロットポンプと同じ容量であることを特徴とする不整地運搬車。
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