JP6170426B2 - スクロール型圧縮機構 - Google Patents
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Description
第1、第2スクロール(21、22)のうち、少なくとも一方の基板部(21a、22a)および歯部(21b、22b)は、互いに別部材で形成されており、別部材で形成された基板部を専用基板部(21a)とし、別部材で形成された歯部を専用歯部(21b)としたときに、
専用基板部(21a)には、専用歯部(21b)の軸方向一端側が嵌め込まれる渦巻き状の溝部(21d)が設けられており、溝部(21d)に嵌め込まれた専用歯部(21b)は、軸方向他端側が他方のスクロール(22)の基板部(22a)に当接していることによって、第1スクロール(21)の回転軸の軸方向への変位が規制されており、さらに、専用歯部(21b)は、少なくとも一部が繊維強化樹脂で形成されており、専用歯部(21b)は、作動室(V)内の圧力が上昇した際に、少なくとも一部が溝部(21d)の内部で回転軸の径方向へ変位可能に溝部(21d)に嵌めこまれていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明では、平板状の基板部(21a、22a)、および基板部(21a、22a)から突出する渦巻き状の歯部(21b、22b)を有する一対の第1、第2スクロール(21、22)を備え、第1、第2スクロール(21、22)の歯部(21b、22b)同士を噛み合わせた状態で、第1スクロール(21)を第2スクロール(22)に対して旋回させることによって、歯部(21b、22b)同士の間に形成される作動室(V)の容積を変化させるスクロール型圧縮機構であって、
第1、第2スクロール(21、22)のうち、少なくとも一方の基板部(21a、22a)および歯部(21b、22b)は、互いに別部材で形成されており、別部材で形成された基板部を専用基板部(21a)とし、別部材で形成された歯部を専用歯部(21b)としたときに、
専用基板部(21a)には、専用歯部(21b)の軸方向一端側が嵌め込まれる渦巻き状の溝部(21d)が設けられており、溝部(21d)に嵌め込まれた専用歯部(21b)は、軸方向他端側が他方のスクロール(22)の基板部(22a)に当接していることによって、第1スクロール(21)の回転軸の軸方向への変位が規制されており、さらに、専用歯部(21b)は、少なくとも一部が繊維強化樹脂で形成されており、専用歯部(21b)は、作動室(V)内の圧力を上昇させた際に、少なくとも一部が回転軸の径方向へ変位可能に溝部(21d)に嵌めこまれており、さらに、専用歯部(21b)は、渦巻きの中心側を巻き始めとしたときに、巻き始めから予め定めた角度の範囲が金属で形成されており、金属で形成された部位よりも巻き方向の外周側の部位が繊維強化樹脂で形成されていることを特徴とする。
これによれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
図1〜図3を用いて、本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態では、本発明に係るスクロール型圧縮機構20を圧縮機1に適用している。さらに、本実施形態の圧縮機1は、車両用空調装置にて車室内へ送風される送風空気の温度を調整する蒸気圧縮式の冷凍サイクルに適用されており、この冷凍サイクルにおいて冷媒を圧縮して吐出する機能を果たす。
第1実施形態では、可動側歯部21bの全体を繊維強化樹脂にて形成した例を説明したが、本実施形態では、図4の断面図に示すように、可動側歯部21bの一部を繊維強化樹脂にて形成し、残余の部分を可動側基板部21aと同種の金属で形成した例を説明する。
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
21 可動スクロール
21a 可動側基板部(専用基板部)
21b 可動側歯部(専用歯部)
21d 溝部
22 固定スクロール
22a 固定側基板部
22b 固定側歯部
V 作動室
Claims (5)
- 平板状の基板部(21a、22a)、および前記基板部(21a、22a)から突出する渦巻き状の歯部(21b、22b)を有する一対の第1、第2スクロール(21、22)を備え、
前記第1、第2スクロール(21、22)の前記歯部(21b、22b)同士を噛み合わせた状態で、前記第1スクロール(21)を前記第2スクロール(22)に対して旋回させることによって、前記歯部(21b、22b)同士の間に形成される作動室(V)の容積を変化させるスクロール型圧縮機構であって、
前記第1、第2スクロール(21、22)のうち、少なくとも一方の前記基板部(21a、22a)および前記歯部(21b、22b)は、互いに別部材で形成されており、
別部材で形成された前記基板部を専用基板部(21a)とし、別部材で形成された前記歯部を専用歯部(21b)としたときに、
前記専用基板部(21a)には、前記専用歯部(21b)の軸方向一端側が嵌め込まれる渦巻き状の溝部(21d)が設けられており、
前記溝部(21d)に嵌め込まれた前記専用歯部(21b)は、軸方向他端側が他方の前記スクロール(22)の前記基板部(22a)に当接していることによって、前記第1スクロール(21)の回転軸の軸方向への変位が規制されており、
さらに、前記専用歯部(21b)は、少なくとも一部が繊維強化樹脂で形成されており、
前記専用歯部(21b)は、前記作動室(V)内の圧力が上昇した際に、少なくとも一部が前記溝部(21d)の内部で前記回転軸の径方向へ変位可能に前記溝部(21d)に嵌めこまれていることを特徴とするスクロール型圧縮機構。 - 平板状の基板部(21a、22a)、および前記基板部(21a、22a)から突出する渦巻き状の歯部(21b、22b)を有する一対の第1、第2スクロール(21、22)を備え、
前記第1、第2スクロール(21、22)の前記歯部(21b、22b)同士を噛み合わせた状態で、前記第1スクロール(21)を前記第2スクロール(22)に対して旋回させることによって、前記歯部(21b、22b)同士の間に形成される作動室(V)の容積を変化させるスクロール型圧縮機構であって、
前記第1、第2スクロール(21、22)のうち、少なくとも一方の前記基板部(21a、22a)および前記歯部(21b、22b)は、互いに別部材で形成されており、
別部材で形成された前記基板部を専用基板部(21a)とし、別部材で形成された前記歯部を専用歯部(21b)としたときに、
前記専用基板部(21a)には、前記専用歯部(21b)の軸方向一端側が嵌め込まれる渦巻き状の溝部(21d)が設けられており、
前記溝部(21d)に嵌め込まれた前記専用歯部(21b)は、軸方向他端側が他方の前記スクロール(22)の前記基板部(22a)に当接していることによって、前記第1スクロール(21)の回転軸の軸方向への変位が規制されており、
さらに、前記専用歯部(21b)は、少なくとも一部が繊維強化樹脂で形成されており、
前記専用歯部(21b)は、前記作動室(V)内の圧力を上昇させた際に、少なくとも一部が前記回転軸の径方向へ変位可能に前記溝部(21d)に嵌めこまれており、
前記専用歯部(21b)は、渦巻きの中心側を巻き始めとしたときに、巻き始めから予め定めた角度の範囲が金属で形成されており、前記金属で形成された部位よりも巻き方向の外周側の部位が前記繊維強化樹脂で形成されていることを特徴とするスクロール型圧縮機構。 - 前記溝部(21d)の径方向の幅寸法(W)は、前記専用歯部(21b)の径方向の厚み寸法(T)よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスクロール型圧縮機構。
- 前記第1スクロール(21)の前記基板部(21a)および前記歯部(21b)は、互いに別部材で形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のスクロール型圧縮機構。
- 前記繊維強化樹脂は、炭素繊維およびフェノール樹脂からなるものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のスクロール型圧縮機構。
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